友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a0) 2022/07/06(Wed) 21:39:54 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a1) 2022/07/06(Wed) 21:41:50 |
ネコジマは、猫のあとをついてった。道案内はたぶんしていないなと思うけれど、なんとなく。 (a2) 2022/07/06(Wed) 21:42:27 |
陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/06(Wed) 21:48:51 |
【人】 陽葉 シロマ>>ライカ 「……うん?」 どこかの廊下。ふと、校庭を見ていると。 何か違和感があった。 指折り数えて、また数えて。 「…………」 そうして階段を降りようとした矢先、見慣れた後ろ姿が目に入った。 「夏彦、一人でどうしたんだ?」 少し通り過ぎ、窓から差す月明かりの下に出る。 (1) 2022/07/06(Wed) 22:20:59 |
【置】 君の ライカ朝、おはようって挨拶しあって。 昼、一緒にお弁当を食べて。 夕、色んな所でデートして。 夜、ときどき電話で君の声を聴くのが、寝る前のささやかなご褒美。 「……うん、遅くにごめん。 たまには……良い、でしょ。」 僕の方が朝早いから、帰ってシャワーを浴びるとすぐ眠くなる。 君の方がちょっぴり夜更かし。 「今日? うん、楽しかったね。」 朝になったらまた挨拶しあって、 背伸びで君の寝癖を直してあげて、 転ばないように君の手を握るWいつも通りWが始まるのに。 「……ありがと、 じゃあ、うん……おやすみ。」 それでも待ちきれなくて、寝るのが勿体無く思えるくらいに 君がすごく好きで仕方ないんだ。 「また明日。」 君と過ごす優しくて甘い日常が ずっと続くものだと、信じてる。 (L0) 2022/07/06(Wed) 23:16:43 公開: 2022/07/06(Wed) 23:30:00 |
【人】 かれがれ ユメカワ職員室の横、来客用の玄関。 普段は使う事が無いし、せっかくだから。 そんな理由でそこを通って校庭へ向かう。 その途中、ふと廊下に設えられた大きな鏡が目に入って。 夜の学校、鏡、いかにもな組み合わせだな。 ほんのすこし足を止め、そんな事を一人思った後。 鏡から視線を外し、その前を通り過ぎていった。 通り過ぎていった。その後も、 鏡の中の夢川は、暫し立ち止まったままそこにいた。 (3) 2022/07/07(Thu) 0:54:01 |
【人】 かれがれ ユメカワざりざりと、校庭の砂を靴底が踏む。 足音は今はひとつきり。 夢川深雪という人間はきっと自他共に認める寂しがり屋で、 普段から、基本的に他者の存在する場に居る事が大半だけど。 今は誰かと居ても物寂しいばかり、一人とそう変わらない。 だから構わないのだと自分に言い聞かせて。 未だ姿を見掛けない友人は、 単に何か忘れ物でも取りに戻ったのではないか、と。 そんな些細な疑問を解消すべく、一人校庭へ向かう事にした。 (4) 2022/07/07(Thu) 0:55:03 |
【人】 かれがれ ユメカワそうして、校庭に停められた自転車の前まで来たけれど。 ……はて、いったいどれが誰の自転車だっただろう? これでは皆で捜している友人が、 今ここに居るのか居ないのかさえ定かじゃない。 「…………あれ、」 そもそも、なんで探してるんだっけ。 そういえば。皆でここに遊びに来て随分経った気がするのに 今日の月は、まだ随分高い所にある気がするような。 ────ざあ、 湿気を帯びた風が一つ吹いて、空を見上げた。 答えの無い疑問は、ひと気の無い校庭に転げていくばかり。 (5) 2022/07/07(Thu) 0:58:01 |
ネコジマは、触れるもののなくなった手をそのまま伸ばしかけて、結局、ただおろした。 (a3) 2022/07/07(Thu) 1:54:30 |
友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/07(Thu) 2:20:05 |
マユミは、霊感の類が… 72くらいある。 (a4) 2022/07/07(Thu) 4:03:37 |
元弓道 マユミは、メモを貼った。 (a5) 2022/07/07(Thu) 6:27:45 |
(a6) 2022/07/07(Thu) 6:40:57 |
奔放 クリス(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/07(Thu) 8:49:47 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 一番上、屋根裏のスペースは、下の方にある倉庫とは違って、 すぐに使われるような物はあんまりなくて。 長く長く、ただしまっておかれるだけの物が収められている所だった。 天井の一部が崩れてできた穴は、月明りを広く取り込んでいる。 今日の月は少し眩しいくらいに明るくて。 なんだかとっても近くに見えていて。 まるで誰かを呼んでるみたい。 「ねこや?」 階段みたいに積み上がった箱や瓦礫たちの上、 その向こう側に、猫は行ってしまった。 (9) 2022/07/07(Thu) 11:53:03 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a7) 2022/07/07(Thu) 11:53:52 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 「ねこや、ねこや」 「そっちに行っちゃいけないよ」 「落ちたらすごくいたいです」 痛いで済まないかもしれない。 「ねこや、ねこや」 「・・・・・・」 「もしかして、お前も猫島がいいですか?」 「…なんて。猫島はもういなくなるんですよ」 「とらや、とらや」 「そっちも別にいらんでしょう」 「ねこや、ねこや」 「お前は三途の猫ですよ」 (10) 2022/07/07(Thu) 11:54:58 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a8) 2022/07/07(Thu) 11:55:58 |
ユメカワは、校庭から見上げる視線の先、校舎の屋根の上。 (a9) 2022/07/07(Thu) 12:11:12 |
ユメカワは、小さな影が動いた、ような気がした。見間違えかもね。 (a10) 2022/07/07(Thu) 12:11:28 |
ネコジマは、期待通りを期待している。 (a11) 2022/07/07(Thu) 12:21:54 |
ネコジマは、話したいことを話すのに回り道をする。けっこう。たくさん。 (a12) 2022/07/07(Thu) 12:22:21 |
【人】 元弓道 マユミ>>【一日目・校舎裏】 >>8 「倉庫ですからね、この手の道具はちゃんとありましたよ」 弾む声を聞いて、大きく変わりこそしないものの瞳がほんの少し細められた。 ああ、なんだか昔何も難しいことを考えず無邪気に遊んでいた頃のよう。 「ああ、そんなこともありましたね。それらしいものを見つける前からお金の使い道考えてたの覚えてますよ。 拙は『ぴっかぴかのトラクターやトラックが欲しい』とか考えてましたね。拙の家のトラクター、あれ共同購入したものですから」 「梢はあの時どんなお願いしていたのでしたっけ」 半分意識を手元に向けつつ、そんな質問をした。 ザクザクとシャベルを使って草を取り払い、土をどかし、蓋の輪郭を明らかにしていく。 「せーのっ」 全体が見えるほどに土を掘ったら、力任せに蓋を開けた。ぽっかりと、暗闇が口を開けて自分たちを見つめている。 (11) 2022/07/07(Thu) 16:58:05 |
【人】 チャラ男 ウラミチ端っこで座り込んでスマホをひたすらタップしている。 夢中でチュムチュムを消し続けている理由は周りを見たら怖いからであるが、肝試しに興味ないという体裁を保っている。 (12) 2022/07/07(Thu) 17:36:20 |
ネコジマは、凍り付いた。 (a13) 2022/07/07(Thu) 19:12:47 |
ネコジマは、人を殺そうとしている。 (a14) 2022/07/07(Thu) 19:14:49 |
【人】 憂愁 ライカ>>7 シロマ 「ね、白間センパイ。 深雪、引っ越すんだって。もう聞いた?」 月光に照らされて、揺れる二人分の影。 古びた廊下に、足跡が二つ鳴る。 「僕はさ、それ聞いて 別の世界のことみたいに思えて…… 自分事じゃない、ような感じでさ? どうしたら良いか分かんなくて、何も言えなくて。」 あてもなく歩く。歩く。 向かうべき場所なんてない。 ただ足を動かした先にあるのは、 どこかの空き教室だろうか。 「……なのに、深雪が他の奴と居ると嫌なんだ。 嫌なのに、言えなくて、なんか自己嫌悪、かな……。」 へらり、自虐的に笑う。 愛想尽かされても、仕方ないよな。なんて、ひとりごちて。 (16) 2022/07/07(Thu) 19:45:25 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a15) 2022/07/07(Thu) 19:51:04 |
カナイは、昇降口にいる。 (a16) 2022/07/07(Thu) 20:21:48 |
シロマは、頭蓋骨を踏んだ。 (a17) 2022/07/07(Thu) 20:23:20 |
【人】 長女 カナイ【昇降口】 1階、正面入口。ここは、生徒のためのとば口。 並ぶ下駄箱の数が嘗ての在校生の多さを表している。 今となっては見る影もなく、埃を被って朽ちかけているのだが。 ぽちり。スマホのライトを消す。 そうしてしまえば、頼りない空の光だけが残る。 射し込む月あかりが、打ち付けられた板の形に欠けている。 「ぁう…」 暗がりの中、びくびくと怯えるカナイは。 手近な靴箱から、あらためはじめるのだった。 (18) 2022/07/07(Thu) 20:26:48 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a18) 2022/07/07(Thu) 21:01:18 |
【人】 陽葉 シロマ>>15 >>16 ライカ 「いいや、初めて聞いた」 貴方が月明かりの下に出れば、すんなりと手は解かれた。 あくまで歩かせるだけだ、とでも言う様に。 自分の足で歩くことを、促す様に。 「うーん、話を聞くに。引っ越しをきっかけに別れ話を出された、って感じかな。 そして受け入れられてないねぇ、少しもさ」 昇降口が見えてくる。 目指すは隣の空き教室。音楽室や理科室のような、特別な教室はもう誰かが行ったから──理由は只それだけ。 「夏彦がどう思おうと、深雪の気持ちは変わらないわけだし……素直にその気持ちを言っても構わないだろう。 言っても言わなくても結果が変わらないんだから」 だったら、行動して後悔したい。 白間梢は、そういう人間だった。 「……言えないのは、さ。 深雪の言葉を聞くのが怖いから、だったりしない?」 貴方と自分はきっと、あまり似ていない。だから、予想だ。 ▽ (19) 2022/07/07(Thu) 21:20:00 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a19) 2022/07/07(Thu) 21:39:15 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 自室。散らかった机の上。 出しっぱなしのラジオペンチ、細かな金具、様々なパーツ。 「…………」 君とお揃いにするならどんなのが良いだろう、と思って。 幾つか作ってみていたピアスの内の、まだ作りかけのもの。 それらを纏めて全部、乱雑に引き出しに入れてしまって。 だってもう必要なくなったから。 渡せもしないものを作ったって意味がない。 楽しかったはずの趣味はどれもこれもつまらない。 だから夜更かしをする理由もなくなったのに、 一度習慣になった就寝の遅さはすぐには変わらなくて。 だから今日も、無意味に液晶を眺めて時間を浪費する。 この頃はずっとそんな空虚な夜を過ごしている。 あんなに何をしていても楽しかったのに。 あんなに明日が来るのが楽しみだったのに。 今じゃ全部全部、嘘みたいだ。 (L1) 2022/07/07(Thu) 21:43:21 公開: 2022/07/07(Thu) 22:00:00 |
【人】 憂愁 ライカ「う………、」 ぱっ、と離される手。 大丈夫だ、自分の足で歩かないと。分かってる。 「変わらない、としても、 深雪の答えを聞いちゃうと、ハッキリW別れ話Wになるでしょ。 それが………うん、怖くて。」 ──そうか、怖いんだ。 自分のことなのに、全然分からなかった。 「結果は変わらない……か。 それなら、気持ち伝えた方が……良い、の、かな……。」 君の真隣。連れ添って歩く。 「いや……… でも、今更、だし………、」 ────── カシャン 「え、なに、なに……」 はっ、と貴方と共に足を止めれば 向けられる視線にひとつ頷いて、そっと顔を伸ばして昇降口を覗いた。 (23) 2022/07/07(Thu) 22:06:27 |
ライカは、カナイと猫が居るなあ、と思った。 (a20) 2022/07/07(Thu) 22:07:54 |
ライカは、アレ撮ったらダメですか?とシロマへアイコンタクト。 (a21) 2022/07/07(Thu) 22:08:38 |
シロマは、頷きを一つ返した。撮っちゃえ。 (a22) 2022/07/07(Thu) 22:15:22 |
ライカは、フラッシュをオフにしてから、シャッターを切った。 (a23) 2022/07/07(Thu) 22:18:07 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a24) 2022/07/07(Thu) 22:19:49 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a25) 2022/07/07(Thu) 22:39:37 |
カナイは、にゃんこを掲げている。にょーん。 (a26) 2022/07/07(Thu) 22:45:41 |
ライカは、再びシャッターを切った。パシャ (a27) 2022/07/07(Thu) 22:59:00 |
カナイは、にゃんこを取り落とした (a28) 2022/07/07(Thu) 23:15:15 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a29) 2022/07/07(Thu) 23:21:53 |
【人】 陽葉 シロマ【昇降口】 カナイ/ライカ 転がって来た蚊取り線香を拾い、こちらに気付いた貴方へ近寄って片膝をつく。 「これ、カナ姉のだよね」 はい、と先程まで猫を抱えていた手に蚊取り線香を乗せて、悪戯っぽく笑った。 「ふふ……この写真をバラ撒かれたくなければ、私達に従うのだ!」 冗談を言うその抑揚は、今は後輩に見せない顔のひとつ。 幼い頃は、外で男の子達とごっこ遊びをする様な子供だった。 「カナ姉、多分教室に引き篭もってあまり出歩いてないだろう? ちょっとそこまで行ってみない?」 そこ、と昇降口近くの教室を指差した。 (27) 2022/07/07(Thu) 23:29:55 |
ネコジマは、屋根裏の方の倉庫を探索。いい感じ度が1くらいのものを見つけたよ。 (a30) 2022/07/07(Thu) 23:47:46 |
カナイは、……というわけで、後輩たち と探検する こととなった。 (a31) 2022/07/07(Thu) 23:59:37 |
【人】 憂愁 ライカさて。その瞳に何を映すのかと見上げ、 そっと背伸びして、視線の向かう先を覗けば 我々が探していた張本人が居るではないか。 「アー、お前こんなとこに、 居……た、の……………、」 夜の闇。長身の貴方。 それらが遮る光景を、目を凝らしてよぉく見れば。 「………───ッ、!?」 地に伏す麦藁帽子。 机に項垂れる男。 それが異常であることは、遠目でもわかる。 がたん!ぱき。 大きく後退れば、床が激しく鳴いた。 「なんッ…………、 う、嘘………………!!」 動揺。混乱。 頭はすっかりパニック状態だと言うのに その体は。手指は。そうするのが当然だとでも言わんばかりに 肌身離さず持ち歩く、大事なカメラを構えた。 (33) 2022/07/08(Fri) 0:49:01 |
ライカは、─────パシャ、 (a32) 2022/07/08(Fri) 0:49:40 |
友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/08(Fri) 0:51:40 |
友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/08(Fri) 0:55:15 |
ライカは、「う、あ、わああぁあ……ッ!!!?」 (a33) 2022/07/08(Fri) 0:58:09 |
【人】 長女 カナイ【???】 後ろをついていきながら、「にゃんこ、かいらし」なんて。 辿々しくも和やかに、相槌を打っていたところ。 ガララ、と扉が開かれて。 「んぇ。こずちゃん、なんしたと……」 足を止めた少女を、後ろの後ろから見上げる。 笑みの消えた顔を捉えて、視線の先にのろのろと目を遣って。 「 ね 」、 「ぇう?」 ▽ (34) 2022/07/08(Fri) 1:20:39 |
【人】 かれがれ ユメカワ自転車が停められた校庭の一角を後にして。 今度は生徒用の昇降口から、 再び校舎の中へと戻ろうとした、その時だった。 「────、」 そう遠くない場所から。がらんとした校舎に響く音。 聞き慣れた声の、聞き慣れない叫び。大きな物音。 不意に誰かに脅かされたとか、何かにびっくりしただとか、 そういった、日常の中で聞くものとは明確に異なる音。 暫しの逡巡の後。 誰かが玄関口に立て掛けた金属の棒を片手に、 少し早足に、音のした方向へと向かった。 全て杞憂であればそれでいい。 それでも。軽率に廃墟に立ち入ってはいけないとされる本当の理由が、 その実幽霊などではなく、生きた人間なのだと、知っているから。 (36) 2022/07/08(Fri) 1:41:41 |
ユメカワは、「──どうしたの」。 (a34) 2022/07/08(Fri) 1:42:18 |
ユメカワは、廊下に見える人影に、少し離れた所から声を掛ける。 (a35) 2022/07/08(Fri) 1:42:33 |
シロマは、廊下から聞こえた声にひょっこり、顔を出す。 (a36) 2022/07/08(Fri) 1:48:45 |
シロマは、「牧夫、いたよ」 (a37) 2022/07/08(Fri) 1:49:06 |
シロマは、ただそれだけ。 (a38) 2022/07/08(Fri) 1:49:21 |
ユメカワは、疎らに鳴り続ける通知音を聴いて。 (a39) 2022/07/08(Fri) 2:14:44 |
ユメカワは、それから、顔を出した少女の様子と、その場に漂う雰囲気に。 (a40) 2022/07/08(Fri) 2:14:52 |
ユメカワは、楽しい時間は、終わってしまったのだとわかった。 (a41) 2022/07/08(Fri) 2:15:01 |
【置】 元弓道 マユミ『永瀬さん! 永瀬さん!』 その日は先生の荷物運びを手伝っていたから、部室へ行くのが少し遅れて。 先に行っているねと笑いながら向かった同じ弓道部のクラスメイトが転がるように走ってしがみついてきたのは部室の少し手前のほうだった。 彼女は酷く浅い呼吸を繰り返していて、まともに息が吸えているのか見ているこちらが心配になるほどだった。 どうしたんですかと尋ねても彼女は体も唇も震わせてずっと「ぁ」だの「うぅ」だのしか言わない。 仕方がないから彼女を置いて部室に行けば、漸く『待って』とか『部室に』とか意味のある音の連なりを発し始めた。それでも足りない。分からない。 扉の前に来た。やはりクラスメイトは先に来ていたのか、扉は開かれていたがどうにも半端だ。 それに隙間から何かが見える。 ……人の形をしている。 『永瀬さん、待って、あの、あのね』 クラスメイトが遅れてやってきて、扉の向こうを指差した。 『××さんが』 『首を』 『吊』 (L2) 2022/07/08(Fri) 7:37:39 公開: 2022/07/08(Fri) 7:40:00 |
元弓道 マユミは、メモを貼った。 (a42) 2022/07/08(Fri) 7:46:00 |
ネコジマは、タオルの写真を送信してから、既読をつけていない。 (a43) 2022/07/08(Fri) 7:57:34 |
【人】 元弓道 マユミ「栗栖!栗栖!どうしたらいいのですか!貴方は分かりますか?」 「苦しそうです、せめて床に寝かせた方がいいと思うのです」 「×××。泣いている暇があるなら動……、……いえ、拙がやります。無理する必要はありません。こう言う時は動ける人が動くべきです。拙はやれます」 「何故ですか?拙はただ、××が苦しそうだったから寝かせただけです」 「それすらも駄目ですか?拙が××に何かしたとか、証拠を隠そうとしたとか、犯人に見えるのですか?」 「顧問や××と何かあったか?拙は何もしていません」 「皆が困るかもしれない事は、何も」 「………………」 残響が脳髄を掻き毟る。 酷く冷めた息が、唇の隙間から零れ落ちた。 (39) 2022/07/08(Fri) 8:20:30 |
【人】 友達 ネコジマ【屋根裏】 >>a30 猫がどこかへ行ってしまってから、 気まぐれで探索しようと思うくらいにはここには物があって。 そんな中、布に包まれた板を見つけた。 長い辺が身長よりも大きい四角形。 「…鏡?」 ただの板にしては重いそれを、慎重に床に置いて。 布を広げれば、想像した通りのものがそこにあった。 きっと踊り場あたりから外されて、 こんな所に仕舞い込まれていたんだろう。 鏡を覗きこむ猫島は、あの日の猫島。 「は? …………いや、ねぇでしょ」 目をこすったりしてみるけれど、 錯覚とかそういう類のものではない。 それでも、月が眩しいからだとか、そんなふうに理由をつけて、 月明りが直接当たらない場所に追いやったりだなんてして。 「……ああ、そういう」 そうしたら、鏡の中には今の猫島がいた。 納得したように呟いてはみたけれど、 べつになんにもわかっちゃいない。 (41) 2022/07/08(Fri) 10:26:04 |
ネコジマは、「いやどういうのすか」 自分でツッコミを入れた。 (a44) 2022/07/08(Fri) 10:26:14 |
【人】 陽葉 シロマ>>【???】 永瀬の助言を受け、来家と司馬の前に片膝をつく。少女の方へ、先程の様に手を差し出して。 その表情は、きっといつも通りに見える。 「立てる? まずは、明日香達の方に戻ろう」 きっと自発的に動く余裕は無いだろう、そう考えたから。 少年の方にも、「どうかな」と小さく尋ねた。 (42) 2022/07/08(Fri) 10:45:56 |
ユメカワは、流れていくメッセージをぼんやりと眺めている。 (a45) 2022/07/08(Fri) 12:13:54 |
ユメカワは、頬の辺りを何度か擦った。 (a46) 2022/07/08(Fri) 12:15:17 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 「──どうしたの、麻弓ちゃん」 たまたま、友達に忘れ物を届けに行った日の事。 まだ自分は中学生で、少し離れた高校の校内は馴染みが薄くて新鮮で。 きょろきょろと知り合いの姿を探している内に、騒ぎの元に辿り着いた。 「何かあったの」 「先生?うん、わかった」 確か、その場から遠ざけられるように、何か頼まれごとをして。 それに素直に頷いてその場を後にしたから、 結局事の次第を知ったのは、もう少し後の事だったな。 (L3) 2022/07/08(Fri) 12:16:12 公開: 2022/07/08(Fri) 12:20:00 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 こういう時、どうするのが正解なんだろうな。 なんてぼんやり思うけど、結局は麻弓の言う事が正しくて。 子どもにできる事なんてたかが知れているから。 事態を把握さえしていれば、現場を見に行く必要は無い。 交番でも何でも、この事を大人に伝えに行くのも 一度皆で合流してから、その後の方が良いはずで。 「…………」 だから教室前の廊下で周りの動きを待っている。 付かない既読の数が増えた事に、どこか不安を覚えながら。 教室の中を覗き込もうとはせず、物音だけで様子を窺って。 何か頼み事であったり、手を引いたり、必要があるようであれば できるかぎり手を貸すけれど、そうでなければ。 明かりを持って、皆で一度、空き教室へ戻る道を先導するだけ。 (44) 2022/07/08(Fri) 12:17:15 |
【人】 憂愁 ライカ【???】 どう、と問われれば こくこく頷いて、肯定を示す。 元より、それ以外の選択肢なんて思い浮かばないし。 「………、みゆ、き」 早鐘を打つ心臓。 ふらりと廊下へ出れば、見知った顔に、覚える感情は安堵。 「……、」 すぐにでも縋りつきたい衝動をぐっと抑えて、立ちすくむ。 それでも、瞳は、泣き出しそうに夢色だけを映していた。 (46) 2022/07/08(Fri) 12:38:47 |
ユメカワは、連絡を送って、周りを見渡した。見慣れた虎柄は──今は何処に居るだろう。 (a47) 2022/07/08(Fri) 12:45:38 |
ユメカワは、そんな事を思った後。ふと聞こえた声。 (a48) 2022/07/08(Fri) 12:46:35 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>46 ライカ 教室の中から、足音ひとつ。 弱々しく名前を呼ばれて振り向いた先。 「……夏彦」 眉尻を下げて君を呼ぶ。 最後にまともに話したのが、あんな形になってしまって。 こうして顔を合わせても、互いにぎこちなくて。 だからどうにも、こんな状況である事にかこつけたように。 厚かましく言葉を吐いて、手を差し伸べるのは憚られたのだけど。 「一緒に戻ろう。きっと皆、待ってるから…」 それでも、今にも泣き出しそうな君を放っておけなくて。 片手に握っていた金属の棒を壁に立て掛けて、 その場から一歩、踏み出して。空いた片手を君に差し出した。 思えばいつも──君に水を向けるのは、自分の役目だった。 (47) 2022/07/08(Fri) 13:09:52 |
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/08(Fri) 14:04:19 |
【人】 元弓道 マユミ「圏外?ううん、それならどうして拙達だけは連絡が取れているのでしょう」 一度、建物の外へ駆け出す。 防空壕の中でも連絡が届いたのだから、何かの間違いだ。 そう言い聞かせながら電波が届きそうな場所を探す。 * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* * おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません* 「……」 …… * おかけになった電話は……* (48) 2022/07/08(Fri) 17:08:17 |
【人】 元弓道 マユミ「…………あ、れ」 電波の届く場所を探して、結構走った筈だ。 走った途中で、「同時に交番に行くのは皆と合流してからのほうがいい」と気付きながらも足を止めなかった。 それなのに。 見覚えがある。 来た直後、記念にと写真に撮ってグループラインに載せたのだから。 その時と違うのは、誰の背中もないところ。あの時はまだ、他の九人分姿がちゃぁんとあった。 確かに学校を出て、坂を下った筈だった。 それなのに何故、自分は学校の前にいる? (49) 2022/07/08(Fri) 17:13:16 |
ネコジマは、声が震えている。 (a49) 2022/07/08(Fri) 17:29:50 |
ネコジマは、間に合ったと思っている。 (a50) 2022/07/08(Fri) 17:33:23 |
ネコジマは、手遅れなのを知らない。 (a51) 2022/07/08(Fri) 17:33:27 |
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/08(Fri) 17:34:50 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a52) 2022/07/08(Fri) 17:51:34 |
【人】 憂愁 ライカ【廊下】 >>47 ユメカワ 「……………」 こく、と、先程よりも力無く頷いて 視線を彷徨わせてから、一歩、君の元へ寄れば、差し出してくれる手を、おずおずと握る。 よそよそしかった時間を少しずつ埋めるみたいに。 ───嗚呼、ずっと欲しかった温もりだ。 Wこんな状況Wじゃないと、踏み出せなかった大きな一歩。 「うん……もどる……、 びっくり、し……た……。 」いつだって君の優しさに甘えてきたから 今日だって、君の名前を呼んでしまった。 「深雪、その……、」 先輩たちを一瞥すれば、あちらはあちらで大丈夫そうなので 情けない男は、そうして君と連れ添って、委ねて、歩いていく。 「……………何でもない。 情けないとこ見せて、ごめん。」 勇気は、まだまだ何歩も足りてない。 (52) 2022/07/08(Fri) 20:18:26 |
ネコジマは、グループチャットに既読をつけました。 (a53) 2022/07/08(Fri) 21:25:39 |
シロマは、「……ありがとう」 (a54) 2022/07/08(Fri) 22:13:00 |
シロマは、永瀬へ小さく、しかし嬉しそうに告げた。 (a55) 2022/07/08(Fri) 22:13:25 |
【人】 かれがれ ユメカワ【廊下】 >>52 ライカ 遠慮がちに手と手が触れ合って、 これまでずっと取れずに居た手を、壊れ物みたいにそっと握った。 「…………」 殆ど無意識に──以前のように手を繋ごうとする動きは。 きっと途中で固まって、実に半端な繋ぎ方になったんだろうな。 「仕方ないよ。 冷静でいられなくたって…多分、それが普通の事だから」 「だから……少し安心したんだ、俺」 知人の死に動揺するのは、まったく普通の事だから。 努めて冷静であろうとする事だってきっと正常なのだろうけど、 不安を無理に心の内に押し込めてしまったり、或いは。 すっかり割り切ってしまえる事の方が、何だか恐ろしい。 夢川が取り乱さずに居られたのはきっと、現場を直視していないから。 白間だって、連絡から察するに幾らかの動揺はあっただろう。 栗栖や麻弓であれば──あの光景を客観視する事ができただろうか? 詮無い考えに耽っていても、仕方ない。 だから今は君の方に意識を向けて、これまでのように手を引いて。 きっと少し前を行く二人の後に、ふたり続いて行った。 (55) 2022/07/08(Fri) 22:27:23 |
ユメカワは、約束ひとつ。待ってるよ。 (a56) 2022/07/08(Fri) 23:28:07 |
【人】 憂愁 ライカ【廊下】 >>55 ユメカワ 五指を揃えて手を繋ごうとして、君の指が開いて。 なんだか友達とも、恋人とも違う、中途半端な繋がり方をした。 「安心……?」 大人っぽく背も伸びて、心に余裕も持ったりして 君の頭を簡単に撫でられるくらいになりたいのに。 全然理想からは程遠くて───それが安心感を与えるのなら、悪くはないか、と、複雑に首を傾げた。 「……僕、は、 深雪が見ちゃわなくて 良かった………と、思った……。」 いつだって、心の隅には君が居る。 言外に、伝わるだろうか。 こんな言い方しか出来ないんだから、伝わらなくても良いや。 ───なんて諦めちゃうから、きっと、こんなことになったんだろうな。 ……ふたりと、ふたり分の足音。 ぎこちない指同士の隙間が、なんだか寂しく感じてしまって ぎゅ、と君の手を強く握るのだった。 (56) 2022/07/09(Sat) 0:03:01 |
ライカは、ほとり。───カメラのレンズに、ひと雫。 (a57) 2022/07/09(Sat) 0:06:00 |
【置】 友達 ネコジマ猫島 稔という奴は、昔から自分のことを猫島と呼んでいた。 山子さんところのお孫さん。 山子さんところの不出来な娘のお子さん。 山子さんところの──……。 猫島と呼ばれないのが不思議で仕方なかった。 人数が少ない分、距離が近かったし、 土地柄、同じ名字の子どもが結構いるからね。 猫島は……他にはいなかったけれども。 それだからなおのこと主張するように、 彼は自分を猫島だと言っていた。 そうしないと、なんだか自分というものが わからなくなってしまいそうで。 どうにも妙な強迫観念だけれども、 そんなふうに彼が思っていた事実はあって。 自分で言うのとあわせて、猫島は猫島 稔だった。 猫島の母は近々離婚をする。その予定だ。 猫島には戻らないで、山子にまで名字を戻すらしい。 余程のことがなければ、三途からもう出ないだろうしね。 彼が猫島 稔でいたのは十年と半年もいかないくらいで、 寅谷 稔でいたのは三年ぽっちくらいで、 これから先は、きっと死ぬまで山子 稔なのだ。 (L4) 2022/07/09(Sat) 0:21:48 公開: 2022/07/09(Sat) 0:25:00 |
ネコジマは、あの頃とは違う理由で、自分を猫島と言っている。 (a58) 2022/07/09(Sat) 0:22:05 |
ネコジマは、寅谷の時間が好きじゃなかった。裏切られる期待もない。 (a59) 2022/07/09(Sat) 0:22:30 |
ネコジマは、山子の時間が好きになれるかはまだわからない。期待を裏切られるかも。 (a60) 2022/07/09(Sat) 0:22:34 |
ネコジマは、三途での猫島の時間が好きだった。期待を裏切られない。 (a61) 2022/07/09(Sat) 0:22:46 |
ネコジマは、自分が猫島 稔だったと認識している数年間の思い出に縋って生きてきた。耐えてきた。 (a62) 2022/07/09(Sat) 0:22:59 |
ネコジマは、猫島 稔の周りにいた、両手の指の数にも満たないくらいの人たちのことが大好きだ。 (a63) 2022/07/09(Sat) 0:23:18 |
ユメカワは、今でも、きっとこれからも、君の事が好きだ。 (a65) 2022/07/09(Sat) 3:51:34 |
ユメカワは、もしかしたら、その想いが一方的でない事さえ伝えられたなら。 (a66) 2022/07/09(Sat) 3:55:19 |
ユメカワは、あの日も、それで十分だったのかもしれない。 (a67) 2022/07/09(Sat) 3:56:00 |
ネコジマは、あなたと同じで寂しがり屋だけど、見栄っ張りでもありますから。 (a68) 2022/07/09(Sat) 18:13:56 |
ネコジマは、夢川にスタンプ送信。『( ・´ー・`)』 多分ちゃんと了解しました、これは。 (a69) 2022/07/09(Sat) 18:15:25 |
ユメカワは、スタンプで返信。👍。 (a70) 2022/07/09(Sat) 18:50:41 |
陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/09(Sat) 19:09:02 |
陽葉 シロマ(匿名)は、メモを貼った。 2022/07/09(Sat) 19:09:37 |
【置】 元弓道 マユミ ────追想。 「ああ、深雪ですか」 来年高校に入ってくる年下の友達。自分と違って可愛くって落ち着いていて、でも実は結構行動力がある。そんな、お友達。 彼の姿を捉えた時の少女はどこかそわそわ。きりりとした柳眉もほんの少し困ったように歪んでいる。 「ちょっと部活で色々あって。忙しくなっちゃったんです」 「先生を呼んできてもらえますか?誰でも構いませんので」 もっと上手に誤魔化せたら良かったのだけど、自分にそんな器量など無い。 いかにも何か起きています、といった空気を和らげることも叶わないまま、どこか切迫した雰囲気を纏いながら夢色の彼を遠ざけることしか出来なかった。 (L5) 2022/07/09(Sat) 20:32:36 公開: 2022/07/09(Sat) 20:35:00 |
【人】 元弓道 マユミ>>a52 にゃんこ 「む。貴方は……稔のお友達の猫ですね」 なんかおるー、くらいの能天気さで足元うろうろしてくる可愛いいきもの。 不可思議な事が起きていると混乱しかけていた脳が一瞬柔らかくなった。無意識のうちに緊張していた体も少し落ち着いた気がする。 内心「猫や、ありがとうございます」とお礼を述べつつ中腰になって猫を見やる。 「探検終わって満足したら、稔のとこに戻るのですよ」 無理に捕まえるのは気ままに生きる猫にたいしてよろしくないかもしれない。そう判断した少女はそれだけ声をかけて、学校へと戻っていった。 少女は彼が猫を探していないことを知らないのだ。 (57) 2022/07/09(Sat) 20:48:07 |
【置】 いつかの ユメカワ────追想。 心ここにあらず。液晶を眺めながら最寄り駅のホームで電車を待つ。 どうしようもなく気が重くて、時間が随分長く感じた。 引っ越し先の周りまで出掛けよう。姉との待ち合わせの日だった。 だから、ちゃんと笑っていられるかわからなくて。 どうにもならない事なのだから、それを受け入れるしかないのに。 いつまで経っても気持ちがついて来る事なんて無くて、 だから楽しげに引っ越した後の事を話す家族に 上手く調子を合わせられもしない。それが余計に息苦しい。 先の事なんて、考えても憂鬱なばかりだ。 何もかもが全て、変わらずにいられたならよかったのに。 大切な時間を切り取った写真のように。 不意に聞き慣れた発着音が聴こえて、ふと顔を上げた。 何処か物寂しさを感じさせる『きらきら星』。 ああ、いきたくないな。 (L6) 2022/07/09(Sat) 21:34:45 公開: 2022/07/09(Sat) 21:50:00 |
ユメカワは、皆と居る日々が好きだった。なんでもない日々がよかった。 (a71) 2022/07/09(Sat) 21:43:14 |
ユメカワは、変わらずにいたかった。叶うなら、いつまでも。 (a72) 2022/07/09(Sat) 21:43:46 |
【人】 元弓道 マユミ>>白間 『梢』 それは遊びに来た友人の一人が死んだと、連絡を受けて暫くした後。 『貴方、少しは休みましたか?』 『正直に申告するように。嘘ついたらくすぐり40分の刑です』 自分と探索したり仲間の遺体発見したり。色々な事が起きているだろうが、周りに人がいる限りあの少女は毅然とした態度を取り続けているだろうから。 グループラインではなく個人宛のメッセージでそのような文章を送る。 (58) 2022/07/10(Sun) 0:14:34 |
ライカは、君の手の甲に、手のひらを添えて。 (a73) 2022/07/10(Sun) 1:14:20 |
ライカは、背伸びをして、口付けをひとつ。 (a74) 2022/07/10(Sun) 1:14:43 |
陽葉 シロマは、メモを貼った。 (a75) 2022/07/10(Sun) 4:50:43 |
ユメカワは、腕の中の君に囁きかけて。 (a76) 2022/07/10(Sun) 4:55:53 |
ユメカワは、静かに笑っていた。 (a77) 2022/07/10(Sun) 4:55:59 |
【人】 元弓道 マユミ>>59 シロマ 『よろしい。頑張ることは褒めるべきことですが、度が過ぎれば一転して褒められないことになりますからね』 お互い様と言いたげなメッセージを見てふむと唸った。 ここで此方が無理を通せば、彼方も今後ちゃんと休んでくれないかもしれない。それは避けたいことだ。 『はい。それじゃあお茶の時間にしましょう』 『音楽室ですね。わかりました、そちらにすぐに向かいます』 他にも貴方の様子をこの目で確認したかったので好都合だ。 少し待っていてくださいね、と締めくくってからすぐに目的地へと移動した。 ………… …… 「たのもー!お客様一名来店ですよ!」 暫くして、喫茶店にはたいへん不釣り合いな名乗りのもとドアをすぱんと開けるモンスターお客様が来店した。 (60) 2022/07/10(Sun) 5:11:22 |
ライカは、震える唇で、言葉を紡ぐ。 (a78) 2022/07/10(Sun) 8:32:43 |
ライカは、「すき、だから。」 (a79) 2022/07/10(Sun) 8:33:13 |
ユメカワは、大好きな君と、もう一度。 (a80) 2022/07/10(Sun) 15:11:42 |
ユメカワは、同じ夢が見たい。 (a81) 2022/07/10(Sun) 15:11:48 |
ユメカワは、迷わない。ただそれだけを願って──手を伸ばした。 (a82) 2022/07/10(Sun) 15:12:17 |
ライカは、君が好きだ。君の隣に居たい。 (a83) 2022/07/10(Sun) 17:57:05 |
ライカは、────、 (a84) 2022/07/10(Sun) 17:59:15 |
ライカは、君を、思い切り突き飛ばした。 (a85) 2022/07/10(Sun) 17:59:33 |
ライカは、確かに君の事が好きだ。 (a86) 2022/07/10(Sun) 18:00:58 |
ライカは、君を置いて、廊下を駆けて行った。 (a87) 2022/07/10(Sun) 18:01:30 |
ユメカワは、君が好きだ。 (a88) 2022/07/10(Sun) 19:58:05 |
ユメカワは、君とずっと一緒に居たい。それだけなのに。 (a89) 2022/07/10(Sun) 19:58:20 |
ユメカワは、暫しの間、廊下に一人茫然と立ち尽くしていた。 (a90) 2022/07/10(Sun) 20:00:34 |
ユメカワは、君の背を追えなかった。 (a91) 2022/07/10(Sun) 20:00:41 |
ユメカワは、───君の事が、好きなのに。 (a92) 2022/07/10(Sun) 20:00:47 |
ネコジマは、「またね裏ニイ」 別れてまた学校探検隊。まだ何も起こってなんていないと思っていた時のこと。 (a93) 2022/07/10(Sun) 20:09:13 |
【人】 元弓道 マユミ>>61 シロマ 店員さんに促されれば、貴方の隣にすとんと腰を下ろした。持ってきていたボトルを取り出して、ぐびぐびと一気に中のスポーツドリンクを呷る。 「そういえば、ぽろぽろ鳴っていましたね。ここのピアニストはおシャイなんでしょうか。折角ここに楽しみにしている観客がいるというのに、勿体無いですね」 唇の端を濡らす雫を豪快に手の甲で拭いながら、同じようにピアノを眺める。 二人とも率先して探索をするようなお転婆娘とじゃじゃ馬娘ではあったが、ピアノを弾くなら運動のみならず勉強等も出来る白間の方が適任であることくらいこの二人を知るものなら分かるだろう。本人たちなら尚の事。 「ふむ。そうですね、拙の得意な楽器はカスタネットではありますが……梢の折角のリクエストです。今だけピアニストになるとしましょう!」 弾く気分ではないのだろうと察し、右肩をぐるぐる回しながらピアノへと近づいた。 そして白と黒の舞台に、少女の硬くなった指が乗せられて──。 ▽ (62) 2022/07/10(Sun) 20:44:07 |
友達 ネコジマは、メモを貼った。 (a94) 2022/07/10(Sun) 20:44:10 |
マユミは、ピアノの演奏技術は58くらい。 (a95) 2022/07/10(Sun) 20:45:05 |
ネコジマは、軍歌の気配をはらんだピアノの旋律を聞いていた。 (a96) 2022/07/10(Sun) 20:57:58 |
ネコジマは、屋根裏から空き教室へ。まっすぐ向かったのでした。 (a97) 2022/07/10(Sun) 20:58:54 |
【置】 出席番号 縺斐a繧薙↑番 カナイ────起立、気をつけ。 どこか懐かしさを覚える、快活な声が脳の裏を焼く。 んぁ、と間の抜けた覚醒。 鳴き声の主は、がばりと身を起こす。 大きな、長袖のパーカーを身に纏った小柄な少女だった。 着席の姿勢を保った少女が居るのはどこか暗い一室のようで、目の前の机に突っ伏して眠っていたらしい。 窓から鈍く刺しこむ月明かりのほかに光源は存在せず、掛け時計のあるべき壁にはその痕だけが残されて。今が何時なのか、見当もつかない。 すぐにでも窓の外を見に行きたかったけれど、逸る気と裏腹にどうにも手足に力が戻らない。 次第に思考も霞がかって、只ぼんやりと月の光に照らされていた。 じりじりとした時間が過ぎて、薄闇に目が慣れた頃。 再び正面に視線を戻せば、黒い板が目に飛び込む。 壁を横切る堂々とした質量に加えてこちらを向き鎮座する教卓とくれば、ここが教室であることは一目瞭然だった。 自分は、一体いつから眠っていたのだろう。 不安を覚えた少女は、ぐるりと辺りを見回す。 静けさが耳に痛いほどで、毛羽立った居たたまれなさが際立つ。 息を潜めるように、焦れったい程にゆっくりゆっくりと正面から視線をずらせば────視界の端に、人影が、引っ掛かる。 誰かが、斜め前の席に突っ伏している。 皺の寄ったシャツが月を反射して、白々と冴えていた。 いつからそこに在ったのだろう。ひぅ、と息を呑む。 しっかりとした体格を表すような広々とした背中、男の子のように見える。 身じろぎ一つしない背中が、生物の形をした置物のようで薄ら寒い。 肩越しにどうにか彼の顔を見られないかと思い立ち、座ったまま首を伸ばすと、 (L7) 2022/07/10(Sun) 20:58:56 公開: 2022/07/10(Sun) 21:00:00 |
【置】 出席番号 縺斐a繧薙↑番 カナイ頭には、見慣れた麦わら帽子 。雲間が途切れ、窓から入る光がさっと床を照らし出す。 埃を掻き分け踏んだ幾つもの、人と猫の足跡。細く、僅かに伸びた赤い痕跡。 つん、と鉄臭さが少女の鼻をつく。 些か唐突に過ぎるそれは、路傍の石が不意に思い出されたようなものだった。 記憶の底から立ちのぼるような、まだ新しい血の匂いは、一気に生々しさを以って少女に迫る。 ―――え? 息を殺していたことも忘れ、跳ね上がるように立ち上がる。 しかし間もなく追いかけてくるはずの、 椅子の倒れる音は、いつまで経っても響かなかった。 (L8) 2022/07/10(Sun) 20:59:31 公開: 2022/07/10(Sun) 21:00:00 |
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