246 幾星霜のメモワール
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| ここ数日の繰り返す出来事。 光らない人間の方が少数になればそんな声も出てくるのだろう。
「………光らない人間が不幸みたいにさ」
それにしても教会には何人居たのだろうか。 記された名前達を思い返して記憶を辿る。
「……やっぱ、デートに誘ってて正解だったな〜」
今日は彼女も忙しい一日になるだろう。 あの元気な彼も、さっさと教会から抜け出した彼も。 祝福の中で、あるいは一人。 考えることも、思うことも、多々存在するだろうからこそ。
一層喧騒も増していく街から離れるように、 男は裏通りへと姿を消した。 (0) 2024/02/08(Thu) 21:11:36 |
| ディルクは、いつの間にか割れた欠片の味が、分からない。 (a0) 2024/02/08(Thu) 21:20:52 |
| (a4) 2024/02/08(Thu) 22:47:21 |
| (a6) 2024/02/08(Thu) 23:00:59 |
| >>3 エミール 裏通り、影の落ちるその場所で。 男は酷く退屈そうに、酷く億劫そうに表情を歪めている、 …訳ではなく、 いつも通り の表情で気配ある方へ視線を向ける。 ──同時、無数の 目もまた、そちらへ。 「……………………ああ」 「"痣持ち"の一人、それで」 光ってないお仲間さんだ。 薄暗い影に隠れ、首をかくりと傾ける。 「僕に、何か用?」 「もしかしてデートの誘い?……はないか」 (4) 2024/02/09(Fri) 1:13:28 |
| >>5 エミール 小動物の威嚇する声。 耳に届けばふと笑い、胸元の笛を引き寄せる。 人の耳には凡そ届かない音が響き、蟲達はざわめきを止めた。 かさかさと、どこからともなくやってきて。 どこへともなく消えていく。 「…路地裏に用があるっていうよりは、そうだな。 まるで光らないことを憐れむ視線が面倒でね」 視線跳ね除けいつも通りに振る舞えばいいとして、 それでも面倒なものは面倒だ。 棒付きのキャンディを新たに取り出し口に含んで、転がす。 「男2人の 遊びってのは華やかさが足りないけど。 僕としては大歓迎、……どうせ暇だからね」 光っていない人間も残り少ない。 いっそ残された人間で広場でパーティも悪くないかも。 祝福されない人間も、決して不幸ではないのだと。 (6) 2024/02/09(Fri) 8:55:41 |
| >>7 エミール 「あ、今僕に対して偏見持ってたでしょ」 表情で分かると言いながら気にはしていなさそう。 からかいでもするような軽い口調だ。慣れているのだろう。 「僕も人間だからね、面倒なものは面倒。 そりゃ賑やかなのは嫌いじゃないけどさ。 別に人の中心に立って注目を浴びたい訳じゃないって」 楽しく気ままにやりたいように、なりたいように。 許される範囲でふらふらと生きていきたいだけ。 「…高台か、いいね。足りない華やかさが追加されるかも。 見せつけるのも悪くないけど今はその気分じゃないかな」 そうと決まれば向かおうかと、影から出て貴方の近くに。 …今なら、向かう途中空に舞う花びらは見られるだろうか。 あの魔女は今、何を思うのだろう。 (8) 2024/02/09(Fri) 22:28:46 |
| >>10 エミール 正直すぎるのは玉に瑕だが、正直者は好ましい。 寧ろそう見えているなら結構結構。 評価もイメージも何ら間違いではない。 今回はたまたま、こうであっただけだ。 「……おー、指摘しちゃう?いいけどね」 「笑顔って心からじゃなくても出来るもんだよ。 そりゃ楽しい時はちゃんと笑ってるけど」 よく見てるんだなという印象。 しかしここで長話もなんだから、それじゃあ向かおう高台へ。 向かう途中は適当な話を続けただろう。 例えば、今日は何を食べたか。例えば、昨日は何を食べたか。 そもそも食欲あった?よく寝れた?行き道で何か買ってく? その程度の、適当な話。 高台周囲は街とは異なり静かで、 逃避成功だねと男は笑って街を見下ろしていた。 (11) 2024/02/10(Sat) 6:04:56 |
むかし、むかし。
まだ聖女とも呼ばれてもいなかったその子供は、
その力でひとつの世界を創り上げました。
――― 幾星霜のメモワール。
その世界を模したことだって、
何の意味もないわけではありません。
だってその世界は、誰もが知るほど愛されているはずでした。
例えば、だ。
自分の大好物がケーキであったとする。
そのケーキが"食べられないこと"を不幸と呼ぶのならば、
そのケーキを"他の誰かに食べられてしまうこと"という
更なる不幸が生まれると俺は思う。
だから、事故のことを、俺は未だに許せない。
隣に座る明るく意気投合した女も。
目の前に座っていた髪の長いいい匂いがする女も。
後ろに座った足を俺の座席に掛けてきた女も。
全部、自分が選ぶことが出来る"ケーキ"だったはずなのに。
それら全てを奪って行ったその瞬間。
せめて隣に居る女だけでもと手を伸ばした細首が。
そこに巻き付く自分の掌の感触が。
こんなハリボテのような体になっても、
未だに俺を俺たらしめてさせているのだ。
だからきっと。
俺の"刻印"は、その時
"親指を強く捻じ込んだ""顎"に浮かんだんだと思う。
――そうだろう、女神様。
▽
こちらの世界で俺はその運命の相手を探していた。
俺の"人生"で唯一殺せなかったその女は、
きっと俺と同じ境遇で世界のどこかに居るはずなんだ。
温度のない肌と血の流れていない身体に残る、
その感覚だけが荒唐無稽で温度のない
自動人形の中に封印されていてなお、
自分が血の通った殺人鬼である事を思い出させてくれたから。
ありとあらゆる方法で他人に近寄った。
人は、その人だけが知っている情報を明らかにされると、
急激に距離を縮めてくれる。
俺にとって言葉は警戒を解くための呪文で、
俺にとってこの図体は
警戒を解くための前準備でしかなかった。
まあ、魔女ちゃんやシヴァピッピみたいに、
簡単には靡かない人もいて、そういう相手は丁寧に丁寧に
時間を掛けて解していかないといけなかった。
そんな時には逆にこの朽ちない身体が、
その邪念を上手く包み込んでくれた。
そうして時間を掛ければ、
相手の首に手が届くか、
相手の首に手を掛ける必要がないかの二拓で、
その相手との関係は殺人鬼にとって"正常化"された。
▽
武骨な武人でありながら本性は軽快。
軽薄な態度でありながら本性は沈思。
男性的な側面を持ちつつ本性は女性。
大人のような身の丈でも本性は子供。
様々な仮面を纏うには、
嘘が表情に現れないこの自動人形の身体は、
随分と味方してくれたように思う。
その仮面も、この祭りが終われば用済みだ。
グノウという名も、今の立場も捨てて、
またどこかの街で獣の自動人形として、
人々の心の隙間に滑り込もうと思う。
その時はどんな仮面を被るだろうな。
今回覚えた、何人かのような振る舞いをすれば、
少なくともそいつがこの祭りで勝ちえた信頼くらいは、
自分も勝ち得ることができるだろうか。
そしてその仮面でなら、
あの時手を掛けようとした運命の相手は、
――俺に喜んで殺されてくれるだろうか。
――俺に殺されて悦んでくれるだろうか。
▽
なあ。
多分、もうこの思念の共有も、
既に切れているだろうけど。
最後にここで、
一つ言えることがあるとすれば。
もし、運命の相手がキミであるならば。
大人しく俺に、首を絞めて殺されてくれ。
世界中の、感覚共鳴者に向けて。
俺は笑顔で思念を送った。
さあ。
次は誰と会話を試みよう。
| >>13 エミール 問われて視線は街から貴方。 手にした飲み物は未だ口を付けずに。 「…んー、イメージ通りのこととか」 適当に人を誘って食事したり、 適当に人を誘ってデートしたり。 別に女の子に限らず今のように男でも。 「あとは冒険もそう。ソロで暇つぶしにね。 体を動かすにも丁度いいからさ」 「そっちはどうなの?普段ここに来ないって言うけど」 それじゃあどこに、どのように。 名前以外は知らないばかりで、問いが浮かぶ。 最も、興味というよりは話のネタとして。 (14) 2024/02/10(Sat) 23:05:14 |
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