29 【2IDソロル+ペア混合】交換日記【完全RP村】
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いつ話せるかわからないから
僕の考えを、文字にして伝えておくよ。
僕は、この総攻撃を耐えきっても、
地上との戦いが終わるとは思えないんだ。
かといって、通信機を使って交渉するにしても、
こちらは今まで防戦一方で、交渉材料も持ってない。
僕は、……このままじゃ、駄目だと思う。
だから、例えば。上に行くことができれば。
地上の人と話すことが出来れば、
何か、変えられるものもあるんじゃないかな。
それでね。上に行く方法。僕なりに考えてみた。
ジルベールに貰った携帯式対機銃弾発射器と、
僕の義手砲を連続、または同時に。
真下に向かって発射すれば。
反動であの大穴まで、飛び上がることはできないだろうか?
……勿論、義手砲は、気絶しないよう
威力をなんとか調整してみるさ。
もし上まで行けたらあとは、成るように成れ。だ。
……ううん。無謀かなあ。
後で、ルークの考えも聞きたい。
[ ふつうのひとになりたい と思ったことも
“おとこのこ”がゆめ見るように、
ヒーローを目指したことだって なく、 ]
さいごに。これだけ。
僕は、必ず生きて戻るから。
ルークは、最後まで僕を見守っていて欲しい。
今日の戦いが終わったら、すぐに会いに行く。
でも……ルークの居る場所には、敵は近づけさせないけれど
もし、何かあったら。僕の名前を呼んで。
僕は耳がいいんだ。戦闘中だって、いつだって。
ルークの声は、絶対に聞き逃さないから。 **
| [ ──ドレスなら、有るけどね。 付け足すように 呟くように、 “ふり”だけなら出来るだろうとでも言うのか、 仕立てたドレスのことを 語る。
奇跡のよな 青薔薇のドレス。
──だれかのための 唯一のもの。**]
(252) 2020/05/26(Tue) 1:52:06 |
私のカブ
腐っちゃってないかな ?
私も伝えたい言葉があります
ずっと 今までずっと 伝えたかった言葉です
それは
シュゼットへ
君が君でいてくれることを、伝えてくれてありがとう。
何より、本当にほっとしてる。
総司令に話をしに行ったのは博打だったけれど、
確かな判断だったと思う。
皆が生き残るために、
機獣の情報はとても重要なものだったはずだから。
そのときも、いまも、
君が危険な目に遭っているとき、同じ場所に居られないことが
何より悔しいし、辛い。
でも、総司令は今は何もしてこないという読みは正しい。
あの人は、理屈で考える人だから。
名前のことも。
君が見たという写真のうさぎのことも。
聞かせてくれて、ありがとう。
見たこともないはずなのに、
わたしにも、その写真が見えるような気がした。
―― その写真を見ている、君のことも。
ほら、感じていた通りだった。
君は、自分が本当に優しい人なのかは分からないって、
前に書いていたけれど。
そこに生きていた誰かが残した写真を見て、
兎の姿を見て、
大事な人の笑顔を守る、そんな兎になりたいと願った君を、
優しい、という以外に、例える言葉をわたしは知らない。
黙っている事だって出来るのに、
皆が生きるために総司令に自分が知っていることを
伝えにいった君を――
ああ、でも、
見ていて危なっかしくて、少しでも近くに居たいと思ったり、
心配が過ぎて時々こう、
とびっきり苦いものを飲ませてやりたくなったりするのは、
さすがに許してほしいと思う。
放っておいたらどこに飛び込んでいくか分からないんだ、君。
隣にいる子供を守っているようだった、そのうさぎ。
でも、わたしは、きっとその子供だって
うさぎを守りたかったに違いないと思う。
想像することしかできないけれど――…
彼らがせめて、最後まで一緒にいられたならと、そう思う。
君がそうして、皆を守ろうとしてくれているのなら。
君のことは、わたしが守りたい。
前からずっと、思っていたから。
例えば、食堂で君の部下の人たちが
楽しそうにしているのを見ているその背中は、
彼らと一緒にいて、守っていても、
誰が守ってくれるのだろうと。
弱くて、一緒に戦いにいけないことが悔しいけれど。
わたしも、わたしが出来ることを探すから。
一人きりで、旅をして。
世界の何処かにひとが生きていられる場所を夢見た君の心が、
今ここに居て、皆を守ろうとしている君の心が、
いまの私には、何よりも、大切なものに思えてる。
寂しい思いなんて、決してしないように。
だから、最後まで見守っていてほしいと、
そう言ってくれることが嬉しい。
[ そうして、続きに記すのは、上に上る手段のことだ。
何があるか分からない場所に行くことに、躊躇はない。
そう、一人で行かせるつもりなんか、これっぽちもなかった。]
理屈では、そのやり方で上方に飛ぶこと自体は出来るはず。
発射速度も相当のものだろうから。
ただ、計算してみないと分からないけれど、
相当の反動があるだろう。
無事に上に着けるかは、かなり危険な賭けになると思う。
それに、気になっているのが、大穴の形態。
あの穴の向こうは、何も見えない闇だ。
まるで蓋でもされているように。
君の夢からしても、天の向こうの世界には、
時刻によって光があると思われるのだから、
あれがただの孔なら光がそのまま差し込んでもいいはずで。
攻撃時のみ開かれる蓋か、
それに類する何かで覆われているとしたら、
破る方法も必要になるし、
それを超えたとしても、向こう側にあるのは、
恐らく機獣の攻撃拠点。
もし他に方法がなく、急を要するなら、
そのときはそうするしかないと思うけれど。
いま咄嗟に思いつくことは、そう多くない。
ただ、君の話を総合的に考えれば、
この世界に在る遺失技術は、
元々は天の穴の向こうから齎されたものではないかと思う。
君が訪れた建物の硝子細工、写真、
そして何より、機獣そのもの。
どうしてそのような技術がこの世界に運び込まれたのか、
その目的は分からないけれど。
一つだけ言えることは、
『運び込まれたなら、その時点では出入り口があったんだ』。
あの大穴は、機獣を送り込むために開けられたものだろう。
最初の襲撃の際に穿たれたあれだけが、
地上との連絡孔だったんだろうか?
今は塞がれているかもしれないけれど、
他にも出入り口はあった可能性はある。
発掘現場と、開拓時代の地殻調査の図面を照らし合わせれば、
分かることがあるかもしれない。
それに、もしそういうものが見つからなかったとしても、
周りの協力が得られるなら、
あの大穴から上に出る手段も開発は出来るだろう。
もしそれも無理な状況のときは――
そうだな、君の方法に賭けてみるか。
[ 皆の協力が得られないとき――それがどういうときかは、
言葉にするまでもないだろう。]
必ず生きて戻ってきてくれると、信じてる。
待ってる。
わたしは、大丈夫。*
| [ すこぅし毛先を揃えて、 ──“おひめさま”の様に仕立てるには、 未だ短いけれど、 香油を髪になじませる。 自然な癖を殺してしまってから、カーラーで巻き上げ、 そのうちに白粉なんかを顔に首に叩いてしまおう。 唇と頬に朱をさせば、“ほとんど”イマドキのおひめさま。 嗚呼…香水も忘れない様にしないと。]
(280) 2020/05/26(Tue) 21:55:55 |
| [ 世間一般のゆめ見るおひめさまは、 “唯の貴族”なのか、 どこぞの王妃様なのか。 次女だからといって御転婆を許されるよな、 そんな方が王妃になるような、
……夢物語だ。
泥沼の魚を澄んだ湖に離したところで、 生きてはいけないのだから。]
(281) 2020/05/26(Tue) 21:57:48 |
|
完全に新品さ。 未だ誰も着たことのない、 …誰も着る予定もない。
趣味っちゃ 趣味かもしれないね。
(282) 2020/05/26(Tue) 21:58:11 |
| [ ──どこで聞いていたのだか。 執事の手渡す硝子には、ロイヤルブルーが浮いている。 冴え冴えとしたぶ厚い青は僅かに水を弾き、 紅薔薇よりも香や存在感の薄さを思う。
奇跡 の 色。 ──中庭の端にひっそりと、ひと株だけ咲く。
屋敷の奥に仕舞われたままの、 たっぷりと生地を纏うよな青いドレスを そのまま示すかのように。]
(283) 2020/05/26(Tue) 21:58:38 |
|
…僕はダンスが下手なんだよ。 だから絶対舞踏会になんかいってやらない。
(286) 2020/05/26(Tue) 21:59:25 |
| [ 執事の耳があるうちに、そんなことを言い捨てた。 ええ、そう。 格好良くありたいので。
マナーや話術は良いとして、 ダンスばかりはどうにも才能がなかった。 長い二本足をオットマンの上で組み、 足先を見詰めている。]
(287) 2020/05/26(Tue) 21:59:50 |
|
[ 少しの、間。 執事の姿が消えて、 扉の前から離れるくらいの、]
(288) 2020/05/26(Tue) 22:00:54 |
|
この青は、王宮の薔薇園にある青薔薇の姉妹でね。 …良い色なんだよ。 この色を残しておくためのものが欲しかった。
冬にも見られるように。
(289) 2020/05/26(Tue) 22:01:13 |
| [ 誰かのサイズである事は、偶々 とも言えた。 あの日偶々、落ちていたから。 あの日偶々、“飼う”ことを決めたから。
丁度よく身の丈の測りやすい“おんな”だったから。
男にとっては彼女への贈り物である意識も有れど… “自己満足”であるのは、そういったもの。 着なくたって、其処にあるだけで良い。]
(290) 2020/05/26(Tue) 22:01:43 |
|
[ 表裏である、とは思う。 唯、残そうなどと思うのは、 この日の偶然の産物ばかりだ。]
(291) 2020/05/26(Tue) 22:02:54 |
[ 笑っていたけれど、何処か、笑えていなかった。 ]
………… "残る"の、怖くない?
私は いやだな。
枯れちゃったら 死んじゃったら
綺麗なままのものに、ずっと、
縋らなきゃいけなくなる、し。
( 思ってみれば。
名を、決して呼ばなかった理由も、
これ だったのだろう。 )
みんな 何も残してなかったよ。
……ものも 碌に無かったけど、私も。
居るだけだって 覚えちゃってるのに、
夢にだって 出てくるのに。
中途半端に 覚えて、残るより、
名前もないまま死んだ方が、
ずっと幸せで、怖くないし、
だから、
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