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【人】 AI研究 波照間 ハテマ目を伏せてぼそぼそ言う。 マツリカちゃんの才能は目を見張る程のものではないけれども、それでも、ここまで僕についてくるのだから、地力は凄いものがある。 マツリカちゃんにだって、わかっているはずだ。 アカツキが、どれだけ素晴らしい存在なのかを。 彼がただの人間になってしまうことで、アンドロイド学がどれだけダメージを受けるのかを。 人間になりたいと言うアカツキの言葉を、意志を、望みを、僕は欠片も理解できない。 だから、あえてそこは無視した。 「アカツキは……その……これからのアンドロイド研究に、なくてはならない存在、だか、ら……人間になんか、なっちゃだめだよ……。 マツリカちゃんも、そう思うでしょ……? だから、協力、してくれないかな……その……なんだってするからさ……」* (17) TSO 2019/08/31(Sat) 18:29:57 |
【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー>>14>>15 「――やっぱお前、独りなんだな」 ハテマの手を振り払って、 俺は冷ややかな目を向けながら、薄く笑った。 ……ああ、がっかりだ。 楽をする為に造ったどころか、俺は代用品でしかないらしい。 だったら猶更、俺は此処に居ちゃいけないんだろう。 (18) 青磁 2019/08/31(Sat) 21:57:53 |
【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー「そうだな、人間はすぐ消えてしまう。 それは否定するつもりはないし、できない。 それでも俺は、人間になりたい」 脅しにNOを突き付ける。ハテマが嫌う人間なら、 こういう時は適当にYesと言えば良いんだろう。 そうやって人間は短い一生を終えるんだろう。 こいつは今までずっと孤独で、 アンドロイドの身体を得て尚、 誰にも理解されないまま独りで、 何のために存在していたいんだろう。 ……まあ、俺の考える事じゃねぇな。 「でも、お前は俺の願いを、記憶を消すんだろう? 一度消してしまえば、もう歯止めは効かなくなって、 俺がお前に都合の悪いことを考える度幾度となく記憶を消して、 上書きして、都合のいいものに作り替えていくんだろう。 容易に書き換えの可能な、容易く消せるような不確かなものが、 人間以上の不死の存在だって言うなら笑えるな」 (19) 青磁 2019/08/31(Sat) 21:59:28 |
【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー「そうして、俺という人格を修正しまくって その兄とも今の俺ともかけ離れた、 俺の姿をした素直で従順でお前の完璧理想通りの 『アカツキ』ならお前の傍にずっと居てくれるんじゃねぇの? それが3人目でも数百、数千人目でも、 ――……『今の俺』には関係ないんだ、好きにすりゃいい」* (20) 青磁 2019/08/31(Sat) 22:00:43 |
【人】 助手 茉莉花 -マツリカ- (21) rein-joir 2019/08/31(Sat) 22:38:44 |
【人】 アンドロイド 赤月 ーアカツキー>>8>>9 「何から自由に……ねぇ。……あ、ちょっと待ってろ」 人間歴センパイの為に冷蔵庫からバニラアイスを出した。 結局の所、俺には知識しかないわけで、 普段マツリカが舌を火傷したと言っていても、 火傷には痛みを伴うとわかっていても、俺にはわからないんだ。 ……もし人間になったとしたら。それは、 自由ではなくて、新しい不自由を手にするだけかもしれない。 「そうだな……。俺は、ハテマから自由になりたい。 今んとこ、そんだけだ」 ……まあ、いいや。俺は、 この小さな世界から抜け出せればよかった。 あいつにもそうあってほしかった。* (23) 青磁 2019/08/31(Sat) 23:07:39 |
【人】 助手 茉莉花 -マツリカ->>23 「バニラアイス!ありがとう」 分かりやすいようにしたつもりは無かったけど見抜かれていたみたい。 渡されたアイスをひと匙口に入れれば、冷たさと甘さが口に広がっていく。 赤月くんはやっぱり、とても優しい。 「うん、わかった。 そういう事であれば、私は赤月くんに協力できるよ」 それ以上長くは語らなかった。 説明しなくても、彼には伝わるだろうから。 まあ……それが100%あなたの望む方法とは限らないけど。* (24) rein-joir 2019/08/31(Sat) 23:34:48 |
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