62 【ペアRP】ラブリーナイト【R18】
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視点:人 狼 墓 恋 少 霊 九 全 管
本日の生存者:村岡 薊、ローレライ、サモエド、サクライ、紫川 朔月、シロウ、ミヤビ、不和 直継、要 薫、柊、寿 達也以上11名。
[目隠しをしていなければ何をされるのか見えて心構えも出来たろう。
腕の自由を奪うのも、脇を愛でられ不意の動作に反応するのも、大人のおもちゃを用いるのも。
見えていないことが次第に未知への扉となっている]
聞いたのはね、感じ易い方を教えてもらうため。
[秘芽の周囲へと振動する棒の先端を触れさせ丹念に刺激を与えていく。
下着越しではあるけれど中心の実と周囲の被膜をゆるりと責め立てる。
大きくなった嬌声に呼応するように蜜はとめどなく溢れ出してきていた]
ショーツもエッチなのを選んでくれてるね。
後ろが透けててお尻が見えいるしそこまで濡れていってる。
ふふ、イっちゃった?
[どの程度かは分からないけれど達してしまったのだろう。
けれど大人の玩具は振動を止めてはくれない。
秘芽への刺激は続けられたままで、花弁の奥口をあやしていた指先は濡れたクロッチ部の縁へと指をかけた。
指を動かし布地を横へとずらせば艶やかとなった花弁が露わとなろう]
こちらも随分とエッチになってるね。
奥も、もっと欲しいよね?
[ゆるりとした所作で大人の玩具を動かし、今度は直接秘芽の周囲を刺激していき指は指で蜜を纏わせると快楽に咲いた花の蜜壺へと指を埋めて内側の媚肉を愛でるように撫でていく*]
[目隠しをしていると普段より気持ちよく感じるけれど、心構えができない。
だからこそ素直な反応になるし、見えない事に戸惑いもする。
けれど、見えなくても彼が愛でて可愛がってくれるから。
身を委ねる事が出来る]
そ、なんです…ね…ふぁっ…!
[丹念に刺激を与えられ、気持ちよさに蜜は溢れて鼓動が早くなる。
溢れた蜜がお尻の方まで流れて下着を濡らしても、気にする余裕なんてなかった]
は、はひっ…!
[達してしまい、言葉を返したくても言葉がまとまらない。
それでも振動は止まらず、刺激は与えられ続けて。
閉まらない唇から嬌声が流れていく]
あっ…ほし、もっとっ…。
くださ、いっ…!
[もっと欲しいかと言われれば、こくこくと頷いて。
欲しい欲しい、と求めた。
下着をずらされ、振動が直接秘芽の周囲を刺激する。
指に蜜を纏わせ、蜜壷へと指が埋められて身体が疼く。
内側を愛でるように撫でられ、蜜壷が待ちわびたというように彼の指をキュウッと締め付けただろう*]
[本当に史郎が初めてならば
もっと時間をかけて肛門を割り拓いて
此処に雄を咥えることの快楽の全てを
教えこんだろう。
─────そういや、本当に俺が初めての時は
そんな余裕のひとつもなくて
俺自身、男になるのに必死だったっけ。
あの時、俺達は─────]
…………そっか、初めてか。
[甘くて苦い思い出には蓋をしよう。
少しだけ唇の端を噛んで、笑みを形作ると
ゆっくりとディルドを動かしていった。
ゆっくり円を描くように回した張りぼてで
腸壁をくるりとなぞっては
史郎の腹側目掛けてずん、と突く。
時折精を溜め込んで鬱血した袋が
何か訴えるようにびくりと引き攣ったり
ぴくぴくと孔口が震えたり。
俺にとっては、史郎の反応全てが愛おしい。
そしてディルドの先に、こり、と手応えを感じた瞬間
組み敷いた身体が跳ねた。]
…………ふふ、みーっけた。
[空いた手で史郎の姿勢を引き戻しながら
抽送を繰り返す手の方は、容赦なく
見つけた勘所を責め立てていく。]
ダメ、なんて言わないでさ。
此処から見えるシロくんの中、すっごいから。
偽物おちんちんなのに、美味しそうにしゃぶって
突く度にきゅって締まって……
本当に、女の子みたい。
[嫌だ、怖い、と繰り返して
未知の感覚に怯える史郎を宥めるように
俺は辱めの言葉を選んでいく。
ふにふにとした睾丸を掌に握っては
徒に竿に走った血管を、指先でつぅ、となぞったり。
それと同時に、じわ、と腹の底から
黒いものが湧き上がっていく。
本当の雌の快楽を知らないまま
男の身体を受け入れてきた史郎にとって
「セックスの快楽」とは、なんだったのか。
]
[捕まえていた脛の裏の柔らかな皮膚へ
ちゅ、とひとつキスを落とすと
俺はおもむろに、史郎の放出の時を願って
張り詰めていた睾丸を、指でぴん、と弾いた。
男の急所だから俺にも分かるが、
多分これは痛い……が、セックスの快楽を
中断するほどのものではなくて。
代わりに逃げ道を与えるように
ディルドは相変わらず、
史郎の気持ちいいところだけを狙って
中の媚肉を捏ね回している。]
ほら、おしりの穴の方が
おちんちんよりも気持ちがいいね……?
怖くない、大丈夫。だーいじょーぶ。
全部、見ててあげるから。
[続けざまに二度、三度、袋の中の精巣に
優しくデコピンを喰らわせながら
俺は中を穿つ動きを早めていくだろう。
大丈夫、大丈夫、と言いながら
過去の記憶をどんどん黙って塗り替えてしまおうと。]
| ー むかしむかしのはなし ー [それから度々、榛原と二人出掛けては 写真を撮るようになった。 夏 には電車を乗り継いで海辺を走る電車を、 秋 には一面紅葉に彩られた山を、 冬 には二人で繁華街の片隅に作った小さな雪だるまを。 最初に撮った写真より、踏んだ場数の分だけ ピントをどこに合わせるだとか、 被写体の選び方や光の反射のさせ方とか、 基本的なカメラの使い方を覚えていった。 榛原の父親はカメラで有名な会社の部長さんで 母親はピアノ教師、妹が一人。 俺とは違う平々凡々で恙無い家族の話を 外出や、眠りに落ちるまでの時間に話したっけ。 俺の話も、もちろん。] (0) 2021/03/22(Mon) 2:29:54 |
|
どんな成績だろうと、多分煙草とか吸っていようと 父さんは跡取りの話しかしないと思う。
[ある夜、俺は榛原に胸中を打ち明けた。 消灯した後の寮の部屋の中、 隣のベッドにいる榛原の相槌は なんだか、とても心強かった。]
……本当は、さ。 家がどうこうじゃなくって ちゃんと俺を見てほしいって思う。 「こんな成績じゃ跡取りに出来ない」じゃなくて 「将来どうするんだ」とかさ。
[それが当たり前になってしまえば 言われてただうざったいだけかもしれないけど、 俺にはその当たり前が羨ましくて、眩しくて。]
(1) 2021/03/22(Mon) 2:30:29 |
|
……カメラを構えて、被写体と向き合ってる時は そういうこと考えずに 静かに相手と向き合える気がする。 写真を見た誰かは、 「この写真を撮ったのがどこの家の人間か」 ……なんて、考えないでしょ。普通。
[ひとりで笑った声が、明かりの無い室内に わぁん、と響く。 心細くなった俺が「榛原」と呼ぶと 暗闇の中から「えいちゃん」と返事が返ってきて それでようやく、安心できた。]
「えいちゃん、来週も、再来週も えいちゃんの気持ちが晴れるまで 一緒に写真撮ろうな」
[そんな静かな声が、どんな慰めよりもうれしかった。]
(2) 2021/03/22(Mon) 2:31:16 |
| [その週、いつものように連れ立って 俺達は寮の外の公園へと足を伸ばした。 連日暖かな日が続き、凍えていた春の新芽が 地面から顔を覗かせ始めた時期の事だった。
被写体を探して、俺がファインダー越しに 公園の中を見て回っていた。 そして樹上に芽吹いたばかりの桜の芽から ふとレンズを背けると─────
フレームの向こうに 同じように此方に向かってカメラを構える 榛原の姿が、見えた。
「キレーだと思ったものしか撮らない」と 言っていたはずの彼が。 俺がカメラを下ろすと、 榛原もカメラを下ろしてバツが悪そうに笑った。] (3) 2021/03/22(Mon) 2:31:53 |
|
「何もかも忘れて、 自由に写真撮ってるえいちゃん 俺はキレーだと思うよ、って言いたくて」
[そう言って榛原は、ポケットから 数枚の写真を取りだした。
全部、俺。 今まで一緒に撮影に行った先で 被写体と向き合う俺の顔だった。]
(4) 2021/03/22(Mon) 2:32:20 |
| [そうして、まだ蕾も開かない桜の木の下で 俺達はそっと唇を重ねた。
初めてのキスは、生まれて初めて勝ち得た 自由の味がしたと思う。
それから二人で逃げるように寮に帰って 正しい方法も知らないまま、見よう見まねで ただ猿みたいにセックスした。
─────そこまでだったら、 ただの甘酸っぱい恋の話で終わってた、のに。
結局、生まれてこの方 何かの型にハマって生きていた俺は 「自由」というものに相容れなかったのかもしれない。] (5) 2021/03/22(Mon) 2:34:06 |
| [榛原と結ばれてから、学校に行ってはセックスして 寮に帰ってもセックスをする毎日だった。 多分あの頃の俺達は猿にすら 軽蔑されていたかもしれない。
だけれど、それが当たり前になるにつれて 何となく、物足りなくなって。
「確かにマンネリなのかな?」と あっけらかんと笑った榛原と色々調べて 行為を写真に収めるのを知った。 野外で人目を盗んでヤるのを知った。 男根ではなく異物を挿入するのを知った。
知ったものは片っ端から試していって 俺達はそれを学園生活の清涼剤にし続けた。
いつしか、清涼剤無しじゃ 幸福を感じられないほどに。] (6) 2021/03/22(Mon) 2:35:21 |
| [榛原は誰より自由な男だった。 そいつが俺の下に組み敷かれて 恥ずかしい場所を晒して、 人格を疑われるような恥ずかしい行為をする。 全部、俺のために。
……そんな光景が日常になる。
月日が経ち、学生寮を出て 二人で暮らすようになったら もっと歯止めが聞かなくなった。
それでも、榛原は根を上げて 俺の元から去ったりはしなかった。] (7) 2021/03/22(Mon) 2:36:16 |
|
[「牛乳とゴム買ってくるわ」なんて、 最期の一言に相応しくない台詞を残して 事故で死んでしまわなかったら、 ……多分俺は榛原と今日までずっと一緒にいたと思う。]*
(8) 2021/03/22(Mon) 2:39:21 |
[宥めるようなトーンでかけられる言葉は、
その優しい穏やかさとはかけ離れて
耳を塞ぎたくなるように淫猥で、
辱めて追い詰めるためのポイントを的確に突く。
セックスって、こんなだったっけ───
どんどんと高められてほとんどなにも
考えられなくなった頭の中で、
髪の一本ほど残った理性、
極微な脳細胞の一片でそんなことを思っていた。]
[けれどサクライさんの手が、ぱんぱんに
膨らんだ袋をやわやわと握ったり、
薄くなった皮膚に透ける血管を撫でたりしながら、
玩具では前立腺をしつこく刺激するものだから、
すぐにそれも頭から消えて。
─── 翻弄される。
優しい、穏やかな笑顔の、容赦ない責め。
未だ肌さえ見せない彼に、
完璧な支配者の、色。
抗えない、ぜんぶ、捧げたい、
……ああ、もう、 ]
[そう思うのに。
たしかにそう思うのに。
イきたいのに、後ろの快感だけで達することが
慣れない僕にはできなくてもどかしい。
身体をくねらせて逃れようとしても、
すぐに引き戻される手の力は、圧倒的で。]
ん、……ぅっ、ん…ッ、─────っ!
[腿裏にまた小さく落とされた唇の感覚さえ
敏感に拾う神経が突然の痛みに悲鳴を上げる。]
ぁ…んん、い゛っ、ぁあ…っっ!
[ぴし、と袋を弾く指の力は多分、
さほどでもないと思うけれど、
出すことを許されないまま膨張したそこには
充分過ぎるほどで。
生簀から上げられたばかりの魚みたいに
身体が跳ねる。]
い゛、っう、 ゔゔ……んぁ、───ッ
[情けない僕の身体は、痛みにさえ反応する。
さらにぷっくりと膨れた前立腺を
しつこく弄られ、苦しいほどの快感は
溜まる一方で、下腹部が痺れて痙攣した。
出せないはずの鈴口から、透明な液体が
だらだらと涎みたいに溢れて屹立を伝っていた。
サクライさんの声が脳を直接掴み上げて揺さぶる。
気持ちいい、怖くない、大丈夫、大丈夫
と
繰り返されるそれは、まるで催眠術のようで、 ]
[のたうち回る全身がこわばって、つかんでいた枕さえ
もうどこにあるのかわからない。
性器だけじゃない、下腹部、ぎゅうと丸めた爪先から
乾いた地面に水を撒いたようにじわりじわりと
広がって、身体中に広がる、
これは苦痛じゃない、
───快感。
硬く握りしめた拳の皮膚に爪が刺さる。
視界が滲む。
かちかちと歯の根が鳴る。
こんなイき方知らない…だめ、むり、……だめだ、]
[
しぬ
そう思って、サクライさんの身体をタップ、
しようとした、その時。
───サクライさんの、乾いた声が、聞こえて、 ]
[瞬間、行き場を無くした快感が弾け飛んだ。
凄まじい絶頂感。
脳内が真っ白に爆ぜて、身体の奥から
湧き上がる感覚。
いつもの快感なんて比べものにならないほどの、
それは絶頂。
頭がおかしくなるくらい、気持ちいい。
びくん、びくんと跳ね回る身体で
無意識にサクライさんを探す。
根元のリボンはそのまま、勃ち上がった屹立も
白濁を撒き散らかしてどこかを汚すこともなく、
未だ吐精を封じられたままで。]
あ、ぁぁ、───
[ドライで達した、と理解して、
もう僕はサクライさんが欲しくてたまらなくて、
絶頂の衝撃に耐えながら身体を捩って
サクライさんに震える手を伸ばした。
と、まだイってる余波が完全に引いていない状態で
身体を動かしたから、中が勝手にぎゅ、と
収縮して埋め込まれたままのディルドに
前立腺にごり、と抉られて、
それでさらなる快感を拾ってしまって、
]
あ、ああ…っ!ぅ……っ、
だ、め、また…イ、く、ぅ……っ!!
[立て続けの絶頂に追い込まれる。]
[二度目の絶頂に、腰ががくがくと弾む。
頭の先から足のつま先までものすごい快感が
走ってぐずぐずに溶けてしまいそうで。]
……さ、くらい、さん、もう、ほん、とにむ、
んん、ん…っぁ、んぁあ…っ
[余韻に浸ることが出来たのは一瞬で、
またすぐに次の快感が押し寄せる。
だらしなく緩んだ口からは、
ほとんど泣き声みたいな喘ぎ声と
飲み込めない唾液が溢れて。]
あぁああああ゛アっ゛っ、──────っ!!!
[縋るようにサクライさんを求める。
視界がぼんやりして、彼がどんな顔を
しているのかも上手く見られない。
逃げられない快感の中、ちかちかする意識を
必死に繋ぎ止めて、口を動かして、]
もう、むり、ぼく、
さく、らいさ、ん、が、───
ほしい、はやく、おねがい……
[とうわごとのように繰り返した。]*
[迫る絶頂に空を掻く手が、
オレの方へと伸ばされて─────
右手に握ったディルドが、何かに噛んだ。
というか、ぎっちりと食い締められて
ビクとも動かせなくなって……
同時に、史郎の唇から悲鳴じみた嬌声があがる。
─────ああ、堕ちた。
うっそりと微笑みながら、伸ばされた手を
指先までしっかり絡め取りながら
俺は初めて雌の絶頂を迎える史郎の姿を
具に見つめ続けた。
薄く筋肉の乗った腹筋がはくはくと隆起して、
精を吐くことを禁じられた茎が震えていて……
その一方、寝具の上でくねくねと
身を泳がせている様は、女のそれのよう。
歪で美しいこの姿は、俺だけが知っている。]
[俺はディルドから離した手を、
快楽に震える史郎の腿から膝裏、踝まで
するり、と滑らせた。]
ほら、ダメじゃなかった。
無理じゃなかった。
……かわいいね、本当に、かわいい。
シロくんはいい子、いい子。
[笑みを刻んだ唇を、史郎の土踏まずへと押し付けて
ねろりと舌を這わせ……
丸まった爪先を口に含んで吸った。
歪な形に固められた氷をじんわり溶かして、
俺の形へ変えていく─────そんな愉悦。
今、俺はとても楽しくて愉しくて、堪らない。]
……うん、俺も限界。
[虚ろな目をした史郎に応えて
にぎったディルドに力を込めて、
勢いよく秘部から引き抜いた。
楔を抜かれた秘部はどんな形だったろう。
ぽかりと口を空いて喪失を嘆いていたか、
慎ましやかに口を閉じて、次に備えていたか。
どちらにせよ、俺にそれを揶揄する余裕もなく。
無理な体勢を強いた史郎の身体を、
ゆっくりとベッドの上へうつ伏せに横たえると
俺は履きっぱなしだったスマイリーを
乱暴にぽい、と脱ぎ捨てた。
それからライダース、ジーンズ、Tシャツ……
俺の身体を隠すものを取り払っていく。
最後に、大きく前が膨らんだトランクス1枚。]
[史郎の顔をちらりと伺って
此方を見ているようなら、
ゆっくり下着に手をかけて
ずり下ろしていくだろうか。
散々彼の痴態に煽られた茎が
戒めから開放されてやっと、ぶるん、と天を仰ぐ。
臍につきそうな程反り返ったそれを
数度、手で扱きながら
俺はベッドに伏せる史郎の上に身を重ねた。
汗ばむ肌と肌とが触れて
キスをするように吸い付く。
柔らかな臀の肉に猛る茎を擦り付けて……
軈て、その先端を彼の中へ沈めていくだろう。]
[─────きつく縛ったままの
彼の茎を開放することなく。
……ほら、欲しい、とは言われたけれど
解いて欲しいとは言われてないし。
女の悦びをせっかく知ったのだ、
どうせならディルドではなく本物の雄で逝くといい。]*
[ 熱く兆し始めた己の中心に、
熱を帯びた感触が滴ると、数度扱かれる
ぴくりと、腰を震わせれば、
眉を寄せながら、耐えるように、小さく息を飲んだ]
ん、……ッ、は……
[ それでも、時折、甘く艶を帯びた時が漏れてしまって、
呼吸が荒くなったせいなのか、羞恥のせいか
薄らと、頬に赤みが差し始めていた]
[ 吐息を震わせながら、
ゆっくりと息を吐くのは、昂ぶりすぎて
喘ぐ声を漏らさないようにと、同時に、
彼の口内を激しく責め立てたい欲求を押さえる意味もあった]
はぁ……ッ、お上手、ですね
[ まだ、余裕を持った笑みを浮かべて、
褒めるように、そっと彼の濡れた髪を撫でた
そのまま頭に触れれば、
指先から、彼が自分に奉仕する振動を感じる
たまっているかと、細められる瞳にすら
ぞくりと、興奮を覚えてしまう]
……ッ、時間が、なかったので
そう、たまっているんです
[ だけど、それを気取られたくなくて、
眉を寄せながら、平常時のような口調で、緩く笑んだ
普段から、あまり自慰もしないせいか
快感には、強い方だと自負していたが
今日は、本当に――どうしたのか
徐々に冷静さを奪われていく感覚に、戸惑いながらも
やはり、心地良く感じている自分もいて、
彼が自身で後孔を弄り始めたのをみながら、
浮かべていた笑みは、愉し気なものだった]
待ちきれ、ないんですか?
[ 余裕ぶった笑みを浮かべながら、
広い浴室に響く淫らな音も、
蠱惑的に細められる瞳にも、
あてられて、誘われて、己が昂ぶっていくのが分かった
柔らかく濡れた感触に包まれた肉茎は、
どくり、と脈打つ度に
硬度を増し、熱を持ち、彼の口内を犯していく
悦ぶ声が、こちらの耳も犯して、
濡れた瞳に見上げられると、]
ええ……気持ち、いいです、よ
約束通り、もっと―― を、差し上げたくなるほどに、
[ 欲望の色を瞳に爛々と輝かせて、
肯定を返せば、少しだけ乱暴に腕を掴めば、
立ち上がらせて、くるりと背を向けさせた
そのまま、自身で慰めていた菊口に、
指を這わせて、押し広げるように二本の指を滑りこませた
狭いようなら、中指だけにしながら
くちゅりと、解す指の動きには遠慮はなく]
ヒイラギさんは、どこが好き、でしょう?
[ 優し気な口調と裏腹に、
中でくゆらせる指は、こりこりと、
奥で膨らむ場所を、容赦なく嬲る
彼の口から、溢れる声は―― 甘美な響きで、
より一層、昂奮を煽ったことだろう
背後から、抱き寄せれば、
背中と胸板が、しっとりと触れあって
そこからじわじわと熱が広がっていくのが分かる
それに、安心するのと同時に、
ドキドキと、早鐘を打つ鼓動に、互いの興奮が伝わって]
[近くにいるはずなのに、どこにいるかわからない。
何かを掴むように、でも確かにその人に
向かって伸ばした手は僕のより大きくて
長い五本の指でしっかりと絡め取られる。
同じ力を返したかったけど、神経が
どうにかなったように言うことを聞かなくて。
それでも、サクライさんの手が滑らかに動いて、
その手で導かれるように足先が口に含まれれば
ぎく、と引き攣った顔で、
きたないから、やめて、と懇願することは出来た。
果たして彼がやめてくれたかは、想像に難くない。
だって、ちらりと見えたサクライさんの顔は、
とても、愉しそうだったから。
]
[ガクガクと震える身体、全身の汗腺から
汗が吹き出すような感覚。
肌に擦れるシーツでさえ過度な刺激になって、
もう下半身が千切れると思うほど痛い。
色々な液体でぐちゃぐちゃになった顔を
拭うこともできなくて、ただ荒い息と汚い濁音を
垂れ流しながら、かわいい、いい子、と
掛けてくれる声に身を委ねた。
かわいくもない、いい子でもない、
ただ善がっているだけの自分に
喜びの表情を浮かべてくれるその人の声が、
なにより愛しいと思った。]
ありがとうございます。
使わせて頂きますね。
[彼がタオルとバスローブを置いて言ってくれれば
お礼を返す。
準備が良いなぁ、と素直に感心するところだ。
ぬるぬるのローションで少し遊んでから
私も上がって身体をタオルで軽く拭いてから
シャワーを浴びる事にした。]
そろそろハッキリさせとかないとかなぁ。
[ぽつり、と呟いたのは
サモエドくんへの対応について。
彼は優しいし、エッチも上手いし、多分お金持ちだし。
遊ぶ相手としては最高だと思う。
けれどあたしは別にこのホテルに
恋愛をしに来たわけでは無いのだ。
恋人ならまだしも、結婚する気なんてさらさら無い。
ただ彼は……子供も欲しいみたいだし。
付き合うにしても、結婚を見据えるだろう。]
そういうのじゃないんだよ。
私には貴方の叔父さんは分からないの。
[シャワーを浴び終えて
バスローブを軽く羽織ると、タオルで髪を乾かす。
またシャワーは浴びる事になるだろうし
あまりドライヤーを使って居ては髪を痛めてしまう。
バスローブを着たけれど
前は閉めたりせずに、軽く素肌が見え隠れするように。]
……ふふ。
付き合うぐらいなら良いなんて思ってる辺り
なんだかんだ気に入ってるのかなぁ。
[ただその気に入り方は
彼に対しては不誠実だろうか。
崩したバスローブ姿でベッドで待つ彼の方に向かう。]
お待たせしました。
準備はバッチリですか?
[明るい笑顔で彼と向き合う。
今日は楽しい一夜だから。]*<blue></blue>
[上擦ったサクライさんの声が
短く聞こえたと思ったら、いきなり後ろから
ディルドが引き抜かれる。]
ん、……ぅ、あああああ!!
[あまりの勢いに、意識が飛ぶかと思った。
舌が縺れて、悲鳴が喉に張り付く。
後孔が急に冷たい風に晒されて、
取り払われた玩具に縋るように
ぎゅう、とその口が閉じていく。
荒く上下する胸に合わせて、蕾も
呼吸するように開いたり閉じたりしている
ような気がしたけれど、サクライさんの腕で
体勢が解かれてうつ伏せにされて
それどころじゃなくなった。
ベッドと自分の体に挟まれれば
もう破裂しそうな性器が圧迫されて、
しぬ、と思ったから。
慌てて腕を突っ張ろうとしたけど
力が入らなくて、ぐにゃ、と肘から崩れた。]
[どうにか肘を着いて、がくがくしながらも
膝を立てれば、股間を守るために必然的に
四つん這いの格好になって。]
…っぁ、い、ぁあ…っ
[がくん、と落ちてしまう頭を必死で上げれば
視線の先に、黄色のスマイリーを脱ぎ捨てる
サクライさんがいて。
咄嗟に目を奪われて、一枚一枚、衣服が
取り払われていく様子を、
肩で息をしながら瞬きもしないで
じっと目で追っていた。]
[最後に残った下着がずり下ろされれば、
さっきまで咥えていた玩具なんかより
ずっと立派な陰茎が露わになる。
大好きなおやつを前に、待て、と命じられた
犬のように、ごくりと唾を飲み込んだ。
ゆっくりと重なる重みと体温。
ひたりと後ろに押し当てられる熱。
また体が強張って、背が撓る。]
ぁ…っん、んんぁあ…っっ!
ま、まって、サクライさ、これ、ほどいて、
[慌ててそう告げるけれど聞こえていないように
くちくちと音を立てて、先端が蕾をこじ開けていく。]
[解いてもらえない、と分かった瞬間に、
絶望感と痛みに身体が震えて、
だけどサクライさんの鼓動とか、肌の感触とか、
汗とか、欲望の塊とかが、
熱くて、熱くて、
─── 嬉しくて。]
ん、……ぅっ、ん…ッ、─────っ!
さくらい、さん、……ん、あつ、いいぃ……
[解れてはいたけれど、大きく張り出した
傘の部分を飲み込むときには
やっぱり引き攣れて痛んだ。
突っ張っていられない腕が崩れて、
そのままベッドに突っ伏しながら、
眉根を寄せた虚な瞳の顔を向けて
サクライさんを見上げていた。]*
んー?
[さあこれからだ、という時の制止の声に
俺はすっとぼけてみせる。
早く出したい、と嘆く愚息の涙は
史郎の臀の肉の上に掠れた尾を引いた。
さっきまで玩具がこの身体の中で
どんなふうに愛されるのかを見てきたのだ。
早く肉の輪のきつい抱擁を受けたい。
熱くうねる肉の襞にねぶられて
奥の奥に胤を吐きたい。
震える身体に、獣じみた息を吐きかけると
俺はゆっくりと史郎の後孔に先端を宛てがい
ぐっと腰を押し進めた。]
[指を締め付けてくる媚肉の動きを感じ取れば快楽に溺れゆく姿に恍惚とした表情を浮かべた。
こうして溺れ、堕ちゆく女の子は大層美しい。
全てを受け入れそれでも欲するは強欲ではないのだ]
可愛いよ、朔月はとても可愛い。
このまま私のこと忘れられないようにしてしまおうかな。
[埋めている指は一本だけ。
それを単純に抜き差しする動きに留めては焦らしてゆく。
蜜壺を焦らしながらも大人の玩具を操る手は一度その動きを止めた。
下腹の上に振動を置き残したままに片脚をソファから降ろさせ股が開くようにし、片脚は持ち上げて――その内股や脹脛へとキスをした]
そう、隅から隅まで隈なく愛してしまうから。
[先の脇への口づけもそう。
普通ならば誰もしない全身への愛撫をしてしまうが今はそれは後回し。
持ち上げた脚をソファの背もたれへとかければ股を大きく開いた姿となってしまう。
その姿の間に挟まるは自分であり、脚は容易くは閉じられないだろう。
下腹の上に置いた大人の玩具を手に取りなおし、再び秘芽へと振動を押し当てると蜜壺へと埋めている指もまた一本足して二本の指で媚肉を圧し刺激していく。
指を交互に動かしては蜜をかき混ぜるように動かしていけば淫蕩に耽る水音が部屋に広がり耳に届くだろう。
そうして腹側の媚肉を掻き乱しては快楽を得てしまう箇所を見つけては可愛がり、達してしまうまでいじめてあげよう*]
[さっきまで玩具を食んでいた其処は
最初拒むように口を閉ざしていて、
史郎の口からも苦しげな声が漏れているようだった。
そっと史郎の身体の下へと潜り込ませた手で
胸の飾りを探し当てて、慰めるように
かりかりと爪の先で掻きながら
緩んだ口に熱を含ませていく。
指の腹で円を描いてみたり、
きゅ、と指の間につまんで引っ張ったり。
そうする間に傘の部分か肉の門を潜ったなら
汗ばむ肌に浮いた玉を拭い、
史郎の耳殻を柔く歯を立てた。]
…………は、きっつい。
おしりでのセックスの仕方、
忘れちゃった?シロくん。
[「それとも、興奮してるだけ?」と
鼓膜を揺らすように嗤うと
絞るように乳首を摘んだ。
忘れてしまってもいい。
辛い記憶を消し去って、快楽だけを刻めばいい。]
[そうして、やがて竿の大半が
ねっちりとした蜜壷の中へ収まったか。
反射的に異物を押し出そうとする動きと、
覚えたての、雄を愛撫するような蠢きに
つい放出しそうになる。
下半身にずん、と渦巻くような熱を
荒く吐き出す息でやり込めて
俺は史郎の腸内を優しく捏ねはじめた。
無理やりなピストンはせず、
ぷっくりと腸壁で主張する前立腺目掛けて
カリ首を擦ってその感触と、締まりを愉しむよう。]
出させて欲しい?
[優しく後孔を蹂躙しながら
茎を戒められたままの史郎に尋ねようか。]
[
結婚をそろそろすべきと思ったけれども
それは周りからの焦りの可能性も消せない。
いや、たぶんしたほうがいいとは思っているはず。
彼の周りはそれで幸せを感じていたから。
でもそれだけ。
叔父にはすごくお世話になっているから、
一番いい恩返しを考えた結果
結婚して子供を、という風になっていた。
そう、彼は周りが結婚しているから
ぼんやりと結婚がいいものだと思うようになったし、
叔父がお見合いのセッティングをするから
結婚したほうがいいのかと思うようになっていた
というのが現実の話。
]
……どうしたもんかなぁ。
ネグレクトされた人間が
子供をネグレクトしない保証なんてない。
そんなことされて、
辛い思いをまた誰かにさせてしまうなら
恋人のまま誰かと
幸せになっていたいかもしれないなぁ
[
彼女に話した通り、生みの親と育ての親は違う。
結局のところ、彼は両親にネグレクトされたのだ。
故に優しく、時には厳しく彼を育ててくれた叔父を
ひどく敬愛しているし、
叔父が喜ぶのなら、と死さえもいとわない。
けれど、最近ではそれもどうなのかと、
大人になってきた彼は漸く、時折考えていた。
純日本人だけれども、規格外。
だから離れていく人たちもいた。
そう思うと考えに耽って彼は彼女を待っていたのだが、
彼女の声が聞こえて、その思考は吹き飛んでしまった。
目を見やると、バスローブから見え隠れする体と
その愛らしい笑顔を撮りたくて、
録画を開始したからなのだが。
]
……あぁ、やっぱりあなたは、…綺麗です。
もちろん、できていますよ?
戻ってくるあたりから撮っているからね。
[
気づいていなかった?なんて彼は聞いたかも。
撮影しながら、というものには慣れていないので
彼女をベッドの上で受け入れれば一旦撮影を止めて
インカメラで撮影をし始めたことだろう。
]
なんだか、いけないことをしている気分。
どうしてでしょう?
[
なんて言いながら、
くすくすと笑って彼女と唇を重ねてみて。
もちろんその場面も
嫌がられなければ撮影をしていたと思う。
]*
解いてもいいけれど……
どっちが好きかな?
出しても出しても終わらないのと
いつまでも精液出させてもらえないまま
おしりの穴でイき続けるの。
[好きな方を選んでいい、と史郎の髪を
撫で付けながら尋ねた。
史郎はいい子だから、好きな方を選ばせてあげる。
どちらにせよ、この一回の交尾で満ち足りることは無い。
チェックアウトまで、堕ちるところまで堕ちて
俺と共に居て欲しい。]*
[ 震える吐息が頭上から落ちてくれば、
目を細めて至極嬉しそうに奉仕を繰り返した。
優しく頭に触れられた指。
撫でて、と言わんばかりにその手に
すり、と頭を擦り寄せながら、
手と口は止めることなく動かしていく。
問いかけた言葉にかえってくる、
答えはいつもと同じトーンだけれど、
ほんの少しうわずって聞こえて
心が躍るのがわかった。
後孔を広げて、受け入れる準備を始めると、
今度は彼の方から追いかけられるから、
ちゅぷ、と唇を離して笑み。]
───だって、
はやく、ほしくて。
[ と赤い舌をわざと見せつけるように
ぺろりと動かした。
また口淫をはじめると、彼の猛りに
血があつまり、どんどんあつく、固く
なっていくのがわかる。
ぐぐ、と反り立てば、ぷぁ、と口を離して
気持ちいいかと感想を問うのだ。
すると、素直に落とされた感想と、
同時に光るその目が───
ぞく、としたものが背を走って、
眉尻が下がり、喉が震えた。
瞬間、ぐい、と引かれた腕。
無理やり膝が立てば、後ろに差し込んでいた
指が水音を立てて抜けた。]
ぇ、 なに、
[ 戸惑いと、少しの不満を浮かべた声が
漏れ出ると、背を向けさせられる。
そのまま、くち、と長い指が
そこに触れるのがわかって、
腰がびく、と震えた。 ]
ぁっ………なんっで、ぅンッ
[ 容赦なく入れられた2本の指が、
入り口を広げるのがわかる。
膝が震えた。己のものよりも
骨張って太い指が、中を掻き回すのが
わかって、そのしこりを容赦なく
押されて仕舞えば、首を横に振って。]
そこ、だめっ………!ァ、
はふ、 ぁ、きもち、ぃ、からっ
そんな、したらだめぇっ…!
[ しっとりと張り付いた肌。
少し冷えた体に熱がぴったりと
寄り添わされ、ぞくぞくと体が震え。]
んぅ…っん、 ッぁ、あぅ
[ 声をこぼしながら、振り返って、
その首に手を伸ばし、できるなら
腕を回して引き寄せ、口付けをねだろうか。]
[ それが叶ったならば、音を立てて
角度を変え、その唾液を味わって飲み込み。
吐息の絡む距離で、見つめて。]
───いれて、 ?
[ とお願いをするのだ。]
ベッド、 いく?
[ それとも、と唇は弧を描き。]*
[ 戸惑う声も、微かに浮かぶ不満の声も
愉快に聞こえて、傲慢にも、
彼を翻弄していると思えば、笑みは深まっていく
あのまま、口に出しても構わなかったのだが
それは、なんだか勿体ない気もして――
]
ふっ、……待ちきれないんで、しょう?
[ 抑え切れない高揚感に、
声を震わせながら、なんで、と問う声に答えながら、
長い指先で、執拗に嬲れば、予想通り
彼が奏でる嬌声の甘美な響きに、嗜虐的な笑みを浮かべる]
[ 意地悪く、指先でダメと言われる場所を嬲りながらも
口付けを強請るように、手を伸ばされれば
強請られるままに、唇を重ねた
微かに感じる苦みに、僅かに眉を寄せたけれど
重ねるごとに甘さが増せば、渇きを癒すように
何度も角度を変えて、互いの唾液を飲みあった]
―― ッ、は、
[ 漸く、ふやけるのではと
過るほどに、重ね貪れば、漸く唇を解放して
間近で、互いの吐息を聞きながら、
熱に濡れた瞳を見つめ合って、誘い文句に
どくりと、また下腹部を熱く滾らせて、
浮かぶ三日月にもう一度、己のそれを深く重ねた――]
[ 私はできません、と、欲に濡れた瞳を細めれば
くちゅりと、指を抜いて、濡れてひくつく後孔に、
限界まで昂ぶったものを押し当てた
ず、とゆっくりと、まずは、先端だけを潜らせれば
はぁ、と恍惚とも取れる吐息を零して、]
優しいのと、激しいのと、
―――― どっちがお好みでしょう?
[ 余裕なんて、殆どないというのに、
それでも、虚勢のように、ふふと笑みを零しながら
小刻みに、腰を揺らして、
ゆっくりと、少しずつ、腰を進めていく
さっさと、獣のように腰を打ち付けたい
それでも、最初の交わりは優しくもしたい
相反する欲求に、脳と、胸を焦がしながら、
理性で何とか堪えれば、また、耳朶を甘噛みして]
あなたの、言う通りにして……あげます、よ
[ ぐぐ、と、腰を押し進めた**]
[視界を塞いでいるといい事悪い事、両方ある。
いい事は気持ちよくなりやすい事、恥ずかしさが軽減される事。
悪い事は不安になりやすい事、心構えが出来ない事、と言ったところだろうか。
彼が浮かべた恍惚とした表情を見ていない事はどちらに当てはまるだろう]
あっ…んぅぅ…。
[可愛いという言葉に嬉しくなるけれど、蜜口を指が1本だけ抜き差しされ物足りなさで身を捩る。
秘芽の周囲を刺激していた振動がなくなったかと思えば、下腹に振動が伝わる。
ただ単純に焦らされているのか、それとも別の何かがあるのか。
見えない分、不安になってしまう。
不安で唇を軽く噛んでいると、片脚がソファから降ろされ、もう片脚は持ち上げられた。
内股や脹脛に口付けられ、ほっと息をついた]
ほ、んと…?
[疑っている訳ではないけれど、言葉で安心したかった。
刺激を与えられている間はいいけれど、そうじゃない時は不安になってしまうから。
持ち上げられた脚が背もたれへとかけられ秘部が丸見えになってしまう。
普段なら恥ずかしくて出来ない体勢だと思う。
目隠ししているから恥ずかしさは半減されているけれど]
あっあっ…ふぅ…んっ
ひっ…!あっ…いっちゃ、いっちゃうっ…きもちい、のっ!
あぁぁっ!
[下腹に当てられていた振動が再び秘芽へ押し当てられる。
指も更に1本増え蜜口の中を刺激されて、自分自身の嬌声とともに水音が耳に届く。
腹側の媚肉を掻き乱され、いいところを可愛がられて、敏感になっている身体が達してしまうのも早かっただろう*]
[ずん、と押し入れられるサクライさんの
ものは焼けた鉄みたいに熱い。
さっきまでの血の通わない玩具じゃない。
僕に欲情してくれたサクライさんの滾る芯で
ゆっくりと穿たれるのは本当に気持ち良くて
背をS字にくねらせて何度も跳ねた。]
……ン、あぁ、………
きもち、いい、んんっ、───
[重なった身体の下からサクライさんの手が
伸びて、胸の頂を爪で掻かれる。 ]
ん、……ぅっ、ん…ッ、─────っ!
[指で挟まれ引っ張られれば快感に
身体の痙攣が一層酷くなった。
耳朶に触れる硬い歯の感覚にぞくぞくと震え、
耳元で囁かれる揶揄に自分のものじゃないみたいな
甘い声が止めどなく漏れて。
忘れるどころか、知らない、
こんな、どろどろに溶けるようなセックス。]
……ちから、ぬけない……っ、
ごめん、なさい、
きもち、いい、サクライさん、
ッアあ、──────ッ、んん!!
[ぎり、と絞るように乳首を摘まれて、
イく、と思った。
けれど、最後の最後、ギリギリのところで
縛によって放出は阻害されていて、
きつく閉じた瞼の裏で火花が散ったように瞬く。]
んん、ん…っぁ、い、ぁあ…っ
乳首、だめ、い゛ぃぁ……きもち、い───
[もう何を言っているのか自分でも
呂律が回らなくなっていてよくわからない。
弱い頂を刺激されながら、奥へ奥へと
貫かれる動きはやがて一度止まって、
ようやく全て入ったのかと全身で息をつく。
でもなんとなく、サクライさんの腿と
僕の尻の間にはまだわずかにスペースが
あいていることに気づいたら、
身体の毛穴全部に鳥肌がたつように、
どくりと何かが流れ伝う。]
ぁ…あっ……ッう、………んっああ!
[本来排泄の場所のそこを、あくまでソフトに
優しく、腸壁を撫でるような動きに
ぎゅうと身体が強張って、後ろも締めてしまう。
サクライさんの熱で抉られる前立腺は
恐ろしいほどの刺激を産んで、
額をシーツに押し付けて耐えた。
きもちいい、だしたい、とただただ繰り返して
吐き出した分の半分も空気は吸えないようで、
酸欠でくらくらした。
もう息をするのがやっとで、飛びそうな意識を
性器の痛みが引き戻してくれるような。]
[出させて欲しい?の質問には、
こくこくと必死に頷いて見せた。
スピードを上げることのない優しい抽送に
合わせて僕の腰もゆるゆると動き、
サクライさんの熱を包み込むように
襞をまとわりつかせる。
到底選ぶことの出来ない、
どちらにしても行き先は天国、いや地獄か。
そんな質問に目を閉じて、はっ、はっ、と
犬のような呼吸を繰り返して
頭をひとつ、ふたつ、振った。]
[ばさばさと乱れる髪から、汗の滴が飛び散る。
撫でてくれる手が、嬉しい。
また、耳に聞こえる、『いい子』。
神経〆めされている魚みたいに
びくんびくんと跳ねながらも、
肩越しにサクライさんを振り返る。
喘ぎすぎて掠れた声で。]
─── どっち、も、こわい、けど、
[朔月は今やとても恥ずかしい恰好になっている。
見えないことによるメリットとデメリット。
どちらもあるが触れ合わないことで現れた仕草を見る限りで言えば、
朔月は自分向けの性質なことは間違いないようである]
ほんとだよ。
だから、いっぱいイってごらん。
[大人の玩具による振動と指の狂騒曲は優しく甘くも激しいものだ。
一つ、一つの快楽は強くなくとも密にそれを共鳴させれば達するのも早く、力の抜けた朔月の蜜孔に埋めた指を締め付ける媚肉の動きに満足そうに吐息を漏らした]
可愛くイケたね。
溢れ出してくる愛液も白っぽくなってきてる――。
[指を引き抜けば絡みついた蜜が糸を引き、二本の指の合間で架け橋をつくる。
それは見えぬだろうがその指先で震える下腹を撫でてやれば濡れ具合も意識するか、それとも意識すら危ういだろうか]
でも――、もっと奥……物足りないんじゃない?
[下腹、その奥にあるものは欲を一層と欲していまいか。
そう尋ねると自身のズボンを下げ、熱により膨張したモノを取り出した。
それを内股へと擦りつけてゆき――]
奥まで可愛がってしまうよ?
[自分がそうしたい。
沢山、朔月を可愛がり尽くしたい。
否と言われても止めることはないが、
このまま溺れてほしいと身を乗り出し、寂しそうにしていた唇へとキスをした*]
[自分の今の恰好が恥ずかしいものだとわかっているけれど、気持ちよさで思考が乱れてしまう。
彼の表情が見えていればまた違ったけれど、今は見えないから恥ずかしい恰好でも意識しないでいれた。
それに、彼がさせた格好なのだから、恥ずかしくともはしたないなんて言われないはずだ。
大人のおもちゃの振動と蜜口の中で動く指の動きは優しく甘く、けれど激しいもので。
"いっぱいイってごらん"なんて言われてしまえば、すぐに快楽に溺れてしまう]
は、はぁ…。
なおつぐさんが、かわいがって、くれた…からぁ。
[指が引き抜かれ、息を整えようと口で息をする。
彼の指に絡みつく蜜は見えないけれど、下腹を濡れた指で撫でられれば、これほど濡れていたのかと羞恥で頬が赤く染まった*]
朔月がいっぱい可愛くなってくれるから。
それに今も、恥ずかしそうな顔がとてもいい。
[赤く染まる顔は白い肌と髪の色と合わされば特段に目立つ変化だった]
此処もひくひくしてていやらしい。
見えなくとも、分かるものだろう?
[下腹に蜜を塗りつけた指先は再び花弁を開く。
くぱぁと開かせた花弁の奥は嫌らしく蠢いて見えた。
ゆるりと自身の股間の熱を取り持ち内股へと擦り付けながら花弁へと近づけていく。
到来を予感させながら大人の玩具は卵型のローターへと持ち換えていた。
それをサージカルテープで胸の頂きにとめればひやりとした感触があるだろう。
上は冷たく、下は熱い――]
奥もいっぱい可愛がってあげる。
もっといっぱい感じた証を溢させてしまうよ。
[そう告げて花弁に触れる熱ははち切れんばかりに膨らんでいた*]
[問われ、彼の指も大人のおもちゃの振動も触れていない蜜口の更に奥がきゅうっと疼いた。
熱いモノが内股へ擦りつけられれば、理性なんてあってないようなもので。
身体が彼の熱を欲しい欲しいと求めだす]
たりないの…。
なおつぐさんがほしい、の。
[もっと可愛がってほしい、身体の奥で彼を感じたい。
何も考えられないくらい、溺れてしまいたい。
唇へと口付けられれば、ふにゃりと口元を緩めた]
はずかしい、けど…嬉しい…。
ふぁっ…。
[彼の指先が花弁を開けば、ヒクヒクと蠢いているのがわかる。
身体も心も、彼の熱を待ち望んでいる。
内股へ擦り付けながらも疼く蜜口へと近づいてくるのを感じて。
期待で胸を高鳴らせていると胸に何かひやりとしたものが触れた。
それが何かはわからないけれど、大人のおもちゃだろうかと予測はできた]
奥も、たくさん可愛がって…?
なおつぐさんと、きもちよく…なりたい。
[花弁に触れる熱に早く早くと気持ちが急いてしまう。
もしかしたら、彼の熱に蜜口を擦り付けたかも*]
はしたないと思う方も居ますが…
良かった、貴方好みだったようで。
ぁ、もう撮ってるんですね?
油断してました。
[撮影の準備が出来ていたのには気付かず
少しふふ、と笑ってしまった。]
なんででしょうね?
ちょっとその気持ちは分かりますけど。
[勿論彼のキスは受け入れるし
キスをした後に軽くカメラの方を見て笑顔も作る。
彼が撮っていてくれるなら
そのまま、ちゅ、ちゅと唇から、首元にキスを落としていくし
胸元を軽く開いてあげたりもする。]
さぁ、お客様、何がされたいですか?
それとも、してくれます?
[芝居がかる様子で大袈裟に
いたずらっぽく微笑みながら彼に聞いた。]*
[相反する願いが囁かれて
本当に、それが可愛らしくて。
掠れた声を絞り出す唇に
唇を寄せて、荒い呼気を搦めとる。
キスしそうな距離からじっと史郎と目を合わせ
俺はゆっくり瞬きした。]
じゃあ─────…………
沢山我慢したら、後で思いっきりイこう。
[きっとその方が気持ちがいいから、と。
飴があるのが分かれば、
鞭すらきっと甘い痛み。
史郎の髪をくしゃ、と乱して
また腰を動かしながら、ぼそりと呟く。]
[彼の中が、次第に俺の形に馴染んできたら
執拗にイイところばかりを責め立てる動きから
わざと外して責め立てたり、
奥へぐっと突き込んでみたり。
太く育った幹はすんなり受け入れても
俺の全てを受け入れるには、
史郎の狭い後膣は幾分余白が足りないようだった。
だけど、もっと奥に入りたい。
お上品に口を閉ざした腸の行き止まりをこじ開け
そこに胤を吐きたい。
指も届かない奥の奥へ所有の証を刻んで
それで─────]
……なあ、嫌なら、いいんだけど。
[歯切れ悪く切り出す口調は
このプレイに似つかわしくない、
おずおずとしたもの。
自分でも嫌になる。
でも、これにタップが返ってくるより
ちゃんと史郎の口から聞きたくて。]
今、キスしていいか。
[一夜限りのプレイ相手にキスされるのが
嫌、というのも自由。
本来、史郎はそれを選択出来るはず。
彼を自由にしていい立場だとしても
勝手に侵してはならない領域くらい
ちゃんと心得ているつもりで。]
[ダメ、と言われたらそれきり。
代わりに彼の奥の行き止まりへ先端を押し付け
熱烈なキスを送るだけ。
もし許してもらえるのなら、
史郎の顎に手をかけ、顔を引き寄せると
そっと触れるだけのキスを送ろうか。
まるでキスの仕方も知らないみたいなやつを。
中を探るような動きから一転、
長いストロークで責め立てる。
こりこりとした前立腺を幹で擦ると
よりいっそう中が絞るように動く。
その動きに導かれるように
彼と共に高みを迎えようと。]*
どうして?
綺麗な体はみせてこそ、です。
[
何に対して熱く語っているのかと、
くすくすと笑ってしまったけれど
愛らしい体が密着に近い形で
彼に近づくと、自ずとその柔らかさを
体感することになった。
キスも心地よく、少し彼女に胸元を開かれると
そうですね、と言いながらまた外カメラで
彼女を映し始める。愛らしい顔や声が
録画されていると思うと、
心の中で盛大なため息のようなものが
漏れているのだが、これは彼の中で秘めておく。
]
そうですねぇ……
この状態なら、ローラちゃんから
全体的な奉仕でも受けてみたいかな。
動画を撮る以外、何もしませんから、ね?
[
お客様、なんて言われればなんだか不思議な気分。
彼は彼女の濡れた髪をそっと撫で
お願いします、と呟いてみせ。
ローラちゃん、と呼ぶことに
少しは抵抗がなくなってきたような気がしていた。
]*
[ドMここに極まれり。
そう頭を抱えるけれど、
本心だった。
とうに消え去った理性の代わりに、
本能が返事をしたように。
ゆっくりと瞬く睫毛が起こす微かな風さえ
感じられそうなほど、サクライさんの顔が近づく。
肩越しに、もうあと数ミリ身体を捻れば
唇が合わさる距離。
上からの角度で、じっとこちらを見つめる
サクライさんのその瞳の奥に潜む何か
───例えば感情とか、欲望とか、
そんなものが僕に見えればいいのに、と、
こちらも覚束ない視線を
サクライさんに向けていた。]
──── ぁ…っ、は、………は、い
[途切れない喘鳴のせいでだらんと開いたままの
口を動かして返事を返せば、
くしゃりと髪が撫でられる。
それがとても気持ち良くてうっとりと目を
閉じれば、サクライさんがぼそりと呟く声が、
聞こえて。]
────── こい、びと、
それ、は、…………
[身体を戻して奥歯を噛み締めた。
みし、と奥歯が鳴く音を飲み込んだ。]
ぁ…っんん、んぁあああッっ!
[リボンさえ無ければ、何度射精したかわからない。
後ろを穿つ動きは折々で変化して、
奥に深く差し込まれれば限界まで背が反って。
ああ、サクライさんのが全部、ほしい。
腸の行き止まりをノックされながら、
臀部には当たらない彼の肌が寂しかった。]
[喘ぎ声もだんだんと途切れて、
口から出るものが汚い母音と涎のみに
変わろうしている時、ちょっと声音の違う
サクライさんの声。
なんだか気まずそうな、
どこか不安そうな。
怪訝な表情で、またゆっくり身体を捩る。
聞こえたセリフに、驚きで目を見張った。
あんな淫らな行為の許可は取らないのに、と
それどころじゃないのにちらりと過ぎって
唇の片方がひくりと笑みの形に歪んだのは
気づかれてないといい。
]
[まるで、僕の心が全部、見透かされているよう。
僕が、サクライさんに提示された
セーフワードを発する時。
それはたぶん、キスをされた時だって、
そう思っていたから───
]
……サクライさん、ずる、い、
いま、このたいせい、タップ出来ない───
[がくがくと快感に身体を弾ませながら、
組み敷かれて初めて、僕はちょっと笑った。]
[汗が流れる音のほうが大きいくらいの、
蚊の鳴くような小さな声で囁いた。
そうしたら、贈られたのは、
小鳥が啄むような、微かな微かな、
触れるだけの口付け。
ぐい、と引き寄せられる顎、
その手つきと力からは想像もつかないほど、
初心で、繊細な。
ふ、と瞼を伏せた。
責め立てられて出るやつじゃない、
感情を揺さぶられた時に出る涙が、
出そうだったから。
]
[探るように動いていたサクライさんの
動きが変わる。
長く、ギリギリまで引き抜かれ、
奥まで貫かれる。
頭の先から爪先まで身体が全部強張って、
サクライさんを締め付けて飲み込もうとした。
刺激され過ぎて腫れた前立腺に屹立がずり、と
触れれば声にならない悲鳴が喉に張り付いて、
腸内の襞が蠢いてサクライさんに縋った。 ]
サクライさ、───おく、に、ほしい、
ぜんぶ、いれて、ん、……ぅっ、ん…ッ!
[腸の行き止まり、その奥。
そこを犯される恐ろしさを知っていて、
本能で拒否するはずの僕の身体が、
……サクライさんを求めていた。
吐き散らかして失神して、ただの恐怖でしかなかった
記憶を、
いま、サクライさんに上書きされたい、と願って。]*
[ 微かに雄の匂いの残る口内で口付けを
繰り返せば、徐々にそれはなくなり、
甘さを増していく。
何度も角度を変えて貪った唇が
ようやく離れる頃、じん、と痺れさえ覚え。
浅く呼吸を繰り返しながら、とろりととろけた
視線で見つめて、ねだった。
誘い文句の最後、浮かべた笑みに、触れた唇から
舌が差し込まれてまた口内を荒らして、
去っていくから。 ]
ぁ、 ふ ………っはぁ、
[ 母音と吐息を落とすと、問いかけが
されるから、それに満足げに笑みを浮かべ。
返事よりも早く、引き抜かれた指に
びくびくと腰が震えて。
当てられた昂りに、悦びで
眉根が寄るのがわかった。 ]
………我慢、できな …ァ、は、
[ いじわるされるのもたまらない。
もっと焦らされて、焦らされて、
その先に深い快楽を感じることができたら、
それはきっととんでもなく気持ちいいのだろう
けれど、でも─── ]
早く欲しい、………奥、思いっきり突いてっ…?
好きにして…っ…
めちゃくちゃにしても、いいから、
[ 食まれた耳たぶに、焦ったいほど優しい
腰使いに、甘やかな低い声に、
ぞくぞくと背筋がたまらなく震え。]
[口付けを受け入れてもらった時、
微かに浮かんだ笑みは
決して加虐的なものではなく。]
……ごめん。
[タップしにくい体勢やタイミングで
これを言ったのを、困ったように笑って謝った。
でも、これでも紳士的に
振舞ってるつもりなんだけれど。
重ねた唇は、甘い。
埋め込んだ幹から伝わる熱さも相まって
このままぐずぐずに煮崩れてしまいそうなくらい。
ふ、と瞼を伏せた横顔へと
宥めるためのキスをもう一度。]
[奥に、と史郎の声で乞われて
俺は薄く笑った。
俺の下卑た心も全部、この人には
読めてるんじゃないかって。]
良いの? このまま虐めても。
[前に抱いた男は其処をつついた途端嘔吐したし
その前は痛いと泣き喚いたっけ。
本当に、奥の奥まで受け入れてもらったことは
片手の指に収まる程度。
でも、史郎を手に入れたい気持ちは
もう、どうしようもなくって。]
そしたら、準備、しよっか。
[俺は軽く微笑むと、史郎の上から身を起こし
ベッドサイドからタオルを取り上げた。
経験上、吐いたり失禁したりする奴もいるんだから
いざというときのために。
史郎の顔の下と、茎の下に
大判のタオルを挟んだら、OK。
どんなふうに汚れても、乱れても、大丈夫。]
シロくん。
全部、入れるから。
[そう呼び掛けながら、俺は史郎が力を抜けるよう
再び乳首へそっと手を添え、
くりくりと摘むように弄りはじめる。
その間も、中に収まったままの雄茎を
奥へ奥へと進めようか。
奥の窄まりへ啄むようなキスを繰り返して
時折宥めるように腸壁の凝りをねっとりと捏ねて。
もう少しで、全部入る。
じりじりと熱に煽られた身体から、ぽたり、
史郎の背へと汗を落とした。]
シロくん、此処、前にも入れた事あるんだ?
[行き止まりを尚責め立てながら俺は尋ねる。
前に気持ちが良かったから、
此処を責められたいと言ったのか。
でも、そうじゃなくても
俺の心を締めている気持ちは
多分、晴らせなくて。]
─────ふ、は……ごめん。
シロくんの過去に妬いても、仕方がないのに、ね。
[ただの駄々っ子だ、これじゃ。]
[史郎の上にピッタリ体を重ねながら
乳首とアナルを責め立てながら、
俺は汗の浮いた史郎の肩口を舐めて……
それから、がり、と歯を立てる。]
ね、シロくん。
好きだよ。
[プレイ後も消えない傷を刻みながら
俺は一際奥を穿つ。
思い切り精を吐き出すのは
彼の雄の子宮口が、俺の侵入を
許してくれた頃だろう。]*
私もね、もっと朔月を味わいたい。
ふふ――欲しそうに吸い付いてきてるよ。
熱くて気持ちが良い……中も蕩けて心地よいのだろうな。
[可愛がり花咲いた朔月の何と淫靡なことだろう。
緩んだ唇から紡がれる言葉は自分を離して止まず。
身体の動きを奪っているのに尚甲斐甲斐しく誘ってくる。
熱を花弁へと触れさせていれば蜜口が吸い付いてきてその感触に目を細めて小さく笑う]
ああ、いっぱい気持ち良くなろう。
[卵型のローターを着けたのは右の胸にだけ。
左はそのままに手を朔月の腰へと触れ背面へと腕を回す。
身は乗り出したままに緩んだ唇へとキスをした]
好きだよ、朔月……これから沢山愛してしまうから。
[そう、朔月に対する好きを紡ぐ。
愛してしまうから共に溺れようと熱棒を蜜口へと埋めていった。
先端の膨らみは大きく閉じていた口を大きく広げてしまう。
その膨らみが埋まれば一度抜き、抜いては蜜に濡れたままに秘芽へと触れ幾度か擦り合わせてから再び蜜口へと熱を埋める]
朔月の中――ぐずぐずに濡れていて気持ちいいよ。
もっと奥まで入れるね。
[締め付けてくる媚肉の感触を味わいながら熱棒は朔月の胎に己の形を知らしめてゆく。
蜜壺を拡げた分だけ締め付けられ酷く心地よい。
蜜も潤沢であり進めては僅か引きながら気持ち良さそうな処を探ってゆき、一番奥に到達し根本まで差し入れるの迄にもじっくりと味わっていた。
根本まで触れ合えば互いの股座が触れ合おう。
熱棒の先端に奥口が触れる感触を確かめては朔月の頬へと口づけた*]
だって、ほしいの…。
なおつぐさんがほしくて、疼いてるの…。
[蜜口を無意識に擦り付けてしまって、指摘されれば正直に欲しいのだと言葉にした。
今までであれば、はしたないからと我慢したけれど、彼はそれを望んでくれる。
それならば素直に言って可愛がってもらいたい]
うんっ…。
[冷たい何かは右胸にだけ取り付けられた。
手が腰に触れ、背へ腕が回される。
触れる手や緩んだ唇への口付けに優しさを感じて心が温かくなる]
うれし…。
いっぱい、愛して…ね。
[単純に嬉しい、そう思う。
けれど、同じ好きかと聞かれるとわからない。
だから好きという言葉へは返事が出来なかった。
それでも、たくさん愛してほしいのは本心で。
熱棒が蜜口の奥へ侵入しようと先端が入口を開いてゆく。
抜いては秘芽へ触れ擦り合わせ、また蜜口へ。
少しづつ奥へと熱が埋まっていけば、彼の熱をきゅうきゅうと締め付けながらも、その形に馴染んでゆく]
あっあっ…なおつぐさんの、おっき…。
きてっ…おく、ほしいのっ…!
[彼の熱を締め付けながら、気持ちいい処を探られれば、敏感な箇所に熱が触れた時。
ビクンと身体を震わせ嬌声が零れる。
暫くすれば互いの股座が触れ合い、根本まで入ったのだとわかる。
手が自由だったら、嬉しそうな顔で腹を撫でていた事だろう。
手は使えないけれど、熱の先端が奥へ触れるときゅうっと更に彼のそれを締め付けた。
頬へと口付けられれば、へにゃりと口元を緩めた*]
[ 可愛らしく、いやらしく
また、おねだりをされれば、どくりと、
彼の中のモノが、脈打った
嫌だ、と言っても……
もう、―――― 遅いですから、ね?
[ 残った理性が、剥がれ落ちていく
唇をぺろりと、舐めれば
[ 先程まで、指先で嬲っていた
奥で膨らむしこりを、熱い楔でも、また打ち付けた
何度も、何度も、
ぐちゃぐちゃと、ぐちゅぐちゅと、
泡立つ水音は、どちらが零すものかも分からなくなるほど
腰を掴み、荒々しく
漏れる吐息も、切羽詰まったものに変わっていく]
ッ、……はッ、はッ、
[ だというのに、額を背に押し付けて、
すり、頬を寄せて、肩口を甘噛みなんて
甘えるような、仕草を無意識にしていた
―― 肌を重ねる心地よくて、
境界が曖昧になっていくのが心地よくて
]
ヒイラギ、さ、ん……ッ、
[ 切なげに、今、この時だけの名前を呼べば、
深く、浅く
一際、激しく腰を打ち付けて―― ]
ん、ッ……、――!!
[ 熱い迸りを、熱く蕩けた彼の最奥に、―― 解き放った ]
…… すみません、つい中に、
[ 謝罪を口にしながらも、
すぐに抜くという行動には、移せなくて
また、甘えるように背中に、頬を寄せて
未だ、早鐘を打つ胸を押し付けるように抱き寄せた
すぐに、掻き出さないと、いけないのになと
頭の隅では、分かっているというのに――…*]
かわいい笑み、もっと私を夢中にさせたいの?
夢中になったら動きを止めれないよ。
[へにゃりと緩んだ口元に頬を綻ばせる。
柔らかい唇を重ね合わせ交わりを増やす。
先端を、熱く固い竿を締め付ける媚肉の蠢きに熱い吐息を漏らし、
ゆるりと腰を引き熱棒を半分程抜くとそこからまた奥へと埋めていく。
緩やかに、一定のテンポでの動きは敏感な箇所へと止め処なく刺激を与えてゆく]
気持ちいい、よ。気持ちいい?
[こつり、こつり、奥も角度を変えて求め続けよう。
お胸に仕込んだローターのスイッチを入れれば、右の頂には棒状のものよりは緩やかで大きな振動が伝わり始めるだろう。
緩やかに、緩やかに。
呼吸の乱れすらシンクロするように合わせてゆき、
動きもまた合わせてゆくことで求める快楽を隈なく愛し絶頂へと導いてゆくのだった*]
記録に残してこそ、でもあるかもね。
こういうのは何が違うかもしれませんけど。
[イベント毎だったり、日々の何気ない時に
写真を撮ったりするのはそういう事もあると思うから。]
漠然としていますね……
うーん……あ。
[閃いた、とばかりに指を立てて笑顔を見せると
彼から離れて立ち上がり、バックを少し漁ると
それから再びバスルームの方に戻っていった。
そう時間は掛からずに戻ってきた私の手には
大きめのタオルと
先程のローションが入ったペットボトルがあった。]
はい、じゃあここに仰向けに寝てね。
やった事ないけど、風俗ってこうなのかしら。
[バスタオルを広げて、彼に上に横になってもらう。
ローブを開いて彼の下半身を裸にする。
それから私は彼の上に跨る。]
基本的には口でするのが多いけど……
せっかくですしね?
[手の平に、ローションをたっぷりと乗せると
手を洗うようにして、満遍なく塗りたくる。]
サモエド君だって自分で慰めることあるでしょ?
どっちが気持ちいいか、試そっか。
[そういうと私は彼の竿を軽く握って
ぬるぬるとした手で扱き始める。
勿論一連の動きを
カメラに撮ってもらったまま。
彼は私の手の動きを撮るのか、それとも私の顔を撮るのか
そんなのも見所かもしれない。]*
記録とはどんなものも良いものだと思いますねぇ。
は、本当に可愛い…
[
彼女が笑顔で離れ行くのを動画を撮っていると
バスタオルとペットボトル。
まさか、と思ったけれどそのまさか。
彼女がまさかローションプレイ(inベッド)を
してくれるとは彼自身思っていなかった。
彼女に言われたようにバスタオルの上に
腰を下ろして身を任せると、
彼女が足の上に乗ってきて準備を始めた。
]
確かに、やる。……いい表情だ…
ふふ、お願いします。
[
彼女の手がローションでコーティングされると
少しぬるくなったその手で、
まだ元気のない楔を包み込むように扱かれる。
一連の流れは引き気味で彼女の顔と動きを
一緒に撮って、そこから徐々に
彼女の手の動きに集中したり、
彼女の視線や顔の動きに集中したりを繰り返していた。
]
上手…好きですよ。
[
手の動きとその視線、と付け加えて
感情を無意識に隠していた彼。
まだまだ、余裕があるみたい。
]*
はいはい、どーもっ。
[にこ、と笑ってみせると
両手の平で包むようにして上に下に滑らせていく。
せっかく撮られてるから、カメラの画角を意識しながら。]
サモエド君は身体の相性と言うけれど
趣味もなかなかですよね。
一体いつから、こういうのが
好きになっちゃったんですかっ?
[亀頭を手のひらで撫で回すようにしながら
片方の手は幹の部分で行ったり来たり。
座ったままの状態なので
寝転がった彼から見ると、私は結構遠い。
べ、っと小さく舌を出して
揶揄うように笑った。]*
[ごめん、と困ったように笑うサクライさんが
心底愛しい。
色々とぐちゃぐちゃになった顔は決して
綺麗じゃないはずなのに、
口付けをくれたことが嬉しかった。
鼻の奥がつぅんと熱くて、顔を動かしたら
床に転がったスマイリーと目が合った。
伏せた睫毛にも唇が降る。
このまま死んでもいいかな、と思うくらいに
多幸感に包まれて。
───伝い落ちたのは、汗だろう、きっと。
]
……いい、です、っつ、ぅ……ん、
サクライさんに、なら、ぜんぶ───
[ピンクのリボンはもうしとどに濡れて、
色が変わっている。
可愛らしさなんてどこにもない姿で
ぎりぎりと締め付けられて、鬱血して、
千切れそうで。
身体中全部の神経が剥き出しになったみたいで、
ベッドサイドに手を伸ばし
体勢を変えただけのサクライさんの動きにも
悲鳴じみた嬌声が甘く溢れた。
慣れた手つきで、顔と身体の下に
タオルを敷いてくれる。
そのことに一瞬、つきんと胸が痛んだのは
なんでだったんだろう。
]
[サクライさんの声は低く、甘く、
鼓膜から脳髄を溶かすように響く。
声を出すのも焦ったくて、
小刻みに首を縦に振った。]
ん、……ぅっ、ん…ッ、─────っ!
[身体の力を抜こうとするのだけれど、
もうなにが、どこが、気持ちいいのか痛いのか
分からなくてシーツを握りしめて額を擦り付けた。
強張る全身が、胸の突起を摘まれて跳ねる。
呼吸のし方を忘れてしまったように、
はっ、はっ、と短い息しか出ない。]
ぁ…っん、んあ゛あ゛あ゛あ…っっ!
[これ以上は入らないはずの、その行き止まりを
サクライさんの熱がぐりゅ、とノックする。
ぞわ、と全身の身の毛がよだつ。
猛烈な吐き気が勝手に込み上げてきて。
必死で、それを噛み殺す。
がちん、と歯が鳴って、
口の中に錆びた鉄の味が広がった。
構わずこじ開けられる感覚に
耐えきれず、ごふ、と吐いた。
食べていないから、黄色い胃液だけが
綺麗なタオルを汚して広がっていく。]
[飛びそうな意識を繋ぎ止めてくれる
サクライさんの声に顔を少しだけ、上げた。]
…………ない゛、はじめて、
[貫かれるたびに、げぼ、と液体を吐きながら、
それでもそれだけは、微かに笑って答える。]
─── あのひ、と、そこまで、
とどかなかっ、たから、どうぐ、だけ……
[ひゅ、と喉を鳴らしながら笑った。]
あぁ、いい角度ですね。
[
彼女が慣れているからだろうか。
彼は動画が撮りやすくて特に指示など出さずに
純粋に彼女の手の動きを感じていた。
先ほどとはまた違うローションの使い方で
もっと楽しんで行けたらと思うほど。
]
っ…ふ……ぅ……
あー、どうかな……
大学生になって出来た最初の恋人が
撮られたがりだったので、
それに付き合っていたら徐々に
撮ることが楽しくなってきましたね。
[サクライさんが、謝る声が重なる。
その言葉を、意味を、
微かに残った脳細胞が咀嚼して、理解して、
僕は、もう、どうしようもないくらい、
サクライさんが愛しいと思った。]
[
第一に体の相性。第二に趣味嗜好の一致。
2つ目に関しては殆ど露わにしないけれど
気づかれてしまったなら、ふつうに教えてしまう。
手を伸ばした状態で撮っているから、
彼女のいたずらな笑みが撮れているかどうか
少し不安だけれど、そんな笑みを見たら
クスッと笑わずにはいられなかった。
両手の動きが、遠くでもしっかりと感じられるのは
なかなかに凄い話ではないだろうか。
]*
[ちかちかと視界が点滅していて、
きちんと言葉が紡げたか自分でも
自信がなかったけど。
伝わったはずだと、勝手に信じた。]
────ん゛ッ、い゛た、っんああああ!!
[肩口に、鋭い痛み。
硬い歯が肉に食い込む感触。
サクライさんがたしかに居る、証。
ああ、気持ちがいい。
]
さ、くらい、さ、ん、きもち、いい、
ぼくも、すき、さくらいさ、───
[譫言のようにこぼれ落ちる声。
ごぷ、と口からも下からも耳障りな音が響いて。]
あぁああああ゛アっ゛っ、──────っ!!!
[ごり、と最奥を貫かれた衝撃と、僕を呼ぶ声と、
それに続く小さな言葉が耳に触れる。
サクライさんの熱が爆ぜたのがわかれば
その瞬間に、ばちん、と意識が白んだ。]*
大学生の時期にもよりますけど
随分と経験豊富なんですね。
お見合い以外も当然していたと。
[まぁそれもそうだろうか。
むしろ学生なら、時間を持て余しているので
彼みたいな人は良い相手だろうけど
そこでも身体の相性が邪魔をしたのか。
それとも、その時は
まだ結婚とかは考えてなかったんだったかな。]
んしょっ。
よく撮っておいてくださいね。
私からは限界がありますから…
[十分彼の竿を固くしたら
そこにぴたり、と跨る。
股下で彼のものを押さえつけて、ちょうど花弁の間で
彼の竿を挟むように。
ゆっくりと動き始めれば
ローションが潤滑油となり
滑らかに腰がスライドしていく。
前後に動いていけば、先程の手の刺激よりは快感が弱いかもしれないが
ビデオを撮っている彼からすると、良い光景が広がっているだろうか。]*
ひぁっ…とめ、ないでぇ…!
[綻んだ頬は見えないけれど、夢中になってほしい。
止めないでほしい。
そう思って、おねだりする。
唇を重ね合わせ、もっともっとと彼の唇を舌でなぞって。
熱い吐息が漏れたのが耳に届き、彼も気持ちいいのだとわかって嬉しくなる。
そんな気持ちも彼の熱が中で動き、緩やかに、けれど一定のテンポで刺激を与えられて考えられなくなってしまう]
んぁあ…きもち、きもちい…!
[こくりこくりと頷いて。
奥を角度を変えて求められ、胸に当たっている冷たいものが大きく振動しだす。
秘芽をいじめていた振動より緩やかだけれど、それすらも気持ちを昂らす材料の1つで。
流れに身を委ねるように、彼に絶頂へと導かれてゆく*]
[朔月の身体が自分の動きで揺れ動く。
乳房は揺れ色づきもまた誘うように揺れてゆく。
口づけを欲する舌の動きに応えて互いの欲を絡ませ合う。
触れ合うだけで心地良いのに今では朔月が奏でる声色も心地好さの一因となっていた。
揺れる乳房にもキスをしよう。
先の尖りに吸い付いては強めに吸い立ててしまおう。
心地好さが止まらない。
もっと、もっとと欲しくなる。
熱棒の動きに変化を出すことはない。
朔月が最も心地よく蕩けてしまうテンポで子部屋の入り口を小突いてノックをし続けていき――]
朔月。
[名を呼び、手を伸ばす。
目元を隠していたネクタイを解いてしまえば視界が取り戻されることになる。
そうすれば今の状態が見えてしまうだろう。
柔らかく、愛おしい存在を見つめる眼差しは微笑とともに。
頬を優しく撫でると口づけを施し囁いた]
好きだよ、朔月。
[そう伝えると秘芽へと指を這わせて、達してしまえるようにときゅうと強めに刺激を与えて、自身もまた朔月の胎に精を解き放った*]
[互いの欲を絡ませ合い、動きに合わせて揺れる胸へ口付けられる。
頂に吸い付かれて、甘い吐息を零した。
気持ちよくて、けれどふわふわとした心地よさもあって。
もっと、もっと彼がほしいと欲が出てしまう。
熱の動きは変わらず、けれど確実に絶頂へと導かれている。
思考が溶けてきていた時、名を呼ばれた]
なおつぐ、さん…?
[視界を塞いでいたネクタイが解かれ、最初はぼやけていた視界も瞬きを数回すればクリアになる。
目の前で、柔らかく見つめる眼差しは愛しい存在を見つめているようで。
微笑した彼が優しく頬を撫で、口付け、囁いた瞬間−]
あっ…ひぅっ…あぁぁぁっ!
[秘芽に与えられた刺激は強く。
きゅうっと彼の熱を締め付けて達してしまう。
胎に解き放たれた精の温かさを感じながら、ピクンピクンと身体を震わせていただろう*]
[朔月が身体を震わせるにあわせて自分の熱棒もまた幾度も大きく奮えていた。
奮える度に先端から白濁が飛び出して胎の中を熱で満たしてゆく]
ふぅ……ぁぁ……。
[緩やかに呼気を漏らしては両手を朔月の背中へと回し身体を優しく抱きしめる。
頬に、瞼にと口づけを施してゆく。
朔月が落ち着くまでの間はそうして抱擁と共に優しい口づけを施し続け、
瞳同士視線が絡むのを認めると改めて柔らかく微笑を浮かべた]
朔月、少し休もうか。
一緒にお風呂にはいる?
[着衣のまま乱れたままで汗や体液で身体に張り付いてきていた。
一度さっぱりしようかと提案をして返答を待った*]
[ごふ、と内臓が捻れたような声と共に
シロくんが胃液を吐き出す。
白いタオルが黄色に濡れて、つん、と
鼻をつく異臭が広がる。
なのに、腰を止めてあげられない。
早く、奥に出したい。出したい。
種付けして、俺のものにしたい。
吐瀉物で窒息しないように
顔を横に向けてあげるのが、精一杯。
我ながら最低だと思う。]
[そして、はじめて、と聞いた言葉に
安堵と、どうしようも無い愉悦が湧き上がって]
─────あは、
[もう一度、彼の唇を断りもなく奪ってしまう。
酸っぱい味がしたけれど
不思議と嫌悪感は湧かなかった。
何処かの短小が今どうやって暮らしているかは
知らないし、興味もないけれど
今史郎の一番近くを許されてるという実感が
俺の心を暖かく満たしている。]
[彼の肩口を噛むと、力が入ってしまったのか
奥ですぼまっていた結腸への入口が
ぐっと此方にせり出してきた。
子種を強請るように、ぷにぷにした唇を
俺の先端へと口付けてきた瞬間、
ふ、と頭をよぎったのは
一度だけ女を抱いた夜のこと
榛原が死んで、自暴自棄になっていた俺を
実家に連れ戻した父親が、無理やり宛がった女だった。
絶頂を迎えた史郎の其処は、
女の雌の部分の感触に、とても似ていると思った。]
[なのに、嫌悪感なんか
ひとつも湧かないまま─────]
……ッ、く……!
[やんわりと口を開けた肉の門をこじ開け
奥の奥で胤を撒く。
びくびくと幹を震わせながら
子種を後膣の襞に擦り込んでいる間も
ただただ、史郎への愛おしさに
胸を占められたままでいた。]
[さて、放出が止まってややもすれば
現実の惨状が目に入る。
史郎は上の口から吐いているし
二人分の体で下敷きになっている史郎の茎は
鬱血して花どころではなくなっていたか。]
シロくん、一旦綺麗にしようか。
[聞いているのか、いないのか
イマイチ分からないけれど、呼び掛けた上で
そっと雄茎を引き抜いて。
吐瀉物まみれのタオルはビニールに包む。
ぬるま湯で濡らしたタオルで史郎の口元の汚れを拭う。
起きて口の中をゆすげるように
ペットボトルの水もある。
こういう後片付けも慣れたものだ。
小を漏らさなかっただけマシかもしれない。]
[最後に、史郎の身体を仰向けにして
股間を戒めていたリボンを解いてあげる。
水分を吸って重たくなったそれを
ぽい、とベッド下に放ると
俺はおもむろに史郎の脚の間へ顔を埋めた。
鬱血した性器へ少しずつ血を巡らせるように
内腿の皮膚を撫でては、
蜜の滲む髄を吸い上げてやる。
時折、自分の性器で暴いたばかりの蕾へと
唇を落として、くちくちと中へ舌先を捩じ込んだり。]
[史郎を、優しく壊れ物みたいに抱きたい、と思う。
思うのに、そんなセックスの仕方なんか
とうに忘れてしまって。
いや、いつもなら無防備に晒された
尻の穴があったら、即手首まで捩じ込もうとするだろう。
だから当社比、やさしさ5割増。今だけ。
やっていいなら、喜んで腕まで挿入るけれど。
史郎が目覚めてくれるのならば
台詞を忘れてしまった役者みたいに
眉を下げた、ちょっと情けない顔で
「もう一度、今度は優しく抱いてみようと思って」
と、へにゃりと微笑んでみせるだろう。]*
[ そんなこと───言うわけない。
そう答えるよりも早く、ぐ、と押し付けられた
腰が、最奥を思い切り突くから。]
ぁッ───!っか はッぅ、
[ 息が詰まって、目の前が明滅した。
駆け上がる快感にゾクゾクと腹奥から
なにかが走り、雄はぼたぼたと喜びに
涎をこぼしていた。
そのまま、容赦なく何度も抉られれば、
そのたびにあられもない声が響く。]
ァッすご、ッぃッン、っぁっ
きもち、ぃ、 きもちい、ぅ、ぁっ
[ ぐちゅぐちゅと大きな音を立て
かき回される中がたまらなくて。
噛まれた肩口から、その息遣いが
甘さを帯びて興奮を誘う。
だんだんと水位を増していく
快楽のふちに縋って。
呼ばれた名前に、切なげに眉を寄せれば。
行き場のない手の場所を求めて、
彼の腕を強く、強く握った。]
ぁッだめ、だめ、
な、っかくる っなんかっ、
おく、きもちよくて、ッゃ、
ァッゃ、いっちゃう、いっちゃ、
イッ、ぁっ───ッ!
[ 腰の動きが早くなると同時。
いいところを何度も擦られて、
背が大きくしなりびくびくっと
その昂りから白濁をこぼした。
中で温かいものが弾ける感覚に、
こくりと唾を飲み込む。膝が震える。]
[ 砕け落ちそうになる腰は、
温かな体に包まれて支えられていた。
乱れた息を整えていれば
脈打つそれは、抜かれないまま、
降ってくる謝罪に、少しだけ身を捩り。]
ん、 っ…だいじょぶ、
っはぁ、
[ 抱きしめられた体に、きゅ、と心臓が
ときめくように跳ねる。
謝るくせに、抜いて掻き出すことを
しない彼の茎は、微かに硬さを帯びて
いただろうか。否、いなかったとしても。]
[ ふ、と足元に目を落としてから
わざと少し腰をくねらせ ]
このまま、っ…ぁ、っ
もういっかい、しません…っ?
[ と細めた目を向ける。]
中に、いっぱい出して、いい、から
[ 「ね?」とまた誘いをかけた。]*
1年生の後半だったかな。
そうだねぇ……そのときはお見合いなんて
全くもって出てこなかったよ。
とりあえず、好きだなって思った人に
告白して…付き合って、別れて。
[
それなりに、彼は何故か経験がある。
浮気もされたし、いい経験ばかりではないけれど。
すごく傷つくかと思っていたが、
実際はそうでもなかった時の方が多かった。
偏愛じゃなかったからだと、彼は思っている。
]
なにす……っ……!
……すっごく、いいね。…可愛い。
[
彼女の体が彼の顔の方へ少し近づくと
今度は手ではなく割れ目が
彼の楔を包み込んでいった。
少し驚いたけれど、これを逃す手はない。
そう思って彼は、動く彼女の腰を始め、
密着部分を前から後ろから、
下から上へと彼女の表情まで
余すことなく撮影していくことだろう。
]*
[腹の筋肉が痙攣して生暖い液体が走る。
胸や腹が波を打つたびに、
喉と口に酸っぱく込み上げてきた胃液が
鼻にまで回って苦しかった。
折れ曲がった細道を強引に開かれて、
内臓を全部押し上げられるような衝撃。
急なカーブと狭い隧道をこじ開けたその先で
放たれた熱を、断続的に収縮する襞が
受け止めた瞬間、
目の前が真っ白な煙に包まれたみたいに、
意識が消えた。]
[覚えているのは、顔を横に向けてくれた
手のおかげで息が出来て嬉しかったことと、
吐瀉物塗れで汚れているのに、
その唇に構わずサクライさんが
口付けてくれたこと。]
[─── 頬に仄かな温もり。
布地の感触にふ、と睫毛が揺れて。
ああ飛んだんだな、と慌てて瞬きを繰り返し
状況を把握しようとした。
頭の半分はまだ温かい泥に包まれているように
ぼんやりしていて。
意識と肉体が上手につながってない感じで
体が思うように動かない。
叫びっぱなしの喉はとっくに枯れていた。]
[高級な室内の天井が見えて、
仰向けになっているのがわかった。
身体を動かしたら、とんでもなく汚く汚したはずの
タオルもすっかり綺麗に取り払われていて、
自分の顔も全然べたべたしてなくて。
おまけにさっきまで繋がっていたはずの
サクライさんの熱の感覚が後ろには無いから
急に怖くなって、がば、と上半身を起こした。
ぐらくら揺れる世界に顰めた目線を彷徨わせたら、
足元というか股間で、性器を戒めていたリボンを
徐に解いてくれているサクライさんが
ちゃんと、居て。]
あ……ざ ぐらいさん、ごめんなさい、僕、
ん、……ぅっ、ん…ッ、─────っ!
[後処理、大変だったはずだから
全部やらせてしまったことが申し訳無くて、
謝ろうと酷く掠れた声を絞り出したのに、
サクライさんが、堰き止めるものがなくなった芯を
吸い上げたりするから、
またすぐに悲鳴のような喘ぎ声に変わってしまった。]
……まっ、てサクライさ、ん、
やめ、ぅっ、んぁぁ……
[今までサクライさんを飲み込んでいた後孔にも
ぬるりとした舌が伝う。
そこに捩じ込まれる感覚に、逃げようと
足掻いた身体が、視線が、
へにゃりと眉を下げて優しく笑う
サクライさんの姿を捉える。
その形の良い唇が動いて、
「もう一度、今度は優しく抱いてみようと思って」
そんな言葉を紡ぐものだから、息が止まった。]
[僕はサクライさんがしたいなら、
フィストだろうが吊られて打たれようが
水に沈められようが
なんだって受け入れる覚悟は
もうとうに出来ちゃいました、と言いかけて、
それはあまりに依存というか、
好きになり過ぎた気持ちを押し付けているような
自分に気づいてしまって。
眉を下げたサクライさんの、
それよりもうちょっと困った表情を浮かべて
へへ、と笑んだ。
それに、優しく抱かれる、って、
どうするんだったか、そんなことわからなくて。
]
優しく、って……あの、
[もう僅かな刺激でも精を吐き出してしまいそうに
張り詰めた下半身を庇うように体勢を変える。
がくがくと言うことを聞かない腰やら身体を
どうにか動かして、
サクライさんに向かい合うように座れただろうか。]
……じゃあ、僕がしてもいいですか。
[そこにサクライさんの視線があれば
甘ったるく絡めて、ちょっとだけ首を傾げ、
囁くように伝えた。
ゲロ吐きまくったのは覚えてるから、
口は一度濯いだほうがいいですよね、と
悪戯っぽく笑う。
どうにかして水を含むことができたなら
精を吐き出したばかりのサクライさん自身に、
そっと顔を近づけよう。
叱られないなら、ゆっくり
口に含もうとして。 ]*
普通の恋愛をしていたんですね。
……そうですか。
[斜め上を見ながら、一人で考え事をしたけれど
今は彼への奉仕に集中しようと、また頭を切り替えた。
ビデオにだって撮られてますしね。]
どういたしまして〜。
可愛い、のかは分かりませんけれど。
[ふふ、と笑って
身体を反らすようにして、手を後ろにつく。
腰を突き出すようにして、ぬちゅ、とローションで滑りながら
彼の竿を磨くように何度も往復する。
穏やかな気持ちよさだったけれど
気持ち的には興奮するし
撮られていると意識すれば、高揚感が増すと言うもの。
熱っぽい息を吐きながら
彼の愚息の上で腰を揺らせば、反応はどうだったか。]*
[
とても仲良くなったはずの恋人と
相性悪く別れてから
恋愛はもういいかと思っていた時期もあった。
けれど、叔父がお見合いをチラつかせてきたあたり、
段々とまた恋愛というものに意欲を
出し始めてきたところでの周りの結婚。
叔父が小さな子供を見てぽつりと呟く言葉を
聞いたことがないわけでもないけれど。
しかし、そんなことを考えていても
今の快楽には勝てないわけで。
]
ローラちゃん、段々腰の動きはやくなってる?
っ、ふ……いい音、撮れてる。
勿論、その腰つきもたっぷ、りと…っふぅ……
[
彼女が後ろに手をつけば、
見える密着したオスとメスの部分を
じっくり撮れるように携帯をそちらへと。
暫く撮っているが、充電が切れない限りは
ずっと撮っていたいかもしれない。
序盤は緩やかだったけれど、
硬くなった鈴口やその返し部分が
彼女が気持ちいいと言っていた粒のところに
当たっているのだろうかと思わせられるほど
その綺麗にくびれた腰の動きが早まる。
勿論、彼も気分は上々で
彼女が動くたびに息を漏らし、
余裕があるようには見えなかっただろう。
]*
[声を枯らして、無理に精を吸い出され
俎の鯉のように身体を跳ねさせる姿は、
見れば見るほど「優しく抱かれている」とは言い難く。
激しく責め立てる方法は知っているのに
身体を重ねたてみたいな、
どうやってこの気持ちを伝えようかと
必死に獣性を押し込めてきたあの頃のこと、
どうにも思い出せなくて。
咥えた茎をそっと庇われ
俺はしゅんとなって、素直に身を離した。
けれど史郎は離れるのではなく
俺の正面に向き合った。
こんなふうに裸の相手と、真正面から
向き合うことすらなかったから
視線の置き場を迷って、
また俺は史郎の顎の辺りを見る。]
ん……?シロくんが?
[甘く絡んだ視線にびくりと身を跳ねさせて
俺は思わず聞き返す。
もしかして、攻守交代だろうか。
別に、処女では無いのだし、
貞操を守りたい訳じゃない。
戸惑いはあれ、史郎の好きにさせてもいい。
そんな俺の心を余所に、史郎は俺の跨ぐらへと
顔を近付けていく。]
まッ、……あっ、ン……!
[ちろり、と赤い舌が覗いて
生暖かな咥内へ招かれ、ぞわり、と背が粟立つ。
情けない悲鳴が漏れて慌てて口を塞いでも手遅れ。
尻もちをついたまま、情けなくぴくぴくと
内股を震わせながら、俺は史郎に
気まずそうに笑ってみせる。]
……実は、口でされるのは、その、
あまり、慣れていなくって……ッ、
[そう言い訳しながら、そっと史郎の髪を梳いて
俺は震える脚を開いて、史郎の頭を招き入れる。
敏感な部分が包まれて、
口の粘膜で育てられていって、
時折硬い歯が、走る血管を掠める。
その度に、寂しがる子犬じみた
情けない声が漏れてやまない。]
ッ、ん…っ、こうして、さ……
弱いとこ、さらけ出して、ね。
相手に任せるのって、怖い…けど、
[でも、決して悪くはない。
口で育てられた俺の茎が、再び血を溜めて
天を向き始めるのがその左証。]
[ 彼の艶やかな嬌声と、
はしたない淫らな音が辺りに反響して、
より一層、いけないことをしているようで、興奮を煽られる
腕を縋るように強く握られて、微かに痛みが走るが
それすら、快感を煽るもので――
にやり、と笑みは増すばかり
触れてもいない彼の雄が、昂ぶり先端から
ぼたぼたと、涙を溢れさせているのも、
彼が私で、感じてくれているのだと、思わせて
言いようのない高揚感に満たされる]
[ 中に出されるのを、嫌がる人もいる
後始末が大変だとか、腹を壊すだとか、
だから、謝罪を口にしたけれど
離れがたくて、行動に移せずにいれば、
だいじょうぶと、言われて、ほっとしていた
それなら、まだ、このまま――
抱き寄せて、熱を感じて
彼が許してくれると思えば、
また、緩く彼の中のものは硬さを帯びていく]
……ッ、ふ、
[ 腰をくねらせ、刺激を与えられれば、
ぴくりと身体を震わせて、息を詰めた
誘う声に、また欲が刺激される
―― まったく、あなたと言う人は、
困ったような、嬉しいような、
小さな吐息交じりの笑みを零せば]
[ まだ、時間はある
願いを叶えてもらうための、事務的な行為ではなく
彼とは、もっと、重ねたいと自分も考えていた
もう一度、しっかりを抱きしめながら、
腕を伸ばせば、先ほどは一切触れなかった、
彼のものに指を這わせて、ゆるゆると扱く]
ヒイラギさんは、後ろだけでも好いようですが
こうして、触れられるのも好きでしょうか?
[ 少しだけ冷静さを取り戻した声で、
そんな問いを零しながらも、わざとらしく、あぁ、と零して]
逆上せてしまうかもしれないので、
ベッドにいきましょうか?
[ 焦らすように、優しく撫でて
そんな提案を一つ
我慢できないというようであれば、このままここで
同意が返ってくれば、ベッドに移動するために、
一度、彼の中から抜こうと腰を引いただろう**]
[上擦ったような、慌てたような声が
頭の上から落ちてきて、はむ、と亀頭を
咥え込んだ動きを止めた。
上目遣いでサクライさんを見たら、
掌で口を塞ぐ既視感ある体勢で
彼は気まずそうに笑っていて。]
─── ほ、へ ?
[咥えたまま声を出したら間抜けな音になった。]
[慣れてない、って言いながら、
サクライさんの手は僕の髪を梳いてくれる。
足を開いて、僕を迎えてくれる。
多分抑えようとしている声も甘く
艶っぽく熱を帯びて漏れていて。
……ぎゅぅぅ、って胸が締め付けられる。
愛情、慈愛、愛着、なんかわからないけど
そんなような感情が、
蛇口が壊れた水道みたいに溢れて溢れて、
海みたいに広がってく。]
[ぱくりと咥えていた先端を一度口から出して、
改めて唇を近づける。
そっと口づけを落としてから、
べろりと亀頭を舌全体で舐め上げて。
窄めた舌先で鈴口を割るように刺激し、
小刻みに擦りながら、唇を移動させる。
竿の部分を笛を吹くように音を立てながらしゃぶり、
裏筋にもざらりと舌を這わせよう。
手は茎に添えて、唾液で濡れた部分を優しく握る。
根元から雁首までそっと上下に擦っては、
裏筋を指の腹で刺激するのも忘れない。]
[サクライさんの声が上擦っていて心が弾む。
心臓が跳ねる。
もっと、もっと、気持ちよくなって貰いたい。
飲み込むみたいに全てを口に含んだ。
やっぱり大きくて、この体勢じゃ
全部は口内に収まらないけど、
出来るだけ喉の奥まで使って愛撫する。
サクライさん、おっきぃ、と呟きながら
口から出して窄めた唇で挟み込むように扱く。
浮き上がる血管に、わざとそおっと歯を滑らせた。
茎から袋に移動した手で袋を握っては、
手の中で遊ぶように転がす。
僕は、どこも痛くない、苦しくもない。
ただただサクライさんに気持ちよくなって貰いたい、
それだけで奉仕をしているのに、
どんどん自分も昂って、下半身が爆発しそうだ。]
[頭を撫でられるのがたまらなく好きだと思った。
うっとりと目を細めて答える。
望まれるまま、なんだって全て受け入れることが
自分の幸せで、愛だと思ってきた。
でも、いまはわかる。
そうじゃなくて、寄せられる信頼とか、
曝け出す弱みとか、必要とされること、
たぶん、それこそが、愛、なのかな、とか───
]
サクライさん、綺麗、
はじめて見たときから、
綺麗だな、って思ってました……
[角砂糖が溶けるみたいに、くしゃ、と笑った。]
このまま、最後まで、出してくれてもいいです、
いやじゃなければ、
[でもほんとは、
僕の中で一緒にイけたら嬉しいけど、なんて
照れた顔で小さく付け足した。
どっちが良いですか、と口にする。
甘くて、穏やかで、部屋中の空気が緩んで揺れた。]*
えー、そうですかぁ…?
後で見返してみないと、分かりませんねぇ…
[彼の上で楽しそうに腰を動かして反応を楽しむ。
ちゃんと気持ち良さそうなので良かった。
どこまでするかは考えものだけど
彼が別に止めなければ最後までしてしまうのが良いだろうか。
上機嫌になりながら
手にペットボトルを持つと
彼の竿の上にローションを追加して
しっかりと滑りを良くする。]
ほら、撮影だけに集中してちゃダメですよ?
[今度は前屈みになって、彼の横に手をつく。
バスローブを軽くはだけさせれば
実った果実が彼の上で揺れるだろう。
体勢を変えれば、擦れるところも変わり
秘芽のところも刺激されれば分かりやすく声を漏らすだろう。]*
後で一緒に見ましょうね。
[
くすくすと笑いながら、彼女の腰に手を添えてみた。
もちろん、バスローブの隙間に手を入れて。
柔らなその肌から手を放したくないなと
頭の中で考えていたのだが、
少し油断していたせいで差し出された果実への
反応が遅れてしまった。
]
ん、……
そろそろ、ローラちゃんが挿れるところっ、…
見せてほしいな?
そんなにかわいらしい声を聴かされていては、
我慢のしようがないので、ね?
[
携帯を持った手をふたりの体の隙間に置き、
下の方を撮りながらお願いをする。
もちろん、そのあとにはすぐ彼女の果実に
ちゅっと吸い付いて、軽く唇で食めば
真ん中の硬く主張しているところに
下を這わせて彼女の様子を伺うことだろう。
]*
ん〜?
我慢のしようがない?
そんなことないですよ、だってまだ
自分から挿れようとしてませんしぃ…。
まだ我慢出来ますよねっ?
[彼の申し出については
首を傾げて焦らすように拒否する。
胸を口に含まれれば
艶っぽく笑い頬を染める。
前後に揺らした腰はスライドを大きくして
時折入りそうになるけれど。
そうなったら直ぐに腰を調整して、入らないようにする。]*
な、っ……そんな焦らすなんて、
意地悪がお好き?
[
そういわれては、どうしたものかと考える。
彼女の果実を楽しむ時間もほしいが、
彼女が彼の下でほほを染めるところも見たい。
どちらの気持ちが勝っているのか。
彼は携帯をベッド上邪魔にならないところへ置いて、
彼女の体をぎゅっと抱きしめて
ぐるんと上下を逆になってみせた。
]
たくさん焦らされたので、
ローラちゃんの中に埋まるかどうか…
外には出すので、安心してください?
[
彼女の秘裂にぐっと彼女のおかげで大きくなった
彼の熱を押し付けて、何度か
パンパンになっている先端で粒を刺激し、
彼女の反応を軽く見てから、
ペットボトルの中のローションを
彼女の秘丘へと垂らし、
先端を埋めてしまえば今度はゆっくりと
彼女の中を蹂躙していく。
]
後で自分で挿れるところ、見せてくださいね?
[
我慢が出来なかったから、彼は自分から挿れたけれど
彼女が挿れるところを撮りたい気持ちに変わりはない。
なので挿れている途中で、わざと止めて、
彼女ににっこりと笑みを見せ、お願いをする。
いい返事が聞こえれば、そのまま奥を目指すけれど
曖昧に言われたら、その場所で一旦挿入を
やめてしまおうかと思いながら。
挿入を開始したところから、
たぶん彼はまた撮りはじめていたと思うけれど。
]*
[ どうしようもなく興奮と劣情が心を満たすと
嬌声にかわってこぼれおちた。
中で爆ぜた熱が、直接彼の欲を伝えてくれるから
たまらなく、うれしくて。
───これまで、何人ものひとと
関係を持ってきたけれど、こんなにも
ひどく乱れたのははじめてで、
砕けそうになる腰をどうにか立たせた。
すると、優しく抱き寄せられて。
それがまた、一層喜びに変わり。
いやらしく続きを誘うと、吐息混じりに
肯定と笑みが降ってきて、同時に中のものが
硬さを増すものだから。
こくり、と唾を飲み込んで。
恍惚をうかべた表情を向けた。
すると、前に優しく回った手が、
また首をもたげていた茎に触れる。]
ぁ…っ ひぅ、
[ びくん、と背が跳ねると、それは一層
質量を増して、熱をためていった。
丁寧な言葉遣いで尋ねられる言葉に、
思わず丸めていた腹を反らせて、
肩越しに目配せをすれば ]
ぅ、ン、 っすき、だけど、
いま、それされるとッ
だめ、 っすぐ、イッちゃ、うから、っ
[ そう眉尻を下げて、腰を緩く動かす。
1人は嫌だ、これでイきたい、と
ねだるように、潤んだ瞳を向けて。
けれど。 ]
ん、ぇ、
[ その手の動きはより一層緩慢になり、
逆上せるから、なんて口だけの
言い訳をしながら離される。
ふる、と唇が、喉奥が震えた。
こくりと喉を潤して、息を吐くと。
半ば不服そうに小さく頷くのだ。
すると、ゆっくりとそれが引き抜かれるから。
形がわかる。肉が待ってくれと引き止めるように
きゅ、と締まるのがわかった。]
ぁっ………はぁっ…ぅ、
はや、く っ………
[ 我慢するのがつらい、と言わんばかりに
まつ毛の先を震わせて、雫をたたえ。
その手を取ってできるなら、ベッドへと。
どさ、とその体を半ば押し倒すようにして
上から見下ろし、またがって
唇を奪ってしまおうか。 ]*
あっ、。
[彼が動いたかと思うと
くるんと上下が逆転する。]
ふふ。
埋まらなかったら困るわ…お互い、ね?
んっ、ぅ……ぁ、入っ、……ンッ…
[彼のものが三度入り込んでくる。
なかなか余裕は出てこないけれど
それでも少し慣れてきたところだ。]
え、…?
んー、どうしようかしら……
ぁ、ずるいわ……?
[返答を曖昧にすれば
彼の腰の動きが止まってしまう。
つーん、と唇を尖らせて
文句を言うように腰を揺らす。
けれど、それ以上は抵抗しない。
だって我慢出来ないのは、彼も同じだから。
むしろいつまで寸止めできるのか楽しみ。]*
[身体が震えるのにあわせ、彼の熱から白濁が放たれ蜜口の奥を満たしてゆく。
背中に彼の両の手が回り、優しく抱きしめられると人肌を感じて心も満たされる。
頬や瞼へと口付けを施され、落ち着くまでそうしてくれた彼に頬を緩めて笑みを浮かべた。
瞳同士視線が絡むと柔らかく微笑を浮かべる彼に、また胸がきゅんとしてしまった]
はいっ…。
お風呂、入りたいです。
[汗もかいているし、服も着替えた方がいいだろうと1つ頷いて。
一緒に入るかと聞かれると頬を赤く染めながらも、もう一度頷いた*]
[喉の奥まで迎え入れられ、
やわやわと玉まで転がされると
無意識に腿がうちに寄せられる。
甘く茎を噛まれれば、
知らずのうちに腰が逃げを打つ。
情けない様を見せて、無様に喘いで。
それでも、決して嫌じゃない。
脚の間で茎を咥える史郎と目が合うと
俺は悪戯を共有する、共犯者の顔をする。]
綺麗なもんかよ、もうすぐ40のオッサンだぞ。
[くしゃりととろけた笑顔の史郎を
とん、と内腿で小突く。
馬鹿だ、こんな独占欲に満ちた汚い男に
向ける言葉じゃないだろう。
散々無様を晒した上に
このまま口の中で搾られて鳴くのは
いたたまれなくて
それに早く、史郎ともっと確かに繋がりたくて
俺はそっと身を起こす。]
そういうところも、すきですよ?
[
そう言いながら、彼女が曖昧な返事をしたので
彼女が動き始めるまで動かなかったけれど、
彼女が腰を動かせば、
そこから先彼は彼女をただただ求めて。
動画を撮ることを途中までは覚えていたけれど、
我慢が出来なくなってからは、
録画中の画面が暗くなって
男女の嬌声とベッドの軋みだけが
録音されていたかもしれない。
勿論、約束は守って最後にはまた
彼女の綺麗な腹部を彼の欲で汚して。
]
今日は、凄く、すっごく楽しかった。
……こんなに、楽しかったの
今までの人生通しても初めてな気分。
あなたは、どうだった?
[
2人が落ち着き、彼女を抱きしめるようにして
ピロートークが始まっていたかも。
汗でくっついている彼女の髪を
指ですくいながら、彼は落ち着いたトーンで
彼女に質問を投げたことだろう。
]*
一緒に、いって欲しい。史郎。
[弱いところも醜いところも分かちあって
一緒に、もっと高みまで。
もう一度、史郎をベッドに横たえると
俺は史郎の唇にキスを落とした。
さっきの子どもみたいなのじゃなくて
割った唇の隙間から伸ばした舌で、
俺のものの味のする舌先を擦り合わせて。
角度を変えて何度も口付けながら
先程貫いたばかりの蜜壷へと
指を二本、潜らせた。
此処でもう一度繋がりたい。
痛みも恥辱もなく、互いに求めるがまま。]
[ 緩慢に、宥めるように
優しく触れる指先は、反対に彼の欲望を煽っていく
濡れた瞳が、強請るように視線を向けてくれると、
どうしようもなく虐めたくなるのは、
彼の、瞳と、声―― それにその、蕩けた顔が、いけない
]
すぐ、そこですから、……ッ、
[ 不服そうな顔が、また可愛らしいと思ってしまうのは、
この空気に、飲まれているせいなのか
彼の普段の顔を知っているからなのか
ふるりと、一瞬、浮かんだものを払えば、
腰を引く、もっとと強請るように絡む肉の感触に、
耐えるように息を詰めれば、ぐちゅりと、
淫猥な音を立てて、引き抜けば、ぽたぽたと
彼の中に放ったものが、床や彼の内腿を汚していた
無意識に、笑みを浮かべながら
すぐ隣の部屋のベッドへと、彼を誘った
ふらつくようなら、身体を支えて
ベッドに座らせようかと思っていれば、強く手を引かれて
どさりと、ソファの時のように押し倒されて
見上げた途端に、唇を奪われた]
んんッ、……は、……堪え性が、ない、ですね
[ 重ねられた唇を食みながら、
舌を絡めて、呼吸の合間に、嗜めるような台詞を
楽しそうに笑い混じりに囁けば、]
これが、欲しい……の、でしょう
なら、自分で入れて見て下さい
[ 既に硬さを取り戻した肉茎を、
片手で掴んで立たされば、見せつけるように
緩く扱いてみせた――
もう片方の手で、頬を撫でて
そっと引き寄せれば、また舌を絡ませて]
[先程のセックスの名残が尾を引いていたとしても
それにしても少々荒い手つきだったかもしれない。]
は、ごめん。なんか、余裕無い。
[もっと丁寧に扱いたい、って気持ちはあるのに
身体が全然追いついてこない。
前戯を楽しもう、と史郎が言うのなら
指で弄っただけの乳首を、ねろりと舐め上げる。
貫く許可が下りたなら、身を起こして
胡座をかいた膝の上へと史郎を招こうか。
この姿勢なら、奥まで愛せる。
それに、愛しい人の顔が、間近に見える。
カメラを持っていない今、史郎がまた俺へ
熱を預けてくれる様は、心に焼き付けようか。]*
[汗に濡れている朔月の前髪を一つまみ。
横へと流して瞳を見つめやすくする。
頬を朱く染めながらも同意してくれる朔月を一度抱きしめてから身体を僅かばかり離した。
本当は僅かばかりも離れたくないのだがこればかりは致し方のないこととなる]
じゃあ一緒にね。
お風呂の中でも優しくしてあげるから。
[13時から始まり時刻は如何ほど経過していたろうか]
お風呂からあがったら軽くご飯を食べて、
そうしたら――
[朔月の頬へと手を触れ、優しく撫でながら口づけた]
もっといっぱいしようね。
明日の13時まで、時間はまだいっぱいあるんだから。
[両手を拘束していたベルトを外し、肩に指先を触れるとそこに掛かったままのカーディガンとブラウス、下着を脱がしてしまう。
下は未だに繋がったままであったのでゆるりと熱棒を引き抜きスカートと下着も脱がせてしまう。]
しっかりと掴まって、絶対に落とさないからね。
[横へとどき自分も服を脱いでしまうと、朔月の背中と膝裏へと腕を差し込むとそのまま横抱きに抱き上げた。
お姫様抱っこで朔月を見下ろし柔らかく笑みを浮かべるとそのまま浴室へと連れ込もう。
浴室に入ると暖かなシャワーで軽く身体を洗い流すと浴槽へと身を沈めた。
朔月を後ろから抱き抱える形で入り、湯は惜しげもなく流して浮かんだ汚れは流しながらゆるりゆるりと後ろから首筋に口づけたりとしよう*]
──────────
私ですか?
はい、もちろん楽しかったですよ。
程よく疲れましたしね。
[実際には程よいというよりも
かなり疲労感はあったけれどそれを見せず。
満足したと言うのは本当だったから。
良い一夜だった、と]*
本当?オレ、結構疲れちゃった。
意識はっきりしてる時に話しておきたいのが、
ローラちゃんと、付き合ってみたい。
多分すき、のこの感情を確信的なものにしたいです。
勿論、結婚とか考えなくていいから。
……
[
まだ本当の名前も教えてもらえていないけれど。
なんて苦笑いしながら付け加え、
どこか、照れた様子で彼女に
思いの丈を言ってみた。
明日も休みにしているから、
彼女さえ良ければまた下のカフェでも
別の所でもいいから、
改めて彼女という人物を知るために、
食事をしてみたかった。
手癖が悪いので、
途中から彼女の手を握ってみたと思うが
振りほどかれはしなかっただろうか。
]*
…………。
付き合うのも、まだお答えは出来ません。
私はやっぱり、一夜を過ごしたかっただけだから。
お食事は勿論。
お友達として、ならですけれど。
[私は彼に素直に気持ちを伝えた。
お試しで付き合うのも考えたけれど
そういう気持ちにはならなかった。
付き合うならしっかりと、と思う。
とはいえ、彼も多分好き、という
まだ確信してないのなら、すぐに答える必要もないだろう。
手を握られれば少し眉を下げて笑う。
振り解きはしなかっただろう。]*
[
どうか、もっと夢中にさせて欲しい
あなたのことだけをかんがえられるように
悪夢など、見る暇もないほどに
叩かれてもいない、扉を叩く音が聞こえないように
どうか、もっと捕らえていて欲しい
……いつかの日を楽しみにします。
とっても楽しかった。これは本当。
やっぱり、名前は呼んでくれない?
[
呼んでくれたら嬉しいけど、
呼んでくれなくてもまぁいいか、と
彼は彼女と指を絡めながら、
感謝の気持ちを込めて
そっと頬に口付けをしただろう。
ここまでやったことがなかったせいか、
それとも仕事から
一気に解放されていたせいか、
彼女からの返事を聞くと
どっと眠気が来てしまっているよう。
でも、明日のランチの話をしたくて、
彼はまだ頑張って起きていたと思う。
寝ながら、話していたかも。
]*
それなら初めから
偽名を使わないことをお勧め致しますよ?
まぁ、サモエド君、という名前を
気に入ってるのがあるんですけどね…
ビリー君、明日はよろしくお願いします。
私のことは……
あたしのことは、アンジェリーカ……
気軽にアンジェ、アンジーとお呼びください?
[彼が眠そうにしていたなら
寝ても良いんですよ、と言って
あたしもその後すぐに寝てしまうだろう。
すぅすぅ、とそのまま
少し寝坊してしまうぐらい
ぐっすりと眠ったはずだ。]*
[ 少しずつ傾きかけた陽が、部屋にかすかな
光を差し込む。
2人だけの部屋。カーペットの上に
ぽたぽたと水滴が落ちる音と、
性急な足音。息遣いだけが響き渡る。
ぐ、と押して倒せば、
どさ、とシーツに沈む彼の体。
スイートルームに相応しい大きなベッドは、
揺らしたとてほとんど音はせず。
膝をついて、彼の体をまたげば、
そのまま顔の横に手をついて唇を奪った。
ちゅぷ、ちゅく、と音を立ててその口内を
貪っていれば、嗜めるように笑う声。]
だって、 ッんぁ、っ…
キス、すき、っん…っ
[ そう、また口付けを繰り返そうと
落とした体をとどめた。
ゆるく立ち上げられたそれに、
誘うように撫でられた頬。
また絡んだ舌に目を細めた。]
ン っ……ふぁ、 はいっ…
[ 行儀よく返事をして、上体をゆっくり
起こし、胸に手をついて後ろ手に
その茎を手に取り、ゆっくりあてがう。
膝立ちになった足をそっと落として。]
[ ぺろりと舌で唇を舐めて。
中を圧迫し始めるそれに、喜びで
喉が、声が震えて息が溢れた。]
ぉっき…いっ…ぁ、ッ
すご、 かたくて、
[ はふ、と吐けば笑みを浮かべて。
そのまま奥まで、ぱつ、と皮膚と皮膚が
当たるまで落としていけば。]
[ 夜がはじまる。
暗い空から、目を逸らして。
月のない夜を。
溺れて、手を繋ぐよりも深く、繋がって。
もうすこし、知らないふりをして。
朝日が登れば、この夜を超えたら
あの扉を、出たら
なにもかも、消すのだから。
───ただ、いまだけは。]*
名前検索されたくないというか?
芸能人でもないから、されないと思うけど…
1番初めに、ビリーで参加したら
ストーカーにあってしまいまして…
ん……でも、ふたりのときなら、
サモエドでも構わないんですけれどね。
オレも、ローラちゃんって言っちゃうかも。
………………アンジー。
どちらにせよ可愛らしい名前だったんだね。
[
まぶたが開かなくなってきたら、
彼女の言葉通りに眠ってしまった。
ぎゅうっと彼女のことを抱きしめて。
次の日は、彼女よりは少し早く、
でも外は明るくて。
]
………………あ。
[
本当は彼女の気持ちいいところを
寝起きに気持ちよくして
起こしてもいいかなと思っていたけれど、
何となくそれもどうかと思って、
ふと思い出したバスタブの中のローションを
彼女が眠っている間に処理したような。
もし彼女が朝食が終わるまでに
起きそうになければ、
一応声をかけて朝食をどうするかと聞いたかも。
]*
[汗で張り付いた前髪を彼が横へと流してくれれば、瞳が見えやすくなる。
一度、抱きしめられ僅か離れると少しだけ寂しい気もしてしまう。
時間はどれくらい経ったのか、時計を見れないから経過した時間はわからない]
お願い、します…。
[お風呂でも優しく、そう言われればまた期待してしまう。
頬に手が触れ優しく撫でられ、口付けられた]
[内腿で小突かれて、ふ、とつい口元が綻ぶ。
だって、ほんとにそう思ったから。
もうすぐ四十だと聞けばへえ、と眉を上げて。]
ずっと若く見えます……35くらい。
[なんて言ってくすくす笑う。
ゆっくりと身を起こしたサクライさんは、
やっぱり綺麗だなと思った。
───胸がひとつ、とん、と鳴く。]
ん…いっぱい、可愛がってください…ね。
[手を拘束していたベルトが外され、まとったままだった衣服を脱がされていく。
蜜壷に埋まっていた熱が引き抜かれ、スカートやショーツも脱がされて]
はいっ…。
[彼が衣服を脱いでいる時はつい、目を逸らして。
背中と膝裏へ腕が差し込まれ、抱き上げられた。
軽々とお姫様抱っこされてしまった。
柔く笑みを浮かべる彼の首に手を回して、胸元に頬を当てる。
お姫様抱っこなんて久しぶりにされて、きゅんきゅんしてしまう。
浴室で軽く温かいシャワーで身体を洗い流して、浴槽へ。
後ろから抱き抱えられて浸かり、湯船の温かさを感じながら、後ろからの口付けに緩く笑みを浮かべた*]
─── はい、僕も、おなじ……
[ベッドに横たえてくれる動きは変わらず優しくて、
吐息のかかる位置にあるサクライさんの瞳には
僕が映る。
そっと降ってきた口付けは、さっきのとは違って。
合わせの隙間からぬるりと入ってきた舌が
僕の舌を探り、擦り合わせ絡めとる。
角度を変えて何度も何度も贈られる口付け。
僕も舌を伸ばしてサクライさんの口腔内を
夢中で弄った。
上顎の口蓋を撫でて、歯列をなぞって、
舌を絡めて吸って。
貪るような口付けに変化したなら、
飲み込みきれなくなった唾液が溢れ、
つう、と顎に伝うだろうか。]
─────く、…ぅ…ッ…、んぁ、んん…!
[さっきまでサクライさんのものが入っていた
後孔に指が入れられて身体がくねり、
甘い声が漏れた。
痛みなんかなくて、それだけでじゅる、と
僕の欲望は簡単に涎を零してしまう。]
……大丈夫、僕も、早く、ほしい……
[余裕なく笑う顔に手を伸ばす。
頬に触れ、胡座をかいたサクライさんのほうへ
膝で躙り寄った。
高級なベッドのスプリングは、
軋む音さえ立てなかった。]
[しっかりと聳り立つ屹立の上に跨って、
両手をサクライさんの肩に乗せる。
そうしてゆっくりと後孔に沿わせ、
腰を下ろして飲み込んでいく。]
ん、……ぅっ、ん…ッ、─────っ!
[うまく入ったなら、ごつ、と奥に当たる感触が
あるだろうか。
まだサクライさんの上には完全には
座りこめていなくても、僕の茎からは
ずっと放出を許されずとどめ置かれた白濁が
我慢出来ずにだらだらと湧き出すように溢れていた。]
ぁ…っん、んんぁあ…っっ!
[触れ合う肌がしっとりとしていて熱い。
声が止まらない。
下ろした腰を浮かせて、また沈める。
蠢く襞でサクライさんに吸い付いて、
また子種を強請るように、浅い抽送を繰り返す。
さっきこじ開けられた奥が、熱を呼ぶように
じんじんと痺れるような気がして、
でも自分では最後まで座り込めなくて、
サクライさんの肩を掴む手に力を篭めた。]
サクライさ、ん、ん…っぁ、も、でる……っ
だめ、きもち、いい───ッぅ、んぁぁ……
サクライさん、は、きもちいい……?
[荒い吐息の合間に、サクライさんの表情を
伺い見てふと問いかけた。
散々吐精を咎められていた芯と、
身体が連動してがくがくと震え出している。
自分では、奥まで沈められそうになくて、
サクライさんに縋った。]
……奥まで、入れて、
そこに、欲しい、ん、あぁ、
く、…ぅ…ッ…、んん…! *
可愛い笑みだ。
私は朔月のその表情も好きだな。
[こちらを向いてと頬へと口づける。
朔月がこちらを向いてくれたならば緩く笑みを浮かべる唇へとキスをしよう。
脱いでいる時に視線を逸らした時は思わず小さく笑ってしまったけれど、目隠しをしていたのだから見るのは初めてだったことは違いない。
今は密着してしまっているので見るよりもなお感じでしまうかもしれないが]
ねぇ、替えの服はある?
無ければ帰りに一緒に買い物に行こうか。
[そう言葉誘いながらも浴槽の中では朔月に緩く脚を開かせ、
手指を伸ばして身体を緩く擦っていた。
乳房を柔く揉みながら秘裂へと指を這わせて洗うと言うよりは先の続きを楽しんでいるというほうが近かろうか*]
[こちらを向いてと頬へ口付けられれば、素直に彼の方を向いて。
唇へ口付けられ、へにゃりと表情を崩す。
先程までは視覚を塞いでいたからわからなかったけれど、密着している今。
彼の手の大きさだったり、体格だったりがよくわかる。
触れているなら尚更]
ありますよ。
替えの服は1着しかないですが、下着はいくつか。
[一緒にお出掛け、は流石に照れるし想定していなかった。
着てきた服を洗濯に出したら問題ない筈。
それに車で来てしまっているから、と言い訳をいくつか考えていると。
緩く脚を開かれ、彼の手指が伸びてくる。
身体を緩く擦られ、胸を柔く揉まれ、秘裂へ指が這うと、身体を小さく震わせた*]
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