天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2021/04/14(Wed) 9:19:06 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ いつか旅行に行こう、との約束を叶えたのは冬だった。北方の冬の祭り。 灯籠に照らされた雪の風情と凍える白い吐息の中で、今度は海へ行こうと約束をした。ふたりとも泳いではしゃぐという歳でもなかったし、己の体調のこともあったから、盛夏は避けたいと時期を練り、そうして今の季節。 行程については随分と歳下の彼の方がよほど旅慣れており、この国は通り過ぎるだけの筈だった。 王制というこの国の、統治者が崩御したのは最近のことだという。 未だ治安や情勢が落ち着いてはいないのか、国境を跨ぐ際に足留められた。何れか揉事もあったのかもしれない。ただの旅行客であることはすぐに認められたが、同様移動を妨げられた旅人は多く、その手続きの順に数日待たねばならないとの事だった。国内ならば自由に行動してもよいらしい。] 此処も旅程のひとつだと思って過ごすしかないね。 [ 半分は公吏との交渉の順を待つ間に読んだ新聞の受け売りだ。ベンチに腰掛け、先程まで目を通していた更紙を折る。此処は日陰だが、朝方であっても気温の上昇は早く、暑い国なのだろう。空気が乾燥しているのが幸いだ。 旅の間は自分を慮り移動は大抵陽の高い時間に行われたが、足留めを受けたことが不慮であり、今は未だ浅い午前の時刻。庇が影を落とす陽の光が眩しく目を細めた。] 朝ご飯でも食べに行く? [ この場で出来ることは済んだ。ならば右顧左顧していても仕方あるまい。市場は既に空いている時間だろう。賑やかな喧騒が途切れ途切れ風に乗り聴こえ、そう離れた場所ではないのが知れる。旅の連れ合いにそう声を掛けた。]* (2) 2021/04/14(Wed) 10:41:22 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ かつての繁栄と異なる場所に未練はあるのか。 そう聞かれたのなら、恐らく答えは…… ──────いいえ。 ] 思えば、どこにも輿入れしていなくて 良かったのかもしれないわ… [ 窓の外、日に日に荒れていく都を眺め、 静かにその場所に腰を下ろすとひとつため息を。 石油により繁栄していたこの国の現状は、 荒んだものに変わっており、 その原因は国の象徴の不在というよく起こる話。 ]** (3) 2021/04/14(Wed) 14:07:37 |
【人】 祓魔師 ダンテ情勢に疎かった、申し訳ない。旅程を早くに決めすぎてしまった。 [ それくらいに楽しみにしていたと言えるし浮き足立っていたのだろう。何ヶ月も前から海に行こうと決めて、宿の予約や列車のチケットも早々に。 >>2旅慣れている自負はあったし、信頼してくれていたのに、こんなトラブルに巻き込まれてヴィには酷く申し訳ない。今回は幸いにも拘束や身体への危害はなかったが、一切の憂いがなくてこその行楽だろうに。] 大変な時に訪れてしまったね。 [ 半旗を見たような気もするから、本当にごく最近の国王の崩御なのだろう。自分たち以外にも足止めされた旅人はそれなりに居るようだが、はっきりとした理由を突き止める事はできなかった。] (4) 2021/04/14(Wed) 15:43:13 |
【人】 祓魔師 ダンテそう言ってもらえると救われるよ。街並みはとても素敵なところだね。 [ >>2ヴィが此処も旅程の一つだと考えようと言ってくれたから、若干心も軽くなる。自分とヴィが拠点にしている国とは随分違った様式の建物が多くて心躍るのは確かだ。] 日差しが心配だけど。 [ 言いながら日向を眺めれば午前だと言うのに暑くなりそうな予感をさせる。] うん、朝ごはんにして、宿を早く決めてしまおう。駅の案内にいくつかピックアップしてもらったから訪ねてみようか。 日傘をさして、荷物は僕が持つから。 ショール?なんだかほら、被り物を手に入れるまでは僕の帽子をかぶっていて。 [ 問答無用でヴィの頭に帽子を乗せて、ショールといったがこの地方では別の名前で呼ばれているのかも知れない。日除けの布を買うまでは我慢してねと。 この国に日傘の文化があるのかわからないのだが、ヴィの白すぎる肌に日差しは毒で、用心するに越した事はない。キャスターのついたスーツケースが一つにカバンが二つそれなりの荷物だったが、苦になる程でもない。**] (5) 2021/04/14(Wed) 15:45:54 |
祓魔師 ダンテは、メモを貼った。 (a1) 2021/04/14(Wed) 16:28:45 |
【人】 第11皇子 ハールーン[ 石油と魔法の国『アルファルド』 ──その王都・アルシャマーリ 長らく安定して繁栄を遂げてきたこの国は、 突然に主を失った。 即位する筈の第一皇子は直前に他界している。 ならば何故、第二皇子へと引き継ぐ事に ならないのか? ──それは苛烈な後継者闘争にあった。 32人居た王子のうち、6つを越える歳まで 生き延びたのは16人。 そのうち半数がさらなる闘争で亡くなっている。 特に水面下だけでなく目に見えて激しいのが 2・3・4番目の皇子たち。 それぞれが政治・経済・教育と得意分野で 派閥を広げており、表向きは穏やかに民衆の支持を 得んとしているが、裏では血と硝煙と砂埃。 いつの時代も変わらぬ手法で争っていた。 ] (6) 2021/04/14(Wed) 17:41:46 |
【人】 第11皇子 ハールーン[自分も7つの頃に毒を盛られた記憶がある。 運良く生き延びることができた後、逃げ回り10の頃に父親からこの隠れ家を譲り受けた。 あれからもう4年は本宅へ帰っていない。 皇子らが暮らす本宅──『ブルジュ・アルアサド』には第二王子から第十六皇子までが暮らしている、はずだ。今もなお。] (7) 2021/04/14(Wed) 17:44:01 |
【人】 第11皇子 ハールーン──……ふぅ 1年ちょっと、留守にしただけでも埃ってたまるね [ 誰に言うでもなく。透きとおる青の、乾いた空へと、ひと仕事終えた清々しい笑顔を向けた。 白のシーツがはためいている。 客間の4人分ともすれば、中々に骨の折れる作業だった。何せ此処には洗濯機が置いてないのだ。] 後で買い物にも行かなくちゃなぁ〜 久々に、お菓子作りもしたいから…… [といっても、この隠れ家兼別宅に暮らすこととなるのは自分と従者である『彼』の二人だけなのだから、4人分も洗濯する必要は無かったのだけど。] 卵と小麦粉と。バターと……そうだ 『餃子』にもまた挑戦したいんだった! [異国の地で学んだ、異国の料理。果たして適した材料が我が国にあるのか? 想いを巡らせながら、武器庫になってる屋根裏に居るだろう『彼』の元へと足を向けた。] . (8) 2021/04/14(Wed) 17:48:29 |
【人】 第11皇子 ハールーン──いずれは、顔を合わせなくてはいけない。 ここへ"帰った"のだから 王位継承権の放棄は、原則認められていない。 剥奪されるのは『成人までに己の従者を見つけられず従えられなかった場合』だけ . (9) 2021/04/14(Wed) 17:52:32 |
【人】 第11皇子 ハールーン[7つで殺されかけた時から、逃げ回っていた自分が、こうして従者を連れて帰ってきたのだ。目をつけられないはずが無い。 けれど後継争いに参加する意図など当然あるはずなくて、むしろ逆だった。まだまだ成人に満たない自分が、ひとり逃げきるには限界がある。 形跡が追えない様に、移動には『魔法具』を使ったけれど、] イスハークはきっと気づいてるよなぁ…… [優雅な立ち振舞いで民衆にも顔の利く二番目の兄を思い浮かべながら、思いの外、憂鬱な声色が出てしまった。 それも当然だ。4番目の兄と共謀で1番目の兄を殺した張本人なのだから。] (10) 2021/04/14(Wed) 17:55:26 |
【人】 第11皇子 ハールーン[じゃあ何故なのかと問われれば──それは きっと、この生まれ育った国の美しさを、彼にも──ダレンにも、知って貰いたかったんだと。 甘い考えなんだろうと想像しつつも、何年かぶりの故郷の都に思いを馳せた。]** . (12) 2021/04/14(Wed) 18:01:37 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[「俺の国に一緒に帰ってくれないかな」 試験の後の宴も終わる頃、突然に切り出された言葉。 聞けば、彼は王位継承争いに巻き込まれて逃げ回っていたのだとか。 人懐こく明るく純粋な彼は、そんな殺伐とした暮らしに耐えられるような人には見えなかった。 折しも、新たな主人を求めていた頃だった。 ならば彼が主人となっても良いだろうと、側に仕えて彼の身を守ることを決意した。 命を守るだけでなく、心の支えにもなれたら良いと自然に思い浮かんだのは、彼が天真爛漫に料理を楽しむ姿が印象深かったからだろう] (13) 2021/04/14(Wed) 19:11:07 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[かくして祖国を離れ、旅の末に主人の祖国『アルファルド』へ辿り着いた。 旅の途中、アルファルドのことは何かしら主から聞いただろうが、その中でも強く記憶しようとしたのはやはり後継者闘争のことだった。>>6>>7 王位継承権が剥奪される条件>>9を聞いたとき、不思議に思ったものだった] (争いたくないだけならば、私を従者としなければ 権利が剥奪されたのではないだろうか……?) [それを当時尋ねることができず、黙って飲み込んでしまったのは、たった1人自分を選んでもらえたことが少なからず喜ばしかったからに他ならない。 他の従者はおらず帰れば2人暮らしと知って、それだけ頼ってもらえることの誇らしさもあれば、自分1人だけで主の身を守り抜けるのかの不安もあった] (14) 2021/04/14(Wed) 19:11:31 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[アルファルドにはまだ着いたばかり。 真っ先に主の隠れ家に案内され、中を軽く見て回って、興味を引かれたのが屋根裏の武器庫だった。>>8 今後、身を守るために使えるものがあるかもしれない。 主に武器の扱いを教えるためにも、何があるか確かめておきたかった。 屋根裏というだけあって物量はさほどでないが、一般的な武器が数種類、2、3本ずつ置いてあった。 もしかしたらいずれ訓練用にと父王が配慮した結果だったのかもしれない。 ダレンが扱いに長けるのは主に片手剣だったが、両手剣と槍もそこそこに扱える。 だがまずは全ての基礎になる体術からだろうか、と旅の途中から思案していた。 もちろん、主が学びたいといえばの話である。 彼は武術よりも料理のほうがよほど楽しそうで、帰ったら何を作りたいといろいろ聞かせてもらったのを思い出していた。 ちょうどその頃だったろうか、階下で主の足音が聞こえたのは>>8]** (15) 2021/04/14(Wed) 19:11:57 |
【人】 宵闇 ヴェレス 君のせいじゃないだろう。 [ そこが目的地ならいざ知らず、遠国の元首の崩御を予め計れる筈もない。 ましてや何処へ往くにも便の良い国に長く住まいながら、無精が故に旅のひとつも出たことのない自分が、彼の旅慣れを理由に旅程の手配を甘え任せていた。であるから、責める気持ちなど毛頭ないし、自分の口ぶりからもしそう伝わったのなら誤解であると言外に語調に滲む。] 悪いことばかりじゃないよ。 [ 街並みがとても素敵だと>>5彼の言う通り、故郷は違えど北方生まれのふたりにとって、熱射に晒された景観は色鮮やかで目に眩しく、住み慣れた国を離れて旅に出たのだと実感が湧く。 それに、そもそも自分たちが出会うきっかけも、彼が急ぎの旅路に足留めを食ったとこの状況に似たりよったりなものだから、悪いことばかりじゃないというのも本心だ。根が楽天的なせいもあるかもしれない。] ねえ、ダンテはこんな暑い国にも [ ふたり北国生まれなのだからと無意識にダンテにもこの景色が珍しいのではと思ったが、仕事柄遠出も多い彼は似た風土の地域に訪れたこともあるかもしれない。問い掛けが尻すぼみに消えたのは、不意に彼が被った帽子を自分の頭に乗せ掛けた>>5驚きの為だ。] ………… [ いつもなら、日傘のうえに帽子なんて大袈裟だよ、と抗議のひとつも言うのだが、実際風景が白茶けて見えるような陽射しは目を灼いて、染みるに似た微かな痛みを覚える。本来の目的地はまだ先なのだから、こんな処で意地を張り旅を台無しなどしたくない。大人しく肯い、その代わりに自分の分の荷物まで纏める彼へ片腕を伸ばした。] 日傘を持ったって片手は空いてるんだから、僕も持つよ。 [ いつもなら寝台に入るような時刻だ。欠伸を噛み殺しながら彼に言う。] (16) 2021/04/14(Wed) 19:41:24 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 見知らぬ国でも迷うもなく、喧騒を辿ればじき市に着いた。 王が死に後継は定まらず、治安は悪化していると駅で買い求めた紙面で見たが、流通や商業に大きな影響はないらしく、活気盛んに商売人の声が飛び交う>>1。 もしかすれば平常時に比べ官吏の目の隙を突いた阿漕や粗雑が目につくのかもしれないが>>3、初めてこの地を訪れた自分にはわかりはしない。 見慣れない意匠の縫い取りで飾られた装束、嗅ぎ慣れない香辛料の香り、聞きつけない訛りの言葉。] なにか気になるものあった? [ 連れ合いに好き嫌いがないのは知っているし、自分も特段食べられないものはないからこういう時は都合が良い。 本当は食べ歩きながら市を遊覧できればよいのだが、片手に日傘、片手に食事に飲み物は無理がある。 露店に併設された大きな差し掛け傘が作る影にある卓を示し、そこに着いた。 薄いパンに、トマトと豆を煮詰めたディップ。干した果実に香辛料の強いコーヒー。買い求めた自分の分の朝食を卓の上に並べた。 それから、彼が駅で案内された宿>>5の書き付けを、見せて、とねだる。]* (17) 2021/04/14(Wed) 19:44:41 |
【人】 囚われ セト[ どさ、と硬い音を立てて倒れるように座り込む。 尻の下と背に無機質な床材の 無骨な冷たさを感じながら、 けれども熱を持った身体にその冷たさは 快かった。 小さな灯取りの窓さえない、 ここはいつだって空気が澱んで 靄がかかっているようでさえある。 小綺麗ではあるが質素な衣服。 肩から纏ったローブの胸元を掻き抱くように 合わせ、ずるずると身体を動かして 仰向けになった。 ] (19) 2021/04/14(Wed) 20:02:08 |
【人】 囚われ セト[ はぁ、と吐き出した息はのったりと 部屋の空気を揺らす。 続け様に込み上げた吐息を、 今度は口から溢さないよう、 目を閉じて飲み込んだ。 錆びた鉄の味が口腔内に満ちたあと、 鼻腔を抜けて、 また部屋の空気を震わせて混じり溶けた。 ] (20) 2021/04/14(Wed) 20:03:11 |
【人】 囚われ セト[ 王が死んで、後継が決まらず国は荒廃していく。 幾度となく繰り返される歴史は 斯くも馬鹿馬鹿しく。 当事者にとってみれば大真面目なことは、 巻き込まれた無関係な者には 甚だ迷惑な話である。 そう、王の不在につけ込み混乱に乗じて 領土を拡大しようと攻め入った 嘗て隣国だった我が国。 見事に返り討ちに合った挙句、 殺された者、捕虜として囚われたものが 一体どれだけ居たのか 今の己に知る術は最早無い。 戦争には否定的で、そもそもの戦闘にさえ 参加していない己は死なずに済んだ。 死んだほうがマシだったとは 言いたくはないが、なんでまぁ こんなことになっているのか、 とんだとばっちりだなと思えば口元が歪む。 今更愚痴を垂れ流しても 仕方がないのだけれど。 ] (21) 2021/04/14(Wed) 20:04:55 |
【人】 囚われ セト[ 簡単に言えば、とある貴族だか王族だかの 主の目に己が止まっただけの話。 紛れもなく男の其奴に、正真正銘男の己が。 陽の当たらぬ場所で、 否とされた欲望の吐口として、 飼われただけの、 つまらぬ話。 聞けばこの国で同性愛は死刑だと 言うのだから笑ってしまう。 己の身元を受けているこの屋敷の主も、 事が明らかになれば死刑なのだろう、 ───明るみに出れば。 ] (22) 2021/04/14(Wed) 20:06:33 |
【人】 囚われ セト[ 多少見目が良かった為に 己は生き延びたというのならば いつか必ずここから出る。 何を犠牲にしても復讐してやる。 奴隷の証、柔らかな腿の肉を彩る焼印に、 ギリギリと爪を立てた。 ]** (23) 2021/04/14(Wed) 20:07:58 |
囚われ セトは、メモを貼った。 (a2) 2021/04/14(Wed) 20:08:57 |
貴族の娘 アウドラは、メモを貼った。 (a3) 2021/04/14(Wed) 20:19:18 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ -某日:河川港 - 全員、構え! [号令によって、目の前に居た同志達は揃って大河を。 正確には大河の向こうに浮かぶ何隻かの機帆船を狙って、各々攻撃の態勢を取る。近辺には市場も近いが、避難を済ませた人々が様子を固唾を飲んで見ている。己が声以外は酷く物静かで、蕭々と川の音が流れているだけだった。] 落ち着いて狙いを定めろ。 向こうは新たな船を見せびらかしに来ただけ。 この国の石油は自分達が所持する事こそ相応しいと言いたいらしい。見栄を張っているだけであって戦闘に長けている訳ではないことは皆把握しているはずだ。 少なくとも我々よりはな。 ["自分だけなら『逆に戦いにしか向いていない』とも言えるわけだが。"そう言いかけて留まり、一人でフ、と小さく笑う。 同志が気にしてくれないことは何よりだった。同じように考えているのだろう。組織としての暦は浅いが、暦の何処を辿っても戦いの足跡しか付けていない。] 我々がこの場所で待機していると気づいていれば そもそも船を寄こしたりはしない。 …いや、我々の存在を知らないだけか。 ならば知らしめてやろう。 奴らがいかに危地へと乗り込んでいるか。 アルファルドの地を踏む事すら敵わないという事をな。 [己自身を危地そのものだと言わんばかりに演説を続け、同志を煽動し終え、一拍置いてスゥ、と息を吸う。その一瞬だけ、川の音さえ失われた気がした。 以後、男が発した言葉は簡素なものだった。] (24) 2021/04/14(Wed) 20:28:58 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ ― 現在 ― [王宮近くに住宅街と似たような石造の平屋が続く場所。 そこに自分達の為に設けられた官舎がある。二十数名が暮らすには十分だろう。訓練所となっている裏庭から透き通る金属音がぶつかり、響きあっている。自分と、相手方の剣がぶつかり合うものだ。ネネという隊員の一人だ。 彼女が振るう力の方が弱まっていく。しかし、やがて音が一際大きく弾けた。己の剣が彼女の剣を弾き飛ばしたのだ。遠慮なく突き飛ばし、尻餅をつける。息づく暇も与えず詰め寄って、剣の切っ先を顔に向ける。] 『……降参です』 [彼女は諦めたように自由になった手を上げて肩を竦め、ため息をつく。己もそれを見て剣を鞘へ戻し、座り込んだネネを引き上げる為に手を伸ばした。] ……悪くない動きだった。 相変わらず素早い。流石というべきだな。 [労いの言葉をかければ、ネネは少し俯いていた顔を上げ、眉を下げつつも己の手を取った。] (26) 2021/04/14(Wed) 20:32:51 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ 『避ける動きを意識させた本人が何を言っているんですか』 [手合わせついでの助言のつもりだったが、どうも嫌味として捉えられてしまったらしい。ネネとは傭兵団を結成する前からの古くからの付き合いで、自身が口下手なことは知られている筈だ。故にいつものように受け流してくれる、と。勝手に思い込んでいた節はある。それにしても、その反応はいつもよりも鈍く感じられた。剣を受け止めたときよりも、鈍く。] 『ありがとうございました。本日はこれで失礼します。』 ……ああ。 [立ち上がったネネは一度ピ、と背筋を伸ばして一礼し、早々に踵を返す。なにかの異変を感じ取っても、『自分は何も変わっていないのだから』、いつもと同じように、大した言葉も掛けられず、小さくなる背中を見送る。 ――…そろそろ巡回の時間だ。] (27) 2021/04/14(Wed) 20:33:18 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ - →市場 - [国の人間から余所者、ヒューマンから獣人まで。 無秩序な市場広場の雑踏や、火薬や魔法薬、土煙の匂いに慣れた鼻に多種多様の香りが擽る事が、今の自分の心の乱れを都合良く誤魔化してくれた。 安堵する。 この音たちが。この声たちが無ければ、 大きく漏らした溜息が誰かに聞こえていたかもしれない。 『別に構わないじゃあないか。溜息の一つくらい』 群衆の誰かが、自分の声を模して背後から囁いて来る。 そう、誰かだ。俺ではない。 ] ……。 [声を退けるように視線を横に向ければ、石煉瓦造りの建物が目に留まる。小さく古びているが、中は何時も涼やかで、古書も状態良く購入出来る為、非番の時に頻繁に訪れている書店だった。無意識に辿り着いていたようだ。 そういえば、ここ最近本すら読んでいなかった気がする。 防衛戦が長引いていたので戦い詰めだった事もあったが、それ以外でも、訓練や哨戒任務に時間を当てていたせいで、個人的な時間を削っていた。] (28) 2021/04/14(Wed) 20:35:04 |
宵闇 ヴェレスは、メモを貼った。 (a4) 2021/04/14(Wed) 20:35:27 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ――……。 [足を踏み入れたい気持ちを抑える。それこそ今は市場周辺の見回り中だ。王が統治していた時期より、国民の不平不満が顕著に現れていた。小さな乱闘が頻発しているから抑えるのに人手が欲しいと、城下町の自警団から協力の要請があり、遠征に出ていないものが交代で行っている任務。 何かしていないと落ち着かない今、自分にとって、仕事が舞い込んでくる事は都合が良かった。 寄り道をしている場合ではない。 そんな姿は国民に見せられない。 雑念を振り払い、一瞬泳いだ視線を隠すように帽子を唾を抑え深く下げる。練り歩く旅人達>>17に危害が加わるような酷い喧騒は今の所無い。このまま無事に一日が過ぎ去る事を誰にでも無く祈った。 最も、過ぎる事が平穏なのかは定かではないが。]* (29) 2021/04/14(Wed) 20:35:32 |
傭兵団長 ダイゴは、メモを貼った。 (a5) 2021/04/14(Wed) 20:40:25 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ 沢山いる王子の中の1人へ輿入れという話もあった。 王族ほどの影響力はなくとも、 王族が無視することができるほどの 小さな勢力というものでもなかったから。 しかし、1人娘であるアウドラを 適齢期になりすぐに手放すということを 彼女の母親が拒んだおかげかせいか、 今の今まで彼女はこの生家にて 蝶よ花よの生活を続けている。 ] (30) 2021/04/14(Wed) 21:36:41 |
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。 (a6) 2021/04/14(Wed) 21:37:18 |
【人】 貴族の娘 アウドラねぇ?最近お父様とお母様が 別々にお休みになっていらっしゃるのは どうしてなのか知っている? [ 窓の外を見ながら、 近くに控える彼女の侍女に 最近気になっていたことを口にして。 いつの時からか、彼女の父親は 彼女の母親と寝室を共にしていないことを知った。 というよりも、彼女が知らなかっただけで 本当は彼女がある程度の歳の頃から 2人はそれぞれの部屋を持っていたとか。 ] (31) 2021/04/14(Wed) 21:37:49 |
【人】 貴族の娘 アウドラ『いえ……全く、存じ上げません』 [ 侍女は頭を垂れたまま小さく呟く。 もし知っていたとしても、口にすることはない。 父親が罪を犯しているなど 自分の主人が知る理由などないから。 彼女は、そう、と呟いて侍女を下がらせる。 発育のいい体はまだ異性を知らない。 故にか、少しだけまだ幻想を抱いている。 ] (32) 2021/04/14(Wed) 21:38:36 |
【人】 貴族の娘 アウドラはぁ…………外に、出たいわ。 [ こっそりと出たこともあるけれど、 すぐに気づかれて家に戻されてしまった。 それから彼女は屋敷の中だけを回っている。 窓の景色に少し飽きの色が見えてきたので 彼女は新しく仕立てたオフホワイトの 裾を引くほどの丈のワンピースを ふわりと靡かせ、屋敷の中を改めて 散策しようと腰を上げゆっくりと歩き出す。 ]* (33) 2021/04/14(Wed) 21:39:02 |
【人】 祓魔師 ダンテまあ、それはそうなんだけど どうせならスマートにいきたいじゃないか [ >>16君のせいじゃないとヴィが言う。わざとっぽく拗ねた響きをさせてそう漏らした。いい格好をしたかっただけだよと。 本当は大切な人に、何一つ不自由も怖い目にも合わせたくなかったというのが本心だが、出来なかった事を嘆き続けても同行の者を辟易させてしまう。] うん、そういえばそうだね。 思えば既視感のある流れなんだけど、今回は一人じゃないのが嬉しい。 [ 悪い事ばかりじゃないと彼が言うから笑って。二人の出会いも自分が彼の暮らす国で自分が足止めを食らったせいだ。*] (34) 2021/04/14(Wed) 21:52:15 |
【人】 祓魔師 ダンテんー確かに、ありがとう [ ヴィが見た目に反して腕力があるのも知っているから、荷物を持つと言ってくれたことには素直に感謝した。 おかげでスーツケースに一つの荷物は乗っけて落ちないようにしておけば、自分の片手が自由になるのはありがたい。] 大きすぎない? [ 自分のつば広の帽子はヴィの視界を邪魔してはいないかと覗きこめばあくびを咬み殺すようにも見えて。] しまったなあ、君はもう眠たい時間だねえ [ 言いながらも日陰から出る準備も済んだのだから、目的の市場へと向かう。ざっとした方角を聞いただけだったが>>17難なくたどり着くことができた。*] (35) 2021/04/14(Wed) 21:52:47 |
【人】 祓魔師 ダンテあそこの、肉の焼いたやつを生地で挟んだやつとか 朝から少し重たい気もするけどまあいいかなって今考えていたところ [ 気になるものはあるかと聞かれそう答えた>>17。異国の町並みに雑多な喧騒。見知らぬ土地の市場に露店はなんだかんだと自分を楽しい気持ちにさせていたらしい。 その上、一緒に出かけたいと思っていた人が隣にいる。ヴィも帽子が邪魔そうだが、あちこち視線を向かわせ興味深そうにしているように見えた。] 食べ歩きは無理そうだね [ ちょうどパラソルを立てかけたテーブルと椅子を見つけて腰掛けようとヴィが促すので従う。 自分は言っていた通り、肉と野菜を小麦粉の生地で巻いて辛口の味付けをされたものと、牛乳で煮込んだ甘い茶を買い込んだ。ヴィの買ったものを見れば、趣向の違いが面白い。しっかり考えられた朝食に見えた。 荷物をいっときでも手放していいのは解放される気持ちでふぅと人心地。*] (36) 2021/04/14(Wed) 21:57:28 |
【人】 祓魔師 ダンテこれだよ。 [ チップを付け足しておいたから如何わしい場所は紹介されてないと信じたいものだ。 ヴィの求めに応じ簡易マップにいくつか丸がつけられたものを手渡す。] この、ぐるぐる何重も丸つけられているところが特におすすめそうだったよ。値段はちょっと他よりは高めだって。 次がこっちで、リーズナブルで良い宿がこっちだったかな [ 購入した朝食にかぶりつきながら行儀悪く説明をいくつか。ヴィが興味を示した順に覗いてみようかと思ったりする。**] (37) 2021/04/14(Wed) 21:58:15 |
【人】 中隊長 アーサー[アラベスク文様の施された石造りの壁に囲まれた一室。 大理石の机の上でコツ、コツと不規則な音が響く。 間を置いて一度響けばすぐにまた音が鳴り また暫くの間を置いては二度、音が鳴る。 やがて音が鳴り止むと 代わりにと男の呻る声が上がった。] ………っ…ああクソッ! 俺の、…負けだ… [そう観念した男の声が響く。 次いで、ふ、と短く笑う声。] (39) 2021/04/14(Wed) 22:02:58 |
【人】 中隊長 アーサー流石 国の要所たる関所を衛る将兵殿。 今まで指した名手に引けを取らない打ち筋でした。 慣れていない≠フでしょうに 俺に合わせてチェスで戦って下さるなんて。 気の遣い方まで誠意に溢れておいでで。 [何の含みも無い、とでも言いたそうな軽薄な声で 一寸前に笑いを零した男はそう目の前の人物へ告げる。 笑顔を浮かべながら相手の懐へと手を伸ばし、 兵と僧侶とに守られていた『それ』を 音も無く取り上げる。 相手側の国王たる白い駒を。] (40) 2021/04/14(Wed) 22:03:18 |
【人】 中隊長 アーサーでは、約束の通り。 第■皇子が奮起された際にはご助力を。 ええ、親衛隊を抑えるだけで良いんです。 決して殺せだなんて言う訳が無く。 同じ国士なのですから。 ―― 唯々、第□皇子が動かれる間にだけ。 [元親衛隊務めの貴殿が率いる隊なら、と 手元の駒を指先で弄びながら 目の前の人物を見遣って。 赤い眼光で射貫けばごくり、と喉が鳴る音がして。] (41) 2021/04/14(Wed) 22:03:40 |
【人】 中隊長 アーサー[―― 短く応じる声を聞き終われば席を立った。 十の刻前に着いてから1時間も経って居らず 昼餉にはまだ早く。一つ思案してからそういえばと 王宮書庫での用事を一つ思い出した。 上官に挨拶をするのも悪く無いか。 夫人に逢うには手土産が足らないか。 そう あれこれと思案を重ねながら部屋を後にするのであった。 ―― 負けた相手の頭を掻き毟る仕草を 目の端で捉えながらも、気に留めずに。] (42) 2021/04/14(Wed) 22:04:01 |
中隊長 アーサーは、メモを貼った。 (a7) 2021/04/14(Wed) 22:13:57 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 拗ねたような響きに思わず笑った>>34。胸に陰った罪悪感が払われるような思いだ。 一国の君主の命脈の前にスマートとは、と揶揄も口を衝きそうになるが、何処に耳があるか知らず、流石に不敬と口を噤んだ。これ以上厄介事を増やしたくない。] ひとりだと思っていたの? [ ターミナル駅の役割を果たす国そのものが、1日の休業を迎える為にその前後列車を運休し、溢れた旅客で宿は埋まり、実益を兼ね住処を宿として貸し出している己の所に彼は客人として訪れ、また列車が動き出すまでの数日を共に過ごした。宿の主と通り過ぎる旅人。それだけの関係の筈だった。 抗いもなく受け渡された鞄>>35は衣類の他、数冊の本も詰められており、それなりの重さはあるが苦になる程ではない。 それでも片手に日傘、片手に荷物では買い歩きもままならず、一先ず荷物の置き場所も兼ねて差し掛け傘の影が落ちる卓を確保した。ひとりが荷を見ている間にひとりが買い出しに出ればいい。 おのおの好きなものを買い寄れば、肉と野菜、甘い茶とコーヒーとてんでばらばらな嗜好にも笑ってしまう。] (44) 2021/04/14(Wed) 23:29:21 |
【人】 宵闇 ヴェレス 軍人だ。 [ ちょうどダンテが両手に朝食を贖い席に戻った頃合い、巡回らしい金糸雀色の軍服>>29が人波の向こうに垣間見えるのに呟いた。その征衣が国軍と異なるもの>>a5であるのは知る由もないが、旅人にとっては闊達な露天市に見えても、実情穏やかでない事はその姿で知れる。 時折不審げな、探るような目付きを現地の住人らしき者に向けられるのもそのせいか。 市への道すがら、広い鍔で隠したつもりの欠伸は覗き込まれて>>35しっかり見つかってしまった。] そうだね、宿に落ち着いたら一眠りしようかな。君は街を見て回ってくれていてもいいし……、いや、やっぱり夕方くらいまで一緒に寝る? [ 先の軍人の姿や、向けられる視線の治安を思えば、彼をひとりにすることも憚られた。 宿の書き付けを差し出されるのと入れ違いに、干し果実を茶請けに彼の方へと押しやる。] (45) 2021/04/14(Wed) 23:31:15 |
【人】 宵闇 ヴェレス 食事は街に出ればいいから拘らないけど、折角だから見晴らしのいい、景色のいいところがいいな。 [ 如何なる意匠や意味が込められているのか、幾何学的文様と淡い色合いが美しい建築物が、雑然とした街並みの合間合間から遠くに見える。それらを視界の遮るもののない場所から眺めてみたかった。 安価で良いと勧められた宿は地図で見れば市や酒場街に至近で、平時なら利便性高いが今の情勢では些か安全性に懸念が残る。 結局丸を幾重に重ねられて勧められた宿と、そこから少し川沿いの宿を候補として希望した。幾らか高値の宿といっても食事を外せば予算内であったし、なんなら予算を越す分は自分が負担してもいい。 荷物を手放し伸び伸びとした様子を見れば>>36、宿までの道は僕がスーツケースを持とうか? と伺う。多分それが荷物の中で一番重い。]** (46) 2021/04/14(Wed) 23:32:37 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ 自分のおどけた様子に>>44ヴィが笑みを浮かべたのを見てこちらも安堵する。お互いに相手を大切に思うばかりに気を回しすぎる所が有る様に思う。 自分のことは置いておいて良いのだが、ヴィのことは大事にさせてほしいなんて勝手なことを考えてしまう。 多分、彼の体質のせいもあるかもしれない。] 最初はね。 [ あの時は、故郷で病に伏せった恩人を訪ねる旅だった。危篤の連絡を受けてからの数日の足止めは気が急くばかりで、宿すら無いかもの瀬戸際。] 君と出会えてよかった [ ふふと笑って、素直に当時の気持ちを口にする。今の自分の顔は何か眩しい物でも見たような表情になっているのだろう。そして、その思いは常に継続している。 歯の浮くような事でもできるだけ言葉にするようにしているのは、言わなければ伝わらないというのと、足止めのせいで結局は恩人の最後の瞬間に間に合わなかったという経験のせいかもしれない。*] (47) 2021/04/15(Thu) 1:42:33 |
【人】 祓魔師 ダンテ気づいた? [ 席を定め、交代で手早く欲しいものを買いに行く。自分が戻った際にヴィが口にした言葉>>45に少しだけ眉根を寄せた。] 活気のある良い市場と思っていたけど、普段ならそう気にならない事だものね [ 比較的安定して治安のよいヴィの住む国では警官の姿など気にしたことがなかった。ヴィが視線を向けた軍人と思しき人物は>>29表情などから厳しく見えるのだが、容貌などから推し量るに自分よりも年若のようだ。] 逆に考えると、大通りなら彼らが見張っていてくれてるってことだね。妙な小道にはいったりしないよう気をつけよう。 僕は昨日夜間に寝てしまったからなあ。 ここから先の生活時間を合わせるために起きておけばよかった。 [ 自分を一人にさせられないなんてヴィが考えているなどとは気づかずそんな答えを返す。*] (48) 2021/04/15(Thu) 1:43:32 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ すでに自分の買ってきたものは食べ終わり、甘いお茶が食事の香辛料によくあう。それからヴィが果物をおすそ分けしてくれたので最後にそれをつまむ。] そうだね、せっかくの旅行だし 仕事中に泊まるようなところだとげんなりしてしまう [ 仕事柄あちらこちら行くことが多く、いわゆるスラムのような場所へ赴くこともそれなりにある。できるだけ治安の良い場所へ宿泊するよう努めてはいるが、床に荷物を起きたくないと思えるような場所は多い。] む、格好つけさせてくれてもいいじゃない 君は気に入ったショールはあった? 帽子では心もとないから道すがら買いなよ [ 一番重たいスーツケースを代わりに持ってくれるというからしかめっ面でそう答えた。どう見ても自分の方が背も高く体型もがっしりしていると思うのだが、ヴィは人種的な優位さというアドバンテージがあるためその辺り無頓着だ。] (49) 2021/04/15(Thu) 1:44:49 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ キャスター付きのスーツケースを道ゆく人の邪魔にならないよう引っ張り持ち歩く。宿までにたどり着く間に、ヴィにショールをかぶせることができただろうか。 こちらではヒジャブというんだろうか、店の人がそう言っていたようなきがする。] ついた、一番オススメのところだね …と昔のお城を改装したと言ってたんだけど すごいところだね [ >>46まず最初に何重もぐるぐると印をつけてくれたホテルへと向かった。心中ではここが良さそうなら比較はせずに決めてしまおうと考えていたのだが費用は大丈夫だろうか。 そこは駅の案内人の見立てが正しかったのか、ピカピカに磨き上げられたロビーを抜けフロントで料金表を眺めれば一応予算ぎりぎり上限といったところだった。] ここにしてしまおうか [ ヴィを振り返りそう尋ね、眺めと景色の良いところという要望ならここが一番に思える。それに作りも重厚で一番の心配の治安もここなら大丈夫そうだ。**] (50) 2021/04/15(Thu) 1:47:30 |
【人】 祓魔師 ダンテ─少し前─ そういえば、妙に視線を向けられている気がするね 法律も関係あるんだろうか … [ ヴィのことを自分は「彼」と人称しているが、その実あまり男性と考えていない部分がある。だけれど他人から見ればヴィの様子は女性とも男性とも見える曖昧な容姿をしていて、この国の規範から外れてはいないかと見定められているような不躾さを感じる。 とはいえ他人から見れば、友人同士に見えるかもしれないし、ヴィは意に介してないのかもしれないが。自分はひどく気にしているのはこの感情が恋愛含みだと自覚しているし、漏れ出てない筈がないからだ。] … [ 単にその視線は旅人への不信かもしれないが、同性愛が死罪だという厳しさを思えば心配ごとが増えるのは確かで疑いを招く距離感は控えた方が良いと気づくのが遅すぎる。 あまりこの国では、馴れ馴れしくはしないように気をつけなければと、今更に心に刻んでおく。*] (51) 2021/04/15(Thu) 2:05:32 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[書店含めた比較的堅牢な店の通りを抜けて、露天の通りとの境目を見回す。とはいえ、此方の目的は暴動や乱闘のの鎮圧であって、旅人達の思惑>>51なんて露程にも感じていなかった。 皇子らのいざこざに紛れて取巻きの大臣が税金を上げようだの観光客を制限しようだの好き放題宣っているせいで、民衆は尾鰭背鰭をつけて抗議という名の暴動を起こしているという、解決のしようもない、あちがちといえばありがちな泥沼。 ひとつを止めたっていずれはもうひとつ、またひとつと浮き上がってくるだろう問題は、現状数でなんとかするしかない。 だからこそ、向こう側から監視をしているような視線に見えても>>45>>48>当人としては目に入ったと形容しても良いかはわからない。 その上、初めこそ目線は自身と同じような高さに留まっていたが、不意にそれは足元へと移り、顔だけでなく身体を捻り、歩いてきた方角をもう一度走りだすこととなる。] (52) 2021/04/15(Thu) 6:06:01 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[店通りまで戻り、裏路地に入り込もうとする『それ』に追いつくため、低い壁を蹴って軽く跳躍を用いて速度を上げる。己の着地と同時に『獲物』は道を立ち塞がれたことで一瞬の怯みを見せた。すかさず、右手を前方へ伸ばす。 手の中で、フギャイ、と『それ』からはなんとも不細工で情けない声が発せられた。同時に口を開いたことによってぽとりと口元にくわえていたものを落とす。 それは、キジトラ柄の猫だった。] …化けるなら盗むものは選べ。 塩漬け瓶など即座に持っていく訳ないだろう。 [国の人間、余所者、ヒューマン、獣人。 とりたてて差異を感じないのは、大方二足歩行が多くを占める為だろう。どんなに獣の特性を持ち合わせていても、大方ヒューマンに寄っている方が多い印象を受ける。 だからこそ小さな野良猫による窃盗などもままあるのだが、捕まえた猫が野良猫――ましてや猫で無いことも知っていた] (53) 2021/04/15(Thu) 6:06:12 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ 『か、勘弁してくだせぇ!生魚は目の前に店員がいてどうしても取れなかった!店端にあるコイツでもなんでも、腹が膨れるならそれで良かったんだ!』 [猫はまるで口元だけ人間のように、人間の言葉を喋りだす。 その口振りには当然覚えがあった。もう少し離れた地で露頭に迷っている窃盗の常習犯だった。とはいってもやることはコソドロで、捕まえてはヒンヒンと情けなく泣くような奴で、誰かを手に掛けた、などという話は聞かない。 落ちた瓶を拾い上げれば、市場でも活気ある店員が地元でもそれなりに有名な、鮮魚店>>1で扱っているオイルサーディンであることの確認が取れる。酒好きな同僚達が食卓によく並べていたことを記憶していた。] 職を手にしたのではなかったのか? 『い、いや……そこがたまたまその、劇場の裏方要員でな、キャストのなんだ、色んな魔法を裏から見てるうちに「こいつは使える!」って思っちまって……へへ……』 [乾いた笑いで誤魔化そうとするそいつは、どうも反省の色が見られない、普段から寄せ気味の眉の皺をさらに増やして睨みつければ、ヒ、と男は小さく悲鳴をあげ、次いでみ、みゃぁ、と猫撫で声を出した。単刀直入に言えば中身を知っているので気色悪い。 しかし、長い沈黙のあと、ふう。とため息をつく。] (54) 2021/04/15(Thu) 6:06:26 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ ……もう一度職探しからやり直すことだな。 [自身は、この窃盗犯を何度か捕まえていた。 しかし、直接罰しようなどとは考えたこともない。それは自分の仕事ではない。 この仕事でなかったら。 そもそも、見過ごしていたかもしれない。] 変身を解くなよ。罪を重ねたくなければ。 [確かその魔法、服はごまかせないのだろう。そう尋ねれば、猫状態の窃盗犯は、みるからに萎れていき、己の手の中で背の肉をつままれたまま大通りへと連れて行かれるのであった。 ひとまず、この瓶をどうにかしようか。]** (55) 2021/04/15(Thu) 6:06:48 |
【人】 中隊長 アーサー[白地に青のアラベスクの走る石廊を歩く。 朝と昼との合間、日差しを避けた道はまだ ひやりとした風が吹いていた。 外気温は高いが、陽さえ凌げば心地良い風が吹く。 十年近く暮らして得た知識。 流浪の頃には何度肌と喉とを焼かれただろうか。 喉奥でく、と笑って回想を追いやる。 こんな事を思い耽ってしまうのは、 あの頃とは違う剣呑とした空気が この国に充満しているからだろう。 何度もすれ違う警備兵は挨拶すら碌にしてこない。 ピリピリとした視線を一度此方に向けては、 足早に廊下の奥へと消えていく。] (57) 2021/04/15(Thu) 6:16:57 |
【人】 中隊長 アーサー[受付の司書官に何時もの様に挨拶をして。 頼んでいた本の貸し出しを願い入れる。 何冊もの棋譜。 雑学書。 王宮内の情勢を知らせる封書。 東の国の詩集。 受け取れば踵を返しその場を離れる。 ………ああ、そういえば あいつは本も読むのだったか。 ふ、と気付いて立ち去ろうとした書庫の内部へ立ち戻る。 一つ思案し、ある棚の影にと姿を消して。]* (60) 2021/04/15(Thu) 6:19:28 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 出会った頃の旅の不安が最初のうちだけであったと聞けば>>47、己の存在が何か彼の助けになっていたかと仄かに胸のうちが綻ぶ思いがする。けれど恩師の危篤を受けた彼の旅の目的をすぐに思い起こせば、心細さは成り行き不明の不安ではなく焦燥と哀切であった筈で、随分と思い上がった事を言ったと口を撞いた端から思う。 それでも彼が衒いなく出会えてよかったなどと言うものだから、自分の考え無しに発した言葉が拗ねが由来だと自覚せざるをえず、今は借り物の帽子で陽射しを遮りながら、まるで眩しいものを見たかのような素振りで目を逸らした。] 地理も不案内だしね。 [ 裏路地は避けようとのダンテの言葉に同意する。あての無い数日の滞在であれば、利便で裏道を覚える必要も、そうして急ぐ必要もない。 軍服姿は此方に一瞥を留める事もなく>>52、何かを見つけたかのように走り去ってしまった。 ああして警邏の目が光っているなら、政争こそあれ、未だ国体を維持できる体は保っているのだろうと旅人としては願うしかない。願わくば此処を出立するまで。 それよりも、街路でのすれ違いざま、露店の主人、こうして卓に座っている今も、通りすがりに投げられる不躾にも似た視線は、物盗りのような単純ではない含みを感じる。] (61) 2021/04/15(Thu) 14:19:31 |
【人】 宵闇 ヴェレス ……ああ。 [ ダンテの言葉でようやく思い当たった>>51。この国の情勢の半分は駅スタンドで購った紙面で得たが、元より国名の聞き覚えと共にそれに付随する常識程度の知識はある。旅多く、その地の習俗への理解も時に必要となるだろう彼ならましてだろう。西方の国には妻を多数娶る文化が、その逆に女が家を持ち男が通う国、家族の概念が広く共同体で子を育てる風習の国、そんな覚えのうちのひとつ。アルファルドは石油の産出で豊かな国であると同程度に、同性愛は厳罰、あり体に言えば死罪であると知られていた。 そういうことかと眉を寄せた。ダンテがそれを口にするまで知識にはあっても我が事として思い至らなかったのは、自分にどちらである、という明確な自意識がないからだ。 ダンテの性的嗜好が女性に向いているのは知っているし、格好をつけさせて欲しいと>>49、例えば重い荷は率先して請け負おうとしてくれるのは、彼が自覚しているかは別にして、自分を女性、ないしは庇護すべき対象として見てくれているからだろうと理解している。 男性か、女性か。どちらかの性に完全に分化して成人と認められる己の種族の、その風習に纏わる諸々が煩わしく国を出て、分化の必要も覚えないまま、とうに成人と見做されてもおかしくない歳を過ぎても、だらだらと未分化のまま過ごしているのが自分だ。 男性と、男にしては線が細いが、女にしては幾らか線が硬い人間のふたり連れ。要は、国の規範を逸脱する関係ではないかと探られているのだろう。探られる程度には、そういった間柄に見えてもおかしくない振る舞いをしているということだ。体温が低い為か、あまり頬に色が乗らない体質でよかったと思う。] ……ごめん。 [ 自分の曖昧な在り方と、振る舞いの心情を透かされたようで、口籠もる様に謝罪を口にする。] (62) 2021/04/15(Thu) 14:23:31 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 宿の候補はすんなりと決まり、こういった時、大抵彼は自分の要望を優先してくれる。] この国にいる間だけ使っておしまいもなんだし、どうせならずっと使えそうなのがいいかなって。 [ 彼は一刻も早く陽射しに弱い自分に日光を遮るものを与えたいようだが、店を流し見に歩いていると、場当たり的に選ぶには勿体ないとの思いが深まる。軒に並ぶショールにはひとつとして同じ意匠はなく、細やかな刺繍は名産品としても名を馳せるそうだ。陽が暮れてからゆっくり見たいのだと続ける。 一番に勧められた宿はゆるやかな坂を長く登った先にあり、顰めっ面>>49に敬意を表して荷を任せるのに甘えてしまった。] 着いたら何か冷たいものを飲もう。 [ 甘い酒は好きではないと知っている。まだ陽は高いから酒でなくても、薄荷水か、炭酸で割った果実水か。 何らかの理由で手放された小規模な城は、今は宿にと姿を変えている。だらだらと坂を登っただけあって、ロビーからも既に街を見下ろす見晴らしの良さだ。 予算も手の届く範囲なら、此処にしようとのダンテの言葉に否もなく頷く。 生憎陽が登る様が見えるという一番展望の東の部屋には予算が追いつかなかったが、どの道朝日をまともに見ることなど望まないのだから構わない。少なくとも自分は。 石造りの重厚な建造物は、強い陽射しを完全に遮り、足元にひんやりと底冷えさえ感じさせる。 寝室と応接室は一続きだが充分に広く、湯船のついたバスルームが併設されている。窓は市街を見下ろすように大きく開かれ、市の向こうには大河が見える。一際目立つ豪奢な宮殿は、あれが王宮だろうか。高台だけあって風がよく通る。] 天幕がある。 [ 荷物と下ろし落ち着くと長椅子に足を乗せ腰掛け、寝台の方を改めてみればシンプルな覆いだがいかにも城である、という印象でダンテに指し示しながら笑ってしまった。元々は王族の誰かの別宅だったのかもしれない。笑いながらひとつ欠伸を噛み潰す。元より寝入る時間もそうだが、昼の光にあてられた身体はいささか火照り気怠い。]** (63) 2021/04/15(Thu) 14:26:43 |
【人】 第11皇子 ハールーン[この四角い真っ白な建物は、ひんやりと冷たい土壁だ。窓は少ないが大きく、充分な陽射しを取り入れて室内はとても明るい。 滑らかな手触りにコーティングされた白い壁はヒンヤリと心地が良い。材質は何だろうか、今の今まで気にしたことがなかった。 室内の僅かばかりの『冷』を楽しみながら壁伝いに手を這わせる。玄関に近い居間側に、まるでオブジェのように在る階段。それが屋根裏部屋へと繋がっている。 屋根裏と言っても、天井がやたらと低いだけの部屋だ。仕切りは、雑に南北をわける薄い壁のみ。食料品を保管するには熱がこもり過ぎるのでもっぱら武器庫として機能していた。] (64) 2021/04/15(Thu) 14:29:52 |
【人】 第11皇子 ハールーン[ぴょこ。と、部屋を伺う猫のように顔を出す。気配には気づかれていただろうか? 居るはずの彼へ一声かけ、姿を見つけたなら少し思い出話を。] ……懐かしいなぁ〜! ここに来た頃、一人で寝るのが怖くって! 良くここに掛け布団ひとつ持って籠もってた 朝になったら、アーイシャがお越しに来てくれてね たまにここで朝ごはん食べたりもしてたんだ [アーイシャとは、自分の乳母である。もう一人、彼女の母である乳母と二人で、出生間もなくから共に暮らしてきた。 自分が1年前、外へ居場所を見つける為に、この国を離れるまでは。] (65) 2021/04/15(Thu) 14:31:40 |
【人】 第11皇子 ハールーン[とある西方の国。貴族のお嬢様のお付きの執事になるための試験会場でダレンと出会った。なぜか人狼騒動に巻き込まれて一悶着あったのはまた別の話だが。 執事になりに赴いたのに、執事──ここでは正しくは『従者』だけど──を連れて帰って来ることになるなんて。] (……俺だって想像だにしてなかったよ?) [思い返しながら、彼を見つめた。 穏やかに生きていきたくて、その試験を受けに行った。試験に落ちたとはいえ、自分は帰ることを選んでしまった。 それはどうしてか。考えをめぐらせれば、答えを出す事は出来そうだけれど。] (66) 2021/04/15(Thu) 14:32:24 |
【人】 第11皇子 ハールーン家族に、なってくれたらなって。 『従者』と家族は違うのは解ってるけど…… 寝て起きて料理をして穏やかに暮らすだけでいい。 ただそれだけの事だけど、憧れなんだ。 . (67) 2021/04/15(Thu) 14:35:27 |
【人】 第11皇子 ハールーン[執事試験のために身に着けた技術としての『料理』が、誰かに喜んで貰える──他人を笑顔にすることができる。 それが自分にも出来たという事実は、逃げ回るだけで、何もなかった自分にとって……とても大事にしたい事なのだった。] (……笑ってくれて、一番うれしかったのが……ダレンだったから) [思い返せば、少し恥ずかしくなる記憶たち。ちょっとはにかんだ笑みになったかな? 向き直って、予定通りお誘いをする。 通常、今から向かうと到着には日が傾き始める時間になるけど『魔法具』があれば市場までは一瞬だ。ラクダだと3時間半、乗り物で1時間ってところかな。] ねぇねぇダレン、買い出しに行かない? 市場に行こうよ! [今日の夕食に食べたいものがあれば、リクエスト受付中だよ!と付け加えて。]** (68) 2021/04/15(Thu) 14:37:46 |
【人】 囚われ セト[ そんな国に対して、国交と和平を望む べきだと進言した己の意見など、 壮大なこの国の前ではただの平和惚けした 戯言と一笑に付されるものであっただろう。 まぁそもそもそれ以前に、 甘ちゃんな王子の綺麗事など、 利権に目が眩んだ父や幹部のものたちに 捻り潰され表に出なかったのだけれど。 ] (70) 2021/04/15(Thu) 16:32:11 |
【人】 囚われ セト[ そんな賑やかな街の喧騒とは 切り離されたようにここはしんと静か。 己の呼吸音が聞こえる。 地下室がある屋敷など珍しくもない。 ワインや食料の貯蔵に利用するだけに 飽き足らず、犬まで飼うのだから この屋敷の主は強欲なものだ。 一応血統書のついた雄犬、 媚びも諂いもしないが どうやらいたくお気に入りのよう。 物理的な暴力にも、 死刑になるような行為にも、慣れた。 いつか殺してやる変態豚野郎、と投げ付けて おまけに頬に唾を吐きかけてやった時の 主の顔といったら、 自尊心を保つには充分すぎるほど。 ] (71) 2021/04/15(Thu) 16:33:56 |
【人】 囚われ セト[ 忠犬に与えられた褒美は楽しそうな 折檻 。さっさと殺せば良いのに、 新たな犬を手に入れることもなかなか困難に なってきている昨今、好みの見目の者を 探しあてる手間を考えれば 生かさず殺さず飼い続けることを選ぶのは 合点がいく。 身体のあちこちから上がる痛みの訴えを 無視して目を閉じる。 外を歩く者達の足音でも聞こえれば良いのに、 と、静かすぎて鳴る耳に僅か眉を顰めて思う。] (72) 2021/04/15(Thu) 16:35:37 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ >>61当時の自分の心中と、ヴィとの出会いは完全に別物だった。焦りと心配の気持ちは燻り続けて居たが、ヴィとそれに付随する出会いのおかげで随分ともったいなくも楽しい時間を過ごさせてもらった。 だから彼の心中を自分が正確に読み取ることが出来たなら、思い上がりでもなんでもないと必死で返答を返すだろう。 君と出会えて良かったと告げれば、ヴィが帽子をかぶり直すような仕草をして眼を細めたように見えたから、自分も笑みを返しただけだった。] あー、いや申し訳ないのは僕の方 [ 物理的な面倒事は大通りや警備のしっかりした場所だけを巡ることでなんとかなりそうだと処理をして>>61 もう一つの懸念について彼がごめん>>62と言うから自分もそう返した。国の特色などは訪れる前にある程度頭に入れておくのは前提で。ましてや客観では罪に問われる可能性のある事柄を理解しておきながら頭の端に追いやっていたことが問題だった。] 馴れ馴れしくしすぎてしまったから [ 心配だからと言って帽子を勝手に頭に乗せてしまった事とか、手荷物を当然のように自分が抱えるとか。 若干頬が赤らむのを自分でも自覚してしまうが、外気のせいだと思ってほしい。 彼氏づらと言うか、無自覚の越境に羞恥を感じてしまった。*] (74) 2021/04/15(Thu) 16:59:53 |
【人】 祓魔師 ダンテなるほど、…… じゃあ、君が目を覚ましてから探しに行こう [ >>63早く羽織るものをと自分が焦っているのは、彼の皮膚が日光にひどく弱いからだ。黙り込み彼の顔を覗き込めば、若干暑そうに見えるが苦痛を耐えているなんてことはなさそうだったから折れる事にする。 急場で何でも良いからかぶせてしまいたかった。綺麗なものは後から選べば良いと場当たり的な事を自分は考えていたのだが、彼は最初から大切にできるものを探したいと言っていて、考えの違いがやっぱり面白い。 それに、問答するより宿にたどり着いた方が良い。1番におすすめのところへ向かった理由の一つもそれだった。比較検討している間に日が高くなってしまっては本末転倒だ。*] (75) 2021/04/15(Thu) 17:03:42 |
【人】 祓魔師 ダンテよく冷えた白ワインはどう? 僕が飲みたいだけだけど [ あとは眠れそうだからとか、口にしたら叱られそうな理由もあった。自分の生活時間が昼夜入れ替わるのをヴィはなんとなく嫌がっているところがある様に思う。休暇が終わってから正常に戻すのが大変だからとかそんな慮りだと思う。 この地方独特の意匠の作りの豪奢な部屋は、ヴィの推測通り王族の別宅だったのかもしれない。それでもこの部屋はきっとゲスト用なのだろう。主人が使っていた部屋を拝むには手持ちがとても足りない。 天幕付きの寝台は、一つしかなく。 ヴィが無邪気に笑っていて、意識しているのは自分だけのようで再び目元が赤らむのを感じて視線を逸らす。まるで10代の若造のようだ。] 室内は涼しいね 湿度が低いからかな [ 誤魔化すような事を言い、長椅子に腰掛けたヴィの向かいに腰掛ける。その様子はすでに眠たそうなのと、日差しの中を強行したせいで気怠げだ。] タオルを濡らしてこようか? ベッドに行くといいよ [ それと彼の飲みたいものを訪ねてフロントに連絡をして。自分は昼過ぎも起きていることを予想してサンドイッチを頼んでおいた。何度も人を寄越させてはヴィの眠りを邪魔してしまいそうだとの考え。**] (77) 2021/04/15(Thu) 17:09:46 |
【人】 調香師 アルフレド ― 繁華街・はずれの酒場 ― いてえ!ケツいってぇ! [ドアが激しく開けられ、ケツを思いっきり蹴飛ばされぶっ倒れる。乱暴に閉じられたドアから鍵をかける音がした。] 今までみたいにもう少し優しくしてくれたっていいじゃんか! いつもより奮発したし!今日の俺はおだいじんだぞ! [―こんな店にはねえ、錆び付いた男と苔むした女しかいないんだ。そんなところでお前みたいなのが延々とお山の大将されても困るんだよ!もう昨日は過ぎてるんだ、頭冷やして働いてこい! ドアの奥から中年女性の怒鳴り声がとんできた。] くっそ、言うだけ言って引っ込んじまった。 あの蒸しババアめ、頭痛てぇ奴にでけえ声出すな! (78) 2021/04/15(Thu) 17:46:33 |
【人】 仕立て屋 アルフレド もうこんな時間なのか。あーそういうことかー。 ここ最近珍しく羽振りが良かったから、慣れないことをしちまった。 [空を見上げると、入店時の夜空と異なっていることを理解した。まだじんじんひりひりするケツをはたきながら立ち上がる。] ったく、キゾクサマってのは何で銀や魔の製品が好きかねぇ。作ろうにも銀が足らねえっつったらポンとくれたぜ。 楽しい争奪の最中とやらで魔除けとか毒物を察知とかあって欲しがるんだろうが俺はしらん、特にしらん。 [ここ最近、生業の仕立て業がとても好調だった。特に銀や魔の力を含んで織った製品―おそらく貴族からの発注が多いと勝手に推測している―が売れている。 要望のレベルと材料の価値と工程の特殊さにより手間はかかるがその分実入りはかなり良い。] (79) 2021/04/15(Thu) 17:49:29 |
【人】 仕立て屋 アルフレド― 市場 ― いやぁ酒上がりにはこれに限る。 [市場の端にきて、果物のジュースを購入する。 この店のジュースは、市場の中だというのに冷えている。やり方は企業秘密らしい。 実はこの店のジュースの味は日によって異なる。酸味がきつかったり、甘すぎたり、キレが無かったりすることが往々にしてある。 が、今日は―適切。甘みと酸味のバランスが整われている。唇の横から漏れない程度には粘性を維持できている。それでいて酒が残る喉を通過する際に引っかかることもない。 たまに残る果汁の搾りかすがカップに浮くのが心地よい。] 今日はいいじゃねーか。 もう一杯くれよ。 [店主に追いジュースを所望した。]** (81) 2021/04/15(Thu) 17:53:00 |
仕立て屋 アルフレドは、メモを貼った。 (a8) 2021/04/15(Thu) 17:55:31 |
【人】 放浪者 イシリオン[ 市場の雑踏と喧噪の中、ひとりの旅人が歩いている。 時折、片手で陽射しを遮りながら。 ] ふぅ、あっついな… [ 以前留まった地は、爽やかな風の吹く平地であった。 乾いた風が皮膚を撫で、通り過ぎていけば そんな呟きが口から漏れて、 自然と店の前で足を止めるだろう。 ] (82) 2021/04/15(Thu) 18:15:17 |
放浪者 イシリオンは、メモを貼った。 (a9) 2021/04/15(Thu) 18:21:21 |
傭兵団長 ダイゴは、メモを貼った。 (a10) 2021/04/15(Thu) 18:49:11 |
第11皇子 ハールーンは、メモを貼った。 (a11) 2021/04/15(Thu) 19:13:52 |
第11皇子 ハールーンは、メモを貼った。 (a12) 2021/04/15(Thu) 19:15:13 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>64ひんやりと冷たい白い壁。 漆喰かなとダレンは思っていたが、何か未知の建材なのかもしれない。 屋根裏は天井が低いといっても歩き回るのに苦労するほどではなく、採光窓もあった。 足音に気付いて階段のほうを向いた頃、主がぴょこっと顔を出した>>65] ここで眠っていたのかい……? [あまり寝心地のいい部屋に思えず、ダレンは首を傾げた] 狭くて落ち着くというやつだろうか。 ……もう少し従者らしい話し方を 心がけたほうがいいだろうか? [初対面のころ、気安く話していた名残で、未だに友人のような言葉遣いで接していた。 主と認めてはいるものの、改まった態度になるのが気恥ずかしかったのだ] (84) 2021/04/15(Thu) 20:19:38 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[同じ試験に臨んだ、言わばライバルの間柄。>>66 それが今は主従となってここにいるというのは奇妙な話ではある。 とはいえ、参加者同士で主従の絆を結ぼうとした者たちは他にもいた。そう珍しい話でもないだろう。 さまざまな絆が生まれた試験会場だった。 そのときも「家族になってほしい」と主には言われていたけれど>>67、それを実現するのがどんな関係なのか、ダレンには掴めずにいた。 この国で同性愛は死罪。なら、その嫌疑だけは避けねばと思うと、主人と従者として振る舞うのが一番安全なのではなかろうか。 そんな風に細かいところまで考えてしまうダレンは生真面目すぎるのかもしれないが] (85) 2021/04/15(Thu) 20:19:59 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン買い出し。 そうだな、行かないとな? 夕食は…… この国らしいメニューを食べたいのだが、 ハールーン殿は何がお勧めだろうか。 [>>68市場へ行こうと誘われて、素直に頷き、食べたいものにはお勧めを問い返した。 かかる時間の説明もあったろうか。 それならば魔法具を選ぶことにダレンも異論はないのだが、ダレンは魔法はからっきしである。 何かトラブルがあっても自力で対処が難しいことは言うまでもない。 だが主が躊躇いなく使うなら大丈夫だろうと信じた。 乗り物といえば軍用──少なくともダレンの祖国ではそうなのだが、産油国たるアルファルドでは庶民が乗れる乗り物も当たり前にあるのだろうか。 少し前までは豊かな国だったようだが、今は情勢が乱れている。 末端の人々はどうにか日常を守ろうとしているようだけれど]* (86) 2021/04/15(Thu) 20:20:33 |
売り子 マリベルは、メモを貼った。 (a13) 2021/04/15(Thu) 20:32:07 |
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2021/04/15(Thu) 20:37:14 |
【人】 宵闇 ヴェレス そんなこと思ってもない。 [ 迂闊な己の振る舞いに謝意を述べれば、逆に彼から詫びの言葉を述べられた>>74。否定の言葉が強く出るがそれ以上は続かず、ましてや彼の健康的な肌色が、わずかに赤らむのを認めれば自分に何が言えようか。 賑やかな市の中、ふたりして口を噤み卓を挟んで奇妙な沈黙が落ちた。] 陽が、高くなる前に行こう。 [ ようやく絞り出したのは極くつまらない言葉だったが、彼が由縁ではない邪推や嫌疑を受ける場からも離れたかった。 だからと言って一刻も早く羽織るものをと彼が急くのを>>75、買い物は陽が暮れた後でとやんわり遮ったのは先を急ぐばかりではなく、正直な気持ちでもあった。 彼自身も鷹揚として忙しい質ではなかったが、何かしらを急くという気持ちが自分には薄いのだと気付くことがあった。時間は幾らでもあるし、折角の旅行なのだから長く残る良いものを彼と一緒に選びたい。それは後々も思い出として残るだろう。] (87) 2021/04/15(Thu) 21:17:26 |
【人】 第11皇子 ハールーン[>>86『この国らしいメニューを食べたい』と言われて、思わずニンマリしてしまったかもしれない。 それならば!と意気込んで早速市場へ向かおうと取り出したのは、母が残して行ってくれた魔法具の中で一番重宝している『オートマタール』──いわば転送装置みたいなものだ。 魔法陣の様な模様が描かれたそれを宙に翳せば、手のひらサイズだった陣はくぐれる程のサイズに発光する。あとは目的地を思い浮かべるだけで、ほら、あっという間に──] ────…………あれっ? . (88) 2021/04/15(Thu) 21:40:58 |
【人】 第11皇子 ハールーン[忙しない雑踏、鮮やかな喧噪、埃と砂が陽を浴びてがちらちらと光る、此処は──確かに今までいた所とは違う。 だが。] …………ダレン?! うそ、なんで、 [隣にいる筈の彼がいない。いわゆる転送失敗である。] . (89) 2021/04/15(Thu) 21:44:52 |
【人】 第11皇子 ハールーン(ちゃんと、市場は市場だ……) [転送漏れでなければ、同じ場所にはいるはずだ。 昔、乳母をつきあわせた時も失敗したことが無いわけじゃなかったし、全く別の場所に飛ばされた事はない。大抵遠くても半径2キロ以内におさまっていた。 見回して、懐かしいこの場所を確認する。 記憶の中の市場のままなら、そんなに広くもなければ、人々も優しい。きっと聞いて回れば誰かに導いてもらえる。こちらも伝えて回ればいい、それが早いと思いつつも── いま自分は一部の人間からはお尋ね者でもあるわけで。迂闊にこちらから正体を明かすに繋がる行動はしたくなかった。]* (90) 2021/04/15(Thu) 22:06:23 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[鮮魚店に辿り着き、彼女の快活な声とは真逆な単調な挨拶を済ませる。それが客の横入りとなるのならば、>>83失敬、と軽く謝罪をした。] 失礼する。近場で窃盗犯を捕らえた為、 その報告を。 ええ?と目を丸くした彼女に対して、つまんでいる猫を真顔で持ち上げてみせるが、あまり真実とは捉えられていないようだ。] …窃盗犯は今後然るべき場所へ送らせていただくが、 此方に関しては… [そういって、猫がくわえていた瓶詰めを見せる。本来だったらそれなりの名産品を示す商品ラベルも唾液がべったりそうして何となく彼女理解を示してくれたようで、あぁーぁ、という落胆の声をあげた。] 『いやぁ、もうそれは客に出せるものじゃないわ 弁償だけして処分しておいてくんな』 ……、…………この場は私が払おう。 [理論的には出来なくもないが、物理的には出来ないだろう。様々な要員を含めて。しかし彼女にとって大事な点は、売上として金が戻ってくるかどうか。それだけなのかもしれない。犯人が目の前にいるのにお小言を代わりに貰うのも中々厄介そうだと判断し、懐の小銭入れから必要分の賃金を手渡し、領収書を受け取った。] (91) 2021/04/15(Thu) 22:09:19 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[反省の色を見せない窃盗犯>>55は、相変わらず己の手中でぷらぷらと揺れて『ただの猫』を演じている。このあといつもどおり自警団に引き渡される事は自覚してるだろうに、それよか眼の前の店主に人としての顔がバレていない事の方が大事らしい。 "これはまたいつかやるんだろう"。証拠の無いのに強い確信があった。猫の背の肉を誰にも知られず少し強めに握れば、人混みに「あででで!」と声が聞こえるかもしれない。] 『にく、肉が抉れる! お前さん自分の力加減わかって無いのか!?』 いや?そんなことはないが。 『この!離せ戦闘狂!脳筋!金で雇われてるだけのくせに!』 [じたばたと手の中で暴れるも、解放されるだろう余地はまるでない。表情は一向に固いまま、市場の喧騒にニャァゴ、ミャアゴと濁声が重なる。"無駄な罵声"が蕩けていく。] (92) 2021/04/15(Thu) 22:10:10 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[男の所属する傭兵団『ココウ』。 それは、東の国の言葉で、"危地"を意味する。 全団員二重数名>>26、例外無く同じ官舎暮らしで、国王より一定の『支援』を賜りつつ、長いこと従事してきた。 自身に至ってはもう8年。成人になる前からだ。故に母国よりも思い入れがあるし、記憶として鮮やかに赤色はこびり着くし、石油の匂いが軍服に染み付いている。 情勢を詳しく知らぬ者からすれば、国の兵隊の一部としてしか捉えられていないだろう。どれがどんな部隊かなんて気にするほうがおかしい。 少し知られていたとしても、「やや血の気の多い部隊」か「国王の命令には絶対」であった事くらいだろうか。任務を淡々とこなしてきた一方で、命令以上の事はしなかった。] (93) 2021/04/15(Thu) 22:10:32 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ …少なくとも犯罪の現行犯に、 手加減しろとは教育されていないものでな。 [自分がこの常習犯を知っているように、彼だって、此方のパーソナルデータのなにかを漁ったのだろう。語彙力乏しいそれを聞く限り、いずれは消えゆく風の噂だろう。陳腐な表現は何一つ響くわけもない。]* (95) 2021/04/15(Thu) 22:10:48 |
傭兵団長 ダイゴは、メモを貼った。 (a14) 2021/04/15(Thu) 22:12:34 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン─ 市場 ─ [>>88主が用意してくれた魔法具『オートマタール』は、くぐれるような魔法陣となった。 室内から出ると陽光が眩しく、その上、砂塵が光を照り返すらしい。 目が慣れてから主の姿を探して、周りを見回して] ……ハールーン殿? [見当たらない。はぐれてしまったようだ。>>89 辺りの喧騒から考えても、立ち並ぶ露店や屋台から見ても、ここは市場には相違なさそうなのだが。 主は無事にたどり着いたのかと不安に駆られながら辺りを見回せば、人の数に圧倒される。 主の命を狙う者もいることを考えれば、彼の素性も自分のことも簡単には明かせない。 さてどうしたものか、と思案しながらダレンは市場を歩き出すことにした。 主に似た人影がいやしないかと辺りを見回しながら歩いていれば、異邦人なのも相まって、この国に慣れない旅人にも見えるかもしれない]* (96) 2021/04/15(Thu) 22:21:21 |
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。 (a15) 2021/04/15(Thu) 22:23:31 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 宿に荷を下ろし、明るいが陽を遮る壁と天井のある部屋に落ち着くと、ようやく人心地がついた。] もしかして。 [ 広い窓からそよぐ風が心地良い。石造りの壁は確かに熱気を遮断はするが、それにしてもあまりに外気と室温が異なる。ダンテの言葉に>>77よたよたと長椅子を下り、怠惰に四つ足で室内を華やげる飾壷へ向かう。床を這う膝や手を厚い絨毯が柔らかく受け止める。陶磁器で出来た壺の手触りは冷たく、中を覗くとみっしりと一つ塊の氷が詰まっている。保冷庫代わりだろう。同じ様な壺が形や大きさは違えど部屋のあちらこちら邪魔にならぬ程度飾られている。それから頭上を見上げれば、5つ羽根の扇が窓から吹く風とは異なる動きで旋回し、ゆっくりと空気を撹拌している。指を指し。] 多分これとこれのせいじゃないかな。氷をどうやって維持しているかとか、風を巡らせている仕組みはわからないけど。 [ アルファルドで石油と同等に有名なのが魔法の文化だ>>6。資源もあり、学術の水準も高いのであれば長い繁栄も頷ける。] (97) 2021/04/15(Thu) 22:24:32 |
【人】 宵闇 ヴェレス なんでもない時に来れたら良かったのにね。 [ 此度の滞在は事故のようなものだが、敢えてこの国を旅の目的地とするなら、暑さと陽に弱い自分の体質をまずなんとかしなければならない。暑さに弱いのは同じ北方の出身であるダンテも同じ筈だが、そこは越えられない種族の差がある。 冷えた白ワインをとの提案には一も二もなく頷き、ボトルで、と強請る。葡萄酒なぞ水のようなものだ。つい先刻、重ための朝食を済ませたばかりの彼がサンドイッチを注文している健啖ぶりに目を丸くするが、昼食の当てとは知らず、自分はそれに加えてチーズとクラッカー、それと干し葡萄を頼んだ。 暫く壺の冷気を楽しみ、またよたよたと長椅子に戻りよじ登ろうとすれば見兼ねたのか寝台を指し示される。 言葉に甘えシャツの襟元を緩め柔らかな掛け布に埋もれるように横たわる。] そんなに気を使ってくれなくても大丈夫だよ……。 [ のぼせたような自分の体に、濡れたタオルを用意しようかという彼は何処までも優しい。 本格的に横になれば、泥のような眠気が身体を浸す。1日2日の徹夜なら、少し昼間を歩いたくらいならこんな様にはならない筈だが、未だ午前というのに熱帯の陽光はかなり身体に堪えたようだ。] ルームサービスが来たら起こして……。 [ 呼び止めるに似た動きで手が宙を掻く。指先が近くの彼の袖に触れたならそのまま捕まえようとする。]* (98) 2021/04/15(Thu) 22:25:56 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[はぐれてしまった主を探して歩いているうちに、喧騒から離れ始めたことに気付く。 どうやら市場の端に向かって歩いていたらしい。 それに気づいて足を止めたとき、付近には果物ジュース屋があった。>>81 「冷たいジュースはいかが」と声をかけられ、興味を引かれた] いただこう。 [代金を払って受け取ってみると、確かによく冷えていた。魔法か何かで冷やしているのかもしれない。 甘味と酸味のバランスが良く飲みやすいジュースだが、いったい何の果物なのだろうか。 日によって違う果物だったりするのだろうか。 もしくは複数の果汁を混ぜ合わせているとか……? 聞いていいことなのかわからず店員には何も聞けなかったが、不安に駆られながら歩いていた頭を冷やすのには良い飲み物だった。 近くに誰かいれば言葉を交わすこともあったかもしれない]** (99) 2021/04/15(Thu) 23:16:08 |
第11皇子の従者 ダレンは、メモを貼った。 (a16) 2021/04/15(Thu) 23:16:51 |
【人】 中隊長 アーサー[棋譜 雑学書 東の国の詩集 戦術書 歴史書 □□□ 随分な荷物を得てしまったものだ、と 内心何処か苦笑しつつも気分は晴れやかであった。 何分良い手土産を見繕えたのだから道理ではある。 手渡した時にどんな顔をするだろうか。 想像するだけで楽しく。] (100) 2021/04/15(Thu) 23:18:17 |
【人】 中隊長 アーサー[紐で結わえた本束を提げ王宮書庫を発つ。 気付けば陽はすっかり頂点へと辿り着き 庇の無いがら空きの外苑を照らし尽くしていた。 木陰を歩けばまだ直射は避けられそうだが 景観を整える為淑やかに切り揃えられた木々の 細やかな枝垂れは短く、薄く。 色素の薄い目にはどうにも酷な道に映った。] 市場の方に行くには 此処を抜けた方が早い、が [肩を竦ませ踵を返す。 仕方が無い、と遠回りの道を選び、] (101) 2021/04/15(Thu) 23:19:23 |
【人】 中隊長 アーサー[ついでに大隊長殿にでも いいや、旅団長殿にでも挨拶に行っておこうか。 手土産が無いな。ならば、 参謀室の方にでも……… と、 思い出して、 先程受け取った封書を取り出した。 周囲に人が居ない事など把握済みで、 人目も憚らず三つ折りの紙を 取り出し広げる。] (102) 2021/04/15(Thu) 23:20:07 |
【人】 中隊長 アーサー[概ね予想通りの文面が認められた それにふ、と一笑すれば、 悩ませていた歩先を定め、 王宮の或る一区画へと向かい始めた。 ―――― 数刻の用事を済ませたならば 昼餉を求め、気に入りの店の方面へと]* (103) 2021/04/15(Thu) 23:20:42 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ 外で何が起きているのかは、 下女や侍女たちから聞くのみで、 彼女自身は見たこともなく、興味だけが湧く。 国が荒れる前も、目新しい商人が来ただの 広場で流浪の芸者たちがおどっているだのと、 教えられることがあり、 一年に一度くらいは両親の目を盗んで 街へと遊びに出たことがある彼女。 そんなに長くいられるわけではないから 市場の近くにある広場に顔を出し、 少しだけ芸を見て帰るだけ。 両親が気づかないうちに戻れば 誰も怒られたり傷ついたりしない。 ] (104) 2021/04/15(Thu) 23:47:21 |
【人】 貴族の娘 アウドラ街の中は、まだ明るくしているのかしら。 賑やかな声が懐かしく感じてしまうのは、 この国の行き先が分からないから……なの? [ はぁ、と小さくため息を落とし 歩きながらふと思ったことがある。 輿入れが出来ないのであれば、 何か愛でる対象が手元にいてほしい。 動物を、何かねだってみようかと 思っていると、見渡せばあまり分からない場所。 どうしたものかと、その場に立ち止まり 軽く周りを見渡してみる。 ] …………初めてみる場所。 我が家にはこんなところがあるのね。 (105) 2021/04/15(Thu) 23:49:15 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ 彼女はもてはやされるだけなので、 用意されたものを飲み、食べるだけ。 でも、偶にこれも両親の目を盗んで 厨房で見学をしたり、実際に火を扱ったり。 だからてっきり厨房のどこかに 全ての材料が片付けられているのだろうと 彼女は今まで思っていたけれど、 よくよく考えればあんな熱いところに 熱に弱いものを置いているはずもなく。 正解はここだったらしい。 少し歩いて、閉まっている扉を開けては閉め。 彼女がパンドラの箱を開けてしまったかどうか、 あまり覚えていないけれど、 開けてしまったなら驚いて口元を押さえ、 開けることがなければ、彼女の名前を呼ぶ 日の光を浴びて生活している従者が 迷子になっていた彼女をいるべき場所へ 連れて行ったことだろう。 ]** (106) 2021/04/15(Thu) 23:50:27 |
【人】 仕立て屋 アルフレド 2…いいや3個な。 あんたんちのは冷めても食えるから。 ここで食えなくても家帰って食えばいいんだよ。 [ジュースの二杯目が注がれるのを待つ間に、2つほど隣の露店に行く。 薄いナンのようなものに、練った豆を揚げたものを挟んだもの。挟まない揚げだけもあるが、メニューはその二品だけ。 ただ、ここん家の揚げは自分じゃ到底真似できないことを知っている。だからこそ店を開いているかいつもチェックしている。] (107) 2021/04/15(Thu) 23:56:57 |
【人】 仕立て屋 アルフレド(>>99うをでけえ… でも>>96あんま見ねえタイプの面だけどな。) おうさんきゅー。 [自分の頭一つ分はでかい男が並んでいるのをちらりと見つつ店員に礼を言う。すでに注がれた自分の器を回収すると、こくりと一口入れる。] (108) 2021/04/16(Fri) 0:09:21 |
【人】 仕立て屋 アルフレド[そして買ったうちの一つを頬張る。 2ミリほどの薄いパンの層はそれでももっちりと、菜っ葉は瑞々しく歯切れよく、揚げの層はシャ…と振動音が僅かに聞こえながら、豆の餡はわずかな塩気とともにからりと歯を通していく。 単品で食うと揚げ以外は味気ないのになぜ混ざると旨いのだろう。 なんて思っている間に、まだ口の中を開ける前に二口目を入れてしまっていた。そんな敗北感すら吹っ飛ばされて。] あーうめ。** (109) 2021/04/16(Fri) 0:11:49 |
仕立て屋 アルフレドは、メモを貼った。 (a17) 2021/04/16(Fri) 0:13:41 |
【人】 祓魔師 ダンテそうかな [ >>87思わぬ強い調子で否定の言葉を受けて少し驚いた、その後ヴィが迷惑だと思っていないのなら自分はそれだけで嬉しいと笑った。 ヴィには頑固なところがある様におもうから、自分のすることが好ましくないなら受け取りはしないのかもしれない。だから強い否定は不愉快ではなかったという証なんだろう。 とはいえ感情面はそうでも、対外的にはもう少し気をつけなければならないのは確かだ。 それから、すぐに宿へと移動したのだったか。自分がヴィの体を心配してしまうのと比べて、彼は自身の苦痛に無頓着なところがある様に思う。 多分死ぬほどでない身体の不都合なら元どおり綺麗に治ってしまうからだと思う。だけれど痛みや苦しげにしている様は自分の人種と代わりないのだからこちらとすれば辛いことは経験させたくないと勝手な思い。*] (110) 2021/04/16(Fri) 0:43:54 |
【人】 祓魔師 ダンテすごいな、てっきり自然にこうなんだと思った [ >>97室内に通され、一通りの設備の説明を受けたあと二人きりになり、ヴィも人心地ついたようだ。それから室内の涼しさを口にすれば、彼が何かに気づいたようで部屋のあちこちを探っている。 億劫そうに四つん這いで移動しているが床には毛足の長い心地よさげな絨毯が敷いてあるため何も言わない。 室内の涼しさなどの理解が追いつけばすごい技術だと感心しきりだ。少々侮っていたというか冷房設備まで完備しているとは思いもよらなかった。] 窓も開いているし、不思議だね 外からの風だと思っていたよ [ 石油産出国であり、魔法の文化も有名だというから、自分には未知の技術が使われているのだろう。 それに自国の複雑な仕組みの道具を全て理解しているかと言えばそんな事はないのだから、世の中には凄い人が居るなあと横に置いて置く。] (111) 2021/04/16(Fri) 0:45:47 |
【人】 祓魔師 ダンテ本当だね、不慮の足止めだったけど、良い国だなあ。まあ危ない目に遭ってないから言えるのだろうけど。 [ >>98最後の付け加えは油断してしまわないようにの自戒だ。白ワインの提案には彼も同意を示したどころかボトルでと言う。 自分も酒が好きだし強いという自負があるのだが、ヴィには敵わない。ザルというよりはワクしか無いきっと。 彼が望むものを合わせて注文を済ませ、長椅子に戻ろうとするヴィに寝台へ行くようにと促せばすぐに従ってくれたから、当人も休養を欲してると自覚しているのだろう。] うん、起こすよ [ 言いながらもそれは嘘だった。眠りに落ちるならそのまま眠っていて欲しい。タオルについては、気遣いはいらないと言われたがタオルが要らないとは言われてないから有れば嬉しいと思えるだろうかと洗面所に向かうつもりでいる。 移動仕掛けたところでヴィの手指が自分の袖を掴んだ。*] (113) 2021/04/16(Fri) 0:48:04 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ 一言二言ヴィは呟いて今にも眠りそうだった。受け答えのあと自分は目的どおり洗面所に向かいタオルを濡らして硬く絞る。] もう寝てしまった? [ 囁くように問い、眠っているならこれは片付けしまおう、起きているなら顔を拭ってから眠れば心地よいよと手渡す。 それからルームサービスがちょうど訪れた。*] (114) 2021/04/16(Fri) 0:50:40 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ ヴィが眠ってしまったなら、一人で本を読もうか、それとも書き留めておきたいこともあるからメモ帳を取り出すか。 天幕の影の中でヴィは心地よさげに見える。 足音は絨毯が吸い込んでくれる。静かに大きめの窓のそばに寄れば街並みが一望できた。ちょうどよく椅子が置かれているから、先人もこの居心地の良い部屋で景色を眺めたいと考えたのだろう。 自分たちが通り抜けてきた市場はあのあたりだろうか。一人で外に行くのも良いだろうか? だがヴィを一人にもしたくないとか、かれと似たような事を考えてしまった。**] (115) 2021/04/16(Fri) 0:52:35 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ 『なぁなぁ、もう反省したって、いいだろ? と言うよりわからねえか? 俺にだって養わなきゃいけねえ家族がいるんだ お前さんもわかるだろ?父さん母さんが泣くぜ?』 [自警団の拠点にちかづくにつれ、暴れ方の種類が変わってきた。反抗的なものでなく情にでも訴えているつもりだろう。それなら猶更職を失わなければ良かったのに、だとか、そもそも働いた金は全部博打に使っているのを知っているのだが、だとか。手札が多いこちらとしてはどう返したってよかったのだが、父母、と聞いて数秒だけ足を止める。] ………俺は孤児だ。親の顔なぞ知らん。 [それだけ言って歩を進めるのと同時に、猫の動きはぴた、と止まり、俯く。ぶらさげる自分からは顔が見えなくなった。性格的に謝るような奴ではないと思っていたし、個人的にどう受け止められようと。構わなかったわけだが。] 『……文字通りの虎の子ってか』 [ぼそ、と耳に届いた言葉に反応するわけもなく、それを最後に猫は言葉を発さなくなった。辿り着いた自警団へ引き渡す時すら、此方を軽蔑するような眼差しを向けて、どちらとも何も言わなかった。] (116) 2021/04/16(Fri) 5:10:49 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ[『国王の命令にには絶対』。 金で雇われているのだから、当たり前といえば当たり前の話なのだと返したいが、傭兵団としてはかなり特殊な扱いを受けている。 理由のひとつとして、全体としてかなり莫大な支援金を貰っていることはあげられるだろう。民衆の目から見てもかなり公平を重んじる意向を持った国王であったはずだった。 同性愛を死と同義とする現代社会より少し前には種族差別も酷い時期もあったのだが、それを緩やかにして今の国の形を作ろうとしていた事でも知られている。だからこそたった二十数名の贔屓を滲ませている部分があるのだろう。それが気に入らない皇族や大臣らがいることも承知している。 しかし、誰一人裏切り者などを出していないこと、数年団員の中から死人を出していないことなど、功績を残している為に今の今まで王の都合良い駒という『悪評で済んだ』とも取れる。 王を戦地で護衛していたことは勿論、金次第では暗殺から守っていたこともあった。故に、王の病死というのも功績の類に入るのだろうか、さすがに、自意識が強いかもしれない。] (117) 2021/04/16(Fri) 5:10:58 |
【人】 傭兵団長 ダイゴ - →市場の端・大河沿い - [閑話休題。様々な面から自身の行いを間違いと微塵も疑っていない己としては、どれも些細な言葉に聞こえてしまっているのは事実だ。耳にはどんな罵声も市場の声と同じに聞こえた。 ――その雑踏も少し小さく。 気づけば、市場でも川沿いの方へと来ていたらしい。国の象徴ともいえる大河は陽によって煌めき、昼間なのに星を浮かべているようだった。数年前には防衛戦の場所だった防波堤も見える。>>24その景色は、何も変わっていない。 ポケットから懐中時計を取り出して時間を確かめれば、とうに正午を過ぎていた。自覚してしまうと、市場の奥から漂う香辛料の香りは誘惑という毒を帯び始めてしまう。何故人はどんなに憂鬱でも食事を求めるのだろう。 あまり一目の付くところで食事に時間を割きたくもなく、手軽に食べれるものは何だろうか、と思案し、首筋を掻いた。]** (118) 2021/04/16(Fri) 5:11:12 |
傭兵団長 ダイゴは、メモを貼った。 (a19) 2021/04/16(Fri) 5:13:51 |
【人】 宵闇 ヴェレス どうだろう。 でも君の場合、冷房器具より暖房器具の方が必要かもしれない。 [ 室内の空気を巡らせるファンを呆けて眺めていると、ダンテが自分たちにも扱えるような器具はあるだろうかと言う>>112。 土産物に、予め籠められた魔力を使用するものはあるかもしれないが、永続的に利用できるかと言えばどうだろう。 それは別に空調器具に限ったことでもないかもしれないが、ちょうど部屋の設備に続けての話だったから、ちょっとした揶揄いとしてそう口にした。 北の果ての生国を離れ、今は内陸の気候温暖な場所に暮らしている。冬に彼が自分の住処を訪れた際に、北方より南の国の冬の備えはなっていないと憤っていた。 殆ど怒るというところを見た覚えのない温厚な彼が、しかもこれより厳しい北方の冬を知っている筈の彼がそうして憤慨していたのが珍しく印象に残っていた。 アルファルドも冬はそれなりの寒さと言うが、今は夏であるし流石に暖房器具は売っていないだろう。だからこれは完全な揶揄だ。 空調器具でなくとも、他に魔具のようなものを扱っているかもしれないから、後でそれも見てみよう、と締めくくって、寝台に沈んだ。]* (119) 2021/04/16(Fri) 7:33:41 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 眠りに就くまで、ひとつ、ふたつ言葉を交わすのがやっとだった。掴んだ裾をいつ手放したのかも覚えていない。 次に目を覚ますと室内には既に夕闇が垂れ込んでいた。] 起こしてって言ったのに。 [ 大方、眠り込んでいる自分を気遣いなどしたのだろう。旅の連れの姿は室内にあっただろうか>>115。窓際に設置された椅子と、卓の上には既に温くなった白ワインのボトルが半分以上残されている。喉の乾きを思い出したように覚え、未使用のグラスへ注ぐと一息に煽る。 葡萄の果汁を玻璃に満ちた水面へ流した様な夕空はまだ明るいが、地では人々の営みが洋燈を赤赤と広げており、窓から見える景色は大層美しい。 この宿を選んで正解だったと思う。 簡単な着替えをまとめてバスルームへ足を運ぶと、使用された形跡はあっただろうか。真鍮の湯の栓を開いた。]** (120) 2021/04/16(Fri) 7:40:26 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[果物ジュース屋に並んでいたとき、横から現れて先に頼んでいたらしいジュースを持って行った男がいた。>>108 主に背丈が近い気がして一瞬視線を向けたが、全くの別人なことに気づいて内心の焦りを感じた] 失礼、貴殿はこの国の人だろうか? よければこの辺りの道を教えてくれないか。 [>>107 >>109何かをパン生地で挟んだらしい食べ物を食べる彼に、不安を滲ませないよう微笑みを浮かべて尋ねた。 地元の人ならこの辺りでどこに向かえば何があるか知っているだろうと。 それを知れば主の行き先にも見当がつくかもしれないと考えて。 だが、人探しの最中だと明かす気はなかった]** (121) 2021/04/16(Fri) 8:39:21 |
【人】 仕立て屋 アルフレド ん、なんだ? [食べきらぬまに口を小さく開ける。 先ほどの長身の異邦人らしき男から声をかけられていた。] >>121この国は初めてのクチか? めんどくさい時期にご愁傷様だが、国の民として歓迎するぜ。 [ちょっと待ってなといいつつ、片手のパンをすべて食べきる。 ジュースとパンを持ったままで方向を示せない。] (122) 2021/04/16(Fri) 13:03:18 |
【人】 仕立て屋 アルフレド まあ、大体の場所についてかねぇ… [相手はこの国初めてだろうか、ならどこを聞くかよりまずは大体のことを言うほうがいいと考えて。] あっちが宿がある。宿をキープしていないなら早めにしたほうがいいぜ、面倒な状況でベッドが埋まっているかもしれねえ。 あとその辺は食えるとこも多いが中心部に近い店にしたほうがいい。町はずれには気をつけな、安い以外いーいことがねぇ。 [宿のエリアに指をさす。] あっちには河がある。命の河―俺たちの中にはそう呼んでるやつもいる。まああれが干上がったら俺たちも乾いちまうだろうから言いたいことはわかる。まぁ無駄に汚さんでくれ。 [河の方角に指をさしながら話す言葉の後で、汚しそうなのはウチのキゾクサマかもなあとぼやいた。] (123) 2021/04/16(Fri) 13:06:25 |
【人】 仕立て屋 アルフレド あの辺はうちらの住処だが説明要るか? [住宅街については説明を省きつつ。] このあたりから奥までずっと市場が続いてる。ここいらの露店は汁物が割と外れはねえが、焼いてあるやつは当たりはずれがでかい。靴底食ってるのかと思う肉とかあるぜ。 [ま、口があうあわないは好みだからな。と小さく付け加えて。] 布製品は良いものが多いので土産や袋替わりにはいいぞ。 だが露天の魔法物は注意しろよ。 俺が作ってるのよりひでぇまがい物がごろごろしてやがる。 [とんでもない掘り出し物もあるがそこは敢えて言わず。 そこまで言ってジュースをごくり]** (124) 2021/04/16(Fri) 13:20:18 |
貴族の娘 アウドラは、メモを貼った。 (a20) 2021/04/16(Fri) 14:12:50 |
【人】 囚われ セト[ 四肢を投げ出して、伏せた瞼の裏は闇。 薄くなった肉の下、骨が床板にごつごつと 当たるが、体勢を変えるどころか 指を動かすことも億劫で、 ぐ、と奥歯を噛みこんで眠ろうとした。 想いを馳せるはずの祖国の風を、 もう己はすぐには思い出せない。 近しい人の顔も、愛しい者の笑む表情も。 ] (125) 2021/04/16(Fri) 15:15:50 |
【人】 囚われ セト……、 ? [ 張り詰めて剥き出しの神経が、 髪の一本ほどの違和感を捉える。 瞼を持ち上げるのにも苦労して、 くっついてしまったような睫毛を震わせた。 見上げるのは、変わらず無機質な天井。 窓がない、ここには昼も夜もない。 晴れも、雨も、ここには無い。 ─── けれどたしかに鼻腔の粘膜を擽る、 甘い匂い。 それは花のような、柔らかな空気。 ] (126) 2021/04/16(Fri) 15:17:27 |
【人】 祓魔師 ダンテん? ああ、そうだよ中途半端な地域の冬の空調が本当に我慢ならないけど、あはは [ >>119一瞬理解が追い付かなかったが、揶揄われているのだと気付いた。何も自分が魔法の冷房装置を欲しがっていると勘違いされたわけではなさそうだ。 ヴィの国ほど極に近いわけでは無いが自分の出身も冬の厳しい地域だった。寒さへの対策は万全で室内なら薄着で十分なほど部屋は暖かだ。 ところが他国へ訪れることが増えれば、他所の冬の備えは貧弱で室内でもコートを羽織っていなければ自分には寒いほど。 それに文句を言っていたのをヴィが覚えていてこんな揶揄をするのだろう。] 燃料が勿体無いのはわかるし、死ぬほどの寒さでは無いから仕方がないんだろうけど [ などとぶつぶつ今更に思い出し不満を述べるが、ヴィはすでに眠そうである程度で切り上げる。*] (128) 2021/04/16(Fri) 15:25:07 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ ヴィが眠った後にルームサービスが訪れ品物を受け取る。よく冷えたワインはボトルごと氷で冷やされていた。 喉の渇きを自覚したのだが、少し我慢してヴィが寝ている間に浴室を使わせてもらおう。列車の移動が一晩、少々埃ぽくもある。湯を貯めればそれほどうるさくも無いだろう。 そうこうしながら昼からの時間ヴィが目を覚ますまで一人で過ごした。出かけても良いかなと考えたのだが、湯を使いこざっぱりした後、よく冷えたワインを窓辺で飲みながら景色を眺めていたなら眠たくなってしまった。 応接スペースへなんとか移動して長椅子に行儀悪く足を伸ばす、今日のことをメモしておこうなんて眠気に抗ってはみたが、2時間ほどをうとうとしてしまったようだ。*] (129) 2021/04/16(Fri) 15:27:29 |
【人】 祓魔師 ダンテ起こせないよ [ >>120それからヴィは日が落ちかけた頃に自然と目が覚めたようだった。起き抜けに不満を言っていたが、あんなにうっとりと眠っている人間を起こすには偲びなかったと言い訳。 自分は少しうとうとしていた事は隠して、メモ帳を閉じて見せた。] 氷が溶けてしまっていたね [ ワインのボトルは既にぬるくなっていたようだ。冷房装置のそばにでもおいておけばよかっただろうか。構わないと言った様子でヴィがぬるいワインを一息に煽る。 まるで水のように飲んでいるのはいつものことだ。] あ、先に浴室を使ってしまった できるだけ綺麗にはしておいたんだけどごめんね [ まだ少し自分にはヴィは眠たげに見える。着替えを抱えて浴室へ向かう彼にそんな言葉を投げて見送り。そろそろ室内は薄暗くなってきた。 間接照明は昼の間から灯されていたが、案内の人間に聞いた通りにして部屋の明かりをつけておく。*] (130) 2021/04/16(Fri) 15:28:46 |
【人】 祓魔師 ダンテ夜は冷えるかな? [ ヴィが身繕いを済ませて出てくる間に、自分も出かける用意を済ませておいた。髪は後ろでひとくくりにして以前ヴィが選んでくれたリボンを結んだ。 羽織るものはいるかと悩みつつ、外はまだ昼間の熱気が残っているだろうか。**] (131) 2021/04/16(Fri) 15:29:26 |
囚われ セトは、メモを貼った。 (a21) 2021/04/16(Fri) 15:35:59 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ まさか、扉を開いた先に人がいると 誰が思っただろうか。 彼女の父親とその近い人物たちなら 思ったかもしれないけれど、 彼女は髪の毛一本ほども考えることはなく。 重い扉を開けてみて目の前には鉄格子。 そしてその奥には何かがいた。 みてはいけないものを見たのだろうかと 彼女は驚いた表情を隠すために 口元を手で隠してしまった。 ] あ、…………っ…… (132) 2021/04/16(Fri) 15:38:46 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ 扉を開けて鉄格子を介して 合わさった視線というのは相反して。 彼女は驚きまじりの柔らかい視線なら その人の視線というのは鋭くて 萎縮してしまいそうなもの。 だから、彼女は何も言えずただただ 鉄格子にゆっくりと彼女の香りを漂わせ 近づいていくことしかできなかった。 鉄格子の前にたどり着けば、 彼女は膝を床に付いて口を開けたことだろう。 ] どうして…ここでおやすみなのかしら? * (133) 2021/04/16(Fri) 15:40:40 |
【人】 第11皇子の従者 ダレンありがとう……急用で越してきたんだ。 [>>122快く返事をしてくれた男に、感謝して頭を下げた。 確かにわざわざ訪れてくるような時期ではないのかもしれない。 >>123命の河と表現されて納得した。このような気候では水源は貴重だろう。 >>124市場の案内もなるほどと聞いて] 布が名産なのか。 魔法具はいろいろなものがあるようだね。 食材を売っているのはどの辺りだろうか? 買い出しに来たもので……。 [そこを目的地にすればいいかもしれない、と考えて追加で尋ねた]** (134) 2021/04/16(Fri) 17:01:50 |
放浪者 イシリオンは、メモを貼った。 (a22) 2021/04/16(Fri) 18:19:15 |
【人】 仕立て屋 アルフレド >>134ふーん、そら余計タイミングが悪いというか…。 [むしろそれに関っているのか、関わりたいのか。までは言葉には出さず。] 食材ってんなら市場の中ぶらついてもあるけどな…その先を進んで曲がった当たりに赤と青の派手な傘がある店が出てるんで、それを目印にするといいぜ。その辺が特に集まってる。例えば…>>1魚なんかも買えるぜ。 [>>1そのあたりを指して。] (139) 2021/04/16(Fri) 18:27:05 |
【人】 仕立て屋 アルフレド 他所は知らんがここの布袋は丈夫で使い勝手がいいって俺は聞いた。あと魔法関連のものはかなり集まってるって旅行者達からも聞くぜ。だからピンキリになんだよな。 [同業のやり方は割とわかるものである。] まあ大それたもんは無理相談ってもんだがうちの工房に来ればそこいらのがらくたよりマシなレベルのもんだったら作れるんでな。住宅地の中にアルフシルバーって出てるとこが俺の小せえ城だ。 [住宅地を改めて指差し言うと、2個目のパンを取り出そうと袋に手を入れる。]** (140) 2021/04/16(Fri) 18:43:21 |
【人】 第11皇子 ハールーン(──変わった、ね?) [もう7年は前の記憶と照らし合わせる。 目に映る色や、鼻をくすぐる香りは記憶のままだけれど確かに変化を感じていた。 人が増えたろうか。売り物の種類も豊富になったし、知らない菓子類が見えた気がした。 それがマイナスの感情ではなく素直に嬉しいのは、商人たちの活気は変わらないからだろうか?自分はあの頃と変わっただろうか。 気づく人はいないかもしれない。] . (141) 2021/04/16(Fri) 19:23:44 |
【人】 第11皇子 ハールーン[懐かしいのに知らない場所のようでわくわくしながら、色とりどりの香辛料と、山羊のバター、トウモロコシ粉、香菜や豆や羊肉の挽き肉を買い込む。 白砂糖や、珍しい調味料も見つけてしまって、つい手が伸びてしまう。] か、買いすぎちゃったかな? でもまだお米を買わなくちゃいけないんだよね ダレンも探さなきゃいけないのに…… もしかしなくても、俺って順番間違えてる……? [ダレンのリクエストに完璧に応えたくて、つい夢中になってしまった。宮中での食事はもう覚えていない。怖くて、出されたものに手をつけることができないまま、本宅を出てしまった。 自分が知っているのは乳母仕込みの郷土料理だけ。] アーイシャに……会いたいな . (142) 2021/04/16(Fri) 19:25:50 |
【人】 第11皇子 ハールーン「……会わせてやろうかァ?」 [突然背後から聞こえた声に、振り向く間もなく肩を掴まれる。跳ね上がる心臓。振りほどこうとしても、どっしりとかけられた体重に身動きすら取れない。] (っ、どうしよう…………ダレン……!) [乳母の名前を知っていて、自分を捕らえようとする人間なんて一握りしかいない。 なんとか振り払おうとして、崩れた体勢。抱えた食材が転がり落ちる──のを、その声の主に後ろから身体ごと受け止められた。] . (143) 2021/04/16(Fri) 19:26:32 |
【人】 第11皇子 ハールーン「おっと……。落ち着けよォ、ハールーン!」 [よく聞こえる明るい声と、鍛えられた褐色の腕にはめられた古い腕輪には見覚えがあった。思わず振り返って、逆光の面影に安堵する。 あの頃──毒殺を図られてから、よく街に、市場に逃げ込んでは商人らに匿ってもらっていた。けれどすぐ見つかっていた事を思い出す。 あの2番目の兄と──この3番目の兄に。] ────アンタル……! . (144) 2021/04/16(Fri) 19:27:27 |
【人】 第11皇子 ハールーン[ 第3皇子、アンタル。 兄弟の中でもひときわ体躯が良くて、明朗快活。何かと人心を掌握したがる2番目の兄もアンタルの事は避けて歩いていたくらいだ。 策略に長けていないイメージだったが、この兄が市場の経済戦略を手掛けて貿易商にも手を伸ばしていると聞いて、驚いた。] 「昔からここはデカかったけどなァ。 今は作物の安定供給やリスク管理もできる ようになって、富が均しくうまく回る仕組みを 作ってんだよ。ただあくまで、 自給自足からは外れないようにだな!」 [ 『皇子』は、直接は政治に関わることが出来ない。進言することはできるけれど、採用されるかどうかは『王』の意志ひとつに尽きる。 けれど、間接的になら別なのだ。 一つの大きな声に勝るものはあると。だから日常から兄達は民の暮らしと親しんできたんだと、今なら少しはわかる気がした。] ……すごい、ね。 [まるで今初めて知った遠い人へ向けた様な、驚きと感嘆が漏れた。] . (145) 2021/04/16(Fri) 19:33:57 |
【人】 第11皇子 ハールーン「そういやお前、従者を連れてるんだってなァ? やるなぁ、逃げ回るだけの子兎だったのが オレも挨拶しておきたいが?どこだ?」 ……えぇと……魔法での転送失敗して、 ……はぐれちゃったん、だよね [ バツの悪そうな顔をしてるだろう自分。 一呼吸おいて空を裂くような笑い声が響く。] 「ッすまん……!そうだな、オレもお前の母君が くれた魔法具には楽しませて貰ったんだぜなァ そういえば……っ、はははは!そっかァ……!」 . (146) 2021/04/16(Fri) 19:40:03 |
【人】 第11皇子 ハールーン[嫌味のない笑顔にホッとした。そうだった、自分も、あの殺伐とした家の中でこの人の笑い声には助かっていたんだと、思い出した。屈託の無い。感情をそのまま投げたような、裏表のあるなしがわかり易くて安心する。] 「──ハールーン」 [あらたまって、呼びかけられる。そこにあったのは、笑みをたたえてはいるが真剣な眼差しだ。] 「──どうして戻ってきた?」 . (147) 2021/04/16(Fri) 19:40:37 |
【人】 第11皇子 ハールーン[権利を争わない者は命の是非を問われる。 その仕組みはわかっている。] 「お前は俺達から逃げた。この国からも。 てっきり外に居場所を見つけンだと思ってたよ 父上に代わって、兄に代わって……国外に暮らす 兄弟らの援助は続けるつもりだったぜ 従者まで連れて……今更、王になりたいんだ なんて言わないよな?」 [予想の範囲内だったはずの問いかけに、反発する自分を覚える。] ──違うよ!俺は、ただ……ダレンに、 この国を、見て欲しくて…… 「──ダレン?お前の従者のことかァ? 見て欲しいって、どうして。 や、そもそも従者を従えたのは何故なんだよ?」 . (148) 2021/04/16(Fri) 19:43:50 |
【人】 第11皇子 ハールーン[その問いは。まだ誰にも訊かれてないはずなのに、散々問われた気がした。不思議だ。そしてなぜ、こんなにも答えにくいのか。 逡巡していたら少し間が開いてしまい、なお答えにくい。] ──か、 …………家族が、欲しかったから . (149) 2021/04/16(Fri) 19:44:35 |
【人】 第11皇子 ハールーン「………………従者は家族とは違うだろ。」 ……違うの? 「違うな…………虎と猫くらい違うぜよ。」 [大きくため息をつかれ、ひと呼吸、苦笑いしながら、わしゃりと撫でられた。 アンタルとダレンは少し似ている。 髪の色、と手の大きさと、硬さ──いや、触られた事は無かったっけ。 アーイシャ達はお前にどういう教育をしたんだと零されそして、苦笑いを消して話を続けられた。] . (150) 2021/04/16(Fri) 19:46:07 |
【人】 第11皇子 ハールーン「イスハークとイドリースが…… ……それは聞いてるな?」 [そっと頷く。 父が死に、皇太子は殺された、とここに来る前に乳母から聞いていた。殺害は2番目の兄イスハークと、4番目の兄イドリースとの共謀で。 兄弟間での命の遣り取りは、宮中では隠されない。 どこの仔ヤギが生まれた、牛が食われた、などと同じような日常感で語られる。ただの力の誇示で、日替わりで競うゲームだ。 だから当然、殺す事に躊躇いがない。 自分に毒を盛ったのも、当時同い年だった弟からだった。第12皇子、イスマーイール。 死の前に成す術がない自分を見て彼は笑っていた。生き残ってしまってからは『納得いかない』と、日々追いかけ回されて──思い出すと気持ちが硬くなる。 やっぱり慣れない。自分には無理な世界だと何度となく思い知るだけだった。] . (151) 2021/04/16(Fri) 19:49:01 |
【人】 第11皇子 ハールーン…………それが、どうしたの? [意識せず無機質な返事が口をついた。 人の死を、人殺しを、当たり前の日常のように扱ってしまう自分も嫌だ。] 「──まだ、知らないのか。」 [目を丸くされ、含みをもたせるような、物言いをされる。どういう事かと問うたが、やや濁されたままで。 一先ず、はぐれた従者を見つけてやろう、とはぐらかされたまま市場を回ることになった。 自覚はするが、どうにも子供扱いされているのが悔しく。拗ねた自分の荷物は持ってもらったのだった。]** . (152) 2021/04/16(Fri) 19:51:28 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[>>139引っ越しのタイミングは意味深く思えるかもしれないが、その点について語る気はダレンにも無かった。 食材店が集まっている辺りを教えてもらうと、そちらに視線を向けてから相手に視線を戻した] ありがとう、行ってみるよ。 魚か……この辺りは川魚かい? [大河があるしそこの魚だろうかと安直な発想をして、>>140布袋と魔法具の話には興味が湧いた。改めて住宅地の方角を確かめて] 貴殿も魔法具作りを? アルフシルバーか、覚えておこう。 何かお願いすることもあるかもしれない。 私はダレンという。 では、赤と青の傘を探してみる。 よい一日を。 [ぺこりと腰から礼をすると、ダレンは歩き出した。 緊張のせいか、左腰から下げた剣の鞘に無意識に左手で触れていた。 市場の中でも食材店が集まるあたりを目指して歩けば、主と出会うこともあるだろうか>>142]* (153) 2021/04/16(Fri) 20:04:39 |
【人】 囚われ セトなにか、御用ですか。 あなたのような方がいらっしゃるところではない。 美しく揺れるドレスに、 醜悪な臭いが付く前に お戻りになられますよう。 [ 視線を外したまま、頭を下げて。 ]* (157) 2021/04/16(Fri) 20:38:06 |
【人】 第11皇子 ハールーン>>153 ────ダレン! [通りを幾らも歩かずに、探していた人物は見つけられた>>153。彼が気づくが先か、駆け寄って手を取る自分が先か。] 良かったぁ〜……!ホントにごめん! [言い訳するわけじゃないが、魔法具には性格があって。不備と言ってしまえばそうなんだけど。と、話しつつ無事を確認する。] . (158) 2021/04/16(Fri) 21:26:22 |
【人】 第11皇子 ハールーン[ところで彼は、この国では目立つ容姿なんじゃないかと思っていたのだが、意外とそうでもなかった。 色んな人種が行き交う、この街は──この国は、知らない場所のようで。] (違うか。俺が、何も見ようとせずにいただけ、 だったのかな……) 「──貴男が弟の『従者』となってくれた 御方だな? お初にお目にかかる、俺はアンタル。 ハールーンの、兄だよ。」 [思いに耽ってしまいそうな所に、後ろから良く通る声の実にフランクな挨拶。 似てると思っていたが、実際に見比べると、ダレンの方がいくらか柔和な雰囲気だ。背は、この兄の方が高いだろうか?]* . (159) 2021/04/16(Fri) 21:26:56 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[通りを歩いていると、遠くに主の姿を見つける。>>158 彼がこちらに向かって駆け出したのは、それより一瞬早かった] ハールーン殿、無事でよかった! [手を取られながら、安堵で笑みを溢れさせた。 危険な目に遭っていやしないかと不安でたまらなかったのだ。 >>159様々な人種が行き交う市場では、この国の人かどうかを咄嗟に見極めるのもなかなか難しい。 この市場に慣れた風だった人に出会えたことは僥倖だったろう] (160) 2021/04/16(Fri) 21:48:46 |
【人】 第11皇子の従者 ダレン[と、主の後ろに立つ長身の男から名を呼ばれ、挨拶された。>>159 主の兄と聞いて一瞬だけ警戒したが、親しげな様子を見れば敵意の無い人なのだろうと察し、深々と礼をする] アンタル殿。 初めまして、ダレン・パターソンと申します。 ここより北西の国で生まれ育ちました。 元は騎兵です。 [明かしても差し支えなさそうな身の上を明かし、国名は伏せた。 今はどことも戦争もしていない平和な国だが、国軍はもちろんのこと、私兵を持つ貴族も複数いた。 ダレンはとある貴族に使える兵だったが、以前の主もあまり争いは好まず、自衛のために軍備を整えるタイプだった]* (161) 2021/04/16(Fri) 21:50:00 |
【人】 宵闇 ヴェレス 次の冬には君が満足する暖房設備を準備しておくよ。 [ 朗らかに>>128、けれどやはり北国以外の暖房設備が許し難いといった彼の様子に、寝台に横たわりながら噛み殺すに似た笑いは伝わったろうか。 北国の冬は下手に空調に手を抜くと死につながる。 自分も元は北方の出であるから、長い冬を宅内で快適に過ごそうとする文化は承知しており、彼の言いたいことはわかるのだが、それでも初めて出会ったのは春から初夏であったから、その冬に彼が訪れた時の、室内で暫く外套を手放さなかった理由には目を丸くした。 自分が寒さに強いと言うより無頓着であったせいもあり、不自由をさせたのを恐縮したものだ。 また来る、と 旅立つ時に彼は言った。その言葉通り、纏まった休みが取れると、そうでなくとも旅の所用で近くを通りすがる事があれば、彼は自分の元へ顔を出してくれた。 また次に会う時、と約束に約束を繋ぐようなところがふたりにはあり、この旅行も以前の旅行の合間に約束したものだ。 次の冬もダンテが訪れてくれる。それを言外に望みとして滲ませている。 言葉はすぐに寝息に変わった。]* (162) 2021/04/16(Fri) 22:43:42 |
【人】 貴族の娘 アウドラ[ おかしな声をあげてしまったからなのか、 それとも彼女の様子から敵意のようなものが 感じ取られなかったからなのか。 理由は一切わかりかねるけれど 交わっていた視線は幾分緩やかになり、 彼女の表情も少し穏やかになったはず。 相手のことを間近に、と 近づこうと思った矢先に聞こえた言葉は この国の言葉ではなかったけれど、 こんにちは、と言っていることだけは かじる程度に教わった彼女でも分かった。 ] (163) 2021/04/16(Fri) 22:50:42 |
【人】 貴族の娘 アウドラまぁ、いけないわ。 そういうのであるのなら、 しっかりお顔を見せてくださらないと。 …………でも、 何かを申し上げるときは、相手の顔を見て、と お国では通っていなかったら申し訳ないわ… [ どうしたら良いのかと悩み、 彼女はひとり表情をコロコロと変えて。 国が違うのであればその国のやり方がある。 だから、あえて顔を伏せているのは そのやり方がその人にとっては正しいのかと 少しだけ思ってしまった。 問いかけには、屋敷の散策で迷い込んだ、と 恥ずかしそうに答えつつ、彼女は閃いたとばかりに 家主である父親に言えば 部屋を案内してもらえるのでは、なんて 口にしてしまったかもしれない。 ]* (165) 2021/04/16(Fri) 22:51:46 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 寝穢い質である方は自覚している。寝入って間もなく、ルームサービスが訪れたことも、ダンテが浴室に湯を溜める音>>129にも眠りを妨げられることなく寝息を立てた。 靴音を吸い取る柔らかな絨毯、厚い壁と、宿銭に見合う設備もあっただろう。 ダンテは宿に着いた時よりも幾分小ざっぱりとした様子で、自分が起きた様子を認めると長椅子より身を起こし手にしていたメモ帳を閉じた。 自分が寝入った後、外出した様子はない。窓際の卓に、空になったサンドウィッチの皿がそのままになっている。] それはいいんだけど。 [ 酸味のある白ワインは冷えておらずとも喉の乾きを癒すと共に爽やかに口を濯ぎ、すぐに空にしたグラスにまた半分ほど酒精を満たした。] 退屈じゃなかった? [ 眠っていたとは知らずそう問う。寝台には自分以外が横たわった形跡がないからだ。本を読んだり、書き付けをしたり、街に出回ったり、太陽の高い時刻自分が寝入っている間も彼がひとりで時間を使えるのは知っている。 けれど折角の旅先であるというのにだ。] (166) 2021/04/16(Fri) 23:29:32 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 平均的な人種の寿命を持つ彼を、長命の自分につきあわせる事に負い目がないと言えば嘘になる。昼夜が逆転している自分の生活時間に彼を添わせることに素直に肯えないのもそのひとつだ>>77。 けれど旅先では同じい時間に活動しようとなると、どうしても夕から夜に彼をつきあわせてしまう事が多い。 自分に合わせ夜更しをする、と意気込む彼が、夜半に寝入ってしまうのを眺めて深夜に本を片手に過ごす時間も悪くないが、自分が眠りに過ごしてしまうのは酷く勿体無く感じる。 浴室を先に使ったと詫びる彼に気にしなくていいと手を振ると、眠気覚ましと身支度を整える為に浴室に入る。 金属の鈍い光を放つ湯側の栓を開くと、待つことなく温かい水が手を濡らした。ダンテも充分に足を伸ばせるだろう広さの猫脚の浴槽へ湯を溜める事に魅力を感じなくもなかったが、うかうかしているとすっかり遅い時間になってしまう。髪だけ洗い、シャワーで済ますことにした。] ……そういえば、これは予定していなかった。 [ 水気は拭ったがまだ髪に湿り気を残したまま、着替えたシャツの袖を捲くりながら浴室を出る。 筋張りを見せていた身体の線は幾らか柔らかく、頬も少し丸みを帯びている ふたまわりほどサイズの大きな衣類に辟易しながら、見せた姿は女性のもの。]** (167) 2021/04/16(Fri) 23:31:40 |
【人】 祓魔師 ダンテいや…全然 とまあ、僕もちょっと眠ってしまっていたから 君が起きるちょっと前に目が覚めてそれから少し書きものをしていたくらい [ >>166退屈ではなかったかと問われて若干口ごもってしまったから素直に打ち明けることにした。おかげで夜遅くまで付き合えるよなんて調子に乗れば、ヴィの表情は複雑なものになってしまうだろうか。 そんな過保護にしなくても、休暇の間だけ生活時間が入れ替わるくらい、元に戻すなんて容易いはずなのだが、彼の真意は別のところにあるだなんて思い至りもしていなかった。>>167 とはいえ酒も入った状態では頑張っていてもいつの間にか眠っていることも多いのだが。] 結局街並みの様子を少しメモをしただけで終わってしまった。 [ 自分には素人の手慰みというか詩文を書くという趣味があって、職場でも同好会をつくっているくらいだ。 逆にというかヴィは執筆を生業とするプロだったから、たまに助言をもらうこともあり、報告めいたことを言う。*] (168) 2021/04/17(Sat) 0:15:15 |
【人】 祓魔師 ダンテ[ それから、>>167ヴィが身繕いをすませるからと浴室へ消えた少しあと。シャワーの水音が響いていたから湯を貯めるのは控えてしまったのかもしれない。 あまり夜遅くに外を出歩くのは避けたいからだろう。今ならまだ夕日が沈みかけた頃だから、市場が閉まるまでは大丈夫そうだ。] …… [ そうして姿を現したヴィを見て一瞬自分は惚けていた気がする。彼の種族が男女の性を定めるまではどちらにも変わる事ができるという話。 女性の姿を見たのは初めてで、見惚れたと言っても過言ではない。] 服を買わなきゃね [ それから口に出たのはそんな言葉だった。普段の彼だってそれほど線が太いわけでもなく、どちらかといえば華奢な造形をしていると思うのに。 女性の姿をしたかれはいっそう美しく小さく儚げに見えた。*] (169) 2021/04/17(Sat) 0:17:45 |
【人】 仕立て屋 アルフレド >>153あーあそこでも捕ってるやつもいるし。 遠いところから運んでくる奴もいる。 もっと遠いところにはたくさんの種類がいるって聞いたぜ。 それはあんたのほうが詳しいんじゃないの? [パンを取り出して。] 俺はそのままアルフでいいぜ。 あんたもいいネタ見つかるといいな。 [くわえながら帯刀する男を見送って。] むぐむぐ(ありゃあ傭兵っつうより騎士みたいだよなぁ。) [根拠はないただの推測を喉の奥で散らした。] (170) 2021/04/17(Sat) 0:30:29 |
【人】 宵闇 ヴェレス ベッドで寝ればよかったのに。 [ 自分が休んでいる間、ダンテも少し眠っていた>>168と聞いて眉を寄せる。 広い寝台はふたり四肢を伸ばしても眠れるくらいの余裕がある。 ひとりで街に出ることに懸念していたから>>45、眠っていたと聞けば寧ろ安堵したが、表情を曇らせたのは別の理由だ。 書き付けをしていたと言うから、暇を持て余していたのではないだろうことはよかった。旅先の情景を詩文にして彼はよく見せてくれた。そのうち一冊の本に纏めるのだと言う。出向いた先では仕事柄陰鬱な成り行きも多いだろうのに、彼の筆先は翳りよりも光彩を輪郭に描き出しているようで、それも彼の人柄故かと思う。時偶求められれば簡単な校閲を行うこともあったが、詩文は自分の執筆する分野とは異なるからたいそれたものではない。単純に彼が書くものが好きだった。 彼の昔の初恋の詩篇を目にして、その煌めきが自分にはもう決して手に入らない事に愛惜を覚える程。] まとまったら見せて。 [ メモ止まりだと言うから、草案の形にもなっていないストックだろう。旅の合間に形になるかもしれない事を思うと楽しみだ。 そう言い置いて浴室に向かう。] (171) 2021/04/17(Sat) 1:42:46 |
【人】 宵闇 ヴェレス[ 浴室を出ると、見慣れないが故に戸惑ったのか、女性の形をした自分を認めダンテが口噤む様子で>>169、所在無げにその視線に身を晒す。] 男性の方になる用がなくてよかったよ。 [ 暫くして、寸の合わない自分の衣服に、服を買わなければいつもの口調で彼が言う。それに合わせる形で自分も軽口を叩く。 男性の姿であれば普段より、いやダンテの身長をもゆうに越す体格であるので、服を買いに行く為の服がない、などという事態になりかねなかった。 袖は捲くっても下衣のベルトは一番に絞っても弛く、今までの靴は歩き難いだけであるので、海辺を歩く為に誂えたサンダルに替えた。] 靴も買わなきゃ駄目かなあ。 [ だらだらと登った坂を今度はだらだらと下る。宿に帰るときにはもう一度登らなければいけないが、荷物がない分楽だろう。 陽が暮れても外気は名残の熱気が未だ残っており>>131、冷えるとまで行かず風があればなお心地良い。] 服を見てから食事でもいい? お腹すいてない? [ 市へ近付くと、幾つか早仕舞いの露店もあったが、それと入れ替わるように酒や軽食の屋台が出ており昼とはまた別の活気がある。 夜は何処かの酒場に入ろうと考えていたが、おそらく飲食の店は遅くまで開いても服飾の店はそれより閉じるのは早いのではないか。 いつもどおりに話し掛けているつもりでも、何処か間合いがずれる。見上げる位置が違うからだとすぐに気付いた。] 変な感じ。 (172) 2021/04/17(Sat) 1:44:32 |
【人】 仕立て屋 アルフレド[2個目を食べ終え、ジュースを飲み干し、その場を後にする] よう靴底、いつもの4本。 んで、これがこの前の4本の串な。 [続いて来たのは肉を串に刺して焼いている店。一本当たりの値段は周りの店より安いが、あまり人入りは良くない。 あからさまな悪口に怒りの言葉を投げつけながらも、店主は串に刺した焼いてない生のままの肉を4本見せ渡してきた。] あ?いつも言ってるだろ、晩飯にすんだよ。ばんめし。だから俺が持ってく代わりのの串も渡してんだし問題ねーだろ。 てめーで肉買えって言わてもよう、お前んとこの肉何の肉かわかんねーし一から捌くの面倒なんだ。いいじゃねーか焼く手間省けるんだから。 [何回かに1回はしている問答をして、ブツを貰ってしまう。] (173) 2021/04/17(Sat) 2:14:07 |
【人】 仕立て屋 アルフレド 草。草。草。汁。あとバケット。 十分だ。帰るべ。 [>>1とは少し離れた場所で晩飯の調達するのは、帰路が短くなる店を選んでいるため。] あ? [最後のパンを食べながら自宅への道を歩いていくと、自宅の前にだれかいるのが見える。 目を凝らさずとも、身なりがこの辺の住民よりはるかにいいものを着ているし、立ち方一つが異なることを理解した。] (見たところ下級貴族か貴族の従者の類ってところか。) わりぃね。客かい? ああ、ちょっと待ってくれ今開けるから。 [男は頼んでいたものを引き取りに来たといって割符―所謂引換券を見せてくる。] (174) 2021/04/17(Sat) 2:14:44 |
【人】 仕立て屋 アルフレド[アルフシルバーと表札くらいの大きさで書かれた看板を張った、ほかの住居と見た目は他と変わらない、裏庭風のスペース持ち工房兼自宅。これが居城。 一つ違うところは家の扉に頑丈な魔法の鍵をかけていることくらい。 中は質素なつくりとなっていて、カウンターにはいくつか見本(サンプル)がおいてあるだけ。カウンターの奥に一つ魔法の扉があり、中は工房と住居になっている。] あんたのは、これだな。まあ確認してくれよ。 [銀の装飾と魔法の力を宿した石を使ったアクセサリー。微弱な魔力流すと装飾部分が青白く光るギミック付きである。 最初に感嘆のため息をはいている男の反応は良い。] 問題ない?そうか、そいつは俺も安心だよ。またよろしくな。 (175) 2021/04/17(Sat) 2:20:49 |
【人】 仕立て屋 アルフレド あー酒抜いといてよかった。 [一人になれば途端にだらける。 口は全く変わらないが、姿勢は正しているつもり。] さて、あれを誰が誰に何のために贈るためのもんかねぇ。 [晩飯の時間までは、ゴシップに頭を巡らせながら時間をつぶしていった。]** (176) 2021/04/17(Sat) 2:56:06 |
【人】 祓魔師 ダンテ起こしてしまいそうだし [ >>171ベッドを使えばよかったのにと彼は言うが、人の気もしらないでと密かに考えてしまう。どのみち二人の寝る時間はずれているし自分はきっと酔っ払って寝落ちるからベッドが一つでも問題ないとは思うなんて情けないことをちらりと考える。 天幕付きの寝台は詰めれば大人三人くらいは眠れそうにも見えるから、余裕があるのは確かだ。] うん、是非 [ まだ、朝ごはんを買ったり窓からの景色くらいしかこの国のことは見ていない。書きつけ程度しかないから人に見せられるものではなかったが、何かしら残したいと思う。 下手の横好きだから、気恥ずかしさは常にあるのだが、人に見せてこそだとか同好会の皆も言うから開き直っているところはある。 それにヴィは書いた内容について批評することはなくて、文法とか技術面をたまに添削してくれる。かきぐせというか好みの単語や言い回しを重複させていたりとか、自分では気づかないところもあるからとても勉強になる。] お礼もさせてね [ こんな素人の文章を、生業にしている人に見てもらえる機会なんて普通ならない。彼はいらないと言いそうにも思えたが、気持ちだけでも受け取って欲しい。*] (177) 2021/04/17(Sat) 3:28:33 |
【人】 祓魔師 ダンテああ、ごめん、見惚れただけ あーいや、 この国だけでいいからね [ ぼうっとしていたから、ヴィが所在無げにしていたから正直に心のうちを明かした。それから慌てて付け加えた言葉は自分の好みに合わせて身体を変えるなんてことはしないでという要望。] うん、まあ… [ 人は姿形ではないというが、ヴィが男性体だったなら自分は今のように接していただろうかとたまに考えたりはする。もう少し違う関係だったような気もするが、わからない。 なんだかんだ日に当たるなとか、他人に合わせて無理をしたらいけないとか、口うるさく言ってしまっているかも。] そうだね靴も選ぼう それだとぶかぶかに見えるから 転んでしまうよ [ 二、三日の滞在のための衣服は不要な出費のようにも思えるが今の姿のヴィが着飾ったところを見たいと思ってしまうのは仕方がないことではないか。] (178) 2021/04/17(Sat) 3:31:33 |
【人】 祓魔師 ダンテむしろ君の方が空腹なんじゃって思うけど 僕は大丈夫だよ [ それじゃあ出かけようなんて二人で部屋を出て施錠して。窓はそのままでも大丈夫だろうか。フロントで部屋の空いた食器などの片付けを頼んでワインのボトルなどはそのままにしておいてもらった。] それにお店が閉まってしまうかもしれないから 先に服を選ぼう [ その辺りはヴィも考えは同じだったらしく、食事を後回しにすることにした。来た道を逆に市場へと向かうが、大荷物が今はないからすごく身軽だ。 ホテルのそばには店舗を構えた貴金属店や衣料店なども立ち並んでいる。観光客向けのものなんだろう。情勢があまりよくないことになってからは客足も減っているのかもしれないし、ガラス越しに並ぶものを眺めれば強気の値段に見えた。 市場の方に並んでいた布地を扱う店などは>>124地元の人向けでもあるだろうからもう少し安価だったかもしれない。*] (179) 2021/04/17(Sat) 3:32:43 |
【人】 祓魔師 ダンテとりあえず女性はすっぽりかぶれるような日よけの衣服を着るみたいだね。君にとってはちょうど良いかも。 そして中に着る物は隠れちゃうけど割と自由みたいだ。色の綺麗なワンピースとか選ぼう。 [ きっとヴィより自分のほうが楽しんでいる気もしてしまうが、以前冬に旅行した時もなんだか可愛らしいコートを自分が選んで彼に着せたことがある。* ] (180) 2021/04/17(Sat) 3:43:02 |
【人】 祓魔師 ダンテ魔法を織り込んだ布があるって聞こえたよ どんな効果があるんだろう [うっすらと聞こえたことをそのまま口にしたなら店主が 「ここの商品は一般的なものですから魔法のかかった布が欲しいのなら市街地に腕の良い職人がいるそうですよ。」なんて教えてくれた。 市街地では土地に明るくないため探し出すことは困難かもしれないが、日数はあるのだからと頭に留めておきたい。*] (181) 2021/04/17(Sat) 3:46:20 |
【人】 祓魔師 ダンテ手を繋いでもいい? [ 坂道を下りながらそんな声をかけて、言い訳は、履物が大きくて歩きにくそうだからと彼のせいにしてしまおう。**] (182) 2021/04/17(Sat) 3:49:11 |
【人】 中隊長 アーサー[陽によって煌めく大河。 数多くの星が手も届きそうな間近で犇めき動いている。 そんな事を誰かが言っていたかもしれないな、と 時折跳ねるその潺を眺め歩いていた。] (183) 2021/04/17(Sat) 5:57:18 |
【人】 中隊長 アーサー相変わらずの仏頂面だな。 そんな顔では民衆を怖がらせてしまうぞ? [目の前から歩いて来た 金糸雀色の軍服に向けそう投げかける。 此方に気付いていたか、気付いていなければ 声を掛け顔を上げた際にでも 笑んでみせて ] 暫く振りだな、ダイゴ。 良くやっているか? [そう挨拶を重ねるだろう。 薄らと、いつもより ]**憂いて見えるのには気が付きながら。 (185) 2021/04/17(Sat) 5:59:24 |
中隊長 アーサーは、メモを貼った。 (a23) 2021/04/17(Sat) 6:15:22 |
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