41 【身内】幽霊さんとお嬢さんと【R18】
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っ……かわい……
とっても、上手になったね稀。
[
ゆっくりと口を動かしはじめた彼女。
その姿はとってもえっち。
紐だけが彼女の背面を隠しているなんて、
かなり、いいとしか言えない。
彼女の口の動きを感じて、
彼女の成長を口にしてしまったのは、
連れ添ってきた年月が長くなってきたから?
可愛い稀の子供がずっと欲しかった。
なのに、2人とも健康なのに、出会えない。
そう思うと、少し表情が暗くなったかも。
]*
[ 背後から見遣る景色
淫らで、美しく。
触れた背中の感触は確かにあれど
彼女が振り向くことは無いのです。
…またざぁと風が木々の騒めきを促します。
嗚呼
やはり。
幸せそうな顔で夫の脚の間に
顔を埋める彼女の瞳には
]
| [ トントン お寺の 道成寺
釣鐘下ろいて 身を隠し
安珍清姫 蛇に化けて
七重に巻かれて ひとまわり ひとまわり… ]
(0) 2020/09/08(Tue) 11:49:25 |
| [ ふ、と身体を退けました。 が。 淫靡に奉仕を続ける彼女に もう一度だけ近づいて、 白い頸に紅い 花 を咲かせましょう。 じゅう、と素早く噛みつくように。 そのままふうと身体は透けて。 気付けばいつものように屋根の上。 いっそ成仏出来ればと思うけれど 美鶴の待つ川の畔は見えぬまま。 ] (1) 2020/09/08(Tue) 12:02:28 |
| [ トントン お寺の 道成寺 六十二段の階を 上がり詰めたら仁王さん 左は唐銅、手水鉢 手水鉢 ] ** (2) 2020/09/08(Tue) 12:09:01 |
ん、ふ…っ……!!
[ 彼女は、目の前の夫に褒められて
嬉しさで更に口を動かした。
彼の気持ちよさそうな声が聞こえれば、
彼女もゆるりと腰を揺らしてみる。
すると、頸にちくりと痛みが走る。
つられて、軽く彼のモノに歯を立ててしまい、
口から吐き出すように距離を取った。 ]
ご、ごめんなさ、ぃ……
いた、い……?*
[
彼女の体が震え、珍しく歯を立てられた。
彼女は身体を離して、泣きそうな目で僕を見る。
僕は、彼女に近づいてぎゅうっと抱きしめる。
大丈夫、なんてささやいて。
]
でも、今日のご奉仕はこれまで。
後は、僕に沢山愛されること。
[
彼女をマットに寝かせて、
僕は有無を言わさず彼女と繋がる。
そこから、稀が動けなくなるまで、
いろんな体位で、かわいがった。
途中、つけた記憶のない痕を見つけたときは、
少しだけ稀に意地悪をしたけれど、
嫌がることはしなかったはず。
]*
| [ 露天風呂で楽しんだ後、程なくして、 僕たちは子供を授かった。 それはまるで、憑物が取れたような。 念願叶った、僕たちの子供。 嬉しくて、初めてこの目で見たときは 稀と一緒に泣いたっけ。
暫くは子育て優先になるけれど、 稀と支え合って切り盛りしていくつもり。
だってここは、一夜の楽しみを求める人間の 集いが行われる不思議な旅館だから。
]*
(3) 2020/09/09(Wed) 10:04:18 |
[ 彼が真正面に見える。
天井と彼。彼ももう、耐えられないらしい。
両手を広げて彼を受け入れれば、
彼女の中はいとも容易く彼で埋め尽くされる。
ぎゅっと、腕を絡めれば2人の距離は
ゼロ距離になることだろう。
下腹部に感じる熱。初めての感覚。
中も満たされたい。
そう思って彼女は彼の腰をしっかりと
脚で固める。力の抜けそうな彼女のホールドが、
どこまで通用するのかわからないけれど、
離したくない。 ]
けんと、さ、っ…すき、すき……!
[ 彼の動きに合わせて、彼女の口からは
嬌声と、彼の名前くらいしか出なくなった。
最後の力といわんばかりに、
彼女は唇を重ねて、彼の唾液を欲しがっていく。 ]*
[ 軽く噛んでしまったことに関して、
彼は怒った様子を見せなかった。
けれども、それから後はまるで
マーキングをするかのような
愛され方へと変わっていった。
そんな彼も好き。
彼女の頭の中は、また彼で埋まっていく。
何度も中に出されては、
外にも偶に出されて彼女の体は
内外共に汚れていく。
それでも、それは少し遠い過去に望んだこと。
またひとつ、彼女の願いは叶えられる。
気を失うまで、愛されたのはいつぶりだろう。
次に目を覚ましたときは、
2人で寝ている布団の中。
ぐっすり眠っている彼を見て、
彼女は小さく好き、と呟くのだった。 ]*
| [ 子供を授かってから、彼女は一歩成長した。
気が強くなったといえば、そうとも言うが、 変に怖気付くことがなくなった。 新規客に声をかけられようとも、 しっかりと断りを入れるようになった。 ]
それでは、本日もよろしくお願いします。
[ 子育てをしているところを、 あの人はみているだろうか。 たまに、頭の片隅に思い浮かぶ人。
噂は絶えないので、多分どこかにいるのだろう。 いつの日か、良い人に巡り会えますように。
彼女は届かぬ思いを胸に、自分の足で 立って、最愛の夫と共に、旅館を繁栄させるのだ。 ]* (4) 2020/09/09(Wed) 11:56:44 |
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