【人】 苗床環者 メディウム[>>258>>259 …………声が、した。 望んでいた、声が。] …………は、 [少しづつ和らいでいく苦痛に、呼吸が安定していく。ようやく普通に起き上がれる程度に落ち着いたなら。その姿を見るなり言うのだろう。] …………どうして、 どうして助けたりなんか、したの………… [呼んだのは僕自身だったのに。]* (265) 2023/11/25(Sat) 21:22:43 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a98) 2023/11/25(Sat) 21:24:25 |
【人】 苗床環者 メディウム>>266 …………そうだね。 僕が、呼んだ。僕が、求めた。僕が、 …………きみを望んだ。 (あなたを望んでいた、ずっと。) [返ってきたのは、至極当然の内容で。優しく撫でる手と、少し厳しさが滲んだ言葉に、] …………きみの事が、好きなんだ………… (…………あなたの事が、好きよ………) [もうこれ以上は押し込めることはできなかった。いずれ離れてしまうだろう事も知っていたし、告げた所でどうにかなるものでもない。一度咲いた執着と恋慕の花は、このままずっと咲き続けてしまうのだろう。だから切り離そうとしていた。そのはずだったのに。 涙が溢れて止まらなくなる。] (268) 2023/11/25(Sat) 21:49:52 |
【人】 苗床環者 メディウム…………これ。 きみの片割れがくれたものなの。 [抱えていた、赤い果実を見せる。艶めくそれは程いい頃合いに熟している。] …………大昔。人類の始まりのひとは、善悪の知識の木の実を食べてしまって、『楽園』から追い出されちゃったんだってさ。なんとなくね、この果実を見てたら思いだしちゃった。 食べちゃおうか、これ。 要らないなら僕が1人で食べるよ。 [別にこの果実にそのような力がある訳では無いのだけれど。何故かそれはもうとっくに失われてしまっているであろう、原初の人類が犯した罪の実が想起されて。…………多分、ヘッタクソな求愛のつもりだったんだろう。自分を神話の存在に見立てるだなんて、身の程知らずだなと思う。]* (275) 2023/11/25(Sat) 21:59:37 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a102) 2023/11/25(Sat) 22:02:34 |
【人】 苗床環者 メディウム>>281>>282>>283 …………ぁ、 [自ら差し出したと言うのに、ためらうこともなく赤い果実をきみが口にした事を驚いている僕がいる。だって本当に食べてくれるとは思ってなかったから。…………これは、つまり、 …………咲き続けても良いということだろうか。] い、いただき、ます。 [赤い果実を食べる。甘酸っぱくて瑞々しいそれは、うっかり食べてしまっても仕方ないな、と思うような味だった。] (284) 2023/11/25(Sat) 22:43:49 |
【人】 苗床環者 メディウム…………美味しい、ね。 [やっと咲いてもいいと、そう思えた僕らは。おそらくきみと出会ってから、初めて笑顔になっていた。]* (285) 2023/11/25(Sat) 22:44:13 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a104) 2023/11/25(Sat) 22:51:00 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a107) 2023/11/25(Sat) 23:06:09 |
【人】 苗床環者 メディウム[>>286>>287 さっきまで、泣きじゃくっていた後で見せた笑顔だから。きっとぐちゃぐちゃで酷いものだったと、思うのだけど。 …………彼が、幸せそうに微笑んでくれているから。 きっと、そんな事は気にしなくたっていいのだろう。 そっと寄り添って……まず痛み止めの代わりに彼の力を利用している最中なので。密着すればするほど効力は高まるから、なんていう口実……果実を食べ終わった後は、なんとなく密着したままその場に腰を下ろしていた。 誰かが見たら驚かれちゃうかな、それとも、どうなんだろう。 今はただ、与えられる幸福に溺れていたかった。]* (295) 2023/11/26(Sun) 1:41:22 |
苗床環者 メディウムは、メモを貼った。 (a110) 2023/11/26(Sun) 1:44:58 |
[|<] [<<] [<] [1] [2] [3] [>] [>>] [>|]
情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新