102 【身内RP】泡沫に消えし夢の随に
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| もう少し、お話出来たら嬉しいです。
先ほどから眩しそうですが…… 宜しければ日陰に、如何でしょうか。
[ 折角の機会。ゆっくりと話したくて 指し示したのはさわさわと葉を揺らす木の 近くにあるベンチでした。
そこにたどり着く途中にある屋台で 龍眼水vilに興味を示したりしてみましたが… 彼の好みだったなら二人分、 購入することにしましょう。 好みでないと言われたなら 一人分だけ購入することになりますね。 ]* (27) 2021/10/21(Thu) 23:21:56 |
[ 歌い続けても、いくら歌っても。
悪夢からは、逃げられないのです。
悪夢の化け物に姿が変わったものを
歌の力でもどせたらどんなによかったか。
わたくしにできることは、生きている者に
生きて、と生を願うように歌うことだけ。
癒しを少しでも届けることだけ。
それすら微々たる力にしかなりませんから。
魔族の方に助けていただいた時は
泣きそうになっていました。
怪我を負わせてしまったと、無力さを痛感して。 ]
[ それでも、わたくしが泣き叫ぶことだけは。
それだけは許されなどしないのです。
だから、声を殺して、泣くしかできなくて。 ]
[ 今だって、そうです。
創造主様の声が聞こえても
声を殺して震えながら、目からあふれる涙を
止めることなど出来はしませんでした。
あの方は、ご無事でいらっしゃるのでしょうか。
怪我をしていたら、どうしましょう。
わたくしはどうなったって、いいから。
―――あの方に、生きていてほしい。
何かに浸食(98)1d100
されていく感覚を感じながら。
思いをはせていました。 ]**
| おまけを喜んで貰えれば、 >>15 渡して良かったと、にっこりと笑う。 「 うんうん、楽しみんしてる〜 またね、気を付けてねぇ〜 」 へらりと、笑って見送れば、 肉に齧り付くように、一度だけ肩を揺らした。 (28) 2021/10/21(Thu) 23:38:38 |
| 人間の子。 魔族と比べれば、とても弱く脆い存在。
だけど、本当にいつも感心させられるんだ。
彼らの心は本当に強いと。 短い生を懸命に生きる姿は、美しいと。 (29) 2021/10/21(Thu) 23:38:40 |
|
それから。 美味しそうに食べる姿を見ると、 苦労して、狩ってきた甲斐があるなぁと、嬉しくなる。
生きる糧を得る為に戦う。 喜んでくれる人たちの為に戦う。 誰かが危険な目にあっているなら戦う。 それが、俺が戦う意味だった。
あとは、ゆるりと楽しく生きるんだ。 眠い時は眠って、笑いたい時に笑う。
泣くことは殆どないし、怒ることもあまりないけど。 自由気ままに、何にも縛られない。
それが、俺だ――**
(30) 2021/10/21(Thu) 23:38:42 |
| [ 感情を声にしたくなかった >>24とそう聞けば 片方の眉を僅かに上げて。 意味を推察はすれど、口には出さずにいた。 一輪の花がふわりと咲く様を思わせる笑みを しげしげと見つめてしまう。 会いたい人に、 たった今 会えた >>25 の言葉が鼓膜に触れる。 一息置いてその意味を理解すれば まるで初心な少年のように顔が熱くなるのを 感じてしまって、慌てて前髪をぐしゃ、と梳いて 誤魔化そうとした。 ] …… それは、よかった。 (31) 2021/10/22(Fri) 17:13:44 |
| [ 偶然ですね、と喉まで出かけた言葉は どうにか胃の腑へ押し返し。
飾り気のない誘いの言葉に、だらしなく 緩みそうになる頬を引き締めて、微笑んで頷いた。 ]
(32) 2021/10/22(Fri) 17:14:24 |
|
もちろん、喜んで。 綺麗なお嬢さんのお誘い、断ったりしたら バチ当たるわぁ。
[ へらりと戯けて、示されるがまま日陰のベンチへ。
龍眼水に興味を示される彼女に肩を並べて 屋台を覗く。 購入しようとする彼女の手を静かに押さえ、 暗に己が、と伝えれば遠慮されるだろうか。
どちらにせよ女性に支払いを任せるような 格好の悪いことさせんといてくれますか、と くすくす笑って半ば強引に 支払いを済ませてしまうのだけれど。 ]
(33) 2021/10/22(Fri) 17:16:03 |
| [ 両手に二人分の龍眼水を手に、ベンチに腰かければ ひとつを手渡そう。 まずは眩しそうだと日陰を選んでくれた、 さりげない優しさに礼を伝えて。 ]
あぁ、気遣わせてしまって申し訳ない。 俺は、見ての通り魔族でね。 昼の光が強くて、眩しくて見えづらい。 日陰ならいくぶんマシで、助かりました。
(34) 2021/10/22(Fri) 17:17:47 |
| [ 彼女の声は穏やかで、柔らかな風のように快い。 詠うような声に変な顔をする輩がいる >>24なんて 思いもよらないから。 ] 一度聴いたら忘れぬような 澄んだ美しい声をお持ちですね。 [ 口にしてしまってから、柄にもないことを言ったと 照れたように手にしたカップに口をつけ、 ごくりと大きく一口飲んで、困った顔で笑った。 ] (35) 2021/10/22(Fri) 17:19:55 |
[ もともと日の光の下では見えづらかったのだから。
額から流れる血が目に入って赤く染まる視界は
もうどうでもよかった。
瞼を閉じれば、宝石のような葡萄色が
手に取れるように鮮やかに描けるから。 ]
[ 大人しく言うことを聞いて、種族の繁栄にでも
とっとと励んでいれば
この世界を蝕む悪夢から、護るための手を
ひとつでも増やすことが出来たのだろうか。
早く嫁をもらえ、と会うたびに口から炎を
吐いていた母を思い、微笑う。
母の言うことに反発するだけで、何ひとつ
孝行らしいこともしてやれぬまま、
この手で屠った、母のことを。
愛しんでくれた恩を返すこともなく、
かつて母だったモノの首を切り落とした時の
ぐにゃりとした肉の感触が、
いつまでも、いつまでも手に残って。 ]
[ 創造主の声が聞こえる。
己が知るそれとは異なり
凛とは言いがたいその声に、思わず顔が歪む。 ]
わるいなぁ、
主様、ちょーっと厳しそうやわぁ。
[ こんなにも、護ってもらうばかり。
心底申し訳ないと憂う。
その命を削って、残された者を護ろうとしている
創造主の、
最期の願いさえ、叶えることは(71)1d100──────
]
[ レーヴは、どうしているだろうか。
俺のことはもう、どうでもいいと思った。
生き延びてほしい、一人でも多く。
それから、
ほんの銅貨1枚で頼めた義理もないのだけれど。
足りへん分は、ツケでなんとかひとつ、
助けてやってくれへんかなぁ、と
自重気味に呟いて、嗤う。 ]
─── ……ユーラ、
[ 口に出して名を呼べば、吐息と共に
焼けるような赤が、口端から溢れて
蛆のように黒く変色した痣を染めた。 ]**
創造主様が、守ろうとしてくれている。
だというのに、生きる気力が湧かなかった。
そんなことを思っていたから
罰が当たったんだろうな。
銅貨1枚分の奇跡だって。
本当は、貰えたかもしれないのに。
「 休む暇もないってぇのは、
こ〜いうことなんかねぇ、鬱陶しい 」
陽が落ちるにつれて、
あたりはジリジリとした不快な音が多くなり、
迫る気配に飛びのきながら、愚痴をこぼす。
疲れたと、血反吐を吐いても、身体は勝手に動くんだ。
だけど、そう。
何かぬめるものを踏んでしまって、
身体がぐらりと、傾いた。
ぐ、と小さく呻いたところで、
腹に、胸に、痛みが走った。
「 ッ、ぐ……かッ、 」
焼けるように熱く、痛む。
そして、何かに浸食されているような気配に、
嫌な汗が、額から流れ落ちる。
そう思ったら、悔しくて。
気づけば、呪文を唱えていた。
今までで一番強い炎の魔法。
「 」
声にならない叫びの中で唱えれば、
周囲総てを炎に彩って、すべてを
燃
やし尽くして。
俺が最期に見たのは、
赤々と炎に炙られるように
照らされた――――――― 綺麗な星空だった。**
| [ わたくしの誘いが断られることはなく。 どこか嬉しそうに見えて、 同じ気持ちであるならば >>32 これ程嬉しいことはないな、と思うのです。 ] (36) 2021/10/22(Fri) 22:37:49 |
| [ 綺麗だ、と言われるたびに 心が躍ります。 それを、すぐに言葉にできれば もっと、可愛げもあるのかもしれませんね。 ですが言葉にはせず、にっこり笑うのみです。 龍眼水を購入しようとすれば 手を静かに、押さえられてしまいました。 遠慮しようと首を振ってみても くすくす笑われて理由を告げられれば そういうもの、でしょうか、と 困ったように笑って 支払いをお譲りすることになるのです。 >>33 ] (37) 2021/10/22(Fri) 22:38:27 |
| やはり、ラク・シャサ様は魔族の方なのですね。 先ほどから眩し気な表情をされていたので。 わたくしも木陰で休めたらな、と思っていたので どうぞ、お気になさらないでください。 [ 赤の瞳は魔族の証。 そう、わかってはいたのです。 どうしてでしょうね、見間違いかもしれない などと、あり得ないことを考えていたのは。 ] (38) 2021/10/22(Fri) 22:38:55 |
| [ 声を褒められれば、鏡に映したような 困った顔が彼にも見えたでしょうか。 >>35 ] ありがとうございます。 でも、 ……歌王の声、ですから。 なにかと、気を遣うことも多くて。 [ でも、大したことではありませんね、と 首を振って見せました。 だってそうでしょう? 昼に必ず弱ってしまう魔族より ずっと、小さな悩みではないでしょうか。 話さなければ、なんの影響もない、なんて。 先ほど手渡された龍眼水に口をつけてから。 ] (39) 2021/10/22(Fri) 22:39:34 |
| 昼間ですけれど、創生祭にいらっしゃったのは 祭りを楽しむ以外に、 何か約束などがあったりしましたか…?
[ 逢えたことが嬉しくて、 ついお誘いしてしまいましたが 誰かとお約束があったのだとしたら 邪魔をするわけにもいきませんから。
優しい方に気を遣わせていないか、と 確認するように聞いてみました。 ]
(40) 2021/10/22(Fri) 22:40:00 |
[ もう、自力で身動きを取ることすら難しい。
逢いたいと願う人にすらあえなくて
それでも、
それでも――――
]
どうか……
[ 歌にならない音が小さく響くのです。
祈りのような、ただの願望のような。
光の柱まで行くことはもう自力では叶わない。
だとしたら、私はただ願いましょう。
一人でも多く、生きて欲しい。
すきなひとに、いきてほしい、
と。 ]**
| 暗闇の中、美しい歌声が響いてきます。 それは誰もがどこかで聞いたことのある 歌い継がれる、古い民謡でした。 夢は遠く紡がれ続け 調べは流るる水のように伝う
命の灯 時の砂時計 忘れられない想い出を ─── 声は優しく、慈しむような響きだというのに どこか寂しい気持ちをも抱かせるような。 (L0) 2021/10/22(Fri) 23:24:45 公開: 2021/10/22(Fri) 23:25:00 |
| ぱっ、と点ったスポットライトの下に、一人の女。 俯いていた顔を上げて、力強い瞳を観衆に向け。 壮大なオーケストラが鳴り始めます。
これより始まるのは、東の地の島国から 連れ去られてきた歌王と ただの街人でしかなかった人間の。 種族を超えた、知られざる愛の話。 (L1) 2021/10/22(Fri) 23:29:40 公開: 2021/10/22(Fri) 23:25:00 |
| (a2) 2021/10/22(Fri) 23:31:24 |
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