人狼物語 三日月国


47 【半再演RP】Give my regards to Jack-o'-Lantern【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


一日目

村人:1名、共鳴者:2名、霊感少年:2名、念波之民:2名、囁き狂人:2名、人狼:1名、響狐:2名、童子龍:2名

【人】 Jack-o'-Lantern

 
Tá imní orm faoin leibhéal glúcóis san fhuil, mar sin tabhair milseáin saor ó shiúcra dom.
 
(0) 2020/10/21(Wed) 10:00:00
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2020/10/21(Wed) 10:01:28

魔王軍幹部 フォルクスは、メモを貼った。
(a0) 2020/10/21(Wed) 10:11:40

魔王軍幹部 フォルクスは、メモを貼った。
(a1) 2020/10/21(Wed) 10:12:42

魔王 ウロボロスは、メモを貼った。
(a2) 2020/10/21(Wed) 10:13:39

サラリーマン 葛西 聡は、メモを貼った。
(a3) 2020/10/21(Wed) 11:24:39

【人】 怪物皇女 メイベル

──出会いから1週間後・その3──>>0:248

[アリアを見つめる魔物の視線が無いと言えば嘘になる。
紹介はしたけれど警戒が解けない子はいるだろうし
恋愛専門だったり、色欲だったりと変な子もいる。

欲情こそしないだろうけど
たまに無遠慮な視線をアリアが感じることはあるだろう。]



  うん?
  いいわよ、殊勝な心掛けね。
  
  確か、あんた初めて泉に来たときは
  冷たいって文句言ってたけど慣れたかしら?


[泉に浸かっていた身体をざばっと水音を立てて上がる。
後から来た彼女の方にこちらから向かって
腰に片手を当てて彼女の前に立つ。]


  私の裸には慣れた?


[くすくすと笑って付け足した言葉は
彼女の耳にしっかり届くだろう。]*
(1) 2020/10/21(Wed) 11:55:08

【人】 怪物皇女 メイベル

──出会いから1週間後・その1──


  私たちの世界そっくりの創作物……

[>>0:241彼女の言葉を聞くと
私は顎に手を当てながら考え込む。

この世界が創作のものだとは信じ難く
故に何かのきっかけでこの世界の有り様が
別世界に伝わった、と考えている。

もしくは奇跡みたいな偶然かも、知らない。
考えても仕方がないことか。]


  魔物が居ない世界というのは
  私には想像も付かないな。

  それで、その物語の終わりはどうなるの?
  

[>>0:242私は自信たっぷりに言う。
自らの願望が叶って当然と言った顔だ。

私の願い。
敵対するもの全てを滅ぼし
魔物の世界とする野望。]*
(2) 2020/10/21(Wed) 12:09:18

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[何だその生温い笑顔。
思ってたのとなんか違う。

娘を諭す父親が見守りの姿勢に入ってしまった。
ちょっと遠回しにし過ぎただろうか。
『きみだから』とか『きみだけだ』とか
ちょっと含みのある感じで言った方が良かっただろうか?
適度に騙されて勘違いをして欲しいだけだから
如何にもさじ加減が難しい。]
(3) 2020/10/21(Wed) 12:57:49

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[まぁその辺の微調整は追々、と丸投げにしたのは
まだ帰るつもりがなさそうだったのもある。

買いに行って戻った飯食ってその後如何する気なんだろうか。
あんまり考えていないんだろうな。
少しでも傍に居たいとか離れがたいとか
考えていたらちょっとかわいい、なんて
浮かれた頭で考える。

此方としてもちょうどいい。
なぁなぁのまま別れて週明け会社で
なんとなくよそよそしくされたら
俺とこいつのやりとりを娯楽にして観察している連中に
明らかに良からぬ憶測をされるに違いないし
なんならガチ勢の同期が沸いて
鼻息荒くこいつに詰め寄るかもしれない。

こいつはどうだかしらないが。
俺は男を抱いただなんて会社の誰にも知られたくはない。
女を抱いてる事実すら悟られないようやってるつもりだ。
男も女も酔えば見境なしなんて印象が独り歩きするのは
流石に避けたい。絶対に。]
(4) 2020/10/21(Wed) 12:58:02

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[考え事をしながら食事の支度を始めれば
断る隙を奪ってしまう事になっていたなんて
特に気付かないまま手癖で作業は進んでゆく。

後ろをうろついてるのが餌を心待ちにしてる犬じみてて
なんだかちょっと楽しくなったので
サラダのトマトを毒見に口元へ差し出してみたりする。
角切りにしてアボカドと一緒に
レモン汁とオリーブオイルとクレイジーソルトを
目分量で混ぜただけのやつだ。
毒見が必要なほど奇抜な味になりようもないので
どちらかといえば毒見が口実の餌付けかもしれない。

なんかたのしい。
この気安い空気に浮かれている自分が居る。

誰かの前で、肌着のシャツ一枚にパンツのだらしない姿で
台所に立ってるなんて可笑しな気分だ。
昔付き合ってた女にだってやってないし
友人相手にだってない。]
(5) 2020/10/21(Wed) 12:58:56

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[渾身のウィンクを完全に見てた癖に
ちょっと笑われたうえ目を逸らされた。
はい死んだ。見事に致命傷です。
おめでとう、御門は犬から鬼畜生にレベルアップしました。
死に晒せくそが。

しかし羞恥心をかみ砕いて呑み込むくらいできる
いい大人なので即死は免れた。

何か手伝わないと手持無沙汰な様なので
ポットからお湯を注ぐだけの珈琲作成を任せて
その間に鍋とフライパンだけ洗っておく。
待ってた訳ではなく調理中の空き時間や
食事の前に片付けるのが普段通りなだけである。

雑な男の手料理を前に感慨に耽っていた犬が
急に真面目な顔でこき使われることを志願するから
ぬるいコーヒー牛乳を啜りつつ何事か考えて
パンを一口齧ったあたりで、ふと
ああ手料理は嬉しいものなのかもしれないとふと気付く。

ほんとおまえ俺の事だいすきね。
甘くない方のパンと一緒に噛み締めて、
少しだけ満たされたような気持になる。]
(6) 2020/10/21(Wed) 12:59:49

【人】 サラリーマン 葛西 聡


 うん?多かった?
 食べきれなかったら無理せず残していいからね。

 僕、昼は割と雑になりがちなんだよね…
 なんなら菓子パン一つ二つ齧って終わりとか。
 その分朝はに詰め込んでおこうかなぁと。


[ポテトサラダ以外たいして手を加えていないから
失敗もないがそれ以上もない諸々を
随分と幸せそうに食べるから
つられてこっちの口元もにやけそうになる。

やっぱりいいなぁこの、同じ重さの感情っていう見返りを
特に求められてない一方的な好意。きらくで、きもちいい。]
(7) 2020/10/21(Wed) 12:59:56

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[洒落てたり流行りだったりのBGMを流す習慣もないから
適当にテレビをつけて朝のニュースを聞き流しながら
如何でもいい話をする。

昨日の夜のことなんて何にもなかったみたい空気が
気楽で、心地良い。

昨日俺に抱かれた癖に。
彼女面しないのがじつにいい。

6個入りをどの割合で消費したか知らないが
シーツがイカ臭くなってないあたり
抱かれたこいつにも使ってたんだろう。
或いは指突っ込むのに使ったりするのか?

……食事時に考える事じゃないなぁと思えば思う程
変に思考はそっちに偏って行く。

スープを口に運ぶスプーンの行方を追いかけて
あの口にしゃぶらせたりしたんだろうかと考える。
薄そうな頬を俺のちんぽの形に膨らませて
息苦しさに眉を顰めながらもうっとりして
鼻息荒く興奮してる目の前の男の顔を夢想して……

……一瞬ムラっときた気がしたが
多分きっと気のせいだと気付かないふりをした。

キスとか、したんだろうか。どんなふうに。
思い出せない感触を夢想する。] 
(8) 2020/10/21(Wed) 13:00:23

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[やってくれると言うので皿洗いは任せて
ゲロくさい便所の掃除にいそしむことにする。

調理しながら片付けもある程度してあるので
洗い物はそう多くないし
男二人缶首揃えて皿洗いをする程うちの台所は広くない。

ゴミ袋を取りに顔を出す傍ら
そういえば今日が土曜なら明日返却のDVDがあったなと
思い出してリモコンを弄る。
洋画のアクションものでそれなりに有名なシリーズの何作目か、
思い出せないが視界の端に流れていても
誰にとっても別段不愉快な光景はないだろう。たぶん。

デッキに入れっぱなしの洋画が再生されるのを
前回寝落ちたところまで戻そうと探して
選んだチャプターは戻り過ぎだったので
まぁいいかとそのままニュース代わりのBGMにしておいた。
そのうち目当ての場面まで進むだろうとリモコンを放り投げた。

寝落ちる手前の記憶に残る場面に進んだ辺りで
掃除を切り上げ戻ってくる。

今回のヒロイン役の女と主人公の男が
ちょっといい雰囲気で絡んでる光景をぼんやり眺める。
海外モノは普通の映画でもわりとエロいキスをするし
抱き寄せてからだをまさぐる手付きが
あからさまにいやらしいんだよなぁなんて考えながら]
(9) 2020/10/21(Wed) 13:00:55

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[なんとなく、
ほんとうになんとなく、無意識に。
同じ部屋にいる男を思い浮かべていた。]
(10) 2020/10/21(Wed) 13:01:05

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[あんなふうに触れたんだろうか。
腰を押し付けて、身体を撫でまわして。
粘膜を擦り合って、
唾液の味を混ぜ合わせるみたいなキスを。

こいつと?

如何にももやもやする。ちがうな、ムラムラする。
多分3発はヤってない。
それだけ出してたらこうはならないと思う、多分。

特に嫌悪感を感じないのは自覚済みだが
男に興奮する趣向はなかった筈だ。

筈なのに。
俺の事を好きなら一度抱いたんだ、もう一度くらい…
望んだら喜んで股を開くんじゃないのか?
なんて、割と最低なことを考えてる。男相手に。

望めばぶち込める穴がそこにあるなら
朝っぱらからもう一発ヤりたいような気分だった。
だって覚えていないんだ。
愛情を証明して見せろと恐喝してくるんじゃなく
俺の事を好きでたまらないって顔してるやつを抱いたのに。

感覚も表情も交わした言葉も、なにもかも。]
(11) 2020/10/21(Wed) 13:03:24

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[一度抱かれたくらいで彼女面をする女を
あんなに面倒くさがっていたくせに
一晩抱いただけでもう自分のものみたいな気分でいる
自分への違和感に戸惑う。

週明け会社で可笑しな空気にならないように
適度な距離感を確立するなんて考えは
もうあんまり頭に残っていなかった。

手首を掴まれた体温を思い出す。
そう力は入っていなかったけれど
あの時誘えばもう一発いけたんじゃないかと思う。
無かったことにしたい訳でもなければ
ワンチャンもう一度ないかとあいつだって思ってた
ような、気がするんだが…

それ以降全然そんな気配ないんだよなぁ、と
溜息を零して。

……少し残念がってる自分を自覚した。
抱ける気は微塵もしなかったくせに抱きたい気分になっている。
なんだそれ、って自分で自分に突っ込んで……

どうせ通じやしないだろうと欲を孕んだ眼差しで
その辺に居たやつを嘗め回す様に眺めてやった。
なんか、わりと、いけそうな気がする。してきた。
けれど男の誘い方なんてこれっぽっちも知る筈がなかった。*]
(12) 2020/10/21(Wed) 13:06:45
─空白の時間─

[最初は二人きりじゃなかった。
別部署の俺の友人と彼の知り合いとが顔見知りらしく
軽く一杯ひっかけた二人にそれぞれ別々に誘われて
居酒屋で鉢合わせて四人で飲み始めたのが、最初。

早々に俺がトイレに籠城することになったのは
酔払いが俺の薄いウーロンハイに何かの原液を混入したせいだ。
ウォッカをかぱかぱ水のように空けてた俺の友人か
ずっと泡盛を舐めてたあいつの友人か
犯人は二人のどちらかだと思う。たぶん。

不在の間に同じように酔わされたのか
いい具合にふらふらしてるあいつが用を足しに来て
小便の音をぼけっと聞いてるあいだにまたえずいて。
声で気付いたのか誰であろうと心配したのかは知らないが
あいつが個室を覗きに来た辺りから

たぶん、何かが、可笑しくなった。

如何にも上手く吐けなくて吐き気を持て余して呻いてる俺が
あいつの目に何か可笑しな具合にうつったのか
はたまたいつも通りにねちっこむ触れてくる掌に
俺の頭が誤作動をおこしたのか。

涎でべとべとの唇が気付けばあいつのと重なってた。
手を伸ばしたのがどっちだったか
唇を奪ったのがどっちだったか、
その辺は実に曖昧だった気がする。]

[胃の中身をかき混ぜられてるみたいな不快感が
触れ合う粘膜の心地よさとごちゃ混ぜになって
変にぞくぞくと腰が痺れた。
上手く立ってられなくて、狭いトイレの個室の壁に
あいつの体を押し付けるようにして凭れ掛かった。

気持ち悪いとキモチイイが混ざって
ちょっと訳が分からないくらい興奮していて
抑えつけて、もっとと強請ったのは多分俺の方だったと思う。

次第に深く絡まる口付けに舌の根元を舌で擽られたことで、
漸く胃液が競り上がってきて今迄懐いてた体を押しのけた。
今しがた詰めたばかりでちっとも消化されてない諸々を吐き戻したら
漸くすっきりしたのとなんだか可笑しくなったので
笑い出した俺はもう完全に出来上がっていて。]


 なぁ、みてくれ。
 ふふ、いまので勃った。

 …っ、はは、なんだこれ。


[バグった自分の股間が面白くて。
ちょっと面白いものを共有したくて告白すれば
膨らんだ股間を見下ろすあいつの眼差しが
やけに熱っぽくみえて……
事実どうだったかなんて知らないが
酔払いの俺にはそうとしか見えなくて……]

[かちりと、音を立てて。
完全に、可笑しなスイッチが入った。

貰いゲロしかけてただけかもしれない生唾を飲む所作に
求められてるみたいな錯覚を感じて、
気分がよくなってしまったのは多分酒の所為だけではない。]


 おまえのせいで、こうなったんだ。
 …せきにんを、とってくれるだろう?


[背中をさする為に近かった距離を
首輪に繋いだ手綱みたいにネクタイを捕まえて引っ張って。
げろ臭い吐息に熱を込めて耳元を擽り、ねとりと舐りながら
安物めいた粘ついた甘ったるさで、誘う。

行き場に迷っていそうな手を股間に導いて
堅くなってるのを擦り付けてやった。
物理的な快感に震えた吐息で、濡らしたあいつの耳朶を擽った。

ホテル行こうか、って疑問のない殆ど宣言みたいな
否と言わせない強い口調で伝えて
そのままネクタイを引っ張った。

あいつが頷いたかどうかは関係なかったので見ていない。]

[まだ平然と飲んでる互いの知人二人に、呂律の回らない声で
かえる、とか、おくってもらうからへいきだ、とか
幼い子供みたいなやり取りをして、見送られて店を出た。

家が近いことを知っているのと、足取りがしっかりしているのと
人目があればわりと平然としていることを知っている友人に
とくに止められることも無かった。

犬の散歩みたいにネクタイを引っ張ってた手は
気付いたら何処からかネクタイでなく
あいつの手を掴んでて。
恋人みたいな繋ぎ方をした手が可笑しくってげらげら笑う。
自分が気持ちいいからって指の股を擽ってやったりもした。

ホテルに行こうと誘ったくせに
ずんずん迷わず歩く足取りは何時もの帰路を辿ってることに
帰り道最後のコンビニ前で気付いて立ち寄ったのは
帰りに特に用がなくても立ち寄ってしまう
普段からの癖が出たのかもしれない。]

[立ち寄った口実が飲み足りないだったか
泊ってくなら歯ブラシがないだったか、
或いは何も伝えなかったかもしれない。

店に入ってすぐ手に取った籠を持つと云うから任せて
真っ直ぐ向かった先の棚からコンドームをひと箱
見慣れた数字が掛かれたパッケージを迷わず手に取って
持たせてる籠に放り込んだ。]


 うちにないんだ、必要だろう?


[思い切りガン見していた気がしたから
そう説明してトイレに引っ込む。
精算をおしつけたまままた籠っていたら回収に来た。
ちょっと寝そうでぼんやりしていただけで
吐いていたわけではないからそのまま回収される。

人目がないトイレではぐにゃぐにゃしていたくせに
店員の目につく店内に戻るときには
酔ってすらいないんじゃないかというくらいしゃっきりしてる
その辺の仕組みは自分でもよくわかっていない。*]

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   独自の祭事……。


[ 彼の説明によれば>>0:240>>0:243
  この地独自の祭りと、異国からの祭りが混ざり
  このような独特の催しになったとか。

  人が異形に化ける。

  節分など、異形の姿に扮し
  福を招く行事は知っているものの……。

  とにかく、異国の地に
  迷い込んでしまったのではないか。
  そう思ってしまうような目の前の光景に
  目を点にしては暫し立ち尽くすばかりである。]
 
(13) 2020/10/21(Wed) 15:30:20

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
 
   え、ええ…。そうですね。

   祭りの賑わいのせいか、
   あちこち人で溢れかえっているみたいで。


   …───はい! 勿論です!


[ 離れるなよ?との声に>>0:244
  にこりと微笑んでは強く頷いて。

  逸れたりしないよう
  彼と手を繋ごうとするだろう。

  もしも両手が塞がっているようなら
  束の間、口を小さく尖らせつつも
  彼の上着の袖か手首辺りに手を伸ばして。

  離れないようについて行った。]*
 
(14) 2020/10/21(Wed) 15:30:30
時見の妻 天宮 琴羽は、メモを貼った。
(a4) 2020/10/21(Wed) 15:32:57

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
  
── 宿にて ──



[ ぱちぱち、瞬きを繰り返す。

  宿に到着して、早速受付を済まそう。
  ───そう思った時の事であった。


  彼の叫び声>>0:247に驚いたのはさておき。

  どうやらこの宿では宿泊客に、あの、
  変わった祭りの衣装を貸し出してくれるとの事だ。

  ……寝耳に水である。]
 
(15) 2020/10/21(Wed) 16:46:50

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   ほぁー……。


[ 思わず、言葉にならない声を漏らして。

  さて、どうすればいいのだろう。

  その場に突っ立ったまま様子を窺っていれば、
  先に彼が動いて、折角だからと
  普段着に近そうな衣装を選ぶのであった>>0:255

  宿の主人の説明曰く、異国に存在するという
  吸血鬼という妖怪モチーフの衣装らしい。

  異国の事はよく分からないけれども
  背が高く、白い髪の彼には
  とてもよく似合っていそうだと思う。]
 
(16) 2020/10/21(Wed) 16:46:58

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ 何故か慌てて宿帳に記入する
  彼の様子には首を傾げるばかりだが。]


   無理しなくてもいい、と言われても……。


[ あからさまな態度に、
  本当は私にも着て欲しいのではないか。

  そう思わざるを得ず。

  それに、彼が借りたとなれば、
  私だけ借りないという訳にもいかないだろう。]
 
(17) 2020/10/21(Wed) 16:47:13

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ そんな訳で。

  適当に、 彼がチラリと視線を向けたと
  思われる場所にあった>>0:256
  (5)1d6の衣装を手に取るのであった。]
 
(18) 2020/10/21(Wed) 16:47:24

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   ……随分と、もっこもこな衣装ですね。
   猫……なんでしょうか、これ…?


[ 手に取った衣装を見て、首を傾げながら
  何処か間の抜けた感想を漏らし。

  よく分からないまま、
  この衣装を借りる事となったのであった。


  その後、荷物を受付に預けて。
  温泉街への散策を提案されれば>>0:256

  勿論というように首を縦に振り、それから
  嬉しそうに笑顔を浮かべていただろう。]*
 
(19) 2020/10/21(Wed) 17:00:42

【人】 魔法猫 カザリ

── じゃらしタイム ──

[悲鳴をあげるサラリーマンと、絶え間なく続く落雷の音>>0:228
 そこにネズミの断末魔の声が加わり、辺りの状況は一言で表現するなら『混沌』そのものだった。

 そう、まさしく混沌とした状況。
 一眼見ただけでは、どちらが善でどちらが悪かは計り難い。
 強いて言えば明らかに巻き込まれたらしいサラリーマン。それに羽付ネズミだけが被害者(?)だと言える。
 ──それはともかくとして]


  にゃにゃ♡
   にゃーのために練習したのかにゃ?

  それって、あれかにゃ
    じつはにゃーの下僕希望とか?


[煽ってるつもりはない。
 むしろ、下僕希望なら大歓迎だったりする]
(20) 2020/10/21(Wed) 17:29:15

【人】 魔法猫 カザリ

[小首を傾げ、可愛く招き猫ポーズ。
 多分、テレビ画面にはピンクのハートのエフェクトが表示されているはず。原理はわからないけれど、幹部の意向なのだけは間違いない。

 弧を描くように跳びつつ、長い尻尾でさらに2つ3つネズミをなぎ払い]


  はにゃ?
   にゃーのこと、吸いたいのかにゃ?

  お代次第では
   吸わせてあげてもいいけどにゃ
  
  具体的に言えば
   ちゃ〜る
とか、
ちゃ〜る
とか……っと
あぶにゃ



[至高の美味として、にゃー達の間で有名な逸品。とろとろなおやつを思い浮かべていたためか、一瞬意識が脇へ逸れた。

 足元への穂先の一撃>>0:229足払いを間一髪ギリギリかわし]
(21) 2020/10/21(Wed) 17:32:11

【人】 魔法猫 カザリ


  にゃーは『ネコ』だからにゃあ
   ネズミを獲るのが『ネコ』
    鳥を獲るのが『トコ』蛇なら『ヘコ』

  にゅるにゅるな獲物も嫌いじゃにゃいけど
   足払いはあんまり好きじゃないにゃー
    一括りに『猫』でも違うって覚えてにゃ♡


[ネズミを蹴り返しつつ、豆知識を展開。
 たぶん画面の向こうで下僕達がメモを取っている、はず*]
 
(22) 2020/10/21(Wed) 17:32:46

【人】 微睡む揺籃 アリア

――寝所にて――
>>0:257>>0:258>>0:259

[ この年齢になって隠れんぼの真似事をするとは思わなかった。
 昼間、メイベルの姿を見失ってしまって、>>0:257
 どこー!って大声で呼びながら探し歩いたりしてたのだ。
 やっと見つけた彼女はずいぶん面白そうな顔をしていた。

 年齢と立場に見合わず子供っぽいところがあるんだと思う。
 そういえば彼女を扱った薄い本でも、
 妙なものに手を出してはひどい目に――発情させられたり、
 触手に絡まれたり、一時的に力を失ったり――遭ってたっけ。

 いっぺんそうしてあげようか。
 肘おきに裸身を凭れさせるメイベルを見て>>0:258
 ちらっとそんな事を考える。

 組まれた脚はすらりと長く、腰はほっそりとしていて、
 背は低くても均整の取れたスタイルの彼女。
 見つめ返す視線に気づいて、ふいと目を反らした。]
(23) 2020/10/21(Wed) 19:21:17

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ……ぅ。


[ ベッドの上に立ちあがり、近づいてくる姿>>0:259
 見れば目を反らした。
 思わずじぃっと眺めてしまいそうになっていたから。

 メイベルに言いたいこと、望みたいこと――は
 確かにあるのだけれど、それを言うのは
 なんだか負けを認めてしまうみたいに思えて。
 思考の奥の方に仕舞いこんでいたんだ。]


 ……?  ん、っ……。


[ 視野の横で彼女の爪先が持ち上がる。
 疑念を抱く間もなく私の顎と抱えたクッションの間へ
 入り込んでくる。


 軽く押され、反動で見上げるように細い脚の先を見返した。
 くっと言葉に詰まりつつ、頬を膨らませて。

 嗜虐的なその表情に、ぞくりとしたものが伝う感覚を覚えた。
 冷たい氷とも熱い石ともつかない何か、お腹の中に現れたような。]
(24) 2020/10/21(Wed) 19:23:56

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ 奇妙な感覚を抑え込んで私は口を開く。
 メイベルの顔を見ないようにすればその裸身を
 見つめずにはいられない。
 だから、瞳まではなるべく目にしないよう、
 彼女の口元に視線を据えた。]


 ……お、女同士だからって。
 ……その、はしたないよ。
   誰か入ってくるかも知れないんだし。


[ 取って付けたような理由だったかも。
 私は瞳を揺らしながら続ける。
 内心をそのまま言葉に変えるみたいに。]


 ……私だって、目のやり場に困る、よ……。
 ……くっつかれたり、する、のも。


[ いつも抱き枕にしているクッションをぎゅっと抱いた。
 現実でも使っていたからと持ち込んだ物だけど、
 それは理由の半分だけ。
 もう半分は、眠っている間にメイベルに抱きついてしまったり
 しないように、という理由。

 顎下に添えられた彼女の足を退かそうともせず、
 白い足の甲を見つめて小さく息を吐いた。]*
(25) 2020/10/21(Wed) 19:25:37

【人】 魔砲少女 シオン

―― 躾タイム ――


  いいえ?


[...は頭を振るう。
 口角をあげたままに唇を薄く開き白い歯を浮かばせ、
 羽付きネズミの雨あられを撃ち込みながら顎をあげて
 >>21長い尻尾で器用にネズミを弾く雌猫へと見下ろすように視線を向けた]


  飼い猫はじゃらしてあげるものよ。
  丁度……そうね、貴女みたいに嬉しそうにするもの。


>>20上手にじゃらしてあげれば掌の上で転がるが如し]


  吸いたいか吸いたくないかで言えば場合によるわ。
  ああ――でも……。


[...は羽付きネズミの弾幕を濃くしていく。
 それは避けられては雷を呼び、音と光で空間を支配する。

 ...は右手に持つ棒の緑の穂先を器用に振るう。
 それは視界を妨げ翻弄し意識を向けさせるものだ]
(26) 2020/10/21(Wed) 19:50:57

【人】 魔砲少女 シオン

  お代なんてあげないわ。
  だって猫は飼われているのですもの。
  ご飯だけで我慢なさい。

  だから代わりに――毎日洗ってあげるわ。


[...は楽しそうに笑みを浮かべて目を細めた。
 洗ってあげた後の猫は良い香りがするものだ。

 ...は左手を密かに後ろへと引く。
 同時に右手の棒で地面を叩いた]


  へぇ……そうなの?
  だったら何も獲れないのは、何と言うのかしらね?


[...は挑発するかのように緑の穂先を揺らした。
 蹴り返されたネズミの軌道すらもその要素に取り込み、
 振っておいでとそれはまるで誘うかのような動きであった**]
(27) 2020/10/21(Wed) 19:51:03

【人】 在原 治人

 
[予想通りなのに
 そうだよ、と聞こえた時には>>0:274
 視界が白み、くらりと
 後ろに倒れ込みそうな感覚に陥った。

 そうならずに済んだのは
 続く言葉に可能性を見い出せたからだ。>>0:275



   (俺が望まないなら、
         踏み留まってくれる…?)
 


 そういえば
 出逢って変わった、とも言ってくれていた。>>0:274
 ”少し”とか、”つもり”とか
 微妙なニュアンスが影を落とすけれど
 もし気持ちを動かせるのなら
 最悪な未来を回避できるかもしれない、────と。]
 
(28) 2020/10/21(Wed) 20:27:40

【人】 在原 治人

 
[扉の向こうの死人よりも死にそうに
 色を失った男の顔へ
 ぬくもりがふたつ添えられて>>0:275

 外側から届けられた熱と
 内側に灯った希望が
 じわじわと体全体へ広がっていく。

 徐々に生気を取り戻していく その最中、
 願ったり叶ったりの言葉を
 あなたが口にした。>>0:276



   (元々、帰りたくないって
    ずっとアクスルの傍に居たいって思ってた俺に
    謝る必要なんて微塵も無いのに。

    けど…、   
    口外されたら困ると思ってくれてる間は
                傍に、居られる…?)



 それは、とても名案なような気がした。]
 
(29) 2020/10/21(Wed) 20:31:23

【人】 在原 治人

 

   (ずっと目を離さなければ
    あなたを失ってしまうことも無いし、
    その間に気持ちを動かすことができれば…!)

 
(30) 2020/10/21(Wed) 20:33:06

【人】 在原 治人

 
[力なく垂れていた両腕を持ち上げ、
 感覚の戻ってきた指で
 頬に掛かるあなたの手の甲を撫ぜて下り
 袖口を軽く引き下ろすと、細い手首を枷ごと握る。]



   心配なら、繋いでしまえばいいよ

     ────あなたと俺を 鎖で、



[心配しているのは、俺の方。

 片時も離れられないようにしてしまえば
 少しは安心を得られるのではないか、と
 解けぬ戒めを、自ら欲した。]*
 
(31) 2020/10/21(Wed) 20:34:48

【人】 アクスル

 
[貴方を監視下に置くのは
 致し方無く……、なのだけれど

 目覚めたらすぐ隣に貴方が居る朝を
 目を閉じる前に貴方が居る夜を
 想像したら思いの外胸が躍った。

 貴方が僕を殺してくれない事へ
 存外、ショックを受けていない自分にも気が付いた。
 ずっと楽しみにしてたのにね。]
 
(32) 2020/10/21(Wed) 22:20:25

【人】 アクスル

 
[目下の心配事と言えば
 彼が滞在できるのは
 今日から最大90日間という事だ。

 たったそれだけなのだ、
 いまのままでは。]
 
(33) 2020/10/21(Wed) 22:21:37

【人】 アクスル

 
[思考を巡らせていると、手に温もりが。>>31
 はっと見開いた目は直ぐに細められる。

 本当にどうして貴方の掌って
 こんなに気持ちが良いのだろう。]


   ん……っ、……
はぁ
 鎖……?


[熱っぽく息を吐き、首を傾げた。

 貰った日からお気に入りの首輪の如く
 毎日付けている枷ごと手首が握られている。

 そこに付けられていた鎖は貴方が外してくれた。
 あれはきっと、信頼の証。]
 
(34) 2020/10/21(Wed) 22:22:11

【人】 アクスル

 

   そこまではしないよ
   ……、でも、そうだな……


[鎖についてだけきっぱりと否定した。
 あんなものをつけていなくても
 いつでも貴方のことは独りにしてあげないから。
 僕が気にするのは矢張り、滞在期間のこと。]
 
(35) 2020/10/21(Wed) 22:22:43

【人】 アクスル

 
[少し考え、名案が浮かんだとばかり
 ぱっと笑みを咲かせた。

 貴方に拘束を嫌がる素振りがないから
 こんな手はどうだろう。]


   鎖で縛ることはしないけれど
   誓約で貴方を縛ろうかな

       治人、僕と結婚してくれる?


[この国は同性婚が可能だ。
 貴方に配偶者になって貰えたら
 滞在期間の制限をなくしてずっと一緒だ。]
 
(36) 2020/10/21(Wed) 22:23:28

【人】 アクスル

 
[────そんな風に合理的に強引に
 進めようとしてはいるけれど
 彼に
しているのは事実なのだ。
 ただ自覚がないから、順序も滅茶苦茶だ。*]
 
(37) 2020/10/21(Wed) 22:23:38

【人】 微睡む揺籃 アリア

――浴室にて(1週間後・その1&その3)――
>>>1>>2
[ 考え込む様子のメイベルは>>2、やがて
 当然とも言える質問を投げかけてきた。
 それはそうだろう、私だって突然未来人が現れたら
 これから先に何が起こるか聞いてみたいと思うもの。

 だけど、私の口から教えるには気が引ける事柄でもあった。
 だから代わりに右手を軽く握って前へ出し、意識を集中させる。かすかな煌めきが生まれ、強まっていく。]


  「現れなさい。私の記憶の断片」



[ 手首を反転させて上向かせた。
 親指と人差し指でつまむ形。
 虹色に光る粒子が集い、やがて一枚の紙片を形作った。]
(38) 2020/10/21(Wed) 22:34:53

【人】 微睡む揺籃 アリア

 

 これ。この世界の事を書いた――『原作』の一部分。
 予言書、みたいなものって言えるかもね。


[ 原作、なんて呼ばれるのは、彼女でなくてもこの世界の住人ならば気に食わないかもしれない。だけど私にとってはそれが事実なのだ、仕方ない。
 メイベルへ差し出した紙片の記述>>0:a13には、
 『原作』での彼女の最後が描かれている。

 自らが産み出した最強の魔物、主人公パーティーの最後の敵となる 『黒龍』にメイベルが取り込まれてしまう場面だ。彼女の描写はそこで最後となり、エピローグでも行方が語られることはない。

 でも、この世界にやってきてからの短い期間で私が見聞きした限り、目の前のメイベルはまだ『黒龍』を産み出そうとはして居ないように感じていたが。]
(39) 2020/10/21(Wed) 22:36:06

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ここに書いてあるとおりにあなたが行動したら、
 たぶん、この世界の出来事は
 ここに書いてあるとおりに進むんじゃないかな。

  逆に言えば、この記述通りの行動をしなければ、
 この“予言”は無効にできるのかもね。


[ といっても、あくまでも予想にすぎない部分。
 そこの検討はひとまず彼女に委ねることにしよう。
 何より本人の未来に関わることなのだし。

 そう切り替えて、ぱさりと服を脱いでいく。
 ここはこのお城で唯一の浴室>>0:206なのだ。
 泉の水は冷たいし、露天風呂みたいになってるけれど。]
(40) 2020/10/21(Wed) 22:39:19

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ 泉から湧き出る清水は止むことなく流れ出つづけている。
 つま先をちゃぷ、と浸けるとひんやり冷たくて、きゅっと
 お尻の筋肉が引き締まってしまう。

 文句を言うことはなくなったけど、その気にならないとなかなか全身浸かってしまうことはできないのだった。

 一方でまったく冷たさを気にしてない様子のメイベル>>1
 ざばっと立ち上がる裸の彼女に、小さく頷いた。] 


 少しは、慣れてきたかな。
 お風呂じゃなくてプールみたいなもの、って思ったら。
(41) 2020/10/21(Wed) 22:47:42

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ それでも少し冷たいめなのだけど、文句を言うより慣れたほうが早かった。……だけど、やっぱり慣れないことはあるもので。]


 うぅ……メイベルが裸なのも、私が裸なのも、
 ちょっと……まだ。


[ だってプールだと思うなら、裸で入ってるのっておかしいじゃない。そう主張はしたのだ。したのだけど――現実世界でだって、ヌーディストと呼ばれる人々が居ることを、うっかり口を滑らせてしまっていたのだった。]


 ねえ……水着、着ちゃだめ?
 出してくれない?


[ 先日も却下された主張を試みる。
 きっとだめって言われるかな、と半ばはあきらめ気味に。]**
(42) 2020/10/21(Wed) 22:49:20

【人】 怪物皇女 メイベル

──1週間後・その2・寝所──

[>>23私は勿論私の二次創作がどんなものかは知らない。
しかし子供っぽいところがある、と言われれば
概ね間違っていないだろう。

大人と言うものに接することなく生きてきたメイベルは
自分の思うままに生きて来たのだから。
それを咎めるものも、教えようとするものも居ない。

その意味で、注意されるという事を
アリアが来て初めて経験する事となり
その事を楽しく思っている節はある。
つまり、メイベルはアリアを揶揄うことをやめないのだ。]


  
  ……誰か?
  この城で私の許可なしに誰が寝所に入ってくると?


[>>25彼女の言葉を一蹴する。
彼女自身、あまり自分でも納得するような理由では
なさそうだし。]
(43) 2020/10/21(Wed) 23:01:08

【人】 怪物皇女 メイベル



  目のやり場に困るの?
  どうして?

  私は「見るな」と言ってないわ。
  どうして困るの?アリア。

  
「私の身体を見たくないの?」



[顎に触れていた足を
つつ、と下におろし、喉を通り
彼女の胸の辺りで軽く留めて、つま先で軽く押す。]*
(44) 2020/10/21(Wed) 23:01:24

【人】 琴羽の天狗 時見

─兎に角可愛い─


 …────ッ……!


[>>19前々から思っていたのだが……

うちの妻は。琴羽は。
無防備が過ぎるのでは無いだろうか。


いや、もちろん俺とて
普段とは違う琴羽の艶姿を
見てみたくなかったかと言えば嘘になる。

嘘になるのだが、その……]
(45) 2020/10/21(Wed) 23:09:05

【人】 魔法猫 カザリ

── じゃらしタイム ──

[ネズミを獲るのが『ネコ』鳥を獲るのが『トコ』蛇なら『ヘコ』では、何も獲らないのは>>27]


  ざーんねんっ♡
   何も獲れないのはニンゲンぐらいにゃ

  あとはにゃあ
   獲れないんじゃなくて獲らないだけ
     無駄に動くとエネルギー使うしにゃ♡


[蜘蛛一匹にへっぴり越しになる下僕とは大違い。
 にゃー達の仲間なら最低限、昆虫ぐらいは捕まえられる。
 下僕を持ち、室内に入り込む虫を追わなくなった仲間であっても、狩りをしないのは単にその必要がないから。
 だから、本当に必要ならばきちんと獲物を捕らえることができる。
 ──そのために生まれついての武器、爪と牙があるのだから。

 蹴り飛ばしたネズミが地面に当たり、紫色の雷が土に穴を開ける。
 数を増したネズミ達は今や避けるのが困難なほど、ならば一気に処理してしまおうかと鋭い爪で横一文字に切り裂き]
(46) 2020/10/21(Wed) 23:15:04

【人】 魔法猫 カザリ


  お風呂は却下!にゃ!
    シャワーも、ドライヤーも論外にゃ!

  にゃーは断固、おやつを要求するにゃ!!


[お風呂。にゃー達にとって謎でしかないもの。
 拷問器具のようなそれに、なぜ人間は自ら入りたがるのだろう。

 濡れて体が冷えれば、その分エネルギーが消費され命に関わる。
 それだけじゃない、石鹸──あの妙な匂いがするもので擦られれば、自分の香りが消されてしまう。
 良い匂いだと人間は言うけれど、にゃーにとっては迷惑甚だしい。
 しかもそれを毎日だなんて、冗談ではない。

 せっかくならば下僕にと思ったのは間違い。
 やっぱりこいつは敵だ、と喉の奥から唸り声を発し]


  遊びはこれまで!にゃぁぁぁ!!!


[ふりふり揺れる緑の穂先へまっしぐら。
 爪と牙、両方で奪い取ろうかと襲いかかる*]
 
(47) 2020/10/21(Wed) 23:15:27

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



────ツ!!

[ 滴る汗、声にならない悲鳴。引きつるような音。 ]
(48) 2020/10/21(Wed) 23:21:42

【人】 魔王軍幹部 フォルクス




[ 見上げるのは白い天井、視界の端にも同色の壁。
 狭い寝台に横たえられている身体の脇の腕を、繋ぐもの。
 天を突く如く伸びる鉄や硝子の箱。

 考える前に身体が動いた。
 拘束から逃れ、この部屋から早く────]
(49) 2020/10/21(Wed) 23:22:09

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



 「おい、やめろ暴れんな!
  フォークこの野郎また寝ぼけてやがるのか、
  いい加減にしねーと担当降りるぞ!」

[ ややくぐもって届く罵声、慌てて駆け寄ってきた不可思議な姿。
 長方形に海を切り取り持ってきたように、不自然に水が独立している。
 その中に泳ぐ様々な種の魚たちの向こう側、見える痩せた男。

 冷え切った両腕が伸びて、肩を掴み揺さぶった。
 冷たすぎて痛い程で、気泡より細かく早く投げつけられる罵詈雑言が
 これが現実であることを何よりも示す。 ]
(50) 2020/10/21(Wed) 23:22:23

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



すまん、すまんオルフェウス、申し訳無い許してくれ。
大丈夫だから本当に悪かったからやめてくれ、酔う……っ。

[ オルフェウスは城に勤める水人族出身の研究員、
 陸上で生活する為に自身の周囲を水で覆っている。

 エルフ族同様の、竜族に次ぐ高知性高魔力の長命種族。
 しかし代償の如く非力で、歴史上人類に狩られた記録は少なくない。
 彼らは水人を人魚と呼び、その肉を喰らえば不死になると思い込んだ。

 とはいえ寝起きの相手の視界を存分に乱す程度の腕力はある。
 初めて会った時も暴れに暴れてぶん殴られた。 ]
(51) 2020/10/21(Wed) 23:22:45

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



[ 丈の長いシャツのような白い装束を
 質素な服装の上に釦を留めずに羽織るこいつの姿が、

 教会の使徒達の聖衣とよく似ていたから。 ]
(52) 2020/10/21(Wed) 23:23:08

【人】 魔王軍幹部 フォルクス

──魔王城・地下研究施設──


[ 手首から伸びる透明な管と、その先に繋がり吊るされた袋を眺めた。
 描かれている魔法陣が仄かに光るのは中の液体の鮮度を保つ為、
 これは血だ。人類のものと比べ、やけに明るい赤色をしているが。

 ────拘束だなどととんでもない寝惚け方をしたものだ。
 これは、自分が自分であり続ける為に必要な行為だというのに。

 病んだ血液を排出する、瀉血と呼ばれる医療行為は存在したが
 専門職ではなく刃物に長ける散髪屋がする仕事であり、
 殆どの場合聖魔法や薬草を用いたのがあの頃の人類。

 女神が与えた器の血を、他の器に移し替える行為は冒涜である。
 試みて背信者として追われた者も、結局は患者を死なせたという。

 その程度の知識と道具しか、ありはしなかった。
 これは教会に意図された世界文明の停滞の一つ。** ]
(53) 2020/10/21(Wed) 23:23:28

【人】 琴羽の天狗 時見

[何やら手にもこもこした物を持った琴羽と共に
宿の部屋へと案内され。

窓から見える彩度の高い紅葉の景色やら
宿の者の心尽くしのおもてなしに
すっかり旅気分も高まって。

どれ一つ仮装でもしてみるかと
琴羽に背を向け、着衣を落とす。
そうして最後にバサリとマントを羽織り
何気なく振り返れば────…



 着慣れない衣装に、
 悪戦苦闘している琴羽がいた。




いや、あれは衣装、なのか?
なんというか、布地の面積が少ないというか
目のやりどころに困るというか……
(54) 2020/10/21(Wed) 23:31:16

【人】 琴羽の天狗 時見



 ね、ねこ……?


[思わず疑問形になってしまったのも
無理なからぬ事だろう。

頭の上に見える三角形の耳や
腰の後ろにちらちらと見えるしっぽは
確かに猫のそれではあるのだが……

俺はさぞや恐ろしい顔で
凝視してしまっていたに違いない。

それ程までに、ふわふわとした毛皮は
彼女の細身の肢体の曲線美を
絶妙に際立たせていて。

例えて言うのなら、
ジュワリと適度に火を通した
肉汁滴る霜降り肉に、
更にわさび醤油を添えたというか──…
一瞬で理性が飛びかけたというか……]
(55) 2020/10/21(Wed) 23:40:40

【人】 琴羽の天狗 時見

[いや、何を考えているのだ時見……ッ!

この旅は琴羽の慰労。
慰労なのだ。

ぐっと血を吐く程に奥歯を噛み締め、
帽子を落とした前髪にぐしゃりと手を添える。
そうして白の髪をオールバックに整えれば
曲がりなりにも吸血鬼のマネごとができただろうか。

(本当はそうやって自らの掌で
あえて視界を遮らない限り、
延々と琴羽を見詰め続けてしまいそうだった事は
気付かれていない事を切に願おう)]



 やはり出掛けるのは…… 
  あぁ、いや、なんでも無い。

    だが、その、なんだ。

  寒いといけない。これでも羽織れ。


[他の者の目に触れさせるのもまた
どうにも耐え難かったのだが。
此処は彼女の母の故郷であり、
楽しみにしていた散策を禁止するなど
できるはずもなく]
(56) 2020/10/21(Wed) 23:54:45

【人】 サラリーマン 御門 涼司

食べれます食べれます。
ちょっと感動したって言うか、感心してただけなんで。

[残すなんて勿体ないと慌てて否定する。
味自体は特別凝った事をしていたわけじゃないし、
感動するほど美味しいってほどじゃない。
それは分かっているんだけど、
何だか彼の手で作られたってだけで特別な気がして――

考えがどうにも乙女ちっくになってるなあ
なんて少し我に返って別の理由を探してみる。]

俺なんて朝も昼も雑ですよ。
腹に入ればいいやくらいな感じで。

自炊しても適当過ぎて、毎回味変わったりするし。

[そうそう。
俺が彼ぐらいの手際で料理なんてしたら、
野菜の大きさはバラバラで何なら切れてない事あるし
味なんてからかったり薄かったりするんだ。
普通に美味しいってすごいことじゃないか。

また憧れる好きなポイントが増えていく。]
(57) 2020/10/21(Wed) 23:58:06

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[食事中、ちょっと異質な視線を感じたりもしたけど
どうにも今日は俺は冷静じゃないって
自分に都合良いように受け取りそうなのを自制する。

二日酔いどころか酒が残ってるのかも。
じゃなきゃ俺が食べてるのを眺めてる視線が
まるで唇に向けられてるような気がするなんて
そんな妙な事思うわけがない。

やばいやばい。
そんな風に見られた意識するじゃないですか。
昨日、俺の記憶がない時間に
この唇がどんな風に貴方に触れたんだろうか、とか。

残りの食べ物を急いでかき込んで
逃げるように片付けに向かったとしても
決して俺はヘタレではない。決して。

相手がこの人なのが悪い。しょうがないだろ。
嫌われたくないって思える人なんて滅多にいないんだから。]
(58) 2020/10/21(Wed) 23:58:34

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[自分が同性にしか欲情しないって気付いたのは
高校入ってすぐくらいだったか。

元々恋愛自体、興味が薄かった事もあって
同級生が騒ぐ漫画のグラビアよりも
スポーツ選手の鍛えられた身体の方に興味が向いて
もしかしてそうなのかもって思った程度だ。

確定的だったのは高校途中で入った塾で
講師から目が離せなくなったあたりだっただろうか。
当然多感な十代なので自慰はするんだけど、
いつのまにか頭に浮かぶのが彼の顔になって
それが全然嫌どころかめっちゃ良かったものだから
俺は本格的に自分の事を理解した。

けどそれから情緒が育ったかと言われれば
そうでもなくて恋愛感情は希薄なままだった。
最初に関係を持った相手が恋人とかじゃなく
割り切った相手だったのが良くなかったのかも知れない。

好きだなとか親しくなりたいな、よりも
この人上手いのかなって気持ちが先行してしまう。
自発的に誰かを抱きたいと思った事もない。
だから別にこだわってるわけでもないんだけど、
仲間内では俺はウケ専って事になってる。]
(59) 2020/10/21(Wed) 23:58:58

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[けど今年の異動で葛西さんに再会した時、
唐突に随分昔の事を思い出したんだ。

誰から目が離せない感情とか
笑顔が見たいなって小さな希望とか

抱きたいなって欲望とか。]
(60) 2020/10/21(Wed) 23:59:23

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[酔っぱらって泊めてもらっただけで
何だか分からないけど朝食もご馳走になって、
片付けが終わってしまえばここにいる理由なんてない。

別に何か期待してるわけでもないんだけど、
ただもう少しだけ一緒に過ごしていたいって欲が出て
何て声をかけようかって悩んでいたら
トイレ掃除の合間に顔を出した彼が
映画を流し始めたからこれを理由にさせてもらう。

まだいんの?とか言われたら
職場での悪意のない顔で「見たかったんですよこれ」とか
適当に言って居座ってしまおう。

でも予想とは反対に何か俺なんかいないみたいに
相手はまるで俺を意識しないで過ごし始めた。
チャプターだって勝手に飛ばしちゃうし、
いや自分の家なんだから好きにしていいんだけど
俺って異物をまるで気にしてない感じで
ここに俺がいるのが普通の事みたいな――
まだいても迷惑じゃないんじゃないかって思えてくる。]
(61) 2020/10/21(Wed) 23:59:51

【人】 微睡む揺籃 アリア

──1週間後(その2)寝所──
>>43
[ この城の住人、魔に従うもの達はみな、メイベルの意を察して動くことが根底にある様子で。とすれば彼女が言うのも>>43無理からぬことかもしれない。
 一蹴されはしたけれど、あ、と反論を思いつく。]

 あぅ。
 そ、それは……敵とか。主人公、とか……?

[ 自信なさげな口調になってしまった。
 この世界のどこかでもう存在しているのかもしれないけれど、転移の魔力で各地を飛び回るという妖魔に聞いてみても、人間の国にしばしば入り込んでいるという淫魔に尋ねても、それらしい兆候は無いようだったし。

 そして拙い反論より、重ねての問いかけは>>44
 更に私を追い詰めてくる。]
(62) 2020/10/22(Thu) 0:00:08

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[また掃除に戻ったらしい相手を待ちながら
まだ見た事のない途中からの映画に目を向ける。
人気シリーズなのは知っている程度で、
飛ばし飛ばしに見ている程度の映画だから
途中からだと余計に内容が全く頭に入って来ない。

けど誰が主人公なのかは分かるし、
ハリウッドのお決まり的なやつで展開が読めるとこもある。
こう言う映画は何かよく分からんところで
ラブシーンが挟まるって決まりがあるものだ。

ほらね。これ意味あるんだろうか。
そんな状況じゃないだろうよ。緊迫した状態なのに。

ぼーっと眺めていたら彼が帰ってきて
俺はそっちの方が妙に気が向いてしまう。

ほんとにまだいいんだろうか。
迷惑だなって思われてないだろか。

途中からの映画なんてどうでもいい。
ずっと見ていたら不審者だから映画見てるフリするけど
それでも視線は相手に向かってしまって。]
(63) 2020/10/22(Thu) 0:00:26

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[そして目が合ってしまった。
熱っぽくて絡むような彼の視線が刺さる。

俺だって子供じゃない。
一夜の相手を求めて夜の街に繰り出した事もある。
だからその目がどんな意味を持ってるか、
十分過ぎるくらい分かってる。
だっておんなじ目した奴、何人も見たし。

わざと、なのか。
わざとじゃないならそれはそれで心配だけど。

駄目だって言いましたよね、俺。
据え膳出すなって何度も忠告した。

それでも分かっててやってるなら
そのつもりだって考えていいんですよね?
俺の妄想なんじゃなくて、それが貴方の意思だって。]
(64) 2020/10/22(Thu) 0:00:42

【人】 琴羽の天狗 時見

[苦肉の策として、
自分が普段着ていた学生服のマントを
彼女の肩にかけたのだった]


 ほら。これでお揃いだ。


[目元で笑いかけ、
琴羽へと手を差し出す。

まずはこの祭りの由来らしい
破牢院とやらに詣でてみようか。

そんな話をしながら、
二人肩を並べ湯煙の温泉郷へと繰り出した。


見るもの、行き交う人々全てが珍しく。
石畳の通り沿いにしばし歩けば────…]
(65) 2020/10/22(Thu) 0:01:03

【人】 サラリーマン 御門 涼司

葛西さん…?

[少しだけ腰を浮かせて今度はちら見じゃなく
ちゃんと相手を見据えて声をかける。]

ひどいことはしないんで、

もうちょっと、そっち行ってもいいですか?

[引き返せるよう、逃げ道は一応用意しておく。
逃がしてあげるつもりだってある。

でも逃げないだろうなって自信はあった。
この色の目は見慣れてるから。

膝立ちで少しずつ距離を詰めて
まるで猫がすり寄るみたいに近付いていく。
鼻先を僅かに擽らせて最後の確認を取ってから
そっと唇に触れるだけのキスをした。]*
(66) 2020/10/22(Thu) 0:01:14

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ぅ。
 だって、
 み、見ちゃうと……その。


[ 口ごもる。
 これ以上聞かないで、と視線をそらす。
 それでも足りないので俯いた。]


 触りたく、なるじゃない……。


[ どちらかと言えば好奇心や鑑賞したい気持ちからなんだって思いたい。少なくとも何も許しを得てもない、数日前に知り合っただけの相手を裸だからって触りたくなるのは控えめに言っても犯罪的な考え、だと思うし。]
(67) 2020/10/22(Thu) 0:03:00
サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a5) 2020/10/22(Thu) 0:03:11

【人】 琴羽の天狗 時見



 
破牢院は……
 何処にも存在しない、だと……?



[観光案内の看板を前に、
思わず首を捻る。

てっきり神社か何かの名だと思っていたのだが。

とすれば、この祭りの来歴は一体……?
火のない所に煙は立たぬ。
俺が霊峰より生じた様に、
この祭りの起源もまた、
神に近しい"何か"あるはずだと思うのだが。


そう、首を捻りつつも]
(68) 2020/10/22(Thu) 0:05:28

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ けれど、俯いたところで彼女の声が聞こえなくなる筈もなかった。強い言霊の籠もる声、”力ある言葉”が私の顔を上げさせる。]


 ……っ、……うぅっ、


[ 押し止めようとすればするほど、
 メイベルに返事を発しようとする気持ちが強くなる。
 心の中で、数秒のせめぎあい。
 屈せざるを得ないのはわかっていたんだ。]
(69) 2020/10/22(Thu) 0:07:52

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ……見、たい、……です。

 ……そう、見たいの。
   じっと見たいし、色々な様子を見たいし、

   それだけじゃなくて、触りたいの。
   触ったり、撫でたり、してみたい。

   マルコシアスを従えた時みたいに、
   私、この世界のいろんな存在を感じてみたい……!

[ いつしか手からクッションは落ちていて、代わりに
 メイベルのつま先が私の身体をなぞっていく。
 平らな胸を押す力に少し揺れるけれど、倒れるまではいかず。
 彼女の問いに答えると、その瞳を強い光で見つめ返した。]*
(70) 2020/10/22(Thu) 0:12:52

【人】 琴羽の天狗 時見



 まぁ、見つからぬのなら仕方無い。
 とりま温泉グルメとやらを楽しむか。

 琴羽。
 目を瞑って口を開けてみてはくれないか? 


[そうして彼女の口に放り込んだのは……

1.大当たり!ふかふかの温泉まんぢゅう
2.猫舌には大敵!?あつとろの温泉卵
3.秋の味覚。名物のかぼちゃプリン
4.大自然の味。スライスかぼちゃ
5.琴羽にはこれだろう?俺の人差し指
6.全部いっとこうか!*]
(71) 2020/10/22(Thu) 0:12:52
琴羽の天狗 時見は、メモを貼った。
(a6) 2020/10/22(Thu) 0:15:38

【人】 魔砲少女 シオン

―― 躾タイム ――


  不思議なことを言うのね。


[...は襲い掛かる爪と牙を前に小首を傾げた。
 余裕を持った所作で二度、三度と地面を棒で叩く]


  人間は何でも獲っていくものよ。
  全て、ALL、根こそぎ……。
  持てるエネルギーを全て使い、全てを獲るの。


[周囲にリーマンの姿は既にない。
 逃げ出したか消し飛んだかは不明だが、
 この空間には対峙する私と貴女しか存在しない。

 ...は一等愉快そうに笑い声を挙げる]
(72) 2020/10/22(Thu) 0:16:30

【人】 魔砲少女 シオン

  ふふっ、そんな事も知らないで獲れないと侮る。
  だから貴女は猫なのよ!


[...はまっしぐらに襲い掛かる>>0:87皮の首輪へと左手を振るう。
 それすらもブラフだが同時に概念的意味としては必殺級だろう。
 振るった左手から伸びるはリードだった。
 首輪に触れれば繋がれる。
 自由を奪うリードはカウンター気味に放たれた]


  お風呂は毎日!
  ドライヤーで綺麗に乾かして梳いてあげるわ。


[...は四度目地面を棒で叩いた。
 仕込みは済んでいる。

 ...の影が大きく広がりそれ自体が魔法陣と化していく。
 範囲は広くリードを避けてからでは難しかろう。
 また緑の穂先は爪と牙が襲い易いように振るっていた]
(73) 2020/10/22(Thu) 0:16:43

【人】 魔砲少女 シオン

  おやつならこれをたんと喰らいなさいっ!
 
     
ちゅーる!!

  
<<血餓竜>>



[...は魔力を注ぎ込み、最上級の魔砲を発動させた。
 足元から赤黒い光が漏れ出し影から粘度の高い液状の竜が召喚された。
 竜は最初から咢を大きく開いていた。
 影と地面の境界が盛り上がり、自分諸共その咢の中に放り込む攻撃であった**]
(74) 2020/10/22(Thu) 0:18:46

【人】 怪物皇女 メイベル

――浴室にて(1週間後・その1&その3)――>>38


  ────。


[少ないながら数度彼女の力を見たことはあるが
やはり不思議なものだと思う。
今まで見たことのない力。
魔力を介している訳ではないように見えるのに
世界の法則が書き換わっているように思える……いや、変わってる。]


  ふーん、予言書、ね。
  
  
[>>39近い未来を読み取るものがいない訳ではない。
けれどこの場合の予言書はかなり先のことまで書いている。

私の頭の中に描いていただけの
滅びの黒龍「ソロモン」のことすら
この書には書き綴られているのだから。

ただその結末は
私の吸収であり、そしてその黒龍すら
討ち果たされる運命にある。]
(75) 2020/10/22(Thu) 0:42:27

【人】 怪物皇女 メイベル



  ……ふん。
  気に食わないわね。

  どうしてこの書の内容を恐れないといけないのかしら。


  
[>>40彼女が作り上げた一枚の紙片。
それを手のひらで炙るようにして燃やす。
簡単な魔法であればメイベルであっても使う事ができる。

力の発露のようなもので羊皮紙と同じ材質ではないだろうが
それでもそれを私の目の前から掻き消した。

戯言と称して相手をしないでなく
焼き尽くしてしまうのは
その予言書の力が真に迫ったものだと
メイベル自身も薄々勘付いていたからかも知れない。
そしてその事が更にメイベルを苛立たせた。]*
(76) 2020/10/22(Thu) 0:44:12
大丈夫ですか〜。

[やばいなって自覚はあった。
けど久しぶりの深酔いがふわふわして
思いの外気持ち良かったから自制せずに飲んで、
用を足せばちょっとは酒が抜けるかとトイレに向かった。

そこでちょっと洒落にならない声が聞こえたので
誰だか判別出来ない後ろ姿に声をかける。
返事の代わりにまた嗚咽が聞こえたものだから
さすがに本気で心配になって背を擦ったら
振り返った顔がまさかの見知った顔だったわけだ。

相手がトイレに行っている事も覚えてないくらい
俺も大概に酔っぱらっていたわけで
やばいって思ったのは間違いじゃなかったらしい。]

ほんとに大丈夫ですか?

[心配はもちろんしている。
けど苦しさから薄っすら滲んだ涙で潤む目が
妙に艶っぽくて目が離せなくなっていて、
吐くの手伝いましょうか、なんて口実を口にして
しゃがみ込む相手に覆い被さるように身体を寄せた。]

[唾液でわずかに濡れた唇は滑りが良くて
触れたらぬるりと容易に形を指先に伝えてくれた。
その柔らかい感触にぞくりとして
いけない事をしている気になってくる。

けどそれが逆に好くて濡れた跡を辿るように
唇を何度も撫でて、指は次第に口内へ侵入した。
しんどくて抵抗する気力もないのか
それとも酒で完全に頭がやられてしまっているのか、
彼の唇は俺の指を受け入れるみたいに開いた。

歯列や頬の内側を柔く撫で弄って
その度につらいのとは違う息が漏れるのが楽しくて
吐くのを手伝うって言ったくせに
まるで目的を果たそうともせずにしばらく弄ぶ。
その度に唾液が溢れて余計に酷い有り様になった。

そのうち指じゃ物足りなくなって、
気付いたら口を塞ぐように口付けていた。]

[徐々にしんどいのとは違う顔が見えてくる。
可愛いな、なんて調子乗って舌を奥に進めたら
突然強い力で身体を押し退けられてしまった。

やり過ぎたかと一瞬冷静になる。
その上、相手が笑い出したものだから
完全にその気になっていた俺は置いてけぼりを食らう。
けど聞こえたのは想像とは全然違う言葉で。]

はは。うそでしょ。

俺、


男ですよ?

[彼の言の通り、確かにそこは布を持ち上げていて。
素面だったらあり得ない状況に驚いたりするんだろうけど
すでにまともな思考なんてしてないから
自分を棚上げしてからかうみたいな言い方して
主張するそこをやんわり撫で上げてやった。

もっとヤバい事になればいいのに。
そんな悪意が顔を出す。]

[どうやらその悪意は役目を果たせたようで
イエスとしか答えられない問いかけを投げかけられ、
答えを声に出す前に俺はネクタイを掴まれた。

自分からも股間押し付けちゃってめっちゃエロいなあって
可笑しくなってにこにこしてついて行った俺の姿は、
一緒に飲んでいた知人達からしたら特別な事じゃなくて
『憧れの先輩に構われて嬉しそうないつもの俺』程度にしか映ってなかっただろう。

手を恋人みたいに繋いで歩くのなんて
いつもの俺だったら飛び上がるくらい嬉しいのに、
もう頭の中がその先の事ばっかりで
ずんずん先に歩いていく相手がホテルとは別へ向かっても
全然気にしないまま素直に付いて行った。

コンビニのトイレから出て来た時、
彼が割とすっきりとした顔をしていたものだから
もしかして抜けたのかなって少し距離を取る。
正気に戻ってる可能性もある。

けど店を出た途端、やっぱり手は繋がれたから
ああ、まだ酔ってるのかなって安堵した。]

[そのうち相手の部屋らしき場所に連れ込まれて、
もう人目もないんだからって壁に押し付けた。]


…責任取ってほしいのは、俺の方ですよ。


[正気に戻られる前にって気が急いて
貪るみたいに唇を少し乱暴に押し付ける。

今まで自慰だけで済ませてたのに。
貴方はノンケだから想うだけにしとこうって思ってたのに。
エサぶら下げて飛び込んできたのはそっちだぞ。
俺の頑張りを無にした責任取ってくれよ。

…酔ってる間だけでいいから。

持っていたコンビニの袋が足元に落ちて、
中に入っていた避妊具の箱が零れ落ちたけど
今すぐ必要じゃないやってそのまま捨ておいた。]*

【人】 怪物皇女 メイベル

──浴室にて(1週間後・その3)──>>41>>42


  まだ慣れないの?
  別に裸で居る人間もそちらには居るんでしょう。

  それにオンセン……と言うものに入る時は
  裸なんでしょう?


[この泉は冷たい水だが
彼女の世界だと暖かい湯に入る習慣があるのだとか。
その際に突っ込んで聞くと、オンセンに入る時は
裸で入るそうだし。]
(77) 2020/10/22(Thu) 0:57:20

【人】 怪物皇女 メイベル



  あんたねぇ、いい加減諦めて……

  ……いや?
  やっぱり良いわよ。


[>>42先日も断ったその提案を
今日も断ろうとして、私は、はと思いつく。
その時の笑みは、彼女から離れて隠れたりして
遊ぶ時のように無邪気で
そして悪い顔をしたいただろう。]


  水着を着ても良いけれど
  その代わり、私があんたの水着を作り出す。

  あんたは私の水着を作り出す。

  お互いにそれを着るの、良いでしょう?


[と言ってみた。]*
(78) 2020/10/22(Thu) 0:57:37

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 この世界が……本当にそこに書いてある通り、とは限らないけどね。

[ 「原作」の一部に目を通す彼女>>75に、そう一言だけ投げた。
 そもそも今の私――アリアは、原作には存在しない筈の人物。
 オリジナルキャラクターなのだから。
 何が違っていても、おかしくは無いとも言えるはず。]

 …………。

[ メイベルの手の中で燃え上がり、焼失する紙片。>>76
 険のある声音と表情は私に口を差し挟もうとは思わせなかった。
 ただ無言で見守り、考えるだけだった。

 私がこの世界で果たすべき役割かなにかが、もしかしたら
 あるのだろうか、と。]*
(79) 2020/10/22(Thu) 1:02:20

【人】 微睡む揺籃 アリア

――浴室にて――
>>77>>78
[ いらない知識を与えてしまったと後悔しても時すでに遅し。
 寝るときといい言葉づかいといい、どうしてこうも
 メイベルはお淑やかじゃないのだろう。
 頭の中でひとつメモしつつ。]

 う、うぅん……なかなか慣れないよ、それはぁ……。
 それにこの泉は冷たいままでしょう?

[ だとするとやっぱり、プールを連想してしまう。
 その意味では現代社会の常識がまだ私の中には色濃く残っているのだ。喜ぶべきか哀しむべきかはさておくとして。]

 あ、それなら温かいお湯に入ってみない?
 それだったらむしろ、裸の方が私、馴染みがあるもの。

[ 日常習慣の違いって面白い。
 個人的にそこそこ切実な交渉ではあるのに、
 緊迫感なくそんなことをふと思っていた。
 そこにメイベルから投げられるひとつの提案。>>78
 ぴくっと耳たぶが動く気がした。]
(80) 2020/10/22(Thu) 1:22:17

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ このメイベルは>>78、何か悪戯を考えてる顔をしてる。
 この数日で身についた警戒心はそう悟らせるのだけど、
 彼女の提案に乗ってみるのは面白い気がしていた。]

 え、お互いに……?
 作って、着てみる。う……うん。

[ そもそも原作界隈でのキャラ人気もそんな所にあるのだ。
 傍若無人で無慈悲な、強大な敵役のわりにそこかしこの場面で
 ちょっと顔を出してはアクセントを与えていく。

 メイベルが損な目を引くこともあっても、それはそれ、と
 また別の機会で取り返す様に感情移入する読者も少なくないのだ。
 ゆえに私も彼女の案に同意を返してしまう。]

 それは……どんなものでも良いの?
 まあ、サイズとかは合ってないと、着ようがないけれど。

[ スレンダーな彼女を身体を眺める。
 今の私もそうだけど、というかまるで凹凸のないような身体だけど、
 目測でもサイズ感は把握しておかないと、と。]*
(81) 2020/10/22(Thu) 1:30:17

【人】 在原 治人

 
[俺が触れると
 見せてくれる堪らない表情。>>34

 鎖で繋いで物理的に
 離れられなくしてしまえば
 そんなあなたを、いつでも好きな時に
 見られるようになる。

 これは、かなりの名案だと思ったが]


   ぅ、…………


[即座に断られてしまった。>>35
 
(82) 2020/10/22(Thu) 12:28:52

【人】 在原 治人

 
[意気消沈する俺の目の前で
 小首を傾げて考え込んでいた顔が
 今度は鮮やかに咲いた。>>36



   (ああ…、…………
すき、だ
…)



 現金なことに、落胆の溜息が
 あっという間に感嘆の溜息へと変わる。

 吸い寄せられて離れられない。
 自分を根こそぎ持っていかれるような感覚。
 これが”惹かれる”ということなんだろう、たぶん。]
 
(83) 2020/10/22(Thu) 12:31:57

【人】 在原 治人

 
[笑顔に見惚れていると、
 予想外すぎる言葉が耳に飛び込んできて>>36
 眩しげに細めていた眼鏡の奥の瞳が、まん丸くなる。]



   っ、 …………
、っこん???



[同性だからどうこう以前に 
 これほど無縁だと思える言葉が
 他に思いつかないくらい
 生涯、関わりのない単語だと思っていた。

 それが突然、
 想いを寄せる相手から
 申し込んでもらえるなんて
 そんなことある筈が──────‥‥
在った
。]
 
(84) 2020/10/22(Thu) 12:34:32

【人】 在原 治人

 
[200mm超のヘラクレスの羽化に成功し
 更に、ザルモクシスオオアゲハの雌が
 目の前をひらひらと舞っているくらい
 有り得ない、驚きと喜びに包まれて。]



   結婚する、したい、勿論…っ!



[息せき切って答えたら
 やけに掠れた声になってしまった。

 色々と考えなければならないことが
 ある気もするけれど、
 気がかりだった滞在期限の90日を過ぎても>>33
 ずっと、ずっと
 あなたの傍に居られることに比べれば
 何もかもが些末なことだ。]
 
(85) 2020/10/22(Thu) 12:42:05

【人】 在原 治人

 
[口吻どころか
 回し飲みの間接キスすらしたことがないまま
 34年間 生きてきた元虫狂い・現アクスル狂いな男は
 幸せそうに、はにかんで
 もう一度、ぎゅっと抱きしめると]



   俺と結婚して欲しい。  して下さい。



[自分からも、改めて求婚したのだった。]**
 
(86) 2020/10/22(Thu) 12:51:23

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[そもそも客人が居るという認識ならば
パンツを曝したまま過ごしたりしない。流石に。
掃除終わったらいい加減服着るかくらいは考えていたが
その前にシャワーを浴びるか如何かが面倒くさくて
なんとなく後回しになっている。
ソファーがあるのにラグの上に座り込むのも
完全にだらけきっている証拠である。
床に座る方が楽なんだよな、転がっても落ちないし。

ソファーに揃えておいてある机で食事をしようとすると
高さが足りないので床に座る方がしっくりくる。
台所傍に食事用の机があるにはあるが
あれはに一人用のスツールが一脚しかないので
二人でも食事の間は仕方ないとしても。

戻ってきてそのまま映画の続きを眺め始める時も
やっぱり結局床に座っていた。
無防備と言えば聞こえはいいがだらしないだけだ。]
(87) 2020/10/22(Thu) 12:52:10

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[不躾に品定めするような眼差しがからめとられる。
うーんこれはまずい。セクハラになるだろうか。
映画見るなら最初から見る?とか適当いって誤魔化そうと

……するより先に、名前を呼ばれる。
ひどいことは、しないなら、
一体なにをする断りなんでしょうね。
なんて思いはしたが、余計な言葉は飲み込んだ。
多分同じモンがほしいので無駄なやり取りは省いておく。]
(88) 2020/10/22(Thu) 12:52:53

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[近くなる距離を目を閉じもせず眺めていた。
眼鏡がぶつかるなぁとおもって少しだけ角度をあわせる。
その時点で受け入れることを拒んでいないことは
こいつにだってわかりやすく伝わるだろう。

柔らかく、乾いた感触がぶつかる。

うん、特に抵抗はない。
唇の感触なんて男も女もそう変わりはない。
多少の肉の厚さに違いはあっても…

そう確認している最中にあっさり離れて行くから
は?って思って追いかけるように伸ばした。
この手で何をしたかったのか良く解らないまま
指先で頬を撫でて離れたばかりの唇を親指でなぞった]


 もうちょっと、だけでいいの……?


[たりない、って四文字が素直に出てこなくて
また相手に判断を押し付ける様な卑怯な言い回しになる。]
(89) 2020/10/22(Thu) 12:53:40

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[別段恋慕の類の情が沸いたわけでもない。

その辺の感情はいつだって良く解らない。
女相手にだって理解できたことがなく
男相手なら理解できるなんてこともない。

ただ、好かれるのが好きで、懐かれるのが心地好くて
こいつ相手でも…男相手でもいけるなら
別にセフレもこいつでもいいよなぁなんて思っただけだ。

セックスのためだけに女の機嫌を取り続けるのは疲れたし
けれど、それなら一人で処理した方がマシとも言えなくて
受け止めてくれる体温を求めては
それを愛する気もない癖に愛される事だけ求めてる。
我儘なのはわかってる。
だから誤魔化して、騙して。愛しているふりをして。
結婚の二文字を意識される前に次を探す。その繰り返し。

正直、しぬほどめんどうくさい。

例えばこいつなら、機嫌を取らずとも、騙さずとも
俺の事が好きなら、それでも喜ぶんだろうか。
犬ならどうなんだろうね、飼い主に性欲向けられたら。
虐待だと外野は呼ぶけど、
犬自身が如何思ってるのかはわからない。

こいつはどうなんだろうね、俺に性欲だけ向けられたら。
犬の顔してるがこいつは人間だ。そんな事くらい判ってる。
愛した分だけ愛されてないことが耐えられないなんて
いつかの誰かみたいな事を言い出すんだろうか。*]
(90) 2020/10/22(Thu) 12:54:56
[ちっとも喉の奥を擽らない突っ込まれた指の動きは
如何にも、口付けを連想させて。
ぼやけた頭で反射みたいに舌に見立てた指に
熱い舌を柔らかく絡めて返す。

ずるりと擽るようにして引き抜かれてゆく指を
追いかけて唇から少し突き出した舌先に
今度こそ正しく舌の感触を感じたから
もっと寄越せと掴みやすかったネクタイを引いて
不快口付けを強請った。

個室の壁に反響して響く吐息の音は気分の悪さもあって
最中のそれみたいにやたら湿った音をしていたから
耳で聞くその音に頭がさらにばかになる。

きもちいいな、って思った瞬間に
一気に気持ち悪くなって嘔吐したが
きもちいいに完全に反応し出してた体は
嘔吐く息苦しささえ快感みたいに勘違いして
なんだかもうよくわからない。]

[すっかり馬鹿になってる頭が体を誤作動させたのか
それともそれが正しい反応なのか、それはさておき。

床に座り込んでいた足を開いて晒す
面白報告に相手も笑ってくれるから機嫌をよくして
口の中に残る残骸を唾と一緒に吐き捨てて
ペーパーで口元を拭いながら一緒に笑ったのも束の間。

確めるみたいな手が触れてくるから
嘘じゃないって押し付けてやったら、純粋に気持ちよくて。

笑いだしながらできるだけいやらしく腰を揺すってやった。
単純なもので、他人に其処を触れられただけで
頭の中はすっかりセックスの事を考えていた。
なにやってんだろうって考える理性なんて
もうすっかり酩酊しきってる頭には残っていない。

溜まってた、なんて言い訳もできなくはない。
前に女を抱いてから随分間が空いていたから
ふれてきたその他人の温度が、欲しくて堪らなかった。]

[ネクタイを引っ張る手を解いて手を繋がせたのは
かえる、と報告に行った先の友人だった。
そこはやめなさいと言われて素直に
ネクタイを放して促されるまま手を繋いだ。
想定と違う指の絡め方をしただろうけれど
細かいところを指摘されることはなくそのままになった。

コンビニに立ち寄った時も、出る時も。
繋いだままだった。体温が恋しくて。

男二人でおてて繋いでコンドームを買いに立ち寄ったなんて
思い出したらもうあのコンビニには二度と立ち寄れないだろう。]

[相手が男だとか、職場の後輩だとかは
大分前からあんまり認識してなくて
壁に押し付けられて打った背中の痛みも何処かとおい。

ただ、性急に求められるのが嬉しくて
くふふ、と口付けの合間に機嫌のよい笑い声が零れる。
濯いですらいないげろ臭い口の中を嘗め回されて
相手の唾液の味にすり替わって薄まって行く。
そっちの方が良いやってただそれだけの思考で
こっちからも緩慢に舌を絡めて返した。

人目があるところではわりとしゃっきりしてたくせに
未だ、ひとりぶん、人目がある筈の二人きりの部屋で
すっかりぐにゃぐにゃに戻ってしまって
支えきれない体重に引っ張られるように
ずるずると背中が壁を滑って行く。]


 ───は ……
 なぁ、もっと。


[ずり落ちた所為で口付けを解いたのは自分の癖に
何処か不機嫌にぐずる子供みたいに唸って。
首裏に腕を絡めて、甘ったれた声で強請る。

強請った癖に待てなくて、噛みついたけれど
いってることとやってることのちぐはぐさに気付くことはない。]

[ただでさえ酔って高い体温がさらに上がって
犬みたいに舌を出してはふはふ言いながら
玄関に座り込んだまま、出した舌を絡め合う。
ジャケットを脱いで剥いで、ネクタイを解いて解いて
二人分がその辺の床に雑にぽいぽい捨てられていった。

玄関の段差を這うようにして辛うじてよじ登ったけれど
靴が片方脱げなくて諦めたようだ。
もう片方は靴下ごとずるりと抜けた。

ベッドまでたどり着くのがもう面倒くさくて
ひんやりしてるフローリングの床に吸い寄せられて寝転がる
つめたい、きもちいい、ぬるくなった、移動。

口付けで気持ちは満足して寝床を探す様にもぞもぞしだす。
移動の最中すっかり落ち着いてしまった下肢は
口付けでまた反応し始めていたが
今はそっちの欲求よりも眠い方が勝っていた

開けた胸元を落ち着き切らない呼吸で上下させ
上気した頬を淡く染めて
とろんと蕩けた眼をして、こいこい掌で誘う。

一緒に寝ようと誘っているようだ。
寝るの意味は、無論、『眠る』の意味合いしかないが。*]

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
  
── 吸血鬼とふわふわにゃんこ ──



[ >>19手にしたそれは
  猫らしき尻尾と耳のある、
  もっこもこな衣装であった。

  彼はこの、もこもこが気に入ったのだろうか。

  首を傾げつつ、変わった衣装だなと。
  それ以上は深く考えず。

  少しばかり落ち着きのない彼と共に
  宿泊する部屋へと案内されるがまま。
  足を運ぶのであった。


  ───勿論、もこもこの衣装を手にして。]
 
(91) 2020/10/22(Thu) 15:19:19

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ 扉を開け、室内へと足を踏み入れれば
  い草の香りと一面の銀白色が出迎えてくれた。

  部屋の中央には
  明るい茶色の座卓が備え付けられており
  向かい合うように座布団が二枚置かれている。

  奥にある窓からは、
  色鮮やかな紅葉が広がる山の景色が展望でき。
  景色だけでも心地よく過ごせそうな部屋だと思う。
  目にしているだけで心が弾んでくる。


  従業員が淹れてくれたお茶を一口。

  用意されてた茶菓子を味わいながら束の間の休憩。]
 
(92) 2020/10/22(Thu) 15:19:31

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   はい。茶菓子、どうぞ…!


[ その時、彼はどうしていただろう。

  お茶を飲みながら
  胡坐でも掻いていたかもしれない。

  何にせよ、
  用意されていた茶菓子を手に取り
  にこっと微笑んでは
  彼の口元へ近付けてみただろう。

  はい、あーん、だなんて戯れながら。]
 
(93) 2020/10/22(Thu) 15:19:43

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ その後は、
  やけに乗り気な彼に促されるまま
  手にした衣装へと着替え始める事に。

  よくよく観察してみると、
  随分と布の面積が少ないような。

  背後にちらりと視線を向ければ
  見えたのは着替え途中の彼の背中。

  すぐにパッと視線を逸らして
  手に持ったそれを見つめる事、数秒。

  ふぅっと小さな溜息ひとつ。

  仕方なく、といったように着物を脱いで、
  ふわふわのそれを身に纏い始めてみた。]
 
(94) 2020/10/22(Thu) 15:20:13

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   こ、これ……随分と身体に……。
    うんしょ、っと…。


[ 見慣れぬ異国の衣装に悪戦苦闘。

  やけに身体にぴっちりしていて
  とにかく、着ていくので精一杯。

  >>55背後から
  疑問形の声が聞こえたような気がするが、
  それに応える余裕はなく。

  >>55>>56何かと葛藤する彼を背後に
  とにかく着替えを済ませる事に暫しの集中。]
 
(95) 2020/10/22(Thu) 15:22:13

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ そうして、着替え終われば。

  そこに現れたのは、ほっそりとした身体を
  申し訳程度に毛皮で隠したといった感じの、
  一人の猫娘なのであった。

  黒い漆黒の髪の隙間からは
  ふわふわの三角形の耳が覗き。

  腰の下の方からは
  ぴょこんと長いしっぽが伸びていて、
  身体の動きに合わせ
  左右にゆらゆらと揺れている。

  露出した肌は滑らかで、雪のような白さ。]
 
(96) 2020/10/22(Thu) 15:22:57

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   え、ぇ、……えぇ!?

   この衣装、他に着るものは
    ……これで、終わり??


[ 暖かそうな
  ふわふわもこもこな毛皮は一部だけ。

  大部分は肌が露出したままになっており
  この季節、まだ冬ではないとはいえ、
  寒さの増した中出歩くには厳しいものがある。

  ───そして、何より。恥ずかしい!]
 
(97) 2020/10/22(Thu) 15:23:31

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ どうしよう。どうしよう。

  顔に両手を当て、あたふたとしていれば
  何か問いたげな彼の声を耳にした。>>56

  声のする方へと顔を向ける。

  そこにいたのは、白い髪をオールバックに整え、
  全身を西洋の貴族のように着飾った一人の男。]
 
(98) 2020/10/22(Thu) 15:23:53

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ 思わず口をぽかんと開き、
  男の姿を凝視する。

  ぱちぱちぱち。瞬きを何度も繰り返す。

  頭の中で色んな言葉が湧き出しては、
  ぐるぐるぐると渦巻いて。]


   え、ぁ、あ、……あー……?


[ 何か口しようと懸命に唇を動かすものの
  発せられるのは意味のない音ばかり。

  そうしている間に、気付いた時には
  肩に彼のマントが掛けられており。

  >>65お揃いだ、という彼の声が耳に響く。]
 
(99) 2020/10/22(Thu) 15:24:25

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ 思った事は沢山あった筈だ。


  けれど、
  それは言葉として形作られる前に
  思考の渦の底に沈んでいき。


     残ったのは感謝の思いと、喜び。

           …───それだけ。]
 
(100) 2020/10/22(Thu) 15:26:48

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   
あ、あり、……

   
ありがとうございます……!


   
う、嬉しいです!

 

[ 頬に紅葉を散らしながらも、小さく
  それでいてはっきりと声を口にし。

  ふにゃりとした笑顔を浮かべて。

  差し出された彼の手を>>65
  ぎゅっと握るのであった。]*
 
(101) 2020/10/22(Thu) 15:28:27

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
  
── 
温泉街にて
 ──



[ マントで身体を隠しながら、
  彼と一緒に街中へと繰り出す。>>65

  目にするもの、どれもこれもが珍しく、
  何より、彼と共に楽しい時間を
  共有できるのが嬉しくて堪らない。

  時折、手をにぎにぎしたり、
  腕を絡めたりしてみたけれど、
  彼の反応はどうだっただろうか。

  彼が此方に向いたならば]


   にゃん?


[ と、どうかしたの?なんて
  猫の鳴き真似を返してみせよう。]
 
(102) 2020/10/22(Thu) 16:11:38

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ そうして歩みを進め、
  途中見つけた観光案内の看板。>>68

  どうやら祭りの起源らしき場所は
  見当たらない模様。]


   不思議ですね……。
   何かあると思ったのですが。


[ 彼と同様、首を捻ってしまう。

  母の伝えたかった事。
  この地に何かしら
  手掛かりがあると思っていたが故に。]
 
(103) 2020/10/22(Thu) 16:11:44

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ 早々、見つかるものではないのだろうか。
  考えは尽きないものだけれども。

  今回の旅行。一番の目的は新婚旅行として
  己の身を休める事と、観光を楽しむ事だ。

  小さく肩を竦めて、その場に吐息を落とす。

  そうしていれば、彼が目を瞑って
  口を開けてくれとお願いしてきたので>>71]


   こうですか…?


[ 言われた通りに目を閉じ、口を開く。

  すると、中に(3)1d6が放り込まれるのであった。]
 
(104) 2020/10/22(Thu) 16:14:06

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   ん……むぅ……お、おいしい……!


[ 口内に広がったのは、
  南瓜と卵のふんわりした甘み。

  口角をゆるりと持ち上げて。]


   私にもやらせてくださいね?


[ かぼちゃプリンと匙を。
  私にもやらせてとお願いしてみよう。

  聞き入れられたなら、プリンを一匙掬って
  彼の口に運んでみる。

  駄目なら、頬をぷぅっと膨らませて
  意地悪…なんて不貞腐れてみただろう。]*
 
(105) 2020/10/22(Thu) 16:21:40

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[少しぐらいは戸惑ったりすんだろうと
男に免疫がないはずの相手の反応を予想してたけど、
案外自ら手を伸ばしてくるほどに積極的で
嬉しいのが隠せてない顔で僅かに頭を横に振る。

けど今までなら絶対に入れなかったはずの領域に
緊張しているのは間違いなくて、
唇に触れる手を掬い取った俺の手は
少しだけ、ほんとちょっとだけ震えてたかも知れない。]

もっと、近付きたい、です。

[普段なら無遠慮に近付けるのに
たったこれだけ、足りないを伝える言葉が、重い。]*
(106) 2020/10/22(Thu) 16:38:11
[噛み付かれるまま唇を合わせて
応えるうちに僅かに残ってた理性も溶けていった。
全然ロマンチックじゃない、獣みたいなキスで
口の周りが唾液で酷い有り様になっていっても構わず
半ば襲われるみたいに服を脱がされた。

始めてくる場所、室内は真っ暗、酔い潰れた頭。
トリプルパンチで全く足元はおぼつかない。
頼みは家主である相手だけなのに
その当人は這いつくばって歩く気すらないらしい。]

ははは、葛西さんが溶けてる。ウケる。

[普段涼しい顔してる相手がだらしない恰好で伸びてる。
その光景が酔っ払いのツボに入ったらしく
一人しばらく笑いが止まらなくなってしまった。

呼ぶ掌の動きに誘われてのそのそ近付いては
そこが床だってだけでまた笑いが込み上げてきた。]

ほら〜、風邪引くから〜。

[笑いが治まる頃には情欲もわりと治まっていて
相変わらず床に転がる相手を心配する余裕も出てきた。

さすがに男を抱きかかえるような筋力はないので
脇を抱えて引きずるようにベッドへと持ち上げる。
叩きながら声をかけたら相手も少し協力してくれただろうか。]

[玄関にコンビニ袋を放り出していたのを思い出した。
さすがに少し目が慣れてきたから、
脱ぎ捨てられた衣類に躓く事なく玄関に到着。

飲料を冷蔵庫に入れて、
勢いで買ってしまった避妊具を手にベッドへと戻った。]

誘ったのそっちだぞ。

この無責任男め。

[こっちもその気はもう萎えたし、
酔っ払いを同意なしでどうにかするつもりはない。
何より正気に戻った時の反応が怖いし。
でも散々その気にさせといて、当の本人は
もう寝る体勢に入ってるってのは妙に腹立たしい。

少しくらい仕返しの悪戯をしてしまっても、
後でネタになるくらいの冗談だったら許されるだろう。

箱を開けてびろんと繋がった避妊具を取り出す。
それを今にも寝そうな相手の目の前に垂らしてやる。]

6個入りだから、一人ノルマ3個ですよ。

中身出しといた方が、それっぽいかな。

[一つ切り離して開封。
抵当に伸ばして使用済み感を演出しておこう。

眠たくなるまでそんな工作で時間を潰すつもりだが、
俺より泥酔している家主は眠ってしまっただろうか。]*

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 

   あ、あれも美味しそうです。
    食べてみませんか?


[ 指差した先にあったのは、秋の味覚、
  サツマイモをふんだんに使ったスイートポテト。

  店先からも焼き立てのスイートポテトの
  甘くて香ばしい薫りが漂って来て
  ついつい引き寄せられてしまう。

  二人分を購入すれば、
  早速というようにもぐもぐと食べ始めた。]
 
(107) 2020/10/22(Thu) 19:03:57

【人】 時見の妻 天宮 琴羽

 
[ 口に広がるのは牛乳とサツマイモの優しい甘さ。
  それにバターの風味豊かな香り。

  しっとりとして、ほくほくした口あたり。
  何個でも食べたくなってしまう美味しさ。


  そうして食べ終える頃、彼の口の周りに
  食べかすは付いていただろうか。

  もし付いていたなら、
  ちょっとじっとするようお願いし。

  指先でそれを摘まめば、
  それをそのままパクリ。

  人差し指を唇に触れさせながら
  美味しかった! なんて甘い笑顔を向けただろう。]*
 
(108) 2020/10/22(Thu) 19:04:08

【人】 魔法猫 カザリ

── じゃらしタイム ──

[コツン、コツンと地面を叩く音がする>>72
 繰り出そうとした爪や牙を避けるそぶりさえ見えない。
 変だ、と気がついた時には些かタイミングが遅かった]


  根こそぎ……にゃねー
   乱獲は身を滅ぼすにゃよ

  それににゃ、安全なところから網だけ引く
   地引き網みたいにゃのは
    にゃーは狩りとは認めないにゃ!


[誘われている、おそらくこれは罠。
 飛びかかった先にきっと何かがあるのだろう。
 だからといって、後に退くことなど出来はしない。
 
 食うか食われるかの勝負。
 だからこそ楽しい、やりがいがあるのだと瞳に喜色を滲ませ]
(109) 2020/10/22(Thu) 19:53:28

【人】 魔法猫 カザリ


  猫で結構!
   にゃーは、にゃーにゃ♡

  毛繕いで充分!
   ドライヤーもお風呂もいらないにゃ!

 
[にゃーはにゃーであり、にゃーである。
 それだけで充分、存在するだけで価値がある。

 首輪へと伸ばされた左手>>73には長い尾で一撃。
 犬ではないからリードは不要、と尻尾で弾いてしまおう。

 そして、耳の奥に響く4度目の音には]
 
(110) 2020/10/22(Thu) 19:53:44

【人】 魔法猫 カザリ


  げっ!!!?

   なにこれ、趣味悪っっにゃ



[おやつは少なめだからこそのおやつ。
 あのサイズは、おやつどころか主食ですらない。

 そもそもおやつに食べられるのでは真逆。
 筋が違うと、唇を尖らせ]


  美味しくなさそうなものはポイ!にゃ

  シールド・オブ・キャットサンド!!!



[詠唱と共に両の手を真っ直ぐ前へ。
 広げた掌から無数の星が生まれ、防御壁になる。

 液体を吸収し、青からピンクへと変わっていく極小の星。
 竜の全てを吸収することは難しいだろうが、丸呑みだけは避ける寸法だ*]
(111) 2020/10/22(Thu) 19:56:36

【人】 魔砲少女 シオン

―― 躾タイム ――


  やっぱり猫は我儘ね。


>>109ああ言えばこう言う。
 更には猪騎士なような思考である。

 >>110猫はやはり猫なのだ。
 毛づくろいだけではなくお風呂にいれてドライヤーで乾かさないといけない。
 べとべとのまま真新しいシーツが敷かれたベッドに寝転がる悪行を許してはいけないのだ。

 罠と知って虎穴に飛びいる猫は>>111殻に籠った。
 赤い竜の咢を防いではいるが防御壁と竜の身で視界は遮られるだろう。

 ...は自ら竜の身の中に潜り込む。
 魔力の奔流のようなどろりとした液体に浸かり、
 弾かれたリードを腕の動きだけで回収した。

 ...は激流に乗り無数の極小星に包まれた猫娘の背後から現れる。
 貴女はそれに気づけたろうか。
 いいや、気づけたとしてもその防御壁を解除すれば――]
(112) 2020/10/22(Thu) 20:49:15

【人】 魔砲少女 シオン

  喰わず嫌いはよくないわよ。


[...は背後から猫娘の身体へと抱き着いた。
 無数の星は伸ばした両手に浮かぶ蛇の眼によって
 動きを止めて壁を裂いてしまった。

 逃げれば丸のみ。
 逃げなくても趣味悪いものにに塗れた身体に抱きしめられる。

 もしくは――]


  もうじき魔力が消えるもの――。


[今宵もまた時間切れとなってしまうのか**]
(113) 2020/10/22(Thu) 20:49:24

【人】 怪物皇女 メイベル

──1週間後・その2・寝所──>>62

 敵が来ないとは限らない……
 けれどそんな状況で
 恥じらいとか気にしてる場合?

[>>62彼女自身も苦しい理論だとは分かっているだろう。
それを何度も突っつくのも楽しいけれど
ひとまず横に置いておく。

何でかと言うと。]


  ふふ……。


[>>67彼女の言葉が
私の心を擽ってくるからだ。
>>70更に私の能力で引き出した彼女の本心を聴くと
私は口の端を吊り上げて愉快そうに笑った。]


  ……いいわ。
  触って、確かめてみれば良いじゃない。
  私はそれを許すわ。

  私だけでなく、世界を知ると良いわ。
  その強欲、私は好きだもの。
(114) 2020/10/22(Thu) 21:12:41

【人】 怪物皇女 メイベル



[彼女の強い瞳を受けながら
そう返すと、足をベッドに戻すと
ゆっくりと膝をついて、更にはアリアの方に
しなだれかかっていく。]

  
  興味があるの。
  私は魅力的なのかどうか。
  周りにそれを判定してくれる子は居ないしね。


  ……ねぇ、アリア。
  私はあんたにどう見えてるの?


[顔同士を触れそうになるぐらいに近づけて
私は彼女にそう問うた。]*
(115) 2020/10/22(Thu) 21:12:54

【人】 怪物皇女 メイベル

──浴室にて──>>80

  何で温度が変わると
  裸になったり、ならなかったりするの?

[不思議そうに首を傾げたのだけど
彼女が裸になりやすいと言うなら温かい湯の方が……
いやダメね。
もう少し困った顔をする彼女が見たい。]
(116) 2020/10/22(Thu) 22:17:06

【人】 怪物皇女 メイベル



  勿論どんなものでもいいわ。

  ううん、大事なのは
  どんなものであっても必ず着ることよ。

  ……サイズは少しぐらい違くても
  許容としましょう。


[私は面白そうに言いながらそう提案し
勿論それを断らせるつもりもない。

言い切った後は彼女の返答を聞かず
直ぐに指を動かし、魔力の塊を固定すると
頭の中のイメージをそこに注いでいく。

魔力で象られた鎧……
ではなく、今回は水着だけれど。


ぽん、と出来上がったのは
セパレートで上下白の水着。
胸元と腰にフリルが付いていて
着てみるとしっかり布面積があることが分かるか。
サイズ感もぴったりだっただろう。]*
(117) 2020/10/22(Thu) 22:17:18

【人】 アクスル

 
[結婚ではなくて
 
、っこんが正しい発音なのかな?>>84

 彼の国には
 社の製品を愛用してくれるお客さんが多く
 また、エコな車を開発する技術が優れているから
 親しみを感じていて。
 それなりに慣れたつもりだったけれど
 第三外国語にあたる島国の言葉は難しい。

 ……と考えていれば、結婚で合ってたみたいだ。>>85


   ええ、W勿論W良いの? 嬉しいけど


[話が順調に通り過ぎて怖いくらいだ。
 彼の中で僕は一体どんな存在なのだろう。]
 
(118) 2020/10/22(Thu) 22:45:03

【人】 アクスル

 
[向けられる幸せそうで無防備な表情が
 物語っている気がするけれど
 よくわからない。>>86

 秘蔵の標本を紹介してくれた時より
 今の貴方の方がもっと嬉しそうに見える。
 それが気の所為でないと良いと思う。]
 
(119) 2020/10/22(Thu) 22:45:08

【人】 アクスル

 
[抱き締められれば>>86
 重なる胸にトクトクと速い鼓動を伝える。]


   …………うん、しよう


[答えながら、そうか、僕は彼と結婚するんだと
 今更ながら自分から言い出したことを認識する。
 独り身で終える気でいたから少し不思議だ。
 ぎゅうっと抱き締め返して息を深く吸い込む……]
 
(120) 2020/10/22(Thu) 22:46:05

【人】 アクスル

 
[暫く堪能したのちに。]


   Heute ist die beste Zeit.

   今からしよう すぐしよう
   治人の気が変わらないうちにね


[撮影とファンサービスでだけしてきた
 ウインクを間近で浴びせて
 彼の手を取り歩き出した。*]
 
(121) 2020/10/22(Thu) 22:46:13

【人】 アクスル

 
[ステンドグラスから差し込む光が
 バージンロードの上に柔らかな絵を描き
 中央奥では十字が静かに見下ろしている。

 案内した先は城の中に在るチャペルだ。]
 
(122) 2020/10/22(Thu) 22:46:29

【人】 アクスル

 
[彼が自国に来るまでの七日の間にしたこと。
 それはこのチャペルの改装だった。
 時間がごく限られていたから
 基本の作りは城が作られた時代のままだけれど
 壁の装飾や装花、ベンチの下の絨毯なんかを青くして
 あのホテルのチャペルのイメージに少し近づけていた。]


   僕をあのチャペルごと持ち帰りたいって
            言ってくれたでしょ
   流石にオープンしたての施設を買い取る訳に
   いかなかったから……ちょっとだけ似せてみたよ


[気に入ってくれたかな、と
 入り口に立ち手を繋いだまま確認の眼差しを向けた。**]
 
(123) 2020/10/22(Thu) 22:46:36

【人】 微睡む揺籃 アリア

――寝所にて――
>>114>>115

 う……うん。
 えと……ありが、とう?

[ 魔物を統べる皇女らしく尊大に、私へ許可を出すメイベル。>>114
 裸の身体を触る、というのに色気も何もないその様子に、
 かえって私の方がどぎまぎしてしまった。]

 興味。……そっか、この城にいるのは皆、
 あなたが産み出した魔物ばかりだものね。

[ 創造者を評価や判定すること自体、彼らが思考する中には無いのかも、と想像する。もしそうだとしたら、壮大な規模ではあっても一人で遊んでいるのとそう変わらないのかな、なんてことも。先走りすぎた考えかもしれないから、ほどほどにして。]

 そうねえ。
 ……こういうときは、こう答えるの。

[ 顔が触れ合いそうな位の近さで質問が飛ぶ。>>115
 くすりと笑ってメイベルの頬へ手を伸ばした。]
(124) 2020/10/22(Thu) 23:00:05

【人】 魔法猫 カザリ

── じゃらしタイム ──

[我が儘なのはお互い様>>112
 にゃーから見れば、人間こそが我が儘だ。

 にゃーはただ、にゃーであることに素直なだけ。それがたとえ、人間の目に捻くれているように見えたとしても。

 水分を吸収し、ピンク色になった星が足元に降り積もっていく。視界はもちろん、聴覚も嗅覚もその機能の大半が奪われている状態。
 そもそも猫は肉食獣。攻撃にパラメーターの大半が振られているため、あまり防御は得意ではない。
 毛並みを守るためとはいえ、防戦一方のこの状況は不利でしかないのだ。

 それでも防御に回ったのは、他でもなく時間切れを狙ってのものであり]
(125) 2020/10/22(Thu) 23:01:03

【人】 魔法猫 カザリ


  そっちこそにゃ

  にゃーの下僕になってみれば
   良さがわかるというものにゃ


[背後の声に>>113振り返ることもなく言い返す。

 声の近さから、相手との距離がわかる。
 非常に近い距離、手を伸ばせば易々と捉えられてしまう。この距離では、新たな攻撃を加えることは難しい。
 丸呑みか、べたべたか。どちらがマシかと考えれば選ぶのは必然的に──]


  ────にゃ ふ



[丸呑みよりも、べたべたよりも、機敏に動ける猫の姿を。
 猫の姿に戻ろうとふるり、身震い一つ*]
(126) 2020/10/22(Thu) 23:01:37

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 それは、触ってみてからのお楽しみ。

[ 滑らかな頬に指を滑らせて、肩に手を乗せるようにして。]

 メイベルのこと、全部触ってみたいなって思うくらいには、
 魅力――というか。
 関心を持ってはいるけどね。

[ 瞳へ向けた視線をすぅ、と下へ下ろす。
 スレンダーな胸の膨らみ。
 お腹とお臍も見て取れたろうか。]
(127) 2020/10/22(Thu) 23:03:29

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ……ふふ、そうだ。唇は?
 キスしたりされたりしたこと、ある?

[ 両手を肩へ掛ける。
 儀式的なそれなら、したこともあるだろうか。
 だけど私が言ってるのはそういうのじゃなく。]

 プライベートな空間で、裸の姿を相手に示して。
 そう――

[ 右手の甲に宿る力。メイベルの瞳を優しく見つめて。]


 
「恋人同士がするみたいなキス。
  してみましょう?」



[ ゆっくりと彼女の唇へ唇を近寄せていった。]*
(128) 2020/10/22(Thu) 23:07:01

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス

──終わりに至る始まりの先──


[ 神託を受けた始まりの勇者は、世界に光を取り戻した。
 しかし魔の根絶に至らず、生き残った邪悪なる者達は
 氷雪に閉ざされし不毛の地へと逃げ延びたという。

 志を果たせず倒れた勇者、しかしその死は無駄ではなかった。
 女神の降臨と共に彼の身に浮かんだものと同じ痣のような紋様が、
 喪われた友の命に嘆く青年に宿ったのだ。

 ────人類は既に諦観を忘れた。
 女神に見捨てられてなどいないことを、新たな勇者が知らしめた。

 これが、女神暦1年の出来事であると、
 聖木を守り勇者を育むことこそが我々の役割であると、教会は語る。 ]
(129) 2020/10/22(Thu) 23:20:45

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス

[ しかし、希望の訪れから永い時が経っても
 人魔の争いに決着はつかず、数え切れない勇者達が死んでいった。

 闇より出る不浄の化身達は、牢獄の如く極寒に追いやられて尚
 絶望的な程に強力な異能を持ち合わせていたのだ。

 苦しい戦いを強いられた人類を、女神は見ていたのだろう。
 遥かなる大樹が世界の中心より根を伸ばし、力を与えるようになった。

 勇者は聖都から旅立った後代々、
 各地で地表から露出する十三の聖木の根を巡ることも務めだ。

 しかし根を孕む土地は、勇者を阻む為か強力な魔物が多く
 時には魔族が現われることすらある大変危険な環境だ。

 故に周辺の教会は、魔法の素質を持つ人材や、優秀な騎士を育て
 最も優れた者を“勇者の仲間”として引き合わせるのが義務とされる。 ]
(130) 2020/10/22(Thu) 23:21:04

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 神託を受け、聖木の根から力を授かる勇者達は
 代を重ねる毎に強くなり、魔族の土地に────魔王の首に近づく。

 それは死した勇者の器が地に還り、再び聖木に戻るから。

 お前は彼らの未練と力を受け取るのだ。
 そして例え念願叶わずとも、お前の想いも次代に受け継がれる。

 誇りに思うべきだと、変わらない優しげな微笑で使徒は言った。 ]
(131) 2020/10/22(Thu) 23:21:24

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス

[ 田舎者でも知っているようなこの世界の理、
 勇者となった身にはこれからの試練と未来を示す内容。

 旅立ちを前に、改めて聞かされながら。
 歪に作られた人形みたいに、ただ何度も何度も頭を垂れた。
 頷くというにはきっと、酷く不格好な仕草だった。

 聞いているのかいないのか、自分でも分からないその時間に
 教会前で家族と語らい、抱いた決意を思い返していた。
 他のことを考えないように、したかったのだと今は思う。

 ────神託の後、顔を合わせた者達は
 皆嬉しそうにしていて、時には感動を身体で示す如く抱きしめられて。

 あの部屋で起きたことについて口にする機会は、一度も無かった。** ]
(132) 2020/10/22(Thu) 23:21:45
 

[ 神託の実は、伝説通りに赤色をしていた。

 ────粘液に塗れた拳大の、脈打つ塊。

 恐ろしい程に美しく鮮やかに、赤く、
赤く

 管を通して流し込まれる魔族の血液に
            丁度よく似た色彩の。** ]

──寝所──


 触ってみてからのお楽しみ?
 言うじゃない。


[試すような物言いに
今回は怒りを覚えることなく
むしろ心地よい程度の挑発であった。

その視線が下がっていくのも
これほど近ければ手に取るようにわかる。

彼女の瞳には無毛の身体が目に入るだろう。]



  
「恋人」



[彼女の言葉を聞いた瞬間
それはするりとメイベルの心に滑り込むけれど
メイベルには未だ恋人の概念が無い。]


  ────っ。


[だからそれを想像のままに行う。
唇を触れ合わせると互いの柔らかな感触を覚える。
感じたままに唇をもう少し押し付ける。

そうすると、もう少し長く、長くと想いが込み上げて来て
彼女の方のベッドに片手を着いて
更に彼女の方に身体を寄せる。]*

 
 そう、
「恋人」。

 メイベルは誰かを好きになったことはある?

 私はあるよ。
 この世界の相手でも、「原作」越しになら。

[ 目で微笑んで彼女に口づける。最初は軽いキスから。
 次には彼女がもう少し長く押しつけてきた。
 その間にも幾らかの強弱を加えて押したり、引いたりして。]

 
 ……ん。言葉がなくても。
 相手のことを思ってみたり、感じてみたり――ね。

[ 私の近くに手を突くメイベルに頷いて、乗り出した形の彼女へ
 伸び上がるようにして、キスをする。
 彼女へ身体が寄り添えるよう、少し身動ぎして場所を作って。]

 ……ふふっ♪

[ 楽しげな笑い声だけ、投げかけた。
 手をメイベルの裸身へ伸ばす。
 探る先は彼女の腕。どうしようか迷うようなら、
 まずは私のパジャマを脱がせて貰おうかな、って。]*

[ねむたい。一気に眠気が襲って来た。
もういえついたしねていいはずだねる。

床にぶつかってずれる眼鏡が邪魔だが
それを外すほんの僅かな動作すら億劫で
心地好い温度の床に擦り寄って懐く。

げらげら笑う声がうるさいけど
段々聞き慣れてきたら気にならなくなった。

うつらうつらと遠ざかる意識を
引き留めるように引き摺られてむずがるみたいに唸る。
けれど逆らうより従った方が早く解放される気がしたのか
逃げようとしたのか自分でもわからないまま
もそもそ起き上がって歩き出し、自分で寝室迄移動した。

片足土足のままベッドによじ登ってひと心地。
手を伸ばしてボスボス叩いて枕を求めたが
手が届かないまま力尽きて
ベッドの足元1/3くらいのスペースで落ち着いた。]

[夢現に足音を聞いていたら遠ざかって、戻ってきて
ぎしりと小さくベッドが鳴いた。
ガサゴソしてるから何してるのか気になって
眠い目を擦って這いずり転がり近付く。

探し求めていた枕の代理をみつけて
頭乗せたらそれは堅い膝だった。まぁいいか。

欠伸と生欠伸の中間みたいな吐息を零して
伸ばされる薄ピンクを眺める。

ああ、そういえばそんなの買ったな。
なんでだっけ、なんのために?

のるまみっつ。
鸚鵡返しに繰り返して切り離された残りから
真似るように一つ切り離す。
もたつきながら封を切って…
ああこれしってるやつだ、と思い出した。

ちんぽにそうちゃくするやつですね、わかります。

のるまはみっつ。みっつつければいいんだ。
そしたらねていい。
なんてぽやぽやしながら理解して

……目の前の、自分のじゃないファスナーを
唐突に、脈絡なく、遠慮なしに降ろした。]

[ずぼっと強引に手を突っ込んでごそごそすれば
ふにゃっとした感触を捕まえた。
引きずり出すのに少し苦労して
ぐにぐに擦ると揉むの中間くらいの感覚で玩ぶ。

たたせなきゃ、かぶさらないですね、はい。
なんっか気持ちよく無いなぁ感覚鈍いなぁなんて
自分のじゃないから当然なのに不思議そうに首を傾げる。

たたせるの、どうするんだっけ。
半分寝落ちかけてる頭で必死に考える。

『じゃあ、はい、勃たせて。』

いつかの自分の声が頭にこだまして
その時押し付けた小さな唇の心地よさを思い出す。

しゃぶるときもちいい。
だれが?
辺りを見渡して確認して
握ってるちんぽと俺しかいない、なんて納得して。
じゃあしかたないな、と手の中の柔い肉の先を
ぱくりと。唇で食んだ。]

【人】 微睡む揺籃 アリア

――浴室にて――>>116>>117

[ 湯温が変わるとなぜお風呂になったりプールになったりするのか。メイベルの疑問は>>116、言われてみれば答えに困る気がした。そういう場所だから、じゃ納得してくれないだろう。この辺りは本当に子供みたいな(いい意味で)感性だって思った。]


 うぅん……、私の国での習慣、だもん……
 って言ったら、ここはメイベルの国だものね。
 ローマではローマ人のするようにせよ、だわ。


[ 国かどうかはさておき、今の論法では穴がある。
 困ったなと思いつつ、話題が変わるまで適度にやり過ごそうかなんてずるい考えも。子供というのはすぐに興味の向け先が移るものだから。]
(133) 2020/10/23(Fri) 0:27:36
[やり方が良く解らないことに不思議な気持ちになって
なんでだ?って思うけれど
そもそもさせたことはあってもしたことなんてない
なんて簡単な答えに辿り着けない。

先端だけ浅く咥えて、肉の割れ目を舌で擽る。
なんだか不思議な味がして唾液が溢れたから
塗り込めるようにして丸い切っ先を舌の腹で擦る。
まるで飴でも舐めるように口の中を舌が泳ぎ回り
亀頭とその境目迄を撫で廻す最中
時折エナメル質が過敏な皮膚に掠める。

二本の指で輪を作った指が包皮の名残を摺り下げるように
竿を下まで扱いて……
……あ。これならわかる、みたいな顔をして
そのまま上下に扱き始めた。

呑み込む事を忘れた粘ついた唾液が滴り落ちて
それを泡立てる速度で扱く指が、時折
根元で止まっては陰嚢との境目を撫で摩る。

自慰の時、そこを摩る心地よさを思い出して、
むずむずして、無意識に内股を摺り合わせた。*]


  ……誰よ、それ。

[アリアが誰かを好きになった事がある
と言った瞬間に私の心が赤く染まる。
彼女の細い腕を強く掴む。

私たちは
「恋人」
なのに。

──違う。
恋人、みたいな口付けと言うだけで
そんな知らない関係では無いはず。
思考の変化に違和感に気付くが、訂正出来ず。

困惑してると彼女が伸びをしてキスをしてくる。]


  ……ふん。
  触りたいのでは無かったかしら?

  それとも、触って欲しいの。
  あんたの元の体じゃない、その身体を。


[彼女の元の世界について話を聞けているなら
アリアの身体が元々の体でない事は聞けていただろう。]


  ……その身体をどうして創造したの。
  
  あんたもしかして。
  こう言う体型が好きなわけ?


[彼女に誘導されるまま
服をやや乱暴に脱がせれば
私と同じように平らな上半身が露わになるか。]


  教えなさい。

  言わないと……。


[敢えて強制の能力を使うこともなく
頭をゆっくりと沈めて、細い身体に唇を当てると
歯で噛み跡をつける。]*

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ 本当に子供、という訳めもないだろうけど、水着の話。>>117
 異世界ながらご多分に洩れずファッション関係の技術レベルは現代と変わらないくらいに高い。無茶なデザインでも仕立てられちゃうあたりは現代以上かも。]

 どんなものであっても、必ず着ること、ね。
 約束するわ。

[ あえて能力は使わずに。
 自分の意志で着ることがこの場合大事だと思う。
 すぐに水着のイメージを構築し始めるメイベルを見て、
 どんなのが良いかなと考えた。]

 ……せっかくだから、こっちにはあまり無さそうな……
 ……だけど私が思い描けるような……
 ……あ。あれだ。


[ 思い付いた。もちろんただ見た目通りじゃつまらないし。
 仕掛けも施しておくことにしよう。
 参考にするのは今までに見た薄い本である。]*
(134) 2020/10/23(Fri) 0:34:11
 
 ひゃ、っ、

[ メイベルの雰囲気が急に変わった。
 怒ったような声にあう、って声にならないまま口を動かしてしまう。
 ごまかすようなキスになってしまった。
 後でちゃんと埋め合わせ、してあげないと。

 ――
「恋人同士みたいに」
そう言い出したのは私なのに、
  私まで呑まれてしまっている事には気づかなかった。]

 ……それは……どちらもだよ。
 ……元の身体じゃなくても……気持ちは、続いてるもん。

[ む、と唇を尖らせるようにして言う。]

 
 どうしてって……

[ パジャマに掛かる手を手伝うように腕と身体を動かして、
 脱がされてしまえば少女そのものの小さな身体が現れる。
 問い詰めるような言い方に、メイベルの身体を眺め返した。]

 体型が好きって訳じゃなくて。
 女の子を主人公で書いてみようって思ったの。

[ 教えなさいと言われれば答えは返そうとするものの、
 少し間に合わなかったか肌にちくりと痛みが走る。]

 ……んっ!
 ……本当、だってば……!

[ お返しだ。噛まれたとこと同じ辺りに手をやって、
 指先でつねるみたいにして返す。
 つるり、と肌が逃げたなら、また摘まもうとするのだけど
 メイベルが躱せば撫でるようになってしまうかも。]*

【人】 怪物皇女 メイベル

──浴室──>>133


 それ、どう言う意味?

 あんたの世界はロマー、だったかしら……

[彼女の口から耳慣れない言葉が出て来たので
ついつい気になってしまう。
まだ1週間しか経っていないから
まだまだ彼女の知識というのは新鮮だ。

だというのに私が持つ知識は
大抵アリアは持っているのでやや不公平である。]


  

  …………何?
  その、のぺっとしたの……。


[>>134彼女が作り出したのは
紺色のシンプルなもので。
あまりデザインなども凝られていない。

胸元に、めいべる、と書かれているので
まぁ良しとしましょう。
私の名前を刻んでいるのは良いセンスです。
(135) 2020/10/23(Fri) 1:08:33

【人】 怪物皇女 メイベル


[私は自分で作り上げた>>117水着を渡し
代わりにアリアが作り上げたものを受け取る。
すくーる水着なのだとか。
こちらの世界ではみた事がない。

足を通してから
上に引っ張り上げるようにして肩紐の辺りを
なんとかパチン、と肩にかける。]


  ……
ちょっと小さいわね……




[どうやらやや小さいようで
肉が少し組み込むようになっていた。
くい、と指でお尻の辺りを直せばなんとか整ったか]*
(136) 2020/10/23(Fri) 1:09:37


  ……んっ!

[ぴりり、とした感覚が胸に走る。
私は自分から避けたりしない。
客人で稀な力を持っているとはいえ
肉体的にはただの人間がすることを
私が避けたりするのは威厳が保たないから。]


 この世界で生きていくなら
 もっと大人の女の方が良いと思うけど?

 そうよ、やっぱり嘘だわ。
 あんたはアリアみたいな身体が好きなの。


[仕返しをして来た手を掴み
もう片方の手も掴んで、両手を彼女の頭の上で
ベッドに押し付ける。]



 それなら。

 私の身体だってアリアは好きになってくれるでしょ。



[私はやはり顔を近づけてアリアの間近で言葉を投げた。
その瞳は翡翠の物にどこか
蒼色
が混ざっている。

そのまま唇を重ね合わせると
今度は長い時間、息が苦しくなるほど口を合わせていた。

彼女が動こうとしても
出来るだけ手を拘束したままで。
本気で振り払えば、動けるでしょうけれど。]*

【人】 微睡む揺籃 アリア

――浴室にて――
>>134
[ 想像を凝らすことしばし、私の手元に独特の光沢を帯びた紺色の水着が出現する。白い糸でしっかりした縁取りがされているワンピース型の水着。この世界ではたぶんあまり流通してはいないだろうそれは、一言で言ってしまうと『スクール水着』である。

 ちなみに広げて見れば胸のところに名前用のゼッケンが縫い付けられていて、「めいべる」と書かれている。平仮名だけど読めるだろうか。読める気もするし謎の記号と思われるかもしれない。

 だけど本題は実はそこじゃないのだ。
 薄い本を参考にしたこのスクール水着の材質が何かといえば――
 
触手
なのです。

 普段は休眠状態で普通の水着と変わらない手触りだけど、
 着用者の体温で温められると徐々に目覚めて活動し出すという一品。

 まずはさらりとした粘液を分泌して性感を高めさせ、
 その後に繊毛を蠢かせてわずかずつ快感を与えていきます。
 やがて着用者が汗やその他の体液を滲ませたなら
 それを糧とする触手は正体を現し、犠牲者を責め始めるのです。

 といっても体液を吸い付くされて死ぬようなことはないでしょう。
 あくまで性的な快感を与え絶頂させるのが存在意義の水着なので。
 そう――(2)1d6回くらい?]
(137) 2020/10/23(Fri) 1:18:13

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ん。これですか?
 スクール水着といって、私の世界の学校――人間の国にあるよね?
 学校の生徒が泳ぐ時に着るの。

 この世界には無いだろうし、って。

[ そういうフェチがあるのは知ってるけれど、
 私がそうでないことはあえて言っておく。
 メイベルと水着を交換すれば渡されたのは>>117
 セパレートの白い水着。にっこり笑って身体に合わせてみた。]

 ありがと。
 フリル可愛いね。それにサイズもぴったり。

[ まずは下から、次に上用、と身につけていく。
 私が仕込んだような変な感じは今のところない。
 もっともメイベルに渡したスクール水着だって、
 着てしばらくするまでは何の変哲もない水着のままだけど。]
 
(138) 2020/10/23(Fri) 1:28:19

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ 私が言ったのを繰り返すメイベルに>>135くすっと笑う。
 そういうところは素直なんだと感じてしまった。
 名前が書いてあるのも悪い印象じゃなかったみたいだし。]

 んん、ことわざよ。
 こっちの世界にだってきっとあるでしょ?

 五十歩逃げるのも百歩逃げるのも、逃げたことは同じ。
 略して五十歩百歩、みたいな。

[ これは故事成語だったかな。まあいいや、と脇に置いて。
 スクール水着を着ていくメイベルを見ると>>137
 呟きが聞こえて、苦笑する。]

 あ……ごめんね。
 そいえば私も……スクール水着きつかった記憶、あったなあ。
 胸のところがね。今はこんなんだけど。

[ そう自分の身体を見下ろして。]
(139) 2020/10/23(Fri) 1:38:56

【人】 微睡む揺籃 アリア

[ セパレートの水着で覆われて、
 胸の曲線はいっそうなだらかなものになっていた。
 肩が凝るしじろじろ見られるし、大きな胸を厄介に思うことも
 しばしばだった現実世界のボディが少し懐かしい。]

 でも、似合ってるよ。
 活発な女の子って感じがする。
 身体動かすのとか、好きそうな。

[ 見たままの印象を口にして、戯れに泉の水を手で掬って、
 えい、とメイベルの方へ掛けてみた。] **
(140) 2020/10/23(Fri) 1:39:38

【人】 魔砲少女 シオン

―― 躾タイム ――

[魔砲少女シオンの扱う魔法は極めて大雑把である。
 広範囲を纏めて薙ぎ払う大火力は小回りが利かない。

 >>125足元に積もる星にもべと液が伸し掛かっていく。
 血餓竜は咢を閉じた後もその場に残るのだから当然だった。
 何せ形を崩して周辺一帯をべとべとにしてしまうからだ。

 テレビに映るのは巨大猫に纏わりつく大蛇の如き赤竜だろう]


  それならしてごらんなさい。
  そうする間に綺麗に磨いてあげるから。


>>126時間が切れれば魔法も解けてしまう。
 だからと...は手をめいいっぱい伸ばした]


  はい、これで一度は捕まえた。


[...は身震いする猫娘の脇の下に手を入れると
 強調された胸を鷲掴みにした。
 鷲掴みにしたままに二度三度と揉みしだき血餓竜のべと液をつけてしまおう]
(141) 2020/10/23(Fri) 1:39:47

【人】 魔砲少女 シオン

  い〜い?
  次は必ず捕えてしまうからね。


[テレビに映るは猫をもふる魔砲少女の姿であろう。
 当然猫は嫌がるだろうし周囲は悲惨な有様であろうけれど、
 その様なことは些事とばかりに振る舞う。

 耳元で次回予告を告げると...は猫娘を見失ったろう。
 手に残るは胸の感触だけで機敏な姿となった貴女を見つけることは難しかろう。

 ...は足に魔力を集めると地面を蹴って空に飛んだ。
 飛べば公園が赤いジュルを浴びて酷い有様になっていた。
 逃げ出したリーマンも視界の隅で粘液に纏わりつかれているのが見えたがそれは良い]


  魔法が切れる前に帰らないと……。
  あの子も我儘を言わないで大人しく捕まればいいのに。


[...は眠そうな吐息を漏らすと夜空に姿を消した*]
(142) 2020/10/23(Fri) 1:39:54

【人】 魔砲少女 シオン

―― 自宅 ――

[自宅のベランダに降り立つと丁度魔法が切れた。
 魔砲少女の装いが消え普段着の姿となった。

 ...は手首を鼻先に近づけ匂いを嗅いだ]


  うん、イチゴの匂いがする。
  魚臭くないのは良いわね……べたべたするけど。


[...は窓を開けて部屋の中へと入った。
 部屋は殺風景で最低限の家具しか置かれていない。
 箪笥から着替えを取り出し、ふと視線をあげれば伏せたままの写真立てがあった。

 ...はそれを一瞥するとそのままにして部屋を出た。
 向かう先は風呂場である]


  冷えたし温まってから……。
  そう言えばうちの猫はまた夜遊びかしら。
  父さんも母さんも甘やかしすぎよね。


[...はぼやきながらハチワレのために開けられている窓の傍を通って外を眺めた**]
(143) 2020/10/23(Fri) 1:48:45
[少し冷静になったとは言え酒が抜けた訳でなく
突然膝枕してきた相手にまた笑いが込み上げてくる。

自由人かよ。]

そうそう。ノルマ3つ。

[自分の2つ目を開封しようとした手を止めて
寝惚けながら素直に言う事聞いてる相手を観察する。
やる事分かってんのかなってにやにやしてたら
いきなりこっちのファスナー下げられたもんだから
もうにやにやじゃ済まなくなった。]

間違ってないですけど、ははは。
葛西さん、扱いが雑!

もっと大事に扱ってー

[適当に下着に手を突っ込んで
色気の一つもない手付きで触れるのがくすぐったくて
また笑いのツボが刺激されてしまった。]

[何も分かってない寝惚け顔で俺のを弄ってる姿に
大声上げないように何とか堪えながら笑って
特に止めも手伝いもせずに好きに遊ばせておく。

だって面白いし。
こんな無茶苦茶な葛西さんなんて見た事ない。]

…ふぁ っ

[けど余裕かましてたそこを突然別の感触が襲って
不意打ちすぎるそれに変な声が出て腰が引けた。

え。え?
何で口に入れてんの、この人。]

どんだけ頭溶けてんですか…

[何やってるか、分かってんのかな。
俺の陰茎にしゃぶりついてる相手の髪を撫でながら思う。
お世辞にも上手とは言えないんだけど、
やっぱり男同士だからか時々めちゃくちゃ良い所を責められる。

相手の唾液でびちゃびちゃになって
舌や頬肉から伝わってくる体温に腰が疼いて、
聞こえてるか分からない相手に向かって
時折俺の好きな場所とかやり方を囁いたりして。]

葛西さん、じょうず…
そうやってるの、めっちゃかわいい…

[俺はちょっと物足りないくらいの今ので十分で
この人にフェラされてるって状況の方が良かったんだけど
まあ相手は酔っ払いでこっちの都合なんて関係なくて、
突然俺の陰茎は暖かい所から追い出されてしまった。

けど残念に思う余韻もないまま次のフェーズへ。
恐らく相手が普段してるのと同じ手付きで
俺の感覚とか昂ってくるスピードとかお構いなしに
淫猥な音をさせて無遠慮に擦り上げてくる。]

待って待って。
ちょっ、速いですって…!

[逃げようと思えば逃げられるのに
制止を求める頭とは違って身体は動こうとしない。

気持ちいい。もっと激しくしてほしい、ってのと
彼にされてる時間を楽しみたいって感情が入り混じる。

イきたいのにイきたくない。
もうめちゃくちゃだ。
身体を支えようと後ろに付いていた腕が振るえる。]

[自分の事でいっぱいいっぱいで
物足りなさそうに脚をむずがらせているのも気付かず、
小刻みに弾む息が限界が近い事を知らせる。

もうイきたくないなんて考える余裕もなくなり
早く吐き出したくて相手の手の上から手を重ねて
いつもやってるみたいに一番いいところを責め続ける。]

…っあ、ぅ、っはぁ…

[出るって瞬間、目の前にある彼の顔を見下ろして
薄いゴムで隔たれて外に出るはずのない白濁を
まるで彼の顔にかけているみたいな姿を思い描いた。

大きく呼吸を繰り返して余韻を味わって、
もう一度見下ろした相手がまだ眠っていなかったから]

まず1つ目、ですね。

[転がった姿勢のままの相手の足元に移動して
脱力した彼を仰向けにして強引に下着ごとスラックスを引きずる。

そこは完全ではないけど変化は確かにあって
男のちんこ舐めて勃てるとか素質あんじゃん?とか
エロい事で塗り替えられた頭で考える。]

[一度出して少し元気のなくなった己を
少し締め上げてもう一度勃たせてから再度ゴムを装着。]

こんなのやった事、ないですよね…?

[答えの期待していない問いを投げてから
相手に跨ろうとして変に突っ張るスラックスを脱ぎ捨てた。仕切り直して無防備に転がる彼を見下ろして
この人、こんなんで大丈夫かなってちょっと心配になって
まいいか、今いるの俺だしって変な納得をして跨った。

膝立ちで腰を下ろしたら反り上がった陰茎の先が
ぐいと柔く陰嚢を押し上げて
もう少し力を入れるとずるんと跳ねた。

内股、足の付け根、また陰嚢と
一番敏感な場所だけを避けて擦りつけて遊んで
あんまりふざけてると寝ちゃうかなって時折顔を覗き込んだ。]*

サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a7) 2020/10/23(Fri) 2:37:50

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス



[ あの時間が嘘だったかのように、旅は順調だった。
 当然のように戦いばかりの日々であっても、自分には“神託の力”があり
 仲間を引き入れながら一つ一つ、着実に聖木の根を巡った。

 高度な擬態で人里に紛れ、夜な夜な人間を襲う獣人を
 狙われそうな村人の家を監視することで発見し、倒して。

 砂漠の国では野垂れ死にそうなところを助けられ、
 お礼に無償で魔族に拐われた姫を助け出し。

 魔物退治は一行にとって日課であり、結果的に多くの人々を救った。
 海の国に至る頃には“刃の勇者”の異名だけが既に到着していたらしく。
 立派な船を譲渡してもらうことが出来たのだ。 ]
(144) 2020/10/23(Fri) 9:44:21

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス



[ ある時、比較的弱い魔物しかいない筈の村で
 民が恐怖し家に閉じ籠もる程の脅威であり、
 村長が必死に討伐を頼み込んできた巨大な魔物だけが ]

嘘だろ……俺の、見間違えか?
        あれは、どう見ても

[ 描かれた筋書きのイレギュラーだったに違いはない。 ]
(145) 2020/10/23(Fri) 9:44:40
[ まるで頭髪のようだと思った。
 滑らかな銀の毛なみが、頭頂部の長角の間だけ色が変わっていた。

 見間違えだと信じたかった。
 その部分が乱れると、額に刻まれた紋様が垣間見えた。

 黒い痣のような、複雑に描かれた──── ]

違う、魔物に御印があるわけがない……!

[ そんな否定は言葉ばかりだった。
 生まれたのは、信仰で抑えきれない疑念。

 胸の中央、その奥の奥で
 今も神託の実が、あの赤い姿で脈を打つ。

 魔物の血と人々の称賛を浴びている日々では、
 意識から遠ざかっていたその感覚が蘇る。
 まだ消えてはいない傷跡が、痛覚を刺激し主張する。 ]

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス




   「ねえフォーク、まだ本は読み終わらないの?
    久しぶりの街なのにつまらないわ、わたし。」

[ ────その出来事から習慣が増えた。

 人里に立ち寄る度、貴族や長老の家に足を運んで
 歴史、勇者、それに教会が関わる本を読ませてもらう。

 世界を背負う勇者様のお願いだ、
 先人から学び、自身が魔王を倒したいと語る若者だ。
 誰もが快く受け入れ、自ら棚を漁り望んだ本を見つけてくれたけれど
 仲間達にとっては退屈だったのだろう、いつも不満を漏らしていた。 ]
(146) 2020/10/23(Fri) 9:45:15

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 女神に選ばれし者は本来、勇者もしくはヤドリギの勇者と呼ばれるが
 危険な旅路に生きる彼らの命は非常に儚く、
 民一人の一生の中で何度も代替わりが行われる。
 故に神託により身に宿った異能を元にした名を、
 人々は生まれ散ってゆく勇者達の識別名のように使う。

 フォルクスと語感が似ているから、
 フォークを床に落とした時に初めて力が表に出たから。
 仲間達に付けられた愛称のほうが自分にとっては身近だったけれど。

 食器の名前で呼ばれるのはあまり良いことじゃないと思う。
 実際、嫌がってみせたことはあった筈だ。

 でも、楽しそうに笑っているから
 勇者ではなく自分自身への呼び名だから、やめさせなかった。 ]
(147) 2020/10/23(Fri) 9:45:43

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 仲間達も決して、楽な立場ではない。
 十三の根、十三の教会。
 それぞれで仲間を得れば大所帯になる筈の一行は、
 多くて七人、少なくて三人。殆どは四人か五人程度。

 ……多くが旅路の途中で倒れ、或いは心が折れ故郷へ戻り
 時に立ち寄った土地で出会った民をそこに留まり守ることを、
 決断する者も中にはいたのだ。

 勇者を騙ったり、自らが取って代わろうとする者が現れないのは
 教会の管理が徹底されていることや背信行為である部分よりも、
 どれ程鍛錬しても神託の異能には届かない事実が大きい。 ]
(148) 2020/10/23(Fri) 9:46:00

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 始まりの勇者は、そんな勇者達の殆どより強かった筈だ。
 世界に光を取り戻し、根絶に至らずとも生き残った魔族を追いやり
 絶滅寸前の人類を現在の繁栄に導いたのだから。]

なのに、何故……

    「ねえフォークってば、フォークー!」

[ 何故、彼がどのような人物だったのか記録されていない?
 生い立ちは、性格は、容姿は、勇者になる以前の職業は?
 
 そもそも女神歴に至る前の歴史は何処だ、
 闇に奪われる前の世界はどんなものだったのか?

 仲間達はこの疑問を理解しなかった。
 殆ど魔に支配されていたのなら、過去の記録が失われても仕方ない。
 自分達のするべきことは歴史の研究なんかじゃない────

 正論ではあった。
 それで納得するには、教会の存在がネックだった。 ]
(149) 2020/10/23(Fri) 9:46:22

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス

 

[ 女神歴の歩みと共に在り続け、遥かなる伝説を語り継ぎ
 聖木と勇者を管理し続けたというのに。
 そんな連中が始まりの勇者のことすら記録出来ていなかった?
 彼亡き後教会を立ち上げたのは一体誰だというのか。

 勇者、勇者、勇者。どいつも同じことばかり口にする癖に。

 民は誰も神託がどんなものかすら知らない、
 どのような原理で全員の能力が違うのか、誰も説明出来ない。
 ただ口を開けて潰えては芽生える様を眺めている。 ]
(150) 2020/10/23(Fri) 9:46:37



  「もうやめておけ、余計なことを考えるから
      そうやって身体までおかしくなるんだろうが。」

[ 何も仲間達は不理解だけで否定しているわけではなかった。

 痣の発熱と体調不良が始まったのも、実らぬ調べ物を始めた頃から
 ただでさえ発動に激痛を伴う力、無駄に体力を奪われるのは辛かった。

 心配してくれていた。俺達はきっと、本当に仲間だったと思う。
 それくらいは信じないと、あの日々に救いが見えない。 ]

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス


[ 俺達は世界中を巡った、
 いつしか身体は随分逞しくなり幾つも年を重ねていた。

 望んだ情報は、その何処にもありはしなかった。

 全てを知ることになったのは、魔王領に踏み入りついに城に辿り着き

 ────魔王と刃を交えた後のことだった。 ]
(151) 2020/10/23(Fri) 9:48:36

【人】 ヤドリギの勇者 フォルクス


  
ヤドリギ

[ 寄生木の勇者とは、

 月を引きずり落とさんと高く伸びてゆく塔であり、
 夥しき屍で構成された無銘の墓標であり、
 結果に至る為に存在する無意味な途中経過であり、
 魔樹を育む生贄たる宿主である────**      ]
(152) 2020/10/23(Fri) 9:49:02
[音声アナウンスが聞こえる。
どこをどうとかじょうずだとか。
これ何だっけって思いながら、
先っぽだけしゃぶってたものを口から引き抜く。

うん、いい感じに勃起したじゃん。
いいぞ、つよそうだ。

封だけ切って投げっぱなしだったノルマ分を取っり出して
少々もたつきながら被せて根元まで下ろして行く。
ラテックスだったかポリウレタンだったかの
透明なやつに包み込まれたグロテスクな肉は
窮屈そうで気の毒にみえて。

わかる、めっちゃわかるわ。
イきたいよなぁ、って心の中で語り掛けて
今楽にしてやるからなって良く解らない使命感で
自慰の続きをするつもりで扱き始める。

液だまりに先走りが溜まり始めてぷくりと膨らむのなんて
普段あんまり見てないからなんか面白くて
弄ってみたり、舌を這わせたり好き放題だ。

競り上がってくる睾丸を皺をのばして転がして遊んでたら
びくびく震え始めたから、あ、これイくなって
理解して、駄目押しに薄い膜越しにじゅ、っと
先っぽをきつく吸い上げてやった。]

[いつの間にか重なってた手が強引に
狙いを定めるみたいに角度を変えたから。
顔に掛かる覚悟をしてぎゅっと目を瞑ったけど
薄い膜に阻まれたそれが飛び出してくるはずもなく
無事に済んだ目元を、あれ?と不思議そうに瞬かせた。

きょとんとしながらも手癖で外して片付けて。
中身が零れないよう結んだそれをティッシュに包んで
ゴミ箱に捨てるまでの一連の動作の間
漸く理解したみたいな顔になる]


 なるほど…


[神妙な顔で頷く。
さてはおまえ、俺のチンポじゃないな?
それなら気持ちよさそうにイってたくせに
全然気持ちよくなかったのも納得だ。

ひとりしみじみと頷いてる間に
転がされて尻が涼しくなったがよくわかっていない。

芯を持ち始めてるけどまだぐにゃっとしてるのが
ぽろんと下着の引っ掛かりから零れて。
シーツに触れるのがちょっと気持ちよくて腰が揺れたら
相手からは誘うみたいに
尻を振ってるようにも見えたかもしれない。]

[なんかきかれた。こんなのってどんなのだ。
聞き返す前に微妙に閉じ切ってない腿の間に何かの感触。

擽っては逃げて行くそれを捕まえようと
腿の内側に触れた瞬間足を閉じて挟んでみる。
けどまた逃げられた、なんだこれ。
よくわからないけどちょっと気持ちよくて
ん、って鼻から甘えた音が抜ける。

気持ちいいけど、全然足りない。
入る穴を求めて無意識に、マットレスに押し込もうとして
シーツに擦り付けるかたちに腰が揺れる。

顔を覗き込もうとして被さる影に何度か目で気付いて
のろのろ見上げてみたら、何か知ってる顔が在った。
こんな近すぎるバグった距離感なのはこいつしかいない。
そんな観点であんまり見えてないけど間違いなく認識する。]


 御門……?
 なにしてんだ、これ。


[なんか、気持ちいいけど物足りなくて。
けどお前が居るとこでそんなことはしない筈だ。

何となくそんな気にならなくて自分でも処理してなかったから
シーツに擦り付けただけでももうがちがちなのに。
このまま気持ちよくなりたいのに、お前が居るならだめだね。
うん、しゃかいじんとしてしぬ。]

[あれ?でもここは俺の家で俺のベッドだ。
おまえがいるはずがない。
自分で連れて来たくせにすっかり忘れているようで
そう自分に断言できる妙な自信があった。
というか、このまま気持ちよくなりたいから
居ないで欲しいという願望に大分負けている]


 ……ああ、なんだ。
 ゆめか、これ。


[よかった、御門はここにいない。
よって続けてもしゃかいてきにしなない。
だいじょうぶだ、もんだいない。

そうか人肌恋しさに可笑しな夢を見ているんだ。
思い返せば確かに最近一番感じる他人の体温は
こいつのちょっとやりすぎなスキンシップくらいだ。
距離感バグってんだよなぁ、こいつ。
ならしかたないね、おれはわるくない]

[夢なら好きに触れていいですね、って
誰かに言い訳しながら体を捻って
唇を重ねてみたがちょっとずれた。
あれ?おかしいな。

やりにくいので殆どラリアットみたいな勢いで
ベッドの上に引き摺り倒す。]


 うん、御門だ。ゆめだな。


[近くで確認して、再度納得。
半端にずり下ろされて引っ掛かった
邪魔なスラックスと下着を足でけって脱げば
片足だけしつこく残ってた靴もついでに脱げて自由になる。

脱げ掛けの靴下が引っ掛かった足で
もっとこっちに寄れと口で言う代わりに力技で引き寄せた。
改めて唇を重ねるけれど
まだどこかへ行ってくれない眠気に捕らわれたままなので
唇を擦り合わせながら時々一時停止する。

夢なんだから都合よく女みたいな穴がないものか
適当に腰を揺らしてみたら棒にあたった。
なんだよ、リアルだな。まぁいいか。]

[どっちがどっちかよくわからなくなって
二本まとめてひっつかんでみたら
熱くてつるつるしたのが擦れて気持ちよかったから
擦り合わせるように捏ね合わせながら興が乗って腰を揺する。

重量オーバーのベッドが揺れて
マットレスのバネが支えきれずちょっと軋んだ。
もっと、密着させたくて足を絡めなおしたら
押し込む様に揺らすたびに乾いた肌と肌が当たって
ぱつぱつ鳴るようになって聴覚から犯されて
頭の中まで完全にその気になっていく]


 は  ……っ、…ふ  、ン……
 ふふ、なんか、…せっくす、してるみてぇだ。

 ね?
 へんなの。

 っ、……あーー…きもち…


[こっちは何もつけてないから、だらだら漏らしてるみたいに
溢れるカウパーがかぶせてあるつるつるの表面に擦れて
ぬるぬるするのが堪らなくて。
段々腰を振る速度が早くなってゆく。]

[まずい、まずい、このままじゃシーツ汚す。
まだ我慢してるつもりでもいまいちその辺の感覚が
普段より若干緩い自覚はあって
手探りに定位置のティッシュを探すが、
さっき床に落としたようで指に触れない。

焦れば余計に、変に焦れて。
良く解らない拍子に一気に堪らなくなったから
さっき足で脱ぎ捨てたスラックスを手繰り寄せた。
シーツを汚すよりそっちを汚す方が厄介な事くらいは
理解しているので目当てはそれ自体じゃない。]


 はあ……っ、あ、あ……っ、も、出す、出る……


[譫言みたいに吐息で喘ぎながら
間一髪で手繰り寄せた下着で先端を包み込んで、吐き出した。]

[濃いのが数回に分けて、どぷどぷとあふれ出す感触を
息を詰めてやり過ごし、はぁ、と充足の滲む溜息を零す
汚した下着はゴミ箱辺りに放り投げた。
多分音的にちゃんと入った気がするので確認はしない。

じんわり額に滲む汗に前髪が張り付いているが
もう払い除けるのも面倒くさい。
けど幾分か、瞬間的に目は醒めた。
多分この後倍になって雪崩みたいな眠気に襲われるけど]


 なぁ、これ…つぎ、どうするか、しってる?


[セックスみたいなこれの終わりが良く解らないので
目の前の男に聞いてみる。
返事を待つ傍ら唇に唇でじゃれつく。
なんかほんとにセックスしてるみたいだ。
とくとくと少し早くなった心臓の音が
摺り寄せて重なった相手の胸にも伝わっただろう。*]

えー…

いたずら…?

[なにしてんだって聞かれて、ぼやけ頭で考える。
セックスかなって思ったけどまだ入れてないし
そうだ、なんかヤったっぽい雰囲気にしとこうって
そう思ったのを思い出して適当な単語を選ぶ。

俺が何もしなくても腰が揺れ始める光景が
なんか面白くて少し好きなようにさせてみるけど
やっぱり見てるだけじゃ物足りなくなった。]

シーツに擦りつけてるだけなのにね。
よっぽど溜まってたんですか?

そこんとこ、どうなん――うわっ

[時折見上げてくる視線がまともじゃないのは明らかで
それでも相手の口から言わせたくて
答えが返って来るかも分からない質問を投げかける。

ちょっとウザいインタビュアーみたいな口調で
マイク替わりの拳を相手に近付けようと顔を寄せたら
突然衝撃に襲われてマットレスに沈んだ。]

[間近でなんか納得したみたいに俺の名を呼ぶ彼。
ゆめか。そうですね。こんなバカげた状況、夢だ。

でもいつもの夢とだいぶ違う。
いつもの彼は自分からキスしてくれないし
恥ずかしいから見ないでくれとか言うし、
もちろん自分で腰を押し付けたり絶対しないし、力もこんな強くない。]

…積極的ですね。どうしたんですかー?

[俺のこと、好きになってくれたのかなとか
ちょっと想像して浮かれてしまう。

まとめて掴まれた場所が少し窮屈だったけど
それでも夢中になって腰を振る様子がおかしくて
なんか自分の方が犯されてるみたいな気になってくる。

ギシギシと普段の夢じゃ聞こえない音が鳴る。
いつもよりずっと、色んなとこが気持ちよかった。
腕は2本しかないんだから気持ちい場所なんて限られるのに。
なんかあちこち触れてるみたいに
自分のじゃない熱が伝わってきて気持ちいい。]

[けどなんか物足りない。
気持ちいのにあとちょっとだけ足りない。
ああ、そうだ。尻いじってないや。

後ろの気持ち良さを知ってる身体は
もっとって強請るのに手が届く状態じゃない。
寂しがってるみたいにきゅうきゅうと尻の穴が収縮する。

ちょっと我慢してろよ。今日はお前の出番じゃない。]

せっくす、しましょうよ。
ふふ、ぜったい今よりきもちいーから…

[みたい、じゃ足りなくなって
訳も分からず腰を揺らす相手に囁いてみる。
耳元まで口を寄せなくたって、
聞こえてるのはやらしくて生生しい音だけだ。
きっと届いてはいるだろう。]

[動く身体のスピードが徐々に速くなって
相手の限界を近い事が伝わってくる。

一度出した俺の方も敏感にはなってはいるから
似た速度で追いかけてはいるけど、
相手が主体の刺激じゃ時々イイ所を外されて]

もうちょっと、…っ、
葛西さん、もうちょっと頑張って…ん、っふ…

[どうせなら今度は一緒にイってみたい。
頑張れって励ましたり、自分も腰を動かして
一番いいとこを擦ろうとしてはみたんだけど間に合わなかった。

一緒くたに布を被せられて押さえられて
突然寸止めされた快感が名残惜しくて腰を寄せる。
でも伝わってきたのは相手が吐精する僅かな震えだけで
放置を食らった俺の方は痛いくらいに張り詰めていた。

恨み節の一つでも言ってやろうと思ったけど
しおらしく胸を寄せてくる彼が可愛かったので
甘える唇に答えながら汗でへばりついた髪を払ってやる。]

次、は…

[だいぶぼんやりしてきた頭で考える。

せっくす。そうだ、せっくすするんだ。]

穴に入れるんですよ。

[どうやってやるんだったかって記憶を辿る。
俺自身は入れた事ないから、自分がやられた記憶を。]

こうやって、ひっくり返して…

[むくりと起き上がると寝ている相手を転がして
俯せの状態から腰だけ引き上げる。
気遣いとか全然ない乱暴な動作だから
彼の顔がシーツと擦れようがお構いなしだ。]

ここの穴にね、入れるんですよ。

[そう言って未だ中途半端で放置の先端を
どこだったかな、と感触と微妙な記憶を頼りに
尻たぶや割れ目に擦りつけながら探っていく。

そうして太腿の隙間に挟んでみたところ
上手く入りそうだなと一人で納得して、
自信満々に汗で濡れた内腿に陰茎を擦りつけた。]

[置いてけぼりにされた快感を追いかけるように
性急に腰を打ち付けては一緒に違和感が湧いてくる。
確かにぎゅうと締め付ける感覚はあるのだが
すぐにその窮屈さから放り出されてしまうのだ。

けど俺が入れる側でセックスするのなんて
初めてだったからこんなもんかって
考えるのをやめてひたすら陰茎を押し込んだ。

けどやっぱり決め手に欠けて
しかも段々疲れてきたのか頭が重くなって
無理かも、って思ったらイきたい気持ちが負けてしまった。

どうせまた同じようなこと妄想するし
いつか続き見れるかも知れないしなー…。

ふらっと上体が崩れたらそのままベッドへ落ちて
重い瞼を押し上げられなくなって]

…ねむ

[一言呟いて、意識を手放した。]*

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[言葉にしてみたらしっくりきて、
成程そういう路線かと納得したので。
奇跡的に端に揃ったままのサンダルをつっかけて
彼の向こうの隙間を顔を出せるだけ開けて、覗く。
開きかけのドアとの間に男一人閉じ込める様な
奇妙な体勢で外を確認してみて…

よし、無人だ。
帰すなら今だ。

そう思った瞬間に問答無用で蹴りだした。
思い切り、靴底で。]


 今度は記憶失くすほど飲んじゃダメだよ?
 じゃあね、御門くん。
 また週明けに、会社で。


[蹴りだした靴底をそっちに向けたまま
寝ぐせの髪の癖にいっそ爽やかさすら醸しそうな
普段の穏やかな笑顔で挨拶を。
蹴りだされたことに驚いていそうな顔を
見送ることなく目の前で扉を閉めた。]
(153) 2020/10/23(Fri) 17:53:15

【人】 サラリーマン 葛西 聡


 はぁ…ぁ。シコってねよ。


[思い切り深い溜息の後に、ぼそり、低く呟いた声は
ドア越しの相手にも聞こえたかもしれない。

あいつの知る「葛西さん」のイメージがぶち壊れそうなことを、
わざわざ聞こえるように言ったのは子供じみた腹癒せだ。

なんだよ俺のみたいな顔してたくせに、がっかりだ。
やっぱり面倒でも女なのかなぁと
映画の終わりにヒロインを抱き寄せる主人公を見て
今夜口説けば抱けそうな女の事を考えるけれど
億劫になって、投げ出した。*]
(154) 2020/10/23(Fri) 17:53:42

【人】 魔法猫 カザリ

── じゃらしタイム ──

[にゃぐにゃぐと魔法の呪文を唱える。
 その間にもべたべたは体──主に胸に纏わり付いてくる、というか揉んでくる>>141
 そのせいもあり、10秒で終わるほどの短い呪文だが、他の呪文も発動中とあっては通常より時間がかかった。

 どうにか変身を解除できたのは少し経ってから。
 その頃には猫のお腹の辺りは、しっかりと赤い色がへばりついていたから]


  シャ────ッ!!!


[思いっきり後ろ脚で猫キック。
 怒っていますよと威嚇と仕草で示し、腕からすり抜ける。

 そのまま公園の植え込みの中へと飛び込むと]
(155) 2020/10/23(Fri) 18:48:47

【人】 魔法猫 カザリ

[そして、周囲が静まった頃]


  うにゃにゃにゃ……


[植え込みの中で、んべんべと毛繕い。
 体にまとわりつく赤色は、何故だか甘酸っぱい味がして]


  にゃう……
    (魚が良かった……)


[ようやく綺麗になれば伸び一つ、あくび混じりに下僕の待つ家へ*]
(156) 2020/10/23(Fri) 18:49:07
[キスしながらなんか聞かれてなぁって思い返して
溜まってるのかと聞かれたことを思い出す。

どうしたもこうしたも溜まってんだよこっちは。
こんな夢みるくらいには]


 うん、してない。
 女途切れたのが3…4か月前?でぇ…
 最後にヌいたのいつだ…やばい、おぼえてない…。

 最近朝勃ちすらどーにかすんのめんどーで…
 って思ってたらだんだん、すくなくなってきたし

 枯れてんなぁっておもってたけど。
 わりとあるもんだなぁ、性欲。

 やばい、あったかくて、きもちい。


[若干呂律の怪しい声でぽやぽや応えて。
ぜったいいまより、なんて聞こえた言葉を繰り返す。
いまよりか、すげぇなそりゃ。
でもいまはいまでたりてるな。
でもいまよりきもちいいのはきになる。
何と応えるのが正解かわからなくて、んー、とか
ぼんやりした音で相槌かどうか微妙な返事を返す]

[今はいい、という結論が出る頃には
ちょっともうそれどころじゃなくて。
もうちょっと…待てと言われたことは理解したが
なんならもう擦らなくても無理だった。

だめだ、むり、もうでる。
まてっていわれたのに、無様にイってしまう。
そう考えたら余計に興奮して無理だった。
全部気持ちよく吐き出したのに背徳感に背筋がざわつく
さいこうにきもちいいのに今より上があるなんて
ちょっと俄かにはしんじられない。ので。

訊ねたうえでされるがままに身を任す。
俯せになればふにゃふにゃに戻ったやつが
柔らかく押しつぶされて形を変えた。

さっきここに入る穴がなかったのは確認済みである。
つんつん何かで突かれるさっきの続きかなって考えてたら
太腿の合間にずるりと勢いよく入って来た。]

[ちがう、これはセックスではない。
素股だ。

予想外過ぎる事態に思い切り虚無顔になった。
え、素股じゃん、え?教えてやった方が良いの?
うそ、素股をセックスだと思ってんの?え?
なにそれどういうことだってばよ。

困惑している間に打ち付ける動作に
リズミカルに下腹が圧迫されて
ポンプの仕組みみたいに、
良くないのがまた競り上がって来た。

あ、やばい、はきそう。

ごきゅ、と喉を鳴らして一度目の衝動をやりすごす。
ベッドの上に沈んだ男を押しのけて這い出る。

大人しくなったやつが正しく呼吸してるか
確める優もないまま、二度目の生唾をごくりと飲み下…

しても尚込み上げてくる口元を抑えて
転げるようにトイレに駆け込んだ。]

[落ち着いてよぼよぼ戻ってきたら
ベッドの上が占拠されていた。
え、おれのなのに。え、じゃま。

押しのけようとしたらゴロンと転がって
仰向けになった勢いで局地がぶるんと震えた。

めっちゃ勃起してるやん。

若々しくぴんと天井を仰ぐ切っ先が
なんだか無性に笑えてきて
その辺を探して漸く見つけてきたスマホで記念撮影しておく。

操作が一瞬良く解らなくなったのは
自分のじゃなかったからかもだし酔ってる所為かもしれない。

安らかな寝息が聞こえるのにバッキバキなのが
最初は楽しかったけれど、
なんだか取り残された哀れなチンポに見えてきたので
慰める意味でちょっと扱いてやる。

上手にイけたら綺麗にしてねかしつけてやろう。
なんてやってる間かやった後に仲良く一緒に寝落ちた。

未だ封を切っていない筈の3つはずり落ちかけてる
ベッドカバーと一緒に床に落ちて
ベッドに下に滑り込んでいるのかもしれない*]

【人】 魔砲少女 シオン

―― オカエリ ――

[...は窓を見ながら腕を擦った。
 >>155もぎ取っている最中に受けた攻撃は腕に擦り傷を作っていた。
 魔砲少女の衣装の上からであったためそれで済んだのは幸いだったが痛みはある]


  ……次こそはもぎ取らないと。


[あの胸は敵である。間違いない。
 崩れ落ちた血餓竜によって視界が遮られ猫の姿は見えなかったが、
 次の満月の晩にはまた逢えるだろう。

 ...は窓の外、夜空に満月は見えず既に落ちていったのだろう。
 ――と]


  …………あら。


>>156丁度、であろうか。
 父と母を堕落させたうちの猫が夜遊びから帰ってきた。

 ...は素早く手を伸ばす。
 眠たそうにしていれば捕まえることはでいたろうか*]
(157) 2020/10/23(Fri) 21:26:52

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[丁寧な口調が崩れておまえ呼びになるくらい
めちゃくちゃ相手を怒らせたのは分かる。
しかも言われてる内容が全く理解が出来なくて
呆然としている間に蹴り出されたものだから
余計に何も考えられなくなってドアの前で立ち尽くした。

何が勘違いだって言うんだ。
俺の事、気持ち悪くなったんじゃないのか。
だから何もなかった事にしたら元通りじゃないのか。

その辺って何。
俺が何を変えたいかなんて俺が一番分からない。
変わらないのが一番間違いがないだろ。

頭ん中がごちゃごちゃして腹立ってきた。

次の恋って何だよ。
そんな簡単に誰か好きになれるんなら
あんたの事でこんな滅茶苦茶になってないわ。]

しょうがないでしょ!
人好きになった事なんてないんだから!

[蹴られた腹いせに爪先でドアを蹴り返した。
控えめに、だけど。]
(158) 2020/10/23(Fri) 22:01:06

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[昔俺が勉強分かんないってごねた時は
すごい丁寧に教えてくれたのに。
子供の時と比べても仕方ないのは分かっているが
難問押し付けられて放置された気分だ。

ドアの向こうから聞こえる溜め息に
こっちが溜息吐きたいって泣き言言いそうになって
ふと、何で問答無用で叩き出されなかったんだって思いいたる。

確かに彼は丁寧に勉強を教えてくれた。
でもそれは全部解き方を教えるんじゃなくて
考え方のヒントを出してくれる方法だった。

面倒だったら俺が言ったみたいに
なかった事でさようならで良かったはずなのに
何でこの人訳の分からん説教みたいなのしたんだろ。

どこでおかしくなったんだっけ。
彼の言葉と記憶を辿っていく。]
(159) 2020/10/23(Fri) 22:01:21

【人】 サラリーマン 御門 涼司

[自分なりの答えが出たら答え合わせがしたくて
でもさっきの今で顔を合わせるのも気まずくて
ドアの横にしゃがんでスマホを取り出した。

その中には身に覚えのない画像があって
その存在に気付くのは随分と先の話。*]
(160) 2020/10/23(Fri) 22:01:48

【人】 怪物皇女 メイベル

──浴室──

[>>137まさか水着型の触手とは微塵も思わない。
想像が出来ないと言うのもあったけれど
それだけ触手の擬態が精巧であったと言う。

魔物の長、メイベルとしてはやや悔しい話である。]


  ふーん……
  すくーるみず、ぎ……

  もっと良いデザインがあるのではないの?


[>>138彼女から水着を受け取りながら
それを見るけれど
なんだかデザイン性をわざと削ぎ落としたような
シンプルな物だった。

めいべる(なぜか読める)と書かれた所が
唯一の個性だろうか。

私が水着を着た頃には
彼女も私があげた水着を着てくれていた。
目測はかなりぴったりだったみたい。]
(161) 2020/10/23(Fri) 22:15:57

【人】 怪物皇女 メイベル


  へぇ…………。


[>>139彼女の元の身体は
そこそこに恵まれた身体だったみたい。

私は少し笑った。
その笑みの意味を彼女が知るのは
もう少し後だろうけど。]


  そこまで身体を動かすのは……
  ──わっ、ぷ!?

  ……一体なんのつもりよ。


[顔や身体に掛けられた泉の水。
びっくりして少し雫を飲んでしまった。

お返しを直ぐに私は実行する。
泉に入れていた足を思いっきり蹴り上げて
ばしゃっ、と水飛沫を彼女に向けて掛けた。]


  ふふん。


[と少し満更でもない顔をしている。]*
(162) 2020/10/23(Fri) 22:16:14

【人】 琴羽の天狗 時見

─温泉街─


 ────やはり。


[見られている。

>>102何かと言えば当然琴羽が、だ。

阿呆の様に口を開け、
感嘆の声を漏らすくらいならまだ良い。

すれ違った後も見詰め続け、そのまま街灯にぶつかる者。
名残惜しいのか後ろからついてくる者……
我らの後ろだけが、
はろうぃんならぬ百鬼夜行の様相を呈していた。

気配を殺し、何処からか見詰めて来る視線もあり
実になんというか、落ち着かない。
気持ちは判る。判るがな……]
(163) 2020/10/23(Fri) 23:12:51

【人】 琴羽の天狗 時見

[取りあえず後ろを振り向き
こいつは俺のだ●すぞ
と眼光で威嚇などをして。

等の琴羽へと視線を落とせば]
(164) 2020/10/23(Fri) 23:15:00
――寝所――

[ メイベルの肌は滑らかで、体温はちょっと低めな気がした。
 痛い、と睨むでもなく返る言葉に眉を顰めてしまう。]


 な……。
 そんなつもりで考えたんじゃないもん、この子のこと。

 あなたが言うのがその通りだとしたって、
 そうなるまでの子供の時代って、誰だってあるでしょ。
 この子がそこをどう過ごしていくかって考えて、書こうと――


[ ――だからそんなメイベルに言われ方をする理由なんてない。
 いや今そこを議論するのは変でしょ?って、私の中で自制心が
 しっかり仕事してくれた。えらい。
 というか今のセリフ、もっと突っ込むべきところがある。]

 って、いうかー!


 そんな、ひとを犯罪者みたいに。
 いや、この世界だと違うのかもしれないけど。
 十二歳から結婚できたりするとか。

[ その辺までの設定は知らない、というか場所が変われば
 法とか慣習も違うだろうし。ましてここはメイベルの国なのだ。
 そういった感覚自体がないかもしれない。]

 小さい女の子は、可愛いって思うけど、
 なんかメイベルが言ってる「好き」の言い方って、
 そういうんじゃない感じするよ??

[ 両手を掴まれてベッドに押し付けられつつも、
 そこの否定だけはしておかないとまずい気がしていた。

 アリアの身体が、じゃなくて、
 アリアみたいな身体、っていうのが
 とっても不穏な感じがするのだ。
 それじゃまるで私がロリコンみたいじゃない!]

【人】 琴羽の天狗 時見

[当の本人は温泉街の物珍しさも手伝ってか
それとも元々気付いていないのか
マントの裾からしっぽを垂らし、実に、楽しげで。

よかった、と、眉根を下げる俺の手を



    
にぎにぎ。




と。
もっふもふかつぷにぷにな猫の手が握ってきた。


こ、これがあれか。
肉球
という奴か……!?

思わず少しばかりにぎにぎと握り返せば
なんとも言えない弾力が掌に感じられて。

つい永久にむにむにしそうになるのを
必死で押し止めるのだった]
(165) 2020/10/23(Fri) 23:28:15
[ だけど、その後のひとことで、杞憂だったのかなって
 そんな感じにもなっていった。
 それなら?? どう繋がるのかすぐには理解できてなくて、
 ぱちくりと目ばたきしてしまっって。
 メイベルの声がすぐ近くで聞こえるのに意識を向けきれず。]


 ……身体、だけ……?


[ 彼女の言い方に目ばたく疑問がもうひとつ増えた。
 でもそれ以上問うことは、重なる唇に遮られる。
 この日になってから、だけどもう三度目か四度目のキス。

 
「恋人同士がするみたいな」
それ。
 手は頭上に押さえつけられて、抱きしめようとも出来ないけど。

 瞼を薄く開いては、
 頭を上げて求めたり、逆に引いて誘ったり。
 そうするうちに、私の頭は枕へ沈んで。]

[ 抑える手を振りほどこうとするとぎゅっと力が返ったけれど、
 もっと逃げようとしてみると何故だか、
 抑える力は少し弱まった。]


 …………♪


[ 本気で抗うなら、逃げてもいいよ。
 その意志が伝わってくるみたいで、私の頬には笑みが浮かぶ。
 メイベルと瞳を合わせようと見上げて、ゆるく力を抜いた。

 重なった唇を開くと舌を伸ばして、彼女のそれを探す。
 唇の向こうにあるのなら、割り開いて求めていこう、って
 思って、そのように眼差しで伝えていくのだった。]*

──寝所──


  犯罪者……?

[彼女の言葉には
何を言ってるの?と言う顔を隠さなかった。
そも彼女の世界の常識というものに今は疎く
それ故に引っかかるものが私にはわからない。]
 

  ??
  何言ってるのよ。
  好きになるって言うのはその生き物の身体に
  惹かれるって事でしょ。


[あるいは能力に。
とは言え私と彼女は同系統の能力で
そもそも惹かれるほどの優劣は無いはず。

だとすれば残るのは身体……というか外見しかない。
好き、と言うのは
そこに惹かれるものじゃないの。]



  そうよ。
  あんたが好きな身体、外見でしょ?



[彼女の言葉には
当然でしょう、と言うふうに応えた。
恋人同士……とは、少なくとも
相手が好ましいから、そうなるのだと思ってる。

相手をベッドに押し付けるようにして口付けをしてれば
彼女は途中から合わせてくる。
柔らかなベッドの上でゆっくりと動き続けていた。

彼女と瞳があった気がすると
唇よりも弾力のある存在が私の唇に触れる。
彼女の舌だと気付いて、それを受け入れようとして

けれど少しだけ顔を引いて唇を離すと
目線が合った彼女を見つめ、やはり同じように至近で声を落とす。]



  好きって、そう言う事でしょ。

  …………違うの?



[と、私はポツリと零した。]*

【人】 琴羽の天狗 時見

[……と、必死でやせ我慢をしていれば。



 
ぴと。




と、腕が。
琴羽がくっついてきて。

思わずその顔をまじまじと見詰めれば]


 まったく……

  身も心もにゃんこだな……?


[>>102続いて繰り出された"にゃん"という
破壊力あり過ぎの一言に
辛うじてそれだけを返したのだった。


ハァ……、と立ち止まり溜息を付き]
(166) 2020/10/23(Fri) 23:48:54

【人】 魔法猫 カザリ

── ただいにゃ ──

[毛のべたべたを落とし終え、下僕の待つ家に着いたのは空が白くなりはじめた頃>>157
 夜明けを告げる鶏の声にびくりとしながら窓をガリガリ]


  んなぁーお


[はやく窓を開けろとガラスに爪をたて、中に入れば早く閉めろと尻尾を振る。
 そうして伸びて来た手からはひょいと身をかわし]


  みゃおん
   (はい、お土産)


[行きの宣言通りバッタのお土産をぽとり。
 やり遂げた表情で人間を見つめる*]
 
(167) 2020/10/23(Fri) 23:54:20

【人】 琴羽の天狗 時見

[石畳の往来の真ん中で足を止め。
琴羽の頬に手を添える。

そうして、少しばかり屈み込み
唇同士が触れる程の近さですり、と。


…────互いの鼻先を触れ合わせたのだった]


 ……猫同士は、
 こうやって挨拶をするらしい。


[他愛も無い意趣返しだとばかりに
にぃと笑うと再び散策の歩を進める。


まぁ、本当は挨拶というよりも。
野次馬達へ見せつける為の
俺なりのマーキングでもあったのだが]
(168) 2020/10/23(Fri) 23:57:25

【人】 微睡む揺籃 アリア

――浴室――
>>161>>162

 
 ……え、へへ。
 もっと可愛いの、創れたら良かったんだけどね。

[ 軽く含み笑いを洩らして、スクール水着を身につけたメイベルを見る。述べた感想>>140は思ったままを告げたもの。活発そう、という印象は元からあったけど、リゾートとかで着るみたいな可愛いのでも良かったかなとは、ちょっと思った。]


 んんー?
 遊べることって、あんまりなかったもん。
 メイベルとちょっと、遊ぼうかなって。


[ 水を掛けておいてその言い種。
 彼女が仕返ししてくれるなら想定の内、
 跳ねかかる水に目をつぶって私からも掛け返す。]
(169) 2020/10/24(Sat) 0:19:31

【人】 琴羽の天狗 時見

[>>103そんなこんなで結局破牢院は見付からず。

>>104その代わりと言ってはなんだが
琴羽の好きそうな甘味を見付けたのだった。
こういう時には、己の無駄に高い上背と
無駄にひらめく西洋妖怪のマントが役に立ち。

しょんもりとしている琴羽に背を向け、
こっそりと隠すようにかぼちゃプリンを購入し]


 ほら。

 ……あーん、だ。


[>>93先程宿で彼女にしてもらったお返しと
はにかみながら匙一杯分を口に運んで。

あぁ、なるほど。
これは……

>>105美味しそうな顔をしている琴羽を
間近で見詰められるという寸法か]
(170) 2020/10/24(Sat) 0:22:27

【人】 微睡む揺籃 アリア

 
 ……へへっ。

 メイベル、油断してるよ!?

[ ちょっとドヤ顔してた彼女に向けて、>>162
 片手で水面を切って飛沫を飛ばす。
 続いてもう片方でも同じように。]

 ほらほら、反撃したっていいんだよー♪

[ ざぶざぶ水をかき分けて、
 もっと近くで攻撃しようと寄っていく。
 離れるのでもそのまま応戦されるのでも、
 私はばっちり受けて立つつもりだった。]
(171) 2020/10/24(Sat) 0:23:17

【人】 琴羽の天狗 時見

[もきゅもきゅと、仔猫というか
どこか小動物じみてプリンを食べる琴羽の姿。

その様子を見守っていれば、
彼女の方からもあーんのお強請りが来て]


 さて、俺はかぼちゃプリンではなく
 人の生き血を啜る吸血鬼らしいからな。

 どうしたものか……


[等と腕組みをして勿体振ってみせれば
>>105琴羽の頬がぷぅと膨れ。

ますますハムスター……
もとい、可愛らしくなったのだった。

怒るな怒るなと笑いながら、
琴羽の手によるかぼちゃプリンを
美味しくいただく事にして。


軽く、口を開ける]
(172) 2020/10/24(Sat) 0:34:31
――寝所――

 むむ、む。

[ メイベルが語る「好き」のきっかけに、
 反論は浮かんだけれど上手く伝わるかの自信がなかった。
 彼女が言うのは身体や外見、目で見たり触れたりして
 確かに実感を捉えられるもの。だけど――]

 ……ええと、ね、メイベル。
  だけどメイベルも、
「恋人同士がするように」
って言われて。

 ……私の、見た目だけを欲しいって思った?

[ 改めて彼女を見る。
 挿画やイメージイラストだけでしか知らなかった彼女。
 こうして、私の目の前で、私の手を押さえつけている彼女。
 いまそこに居る、って実感する。] 

【人】 琴羽の天狗 時見



 ──ふむ。元が野菜とは思えない程、
 まろやかで美味だな……

 まぁ、それ以上に……、っと。


[匙で放り込まれた甘味を咀嚼し
ぺろりと口の端を軽く舐め。
秋の恵みを享受するのだった。

……かぼちゃプリン以上に。
にゃーんとそれを差し出す琴羽の方を
美味しそうだと思ってしまったのは
致し方ない事だろう。

ちゃんと最後まで言わなかった分、
自分もまた成長しているのだ。多分]
(173) 2020/10/24(Sat) 0:54:35
 
 メイベルの姿形、も。
 好き、って言えるよ。
 でも、それだけじゃない……と思う。

[ 口づけを交わしながら、私の中に生まれてる感覚は
 いったい何なのか、探ろうと目を閉じて。
 私の中にある彼女のイメージ。
 こっちに来る前と、来てからと。
 その違い。]

 
 「 好きって、そう言う事でしょ。 」

[ 間近で囁かれた声にそっとかぶりを振った。
 否定の度合いが強くなりすぎないように、そっと。]

 メイベルの中にある気持ち、もっと知りたい。
 私に分けてほしい。

 できたら、私のものにしたい。
 それから、私のも同じように。

[ 押さえつけられてる手を片方、抜いていく。
 もう片方の手は動かそうとはしない。
 見上げる眼差しはメイベルを捉えたまま、
 自由にした手で彼女の頭を後ろから押さえた。]

【人】 琴羽の天狗 時見

[>>107続いて琴羽が指差したのは
さつまいもを使った焼き菓子だった。

ただ蒸しただけのものより
黄金色と芳醇な薫りはいや増していて]


 ……これも、美味いな。


[>>108湯煙が立ち籠め、
ひらり、ひらりと。
赤や黄色の木の葉が風に揺られる中。

二人並んでスイートポテトを味わったのだった。

ついがっつくように食べてしまい、
指先までもを舐めていると]
(174) 2020/10/24(Sat) 1:08:54
 
 ……そういうのが、
「好き。」
って、
   ことかなって、私は思うの。

[ 脚を動かしてメイベルの脚に絡める。
 膝の後ろへとふくらはぎを触れさせ、引いて、
 彼女の身体を私の上に誘なうように。
 両足で挟み込むのは彼女の左脚。
 太ももで捉え、擦りあげ、横に身体を倒せるならば
 そのようにして見つめようと視線を向けていった。]**

【人】 琴羽の天狗 時見



 …──む。悪いな。


[その菓子の名の通り、
甘い甘い時間が二人の間に流れたのだった。


そうして、ふと気が付けば────…]
(175) 2020/10/24(Sat) 1:10:57

【人】 琴羽の天狗 時見



 いつの間にか、
 随分と霧が立ち籠めてるな……?



[霧なのか、湯煙なのか。

硫黄の匂いが強くなり、
あたりは真っ白なもやに包まれていた。

すぐとなりにいるはずの
琴羽の姿すら見えなくなり]
(176) 2020/10/24(Sat) 1:17:23

【人】 琴羽の天狗 時見

[…──これは、不味い。

この気配は。
この、あやかしである自らの身に馴染む空気は。

逢魔が時にも似た、彼岸と此岸の境を感じ]


 
……何処だ、琴羽!



[抱き寄せようとした俺の腕は、
虚しく空を切ったのだった。


 ────いつの間にか、琴羽の姿は白き闇に紛れ消え]
(177) 2020/10/24(Sat) 1:27:04

【人】 魔王軍幹部 フォルクス

──現在・地下研究施設──


[ 俺は減ってゆく赤色を眺めて、オルフェウスは背を向け作業をし
 落ち着いた後には沈黙の時間が幾分か流れていた。

 何もあれは他人を罵る為に陸にいるわけではなく、
 こちらも騒ぎにこんな場所に来たりはしない。
 ただ、ここ最近は輸血処置の最中眠ってしまうことが増えていて、
 時折魘されては迷惑を掛けてしまう。 ]

……なあ、俺は後どれくらい生きられるんだ?

[ そうすると、意識させられるのだ。
 見えない死、誰も知らないその寿命を。 ]
(178) 2020/10/24(Sat) 1:27:11

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



  「お前それ何回聞くつもりだ?
   50年前にも75年前にも120年前にも202年前にも聞いてきたぞ
   ジジイかよ、本当うんざりするぜ。」

[ そっちこそ何で全部覚えてるんだよ、十分に間空けてるだろ。
 言葉は呑み込み、悪態の投げつけ合いは避けることにする。

 陛下もそうだが長命種族は時間の感覚が一般とは違いすぎるし、
 記憶してくれているのにはそれなりの理由がある。
 この身体を誰より知っていて、王に仕える者の一人なのだから。 ]

……本当にジジイかも知れないから聞いてるんだ。

[ ただ老いているだけなら、まだ良い方だけれど。

 互いに相手を見ないまま続く会話。
 厚く長い前髪で目元を隠し、更に水の中に魚まで飼っている男は
 とても愛想が悪く、後ろ姿ばかり印象に残る。

 だから本音を零しやすい相手だった。 ]
(179) 2020/10/24(Sat) 1:27:28

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



  「言っておくが……」

[ “お前のような異端の正確な寿命が、分かる筈がない。”
 
 いつかも聞いた気がする前置きに何も返さずにいれば、
 舌打ちとため息の重ね打ちの後、やや間を置いて口は開かれた。

 面倒臭そうな声音で、丁寧に語られる現在の自分。
 とっくに止まっているだろう語り部の作業の手を思いながら、
 目を閉じてじっと聞いていた。 ]
(180) 2020/10/24(Sat) 1:27:45

【人】 魔王 ウロボロス



[患者が今も横たわる寝台と清潔で冷たい床の間、
室内を照らす明かりの届ききらない細やかな闇の中に、
赤光が一対、いつの間にか灯っていた。

実体は無い、只揺らがぬ眼光が其処にあるだけ。

常ならば己が城で気配を消すなどは有り得ず、
この手段で現われるのはもっぱら誰かを驚かす為だが。
今は存在を示す行動を何一つ起こさずにいる。]
(181) 2020/10/24(Sat) 1:28:22

【人】 琴羽の天狗 時見



 …──ッ……!


[ぬくもりはまだ残っている。
微かに琴羽の存在も感じる。

まだ、そう遠くには行っていないはず。


けれど。
祭りに紛れていた。
琴羽を見詰めていた人外達の気配もまた
ごく近くに感じられて]
(182) 2020/10/24(Sat) 1:28:42

【人】 魔王 ウロボロス



[漆黒の竜尾が音もなく寝台の輪郭をなぞり死角から現れて。

無防備に横たわる男の懐から何かを引き抜いたことも、また。
聞き手と語り手となり答えの見えない問題に意識を向ける二人には、
気付けるようなことでは無かった。]
(183) 2020/10/24(Sat) 1:28:56


[ オルフェウスの語った内容はこうだった。

 定期的な輸血という手段での安定した
魔素
の取り入れは、
 かつて異形になりかけていた俺の身を救った。
 それは陛下の成長を見守り、新しい時代を作り上げる補佐と働く為
 十分に作用し続けていた筈だ。

 しかし、
 以前問われた50年前からは勿論、ここ百年程度
 緩やかながら、あの頃に近い状態になりつつある。

 より高位の魔族、もしくは人間に出来る限り近い者。
 或いは俺の力に似通ったものを持つ存在。
 魔素の提供者の変更、鎮静効果のある術や血に施す魔除けなど
 様々な方法を試し続けているが、効果がない。 ]



  「最期まで最善を尽くすが、……」

[ 果たせなければ、辿る先は他の勇者と同じだろう。
 戦いで倒れなかった代わり、力に呑み込まれ異形となった彼らと。
 
……そう、あの額に御印を持った魔物のように。


 そんな方法があるのかも分からないが、
 魔素そのものを取り除いたとしても、意味するのは死である、と。 ]

【人】 琴羽の天狗 時見



 俺のマントを深く被り、願いを強く心に持て!

 自分が何者かを、忘れるでないぞ……!


[そう叫んだ俺の声は、果たして彼女に届いただろうか──…*]
(184) 2020/10/24(Sat) 1:30:50


[ ────「魔素」
 切り崩すことなど出来ないこの世界の構築物
 旧き時代の負の遺産そのもの。
 今尚明確な解析、対処は我々には出来ていない常識の先にあるモノ。

 魔族と魔物が生まれた原因であり、彼らの血液の中に存在する。
 それぞれの正式名称は、魔素種族、魔素生物。
 また魔王は魔素種族統一王と呼ぶのが正しい。

 人類から一部ながら魔法の素質を持つ者が誕生するのは、
 異形にはなり得なかったが魔素を取り入れてしまった者達を
 祖先とする人々が時折隔世遺伝を起こすから。

 其れは目に見えぬまま、いつでも傍に在る。
 聖木と呼ばれたかの木により、隅々にまで行き渡っているのだ。 ]

[ 寄生木の実とは、魔素の濃縮物に等しい。
 故に人間に魔王を倒す可能性すらある強大な異能を授ける。

 聖木の根の周辺に強い魔物が多いのは、
 濃い魔素がそこから放出されているせいだ。

 実を授かり、根を巡る勇者は
 濃縮物された魔素に侵される身体を力の増幅と引き換えに、
 不安定なものへと変えてしまう。

 教会は全てを理解し、操っていた。
 遠き過去に自分達が生み出し迫害した、魔の者達を滅ぼす為。
 死体が見つかれば分かりやすい、消息不明でも大して変わらない。
 根は世界のあらゆる場所に張り巡らされている、
 どれかは与えた力を亡骸から取り戻すだろう。

 また都合の良い民を見つけて、“神託”を執行すればいいだけ。
 若く逞しい年頃の、身寄りの無い孤児や貧民
 誇れるものを持たない代わり、素直で従順な────

 そう。御印とは、新たな贄の目印に過ぎない。 ]



[ その話を魔王から聞かされ、幾つかの証拠を見せられた時。
 既に両者で命の取り合いは終わり、
 落ち着いた話し合いが進められていたが。

 あまりの内容に声を荒げ、結局は認めざるを得なく嘔吐した記憶。

 自身が助かる方法を除けば全てを知っている今は、
 表情一つ動くことはなく、ただ受け入れていた。 ]

【人】 魔王軍幹部 フォルクス


事件がここ最近多くなっている。
そうだ、式典の時期にな。

[ 状況は暫くの間変わらず、芳しくないまま。
 だがそれはこの身体だけなのだろうか?

 真の意味での人魔の和解は果たされぬまま、
 統一性を失った人類同士の争いも始まった、
 この時代も同じではないだろうか。]

そう、それに。
あの方を傍で支える妃も我らは用意出来ていない。
何しろ竜族はもうずっと前に……、
俺はまだ必要で、休む暇などありはしないんだよ。

[ 陛下は三代目の魔王に当たる。
 初代王と先代王は、両者共に竜族から妃を迎えた。

 真祖竜と竜族は亜種といってもいい近い存在であり、
 その牙に盾になるに相応しい能力を持っていたが
 王妃が勇者に討たれたのが最後、滅びてしまった。 ]
(185) 2020/10/24(Sat) 1:31:42

【人】 魔王軍幹部 フォルクス



感謝している、すまない。
陛下の為、魔族の為、より一層の尽力を願う。

[ 何を言おうとしているのか読んで遮り、一方的に言い切った。

 四六時中自身に魔法を掛けたまま、合わない陸の生活。
 その重要さから王に願われ、安全を考慮した城の地下暮らし。
 この身の問題とオルフェウスの研究内容は一致している。
 きっと、様々な思いを踏み躙っていた。

 袋が空になり、管を外している間も
 退室するまでも、オルフェウスは何も言わなかった。 ]
(186) 2020/10/24(Sat) 1:31:59


「生きたいのか死にたいのか分からない奴だ。」



────俺はただ、あの方を支えたいだけだ。


「……それが生きたいということで、あってほしいがね。」

[ そんな去り際のやり取りを除いては、だが。 ]

【人】 魔王 ウロボロス


[二人が一人になった頃、赤い目も既に闇の中に無い。
何も語らないまま、よく見知ったどちらの名も呼ばぬまま。

どんな表情で会話を聞いていたのか、誰も知らぬまま。]
(187) 2020/10/24(Sat) 1:33:45

【人】 魔王 ウロボロス

──寝室──


[ 閉ざされた天幕の向こう側、微かに布の擦れるような音がする。
 術を行使していた者の意識が肉体へ戻ってきた証だ。
 しかしそれも少しの間だけであり、すぐに静寂が場を満たす。

 明かり一つ無い室内は闇一色であるが、外はどうやら雪模様
 窓の向こうの広いバルコニーにまで白色が侵食している。
 月の見えない空から真っ直ぐに降り注いでいるわけではなさそうだ。

 様々な種の魔族を統べる王の城が、
 少しの風などで震え眠りを妨げることなどはありはしないが
 大切な日の訪れに超えるべき夜はまだ長い。

 少しづつ、少しづつ────時間を掛けて強まっていけば
 やがては吹雪にもなるだろうか。
 その先の朝は、どんな光景だろうか。** ]
(188) 2020/10/24(Sat) 1:34:33

【人】 サラリーマン 葛西 聡

 何か変わるんですか、ね。


[忘れる事が出来ないと。
自己完結で終われた片思いを終えて
恋を始めることになるのではないのだろうか。
今迄俺が如何だろうとただ想って気にせず居られたのに
思い出しては意識するようになるのだから。

変わらない方が良いと思うよ。多分ね。
俺と恋愛始めようなんてのがそもそも不毛だ。
なんせ一方的に搾取する気しかない。

そう……
一方的に搾取してやりたかったのである。
繰り返す。
一方的に搾取してやりたかったのである。

しかし悪人にもなり切れず、手に入れる努力もせず
『手放した方があいつのため』なんて
楽でちょっと気分がいい方に逃げた訳だ。

うん、これだけですでに我ながらクソだな。]
(189) 2020/10/24(Sat) 1:38:03

[許せないものがあったとしたら。

話の内容でも、配下でも研究員でもなく。
いつか告げた主の言葉を、
彼があまり心に置いていないらしいことでもなくて。
ましてや、秘された紙片の内容でも
秘密を作っていることでもありはしなく。]

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[別に何もかもをあけすけにして全てを曝け出すことが
恋愛だとは思わないが。
それでも入れる入れない拘る前にちょっとくらいは
『俺』を知ったほうが良いと思うよ、お前。

そしたら幾らでも次に行けるから。
間違いない。

ゲイなだけで「一緒にいると襲われる」と思う事を
「普通」だと受け入れる環境で生きてきて
未だ人間好きになれてワンチャンあるんじゃねぇかなんて
期待できるガッツがあんならいい男なんて幾らでも居そうだ。

性的指向の対象と同じ性別なだけで
「理性で抑えきれない程欲情するんじゃないか」
なんて意識過剰に性的な目で見られる事は
割と普通じゃない。

俺だって周りにいる女から
二人きりになったら犯される、なんて言われることが
普通だと思う位言われ続けたら
ストレスを感じるし女なんて信じられなくなるだろう。

それなのになんで俺の事好きだと思っちゃったの?
……そこまで考えて不毛だなってやめた。]
(190) 2020/10/24(Sat) 1:39:30


[気づかないと思われていることだろう────**]

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[好きになったことがなかったなんて
吠えていたのは聞こえている。
どうせなら其のままで居りゃよかったのに。

なんで俺だったのかがわからない。
あれかな、ムキになるタイプなのかな。
日々の諸々が何某かのアプローチだったんだとしたら
全部躱し続けた自覚がある。

なるほど、どMか。
やばいじゃんそんなの敵わない恋程熱くなっちゃうじゃん。

次はもっとましな男捕まえて
片思い拗らせる前に良い恋愛しろよって
送り出したつもりでいたが、何か間違えたかもしれない。

他人事みたいに考えながらエンドロールを放置して
スマホで登録してる有料サイトで適当なお供をさがす。
何のって、ナニのだ。

ちょっと始まりがイレギュラーだったが今日は休日だ。
なら一発抜いてすっきりして二度寝しても何の問題もない。

まぁいいや、しらね。
週明けのあいつがなんかよそよそしくなっても
週明けの俺に対応は任せよう。任せた。]
(191) 2020/10/24(Sat) 1:41:00

【人】 サラリーマン 葛西 聡

[気に入りの女優のを流して適当に飛ばしてたら
画面の上の方に新着受信の通知が出る。

なぁ、週明けにって言い出したのはお前じゃなかったか?
このクソ早漏野郎。]
(192) 2020/10/24(Sat) 1:41:33
琴羽の天狗 時見は、メモを貼った。
(a8) 2020/10/24(Sat) 1:43:35

サラリーマン 葛西 聡は、メモを貼った。
(a9) 2020/10/24(Sat) 1:51:18

サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a10) 2020/10/24(Sat) 2:58:44

――酔い潰れて数日後・ゲイバー――

[たまには顔見せろと友人から連絡が来て
その日数カ月ぶりに馴染みの店へと出かけた。
そう言えば異動になってから行っていなかった。

店に入るとマスターにも心配されていて
仕事が忙しかっただとか適当に理由を付けておいた。
実際には慣れない仕事で忙しかったのは最初だけで
後はあの人に絡むので忙しかったんだけど。]

恋人?

あー、好きな人は出来たかな。

[どうやら友人の方は俺に男が出来たと思ってたらしい。
まあ確かに、恋人がいた時に足が遠のいた時期はある。
飲みに出かけると浮気を疑われたから。
そんな事実はなかったし、面倒ですぐ別れたけど。]

[俺に好きな人がいるってのが関心を惹いたらしく
しばらくその人の事を話す事になった。
所謂ノロケ話だ。
他人のを聞く分には退屈だけど、
友人はその手の話が大好きらしくて飽きる様子がない。

けれどしばらくすると話を遮られて
「虚しくなんねえの?」と言われた。

何でって返したら呆れ顔が返ってきた。
その後しばらく恋愛初心者ってネタにされたけど
結局最後まで何が虚しいのかは分からずじまいだ。

取り敢えず俺はめっちゃハッピーですけど。
人を好きでいられるって最高じゃん、と思うわけです。]*

サラリーマン 御門 涼司は、メモを貼った。
(a11) 2020/10/24(Sat) 3:30:23

【人】 怪物皇女 メイベル

──浴室──>>169

 
 ……まぁ、目新しいから
 結構楽しめるけどね。

 私があげたのはなかなか似合ってるじゃない。
 可愛いわよ。


[>>169彼女の含み笑いに気付かずに
自分のセンスを褒める意味合いが強いけれど
それでも似合ってて可愛いと評した。

けれど仕上げはもう少し先。
彼女が水着を脱ぐ頃にはソレは刻印を終えているだろう。
彼女の能力であっても、そう簡単には消せないもの。]


 
 ……みゃっ、ぷっ!

 ちょっ、ずるっ……わっ、ぷっ……!


[>>171ドヤ顔を披露していたから
盛大に水飛沫の連打を喰らってしまう。
目に入ったのか少し視界がぽわぽわする。]
(193) 2020/10/24(Sat) 7:55:27

【人】 怪物皇女 メイベル



 あー、りー、あー!


[水攻撃を受けて、彼女が近づいて来る気配。
ぎらり、と私は目を光らせると
そのまま彼女にダイブして、彼女が避けなければ
一緒に泉の中にざぶーんっ、と落ちるだろう。

ひんやりとした水の中、もう少しばかりは
すくーる水着が本性を表すことはない。]*
(194) 2020/10/24(Sat) 7:55:43
──寝所──


  …………。

  でも、恋人同士がすることなんて
  それぐらいしか思いつかないわ。


[見た目だけを求めたと言われれば
それは違う気がする。
けれど恋人と言われるとそれを求めるものだと
私の知識がそう言ってくる。

今回は元々強い強制を持ったものでは無かったから
無意識にメイベルは知識の方に従っていた。]


  
  それ以外、何があるのよ。


[ベッドに彼女の手を縫い付けながら
その答えが出るのを私は待った。]


  ……分からないわよ。
  そんなの具体的じゃない。


[押さえつける手が片方になれば
私も片手をベッドから離す。

押さえつけていた片手はアリアの手首から
上に上がり、手を繋ぐようにする。

空いた片手は彼女の背中に回り
脚のほうに絡みつく彼女と対照的に
小さな胸を押し潰すように彼女とくっついた。]


  今の気持ちが何なのか……言葉に出来ない。

  でも知って欲しいと、思う。
  それから……知りたいって……。


[は、む、と彼女の唇を
弱く食みながら、伺うようにして
彼女の顔を見ながら。]



  アリア、私は────。


[そこで、パキン、と音がしたように思えた。
メイベルの瞳に混ざる蒼色が薄れて
いつもの翡翠の瞳に戻る。

そうすると私は眉を寄せて
不思議そうな瞳を向ける。]



  ……私は……なんだったかしら?

  ん。
  今日は随分と近いわね、いつもは
  クッションに抱き付いてる癖にっ。


[繋いでいた手を離すと
その手を彼女の腰に回して
抱き枕のように彼女にくっついた。]


  一度こうして見たかったのよね。
  命令すれば良かった。


[ふふん、と楽しそうに笑う。]*

──かつて──

[ 海を越え、洞窟を通り抜け、砦を突破し、城を守る者達を討ち
 ついに魔王の目前へ迫ることとなった勇者一行
 しかし、今代では────自分達ではそこまでだった。

 魔族との争いの最前線で、代々人々を癒やす聖魔法の使い手の家系
 増えていく死者に涙一つ流すことを許されない苦しみを知りながら、
 自分達も同じように励まし続けてくれた賢者の女性が

 よく似た生まれ、戦うこと以外用意されなかった選択肢
 気が短くすぐに手を上げてしまう、長身と強面で人に避けられる容姿
 その奥底で不器用に仲間を思っていた逞しい戦士の青年が

 強すぎた魔力により家族から離れることになった生い立ち、
 小さな身体に抱えきれない程狂い咲いてしまった才能に
 振り回される人生の中、決して弱音は吐かなかった魔法使いの少女が

 焼かれ、砕かれ、切り裂かれて順番に物言わぬ骸と化していった。 ]


[ 青く、蒼く。玉座の間に満ちた輝きは今は赤で穢れている。
 その全てが人間、自分と仲間達が流した色。

 本性は黒い竜であるとされる魔王は、
 黒衣の男性の姿を保ったままに目前に立っている。
 剣に付いた血液を払う仕草にも、体力の消耗は見られない。

 戦いが始まる前と変わらない足取りで、こちらへ歩み寄る。 ]




「……なんと悍ましい、これが勇者の成れの果てか」

[ まるで化け物を見るように、その白い顔で眉を顰めて。 ]


[ 握りしめたままだった槍の刃を魔王の足が踏み付ける。
 幾度となる打ち合いで罅が入っていたそれは、呆気なく砕け散った。

 今や立ち上がる気力も無く、横たわり相手を見上げた姿勢では
 頬を伝った液体が、散らばる破片と変わらない銀の色をしており
 鉱物の光沢を放ち落ちてゆくのが見て取れた。 ]


[ きっと同じ色が、沢山の刃が
 この身体を裂くようにして突き出ていることだろう。

 鋭い金属結晶を自分自身から創り出し、
 自在に形を変えて実在化する。

 それが刃の勇者の異能だった。 ]


[ 始めはただの体調不良と思っていた。
 魔王領に踏み入り、厳しい戦いが連続していた頃
 漸くそれが代償とも言うべく宿命であると知る。

 何の情報も得られなかった己が、
 楽観視していた仲間達が、
 気付いた時にはもう引き返せない場所にいた。
 
 未だ人類は魔族には届かない、女神は奇跡を起こさない
 果たすべき使命は根の元で土に還ることである。
 理解したその時には既に立っているのは一人だった。

 数多の疑念を抱えながら、
 俺は結局皆と同じように、最後まで教会を信じていた。 ]


[ 魔王はそれ以上何も言うことはせず
 ほんの少しの間俺の右手辺りに視線を下ろしてから、
 この首を刎ねようと、ゆっくりと剣を持ち上げる。

 だが──── ]

 




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1回 残----pt

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時見
6回 残----pt

ずっと琴羽と共に

天宮 琴羽
4回 残----pt

ずっと貴方と共に

ウロボロス
9回 残----pt


フォルクス
12回 残----pt


御門 涼司
2回 残----pt

神出鬼没

シオン
9回 残----pt

 

葛西 聡
3回 残----pt

…zzZ

カザリ
9回 残----pt

 

メイベル
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アリア
0回 残----pt

 

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Jack-o'-Lantern(2d)
0回 残----pt

 

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12回 残----pt

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人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
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噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
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歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
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城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
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ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
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おりふし学園 by めんるい
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Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
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エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
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トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa