【人】 助勤 サクヤチリン…。 確かに耳に届いた鈴の音。 その音につい振り返る。 次の瞬間。 瞬いて、次に瞼を開いたときには。 私の目に飛び込んできたのはさっきまでいた外ではなくて。 (1) 2022/03/18(Fri) 7:03:50 |
【人】 助勤 サクヤ―隠り世・奥の院― 「…!」 言葉を失う。 私はここに来たことがある。 … ここに来た夢を見たことがある 。それはとても甘美な夢だった。 それはとても淫靡な夢だった。 それはとても異質な、夢。 どうしてまたここにいるのだろう? どうしてまたこんな夢を見ているのだろう。 >>0日乃輪様の言葉。雛。 ああ、そう、雛として また 招かれたのだ。思わず口元を押さえてへたり込む。 >>n0ここは私達"雛"を迎え入れるための場所。 >>n1異形たちを私はもう見たことがある。 夢の中で私を愛でた事がある者もいたかも知れない。 後ろを振り返れば直ぐそこに出口がある。 かつての私はそこに走り出して、逃げ出して、そこで…? (2) 2022/03/18(Fri) 7:04:34 |
【人】 助勤 サクヤ本当にそうだった? 逃げ出せた事があった? 逃げ出した先で迷った? それとも、受け入れた? 愛でられた? 私の記憶が混濁する。 今の私は、両手で口を押さえて。 目を丸く見開いて。 ただ、青ざめてはいなかった。 顔は強張ってはいたけれど。 「…夢ではなかったの?」 辺りには他の雛もいた。 神事中に見かけた雛もいただろう。 だから、そんな言葉がこぼれ落ちた。** (3) 2022/03/18(Fri) 7:05:01 |
助勤 サクヤは、メモを貼った。 (a1) 2022/03/18(Fri) 7:09:37 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a2) 2022/03/18(Fri) 7:39:01 |
【人】 気紛れ者 空木[しゃらん。玲瓏な鈴の音が、響く。 鼓膜を爪弾くように、脳髄を揺すぶるように、極近くで。 思わず空を振り仰ぎ、ひとつ瞬けば、そこは美しき異界の社] ―――― …、 [くらり、立ち眩む心地] (4) 2022/03/18(Fri) 8:41:57 |
【人】 気紛れ者 空木夢、か…? 神社の階段から落ちて頭でも打ったか? [けれど、ここまで鮮烈な夢を見ることが叶うだろうか。 頭一つで思い描くには、己の想像力を遥か超えている。] 一泊十万は軽いな、ここ。 [ひやりとすべらかに磨かれた床、流麗な透かし彫りの欄間。 天井は高く、けれど圧迫感を感じるのは、異形から注がれる無遠慮な視線のせいだろう。 まるで、そう―――品定めをするような] (6) 2022/03/18(Fri) 9:13:12 |
【人】 気紛れ者 空木っ、あー… [かり、と首筋を掻いて宙を仰ぐ。 緩く頭を振ってから、気忙しく給仕に立ち回る童を呼び止める] それ。俺ももらえたりする? [朱塗りの盆に載るのは、黒地に金細工の奔る徳利と盃] (7) 2022/03/18(Fri) 9:22:09 |
【人】 気紛れ者 空木[立ち尽くしたまま、咽喉を反らし、手酌でぐいと盃を煽る] え。 なにこれ、うっま。 [鼻腔と口腔が、得も言われぬ馥郁に満ちる。 今この瞬間が、一番驚いているかも知れない。 童子が座るよう掌で示す、少し空いた一角。] や、それなら俺は…、あのあたりの方が。 [艶めかしい雌型の妖たちが集う片隅を指せば、 姦しく手招きされる] (8) 2022/03/18(Fri) 9:33:05 |
【人】 気紛れ者 空木どーも。お邪魔します…? [肚を決めて腰を据えれば、するりと纏わる白い腕と妖の匂い。 麝香を一晩焚き染めたような、頭軋ませる濃密な香気。 次々運ばれてくる馳走に、毒を喰らわば皿まで、と箸をつける] …うっわ、これも旨い。 これ何の肉? 羊…、よりは癖があるな。ジビエみたい。 普段からこんな美味しいもん食べてるの? [きゃいきゃいと賑わしい女たちと、直に談笑が始まる] (9) 2022/03/18(Fri) 9:46:18 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a3) 2022/03/18(Fri) 10:16:46 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a4) 2022/03/18(Fri) 10:18:12 |
【人】 夢うつつ 真珠―隠り世・奥の院― [>>0:146>>0:152手を合わせて神様にお祈りをしていると、鈴は頭の上にあるはずなのに、なぜかシャリンと、背後から鈴の音がして。>>0 何事かと振り返ろうとしたけれど、――いつの間にか眠っていたようで、気付いた時には、映画でも見たことのないような豪華な和風の建築物の中に、立っていた。] ……あれ……? なに……、ここ……。 さっきまでわたしたち、神社にいた……確か…… それに……このひとたち、って…… [そこに群れ走り回っている者達は、明らかに人とは異なる特徴を備えた、異形の物達。小さく羽根が生えた子供のような者や、毛むくじゃらの子犬のような者達に至っては、真珠がこれまでもどこかで目の端で追っていた存在にそっくりだった。] (11) 2022/03/18(Fri) 10:19:29 |
【人】 夢うつつ 真珠[彼女が、幾度となく夢で見ていた、異形達の宴。それは、まさに今この瞬間、この場所で開かれている狂乱の事を予知する夢だったのだろうか? ……もしそうならば――、この後、自分達に為される事は、ある程度想像がついていて。 ゾクリとする感覚に、腕で自分の肩と太腿を抱いて、うっとりした目をしながら、隣に居る筈の萌々子に言った] うふふ……、さっそく、神様がご利益、くれたのかも。 きっと、楽しいよ……? まずは、ごはん食べよ? こんなすごいごちそう、わたし見たことない… (12) 2022/03/18(Fri) 10:20:17 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a5) 2022/03/18(Fri) 10:24:44 |
【人】 助勤 サクヤ「鈴の音は、『日乃輪様』から隠り世への誘い。 神々が愛でるに相応しい「雛人形」を求めて、 見込んだ人間へ誘いをかける。 隠り世に心囚われてしまえば、現世に戻ることは叶わない。 鈴の音に応じてはならない。 ――けれど、鈴の音に応じ、 日乃輪様に見初められた者は皆、 「送り雛」として隠り世へ踏み入り、 人ならざる者たちからの寵愛を一身に受ける事が出来る。」 口にしたのは、実しやかに囁かれる噂話。 きゅ、と唇を引き結ぶ。 呆気に取られてばかりはいられない。 記憶が混濁する中、理性の火を灯す。 (15) 2022/03/18(Fri) 10:42:29 |
【人】 助勤 サクヤ「本当に、私たちが嫌がることや。 傷つけるような事はなさらない筈です…。」 肉体は。そう、密やかに付け足して。 酒を勧める妖に「未成年なので…。」と律儀に断りを入れていた。** (17) 2022/03/18(Fri) 10:43:11 |
【人】 夢うつつ 真珠>>18 なら、よかった…… ん……大丈夫、って、どういうことですか…? [男の疑問に思っている事が何なのか、すぐにはピンと来なくて、そう問い返す。が、やがて思い当たったかのように、あっ、と声を漏らして] ……そっか。なんか急に、こんなとこ、連れてこられて… 知らない人たちがいっぱいいるから、 わたしが怖がってるかも……って、こと……? ……大丈夫、ですよぉ。きっと、この人たち…… 悪い人じゃ、ない……。なんとなく、そう思います… わたし、きっと、知ってる気がしますからぁ…… [曖昧な返事を、男に返す。夢で見たような気がする光景が、実際に繰り広げられているから……とまでは、自分でもはっきりとその夢を思い出せていた訳ではなかったので、そんな答え方になったのだが。 そして、彼と巫女の少女の遣り取り>>17>>19を、ぼんやりと聞いていた。本当に嫌がる事はしない、という彼女の言葉に、自分の感覚が裏打ちされるのを感じながら*] (20) 2022/03/18(Fri) 11:17:41 |
【人】 走狗 狛ようこそ、二人とも。 あー、…… 喋り方が変わってるとか、言うの無しだぞ? [と、軽く目配せしたけれど。 彼ら彼女らからしたら 今はそれどころではないだろうか。]* (26) 2022/03/18(Fri) 12:21:40 |
走狗 狛は、メモを貼った。 (a6) 2022/03/18(Fri) 12:24:03 |
【人】 助勤 サクヤ―隠り世・奥の院― 「…あそこで働いていますから。 何度となく、この噂は聞きましたし。 あそこで働く子に、良い雛になれると。 そう言われたこともあるんです。」 だから、だと。まだそう信じ込む。 そう信じていたいから。 それでも、目の前に起きていることに頭が痛んで、目を伏せた。 「それに、神様がそこまで悪いこと なさる筈が…ありません。 そう、…そう。 雛同士が愛で合う姿すら、喜ばれて…?」 そう。 そんな事、どこで知った? わからない。分からなくて、頭を抱える。 そうしているうちに、はあ、とこぼれた吐息は熱い。 頬が染まって。身体の芯に熱が宿る。 (27) 2022/03/18(Fri) 12:28:22 |
【人】 夢うつつ 真珠―隠り世・奥の院の宴席― [気をつけてね、というお面の男の言葉>>21に、うん、と頷きながら、巫女服を着た小鬼のような妖の手招きする席に、スカートの裾を撫で付けながら足を崩して座る。 並べられていた料理はクリスマスパーティーでもこんなにはたくさんの種類が置かれてはいないだろうと思える豪華さだったし、それに見た目も味付けもこれまで見たことも食べたこともないような変わった、それでいて美味なものだった。] あれ、くださぁい。あーーんっ。 もぐもぐ……んー、美味しい。 なんだかわかんないけど、美味しいね。 それに、なんだか身体がほわほわしてきちゃう… [現世ならざる物で出来た料理を口にし続けている為か、段々と酒に酔ったかのように夢心地な気分になってくる。 服を引っ張ったり、急に現れては驚かして来る異形達をきょろきょろと見まわしたり、突かれてくすぐったそうに笑ったりしながらも、まずは祭りに来てからりんご飴しか食べられなくて飢えていたお腹を満たそうと、付き纏う妖達にあれこれと料理をねだるのだった。**] (29) 2022/03/18(Fri) 12:34:37 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a7) 2022/03/18(Fri) 12:35:50 |
【人】 夢うつつ 真珠[>>25嘴のようなものを付けた男に、果実と飲み物を薦められれば、じっと差し出されたそれを見詰めた一呼吸後に、彼に向き直ってにへらと笑い] わぁ、ありがとう。あなたも、ここに住んでる人なの? ここのお料理って、おいしいし… なんだか、気持ちよくなってくるんですね〜。 このお皿のも、そうなの? すごぉい。 あとで、お金とか請求されない? 大丈夫…? [そんな事を言いながらも、お代など要求される事がないのは何となく判っていた。…少なくとも、お金では。 真珠はとても美味しいという触れ込みの小葡萄に目をつけるとそれを指差して、これ、と言い、目を閉じてあーんと口を開き、狛へ皿の中身を一粒放り込むよう促した**] (30) 2022/03/18(Fri) 13:16:17 |
【人】 気紛れ者 空木落ち着いて、ね。 大丈夫…とは言ってあげられないのが、歯痒いとこだけど。 [軽く頭を撫でつけて、今できうる限りの柔らかな響きで囁く。 確か他人の心臓の音を聞かせると、人は落ち着くんだったか。 かつてないほど隅なく身体に熱を巡らせようとする心臓に、その役目を果たせるかは疑問だが] なぁこれ、…もう、何ともなんない? [諦観の滲む声音で、それでも見知った男に縋るように、問う] (34) 2022/03/18(Fri) 14:17:12 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a8) 2022/03/18(Fri) 14:22:59 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ ─回想:現世/本殿の外れ─ [狛の答えは、予測していた範囲の解答だった。 『すぐには分からなかった、けれど今は自分が死亡した事を知っている。』 だからこそ、隠り世と現世の違いを認識して、自分の意志で行き来出来るのだろう。 ならば、逆も然りだ。 自分が隠り世の存在ではないと認識すれば、自然と隠り世に引かれる事もなくなるだろう。 ーーー白髪の少女に、治す気があればの話だが。] ありがとう、君のおかげで僕も答えが出たよ。 脚を止めさせてしまって悪かったね。 [機会があれば、彼にはちゃんと礼を用意しよう。 ーー丁度、送り雛が始まる頃だ。 彼を喜ばせる事は簡単だろう。 協力してくれた彼に頭を下げて、そのまま他の場所へ足を向けたのだった。*] (36) 2022/03/18(Fri) 15:33:12 |
【人】 雛巫女 サクヤ―過去/初めての送り雛― 初めて。 迷い込んだのではなく、雛としてこの場所に呼ばれた時。 恐ろしくて、何が起こるか分からなくて。 だから。他の妖が手を伸ばそうとする中。 >>1:L1>>1:125一度は未知から助けてくれた、その姿を見つけて走り出し、縋りついた。 その時、人の姿か、それ以外の姿か。 どちらだったとしても。 奇跡的に夢の中。その姿を、声を、手を、思い出して。 「わ、わ、わたし、…わたし…!」 この人が良い、とも。 帰して欲しい、とも。 声にできないまま。何かを主張しようとする。 それでも雛が縋りついた相手がいると。 それなら無理に奪う事はない、という空気だったのか。 わたしはカタカタ震えながら、必死に彼に縋りついて。 泣き出しそうだったのを覚えている。** (37) 2022/03/18(Fri) 17:14:30 |
雛巫女 サクヤは、メモを貼った。 (a9) 2022/03/18(Fri) 17:16:48 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ―隠り世・奥の院― [宴が始まった。 雛たちが招かれた事で、皆が愛でようと色めきだっている。 当然、自分も雛と愉しむつもりだが、その前に一つ、役目をこなさなければならない。 ――…狛と語らっている、白い少女。 彼女がこれ以上、隠り世と現世を迷わないよう。 本来いるべき場所がどちらなのか、はっきりさせなければならない。] 狛君、ほんの少しだけ、いいかな。 大丈夫、邪魔はしない。 なんなら、手も出さない。 [少女が狛からの葡萄を食べ終えたタイミング>>30を見計らって、声をかける。 彼が宴を愉しむ妨げになってしまう事は、こちらも望んでいない。 だから、少女には指一本触れる気はない。 ただ、己の役目の為の行動。 座り込んでいる少女>>29と目線を合わせて、少女の瞳を覗き込んで、ゆっくりと告げた。] (38) 2022/03/18(Fri) 17:28:40 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ『君は、隠り世の住人ではない。』 [真っ赤な瞳。 ――蜘蛛の目は、獲物を洗脳し、支配する と言われ、強い力を持つ。狛との会話>>36で得た答えを、彼女の深層心理に刷り込んでいく。 彼女がどうやって隠り世を認知しているにせよ、自分がどちらか自覚していれば、振り回されることは無いだろう。 けれど、言葉はそこで終わることは無い。] 『ここでは、好きなだけ愛を享受するといい。 皆、君を愛でる事を望んでいる。 欲のままに、求めるといい。』 [少女に、「雛」として振舞え、と。 そこまで告げて、ふいと目を逸らした。 ここから先は、狛に委ねるべきだろう。 ――何より、少女の友達がどんな反応をするかという事の方が、楽しみだから。*] (39) 2022/03/18(Fri) 17:29:06 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a10) 2022/03/18(Fri) 17:47:30 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ―過去/初めての送り雛― [こちらに駆け込んでくる「雛」を、避ける事なく受け止める。 小さく震えて、今にも泣いてしまいそうな顔。] 可愛そうに、そんなに怖がることはない。 [少女の顔には、かつての面影があった。 「咲夜」と名乗った、小さな女の子。 彼女も自分を覚えていたのだろう、だから、自分の元へ駆け込んできたのだ。] (40) 2022/03/18(Fri) 18:54:26 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a11) 2022/03/18(Fri) 19:02:25 |
【人】 高校生 三國萌々子や。 あの、ごめんなさい。 ……通して ください 。[小さな声は尻すぼみになり 最後は殆ど聞こえなくなった。 前に立つ人達は例えば見つめるだけだったり 手をゆらゆらと伸ばしてきてこちらを触ろうとしたり 私が何も言わないとそれだけ距離を詰めて来たり。] (44) 2022/03/18(Fri) 19:34:24 |
【人】 高校生 三國萌々子ひっ。 [言いようのない気持ち悪さがあって。 私は一歩後ずさる。 真珠ちゃんは大丈夫なんだろうかと思っても 私は怖くて、この人だかりを掻き分けて 彼女の元に行くなんて……それはきっと無理だから。 ぺたん、と転ぶように尻餅をついて 磨き上げられた床の上で 私は幾つもの瞳に、好奇の目に晒されて 身体をガタガタと震えさせていた。]* (45) 2022/03/18(Fri) 19:36:22 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ─隠り世・奥の院─ [どうやら白髪の少女の友達は、まだ「雛」に選ばれた事を理解できていないらしい。 隠り世の住人たちに囲まれて、身動きできなくなってしまっている。>>45 幸い、白髪の少女の導きは済ませたし、これ以上、狛の前に割って入る気はない。 なら、今度はへたりこんでいる彼女を導くべきだろう。] ――こっちにおいで。 [人ごみをかき分けて、震える彼女に手を伸ばす。 純粋な、善意の手。 好奇の目を向ける者たちの中にあって、ただ静かに、彼女が手を掴むのを待っている。]* (46) 2022/03/18(Fri) 20:03:25 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ──隠り世/奥の院─ [飛び込んでくる彼女を抱き留める。 腕を引いて、彼女が立ちやすいよう支えながら、人ならざる者たちの視線から、彼女をかばう様に立った。 状況を受け入れ切れていない彼女に、この視線は確かに恐怖だろう。] あの子は大丈夫だよ。 僕が「案内」した。 あの子に治す気があれば、もう迷うことは無い。 だから、今度は君の番。 [言葉に嘘はない、ただし案内したのは「雛」としての道だが。 きっと、彼女は皆に愛でられる「雛」になる。 そして、今この場において「雛」を拒んでいるのは、目の前のこの娘だけ。] (49) 2022/03/18(Fri) 21:14:09 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ『落ち着いて、僕の言う事を聞くんだ。 できるかい?』 [小さな子供をあやすような、穏やかな声音。 真珠と呼ばれた娘に語り掛けた時と同じ、紅い瞳。>>39 彼女の心に問いかける。 といっても、本気で洗脳をしようとはしていない。 もし本心から受け入れがたい言葉なら、いつでも覚める事ができる。 その程度のもの。 彼女の心に、言葉は届いただろうか?*] (50) 2022/03/18(Fri) 21:14:37 |
【人】 高校生 三國萌々子あ、貴方、ほんとに…………ヒト? [震える身体は 周りから突き刺さる好奇の視線と 今目の前に男の、得体の知れなさに気づき始めて。]* (52) 2022/03/18(Fri) 21:45:20 |
【人】 走狗 狛[一度サクヤの方から目を外すと 食べ物を進めた女性の方に対応する。] そうです。新参者ですけどね。 ええ、気分が良くなりますよ。 少し熱くなるので、肌寒い日にはちょうど良いでしょう? お金は頂きませんよ。 これは貴方達、雛をもてなす為の料理。 無料ですし、むしろ沢山食べて頂ければ 料理長も喜ぶでしょう。 [>>30なのでどうぞ、と。 彼女の開いた口に小葡萄を一粒。 歯で軽く挟めば、ぷちゅ、と勢いよく皮が剥けて 小さな実からは見た目以上に多くの果汁が出てくる。 甘く、瑞々しい果実を彼女の口に放り込んだら もう一粒、と更に彼女の口元に運んでみる。 食べてくれるなら、もう一度口に入れつつ その柔らかそうな唇を指でむに、っと軽く撫でる。] (54) 2022/03/18(Fri) 22:03:47 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ(――随分、意思の強い子だ。 そして、聡い。) [大概の者は、ただただ取り乱して全てを拒絶するか、流されて享楽にふけるかだ。 その中で彼女は、ちゃんと自分達の正体を見定めている。 生半可な言葉では、彼女の心に届かないらしい。 より強い拘束力で洗脳を掛ける事はできる。 だが、それは彼女から「拒否」の選択肢を奪ってしまう。 それは避けたい。 なら、矛先を変えよう。 彼女が安心できる相手へ、注意を逸らせばいい。] (58) 2022/03/18(Fri) 22:25:54 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ『確かに、君は「雛」として選ばれて、隠り世に送られた。 でも、真珠ちゃんは怖がっていない。 僕たちが怖い事は何もしないと、知ってるからだ。 何より、君は一人で飛ばされたわけじゃない。 友達と一緒じゃないか。 ゆっくりと、「雛」としての自分に慣れていけばいい。 今すぐ、全てを受け入れろという訳じゃないんだ。 それでも怖いというなら、真珠ちゃんのところまでついて行こう。』 [葡萄を強請る真珠>>30を示して、もう一度暗示をかける。 彼女の警戒と恐怖を和らげる、その為にも一度好奇の視線から離れる必要もあるだろう。 真珠のいる席を示しながら、なお彼女を促した。*] (59) 2022/03/18(Fri) 22:26:08 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a12) 2022/03/18(Fri) 23:04:30 |
高校生 三國萌々子は、メモを貼った。 (a13) 2022/03/18(Fri) 23:06:48 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ[真珠に注意を向ける事は、正しかったらしい。 友人の事であれば、彼女は警戒心が下がる。 けれど、ここで強引な手段にでれば、彼女の暗示は解けてしまうだろう。 少しづつ、少しづつ、林檎の皮を剥くように彼女の心を曝け出していくとしよう。] (62) 2022/03/19(Sat) 0:07:04 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ『――…雛は愛でる為のものだ。 それに、雛は君だけじゃない。 真珠ちゃんも君と同じだ。 何もおかしくは無いし、一人で怖いことも無い。 だから、皆が君を愛でようとするのは、当たり前の事なんだよ。』 [暗示を重ねる。 疑問に思う事などないのだ、と。 彼女が置かれている状況を、受け入れさせていく。] 『怖いなら、真珠ちゃんの目の届くところに居よう。 おかしな事があれば、真珠ちゃんが止めてくれる。 そうだろう?真珠ちゃんは、君の友達なんだから。』 [全くの詭弁。 だが、今はこれでいい。 彼女が1人ではない事、助けてくれる存在がいるという、心の逃げ道。 ――経験上、暗示は逃げ道を用意した方が心に入りやすい。 彼女の常識を崩しにかかるが、彼女の様子はどうだろう。*] (63) 2022/03/19(Sat) 0:07:31 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a14) 2022/03/19(Sat) 0:19:43 |
【人】 夢うつつ 真珠―隠り世・奥の院の宴席― [これが噂に聞く満漢全席っていう物なのかな、なんて思ってしまうような料理は、ちょっとずつ摘まみ食いしているだけでも舌が蕩ける程の美味さで。 途中、萌々子>>43や面の男>>31が咎めるような声を掛けたことにも気付かず、ウットリした気分のまま常よりもさらに好き放題に、妖達と食事やスキンシップを楽しんでいた。] ……うふふ、やっぱりタダなんだぁ。 あのおじさんが、言ってた…… なんか、選ばれたら、何かあるって… …これのことだったんだね。 [嘴の男>>54から放り込まれた小葡萄を口の中で食めば、甘ぁい蜜のような汁が迸り、ただでさえぽやっとした表情がふにゃりと蕩ける。] (64) 2022/03/19(Sat) 0:35:55 |
【人】 夢うつつ 真珠わぁ。もう一つ、くれるんですかぁ? んー、いただき……っ。…ふあ…… [雛鳥が嘴を差し出すように、首を前に突き出して口先で実を摘まめば、唇を指で撫でられて、まだ口の中に残る汁の甘さとその指の感触に、嬉しそうな吐息を漏らす。 もっと、とねだろうとしたその時、どこかで見た覚えのある顔が現れた。>>38] はにゃ……あ、えーっと…… あのときの、おじさん……だぁ。 どうか、したの……? [フワフワと夢見心地で脚を崩しへたりこんだ姿勢で、両手を股の間の床につきながら、しかし何故か吸い込まれるような感覚に陥りながら、彼の瞳>>39を見つめると。] (65) 2022/03/19(Sat) 0:36:41 |
【人】 夢うつつ 真珠 『君は、隠り世の住人ではない。』 [そう告げられて、一瞬、貧血でも起こしたかのように、視界が急に小さくなって行く感覚。] え……あ……わたし……、 [この世界の住人ではない、という言葉そのものの意味を、理解できないような顔で彼の瞳を見詰め続けるが、何かまるで、言葉の意味以上の揺らぎが自分の心に生じているような感じがして、] 『ここでは、好きなだけ愛を享受するといい。 皆、君を愛でる事を望んでいる。 欲のままに、求めるといい。』 [次の言葉が告げられた時には、もうその響きをすんなりと脳が受け入れるようになっており。いつもよりも更に薄ぼんやりとした目をしながら、嬉しそうに口を開けると、既に別の方向を向いてしまった男の方をまだぼおっと見ながら、言った。] (66) 2022/03/19(Sat) 0:38:02 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a15) 2022/03/19(Sat) 0:44:53 |
高校生 三國萌々子は、メモを貼った。 (a16) 2022/03/19(Sat) 1:14:17 |
走狗 狛は、メモを貼った。 (a17) 2022/03/19(Sat) 3:31:12 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a18) 2022/03/19(Sat) 3:50:37 |
【人】 気紛れ者 空木[咲夜の肩越しに、先ほどの長い髪の少女と狛のやりとりは視界に入っていた。 四つん這いで自ら擦り寄り、男に乞う姿も>>67 異界に足を踏み入れた当初から、危うい雰囲気を漂わせていた、あの少女。 雛としての記憶を持つ咲夜の、『雛が本当に嫌がることはしない』という言葉を思い返す>>17 真偽の程は分からないが、今頼みにできるのは、その程度で。 合意の上なら、介入することもないかと静観していたが。 真っ二つに服が切り裂かれ、衆目に露わになる姿] うわ……、見てらんねぇ。 [即座に視線を外して、口腔で低く呻く。 蕩けきった声をしきりと上げる様と、彼女の相手が、 境内で素朴さを見せていた男故に、干渉は控えていたが] こま。…あんまり酷く、しないであげてな。 [取り込み中の二人に声が届くかは分からないが、思わず呟いた] (72) 2022/03/19(Sat) 7:00:59 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a19) 2022/03/19(Sat) 7:30:30 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a20) 2022/03/19(Sat) 7:36:41 |
【人】 雛巫女 サクヤ「ほ、ほかの雛の方が良いですか? それともやっぱり、お兄様、お姉様方の方が…?」 私では彼を満足させられないなら。 此方を楽しげに見つめながら、手薬煉引いて待つ彼らに譲り、わたしも彼らのもとで愛でられることも考える。 もっと大人の雛の方が、彼は困らないのかもしれないし。 そんな中。 >>73新たに問いを向けられて。 どう、だったか。記憶を探る。 「…最初の時は。二日、抱かれ続けました。」 その後。いつまでいたのかは分からない。 分からなくなってしまった。 ほかの雛がどうだったのかも覚えてなくて。 「たくさん。たくさん。教えられて。 でも。夢だから忘れろと、今までは。 元の世界に帰るように言われて。でも。 何度も。何度も。…でも。 わたしはこれがもう最後。」 火照りは鎮まら無いけれど。 此方から求めることはしないのは、余所見されたことで少し気落ちしていたからだ。 (75) 2022/03/19(Sat) 7:45:21 |
雛巫女 サクヤは、メモを貼った。 (a21) 2022/03/19(Sat) 7:56:16 |
【人】 長寿桜の精霊 ユヅル―暫し後― 「もし、もし――…。 咲夜さま。」 大蛇が一しきり彼女を愛で終えたことを確認して、声を掛ける。 狐面を被った雛と、なにやら上手くいかなかった事を見ていたからだ。>>74>>75 「何やら、気落ちされていたご様子ですので、声を掛けさせていただきました。 ――…気にすることはございません、どうしても間が悪いという事はありまする。 誰が悪いという事はないのです。」 そう、間が悪かったのだ。 咲夜にも、狐面の彼にも、誰にも非は無い。 「咲夜さまは素敵な雛にございます。 それは我ら長寿桜の精霊たちが保証いたしましょう。」 彼女は巫女として、雛として、よく神社に尽くしてくれる。 無碍にするわけもない。 (76) 2022/03/19(Sat) 8:37:02 |
長寿桜の精霊 ユヅルは、メモを貼った。 (a22) 2022/03/19(Sat) 8:38:39 |
【人】 白い大蜘蛛 カガリビ──奥の院── 『「雛」になる事は、怖いかい? 自分が誰かの為の物になるのが、怖いかい?』 [彼女は、「雛」という言葉に強く抵抗を示す。 これだけ暗示を重ねても、まだ理性を残している。 ーー仕立てがいがあって、大変よろしい。] 『なら、「雛」になる事は辞めてしまおう。 君が怖いのなら、無理に雛になる必要はない。』 [あっさりと認めて引き下がる。 次の逃げ道を用意して、また一つ彼女の常識を崩しにかかるとしよう。] (77) 2022/03/19(Sat) 8:58:33 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a23) 2022/03/19(Sat) 9:03:02 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a24) 2022/03/19(Sat) 9:19:11 |
【人】 気紛れ者 空木そうじゃなくて…ね。全然、そうじゃない。 分かんないかな。 ――可愛い子に、酷いことしたくないんだよ。 [浅く被っていた面を額まで押し上げ、 濡れた瞳を間近く覗き込む。鼻先をすりと擦れ合わせ、 声を震わせる唇を自分のそれで塞ぐ>>75 一度、二度、柔らかな感触を啄んで] でもそれで悲しませたなら、…ごめん。 [このまま顔を見つめていると、何かまずい気がして、 簡単に手折れそうなか細い身体を、後ろから抱き直す。 肩口に顔を埋めながら聞く、彼女の返答。 妖に仕込まれた、雛としての記憶。 こんな酷なことを言わせるつもりはなかったと、苦い思いで耳を傾ける] (79) 2022/03/19(Sat) 9:20:56 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a25) 2022/03/19(Sat) 10:00:54 |
気紛れ者 空木は、メモを貼った。 (a26) 2022/03/19(Sat) 10:01:35 |
【人】 雛巫女 サクヤ>>78こう言う言葉は、どうにもいけ無いらしい。 そう。ここでは、ひとりの誰かのものにはなれない。 そうあってはならない。それを求めてはならない。 ただ私を見て。そう思っても。 目を逸らされる私が悪いのだ。 涙を唇で拭う優しさを、浅ましく求めてはいけ無い。 奉仕して。愛でられて。でも。 「ひ ど い こ と … ?」 >>79鼻先を擦り合わせられながら、本当に不思議だった。 酷いこと。なんだったっけ。 むかし。むかし。 ひどく、諦めた事が、あったのだけど。 悲しませたら。その言葉に、首を横に振った。 背中側から抱きしめられて。暖かくて。 なんだかまた泣きそうになっていた。 (81) 2022/03/19(Sat) 10:22:33 |
【人】 雛巫女 サクヤ「ひどいこと…。」 ひどい、と思った時のこと。 「…これも、わるい夢、なの…?」 淫らな事。それは全て夢になった。 誰に抱かれても犯されても。それは夢の出来事で。 そんな風に作られた私が。 現実世界でも同じように。 抱かれても犯されても、それは、夢と。 忘れていた。忘れて、生きてきた。 いつも通りに。いつもと同じに。でも。 (82) 2022/03/19(Sat) 10:23:06 |
【人】 雛巫女 サクヤ密かな声。後ろを振り返ろうとすれば。 もうその時にはすでに背の温もりからは遠く。 巻きつく大蛇に仮初の安息すら得ながら。 自分の裡の本当の願いに、打ちのめされる。* (83) 2022/03/19(Sat) 10:24:14 |
【人】 雛巫女 サクヤ―暫し後― 二孔を同時に愛でられて。 長く太く大きな体で全身を締め付けられながら。 緋袴の奥。熱を引き抜かれたばかりのそこから、とろりと蜜と白とがこぼれ落ちていた。 衣服の乱れはそれでも軽微で。 服の裾から小蛇が這い出て、ジン…と火照る肌の上を滑り行く。 「ん、…ふ、あ…。」 余韻にひく、と体を震わせた。 締め付けられるのは。強く求められている様で嬉しい。 けれど、わたしはひとりの雛ではないので。 皆に愛される雛なので。 そうしてお兄様方お姉様方が満足すれば、離れられてしまう。 より沢山の皆様方に愛でられなければいけない。 そう、教えられてきた。 だから。 …だから。 (84) 2022/03/19(Sat) 10:28:48 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a27) 2022/03/19(Sat) 13:07:35 |
走狗 狛は、メモを貼った。 (a28) 2022/03/19(Sat) 13:23:28 |
長寿桜の精霊 ユヅルは、メモを貼った。 (a29) 2022/03/19(Sat) 15:55:26 |
雛巫女 サクヤは、メモを貼った。 (a30) 2022/03/19(Sat) 18:37:24 |
夢うつつ 真珠は、メモを貼った。 (a31) 2022/03/20(Sun) 0:42:05 |
白い大蜘蛛 カガリビは、メモを貼った。 (a32) 2022/03/20(Sun) 0:44:51 |
長寿桜の精霊 ユヅルは、メモを貼った。 (a33) 2022/03/20(Sun) 0:46:58 |
走狗 狛は、メモを貼った。 (a34) 2022/03/20(Sun) 1:12:21 |
高校生 三國萌々子は、メモを貼った。 (a35) 2022/03/20(Sun) 1:26:11 |
(a36) 2022/03/20(Sun) 1:42:48 |
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