【人】 タカノ[ さいしょの約束は、果たされた――。 ] いや、まさか。 [ それは自室での呟きだ。 皆が知っている名前ひとつ、 漸く手に入れたという有様なのに、 音が、止まない。 あれだけいつも冷えている指先が、 熱を失わない。 でもその正体を、知ってはいけないという 警告音も確かに聞こえるのに、 冷静な判断力を失っていたのかもしれない。 ] (34) 2023/03/07(Tue) 3:07:25 |
【人】 タカノ[ 意識的に行っていたわけではない。 という言い訳を、させてほしい。 ] 顔、見に来た。 [ そして決して仕事を疎かにしては いないとも。 知りたかった。訪れるたび、 なにか一つでも、那岐を。 自然と、週に一度か二度だった 来店は、二日とおかず、という頻度に変わった。 ] (35) 2023/03/07(Tue) 3:08:01 |
【人】 タカノ こういうの、好き? [ そして、会話もまた。増やしたというか 気づいたら増えていたかな。 聞き役に徹することの多い彼から、 いくつでも、引き出さんと、饒舌に。 スマホの画面を見せながら問うた。 画面上には、地方へ赴いた際の景色や ついでに訪れた観光地のマスコット等。 実家の犬まで多岐に渡り。 ] ここ、気に入ってるんだ。小さな湖の近く。 夜は特に静かで、なーんもしないを やりにいく。 一時間ちょっと、バイク走らせて。 夏に行くと、ちょっと賑やかだけどね虫の音が。 [ 数少ないオフの日の事も、思いつくままに ――言うなれば、後先考えず 話した。 ] (36) 2023/03/07(Tue) 3:09:26 |
【人】 タカノ[ そうしていくつかの日を過ごした後。 トークアプリでの会話も、 いくつかあった。そのうちの一つ。 『休みの日、いつ?』 迷った後にやはり、追伸を。 『これは、どこか遊びに行かないかっていう 下心のある、質問です。』 送ったその日はそこそこ後悔したし もっと言葉の選びようがあったと 頭を抱える羽目になった。 普通に考えれば――。 ] (37) 2023/03/07(Tue) 3:09:55 |
【人】 タカノ[ そう、普通に考えれば 同性の友人の言葉としてなら なんの問題も、ないその言葉の先に ] ………俺 ヤバい奴だったのか [ あの日、燻って消えかけそうになっていた 思いの名を、知った。 ] キモいとか言われても、 ごめんねで済ませられないな もう。 [ だけれどどうしても、 知らないままのほうが良かったとは思えなくて。 ] これっきり、返事来なくなったら どうしよ [ ――その時は素知らぬ振りを、できるだろうか。 気さくな、よく来る常連客の顔なんか、 もう、覚えちゃいないってのに。 判断力、今頃戻ってきても、もう遅い。** ] (38) 2023/03/07(Tue) 3:10:41 |
タカノは、メモを貼った。 (a8) 2023/03/07(Tue) 3:13:26 |
【人】 タカノ[ いつだって、誰かのおすすめを。 そんな注文の仕方をしていた。 それは、通う頻度が変わっても、 多分変わらなかったと思う。ただ、 ] この前食べたピザ、美味しかったんだ 誰が作ったんだろう? [ 事前に『今から行きます』とか、 『20時頃に、行くね』とか。送れる日は送ったし 仕事の内容的に今なら寄れる、だとか思えば ふらりと、寄る日もあった。 君の手が空いていれば、なにか作ってと ごく自然に頼むこともあったけど、 近くにいたのが他の誰かでも、同じように 注文はしたし、迷惑になるほど長居はせずに さくっと帰宅することもあった。 ] (116) 2023/03/07(Tue) 17:07:32 |
【人】 タカノ そう、贅沢なんだよ。 その日何があったとかも、明日何があるとかも 何も考えないで、ぼんやりするんだ。 時々、ああ、鳥が飛び立っていったな 水が跳ねたな、魚かな とか その場で起きたことだけ、目の前を通り過ぎて 行く感じで。 [ 人のざわめきのない世界の良さを語る。 話している相手の後ろに、その景色を夢想しながら。 バイク、いいですね。>>55と彼が言う。 ] 乗ってみる?後ろ。 機会があれば。 [ それこそ、夢みたいなことを口にすることもあった。 二つ返事で了承されるようなことは、 ないだろう、と思ったゆえに、冗談の延長のように。 だからこそ、気軽にそう言えた。 ] (117) 2023/03/07(Tue) 17:07:48 |
【人】 タカノ[ 一日中、連絡を取り合わないと不安になる そんな人もいるらしい。話でしか聞いたことはないが。 彼とのやり取りは、増えたとしても、 一日一回程度じゃないだろうか。 今までも気づけば返事が来ている、 こちらも気づけば返事をする、負担にならない程度に。 会いたくなれば、行けば良いのだから。 送った後で、やっちまったと頭を抱え 現実を受け入れるため、もう一度 そのメッセージを読み直そうとしてスマホを手に取り ] (118) 2023/03/07(Tue) 17:08:03 |
【人】 タカノ ぅわっ [ 落とした。拾った。 メッセージの後方、相手がそれを確認したことが 読み取れる、既読の文字。 ] ごめんなさい。 [ その謝罪は、スマホに向けて。 ――ベッドサイドのチェスト上に、スマホを置き 床に正座し、という他人が見たら、 面白すぎる姿にて。 どれくらいそうしていたか。 ] ……え [ 答え、ぽひゅん、とちょっとマヌケな音が、 耳に届くまで。 ] (119) 2023/03/07(Tue) 17:08:34 |
【人】 タカノ えぇぇ………、いいの [ そのいくつかの候補、噛み合ったら どうするのだ。そんな気軽に、教えてしまって 全日抑えられたらどうするの。 迷いに迷って、そこから一時間くらいして ] 『ありがとう、調整する。』 [ とだけ返した。一時間も経てばリアルタイムな やり取りとは言えないだろうが、 それでも今までよりはずっと 早いレスポンスになっただろう。* ] (121) 2023/03/07(Tue) 17:09:26 |
【人】 タカノ―― 過日、玲羅先輩と ―― [ 指南してくださる先輩方の反応は様々。 笑う先輩、呆れる先輩、苦笑いを浮かべる先輩。 そんな感じだっただろうか。 真面目な顔して、 "ものすごく真剣に取り組んでいるのですが、向いてないですね" と言った事もあった。 ] そーね、リメイクされる程根強い人気の ある作品もあるしね。 [ 熱々のピザを頬張り>>2:486 カクテルを傾ける彼女の姿は、まさに ふくふくとした顔で笑う女性の理想像、そのもの だったように思える。 微笑ましい、愛らしい、そう思うのは嘘じゃない。 そういう姿を見るのは好きだ。 ] (122) 2023/03/07(Tue) 17:10:19 |
【人】 タカノ うん、俺が持っててもなかなか行けないし 出来たものは貰えるらしいし、 材料もあっちで用意してくれるみたいだから [ 半笑いに何かしらの反応があれば ] や、人に言うのは出来るくせになって 言うは易く行うは難し、を実感して (124) 2023/03/07(Tue) 17:11:10 |
【人】 タカノ 出来るといーね、デート。 [ そう返した。 自分と彼女の、この"多少"気心知れた友人の距離では 彼女の転機になった恋>>69の話や、 心無い自分勝手な欲望の塊から受けた仕打ち>>71 浴びた言葉>>73までは、知ることは出来なかったし 聞くこともきっとなかっただろう。 ただ十七歳、まだまだアイドルとしては 成長期。下世話なことを言えば、売り時であった 彼女がふつうの女の子>>0:11を選んだこと また今彼女はそのふつうの女の子として 彼女たちと同じように悩み、恋をしていること。 それらは知れる。知ればほんの少し、 声援ではなく、背を押せるなら、嬉しかった。 ] (125) 2023/03/07(Tue) 17:12:14 |
【人】 タカノ ええ、その方向で。 なにせもう脱げないし、俺。え?もう半裸求められてない? [ 反響は留まるところを知らない、が 徹底して事務所の側から「俳優 高野景斗」の名を 出さなかったため、一つまた一つと舞い込む オファーの宛名は「無名のヒーロー様」 「○○の永遠のヒーロー様」 「蘇った漆黒様」などと、 大喜利大会が行われているような然様だった。 ――余談だが、我が社の社長。 あのオーディションで幅を利かせ、 新人採用を決めた彼は、現状の俺に 責任を感じているらしい。飲むと必ず、 休む時間を持たせてやれば、と零すので。 本人は隠しているつもりらしいが、バレバレです。 でも俺別に自殺願望あったわけじゃないんだけど。 あの日向かっていた場所、今でもよく行くし。 なもので此度舞い込んだオファーの数々 自由にしろ、と仰せつかった。 ] (136) 2023/03/07(Tue) 17:58:28 |
【人】 タカノ[ ので雑誌の取材も、ドラマも、映画も、 大体すべて、断った。一番多い朝や昼の、 ワイドショーなんて封すら開けずに。 彼らの、大型量販店で渡されるレシートのように 長ったらしい賛辞の言葉の裏側には、 「復帰第一作目という話題をうちで」 「話題性があるうちに使えるだけ使う」 と、書いてあるのだろうから。 ――当時出演した戦隊シリーズの最新作に ゲスト出演しませんか、というオファーには だいぶ、心が揺れたが。いや揺れた故に 保留にしてあるが。 後進の育成にも慣れてきたし、やりがいってやつも 感じてきた。 ラジオの仕事も、言わずもがな。 今の生活、気に入っているものだから。 ] (137) 2023/03/07(Tue) 17:59:49 |
【人】 タカノ マジで……マジでありがとう………助かる 命が。俺の命が。 今度奢る、寿司でも、鉄板焼でも。 [ そんな中、休みの日を調整するため 声がけをしていた一人から、実に軽い、 いいっすよ!が聞こえてきたので、 拝み倒した。 やった〜!高くて美味しいお肉〜〜!! と彼が言うので、思い出した顔がある。 少し、似てる気もする。 彼は今日も、お肉食べてるだろうか。 ] (138) 2023/03/07(Tue) 18:00:11 |
【人】 タカノ[ そうして合わせられる日を、手に入れて。 事務所を出て、駅へ。 ――○○さんのヒーローさんですか そう声を掛けられる事も、少し増えてきた。 電車待ちのひとときとか、 コンビニの店員さんとか。 そういう時決まって ] (139) 2023/03/07(Tue) 18:00:28 |
タカノは、メモを貼った。 (a25) 2023/03/07(Tue) 18:04:16 |
【人】 タカノ 好きなもの、多すぎてどう答えるべきかなぁ スープ類は、特に好き。ここで食べるものは 全部好きかもしれないなぁ。 ああ、あと。 ちょっと、まってね、――えーと。 [ さて今日も今日とて、ここまで出かかっている。 のお時間です。 何度も繰り返した日のことを短くリフレイン。 ] あ、自信ある、これ。きっと大丈夫。 こめこ、 米粉のクレープ、だ。 ここ数年で食べた甘いものの中では あれが一番好きだった。 もちっとして、なんとも言えなくて あの日珈琲をお代わりしたから、 覚えてる。 ――名前を覚えていたのは、 教えてくれた真白さんのおかげだけどね。 [ 好きなものを語りながら、 いつかの日を思い出す事もあった。 ] (191) 2023/03/07(Tue) 20:31:17 |
【人】 タカノ 大丈夫じゃなさそうじゃん どうした [ やがて彼が立ち止まれば、 嫌でも気づくよう、肩を叩き、問いかける。 無論、触れないでほしいようなことを 言われたり、一人にしてだとか言われたなら 引き下がるつもりで。* ] (195) 2023/03/07(Tue) 20:33:52 |
【人】 タカノ―― 素敵な夜へ ―― [ ――葉月くんの肩を叩いた後、 話し込んだとしても、その夜の予定は かわらない。 もしかしたら連れ立っての来店だった かもしれないけど、それでも 一人です>>140と言うのは変わらなかったかな。 葉月が泣いて縋って同席してくれとか 天地がひっくり返っても起きないであろうことが ないかぎりは。 ] 空いていたら、どこでも。 あのね、たけのこが食べたいな どんな食べ方がおいしいかな? [ 案内してくれたのが誰であれ、 たけのこ、の文字を見たら、 まずはそう言って。 ] あとはお任せで一品。 [ 待ちきれないという表情で席につく。* ] (207) 2023/03/07(Tue) 20:53:29 |
【人】 タカノ ごめんねマスター、奥の席貸して [ 一番奥の席までついたら、ハンカチを渡しながら ] 変われたも、変われなかったも 誰が決めんの [ 求められている言葉を探りながらも結局、 上滑りする優しい言葉を、知っていても それを使うことはしない。 ] あのさ 葉月くん あんた、格好良いよ。 変わったって自分で思えるくらい、頑張ったんでしょ それが何か、俺は知らないけどさ。 何にそんなに、追い詰められてんの そんなに自分嫌い? 俺は好きだよ、格好つけようとすんのも (221) 2023/03/07(Tue) 21:16:18 |
【人】 タカノ[ 頼んだものは、珈琲二つ。 それ以外のものを胃に入れる余裕があるなら おすすめ二品食べられるもの。 ] 持論だけどね、俺が好きじゃない俺を 誰かに好きになってもらおうって、違くない? それと、誰かが好きって言ってくれる俺を 嫌いっていうのも失礼でしょ [ 彼に話す余裕はあったか、なかったか。 ないとしても、珈琲をすすめ、穏やかな表情を 浮かべて見守っている。* ] (222) 2023/03/07(Tue) 21:16:38 |
タカノは、メモを貼った。 (a39) 2023/03/07(Tue) 21:24:07 |
【人】 タカノ[ もし彼が、抵抗してくるようなら つべこべ言うな、とか実力行使も考えた。 見世物にさせたくない一心で。 だが思いの外素直に従ってくれたので、 悪目立ちするようなことは、なかったと思う。 ] (252) 2023/03/07(Tue) 22:28:47 |
【人】 タカノ ………ふーん。 思って良くない?何がダメ? そんなんあったら俺だって思うよ。 それから二人はどうなったの 上手くいくなら、祝福してあげられるの? なんも知らん顔して? 無理じゃん、そんなの。 大事な友達だから、なにもかも 清らかな気持ちで接しないといけないの? ………想像してみたけど、俺なら は?俺のほうが好きだが?なんで お前が告られてんの?って思うし、 本人にも言っちゃうね。 [ 酒が入ったならもう少し言葉もマイルドに なるのだろう、あの店の酒なら、より優しく。 しかし、 ] (254) 2023/03/07(Tue) 22:29:44 |
【人】 タカノ 友達大事にして、その気持押し込めて おめでとうって言える、ならそりゃご立派 俺にしてみりゃクソ喰らえってとこ。 仲良しごっこで気が済むなら、 余計なお節介だろーけど。 大事な友達が、自分になにか思うことが あるっぽいのに、話してくれない、 ひた隠しにしてる、避けられてるって、 俺ならそっちのがよっぽどヤダね。 (255) 2023/03/07(Tue) 22:30:21 |
【人】 タカノ ――Madam March Hareだな。 よし、行こう。 [ カップの中、半分ほど残った珈琲を 流し込むと、相手にもそれをせっついて ] ほらほら、葉月もちゃっちゃと飲んじゃって。 こういうのはな、 早いうちにどうにかすべきだ 学校じゃないんだから、 数日休んでもまた会えるって保証、 ないんだよ? (256) 2023/03/07(Tue) 22:30:53 |
【人】 タカノ 機会を逃して、会えなくなって。 好きな人と、友達と、両方失って 自分カワイソーって酔える あんたじゃないんだろう? なんもかんも失敗して、 自棄になったら電話してよ。 [ 席を立ち、再び彼の腕を引く ] 潰れるまで、付き合うからさ。 俺、兄弟いないけど、門下生いたから お兄ちゃんは慣れっこだよ? [ コード決済でさっさと会計を済ませ、 また来るよと言い残し、店を出る。 しゃっきり一人で歩けるようなら ] (257) 2023/03/07(Tue) 22:31:21 |
【人】 タカノ いや、言えよ。 いつまでも腕引いちゃったじゃん 好きな人の腕もまだ引いてねーってのに [ 笑い飛ばすように言って、 向かうは、我らがウサギの穴。 逃げられたら、今日はもう、追わないだろうけどね。* ] (258) 2023/03/07(Tue) 22:31:44 |
【人】 タカノ じゃ、そんなわけで必死な俺は 好きな人とじっくりしたいんで。 がんばって。 [ ドアを開く前に、そう言い残し、 ひとりです、と言うことになる。* ] (300) 2023/03/07(Tue) 23:54:03 |
【人】 タカノ 一時間半だけど、途中に ドライブイン、寄っていこうか。 近くまで迎えにいくよ。 [ ――……ふと、先程のやりとりを思い出し、 意味もなく、手元ではなく、顔の方へ、視線を遣る。 ] (305) 2023/03/08(Wed) 0:16:36 |
【人】 タカノ[ 自分は、俺は、 彼らのように、正面切っては 言えないから。 自分なりに、だけど少し、緊張したまま。 葉月の言葉に、思ったこと、 思い浮かべた顔が今、そこにあるから ] 那岐くん、好きな人のタイプとかある? [ 本当なら。気軽なやり取りなら、 好きな女性の、と聞くべきところ、 あえて、ひと、に置き換えて。 ] ……これは少し、いやかなりかな 下心のある、質問です。 [ 言い終える頃、指先は少し震えていた。 それなら約束は、と言い淀むようなことがあっても、 聞かないままで、気の良い友人の振りをすることは 出来なかったから。* ] (306) 2023/03/08(Wed) 0:16:53 |
タカノは、少し申し訳無さそうな顔をしている。 (a54) 2023/03/08(Wed) 0:43:32 |
【人】 タカノ 君には、感謝しなくちゃいけないかもなぁ。 [ 那岐くんが近くに居たなら、通じるものが あったかもしれない。 あの日、気まぐれに付き合わされた君。 その悪戯をしかけたのは自分であること、 多分君には知れていないし。 ――別のきっかけになったことも。 そっちは知られていたらひっくり返るくらい 驚くだろう。勝手にキューピットのように 思っているなど。 ] たまごふわふわ、良い名前だね 覚えやすそうで気に入った。 (328) 2023/03/08(Wed) 1:11:33 |
【人】 タカノ[ それでもまずは、 下心が在ると知って尚、答えてくれたことに ] ありがとう [ 感謝の言葉を。 例えば、ひと、とそう言い換えたから 彼もそうしてくれたとして、 実践できるような内容なら、いいな、 そういう下心も、もちろんあった。 しかし、得た答えは 優しくて落ち着いた声の人である。 近づく努力はするけれど、 努力できる幅はそれほど、ないのでは。 ] (335) 2023/03/08(Wed) 1:59:10 |
【人】 タカノ[ 少し静かな店内。 二人の近くには、今きっと 誰もいない。だから、もう一歩。 ] そうなれるように、努力する。 って、俺が言ったら、困る? [ 少しだけ、開き直ってるように 見えるかもしれない。 実際、そう、開き直ってる。 ] (337) 2023/03/08(Wed) 2:00:04 |
【人】 タカノ ――……困らせていたら、ごめんね でも、そういうことです。 遊びに誘ったのも、 休日を合わせようとしたのも、 好きなタイプを聞いたのも。 [ 囁くほどでは、ないにしろ。 その声は店内に響くようなものではない。 ] それでもいいなら、迎えに行きたい。 そうじゃなくても楽しい日になるように、 努力はするよ。最後のデートにするつもり、毛頭ないし。 俺にはね。 と、いうことで お家の大体の場所、聞いて良い? [ 言ってしまえば、少しすっきりした表情で 君の、好きな人の、次の言葉を待っていた。** ] (338) 2023/03/08(Wed) 2:01:21 |
タカノは、メモを貼った。 (a60) 2023/03/08(Wed) 2:07:14 |
タカノは、メモを貼った。 (a61) 2023/03/08(Wed) 2:08:47 |
【人】 タカノ[ 沈黙に感じることは、いたたまれなさや 気まずさではなかった。 好きな人の、という枕詞がつかずとも 料理の風景を眺めることも、 音を聞くことも、好きだ。 調理の際に聞こえるものも、他の客が 楽しげに話しているものも。 ――葉月はうまくやれただろうか。 店に入る直前、玲羅先輩ともすれ違ったような。 不安そうな顔してたのは葉月が走りさるのを 見たからだろうか、そういえば店内に彼女の姿は 見えない。 互いを知り合うにあたり、一方的には ならないよう、貰えば返し、 渡して求めてきたつもりでいる。 仕事のことは、こちらが知ってしまうのは 不可抗力、故に。 会話を重ねるうちに、芸能事務所で働いている とか、は言ったと思うが、 いかんせん、元俳優です、ラジオやっています は、ひけらかしてるようで。言わないまま。 ] (382) 2023/03/08(Wed) 14:32:41 |
【人】 タカノ[ あとね、ラジオを聞いていると言っていたから。 他の誰かの話題が出てくるのを避けようと したのも関係してるかな。 格好悪いね。 ] (383) 2023/03/08(Wed) 14:33:05 |
【人】 タカノ[ 気の利いた言葉が出て来ないの 格好がつかないな、やっぱ葉月は 格好いいんだな。まで、考えてふと ああ、俺好きな人に好きだと言う 所謂告白とか、したことがなかった と思い当たる。それもまた、 開き直りに拍車を掛けたと言える。 ] (384) 2023/03/08(Wed) 14:33:24 |
【人】 タカノ[ 反応を伺うように、眼を覗かれて、 心臓が勢い良く跳ねる。 余裕ぶった顔を見せられたら よかったのに、 その瞬間を切り取られたならきっと 眼を丸くして、口も半分開いている みたいな、間抜けな顔してたと思う。 ] (386) 2023/03/08(Wed) 14:34:10 |
【人】 タカノ[ ――貴方の居ない夜には。 何を祈るのだったか。 ] ………待ってる、 [ また、恋をしてしまうような その仕草に、俺はとうとう口元を覆い隠し、 それっきり、黙り込んでしまったのだった。** ] (387) 2023/03/08(Wed) 14:34:45 |
タカノは、メモを貼った。 (a67) 2023/03/08(Wed) 14:37:39 |
【人】 タカノ[ 既に届いて一度しか口をつけていない ビールを、流し、ややあってから こちらも食事を再開した。 おいしい、大丈夫 味します>>316 届いた順番にすべて、食い尽くして いるわけではないから、卓には、 ビール、鰯のトマト煮、たまごふわふわが並んでいる。 トマト煮は既に半分ほど、胃に収めて しまったが、ビールの後、また一口 手を付けて、 ] んん、……うまぁ [ 相乗効果はいかほどか。 すかさずビールを流す、というループが 完成してしまったので検証は不可能かも。 次は日本酒もいいかもしれない。 丁寧な仕事をしている彼は土鍋>>390を使って いるし、炊き込みご飯と言っていたから。 ] (456) 2023/03/08(Wed) 22:14:18 |
【人】 タカノ うわぁ、すごい本格的 ありがとう [ ぐだぐだと次に何を飲もうか悩んでいる間に、 調理を終えた那岐が土鍋を卓へと、置く。 まずは、蓋を開いた。 途端、立ち上る湯気、そしてたけのこの香り。 ああ、これは ] ……酒じゃないな、お茶を一つ 手が空いたら、お願いします。 [ 相乗効果もいいが、メインに楽しむなら 酔わずに楽しみたい故に。 ] (457) 2023/03/08(Wed) 22:15:00 |
【人】 タカノ うん、今日はゆっくりだから デザートもいただくよ。 [ 土鍋で炊かれたご飯に、端のほうから しゃもじを入れ、持ち上げるとまた、暴力的な までの良い香りが漂う。丁寧に、器に盛り付け まずはたけのこを、口に入れた。 ] あぁぁぁ……うまぁ……… [ 言う、というより自然とこぼれ出した言葉。 これぞという物に出会った時ほど、 勢い良く皿を空にしていく方なのだが、 じわじわと旨味が襲ってくるので、 大事に、少しずつけれど確実に、土鍋の中身を 減らしていった。* ] (458) 2023/03/08(Wed) 22:15:23 |
【人】 タカノ そのままにしといてやって。 最悪の場合、俺が送ってくから。 多分そう遠くないんだ、俺の家から。 [ そう言っておいた。 店員や店長に送らせるわけにもいかんだろうし ] 仕方ないよね、友達だから。 [ 俺も友達の一人、に数えてほしいからね。* ] (464) 2023/03/08(Wed) 22:30:35 |
タカノは、メモを貼った。 (a81) 2023/03/08(Wed) 22:36:12 |
【人】 客 タカノ―― 起こり得なかった話し ―― お前、明日泣くぞ? [ 特にこちらからなにかするつもりはない、が お前絶対起きて、後悔して泣くだろ。 ] 手ぇかかるなぁ葉月。 はぁぁ、任せてお父さん、どうにかするから 心配しないで。 [ 酔っ払いの戯言ひとつ、二人で笑って 片付けられたと、思うんだけど。 このビジュアルのお母さんってどうなの。 それとね、別に教えたくなかったわけじゃなくて その秘密、誰にも話したことがなかったから、 一番最初に、本人に教えたかっただけなんだよ。* ] (484) 2023/03/08(Wed) 23:28:20 |
【人】 客 タカノ ありがとう、シャミちゃん。 そうだね、歩いて帰れなさそうだったら そうしよっかな。 こいつ担ぐの、楽しくも嬉しくもないしね。 [ 以前誰かに担ぐって言ってたって? 状況と相手によりけりでしょ、そんなの。 飲食店側としては、暴発だけはなんとしても 避けたいと思うのは至極当たり前で、 やたらと手際のいいシャミちゃん>>483には さすがだなぁと思うばかり ] 頑張っちゃったんでしょ、多分。 このまま少し休ませてやって。 閉店までこうだったら、タクシーお願いするね。 [ それでも、葉月が眠りこけていたりなんかしたら 嫌がらせのようにお姫様抱っこで運んでやっても いいんだけどね。鍛えといてよかったなぁ。* ] (492) 2023/03/08(Wed) 23:40:09 |
【人】 客 タカノ[ 友達に数えて欲しいのは本当なんだけどね。 腕を引くこともそうだし、 どうして俺、 葉月持ち帰ること になってんだろうねまだ好きな人すら、持ち帰ったことないってのに。 まぁそういう縁巡りなんだろうね。 いつかネタにして、弄ってやろうと思うの 別にそこまで、意地悪じゃないよね?* ] (500) 2023/03/08(Wed) 23:43:50 |
【人】 客 タカノ―― 閉店前 ―― おら、しゃっきりしろ。 んっとに、手ぇかかる。 [ 閉店間際まで居座ること 俺も望まないし、葉月も望まない。 良きところで、シャミちゃんに声を掛け タクシーを呼び、 ] ずいぶん、高い一杯だな。 [ 一杯ごちそうせねば、そう思ってたもんで 前後不覚の相手の鞄を漁るわけにも、いくまい。 ] 今度払わせるから今日は俺のと一緒に しといて。 [ 支払いを済ませると、担いでか 抱っこでか、タクシーへ。 好きな方、選びなされ。 住所を聞き出し、彼の家まで。 運転手さんには、自分も贈って欲しいので 待ってて欲しいと、そう伝え、未だ前後不覚の 様子なら、鍵を出させて、家の中。 ] (508) 2023/03/09(Thu) 0:02:55 |
【人】 客 タカノ ベッド、どこ。 [ なるほど、シェアを言い出すくらいには 広い家。じっくり眺める時間はない。 運転手、またせてるもんで。寝具に、転がして ] ――頑張ったな、いい夢みな [ さっさと退散した。鍵は掛けてポストか、 どこかに突っ込みタクシーへ戻る。 『鍵、みつかるとこに置いといたから またな』 そうメッセージを打ち込みながら ] ええ、とても [ 良いことがあったのですかと、問う運転手に 返事をした。* ] (509) 2023/03/09(Thu) 0:03:42 |
客 タカノは、メモを貼った。 (a87) 2023/03/09(Thu) 0:04:30 |
(a88) 2023/03/09(Thu) 0:36:39 |
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