123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】
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『ぎゅーんとお城のてっぺんまでお散歩した』
『きっと楽しんでくれた!』
ねー。と問う鯨の声に、城主はなんと返したか。
『帰りたい人はいっぱいだから、その内気付くんじゃないかな』
『帰り道、知りたい人きっと多い』
城主を抑えたまま、あなたは何をするのだろうとじっと見ている。
「ふふ、そうかな。
どう見ても、帰り道を素直に教えてくれるような城主様ではなさそうだけど」
それでも探す人間はいるだろうか。
溺れるものは藁にも縋るとも言う。
「
── いい加減、怖気付いていないで仕事をしてくれないかな
」
もう一度コートに手を入れ、ひとりごと。
ゆっくりとその手は、複雑な模様の沢山刻まれた銃を取り出す。
大きなコートは、これらを隠すための蓑である。
── 銃の引鉄は、固い。
はぁ、と短く吐息を漏らす。
「私の方からおもてなしは出来ないようです。
申し訳ありませんね、城主様」
| >>1:95 イクリール 「まあ説得が効く相手には俺も見えなかったがね。 そもそも最悪の方を想定してろ。こんな金持ちが塀一つ壊された所で大した事はないが、俺らは困るだろ」 穏便に、と言うのはもうこの数回の対話で彼女がその様な性格なのはわかった気がするも、それはそれ。 「ちゃん、はいらねーよ。32にもなってちゃんをつけられる奴がいるか。そっちがそれ以上に年上って言うなら別だけどな」 女性に年齢を、と言うのはタブー。理解していますし嫌味ではなく、単に自分より年下だろうと思ったからこそ出た言葉。 「……俺はアイツらと馬が合わねんだよ。特に子供は嫌いだ。 行くなら途中まで。広間の傍までは行ってやるから、それで我慢しろ」 手は、少し見たものの、ふいと逸らして片手はポケット。片手はリュートを持ったまま、先導するよう歩きだす。 (1) 2022/01/18(Tue) 0:13:17 |
おやおや。
銃を取り出したあなたを見る。
これが、夢を見るための道具なのかな。
けれど、待てども鉄の塊が鉛玉を吐き出す気配はない。
『金魚のはできない?』
『なら、鯨と高い高いだ』
城主を抱えたまま、上へ上へと浮かぶ。
―― 引き止めなければ、鯨はジェットコースターのような動きで宙を駆け回る。
そうして何度か視界から消えた後、あなたのもとへ手ぶらで戻ってくるだろう。
| >>2 イクリール ミズガネくん。でも微妙な顔をしたが、これ以上言っても聞かなさそうな女だと察して、幾度目かの溜息を吐いて諦める。 下手に言い張って悪化するよりマシかとの判断だ。 「クールとは言わねーだろ…人付き合いが嫌い… いや、もういい…」 諦めた。寂しそうな顔は見えた物の、すぐに視線を逸らして見なかった事にする。見ない事にするのには慣れている。 「あのなぁ……子供じゃあるまいし、俺もあんな城壁で死ぬつもりはねぇよ。って言うか32……。……そう言うお前こそ何でいきなり薬草集めてたんだよ。何に使うつもりだったんだあれ」 話し嫌いに人嫌い。ですが、このままだとずっと自分の話になりかねない。 となれば相手に話しを振るしかない、と話題を投げつける。 (3) 2022/01/18(Tue) 1:38:32 |
「ああ、すまないね、鯨。
私の分も、城主様のおもてなしをお願いするよ」
溜息と共に、銃をコートの中に戻す。
気紛れで仕方のない相棒だ。
代わりに次の機会は思う存分力を発揮してくれるだろう。
やや釈然としないながらも、あなたの帰りを待つこととなる。
| 「んー……パスタの気分じゃねーしなー……」
イクリールといるのは別の時間軸。 流石にホットドッグや軽く持っていけるものは飽きたので、広間に顔を出して何か物色している。 (4) 2022/01/18(Tue) 2:57:17 |
『任されたー』
と、夜空に消えたしばらく後。
すいすいと泳いで戻ってくる。
『落としちゃったら、消えちゃった……』
探したけど見つからなかったと、しょんぼり。
「── 落としてしまったのかい?
城主を?」
さすがに少し驚いた。
しかし、その程度で死んでしまう城主でないことにも既に確信を得ていたものだから。
「……まぁ、きっと遊びに満足して帰ったんだろう。
よくやったね、鯨」
しょんぼり姿のあなたの頭へ手を伸ばそう。
| >>5 イクリール 「薬……やっぱ薬師かなんかか。随分物好きな事してるな」 男の故郷でも薬師の職はあるが、彼の国では主流は既に魔法に取って代わられた。 頑なに薬じゃないと拒む層も一定数はいる為、理解はするが、若く見える貴方がその職なのには疑問を覚えたらしい。 住む世界が違う可能性にまだ至ってないからだ。 「…それこそ俺以外の方が世話になるんじゃねーの。 あと──傷薬以外の薬は作れたりしないのか」 (9) 2022/01/18(Tue) 14:08:16 |
| ミズガネは、実はイクリールの爆乳から目を逸らすのに神経を使っている。 (a1) 2022/01/18(Tue) 14:11:27 |
| >>7 ウミ 「もくもくの人……? ああ煙草か?お前らがうる 」 視線を向ければ2メートル。男も別段低くない。 低くないからこそ、その身長に慄く。 「な、なな……っ、 子供じゃ、ない……?」 (13) 2022/01/18(Tue) 20:02:19 |
『落としちゃった』
『くるんと回った時に腕の中から消えちゃって……探したけど、姿も赤いのも見つからなかった』
しょぼしょぼ。
頭を下げて金魚に撫でられます。
『そうだったらいいな』
『次はもーっと高くていい所に連れて行ってあげよう』
やがて、気を取り直したのか顔を上げます。
『……次の悪戯は、誰にする?』
「ふふ、そうそう。その意気だ」
浮かぶ鯨の髪を柔らかく撫で。
城主がただの人間でないと確信を持てるから、こうして穏やかにいられるのか。
いや、城主がただの人間だったとて ──
些細なことだ。
「── そうだね。次だ。
私はミズガネに悪戯をしたいと考えている」
青い帽子を目深に被って、リュートを持った男だとあなたに説明を添えて。
「興味があるからね。
悪戯をされて、彼がどんな反応をするのか」
/*
言っていた占い役職はミズガネです。
この時点でまだラサルハグはミズガネが占い役職ということも、自分が占われたということも知りません。
が、実はCO受ける前に襲撃候補に入れていた相手だったのでそのままGOします。
『もくもくの人だ!』
説明に姿はすぐ紐づいたようで、頷きます。
『どんな反応するかな。びっくりするかな?』
『鯨も楽しみにしているね』
/*
承知しました。ミズガネ、最初に隠される運命にあるのかな……。
襲撃頑張ってください。GOGO!
「ああ、頑張るよ。
鯨はどうだい? 悪戯の相手、見つかりそうかな?」
さすがにまだかな、と笑いながら。
漸くあなたを撫でる手を止め、緩めた瞳で見上げている。
『鯨はまだだよ』
『決められなかったら、この人だー!って思った人に会いに行く』
<<イクリール>>whoとか、<<アマノ>>whoとか。
広間にはまだまだ、悪戯しがいのある人はいっぱいいましたから。
「ふふ、ああ。それがいい。
きっと喜んでくれるよ。綺麗な景色に、ね」
子どもでも大人でも。
何だか候補は大人が多そうだが。
「そうと決まれば少し休もうか。
君、食事はとるかい?」
訊ねたのは、取らない存在もあることを知っているからに他ならない。
| >>15 ウミ 「ありゃ煙草だよ……知らねぇのか?その巨体で? …なんだこいつ、子供にしてはデカすぎだろ… 軋む音に思わず反射的に後ろに跳ぶかと思った。 そもそも地面に降りられる事も、軋むレベルの重さなのも、言動が子供っぽいのに覗き込まれるのもホラーでしかない。 「……いや、……お前、本当に何もんだよ……? 大きさがおかしいのくらいはわかんだろ、他と比べても」 「……32歳になってまで、 子供を名乗ってる奴がいたらそっちの方がやべーわ……」 (16) 2022/01/19(Wed) 0:03:46 |
| >>17 イクリール 貴方が移動する度に、スス、ススス……と微妙に避けられる。 明確に避けられている。何故かと言うと、それは色々まずいので。 幾ら32歳だが爆乳レベルになると目がいかない訳がない。 だが32歳だからこそ見れないのもある。複雑すぎる男心。 誰か助けて欲しい。俺は何でこんな事になっているんだ? (19) 2022/01/19(Wed) 1:39:38 |
| >>17 イクリール 「……別に、それぐらいって程でもないだろ。 世の中嫌われるしか能がない人間なんて山程いる。」 少し、声の調子に変化を感じて。 ひたすら目を逸らしていた目を渋々(胸に行かないように注意しつつ)合わせる。 己に対してではなく、彼女自身に対して向けられる色に、少し不思議な感覚を覚えた。 「……料理は?掃除炊事洗濯は?全部親任せか? 子供の面倒を見るのは?」 (20) 2022/01/19(Wed) 1:39:58 |
『そうだといいな!』
候補に選べそうな者に意外と子供がいないのかもしれませんね。
『いいね』
『鯨、ご飯食べれるよ。魚が好き』
『金魚は食べる?なにが好き?』
| >>21 イクリール 「誰だって、じゃねえよ。全部俺はできねーから今挙げた。 少なくとも俺よりは“求められる事として”出来る事はお前の方が多いって事だ。……何で心当たりがありそうな顔してんのかはわかんねぇが」 目に悪い。いや良いのかもしれない。 どっちにしても視線のやり場に困るから止めて欲しい。 色々と気を遣う事が多いのだ。わざとなのか? 「まさか本当に薬学知識のせいで魔女だので嫌われてんのか?」 (23) 2022/01/19(Wed) 2:41:12 |
| >>22 ウミ 「滅茶苦茶こえーし、やべーよお前はよ…… 何喰ったらってレベルじゃねえよ。異星人かなんかか?」 さすがに同じ種族とは自分の国の文明では想像できないようで。 「他の奴らは知らんが俺にとっては当たり前じゃないしおかしい。あと変なあだ名をつけるな。ミズガネって呼べ。 ……あの女、全然言ってねえじゃねえか」 余りにも理不尽な悪態をついた。 「魚?食べ慣れてるけど別に好きかと言うと……」 示されて覗いてみる。どちらかと言うと魚は故郷はシンプルな料理が多くて期待していなかったのだが、見て見ればそもそも知らないレベルの華やかさが並んでいる。 「おいこれ、本当に魚か?」 わからなかった。 (24) 2022/01/19(Wed) 3:09:01 |
| >>25 イクリール 眉間に皺を寄せる。言うまいか、否か。 いくらでも誤魔化せばできるのだけど、それでは話が変わってきてしまう。悩んで、諦めたように口を開く。 「…………宮仕え。 別に王族とかではないが、 世話焼いて貰える程度の特殊な家系の役職。 ──俺はその役職の仕事すらも果たせてないから、 何もできねえ俺より凄いって言ったんだよ」 貴方の笑顔に複雑な顔を向ける。 同じ、慣れた顔だ。言われ続けて麻痺した顔。 自分と違って「できなかった」から言われたわけではなく、何の罪もないのに言われてるのに気にしてない様子が、何処か苛ついた。 「……怒ればいいだろ。 薬でもそれこそ使って報復してやりゃいい」 そんな事したらどうなるか、気質的にしないであることも理解はしても、悪態を付かずにはいられなかった。 (26) 2022/01/19(Wed) 4:05:26 |
| >>27 イクリール 「──本来12から15で行う仕事を、この年でできなくてもか?」 家事が出来ないのは仕方がないとして、代わりになす事がある筈だ。それを、それが、"できない"と言った。32で、だ。 それはもう、初めてとか長い目でなんて範囲をゆうに超えている。 怒りはしない。むしろそれしか言わない。 男は諦観しか浮かべていない。 「……なっちまえばいいのにとは思うがな。 俺ならとっとと滅ぼせるなら滅ぼしちまうから、性格も性質も根本も能力も、お前より余程魔女だろうよ」 進行方向の先を指差す。広い扉が開放されていた。 「後はここを直進したら広間だ。 後は一人で行けるだろ。俺は今そんな気分じゃない」 (28) 2022/01/19(Wed) 12:24:32 |
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