65 【ペアRP】記憶の鍵はどこ?【R18】
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[弱弱しい声と一緒に差し出された手を取って、遅れてやってくるエンの体も抱きとめると、エンの顔がこんなにも近い。
今にも零れそうだった涙がぴんとまつ毛に弾かれて、雫となって流れるのを、おれは、とてもきれいだなんて思ってしまったから。
だからおれは──…
額に落とす唇に許可なんてとらない。
頬を撫でる唇に許可なんてとらない。
耳を緩く噛む唇に許可なんてとらない。
エンを宥めるようにあやすように唇を落として、きょとんとするエンを抱きしめたベッドに潜り込んでしまおう]
[
それにしても。
こんなに可愛くてきれいなお嫁さんを不安にさせるなんて……
ハチヤって奴はほんと悪い奴だな。
おれだったらこんな……
……記憶が戻ったら、おれは、どうなるんだろう。
消えるのかな? それはちょっと嫌だな。
でもエンが会いたいのはきっと、おれじゃないハチヤだから。
*消えなきゃいけないんだろうな……*
]
[夕べこそああいうことになったけれど、もともとハチヤと俺の間にあった感情は恋愛ではない。いやそうだったのかもしれないけど、少なくとも俺がそうだと認識する関係ではなかった。なのに。
緩く額に唇が落とされる。
そこから頬までゆるゆると移動して、
最後に耳がやわく食まれる感触に俺は身を震わせた]
ん……
[安心させるみたいな唇。なんでこんなことをするんだろう。こいつは、俺を覚えてないのに。
俺のいるベッドの中に潜り込んでくると、ぎゅっと抱きしめられるのに安心する]
──、
[今度の声は、小さすぎて声になってない。ほとんど唇が動いただけみたいな小さな呼びかけなのに、さらにぎゅっと抱きしめられて心のどこかが安心する、を通り越してぽっと温かくなった。だから]
おや、すみ。
[耳元でそっと囁いて、あいつからは触れなかった唇に小さく口づける。お預けって言った俺がこういうことするのはダメなんだろうけど。なんか、胸の中心が熱くてしたくなったんだよ**]
| ──回想:三年後 アマミside── [実際のところ、あの島でアマミがクラヴィーアに告げた3年という時間は縁切りのようなものであった。 それは火が自然に収まるのを待つかのよう。 そもそも婚約や恋愛など政略の利害に基づいた極めて合理的なメソッドに過ぎない。 それはアマミが人生を経て培った持論のひとつであったが、その持論は極めて非合理な少女に3年の刻をもって壊されることとなった。 元来アマミにとって、自身と添い遂げようとする女達は皆金や名声にがめつく蛇でしかない。 長年培い続けた持論を直ぐに手放すことは出来ず、アマミは少女にあの言葉を告げた。 >>0:81未熟なEveは蛇に唆され、リンゴを食べて堕ちた。 未熟なリンゴは果たして毒か、蛇か。あるいは両方か? アマミは3年も経てば、糸は切れると思っていたのだ。 そして想定では3年経った頃にはもう二度とクラヴィーアに会うことなどないはずだった。] (34) 2021/04/05(Mon) 6:42:57 |
| [しかし、それがどうしたことか。 少女は心身共に成長を遂げ、自身の前へと現れた。 あの時アマミは自身が培った経験や想定の中ではありえない事が起きたと、彼女には見えないお面の奥目を丸くしていたのだ。 「アマミさん、私は貴方が好きだ。 貴方の側にいさせて下さい。」 そう頬を赤らめながら告げるクラヴィーアを前にして、アマミは思い知らされる。 彼女は蛇なんかではなかったのだと。 『未熟だったリンゴ』は毒など微塵も入ってはいないのだと。 自身の想定した二者択一の中には そもそも正解なんて存在しなかったのだと。 ] (35) 2021/04/05(Mon) 6:45:42 |
| [彼女を前に己の経験など何の役にも立たない偏見に過ぎないと気づいた時、アマミは彼女を家に招き入れることを決めた。 「君にはまいったよ。」 そう冗談交じりに彼女に告げたアマミだったが。 あの時の彼女に対する心象はそれに尽きるのだと、アマミは今でもそう言うだろう。 らしくないのは承知の上で、運命とはこういうものなのだとすら思えてしまったのだ。]** (36) 2021/04/05(Mon) 6:54:08 |
…………………
しゃぁないやん。好きなんやから。
滅入って引越し考えた時も、
好きっていえない関係が続くなら、
物理的に距離をとって
貴方のことを忘れたほうがいいと思って。
でも、好きだったから踏ん切りつかなくて。
付き合ってからも、潮時かなって、
信頼されてないなって思った時も、
それでも貴方の笑ってる姿とか
ちょっと怒った姿とか、
その全部が愛おしくて仕方なかった。
だから、好きな人とわざわざ
辛い思いして別れる必要は
微塵もないんだ、って思ったから
ずっとそばにいてもらってる。
[
彼女が投げかけた質問は
的を得ている内容なので
これから先の何かに繋がればと思った。
彼女の記憶が戻らなくても、
お友達くらいにはなりたい。
そんな諦めにも近いことを
彼は既に選択肢の中に盛り込んでいる。
ズルくてごめんね、と呟いた言葉は
彼女の耳に入っただろうか。
]*
……っ、…………。
[
正直に言おうか、ずるいのは私だ。
貴方が少しでも迷ったそぶりを見せるなら
好きじゃない面もあったなんて言うのなら
記憶なんて捨てて、離れればいいと
そう思ってしまった。
だって、私は好かれるわけない、から。
それなのに――――
]
ず、るい………。
わたしは…
好かれるような人じゃ………。
[
何故だろう、じわりと涙がにじむ。
見られたくなくて俯いてしまったけど
ずっとこっちを見ていたのなら
泣きそうな顔も見られてしまったのかな。
ああ、この人は確かに
恋人
で
記憶はないけど、多分そうなんだろうなと
そう思わせるだけの
好意
を…
愛
を
この人の言葉から感じてしまった。
……私はどう思っていたんだろう。
この人のこと、どう思って……。
気になるのに、こんなに色々教えてもらっても
微塵も記憶は戻りそうもなくて
この人と過ごした時間を
一瞬でも思い出すことは叶わなくて。
……もどかしい、って少し、思った。
]*
[目が覚めた時、ハチヤはそばにいるのだろうか。いなければ、手がシーツの上を辿って動くのだけれどそれはほとんど無意識のもの]
……、
[ここにいるのは、確かにハチヤだ。ハチヤだけれど、どうしてだろう。俺の中で、今のハチヤはあのいつものハチヤとイコールにはならないのだ。
俺とハチヤの関係は、犬と飼い主だったのに。今のハチヤは、重ねようとしてもどうしても犬ではない]
呼び方…?
[犬のハチヤは俺をエン君と呼ぶけど今のハチヤはエンと呼ぶ。試しに、前のハチヤは俺をエン君と呼んでたって言ってみたけど呼び捨て嫌?と聞かれたから。嫌ではないと伝えたら、それならエンがいい、と言われたからそのままになった]
[実際嫌ではないのだ。けれど犬ではないハチヤは、何故だか俺を大切にして守ろうとする。いつの間にチェックしたのか、食堂にはエンは行っちゃダメだとか。この部屋は狭いから俺が探すから他の部屋に行こう、とか。
寝付くまでと抱きしめてくるのに、やたら心音が早いとか。あれでは眠れないだろうに]
[俺を嫁にしたのは、犬のハチヤだ。
だから言ってしまえば今のハチヤは、俺の旦那のハチヤではない。けれどこれもハチヤの筈なのに、
なんで俺は二股かけてるみたいな気持ちになってるんだろうな!
]
[
彼女が何を言ったのか、
彼には聞き取ることができなかった。
物理的距離がありすぎたのだ。
でも、彼女が泣きそうなのは分かったので
彼女の様子を見ておくことしか出来ず。
少し落ち着いたのなら、
彼女に声をかけて次のアクションを。
]
鍵……探してみますか?
貴方が俺と一緒に行ってくれるなら、
見つけ出したい。
[
鍵。鍵……
とりあえず、この部屋を出たら
何があるのかさえわからない状態なのに
反応に見つけられるのか不安でたまらない。
でも、不安な様子だけは絶対見せない。
見せたら、彼女も不安になるかもしれないから。
]*
[
幸か不幸か、私の言葉は相手に届いてない。
届かないほうがいいのかも、しれない。
泣きそうになって、
でも忽那さんの前で泣きたくなくて。
だから、俯いて泣きそうな目をこすって
泣いてないって、言い聞かせた。
……ああ、質問に答えてもらってばかりで
私は質問に答えていなかったな、なんて
そんなことをしながらも思ったから。
鍵を探す?と言う質問を聞いてから、
でもその質問にはすぐに答えずに。
]
…友達は少なかったです。
私に似た、今でも交友のある人が数人。
ゲームが好きで、あまり外に出たりはしなくて
客観的に見れば悪くない学生生活だったはずだけど
――――……。
私個人は、楽しかったとは、思っていません。
[
だから、話したくないと思ったし、
“私”も話したがらなかった。
それだけ相手の目を見ずに話して
ようやく顔を上げて、意思を告げる。
]
探します。
貴方と、一緒に。
…欠けている記憶がどんなものか
少し、確かめたくなりました。
*
…………楽しかったわけじゃない、か。
だから話してくれんかったんかぁ……
…なんか、いじめられたとかはない?
[
異様に避けられていた気がしたから、
似た顔にいじめられていたのかと
一瞬思ったこともある。
けれども、彼女の口からそういったものは
聞いていないので、聞いてみた。
違うのなら、詳しく話をいたはず。
]
ありがとう。
何かあったらいけないから、
手を繋いでみてもいい?
嫌なら、何か別のものを
それぞれを持とうか。
[
例えばロープだったり、布だったり。
はぐれたら見つけられるか
わからない場所だからそういうものは必要。
周りを見たら、何かしらはあったはず。
なければ、道中見つけることにしよう。
]*
[
話さなかったことに納得している様子。
いじめられたのかと聞かれれば、
少し迷って首を振る。
いじめくらい明確なものだったら
むしろよかったのに
]
そんなにわかりやすいものだったら
解決もしやすかったでしょうね。
[
それだけ言って、口をつぐんだ。
ただの悪口だ、私が言われたのは。
その悪口にいつまでも縛られている、
それだけのこと。
でも、詳しく聞こうとされるなら…
本当に些細な出来事を話すことになるだろう。
彼が意図しているだろう学生時代、より前のことを。
]
[
最初はそう、大したことじゃなかった。
小学校低学年の時。
可愛いと思った服を着て登校した時の事。
たまたま買った場所が同じなのか
同級生と同じワンピースを着ていったことがあった。
]
「みつるちゃんには、にあってないから」
[
似合ってないから着てこないで、と言われた。
被ってるのが嫌、なんて
客観的に見るならそんな理由だったのだろう。
気にしなくていい言葉だったはず、だけど。
私はそのあとワンピースを着る勇気が出なかった。
似合ってないなら着ないほうがいい、なんて。
私は、“ワンピース”が…
可愛い服が似合わないんだなって思った。
最初は、その程度だった。
その程度だったけど、私の認識は少しだけ、変わった。
可愛く、ないんだなって。
]
[
自嘲気味に笑って、そんなこといつまでも覚えてるなんて
変でしょう?なんて言って見せて。
まだあるけれど…というより
楽しかったわけじゃない学生時代の話はここじゃない。
楽しくなかった原因は、この程度の出来事だと
伝わればよかった。
いじめとかだと思われてから話せば
たいしたことないって、言われそうだったから。
もっとも、すぐ話そうとしてるわけじゃないけど。
]
……つなぎ方にも、よりますけど
[
恋人つなぎくらいは知っている。
それだったら、まだ無理だな、
気持ちが追い付いてないからって思ったから。
普通に手を握るだけならいいって伝わっただろうか。
恋人だったんならそれくらいはしてるだろうって思えば、
手をつなぐこと自体には抵抗ない。
それに……
見知らぬ場所で不安を感じないわけ、ないから。
]*
……まぁでも、そうなんよなぁ。
なんでもかんでも、
そんな簡単に解決できるもんでもないなぁ。
[
彼女が口をつぐめば、とりあえず、と
彼女に近づいて手を差し出した。
勿論、普通の繋ぎ方。
恋人ではない関係に戻っているので
そこは線引きとして。
部屋から廊下に出ると見えるのは
長い長い廊下。
でも、1ヶ所光が差す場所が見えたような
気がしたので、彼女に行ってみないかと、
誘ってみたと思う。
]*
なんで……
[ぽつりぽつりと知らない風景が流れ出す。俺に見せつけるように。
それは決まってハチヤのいない時ばかりで、見ているだけで気分の悪くなるそれらのどれにも一人の少年が映っている。その顔は、今よりずっと幼いけれど、ハチヤとそっくりだ。あれが本当にハチヤなのか、あれはハチヤの過去なのか。聞いてみたいけれど]
う、え……
[見るたびに気持ち悪くなる。ハチヤが戻ってくる前になんとかしないと。くたりとベッドに横になって吐き気を堪える。ああ、けれど]
あれ、旦那ってやつ…?
[最後に見えた風景。ハチヤにそっくりな少年に話しかける見知らぬ男。いつも不安そうな顔をしていた少年が、こらえきれないように笑みを零す、暗い風景の中唯一の]
──あー…
[目を開ける。あれがハチヤだとして。あいつが一番になるのは、当然じゃないか?だって一番つらい時期にきっと救いになったのだろう。分かる。けれど
もそもそと布団に潜り込み、自分の胸に手を当てる。その時に俺がいれば、何かをしてやれたのだろうか。もやりと感じる嫌な気持ち。これは多分あれだ。うん。ということは]
俺、ハチヤ好きなんだなぁ……
……忽那さんは、大人ですね。
いや、同い年だけど……
[
なんとなく、彼の言葉に気苦労と言うか
そんなものを感じてしまった。
……“私”も原因かもしれないけど。
手を差し出されておずおずと握る。
普通のつなぎ方でちょっと安心した。
部屋から出てみれば長い廊下で、
本当に見知らぬ場所に来たんだと思い知らされる。
行ってみようという誘いには乗って
歩きながら少しだけ、聞いてみようか。
]
忽那さんは…他人の悪口とか
気にならない人ですか?
[
まあ、この人そもそも悪口言われるというよりは
ちやほやされてそうな気が……とか言うのは
偏見が過ぎるから黙っておこう。
]*
[なんだろう、これは。
俺に見せたいのか?ハチヤは自分のものだと。うるさい知ってる。きっと今でもあいつの一番はこの男のもの。
思い出にどうやったら勝てるのかなんて知らない、知らないからもう見せなくてもいいんだ]
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