人狼物語 三日月国


54 【半再演RP】異世界温泉物語【R18】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


高藤 杏音1票
菊波 空1票
1票
幸也1票
キネレト3票

処刑対象:キネレト、結果:成功

[犠牲者リスト]
該当者なし

決着:龍人族の勝利

 ほら……まず、こっちを上にして合わせる。
 逆だと死体だからな?
 そして、ここを持って……。


[最初は自分がやり方を見せて、それから彼に自分がもっていた場所を持たせる。
しかし、はだけた胸とか、布一枚下が裸だとか、意識するととてもやりにくくて]


 膝枕?
 別にいいけれど………。


[彼の願いはとても些細なものだった。なんでだろう。
ドラマか映画の影響だろうか。
もっときわどいおねだりかと思ったからホッとすると同時に、残念な気持ちがしてしまう自分を殴りたくなったけれど。

襟元を直す前に彼の視線が自分の裸の胸を巡ったような気がした。
どうしたのだろうと思えば、彼は意味不明なことを述べてから離れていく。

そして、救急セットから絆創膏を持って戻ってきた。
怪我でもしたのだろうか。
彼の躰をじろじろと見やるが、怪我をした痕跡が見えず、彼を見上げたが]


 ―――!???
 んぅっ


[何かと思えば、絆創膏が貼られたのは意外にも自分で。
過敏な箇所を擦られて思わず声を上げてしまって、また顔が赤くなってしまった]


 おいっ!!!
 ニプレスなんて必要ないだろ!!


[確かにちょうど乳首の辺りは白地の部分だから透けるかもしれない場所だが、大体男の乳首が透けていたとしても、誰も気にしないだろうし、そもそもこんなに人がうようよいるところで、浴衣の下が裸状態で外を歩いたりするつもりはない。
思わず襟を正して、胸元を隠す。
まるで、胸を隠す女の子のようなポーズになってしまった*]

[彼に教えてもらうのもいいな。と思った。
なるほどと頷きつつも、彼に浴衣を着つけていこう。
その際、彼に願い事について聞かれたら少し恥ずかしがりつつも、膝枕をしてほしいと答えた。その願いはどうやら叶うらしい。…彼は気づいているんだろうか。布一枚下が裸で膝枕をするという事に。気づいていないのなら、これ幸いと考え、ありがとうと彼の許しに後で頼むと告げただろう。

――彼がきわどいおねだりを望んでいたと知れば
どんなおねだりを想像したのか。と言葉と手で責めたが。彼の反応に違和感を覚えたものの、生憎今回はその機会は訪れず、代わりに彼へ浴衣を着つけていくうちにある事に気づき。

彼の元を一回離れることにした]

[そして取り出したのは絆創膏。
彼が心配してくれたのは嬉しいが、残念ながらこれが必要なのは彼の方だ。貼りつければ、感度の良い声が上がる。赤くそまった顔が擦れた事で感じたと知らせ、やはり必要だったかと確信させる。

だが、彼は違ったようで]


 …何を言っているんだ。
 こんなに感じやすいくせに、必要だろ?


[胸を隠すポーズは女性的だ。
男の乳首が透けた処で誰も気にしないなんて冗談だと思う。現に自分がそれをみたら気にすると確信する。最も彼のものだからという前提がつくが、胸を隠す彼に近づけば、じりじりと距離詰めて片手を伸ばせば、腕を掴み。じっと彼を見つめた。

本当に必要ないのか、と問う視線は
彼の身体を眺め見て]

[片手が彼の腰に回る。
肌に直接纏う浴衣は、身体のラインを分かりやすくしてくれている。彼はこの恰好で外を歩く気がないようだが、確かに見せられない。彼の肉体が抱かれ上手に出来ていることは、見ればわかる。浴衣越しに臀部をなぞり、尻の割れ目を指でたどり、線を引き]


 俺に襲われたくて
 片方の乳首だけ育っているのが分かる
 そんな恰好で居たいのなら
  止めないが


[こんなに感じやすくて
普段はどうしているんだ。と彼の身体を見つめ。
片手が腕を撫でる。彼が隠している場所を強引に暴くのもいいが、ねっとりとした視線で其処を探ることで彼の意識を引き出そうとすれば、そのままもう一方の手がぱらぱらと動き、なぞる割れ目の奥。秘所を探るのは、彼の身体を自分はよく知っているというアピールで]

 …さっき、何を期待した?
 俺が何をお願いすると思った?


[先ほどの些細なやり取りを自分は見逃さない。
素直になれない素直な彼の身体は正直だ。啼かせる程に光、妖艶さを増す。愛すれば愛する程に、愛され上手に抱かれ上手になっていく。彼は自分で思うよりもずっとオネダリが上手い。

もうすっかり雌の乳首をしている癖に。と隠す手を外すように
――手の力をゆっくりと強めていく。]


 ほら、見せて


[何をされたい。
どういう身体をしているのか。
隠した其処は、きちんと収まっているのか。
視線は雪を溶かす程の情欲を孕み。唇は口角を吊り上げた。*]

村の更新日が延長されました。

[抱きしめられたら転がれないなぁ。
転がり出したい衝動を、君の背に手を回すことで堪える。
顔を埋めてぎゅうぎゅう。ふふ、あったかいなぁ]

【人】 図書館長 アザレア

[客観的な『色気』とかいうものを酷く気にしていることは
何となく認識しているが理解はし難い。
きみの魅力を唯一理解していればいいわたしが
そのままのきみに問題なく興奮するのだから
何を憂う必要があるのかはわからないし

……きみがその不安を抱く最大の要因が
二重の意味での

わたしの手の遅さにあるなんて知りもしない。]


 こたつでアイスが最高みたいな原理だろうか。
 寒いところに暖かいものがあれば
 より素晴らしく感じたり……
 人に見せられない無防備な姿になる場所をあえて
 外に存在させることで得る開放感だとか……?

 
[人に見せられない無防備な姿を少し恥じらいながらも
隠すことなく見せてもらえる間柄なんだよなぁと
改めて噛み締めることを『魅力を感じる』と呼ぶなら
特に否定する要素はない。

多分彼女の求めている魅力とは違うなんて
わたしが正しく理解するはずもないが
勿体ぶるように随分と遅くなった着替えの速度に
見せつけられているような心地を覚えるのは
完全に欲目であることくらいはわかったし
それは正しくきみの求める『惹かれている』ということで
相違ないのではないかと思う。……たぶん。]
(0) 2021/01/07(Thu) 6:50:18

【人】 図書館長 アザレア

[わりときみへ抱く興奮を隠しもしていないし
触れることにもこんなにも遠慮がないので
少し慎んだほうがいいだろうかと思っているくらいで
わたしがきみに魅力を感じていないのではないかと
不安を覚えているきみとは全く噛み合っていない。

きみから求められているのか、或いは
未知の経験への恐怖をまだすこし抱かれているのか。
疑問に感じているわたしの感覚はそのまま
複雑なきみの心情なんだろうなぁと最近思う。

だから、或いはこのまま強引に求めても。
きみは恥じらい戸惑うだけで拒まないのだろうし
なにもしなければ
ほんの少しの不満を抱きつつも安堵するのだろう。

どちらが正しいのかわりといつも悩む。
自分がどちらを望んでいるのかも酷く複雑だった。
ぎりぎりのバランスを綱渡りしている感覚………

……そこから、一歩。
踏み外しそうになっては、躊躇う。
安牌の『現状維持』はいつだって魅力的で
今度もまたその誘惑に負けた。

物足りなさを覚える現状に一番安堵しているのは
きみよりもわたしの方であることは間違いない]
(1) 2021/01/07(Thu) 6:50:57

【人】 図書館長 アザレア


 ひとにみせるものではない肌着、が靴下で
 その下の肌が、素足だとか……そんな感覚かな?

 わたしに染み付いているものも酷く半端な習慣だから
 あまり定かではないのだけれどね。


[幼い頃の習慣は抜けにくい。
けれどきみはわたしの傍で随分変わったよね。

わたし好みに変わる必要はないと告げた舌の根も乾かぬうちに
そんな言葉が零れそうになって飲み込んだ。]
(2) 2021/01/07(Thu) 6:51:50

【人】 図書館長 アザレア

[或いはそれこそが……
相手の望む形に柔軟に変わってみせることこそが
彼女が幼い頃にその身に染み込ませた習慣なのかもしれない。
そうとなんとなく気付いている理性が寸でのところで
浮かれて滑りそうになる口を噤ませる。

わたしを喜ばせようと思ってくれるのは純粋にうれしい。
わたしもきみにそう思うからこそ、余計に。
同じ気持ちでいてくれる喜びが重なって、
幸せな気持ちにさせてくれる。

けれどべつに100%わたしの望むきみでなくたって
きみに惹かれた事実は変わらないのだと
伝えることはわたしを喜ばせようとしてくれるきみの
努力を踏み躙ることになるのか……

考えても答えを出すのは難しい。

わたしだって、きみをよろこばせようとしてしたことに対し
「そんなことはしなくていい」と言われるよりは
「うれしい」と喜ばれる方がいいに決まっているから難しい。

正解は今日もわからないままだった。]
(3) 2021/01/07(Thu) 6:52:55

【人】 図書館長 アザレア

[柔らかな胸元をあひる共が押しつぶしている。
無機物の分際でうらやましい限りだ。

膨らみが足りないときみはしきりに気にしているが
誰にも許さぬ場所に触れることを許される事にこそ
興奮するのだから質量が如何なんて些細な問題だ。

『誰にも』に子供たちが含まれていないことに
強い憤りを覚えるが今はその話ではないね、ない。

お湯に手で触れただけで何故だか
信じられないものを見る目を向けられた。
なぜだ。衛生面の問題だろうか。]


 貴重かどうかよりもきみが安らげる温度であるかが
 一番重要なんじゃないか。
 心地よく寛げる温度が一番だ。が。
 ここのお湯を例えば雪を放り込むでもして
 温度を下げるわけにもいかないしなぁ……
 

[無理はしないように。心配のまなざしを向けるが
慣れてしまえば気持ちよさそうなので杞憂だったようだ。

かけ湯くらいは家でもやるだろう?しないのかい?
それこそ子供の頃からの習い性なのだと思う、多分。
眼鏡?あれはほぼ老眼鏡なので。割と見えているよ。]
(4) 2021/01/07(Thu) 6:54:47

【人】 図書館長 アザレア

[割と見えているが鮮明ではない
雪化粧彩る絶景の庭よりも
目の前のきみの方が魅力的だったし
なんなら鮮明に見えていたってきっと
きみの方が変わらず魅力的なのだと思う。

きみがどんなに否定したってわたしにはそう思えることは
変え様のない真実である事はきみにはきっと理解されない。
けれどわたしだけが知っていれば
これといって問題ないので別に構わない。

見るだけでも最高なのに触れるのだから
まさに至高のひとときだ。
きみがなんの警戒もしないのがまた素晴らしい。
その無防備さが誰にでも振りまかれそうなことには
思わないことがないでもないが。

互いに築いた信頼が、信用が
きみの身に染み込んでいる証なのだろう。
……と、思いたい]
(5) 2021/01/07(Thu) 6:58:10

きみすぐついてきてしまうものなぁ。
ああ、いや、責めているわけではない。
一緒にいられて嬉しい。が……

形式だけとはいえきみが処刑されているのは……
でも以前の犠牲者よりは響きがましか…悩ましいな。

[ぎゅっぎゅしたままおふとん潜ろ。
エピでもよろしくだなんて言わずにその先も末永く。
この手を離すつもりはないので諦めて欲しい。ぎゅ。]


 こんな躰にしたのはお前だろ……っ
 それに、俺を襲うのお前だけだし……っ


[それに誰に見せるわけでもない。
外に出なくてはいけなかったとしたら丹前を上に着るし。
そう言おうとする前に、彼が腰に手を回してきていて。そのまま当たり前のように臀部に触れてくる]


 お、おいっ


[薄い布地一枚の下、彼の手の熱が容易に伝わってくる。
しかし、布地がぴんと張っているため、尻の割れ目に彼の指が届くこともなく、その奥の箇所がもどかしい思いをもするのだけれど。

勝手なことを言う彼の口。
襲われたくて片方の乳首だけが育ったわけではなくて、そちらの方が感じやすいということに気づいた彼がそちらばかり触れるものだから、ますます感じやすくなっただけだというのに。
腕の拘束を自ら解けとでもいうように、彼の視線がその奥に隠された箇所を暴くように見据えてくるのに、ぞくりと快楽由来の戦慄が背筋を襲う]


 なんの話だよ………。


[彼から目をそらす。
彼の願い……膝枕が思ったよりたやすい願いでほっとしたのは事実だ。
しかし、自分が何を想像していたか、なんて彼に言うようなことは羞恥心的にできなくて。

思いだすのは前に浴衣を着た時のこと。
蛍の淡い光の中、激しく彼に抱かれた夜を思いだした瞬間、自分の顔は淫蕩な表情をこぼしていなかっただろうか。
彼の手が徐々に力を増していく。
それと反比例して自分の躰の力は抜けていって。

彼の手によって隠蔽された自分の乳首は、まだ着付け途中の浴衣の胸から大きくはだけて、見え隠れしている。
中途半端に貼られた絆創膏は少し浮いていて。彼の視線を受けてそこがチリチリと燃えだしてしまいそうだ*]



 だから、俺に襲われたいのかって聞いているんだが。
 ……どうした?


[ただ触れているだけだと彼の抗議には答えよう。
臀部を這う指は、もどかしさを彼に伝えているようだ。感じやすい躰は、此方の愛撫ですぐに火照る。その感度のよさが愛おしいと同時に少し心配でもあるのは内緒の話だ。誰か、他の男が彼の魅力に気づき、その感度よい躰を蹂躙しようとするかもしれない。そんな事はないと彼は言うだろう。けれどそんな彼は自分の魅力に気づいていない。

どれ程、美しくいやらしいかを。
今もそうだ。此方の視線に陰る瞳は艶めいて
逸らした目が、妙な色気を放っている]



 別に? …
 もっといやらしい事をお願いされたいのかなってさ
 …例えば、あのときみたいに、エッチになりたいとか。


 ――俺にオネダリしてって


[お願いされたいのか。と尋ね。
彼の腕を解いていく。彼が普段言えないことを。行動で示すように。欲に飛んだときの言動を思い出せば、力が抜けていく彼に覚えていないのかと声を落とした。夜とはいえ、誰かが通るかもわからない場所で見せた淫靡な姿。そして、此方を誘うための、いやらしい行為を自分は覚えている。彼が素直になれないのなら、素直になってとお願いすればいい。

――素直じゃない癖に素直な彼が好きだけど。
あえて、言葉攻めのような事をしつつ

秘された場所を暴き]



 ほら、絆創膏でも隠せないぐらい
 大きいじゃないか。


[着付け途中の浴衣から
はだけ見える肌の上に乗る花を指摘する。それは絆創膏をしていても分かるぐらいに浮き出ている。少し浮いている場所へと腕から離れた指は向かい。中途半端に貼られた為に、見える乳の輪をなぞり。

指腹でその輪郭を辿れば
口角はますます上がり]


 …愛されたいって


[ここが言っていると唇を耳元へ寄せ。
片方の手は相も変わらず臀部をなぞり、もう一方は焦らすようにはだけ見える胸の部分をなぞりながら、彼の様子を伺っては、息をかけ。羞恥心と淫靡な感情を擽るように耳穴へと舌を進めれば、いやらしい唾液音を彼の鼓膜に直接届けながら、一言を囁こう。]



 俺はお前を襲いたい。


[いや、違うか。]


    愛したくて堪らない。


[どちらも同じ意味だけど。
あえて一言に付け足したのは、感情の問題であり、彼の答えを聞く前に指は爪をたてて、なぞっていた乳輪を強く押し、赤い円を広げるような行動をとった*]


君の居ない世界に独りで取り残されるよりずっといいよ。
僕にとっては寧ろご褒美さ。以前の犠牲者もね。

僕自身がそう感じていても、
君は複雑な気持ちになってしまうかい……?
例え地の果てでも君に着いて行くよ。僕はしぶといんだ。

[……さて、僕は今この上なく転がり回りたい気分なんだが
しっかりホールドされていてそれは叶わないらしい。
乱れた呼吸をはくはく整えながら、
エネルギーを別のところに回そうか。]

これだけ先に言っておこう。すき。

[深刻に酸素が足りない。求む人工呼吸。
僕は面倒な上に執拗いぞ?
なんて念押しせずともそろそろ伝わっているよねきっと。
生憎とこの手を離す気はさらさらないから、君も諦めておくれ。末永くよろしくね。ぎゅぎゅ。]

[襲われたいとか臆面もなく言える人間が存在するのか!?と聞き返したいが、それは藪蛇でしかないだろうから、ぐっと言葉を飲み込む。
きっと彼はいえるだろう人だから。それを自分は知っているから。

それに、追い詰めるように囁かれては、彼が自分に屈服しろと言ってるようだともわかる。
しかし、あの時のおねだりと言われても首を傾げるだけしかない。可愛げもない誘い方だったとしか思えないのだけれど。
耳に伝わる水音と共に、彼の慾を抑えたような荒い息づかいが聞こえて、それでも興奮する。
彼の指が自分の過敏な箇所を軽くなでる。
敏感な箇所の周囲を丸くなぞるようにして。
片方の手は尻を撫で、片方の手は胸に躍り。そうして彼においつめられていく。
そのどこか背徳感と罪悪感が入り混じるような感覚に息を吐いた]



 お前は俺を甘やかしすぎだな………。


[恋人からパートナーへ。
俺たちはイーブンの関係になるのだから俺からだって誘えるようにならなければいけないのに。
お前はいつでも俺を待ってくれて、そして俺を欲しがってくれている。
こんな拙い俺を許してくれる。

彼の指が爪を立て、隠された箇所の際を押して。決断を迫るようにされるが、そうされる前に自分から彼を抱きしめた]


 ―――俺も、お前のように愛したいって言えればいいのにな。
 俺はお前に、愛されたくてたまらないんだ。



[こういう時、どういえばいいのだろう。
自分は彼に求められ抱かれたいのに、彼が自分を欲しがるように抱きたいわけではなくて。
だからいつも受け身になってしまう。
もし彼に求めてほしいと思っても、それが自分の慾とかちあわなかったらと思うと怖くて誘えない。

きっと世の女の子はこんな気持ちなのかもしれない。そう思えば自分は彼の雌なのだと思う。
しかしこの胎が彼の子を孕むことができれば、自分の雄に対して優位にでもなれるのだろうけれど、自分はただ彼の欲を受け止めるだけでそんなこともできなくて。

それが彼と生活を共にしたいと自分から言い出せなかった弱さだ。

彼がなぜか自分を想って、嫉妬したり他の男を牽制したりする様を、不思議な思いで見つめていたが、そのようなことはあり得ないとしか思えなくて。
彼のために変わった自分は、彼以外の男に認知されるはずもないのだから]

[彼に見せつけるように、胸元を開き、裾を大きく割って足を出す。
布が腕にかかるだけの状態のまま、彼に貼られた右乳首の絆創膏を自分の右の人差し指と中指の間で摘まむようにして見せつけて]


 ここ、隠してしまっていいのか?
 しゃぶりつくの好きなんだろ?


[まるで赤子のように吸うの好きだろう?と彼を煽って、そしてちらちらと布で見え隠れする熱を持ち始めた箇所を、彼の腰に押し付ける]


 こんなんじゃ、膝枕できないな。


[それともこっちを吸いたいのか?あの時のように、と艶やかに笑ってみせた*]

【人】 宵闇 迅


 どこに需要があって作ってんだか知りませんけどね。

 売ってるとこは見たことないね。
 県内に果樹園があるらしいけど。

[ドラゴンフルーツ味、という単語に、>>3:94
 ガキの頃みたくいたくウケた記憶を思い返しつつ頷く。
 ライチだとか、マンゴーだとか、パイナップルとか。
 南国フルーツなら、もっとメジャーなものがあるだろうに。
 少なくとも自分たちの狭い世界では、
 そんなにメジャーな需要があるとは知らなかった。
 更にそれが、地元で栽培されていると知って更にウケた。
 そのノリでふるさと納税をしなかったのは褒めてほしい。
 箸が転がってもおかしいぐらい笑い転げた成人男性三人は、
 かろうじてブレーキを踏めたのである]

 
 言えるように帰っていくならね。

[真剣な顔を茶化すように応えて、
 さて本当に無難であるのかは神のみぞ、というやつだ。
 なにせ入り口が自室の以下略であったので、
 下手したら妹ごと宿の扉を開いたら自室だった、が
 ありえないと言い切れないのだ。]
(6) 2021/01/07(Thu) 22:22:48

【人】 宵闇 迅



 ふ、
 足元が疎かになる"クセ"はまだ治らんの。

[珍しく雪が積もった時、>>3:95
 暇潰しに庭で小さな雪だるまをこしらえていた兄に、
 笑顔で駆け寄ってきたと思えば、
 くつしたがぬれたと顔をしわしわにして戻っていった妹が
 瞬時に思い出されて、思わず笑ってしまった。
 まだ、"つくした"としか言えない頃だ。
 妹は覚えていないかもしれない。]

 はいはい、のぼせるんじゃねぇですよ。
 あと、沈んでてもわからないからね。

[さくっと立ち上がった姿を見送って、ひょっこりした口が
 足湯、と言うのを聞けばひょいと片眉を上げる。
 そのまま寝落ちそうだ、と内心で苦笑して、
 いいから早く行きなさい、とばかりにそっと手を振った*]
(7) 2021/01/07(Thu) 22:23:29
[自分こそ、彼に甘やかされている。
自分の自信に満ちた言動は彼に愛されているからこそだ。
愛想をいつかつかされるんじゃないか、と怯えながらも彼が沢山愛してくれているのだと分かるからこそ、自分は彼にいくつもの言葉を投げた。そして、それに彼は行動で返してくれる。彼自身は気づいていないが、あのときだってとてもかわいらしくそして何より魅力的だった。

慾を煽る手が、彼を追い詰める。
背徳と罪悪を残す息は、甘く聞こえて]

 …?
 それはこっちの台詞だと思うぞ。
 俺はずっとお前に愛され、甘やかされている。

 ……互いにそう思っているのならいいじゃないか。


[恋人からパートナーへ。
関係が変わっていくのであってもこの甘えは忘れずにいたいと思う。彼をリードする大人になりたいと行動しても根っこの部分はきっと甘えん坊だ。今だって彼が煽られてくれると信じて甘えて、自分は行動している。
指先が、彼の隠された箇所の際を押そうとするが

其れよりも先に、抱きしめられ
息を飲んだ]




 ……。


[ああ、やはり
俺は彼に甘やかされている。
彼は最終的に答えを、愛しい言葉をくれるのだから。この甘露な関係を辞められる訳がないのだ。ずぶずぶに溶けてしまいそうだ。手が彼の背に触れる。背のぬくもりは衣一枚分では隔てられないほどだった。手は震えてないだろうか、喜びで堪らなくなっているのが伝わっているかもしれない。彼が恐れるものは何もないのだと伝えたい]


 …言ってくれるじゃないか。
 俺はそんなお前が大好きだよ。
 少し恥ずかしがり屋で、臆病な処もあって
 素直じゃないのに素直で

 誰よりも恰好いくて

          ――可愛い。


[そう、彼は恰好いい。
凛とした佇まいも広い視野も周りをよく見て気が利く姿も彼を恰好よくしている。そんな彼が俺の前だけで雌になる。恋をして、愛されたいと願ってくれる。こんな幸せなことがあるだろうか。彼は自分を弱いと思っているようだが、そんな事はない。自分は彼の強さに。

揺るぎのない土台に助けられたのだから。

一生敵わない。
敵わなくていい。]


 俺の前にいるお前が何より好きだ。


[だから嫉妬深いのは許して欲しい。
彼は自分の前ではより一層魅力的になるのだから。他の誰かに俺に恋をしている美しい彼を見られたくないのだ。そうと気づけば、そのまま抱きしめる力を強めて、未着しようとするが、彼の行動の方が早く。

その扇情的な行動に息を飲んだ]



 ……ああ、好きだな。


[自らの胸粒を摘むように見せつける彼は
淫魔ではないかと感じる程に精力的だ。
時折みせる積極的な行動が堪らないと彼は気づいているのだろうか。ずっしりと下半身が重くなる。遮る下着のない下半身は、彼の痴情に形を育て浴衣を押し上げようとしていた。
彼の指の邪魔をしないように。

際を辿るように指を辿らせ。

煽る熱がいやらしも見え隠れするのを目撃するどこか
押し付けられれば抱きしめかけていた手で
臀部をがしっと掴み。

浴衣にいくつもの皺を作り]


 できるだろ。
 絶景がきっと見える。


[艶やかに微笑む彼の耳元から唇を離せば
その艶めく唇にちゅっと触れるだけのキスをして、ゆっくりとその手を引こう。あの時は外でのスリルがあった。けれど、今はそのスリルがない分、室内というアドバンテージがある。敷かれたままの布団にと彼を連れさり、煽ったのはお前だぞ。と笑う顏はあまりいい顔でなかっただろう。

目に宿った欲望はしかりと光り。
彼と共に布団へと倒れ込めば]



 けど、困ったな
 何処も吸いたくて仕方ない、何処も愛したい。
 だから、全部吸っていいか。


[彼の指が摘まんでいた胸粒を撫で。
浴衣の間から手を入れて、そうして横向きのまま彼に欲望の丈を伝えていく。此処も、此処も、此処も。と指は熱源とその奥をさして。いやらしくも焦れた花の周りをなぞれば]



 先に此処を吸いたいな。

  ――此処を、お前の雌口を吸わせてくれないか。


[ほら、と求めれば、
指を離し、そのまま布団の上に仰向けになり、此処に乗せてと自らの顔を示した。顔面に自分からあのとき、吸った箇所を自ら寄越して欲しいと訴えるのは彼にとっては最悪のおねだりかもしれない。彼が無理だというのなら、自分から身体を起こして、押し倒し、足を開かせ吸うのだが。

――此方の熱は綺麗に
浴衣を盛り上げて、じんわりと汚しそうだった。
何より室内を照らす明りは、あの時と異なり

くっきりと映しだす*]

[きみがどこまでもついてきてくれることも
きみがこの手を握り返してくれることも
諦めるも何も、わたしにとっては
ご褒美であり、救いでしかないんだけどね?
どうやら認識にずれがあるらしい?]

しっているとも。
だが何度聴いてもいいな。
何度でも言ってくれ。

きみももうとっくに知っていると思うが。
何度でも聞いてくれるだろうか?

愛しているよ、キネレト。


[物理的にちょっとおピンクにしてみました。
恋窓がないからね、仕方ないね。
おピンク色の声色がどんな音色だったかは
ご想像にお任せ致しますね。

きみにひつようだからでなくて
わたしがしたいので自分勝手なキスをする。
に、ちゅ。]

お義父さん(※ラ神)がきびしい。
あーる15の世界線に帰れと言われている気がする。

何百回でも何千回でも聴きたいな。

愛しているよ、アザレアくん。


[鼻の頭首筋にちゅっちゅっちゅーー
僕も二重に手が遅くてすまな

うとうと、ちょっと寝そう……ぎゅむむ]

[寝ぼけまなこで調子に乗って君の唇を深く塞いで19秒間
あーる15の世界線では見せられないよ!な濃厚なやつをだな……]

[パパに許された時間は19秒……
MAX100を思えば短いがそれなりに長さはあるのでは?

アザレアくん、おくちあけて……?あーん??
そろりと舌を君の舌へと這わせて雪崩れ込む唾液を混ぜていく。
ディープキスには免疫力を高める力があるとかないとからしいよ。
今年も一年健康で居ようね……
(僕ら仲良くしんでるけど)
]

[別の窓ではわたしこそがパパだった気がするので
わたし以外をきみがパパと呼ぶことへの違和感すごい]

お……、っと、珍しく積極的だな。
ふふ、さてはきみ、寝惚けていて
自分が何をしているか理解していないだろう?

[怖々と触れてくる舌先を掬い取るよう迎え
表面を擦り合わせて唾液の味を混ぜ合わせる。
柔らかく、優しく、……言ってしまえば生温く
微睡みの延長みたいな口付けの最後に
混じった唾液で軟らかく湿った唇同士を重ね合わせて
ちゅ、と随分と可愛らしいと音を立てて啄んだ。

これで満足かい?わたしの眠り姫。
無理に目覚めさせたりなんてしないから
眠いなら寝てしまいなさいね。ねんね、ねんね。]

[そうだよ君がパパだ……]

ふふ……失礼だなぁ、
自分が何をしているかくらい理解しているさ……
いつだってしたいけれど我慢していただけでね…………

[ねむい!もういっかい!!
満足できませんとばかり君の唇を唇で塞ぎ直し
舌を雪崩込ませて絡ませる。今度は86秒じっくり……うと…………]

[口で言うより行動で。
そうして彼に抱かれるように煽りたいと思った自分の意図は成功したようだった。
彼に寝所に連れ込まれる。
男の貌をして自分を見つめられ、自分の行動の成果だとばかりに悪い顔をして微笑まれても、後悔なんかするはずもなくて。
その欲望の光を引き出せたことすら誇ってしまいそうだ]


 全部……お前のだからぁっ


[彼の手が、指が、彼によって封じられた快感の箇所も、熟れ始めた快楽を訴える場所をも焦らすように触れ、指さしていく。
それを否定するどころか呼応するように、その手に擦り付ける自分はどうかしていると思う]

 ―――え……っ
 

[横たわった彼の意図を把握して、どうすれば、と、一瞬、目線を揺らす。
しかし、目が座った彼を見れば強引にでも押し倒されて、彼の希望は絶対に叶えさせられるということが分かってしまっていた。
もじもじとしながらも、彼をまたぎ、そして尻を突き出すようにして、彼の頭の上でちょうどそこが見えるように腰を下ろして。

恥ずかしい。

素面というか、彼に強引にされているわけでもなく、冷静さを損なうくらい乱れさせられているわけでもないのに、彼にこんなことをするのは初めてで。

顔を隠して恥じ入るのが似合う図体をしているわけでもないのに。

でも、彼にこんなことを仕掛けていること自体に興奮しているのも事実で。
熱を持ち、張り詰めていた屹立が固く勃ちあがり腹を打つ。
先端から溢れた露が屹立を伝い、蟻の門渡りを伝っていくのを感じて、慌てて浴衣の裾を持ってそこを拭くように塞ごうとしたその姿は、彼からすれば、下の口を隠す行為に見えただろうか。
彼の顔を汚したくなくて、慌てて手で前から拭こうとすればバランスを崩して、慌てて手を彼の下腹部の辺りに突いてしまう。


そして、目の前にあるものにぎょっとする]


 これ―――俺の、だよな。


[しげしげと浴衣を盛り上げているそれを裾を分けて取り上げて。
大きく勃ちあがるそれをうっとりと眺めて、先端部分にちゅっと口づける。
彼がそう望んでこの体勢に持ち込んだかどうかは知らない。
ただ、それを愛するのは自分の義務であり権利であり。
何より味わいたいと思って、口の中に迷わず招き入れる。
元々狼の力を発露している自分は本能部分が強くなると、動物的になってしまう。
舌で味わい匂いを嗅いで、五感を使って知りたくなる。
特にこのように明るいところで交わってるならなおさら。


恥ずかしいというのを吹っ切ってしまったら、後は本能で快楽を貪るだけだ。

ぴちゃぴちゃと音を立てて舐めて唾液で湿すと、くびれ部分を唇で締め付けて割れ目部分を舌先でこじ開けるように舐めて。
この一年で覚えた彼の弱点を責めていく。


彼に躰を開発された一年だったけれど、それは逆も同じだから。
彼の躰も自分に合わせて開かれた一年でもあるのだから*]

[愛し恋しい唇が紡ぐ事実。
殻が破れていくのが手に取るように分かる。
そうだ、彼は全部自分のものだ。そして逆もしかり。
彼によく言えたと微笑んで、指先は欲しい場所を求めるが、
自分は意地が悪い処がある。

――此方の行動に戸惑う声に喉が鳴った。
理解できていない訳ではないのは目線を揺らす姿からも察せられる。本当に嫌ならば自分から行動を起こすつもりでいたが、彼の本質が選ぶのは恥かしがりながらも、自ら動く事を選んだ。

やはり淫魔だ、俺専用の。]



 …良い子だな、鬼走。
 ん、興奮している?


[彼がもじもじとしながら、臀部を突き出した。
浴衣から見え隠れしていた白い肌が浴衣の濃い色によって目立ち、明り下で輝いてみえた。恥ずかしがっていると同時に彼が興奮しているのは明白で先ほどからちらちらとしていた逸物が垂らす蜜が顔にも近づき。

はくはくとする可愛い下の口が見えて
後少しというところで隠された]


…っ、


[まるで雲に隠れる月のようだ。
後少しのところで、隠れたものを求めて手が動く。それと同時に彼は場ダンスを崩し、此方の下腹部を手で突いた。軽く呻き声をあげれば、びっくりした。と怒ってはいない声音で告げるが、彼の目の前には彼によって育った熱が存在を主張していた。

くもぐった声は彼の言葉に対しての解]



 …ああ、お前のだよ。
 んっ、……お前の、だから好きにしていい。


[彼は自分のものであり
自分は彼のものだ。大きく勃ちあがったそれを見つめる視線だけでも先端かが固くなるのがわかる。それを感じながら自分は彼の浴衣を捲り、臀部を露わにしていく。隠れてしまったお月様を暴く如く。
その間にも彼の本能は欲望に忠実にとなり

逸物の先端へと唇の感触を感じ
先走りがぽこっと漏れた]


 …はぁ…く
 やらしい、キスだな。俺も


[お前の此処に。
そう告げて、彼の臀部の奥、下の口へキスをしよう。
綺麗な縁にキスをすれば其処ははくはくと応えてくれるか。まるで彼の口が酸素を求めるように動く姿に本当にいやらしいキスだなと思いつつ、快楽を貪りはじめた彼の愛撫に声を噛み。かわりに此方からもびちゃびちゃと卑猥な音を立て、淫花を愛ではじめた。]



 美味しいか?…ん
 こっちは美味しいぞ。

  ――お前の、雌穴はとても美味しい。


[お前の味がする。と囁き。
夢中で頬張り舐める彼に感想を求めた。重点的に弱点を煽られ、虐められて熱源は固さを増して彼の咥内で重さを増していく。彼を求めるよう躾けられた其処は圧迫感とともに腰を無意識のうちに上げて、もっと奥を味わいたがった。溢れる蜜は彼の咥内を汚すだろう。此方もまた、彼の先走りを吸い。唾液と混ぜて、縁にぬり、舌先を中へと侵入させた。ディープキスだなと笑い。

片手が彼の熱源の付け根へと触れる。
指で蟻の門渡りを抑え
そのまま玉袋を転がして]


 …… ふ


[もう一方の手で臀部を撫でれば
少し押して、彼の中に入ろう。愛されたがりの其処に唾液という滑油剤を仕込ませながら、縁を少し捲りその赤さに弾む息を乗せて、彼が絶頂を促すのなら、此方も彼の絶頂を促す為に指を潜らせよう。ただ彼に与える快感の中心はいやらしい雌穴で。

存在を主張する熱棒には一切触れず。
触れたとしても玉袋までで留め
唇と指は彼のいい処を、自分の雌となった処を愛で押す頃
此方の熱が限界を訴えて彼の頬肉に内側からすり寄るだろう。*]

 
[仏の顔も三度まで
 三度目の正直
 …などという言葉は知らぬが、

 今度は躾けたとおり
 イクと申告してから達せたことに
 満足気に目を細め、その痴態を鑑賞する。]


   
……っ、



[布地を突き抜け
 足裏に感じる脈動に合わせて
 嬉し汁が派手に飛び散ったのには
 少しばかり驚いたが、

 所有を主張するかのように性器を覆う
 胸糞の悪い黒い布は
 ベタベタに塗り潰して捨ててやるつもりだったから
 そこに降り注いだのは丁度良い。]
 

 
[まだ吐精が続きそうな気配に
 足裏を貸したままにしてやれば、
 余の名を呼びながら
 気持ち良さそうに擦り付け始めた。

 指の合間に
 靴下ごと亀頭をめり込ませて
 懸命に腰を振るのが、
可愛くて
堪らない。]



   ふ…、まったく、どうしようもない駄犬だな



[呆れたような口調だが、
 
甘さ
が滲むのは止められなかった。]
 

 
[吐精が終われば
 ぬとり…糸を引かせながら
 畳に足を下ろし、仁王立ちになる。

 じとじとした感触は
 決して心地よいとは言い難いが
 可愛い駄犬にされたマーキングだと思えば
 脱ぐ気にはならなかった。


 お前が余のものであるように
 余もまた、お前のものなのだ。



 あえて伝えるつもりは無い気持ちを
 青い香りとして纏ったまま
 手首の拘束を解き、命ずる。]
 

 
[忌々しい黒い布に向ける視線は冷ややかだが、
 素直に脱ぎ捨てたジャックへ
 掛ける声音には
 柔らかさと温度があった。]



   嗚呼、その方がいい。 ……唆られる、



[はだけて顕わになった肌に首輪が映え、
 達した直後の色気も相まって、
 言葉通り、酷く唆られた。

 はしたなく盛る様を目の当たりにして
 熱り立った猛獣が
 更に、たらり…と涎を垂らす。


 ────ジャックを貪りたくて堪らない。
 

 即刻、牙を剥いてしまいたいが
 久方ぶりだからこそ、獣欲をぐっと抑え込み、
 頬をぺちり…叩いて
 準備を急がせるに留め置いた。]
 

 
[奉仕の仕方も、余が覚え込ませた。

 忘れられていたらという危惧は、
 あの日々のような
 挨拶に続く、恭しい愛撫に消し飛んだ。
 刀身が嬉しいと、ひくひく跳ねる。

 先端を辿る指にも喜び
 掬われた傍からまた蜜が溢れ出るし、
 掛かる吐息はもどかしくて
 早く、早く、と欲が募る一方だ。

 感じている時のジャックの良さを
 知ってしまっている分、
 準備のためと分かっていても
 先にナカへ潜れる指が羨ましくて仕方ない。]
 

 
[そんな気持ちを知ってか知らずか
 焦れる雄刀を唾液濡れの口の中に咥え込まれ、
 舌で舐め回されて、



   く、…… はぁっ



[思わず声が漏れた。
 緩急をつけろと教えたが、今日は随分と激しい。
 余の好みを熟知した動きと吸い上げに
 一気に快感が迫り上がってくる。

 そんな折に潤んだ瞳で見上げられて、
 ぷつり、唐突に限界が来た。

 指を咥えこんでいる孔に
 涸れるまで注ぎ込んでやろうと思っていたが
 そんなことを考える余裕も無い。]
 

 
[後頭部に両手を回して、強く引き寄せ
 ガチガチに勃ち切った肉の刀を
 喉奥の壁に触れるまで押し込み、
 擦り付けながら激しく揺すった。

 脚の付け根の筋が浮き、下腹部が戦慄く。]



   
っ、 …ぁ、 ジャック!
 



[切羽詰まった必死な声で
 名前を呼ぶのと同時、───爆ぜた。

 自慰では味気なくて
 処理を怠って来たせいで
 やけに粘っこい、ゼリー状の精が
 執着の塊のようにジャックの喉と口を犯す。

 
しい相手を染め上げようとする
 脈動と快感は、長く長く尾を引いた。]*
 

【人】 埋火 真里花

 買う人がいるから、あるんだろうけど……

 果樹園があるんだ〜。
 じゃあ遊びに行ったときに買いに行けるかな。

[ 可愛い妹に美味しいかわからないものに
 チャレンジさせるのは忍びなくとも、兄ならいい
 ――と思ってるわけではなくって。

 おいしい、も、まずーいも、
 一緒なら笑い話の思い出になるかなって
 思えたから。 ]

 そっかあ そうだねえ

[ 真剣な表情は兄の茶化すような言葉>>6に、
 崩れていく。

 来たときのことを思えば、寝て起きたら
 お部屋の天井が見える、の可能性があったし、
 なんなら夢ならそのパターンが
 お決まりのやつで、起きたときには
 夢の内容は忘れてしまっている、というのも
 よくある話。 ]
(8) 2021/01/08(Fri) 12:14:47

【人】 埋火 真里花

 ……油断してただけ、だもん
 笑わないで、

[ クセ>>7と、そう言われて、
 そう言えばと、あれやこれや思い出すも
 兄が覚えている私、は幼稚園児の私であって
 今の私よりずっとずっと子供だったから!

 それよりちいちゃいときの話は
 さすがに覚えていないし、

 言い訳できないのは注意力散漫で
 あの頃と同じように靴下びしゃびしゃにしたから
 ですけども! ]

 はぁい
 大丈夫、沈む前に助けてっていうから〜

[ 沈むなという話ではあるのだが、
 ぷっくり膨らませた頬が、瞬時に笑みに変わっただろう。

 今日の表情筋はいつもの何倍も忙しい。

 たのしい、とうれしい、が列をなして
 やってくるものだから。 ]
(9) 2021/01/08(Fri) 12:15:21

【人】 埋火 真里花

―― 部屋付露天風呂 ――

 ひゃー、さむっ

[ 露天風呂は雪景色。
 全裸でいつまでも眺めていたら凍死待ったなしである。

 少し熱めのお湯を足からかけると、 ]

 えっ こっちはあつっ

[ 少々冷えた体には大変熱く感じて、右往左往。
 源泉の出てくる場所を避けて、足先だけで
 ちょい、ちょいと、お湯を蹴る。

 よし、いける。と覚悟を決めて体をお湯へ沈めた。 ]
(10) 2021/01/08(Fri) 12:15:47

【人】 埋火 真里花

 あぁぁ………最、高、……

[ 畳んだフェイルタオルを頭の上へちょいと乗せて
 肩まで沈み込むと、体の芯からぽかぽかと
 温まってくる。

 小さな庭といった様子の露天の景色、
 木造りの屋根がかかっているから、直接雪が
 落っこちてくることはないけど、舞い込んでくることは
 あるみたい。
 ちらつく雪は、私の指に落ちると消える。

 私が動くと、お湯もちゃぷんと音を立てる。
 じっと動かないでいると、降る雪の音が聞こえるんじゃないか
 と思うほど、静か。

 振り返っても、部屋の中の様子は見えなくって
 お湯がちゃぷん、と言うだけ。 ]
(11) 2021/01/08(Fri) 12:16:16

【人】 埋火 真里花

 ……はなしたいこと、いっぱいあるのに

[ 部屋の中では兄が、待ってくれているだろう。
 十年、それも子供の十年、離れて暮らしている方が
 長くなってしまっても。兄の記憶も、面影も
 消えることがないままで、いつも私の頭の少し上にいる。

 してほしいことも、してあげたいことも、
 みせてほしいものも、みせたいものも、

 たくさんたくさんあった。

 手紙に書いて、電話で声を聞いても、
 触ることは、できなかった。

 今なら触ることもできるけど、
 今度はなんだか照れくさくて、子供みたいなこと
 言って、と言われるかなって思ってしまって。

 なかなか自分からは触りにいけないけれど。

 兄が先回りして、頭をなでてくれたものだから。
 それが、嬉しくて。 ]
(12) 2021/01/08(Fri) 12:16:41

【人】 埋火 真里花

 
うぅぅ……


[ ぱしゃり。
 両手で顔を洗うようにお湯をすくい上げる。

 ――当然ながら結構熱いけど。

 それでも何度も、お湯をかけた。

 これはお湯だから。お湯。
 自分に言い訳して、 ]

 覚めなきゃいいのに、

[ ばかなことを、口にする。
 覚めないと困る。外泊するなんて言ってないから
 父母も妹も心配するだろうし、兄も困るだろう。
 それでも、 ]

 もう少しだけ、おねがいかみさま、
 もうすこしだけ、一緒にいさせて

[ 願ってしまう。

 ごめんね、かみさま。
 ごめんね、おにいちゃん。

 真里花は今日だけ、悪い子になります――。 ]
(13) 2021/01/08(Fri) 12:17:17

【人】 埋火 真里花

―― 露天風呂→部屋 ――

[ ゆっくりお湯に浸かって、
 頭と顔、体を洗ってから浴室を出て、洗面所兼脱衣所で
 髪の毛を乾かして、部屋へと戻る。

 着替えはせっかくだから浴衣を借りることにした。
 黒地に金魚がちょっとだけ泳いでいる柄のものを。
 少し地味だけれど、お祭りに行くわけじゃないし。

 帯もちゃんとしたやつじゃなくって、結ぶだけの
 細いのを選び取った。 ]

 きもちかった……
 ぽかぽか

[ リラックス効果は抜群にあって。
 そのせいかな、きっとそのせい。

 十分に温まった両手を兄の頬へ当て。 ]

 ね?あったかいでしょ
 お兄ちゃんも入って来ていいよ
 いちばん、譲ってくれてありがと。

[ にぱ、と笑って、ありがとうを言った。* ]
(14) 2021/01/08(Fri) 12:17:42

【人】 きっと教育係 キネレト

[最初は、恋愛偏差値幼稚園児レベルの僕に
君が足並みを揃えてくれているのだと思っていた。
一年前の今頃は君にただ抱き締められただけで
僕は軽く数時間は意識を失っていたし、
唇なんか寄せられようものなら過呼吸に陥って
お迎えの天使を何度となく呼び出していた。

名前を呼ばれるだけで嬉しい。
隣に居させてもらえるだけで嬉しい。
手を繋いで添い寝を許されるだけで満たされていた。
それは今でも変わらないが、以前よりも
それでは物足りないと感じることが増えたように思う。

焦れったさを覚えたり
自分に魅力がないのではなんて悩んだりするのは、
君自身の気持ちも考えずに
君に愛でて欲しがってしまっている証左だ。

自分でも最近思う。
君の傍に長く居ることで、
きっと僕は随分と贅沢になってしまった。]
(15) 2021/01/08(Fri) 14:10:17

【人】 きっと教育係 キネレト

[物心付き文字を覚え始めた頃から君のことは知っていた。
図書館でたまに見かけるお兄さん。
いつもカウンターに居るわけではなくて
でも優しそうな雰囲気を纏っていて、
僕の周りの子達は皆『アザレアくん』と呼んでいたから
僕も自然とそう呼ぶようになった。

歳はわからないけれどたぶんずっと歳上だ。
でもそんなの全然気にしなかった。
目上に対して正しく敬意を払えるほどの楽や教養を
幼かった僕は修めていなかった。
ただ、他の司書さん達がみんな彼にお辞儀をして
彼のことを『館長』と呼ぶから、
きっと偉い人なんだろう、と。

そんな彼が、不意に子供みたいに見えた。
何時どこでそう感じたのかの記憶はもう定かではないし
別に頼りないとか当てにならないとか思ったわけでもない。
それなのに何故か、休み時間に教室に
独り残されて俯く子供みたいに見えた気がして。

そんな印象に反して君自身は
自分を甘やかそうとする人間などもう居ないと
達観して何かを諦めたような物言いをしていた。
そんな意固地な君を甘やかしてみたいだなんて
傲慢かつ分不相応にも負けん気を抱いたのが、
君に惹かれ始めた切っ掛けだったような気がする。]
(16) 2021/01/08(Fri) 14:10:30

【人】 きっと教育係 キネレト

[どんな時に君は僕に大切にされていると感じるのか。
そう尋ねたのはどうにも君に
僕の気持ちが伝わりきっていないような気がしたからだ。

生きて来た環境が違う。年数もたぶん大分違う。
愛情と名の付くものの定義も、受け取り方も
僕と同じとは限らない。
加えて僕自身が、愛情に限らず
自分の想いを人に伝えるのが極端に下手くそだ。
君が何らかの不安を抱いてしまうなら
原因は僕にあるのだろうと考えた。

僕本人が微塵も思っていないような推測を立てて
発言を疑っては試すように言動を重ねていた君だ。
言葉で想いを囁くことは無駄ではなかろうけれど
それだけでは足りないのかもしれない。

それなら何か行動を伴わせれば?
僕の思う愛情を示す行為が
君の思うそれと同じとも限らない。

だから僕が君へと贈る愛情表現は、大体が
君が僕にくれて嬉しかったことの見様見真似だ。
触れ方も唇の寄せ方も想いの伝え方も真似っこでしかない。
僕自身の感情としては弱く映るのかもしれない。

君と離れている間も僕はずっと君を想っているけれど
それだって、敢えて伝えることはしないものだから
君にとってはないのと同じだろうしね。]
(17) 2021/01/08(Fri) 14:10:41

【人】 きっと教育係 キネレト

[君に選び続けてもらえる僕で在る為には
どうすれば良いんだろう。
僕にとっては君は不動の一番だけれども
君にとっても僕がずっとそうとは限らないだろう?

人の心は脆くて移ろいやすいものだ。
君の一番の座を誰にも譲りたくはないけれど、
君の幸せは僕の目の届かない場所にもあるかもしれない。
それでも僕は、君を想う。
そして君なら本当に命ある限りずっと、
僕の傍に居てくれるんだろうな、とも思う。]


 寒さを和らげるために生み出された炬燵で
 敢えて冷たいものを食べることで、
 暖かさを享受できる幸せを噛み締めるんだろうね。

 温泉は……抑圧された日常からの脱却かな?
 屋外で生まれたままの姿を曝け出しても
 何者にも傷付けられず居られる幸せに、
 解放感を覚えるのかもしれないね。

 
[教会の子供たちをお風呂に入れる時には
無防備な姿になることに特に抵抗はないのに、
君の前だと恥じらいを覚えるのは何故だろうな。

注がれる熱い視線をじりじりと感じながら
脱ぎ終えた服は君に倣って丁寧に畳んで重ねた。]
(18) 2021/01/08(Fri) 14:11:03

【人】 きっと教育係 キネレト

[こうして見つめられるのも初めてではないはずだが
君を惹き付けられている気もちっともしないのは、
単に僕自身の元々持つコンプレックス故だ。

願えば君は拒まず受け入れてくれるのだろう。
僕に合わせてくれてしまいそうで怖い。
……そう思っていたんだが、
口にせずとも察して欲しいだなんて思うことの方が
傲慢だと最近は思うようになってきた。

君に触れたいとは常々思っているし、
君が佇んで居るだけで日々感動を覚えている。
それでもいつも、君に触れようとするたびに躊躇う。
自分の欲求だけで君を消費するような真似はしたくない。

頬に触れても構わないかな。唇を寄せても怒らないかな。

嫌では、ないか。きもちわるくはないか……
喜んでくれるか。触れたら、……君も触れてくれるかい?

尋ねずともきっと君は許してくれるのだろうし
尋ねれば「そんなこと一々訊かなくとも」なんて
言われそうだ。知っている。君はきっと僕を拒まない。
ならば何を躊躇うのかと考えれば、
その行動を起こすことで君が僕に抱くだろう感情を
悪い方に予想して一人勝手に凹むからだろう。

君は君で、想像していた以上に慎重だ。
僕は僕で、石橋を叩きすぎて割る系の臆病者だ。
ある意味似たもの夫婦なのかもしれないね。]
(19) 2021/01/08(Fri) 14:11:20

【人】 きっと教育係 キネレト



 ……君も、僕の前で裸になるのは
 恥ずかしかったりするのかい?


[ふと浮かんだ素朴な疑問をぶつけてみる。
あまり全裸を恥じらう印象がなかった。
自分だけが恥じらっているなら余計に恥ずかしいが、
他の誰かには見せたくないものを
君は僕には見せてくれているのだと改めて思えば
仄暗い優越感が芽生えてしまう。
普段の君は、顔と首元と両手以外を全て
布地でかっちりと覆い尽くしているから余計に。

対する己の胸元をふと見下ろす。
酷い時には男性と間違えられる程度になだらかな胸に
安らぎの類は微塵も感じられないように思う。
思うのだが、気のせいかつ欲目でなければ君の視線は
胸元のあひるちゃんに嫉妬をして見える。何故だ。

もっとふかふかな柔らかい胸が僕にあれば。
同僚シスターの豊満な胸を見て何度そう思ったか。
けれどあれはあれで色々と大変そうなので
休日はタンクトップ一枚で過ごしたい僕には
扱いきれないだろう。きっと。
下着もよくわからないし大きいのは物凄く高いって聞いた。

故に僕は今日も、
この断崖絶壁を君に押し付けてやろうと思う。]
(20) 2021/01/08(Fri) 14:11:44

【人】 きっと教育係 キネレト



 自分一人で入るならそれも良いけれど、
 君も一緒に入るのだし……
 加減を誤って冷たくなってしまったら悲しいしなぁ。

 折角雪を使うならお湯に溶かすより
 雪だるまや雪うさぎを作って遊んでみたいな。
 

[おっと湯船に浸からずシャワーで済ますことが多いのが
今の会話でばれてしまった気がするぞ! 僕の馬鹿!!
掛け湯というか大事な場所を洗う習性しかなかったな。
後は湯船にぶっつけ本番スタイルだ。

眼鏡を外している君の様子を窺っていると
どうやら普通に見えているらしかった。
見えているのに滑って転んで溺れてしまいそうなのは、
寧ろ僕の方だったかもしれない。

白に覆われた風情溢れる絶景そっちのけで
眩しい銀の光の元に曝された君の素肌に視線を泳がせる。
隊列を崩して湯船の縁へと追いやられるあひるちゃんたちに
注意を払う余裕は既にない。

君がどんな想いを抱いて僕に触れているか知らない。
心は読めないから、意地悪く笑う君を見ても
大袈裟に心臓が飛び跳ねるだけだ。]
(21) 2021/01/08(Fri) 14:12:30
むにゃ…………

[自分が何をしているか自体は理解してた。してたが。
寝て起きて改めて振り返ると
顔を覆いたくなることってあるよね。
君はないかい?ないか。そうか……
でもいいんだ幸せだったから。すきだよ。

ところで今日はやたらと冷え込むね。
こんな寒い日は一日中君の腕の中に居たいね。ごろごろ。]

 んぅんん………っ


[バカなことばかり言うな、と言いたいけれど、彼の剛直を頬張っている今は何もいえなくて。
自分の唾液と彼の先走りが合わさって口腔を満たすのを、こくん、と飲み下す。
自分が彼の匂いを体内に受け入れていれば、彼が自分の下の口から深く口づけをしてきて。
それだけでなく普段はカードやステッキを器用に扱う魔法使いは、片手を巧みに動かして指先で濡れぼそった箇所をくすぐってくる。
中に入ってきているのは、舌だろうか。指だろうか。
彼の味に集中したいのに、全然集中できない]


 あ……だめだ………っ


[ふるっと頭を震わせて、口から熱棒を取り出す。
このまま頬にこすりつけたら、彼が吐き出す熱を求めてしまうだろうから。
普通はあまり悦ばないらしいことを進んでやりたがる自分は変態なのだろうかと悩んだこともあるけれど、でも、彼がそれを嫌がらないのだからいいということにした。
かけられるのも、飲まされるのも嫌いじゃない。むしろ好きで。
彼のモノのように扱われるのに悦びを感じる被虐体質は、彼に抱かれることで気づかされた自分の本性。

彼のここから出るものは全部自分のものだから、と表す独占欲。
この先一緒に暮らすのなら、自分の知らないところでこっそり一人で処理なんてさせない。
そういう決意もこめて、太く血管が浮いてるような彼のそれの根元をぎゅっと抑え込む。
そして躰を半回転させた]


 こっちで………っ



[膝ががくがくしているけれど。震える手を突っ張って、彼が育てた雌孔で彼の太いものを飲み込んでいく。
彼の頭の両脇に自分の手をついていれば、彼を押したおして襲っているよう。
間近にある彼の唇に自分から口づける。

彼は覚えているだろうか。以前にどちらの口が好きかと戯れに聞いたことを。
上の口は上の口が、下の口は下の口が好きだと答えた彼がますます好きになったのだけれど。
唇をほぐすように舌先で彼の唇の合わせ部分を舐める。
彼の舌が出てきたら舌を絡めて、彼と繋がっている場所を深く味わうように腰を落として]


 今日は、こっちで甘やかしてほしいから……。


[唇を離してそう囁いて。
すりっと彼の頬に自分の頬を擦りつけた*]

[彼が紡ぐ声は可愛らしい。
けれど行動はやはり淫魔めいて何処かアンバランスな姿が此方の情欲を掻き立てた。だめだ、と静止をかけた言葉がなければ、自分は彼の頬肉に甘え、精を彼の咥内に吐き出していただろう。そして、そのまま彼の花の奥を愛し、達するようにしかけていたか。唇は少しばかり不満げに彼の花に触れる。抗議とばかり、雌穴を吸って縁を赤く染めた。

加虐趣味があるわけではないはずだ。
けれど、あまりにも彼が悦びを見せてくれるから
――虐めたくなる。酷くしたくなる。彼に躾られているのはきっと自分の方だ。彼が自分のものであると同時に、彼のものである事を知らしめる。見え隠れする独占欲を心地よく思うものの。

達せなかった事を不満げに雄は尖り]



 …ん?ああ……っ


[抑え込む手をぎちぎちと押すだろう。
太く浮かぶ血管が欲しがるのは彼の肉体だ。彼の身体が半回転するのを眺めていれば、まるで押し倒されているような体勢になった。これではどちらが襲われているか、分かったものじゃない。彼の下の口が雄を飲み込んでいくと同時に唇は塞がれ、熱い息が彼の咥内に染みるか。


交わりが深まる程に、口づけも深まっていく。
指先はそっと彼の臀部を撫で
結合部を確かめるように

たどり]


 …分かったよ、おいで、鬼走。



[唇を離して囁く彼に微笑み。
擦り付けられた頬を此方からも寄せて、先ほど舐められた唇で彼の頬を食せば、彼を抱きしめてゆっくりと上に乗った彼を布団の上にと入れ替えよう。此方が押し倒す形になれば、彼の雌穴に入ったままの逸物も彼の中で抉る場所を変える。くっと快感を押し殺す声を出せば、そのまま、片手で彼の太腿を持てば、少しずつ彼の中から雄を抜き。
縁の部分に亀頭を擦り付ければ、また

ゆっくりと中に挿れ]



 はっ…く
 ゆっくりな、ゆっくり甘やかすよ。
 お前の中をこうして


[彼の内側をくまなく雄が進む。
此方の肉棒の形に媚肉が変わっていくのを楽しむように。彼の中に雄を刻みつけていく。緩やかな動きを繰り返しては、時折彼の唇に触れるだけのキスをして、指も緩慢な快感を与えるように絆創膏が貼られたままの胸粒を擽るように擦る。被虐的な処のある彼に渡すのは、緩やかに甘やかす快感。彼の中にしかりと雄の存在を教えていく。]


 分かるか …俺の形。


[狭いが自分の形に馴染む筒道を
緩やかに進み戻るため、先ほど舐めていた形が
通るのを意識させるだろうか*]

【人】 宵闇 迅



 ちょっと遠いけどね。
 まあ、車でいけばすぐですよ。

 味見できるんだったか……、あ、

[クセで検索しようとして、ポケットを漁る。>>8
 けれど、そういえばスマホは充電中だった。
 今頃机の上で、音楽をスピーカーから垂れ流しながら、
 主の帰りでも待っている――のか?

 残念。
 温泉宿を満喫する妹を写真に残せるなら、
 撮っておきたかったけれど。
 そうして途切れてしまった"習慣"を、
 取り戻すにはいい機会だと思ったのに。]
(22) 2021/01/08(Fri) 22:14:48

【人】 宵闇 迅


 っふふ、

[わらわないで、と言われても。>>9
 大混乱の中、総毛立って警戒心MAXだった兄と違い、
 妹はくつしたを殉職させていたとは。
 むくれたような物言いに、泥濘んだ笑いが増幅するのも
 やむなしだろう。悪く思うな、妹よ]


 まあ、聞こえなくはない……とは思うけど。
 大丈夫だって言うなら沈まないでほしいところです。

[口が達者になった妹と、軽口の応酬が出来ることが。
 じんわりと胸の奥を温めていく。
 曖昧な言葉をパズルにして、
 彼女の思い描いた正解を見つけ出すゲームも楽しかったけれど
 これはこれで悪くない]
(23) 2021/01/08(Fri) 22:14:56

【人】 宵闇 迅

[露天風呂へ向かった妹を見送って、
 背の後ろについていた腕を、
 だらしなく座卓に投げ出して肘をついた。
 頭を支えているのも億劫で、曲げた肘に挟まるように
 座卓に凭れて目元を覆うと、そっと目を閉じる。

 雪の降っている場所は静かだ。
 そっと耳を澄ませれば、ひとの気配と、
 遠い水音さえ聴こえそうなほど、
 穏やかな時間が横たわっている。


 電話で声を聞いていても、
 記憶の中の声は、いつだって幼かった。

 おにいちゃん、と舌足らずに呼ぶ、つたない声色。
 突拍子もないことをしては兄の肝を冷やし、
 心を温め、飾らない笑顔を連れてきてくれる]
(24) 2021/01/08(Fri) 22:15:08

【人】 宵闇 迅

[ふと気を抜いた時にやってくる追想はいつだって涙で終わる。
 痺れを切らした母親に抱えられて遠ざかっていく、
 肩越しに目一杯手を伸ばして、くしゃくしゃの泣き顔で。

 彼女に笑顔を覚えておいてほしかったぶんだけ、
 自分はあの顔を覚えておこうと思っていた。

 無力だったこと。
 恩知らずと言われようが、背を蹴り飛ばしてでも、
 腕の中に引っ張り込んでやらなかったこと。
 あの子のヒーローで、いてやれなかったこと。

 ――けれど。
 成長した面差しが重なる。

 泣いてはいなかった。
 相変わらず、くるくるとよく変わる表情と、
 未だに突拍子もないことをしかねないあやうさと、
 変わらないあたたかさと、掛け値なしの笑顔を連れて。]
(25) 2021/01/08(Fri) 22:15:18

【人】 宵闇 迅

[今の自分なら、夢を現実で書き換えてしまうことだって出来る。
 ここと同じように雪は降らないかもしれないし、
 きっとはてなあじのゼリーもないし、
 あの気の抜けたマスコットも居ないだろうけれど。

 温泉、というワードだけが重なるお隣の県の宿ででも。]


 うん、


[ぺたり、と触れる手は温かい。>>14
 閉じていた目を開けて、浴衣に着替えた妹を見る。
 思考の波打ち際は微睡みによく似ている。
 数度目を瞬いてから、にへら、と笑い返した。]


 黒が映える。
 似合ってるね。

[座卓を押しやって、足の間を叩いて招く。
 ポケットを漁った時に、ヘアゴムを見つけた。
 あんまり凝ったことはできないけれど、
 編み込んで結い上げるぐらいなら、今でも出来るから*]
(26) 2021/01/08(Fri) 22:15:58
[彼の行動は随分と丁寧だ。
まるで淑女を抱く紳士のように丁寧に扱われるのは気恥ずかしくて。
体勢を入れ替えた拍子に、自分の中を抉る彼の肉棒が中を動くのは当然で。
それが感じる箇所を掠めた瞬間、息をのんで四肢をこわばらせてしまった。

自分に覆いかぶさる彼の顔が男らしく、一瞬歪められて。
もしかして自分で彼が感じたのだろうか。
それなら嬉しい、とふわりと笑みをこぼす。

しかし、そのまま彼は剛直を少しずつ抜いていき、縁を遊ぶように先端でいじって、またゆっくりと納めていく]


 ん………っ
 焦らすなよ………っ



[まるで中を探るような動き。
もう自分の躰の中なんか知り尽くしてるくせに。
自分を唯一、貪っていい存在のくせに。優しすぎて残酷だ。
ゆっくりと甘やかされて、逆に辛くて。
もっとしっかりした存在が欲しくて。
同じ様に指も、絆創膏の上からだけしか刺激を与えられなくてもどかしい]


 お前の形しか知らない………っ



[覚えさせられた彼の形。
快感の中に苦痛も同時にあったはずの時間はとっくに過ぎ去り、今では軽く唾液を絡めた指で中を探られるだけで、彼を受け入れるように形が整ってしまうくらいになっていて。
先ほどの下より、もっと確かなものが、言い聞かせるかのように押し込まれては抜かれていって。

我慢しきれなくなって、足で彼の腰を回して引き付けて、動けなくした]



 あんまりからかうと………っ


[そこで何か脅迫に類するようなセリフを吐きたいのに思いつかない。
例えば浮気するぞ、とか別れるぞ、とか言えればいいのにそういう言葉を思いつかないというより、思いついても、言った自分の方が落ち込みそうで言えない。
彼にダメージを与えられる言葉を持たない自分が情けなかった。

悔しいので唇を噛んで言葉を途切れさせると、腰をひねり、中を意図的に締め付けた。
腰を動かして、強引に達かせてやろうとしながら、自分の雄を両手で押さえて。
その様は彼からしたら自慰しているように見えたかもしれない*]

【人】 埋火 真里花

 車……、お兄ちゃんの運転で?
 行きたいな、いつか。連れてって。

[ ポケットをごそごそした兄>>22は何かを探して
 居るようだった。
 ああ、と察して自分も鞄の中をごそごそ
 したけど、自分も携帯は持っていなかった。

 コンビニ行くだけだからって置いてきて
 しまったのが悔やまれる。

 旅行の荷物やなんかが生えてきたのだから
 生えてこないかと念じてみたけど、ダメらしい。

 じっと畳を見つめる私をどう思っただろう。 ]

 ……旅行のね、にもつ
 畳からにょんって出てきたんだよ。

 だから、出てこないかと思ったけど
 出てこない……

[ 何を言ってるかわからないと思うが以下略。
 それならそれで、仕方ない。

 笑わないでとはいったものの、尚更笑われてしまったから
 畳を見つめるのも、むくれるのも、ここまでにして、
 風呂へと向かったことだろう。 ]
(27) 2021/01/09(Sat) 0:37:43

【人】 埋火 真里花

 ほんと?

[ 似合ってるね>>26とそう言われて
 畳の上でくるんと一回転。得意げに笑って ]

 かわいいのいっぱいあったよ
 お兄ちゃんも選んできたら良いよ

[ いたものの。
 叩かれる足、にはた、と動きを止める。

 え?お兄ちゃん。私もうそこそこ大きいよ? ]

 ……ん
(28) 2021/01/09(Sat) 0:37:57

【人】 埋火 真里花

[ お兄ちゃんへ 妹のことをいくつだと思っているんですか?
 呆れる気持ち少し、はずかしさ、半分くらい。

 今でも、そこに招いてくれるのなら飛び込んでいきたいという気持ち。
 一周ぐるりと頭を回った気がするのに、
 体は自然とそちらに向かっていって、

 ここはわたしのばしょ

 そう言うみたいに、ぽすりと兄の足の間におさまった。 ]

 ……あのね、

[ 背を向けて、言うことではきっとない。 ]

 真里花、次はちゃんと笑って言うからね。

[ 何を、と問われたら。
 なんて言おうかな。

 私が覚えてた兄の顔は笑ってた。
 私が最後に兄に見せた顔は、聞き分けのない子供の
 顔だったことを、不意に思い出してしまったから。* ]
(29) 2021/01/09(Sat) 0:38:31

【人】 図書館長 アザレア

[愛し方は多分知っている。
惜しみない愛情を与える方法も。
多分、そうして育てて貰った。

けれど受け取り方は終ぞわからないままなんだ。
そう伝えればきみは驚くだろうか?]
(30) 2021/01/09(Sat) 8:46:36

【人】 図書館長 アザレア

[抱きしめられても縋ることを知らない子供だった。
そう在る事を強要された覚えはないから
もとよりそういう性分だったのだと思う。
安らぎや喜びを得るよりも
どうするのが正解なのかばかり考えていたと思う。
正解かわからないまま身体だけ育って
わからないままそうされることもなくなった。

『良い大人となった今は撫でられるだけで気恥ずかしい』

確かそんな風に言って触れられることを辞退しようとした
きみに何を思ってそれを押し付けたんだったか。

『気恥ずかしさを覚えるのが正解だったのか』
そんなことを頭の片隅で考えたこともあったのかもしれない。

抱きしめられる腕の中で、気恥ずかしさを抱けば
抱きしめてくれた父や母はそこにわたしの成長を感じ
喜んでくれたのだろうか?

なにか見返りを求められていたわけではない。
上手く受け取れず、何も返せないわたしを
それでも変わらず愛し育ててくれた。

ただ、何も返せなかった自分を悔いているだけだ。
与えてくれた分だけ何かを返したかったのだと思う。
何を返すのが正解かもわからないまま。]
(31) 2021/01/09(Sat) 8:46:57

【人】 図書館長 アザレア

[相変わらず受け取るのが下手くそなわたしは
きみが与えてくれるものも与えてくれようとしていることも
ちょっと驚くくらい派手に取りこぼす。

ただ押し付けて、受け取って満たされるきみの姿に
安堵して、そこでおわりだ。
愛した分と同じだけ愛されているのだろうという
理解は頭の中にあっても
それをどう受け取るのが正解なのかはわからないままだ。
どうしたら受け取れるのか、わからないままだ。

そもそもそんな状態でどうして愛されているのかわからない。
愛されていていいのか考えるのは漸くやめた。
よくなくたって、きみはわたしを愛してくれるのだと思う。
与えた分だけ、律儀に返してくれるのだろうと思っているから
押し付けてでも与えておけばひとまずは安心できる。

受け取るのが下手くそなわたしは
ちょっと驚くくらい派手に取りこぼしてしまうから
わたしが押し付けるから、同じだけ返してくれるのではなくて
たとえ最初はそうだったのだとしても、今はきっと
何も差し出さずとも与える以上に
惜しみなく与えてくれるだろうきみの想いも、なにもかも
これっぽっちも上手く見えていないのだろう。]
(32) 2021/01/09(Sat) 8:48:38

【人】 図書館長 アザレア

[だって理由がわからない。
愛されるに足るなにかを、わたしはきっと持っていない。

きみがもし同じことを言えば
例えきみが何も持っていなくとも
わたしが勝手に愛したいだけなのだと
きっと淀みなく答えるのだろう。

同じことだと頭ではわかるのに、何故だか
不器用な感情はついていってはくれないままだった。]
(33) 2021/01/09(Sat) 8:48:58

【人】 図書館長 アザレア


 暖かさを享受できる幸せに抑圧された日常からの脱却か。
 時々難しい表現をするよな、きみは。
 ……だからきみのところには文学少年少女が多いのかな。
 言葉に興味を持たせるのが上手いのかもしれないな。

 教育係の鑑だね。


[単純に他の娯楽が少ないからと、近くに図書館があるからが
本に触れる最初の理由なのかかもしれないがそれだけなら、
触れてみて合わなければそこで終わる筈だ。

小さな利用者たちが足繁く通ってくるに至る経緯の謎に
きみを据えてみると案外しっくりきて
実際のところなんて知らないけれど、
ひとり、勝手に納得してしまった。

子供たちに言葉に親しむ切っ掛けを与えるきみは
わたしにひとを愛する切っ掛けを与えてくれたひとでもある。
そういえば話の切っ掛けを作るのも上手かったなぁなんて
いつもわたしの周りを賑やかにしてくれるのは
きみだったことを思い出す。]
(34) 2021/01/09(Sat) 8:50:07

【人】 図書館長 アザレア

[ただ愛するだけでなく
愛されることを上手く受け取る切っ掛けも
いつかきみが与えてくれるのだろうと
根拠もなく、確証もないのに何故だか納得できてしまった。

不安があるとすればその切っ掛けを活かせるかどうかだが、
きみは根気強いから一度で駄目でもまぁ大丈夫だろう、なんて
いつまでも付き合って貰うつもりでいる無意識の自分には
今はまだ気づいていない。

方向性に少々問題はあれどそれだって
与えられる愛情を受け取った上で
それが尽きることはないんだと疑わず
甘えている事に相違はないんだと
今はまだ、理解することもないけれど、

いずれ、気付ける日も来るだろう。
遠くない未来に、恐らくは。]
(35) 2021/01/09(Sat) 8:51:27

【人】 図書館長 アザレア

[確かめないと躊躇ってしまうきみと
確かめることで安心を得るわたしと
確かに似ているが、随分違うのに、
やっていることは同じなのだから不思議なものだ。

求めれば受け止めてくれることを
理解したらそこで満足してしまうわたしと
どこまで求めていいのかわからず
確かめている途中のきみとの間で
夫婦らしい行為はじつに半端なままになっている。

別段どこかを最後と定めてゴールを目指すものでもないが
何の障害もなくお互い合意の上なのにいつも
互が「途中」と感じている程度で終わる行為に
いい加減不安を抱かせているんじゃないかとは思う。

思いはするが、思うだけで。
なんとなく今まで来てしまったので。
今日こそは、と。思わなくもない。

きみもそう思っているのかと思うと割とそれだけで
興奮できてしまうので、別に難しいことではない。
変な見栄を張っているだけだ。

例えばそう、今こうして裸を晒す行為と同じに。]
(36) 2021/01/09(Sat) 8:52:00

【人】 図書館長 アザレア


 きみが恥じらう様は可愛らしくて、
 なんというか、とても、目の保養になるから
 これは理解しないままでいてくれて構わないが。

 ………しっているかい?
 こういうのは恥ずかしがった方が余計恥ずかしいんだ。

 嘘でも堂々としていたほうが案外気にされないものだと
 頭で理解しているからこその振る舞いというか……


[まぁ、つまりは。当然恥らいくらいはあるわけで。
けれど女性の抱くそれよりは随分緩いものだとは思う。
なんせ性的な目で見られる要素も機会も極端に少ない。
今現在肌を晒しただけで如何わしい目を向けられているきみと
わたしとの顕著な差がいい例だと思う。

恥じらう割にはその辺りへの危機感が
彼女の中で大分希薄なのが不思議でならない。
そういう視線に脅かされることなく
ここまで育ってこられたからなのか
無防備が過ぎて気付いていないだけなのかは
彼女の場合、なかなかに怪しいところだ。]
(37) 2021/01/09(Sat) 8:54:33

【人】 図書館長 アザレア



 きみは、きみ自身の魅力を
 もう少しくらいは理解したほうがいいと思うぞ?


[これからその魅力を遺憾無く発揮しようと企んでいるなんて
知る由もないから年頃に成長した娘を
心配する父親みたいな目線になった。

そういう目線こそが彼女の不安を更に煽るかもしれない
なんて、唐変木が気付くことはない。]
(38) 2021/01/09(Sat) 8:55:35

【人】 図書館長 アザレア

[雪だるまをわんさか作ろうとしていたことを
言い当てられた気がしてちょっとドキッとしたのは内緒だ。
正しくはきみが夢中のあひるたちの数だけ、全部。

隙あらばお湯に浸かれなくしようと頭の中で画策していた。
雪だるまの形にしてしまえばきみはあひるを救出したくとも
わたしのつくったものを壊せないだろうなんて打算まで。

衛生面への気遣いももちろん大事だけれど
お湯の温度に体を慣らす意味もある気がするが……
それなりの人数の子供たちをいっぺんに面倒見るとなれば
シャワーの方が効率的なのかもしれないね。
全員に念入りにかかり湯なんてしてたら
お風呂のお湯が大打撃を受けそうだ。]


 確かに雪遊びにもってこいな量だな。
 ここなら雪かきの懸念もないし。

 
[指先を真っ赤に染めて無邪気に雪と戯れる彼女を
思い浮かべて脂下がる。
ここでなら、わたしの前でなら、
気遣う側でなく子供みたいに楽しめるのだろう。
体を冷やしすぎないよう普段は案じる側の彼女を
じぶんだけが甘やかせるのは気分がいいと思ったが……

……彼女なら子供たちを気にかけながらも
一緒に楽しむくらいの器用なことはやってのけそうだと
すぐに考えを改めた。さみしい。]
(39) 2021/01/09(Sat) 8:58:02


 焦らしているんじゃない。
 …お前を甘やかしているだけさ。


[お前の中を肉棒で甘やかしている。
あやすように優しく媚肉を撫で彼の中を行こう。彼の体内は早くと焦がれるように縮まっては、逸物が通ればその形になる。すっかり性器の形に収まっていて、彼の身体が自分のものであると実感させた。緩やかな快楽は此方の身体にも毒だ。隠れた胸粒を強く摘まめないのも含めて。

でも、こうして緩やかに愛するのも悪くない。
そう思っており]



 俺以外の形を知っていたら
 ……怒るぞ。


[はっと嗤う声は独占欲。
本当は怒るでは済まないのだが、それ以上の表現が出てこなかった。明らかに不機嫌は一瞬、勢いよく彼の中を擦ってしまう。はっと気づけば、再び彼の中を緩やかに揺らしだす。彼にとっては焦らすような動きになったのは分かっていても甘やかすという言葉を優先しようとして
腰に回る足によって動けなくなってしまった。

んっとくもぐった声が漏れ
揶揄うと、の先を聞こうとして先が出ない彼を見つめ
それから――ああ、出ないのかと気づき。
愛おしさが胸をついた]


 ……はっ く
 揶揄っていないさ。
 甘やかそうと思ってただけ、…って
 ああ…


[でも、中を意図的に締めて
自ら腰を振り、雄を抑えて自慰を始める姿は焦らしすぎたと感じるもので、同時にひどくいやらしく見えた。自ら快感を欲する程に彼の身体は淫靡に仕上がっているのだ。何処までも美しくいやらしい獣を囲い。
手が彼の頬を撫でて、彼の両手を掴めば]


 …お前は、此処より…っ
 こっちだろ――。


[その手を止め、
腰を一度引けば、逸物の先が抜けるか抜けまいかという際まで寄せて一気に最奥を貫いた。先ほどまで緩慢な刺激しか与えられなかった彼の肉体に勢いよい刺激が走る。のぞけった身体を敷いて、笑う唇は先ほどの彼を思い出した。彼が此方が感じるのを喜ぶように自分も彼が感じるのが嬉しくて堪らない。ふぅと自らの髪を掻きあげ

彼の前髪を掬い]

 …オナニーはまた今度見せてっ
 今は、こっちで

   ……俺を感じろ。


[逸物を掴んで離さぬ媚肉ごと肉棒を引き。
裏返る心地を楽しめば、また強く彼の尻を打った。パンパンとリズムよく彼の中を逸物が泳ぐ。緩やかな挿入に焦れた中に与える刺激としては勢いよく、彼の腰を持ち上げるように身を起こせば、挿入の角度を少し変えて、彼の良いところ。
――しった箇所を蹂躙する。

その間も彼に自らの肉棒を揺らす事を禁じ
彼が少しでも指で其処を触れようとするのなら奥をついて
快感で黙らせ、なかし]


 もっと、啼いて。 


[指先が声を奏でるように促し
胸を隠す絆創膏を、自らが貼ったそれを
一気に剥がし、中で焦れて勃ったものを外気に晒しだした*]

[寝室へ続く続く襖を開けてみたら
広さはあるのにぴたりとふたつ
隣にに並べて敷かれたお布団の光景。

なんかこういうの何処かで見たことあるなと
ちょっと謎の感動をしながら
一緒に眺めてる隣に視線を落とす。

なんかこういうの恥じらいそうだなぁって期待が半分
そういうのじゃない意味の期待を
もうしてもいいんだよね?って確認が半分]


 いい子で「待て」ができたご褒美を
 そろそろ貰っても……?


[いいよね、いいね。
いいとその口で言わせたかったけれど
聞けばそれでまた満足してしまいそうな自分に気付いて
返事を待たずに自己完結すれば、少し屈んで唇を塞ぐ。

けれど返事はいらないというかわかっているの
合図をしたかっただけなので、柔らかく食んだだけで
すぐに離れ、手を引くでもなく先に一人布団の上へ。]

[心の準備ができたのなら、その戸を閉めてこっちにおいで。
布団の上に腰を下ろして、振り返れば
言葉にせずに微笑んで見せて。
隣の布団でなく自分の隣をぽんぽんと叩いて呼んでみる。

それでも隣の布団を選ぶのならそれでもいいけれど。
きみはすきだろう?わたしのおふとん。
なら誘うのはこっちで正解のはずだ。


……などと表と秘話は使用中なのでこっちで振ってみる。
今始めて終わるのかって?無理だろ。HAHAHA★]

村の更新日が延長されました。

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
  ── 部屋の露天風呂 ──


[同じように吃った彼。>>3:38


 乳首の形について
 考えていたなどと知ったら>>3:-47>>3:-48
 もうひとりのサラトーガーが
 大欲情モードに入って
 光の速さでジャックへダッシュさ〜♪したかもしれないが、
 幸いなことに気づかないまま



 褒めたから照れたんだろうか?
 やっぱり可愛いなぁ…と検討違いな方向の
 もっと純情なドキドキを
 秘めながら頷いて、話の続きを促した。]
 
(40) 2021/01/09(Sat) 12:57:54

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[視線が合ったままでは
 妙に気恥ずかしくて、そわそわする癖に
 外されると寂しくなるのが>>3:38
 …どうにも厄介だ。

 そんなことを考えられていたのも
 700ミリ秒ほどの間だけ。

 ジャックが話し始めるとすぐ
 湯が継ぎ足される音も
 耳に入らぬくらいに聞き入った。>>3:39
 
(41) 2021/01/09(Sat) 13:01:18

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[彼ら兄妹の不思議な特性については
 人々に作用する場面を
 この目で見て、よく知っている。

 妹君の方は、
 拳で語り合わなくても仲良くなって
 肩を組み出す不良とか
 ほのぼのなーことになるのだが、

 ジャックを落ち込ませると
 ガムを道にペッ捨てしたり
 自転車をドミノ倒し始めるヤツとか
 小さいけれど、されど悪!が増えてしまう。

 ココロアヤツレール星人の
 男女差か、もしくは個性かと思っていたが
 そうではなくて‥‥]
 
(42) 2021/01/09(Sat) 13:02:16

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[皆に疎まれ、
 親にすら甘えられず
 離れて暮らさねばならなかったなんて、
 どれだけ大変だったことだろう。>>3:39



   ……そうか、苦労してきたんだな。



[小さなジャックを思うと、胸が痛む。]
 
(43) 2021/01/09(Sat) 13:03:29

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[なのに、腐りもせず
 こんなに真っ直ぐ優しい青年に育った。

 今も、ほら。
 過去や境遇を呪うことなく
 妹君への感謝の念を溢れさせていて、>>3:40

 
しい。]
 
(44) 2021/01/09(Sat) 13:09:18

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 

   ジャックがそんな風に
   前向きに努力を続けて来れたのは、
   妹君がずっと寄り添っていてくれたからなんだな。

   本当に、互いを大切に想い合っているのが
   伝わって来て、

   ……羨ましいくらいだ。

 
(45) 2021/01/09(Sat) 13:15:11

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[彼女のことを想っているのか
 穏やかな笑顔の後の>>3:40
 愛情に満ちた表情にも>>3:41>>3:-49

 ────目が奪われる。


 そんな顔をさせられるのが自分だったら…と
 いつの間にか考えてしまっていて
 また慌てて打ち消した。

 妹君が居るからこそ、のジャックだ。
 なのに、彼女を差し置いて
 何を考えているんだ、おれは。反省しろ。]
 
(46) 2021/01/09(Sat) 13:15:50

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[そんな大切な妹君だというのに
 セーマの本拠地に乗り込み
 助け出した時には一緒では無かった。

 ひとりきりで幽閉されていて……]



   けど、セーマでは
   離れ離れにさせられていただろ?

   大丈夫‥‥だったのか?

   扱き使われたりだとか
   無茶なことさせられたりだとか、

   どんな風に過ごしていたのか… 心配になるけど。



[ジャックのことなら全部
 知りたいと思って訊いてしまったが、
 辛かっただろう過去を
 掘り返してしまって良いのだろうか?とも思う。]
 
(47) 2021/01/09(Sat) 13:16:22

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[だから、
 生真面目なところのあるジャックに
 強制してしまわぬよう]



   言いたくなければ
   言わなくても構わないんだからな?



[と、そっと付け加え

 頼れる兄貴に見えるよう
 優しい微笑を浮かべて静かに待った。

 彼が話せても、話せなくても
 そのままのジャックを受け止めたい。
 そんな風に思いながら。]*
 
(48) 2021/01/09(Sat) 13:17:17
[自身を掴む両手を彼の両手で拘束される。
その驚きの拍子に、彼の腰に回していた足をほどいてしまった。
その間隙を縫うかのように、彼の腰が引かれ、彼が中から逃げていきそうになるのを感じる。
一瞬外れるかと思った。
しかし、それから一息に奥まで質量のあるもので急激に襲われて。
脳髄まで届きそうな衝撃に息ができなくなる。
口が吸気を求めてぱくぱくと動くのに、肺が空気を受け入れない。
一瞬、意識が飛んでいたのか。意識が戻ったのは、彼が前髪に触れた時だった]


 あ………や………っ


[何が起きているのかわからなくて。
彼の命令だけが耳に届き、脳にしみわたる。
彼がまた強く激しく、中を苛んで、激しい律動を繰り返す。
二人の肌が打ち付けられて、そしてずり上がる腰が彼を受け入れて、躰が丸まって。

躰の向きが変われば、角度も変わる。彼に知られた好きな場所、感じる場所を容赦なく責めて抉って踏みにじられる。

あまりの強い快感についていけなくて、逃げようと手を巡らせれば、彼がそれを許さずさらなる蹂躙で上書きをしてくる。

彼の与える快感が波のように後から後から押し寄せて溺れてしまいそうだ。
泣いて、啼いて、
やり過ごそうとする電流のような気持ちよさを、彼が許してくれない。
触れ合った肌はきっとお互いの肌を赤く染めているけれど、その痛みと痺れが心を追い詰めて、勝手に躰は快感を得ていく]

 ―――っ!!!


[彼が胸の絆創膏を一息に剥がし、曝け出した瞬間、目の前が真っ白になる。
高まり切っていた快感は、自分の雄に触れてなかったのに、中を擦られるだけで、そして胸の粒への刺激だけで弾けてしまって。
二人の間で弾けたそれは、己の躰を汚していく。
続けて収縮した内側は彼を搾り取ろうとさざ波のような動きと、握りしめるような動きを交互に繰り返し。
彼に調教されて彼専用となった躰は、彼を悦ばすように自然と動いてしまう。それは自分の意識の下でも本能でも。

ああ、彼がここを雌穴だと言うのもわかる。

そのように躰が作り変えられてしまっていて。
こういう時に彼なしでは生きていけないんだ、と思い知らされる。
なぜか彼によって命を与えられているように感じて、どこか不思議で不安で。
このように女々しく思う自分を、彼は重いとか不快だと思わないだろうか、と恐怖がよぎるが。
快感に紛れて、感情が高ぶったことで浮かんだ涙が、目尻を伝って、シーツを濡らす。
目ざとい彼に、その涙を追及されれば、感じすぎただけだと力なく笑うだけだろう*]

 
[行くあてのなかったオレたち兄妹に
 手を差し伸べてくれたのはこの人。
 オレの肉体に快楽をいちから教えたのもこの人。]


   (ああ……)


[畳の上で無様な姿を晒すオレに
 意味としては罵りでも
 優しさの感じられる言葉が降りてくるから
 涙の浮かぶ目は細まり、唇は震える。]
 

 


   …はい、オレは…っ 貴方の…

   っイノセントさまの…ダメな犬、です…っ


[眉を寄せて、すこしだけ悔しげに。
 けれど熱を孕む眼差しで主人を見上げながら認めた。
 屈辱を自ら受け入れる言葉を口にすると、
 身体の中心に愉悦が走り抜けるばかりでなく
 柵から解き放たれて、満たされる心地がする。]
 

 
[誰かの兄ではない。
 誰かの為の何かではない。
 誰も守らなくて良い。
 何も果たさなくて良い。
 思考を手放して尊厳すら捨てて
 馬鹿な犬に成り下がれるひととき。
 懐かしく――心地良い。]
 

 
[────だけど、貴方に全部は渡せない。]
 

 
[下着は習慣で畳みたくなったが――、
 そんなことをすれば
 また機嫌を損ねてしまうのは明白だ。

 脱いだ後は不要とばかり
 ぱさりと畳の上にぞんざいに落とした。]


    ……はい、ありがとう、ございます


[主人は身につけていない方が良いと言い
 自分は唆られてくれることについて礼を言うが
 込み上げてくる切なさもまた懐かしい。]
 

 
[下着は存外良いものだなどと主張しても
 きっと貴方は聴いてくれない。

 聴こうともしてくれない。

 貴方の庇護の下から離れようとした時
 妹を捕らえられ、従わされた。

 身体は半ば無理矢理開かされた。]
 

 
[理由を訊ねても、答えては貰えない。
 

 
[いつもオレの意見は無視されてきた。

 オレは、貴方にとって道具でしかないから、
 意思を持つことを許してくれないのだろう。

 ────そう思い込んで

 身体がどれほど堕落しようとも
 心だけは、預けられずにきた。]
 

 
[妹を守るためならどんなこともした。

 性技を教えられればそのまま憶えたし
 自分から相手の悦ぶ方法を探ることもした。
 その方が満足して貰えて早く解放されると思ったから。]


    ぢゅ、る っ …っんく、 はぁ んぢゅ…っ


[彼のはすごく長くて、大きい。
 自力で咥内に招けるのは亀頭の部分だけ。
 溢れてくる蜜は少し塩っぱくて懐かしくて
 美味しくないのに美味しくて堪らない。

 彼の体液を飲めば飲むほど身体が熱くなって
 我を失うほど求めてしまうことはわかっている。
 
だけど吸い付いて啜らずに居られないし

 わかっているからこそ、進んで体内に取り込んだ。]
 

 
[今はもう人質を取られてもいないのに
 敵対組織の首領である彼に
 従ってしまう理由が、欲しかった。

 理性を飛ばしてしまいたい。

 唇で咥えるのも舌を這わすのも気持ちいい。
 イノセント様の雄臭さが口の中から鼻に届き
 後ろを解しているために半分捲れた浴衣の裾から
 顔を出している竿は涎を溢す。
 口に咥えるコレで早く貫かれて揺さぶられたくて
 自分の指を切なく締め付ける。

 それらのわけはすべて体液であって
 オレ自身が煽られているのではない
と信じたかった
。]
 

 
[今日だけではなく
 もうずっとずっとずっと犯して欲しかったから
 物欲しそうな表情は隠せていない。

 声を漏らしてくれるのにほっとして
 見上げると、目が合った。]


    
ッンぐ、ぅ……っ



[雄の顔をした彼に頭を強く引き寄せられて
 巨大な亀頭が喉奥にぐっぽりと嵌まり込む。

 ぶわ、と元々潤んでいた両目に一層涙が集まった。]
 

 
[ぐぽ、じゅぽ…っと体内に重たげな水音が響く。
 ひどく苦しい。
 けれど深く咥え込むことに慣れた喉は
 彼のものを異物と認識せず
 吐き戻す動きを放棄している。]


    
っ……ん、ぐ……ふ……っっ



[そして苦しさに比例して
 彼のもので埋め尽くされ伸び切るようにして
 繋がる粘膜から愉悦が拡がっていった。

 唇も上顎も下顎も舌の表面も喉の奥も
 禍々しい肉矛に擦られて突かれて
 堪らなく気持ちいいのだ。

 後ろに入れた指は添えるだけになり
 意識は全てクチの中にいく。]
 

 
[長過ぎて、押し込まれても
 半ばほどしか咥えられない肉竿が
 さらに質量を増すのを唇で感じた。

 彼のは中程が最も太いから
 唇の両端が裂けそうになったり
 顎が外れてしまいそうになったりするけれど

 もう、それすらも、気持ちいい。]


    
っぅ、ンン……っ



[名を呼ばれてしまうと
 追いかけるように頭の中が白く染まる。

 彼の方を見上げて勃つものから
 びゅっ、びゅくっとマーキング汁が噴き出た。
 支えなしに跳ね汚れてなかった方の靴下まで汚していく。]
 

 
[喉にはどろどろの濃いものを受ける。
 飛び切り雄くさい匂いに
 頭がクラクラして、腹の奥が切なくなる。

 長い吐精が落ち着いた後
 ず、ぽ…っと喉奥から抜くことを許して貰えたなら
 管に残る精液を吸い出しながら唇を離し

 堰き止めていた精液と吸い出したもの纏めて
 濃い味を舌の上で味わってから――、
 幾度かに分けて喉を鳴らし、飲み干していった。]


     ……はぁ、 はぁ…っ …?


[いつも味わっていたものより濃かった、気がする。
 オレの代わりの夜伽役が見つからないから
 抱きに来たということだろうか?

 組織は彼を慕う者で溢れている。
 自分の立場は、羨まれていた。
 代わりをしたい者は山のように居る筈だが。**]
 

[一瞬彼の意識が飛んだのが分かった。
髪に触れた事で彼の意識が戻った事にほっとしたのに
それ程気持ちよかったのか、と唇は弧を描く。そんな自分に嫌悪感が広がった。なのに止められない。彼を愛おしく思うと同時に蹂躙し、啼く姿が見たいという矛盾を抱えて、や、とか細く抱く彼を抱いた。

泣いて啼く彼が快感を拾ってくれるのが、嬉しい。自分を求めてくれるのが分かる。赤く染まった肌がぶつかるたびに、彼は更なる快感を得ていく。何処まで淫靡に育つのだろう。知った場所なのに、穿つたびに新しい発見がある。
新しい目覚めがある。

指先が、新たな性感を生むように
一息に絆創膏を剥がし]



 …っ !!!く。



[肌の上に覗くのは熟れた果実だ。
絆創膏の中で育ったそれが、ピンっと張ると同時に彼の中が締まり、此方を貪る穴になる。それと同時に彼が達したのがわかった。眼下に広がる白。逸物に触れるのは止めていたから、彼が弾けたのは中と胸への快感だけだ。それは、堪らなく愛おしい顔をしていた。

快感が叫ぶ声が、普段は清廉としたまじめな顔が
絶頂に達した姿が、呼応する媚肉が。

――愛おしく、彼の中で白が弾けた]



 ……は…っ、
 ああ。…


[好きだ、好きでたまらない。
自分が開いた体、自分によって変わる姿。
それを彼が受け入れてくれている奇跡に、涙が溢れる気がした。自分は彼なしでは生きれない程に溺れている。快感とともに湧き上がる感情はとめどなく、彼を求めるもので、それをなんと伝えるか、息を吐いたとき。瞳が流す涙に気づけば、その頬を撫で雫を掬った。快楽の涙ではないのは、彼の笑みで気づいた。

そのまま、ゆっくりと目尻にキスをして]


 鬼走、俺はお前に弱いんだ…。
 俺はお前が、好きで

       好きでたまらないから


[お前の苦しみや悲しみは全部取り払いたい。
其れが自分自身であっても。仕事で寂しい思いをさせていた事を思い出せばそれだけで胸が痛んだ。彼が納得してくれていてもとても悔しかった。掻き抱くように彼を抱く。はだけた着物から身体を取りあげ、放たれた精が二人の腹部で混じりあう。種をまくことのない精液を抱く。
彼の中では揺蕩う白濁がある。

――優しい彼ならきっと
いい父親になっただろう。けれどもう離せない。
離す気がないから]

 ああ、しまったな。
 お前が啼くのは見たいけれど、
 泣く姿は見たくないのに。

 ……その原因が、俺なら、………俺は


[自分勝手な結論に気づき。
目を伏せた。何かに彼が怯えているようだった。それが自分に対してだったら、自分を自分で排除する。そう考えて無理だと悟った。大人になりきれない己が歯がゆい。けれど、掻き抱く体は暖かく。ぬくもりを与えてくれる。そのぬくもりが在るのが何よりも掛けがえない事実だ。
そう、彼は忘れているかもしれない。

彼が自分を撫でてくれた事を。
あのときの嬉しさを、ぬくもりを]


 どうすることも出来ない。
 旭が、好きすぎて。


[名前を呼んで。困ったような笑みを浮かべれば]

[まるで何かの贖罪のように、“好き”を繰り返す彼。
どうしたのだろう、となぜか苦しそうな顔をしている彼を見つめる。
唐突に抱きしめられて。
ほとんど裸のようになっていた躰にかかっていた精液が彼を汚すのを厭うが、彼は気にしていないように抱きしめられた]



 ………どうした?


[どうしたのだろうか。彼は泣いているような顔で笑っている。
その顔を覗き込もうとしたら、彼に頭を撫でられた]


 ―――だから………。


[気持ちよすぎたから。
そう言葉を濁して逃げようとしたのに、彼の顔はそれは嘘だと言っていて。
本当のことをどううまく伝えたらいいのかもわからない。
彼が心配しないように。
傷つかないように、そして嘘でもなく、伝えられる言葉を自分はもっているだろうか。
彼は自分にとって、嬉しい言葉しか与えないのに。
自分の態度は彼をを動揺させてしまう。それが悔しい]


 ………幸せすぎて、怖いだけだ。


[そして、男としてもどこか卑屈な思いをしてしまっているだけなのだろう。
彼を見ていた一年で、彼はどんどんと男らしく頼りがいがあって、たくましくなっていっている。
それに比べてどうだろう自分は。停滞どころか退化してないだろうか。
彼の腕の中でだけ、彼の雌となりはてて。それでいいと思っているのに、男として劣等感を抱いているのかもしれない。自分を蔑んでいるわけではないけれど。

―――彼が眩しすぎるから]



 お前が好きすぎて、苦しい。

 

[ただ、それだけだ、と顔を両手で覆う。
きっと今の自分はひどい顔をしている。
そんな顔を見て彼が不愉快にならないように。いや、優しい彼は心配をするだろうから、だから俯いて。

そうすれば、自らの精に汚れた躰が視界に入り、彼に愛された中を思いだす。
まだ熱さが残る躰にしみじみと。彼からの愛を感じて。
……本当に、いつまでもこの時が続けばいいのに*]

【人】 きっと教育係 キネレト

[いつも仕立ての良い服を着ている。
暮らしぶりから見ても、お金に困ってはいないだろう。
親族の類には会ったことがない。
けれど家族仲が悪いという訳ではなさそうなのは
譲り受けたダイヤのネックレスが物語っている。

それでも君は悪夢に魘されていたらしい。
身体の具合がどこか悪いか、もしくは潜在的な不安があるか
でなければ眠れなくはならないと思う。
だってほとんどの人類はお布団の虜だろう?

今は、少しはよく眠れるようになっただろうか。
まだ人知れず不安に襲われているんだろうか。

僕に抱えきれない程の愛情を注いでおきながら
受け取り方がわからない、なんてもし言われても
多分僕は驚かない。むしろ、
色々なことを納得してしまうような気がする。]
(49) 2021/01/10(Sun) 0:11:43

【人】 きっと教育係 キネレト

[物心付いた頃には教会で育てられていた僕は、
父の顔も母の顔も憶えていない。
普通の人間には有るまじき胸元の鱗のみが
僕の出自を物語っている。

決して裕福な暮らしとは言えなかったけれど、
神父様を始めとして教会の人々は
厳しくも温かいまなざしで僕の成長を見守ってくれた。
幼い頃は特に過保護に大切にされていたように思う。

頭は頻繁に撫で回されていたし
それ以外の部分もよく撫で回されていた。
撫でるとご利益があるとか言い出したのは誰だったか。
次第に違和感を覚えて不快だと感じても、
それを口にしてしまえば大抵は罵倒や叱責を受けた。
心地良さそうに、無邪気に心から嬉しそうに
喜んで見せるのが『正解』なのだろう。
そう思って笑顔を作って見せた。

とても高価な品物を幾つも贈ろうとしてくれる人も、
毎日熱心に会いに来てくれる人も居た。
そんな人達でも僕が何の力もないただの子供と知れば
汚い言葉を吐いて僕の前から去っていった。

僕の力を欲しても、僕自身を欲する人は居ないのだと
悟ってしまえば悲しくなるから思考に蓋をした。]
(50) 2021/01/10(Sun) 0:11:59

【人】 きっと教育係 キネレト

[教育係になろうと思ったのは
元々は居場所を失わないでいる為だった。
酷く利己的で身勝手な理由が始まりだったけれど、
一人でも生きていけるまでに育ててくれた教会への恩返しと
僕より幼い孤児たちを護り育てることで
幼い頃の自分を救いたかった面もあったのかもしれない。

子供は弱くて脆くて危うい。
大人に護られるべき存在だ。
僕はもう大人だ。甘えるのではなくて、
甘やかす側の立場になりたい。
ただでさえ大人を信用出来なくなっている
小さな天使たちが、ここで安心して
自分たちの生き方を見つけていけるように。

『良いこと』と『悪いこと』の区別は付けさせても、
『正解』や『不正解』は気にしなくても良いように。
好ましいものは進んで望み、
好ましくないものははっきり断れるように。
それぞれが個性を伸ばして世界を広げられるように。

僕を撫でようとしてくれる心優しい子達も居る。
そういう子達からは、
ありがとう、と受け取ることにしている。
無垢な彼らの想いを否定したくはないからだ。
けれど自分が本当に子供のように扱われるとなると別だった。]
(51) 2021/01/10(Sun) 0:12:27

【人】 きっと教育係 キネレト

[撫でられたくないわけじゃない。
頭という人体の中で最も重要なパーツを
手放しに差し出せるような人には傍に居て欲しいし、
ここには君を殴る大人は居ないよ、と安心させようとして
教会ではせがまれるまま頻繁に頭を撫でている。

故に頭を撫でるという行為には
どうしても子供扱いのイメージが付き纏う。
あのとき既に僕はきっと君に、子供ではなくて
対等な人間として接して欲しかった。

だから正解とか不正解とかの問題ではなくて、
気恥ずかしがったあれは単に心の底からの正直な欲求だ。
正解と思しき答えを選ぶならば
与えようとしてくれる君の厚意を
素直にただ喜んで受け取ることこそが、
きっと正解だったのだろうから。

どうして優しくしてもらえるのか、わからなかった。
見返りを求めての厚意なら何らか返したいと思って、
けれど何も自分に返せるものが思い付かなくて
無力感に打ちひしがれてしまった。

──そんなときに、
貰うばかりで何も返せないことを嘆いた僕に
そんな僕でも構わないのだと教えてくれたのは君だった。]
(52) 2021/01/10(Sun) 0:13:13

【人】 きっと教育係 キネレト

[僕が必死に貯めたお金で何か高価な品を買って
君に贈ったとしても、きっとそれは
君なら簡単に手に入れられてしまうようなものだ。

やたらと君は僕に宝石を贈りたがるが
素直に嬉しいと受け取った方が良いのかもしれないと時々思う。
断られるとさみしい。自分の立場ならそうだ。
宝石が欲しくて君を好きになったんじゃない、なんて
抗議したくなるのは僕の我儘なんだろう。

僕が好きで勝手に贈りたがるものに、
君は何かを返そうとなんてしなくていい。
見返りを求めて行動を起こすわけじゃないし、
ただ傍に居てくれるだけで僕は幸せに思っている。

自分はそう思うのに、貰う側の立場になると
君に何も返せていない自分が
不甲斐なく感じられてしまうから不思議な話だ。
どうやら君もそんな感じらしいと
最近になって漸く少しずつ理解し始めた。

本当に君はちょっと驚くくらい派手に取り零すが
たぶん僕もちょっと引くくらい派手に取り零している。
君から貰った温かい気持ちを必死に返そうとして
返しきれずに押し潰されている気分なんだが、
まだまだ返したりないと僕は思っているのに
君にとっては多すぎたりするらしい。解せない。]
(53) 2021/01/10(Sun) 0:13:51

【人】 きっと教育係 キネレト

[ただ、君が喜ぶ顔が見たい。
君が与えてくれた想いに報いたい。
君は僕に何の見返りも求めないのだろうし
強いて言えば喜ぶ顔が見たいと思ってくれてるんだろう。

それでも何か、返したい。
一方通行なんてさみしいじゃないかそんなの。
どうして自分が好かれているのか
未だに解らないから猶更だ。

僕が君に惹かれて君を愛しているから、ならば
僕は何も無くとも君を想い続けるからご愁傷様だ。
誰よりも一番君を好きで居続ける自信だけはある。
それ以外に思い付くものが本当に何もない。

どうして僕が君を好きなのか、と尋ねられたなら
十秒くらいごとに「はいそこ!今のここ!すき」とか
そんな感じで延々話が先に進まないことになるだろう。
最早理屈を超えてパッションで好きだから説明が難しい。]


 おや。君にそんな風に言われるとは光栄だなぁ。
 憶えている単語を組み合わせたら
 たまたまそうなった、というだけで、
 もっと上手い易しい表現があるのだろうけれどね。

 言葉は世界を無限に広げられるものだから……
 彼らの視野も読書を通して広がると良いな、とは
 いつも思っているよ。
 
(54) 2021/01/10(Sun) 0:14:04

【人】 きっと教育係 キネレト



 ……なんて語ると少しは教育係らしいかな?
 実際は単に僕が言葉遊び好きなだけさ。


[知は力ともなるから、と言えば聞こえも良いが
図書館は一番身近でお金のかからない娯楽施設だ。
幅広く満遍なく揃えられた豊富な蔵書が、
余すことなく彼らの知識欲を満たしてくれる。

強いられるのではなく学ぶ楽しさを覚えた彼らが
自分から興味を持って通い詰めているだけで、
僕は文字を教える以外特に何もしていない。

教育係を自称しておきながら未だ未熟な僕は、
君と言葉や想いを交わすことで
沢山のことを学ばせてもらっている。
人を想う楽しさも難しさも、
君を愛さなければきっと知らないままだった。

……少しずつではあるし上手くもないけれど
受け取れるようにもなってきたと思う。

元々、君のプライドを傷付けたいわけではないし
君の気持ちを否定したいわけでもない。
自分が君の愛を受けるに足る人間であるのか
それだけが懸念だったが、
自己肯定感のなさは君が真摯に愛情を注いでくれることで
徐々に解消され始めている。]
(55) 2021/01/10(Sun) 0:14:54

【人】 きっと教育係 キネレト

[だから、そろそろ。
今日は。今日こそは。
こうして無防備な姿を見せられるくらいに僕は
君に心を許して好きで居るんだと伝われと……
貞操観念ゆるゆるみたいに思われるならば心外だが
必要以上に警戒するのは違うだろう、もう夫婦なのだし。
そう思っての行動も、ただ単に
無防備なだけだと思われていそうな気はする。

お風呂に入れる子供たちの前で素っ裸で居るのも、
君の反応を見て反省してから止めた。
水着を着る分自分を洗う時間が無いので
シャワーが活躍するというわけだ。]


 …………?
 君こそ自分の魅力をもっと自覚した方がいいよ。

 僕に魅力があるとすれば、
 それは君だけが知っていてくれたらいい。


[なんだかまだ娘のように見られている気がする。
父親的な慈愛のまなざしを感じる。

そんな視線を向けさせてしまう原因は自分にあるのだろう。
もう少し嫁もしくは妻もしくは伴侶として見て欲しい、
そう訴えれば益々子供っぽく見える気がして口を噤んだ。]
(56) 2021/01/10(Sun) 0:15:14

【人】 きっと教育係 キネレト

[あひるちゃん雪だるま化計画が彼の頭の中で
密かに計画されていたことには少しも気付いていない。
そうそのとおり。君の作ったものを僕は壊せない。
けれどもあひるちゃんはあひるちゃんで大切なので
救出したい衝動との狭間で揺れるかもしれない。

君は気付いていないのかもしれないが、
僕は本来依存心が高い。
あひるちゃんや虎ちゃんぬいぐるみを愛でることで
君一人に圧し掛からせてしまいそうな
面倒くさい感情を分散しているのだ。

かかり湯は今度子供たちにもちゃんと教えよう。
案外僕よりも彼らの方が、
きちんと意味を理解しているかもしれないね。]


 君となら、雪かきも楽しいと思うけれどね。
 後で時間があったら作ってみようか。雪だるま。

 
[
きっとそんな時間の余裕はないのだけれど

雪だるまを作るよりはかまくらを作って、
中で君とゆっくり寛いでみたいなんて夢を見る。

ああ、でも完成する頃には二人して力尽きてそうだな。
中に入った瞬間爆睡してしまって
起きたら雪に埋もれていた、なんてことになりかねない。]
(57) 2021/01/10(Sun) 0:16:05

【人】 きっと教育係 キネレト

[この場に子供たちが居たらそうは行かない。
やれ雪合戦やれ雪だるまと連れ回されながら
滑って怪我をしてしまわないように、
知らぬ間に体を冷やしすぎてしまわないように
目を配りながら全力で相手をせねばならない。

……もしそんな場にも君が来てくれたなら。
僕だけでは見落としてしまう場面まで、
君なら見守っていてくれるんだろう。]
(58) 2021/01/10(Sun) 0:16:15
[襖の向こうに並んでふたつ、お布団が仲良く敷かれている。
十分に広さはある部屋なのに、敢えて
ぴたりと並べて敷かれているのがはずかしい。

そういう仲だって理解された上で
敷かれてるってことだろ??? 恥ずかしい。
いや間違いではないんだけれど。大正解だけれど。
普段同じ一枚の布団に潜り込んでるけれども。

ごくり、喉を鳴らしてふかふかのお布団を暫し見つめ
問いかけにそろりと隣の君を見上げれば、
返事をする前にくちづけが降ってきた。

もちろんだよ。いいこだった。
ご褒美はここに。君の目の前に。
そう答える代わりに擦り寄せようとした唇は、
中途半端に甘い痺れを残してあっさり離れていく。]


 ……ふ。


[するすると襖を動かしてとん、と軽く音を立てて閉め
淡い光の中で吸い寄せられるように君の瞳を見つめた。
向かう先は迷いなく大好きな君のおふとんだ。

ぽんぽん叩かれた辺りへと真っすぐ歩を進めて、
浴衣の裾を踏んでしまわないように君の隣に腰を下ろす。]

[幸せ過ぎて怖い――。
その言葉に声が詰まった。

それは自分も感じていた恐怖だ。
この関係は、彼の深い愛によって繋がっている。いくら自分が恋をしても彼が答えてくれなかったら、生まれなかった関係だった。脈があると告げてくれた言葉が今も胸に刻まれている。そんな事ではないと分かっていても、彼に赦されたからこそ、存在しているのだと思ってしまう事すら、思っていた。

だって彼はとても恰好いい。
眩しくてたまらない。


だが、同じ怖いでも
自分の感じる恐怖と彼の感じる恐怖はきっと違う。それは彼が抱かれる側で自分が抱く側だからこそか。
自分が無力を嘆くように彼もまた何か(劣等感)を抱えているのかもしれない。
全ては憶測でしかないが。]



 …鬼走。


[好きすぎて苦しいだなんて。
両手を顔で覆う彼をじっと見つめる。
顔を見せて、というのは簡単だ。けれど俯く彼のひび割れた殻を割ってしまう。そんな気がした。決して割ってはいけない殻を。未だ中に入ったままの雄が存在を主張する。彼の身体はすっかり此方の肉棒に、従順だ。甘やかすようにこのまま抱く事も出来る。
けれど]


 ……俺は
 好きすぎて苦しい、と言ってくれる。
 そんなお前が好きだよ。


[これは彼が望む言葉ではないかもしれない。
ずっと俺の事を考えてくれればいいのに。今、こうして苦しんでいる彼を見て、苦しいのに、悔しいのに。同時に愛しさが溢れてくる。自分が好きになった鬼走という存在が此処に変わらず居るのだと感じて]


 ああ、鬼走だって
 …お前自身が感じられるのが嬉しいんだ。
 ……今でも時々夢かと思うときがある。


[抱きしめて心臓の音を重ね合わせて、
何度も彼の存在を確かめる。]


 だってお前は憧れなんだ。


[いくら抱いてもきっと彼の根本はぶれない。
男としての劣等感を彼が感じていると知れば、それでこそ自分が惚れた鬼走だと告げただろう。自分にとって彼は追いつきたい男だ。誰よりも恰好いい彼が自分に抱かれる事を雌になる事を、許容している。これ程、恰好いい事があるだろうか。唇がそっと顔を覆う両手に触れた。

彼の反応や行動を可愛いと思うのと同時に
彼の反応や行動を恰好いいと思うのは
決して矛盾していない]



 もちろん。おいで……


[その手を掬って重ねて、掌に唇を寄せてから。
言葉とは反対に、君の胸の中に飛び込んだ。

猶当方のいろんな意味でののろさは御存じのとおりです。]

 …鬼走って名字も
 お前の、らしい顔も


   全部、含めて


[旭。と時折呼ぶようになったけど
自分を助けてくれたときからずっと彼は鬼走だったから、その呼び方は特別だった。彼の顔がらしくて、好きだ。いや]


 愛しているんだ。
 …お前が愛してくれるのも含めて


[褪せぬ思いを抱いている。
このまま二人、ずっと抱き合っていたい。
彼に釣り合う男になりたい。と願ったのと同じぐらいに年下として甘えている自覚を何度も繰り返す。それが悔しいのに、俺の事、愛しているだろ。と疑わぬ声色で問いかける癖に、唇は彼の手に再び触れて、

――今度はお前が撫でてくれ。
と甘えるように頭部を押し付けた*]

[自分の弱さを全部曝け出して、愛してほしい、ずっと愛し続けてほしい、と彼の足元に跪きたくなることもある。
でも、それはできなかった。
彼が好きだけれど、卑屈な態度にはなれない。しかし、抱える劣等感が自分を男としてあるままで抱く彼への捻じ曲がる心にもなり、結局は卑屈な気持ちを抱えるのだ。
それが素直になりきれない自分の原因でもある。
その矛盾に自分の心にひびが入る。

自分をそのまま受け入れてしまえるほど、自分はまだ強くなくて。
いつかそれの折り合いをつけられる時がくるのだろうか。
彼と過ごす年月の方が長くなれば、こんな思いは消え失せるのだろうか。

揺れ動き、壊れそうになる男としての矜持。
それを抱きしめて彼が癒してくれる]



 ………
 

[彼の言葉を聞いていると、心が癒される。
彼はきっと、本能的に自分の痛みに気づいているのだろう。
変わらない、変えられない自分だからこそ愛してくれているのだと、その言葉は自分に伝えていて。
柔らかいものが手に触れた。
彼の唇だとすぐにわかるのは、全身に彼の唇が何度も触れていて、その感触を体中で覚えているから。
それくらいの彼との触れ合った経験は重なっていた。
まだ二年目の恋。一巡した季節の中でも彼への思いが冷めることはなかった。想いが醒めることもなかった。
その上で、彼が自分を憧れと言ってくれる。
初めて会った頃の彼も似たようなことを言ってくれていたが、それが淡い夢だったらもう覚めていてもよかったはずなのに]


 俺も、愛してるんだ。
 伸忠。お前が思っているより、たぶん、もっと多くな。



[自分からの愛を疑うことなく当たり前のように言う彼に、顔を覆う手の中でほほ笑んでしまう。

言葉にすると陳腐になりそうなのに、気持ちを確認するために言葉にする。
何より自分の心を確認したくて。

さらりとした髪が手に触れて。言われた通りに彼の頭を撫でてやる。
涙がにじんだ目を見られたくなくて、その頭を抱きしめてそしてその髪を撫で続けた。

ああ、彼に恋している。
彼を好きになってよかった。愛されてよかった。
そう思えば、細い息を吐いて。崩れ落ちそうになっていた心が快復していくのが分かった]


 ―――ありがとな。
 

[撫でるだけでは飽き足らず、彼の首に両腕を回して抱きしめる]


 借りたばかりの浴衣―――、汚れちまっただろ。
 どうすんだよ。


[着てきた服も彼のおいたでずぶ濡れのままで。
やんちゃが過ぎるだろう?と窘める顔は、もういつもの顔だった*]

[手を伸ばして抱きしめる事はできる。
けれど彼の心にまで触れる事ができない。硝子一枚の先に彼がいる。そんな気がして呼吸が乱れた。素直になり切れない、けれど素直な彼。彼のぶれない顔を好きだと思った。今も彼の根本は変わらない。それが愛おしく――同時に、悔しかった。

何時かこの思いも伝える事が出来るだろうか。
憧れをもったまま、彼に恋をしている。触れた手のぬくもりは唇を通しても、あのときと同じ温度を通けてくれた。年月を重ねる程に、きっとこの思いは重くなる。

いつか、彼が窒息するんじゃないか。

そんな危うさを何処かに秘めて
でも、何処かで彼なら
その前に正してくれると甘えている節があったけど]



 ……旭。
 

[自分が思っているよりも、愛している。と彼が言う。
其れは幸せなことだった。彼はやはり恰好いい。覆い隠された顔は見えないけれど、微笑んでいるように思えて、その手が頭に触れるのを目を閉じて受け入れた。暖かなぬくもりが大好きだ。撫で続けられた髪がくしゃくしゃになってもいい。
そのまま抱きしめてくれる彼に合わせ
此方の手も彼の背に回し、力を込めた。]


 なら、俺だって同じだ。
 …俺だって、お前が思っているより、ずっと。


[ずっと思っている。
言葉にすれば伝わっているか心配になるのはきっと繰り返しているから、何時か彼に聞き飽きたと言われそうで、でも俺はこれ以外の言葉を知らない。愛していると言ってくれた彼に沢山を返したい。

撫でるだけでなく、抱きしめてくれ
そして、言葉にしてくれる彼に]



 …それも俺の台詞だ。


[感謝を述べたい。のに。
ああこういうとき、叶わないな。と思う。
彼に抱きしめられたまま、目を開けばいつもの顔が見えて少しだけ悔しく感じてしまったのは許してほしい。彼の心の中にある劣等感を包み込みたいのに。彼が隠した矜持を知りたいのに。彼は自分で立ってしまう。
強いなぁと、悔しさが滲みかけた声を飲み。

同時にだからこそ
惚れたんだと、考える。
――凛とした姿に胸が痛い程の愛おしさが溢れ]


 謝るしかないな。
 …謝るしかないから、後は開き直るしかないだろ。


[それにもっと色んなお前を味わいたい。
そう呟けば、存在を忘れるなと言わんばかりに彼の中を熱源が軽く突き。動かした拍子に少し白が零れ、くもぐった息を残し。そうだ。といつもの顔の彼に忘れていた。と頬を寄せて]



 忘れる処だった。
 膝枕お願いしてもいいか?


[この状況にそぐわない細やかな願いを口にすれば
ふと思い出したように、彼をじっと見つめ。
わざと場の雰囲気を変えるごとく]


 それとも変態プレイ的なお願いを?


[冗談めいた声で彼の中を、
奥をとんっと逸物で突けば、反応を伺う
悪戯っ子の顔を覗かせた*]

【人】 宵闇 迅


 そうだね……いや、足を呼びますよ。
 そのほうがおれがゆっくりできる。

 ほとんどバイクですしね、おれ。

[頷きかけて、少し考えてからゆるく首を振った。>>27
 運転しながら、助手席の妹とふたり、でも構わないが、
 後部座席に並んで座ったほうが気兼ねなく話もできる。
 ――あと、運転は荒いとダメ出しを貰ったこともあるし。]


 旅行に行く予定でもあったと?


[不思議な話ではあったけれど、
 そもそも扉を開いて以下略の時点でもう最大級だ。
 準備してた荷物が出てきたのだろうか、と
 すんなり受け止めて、
 そうして多少の戯れを重ねてから見送った]
(59) 2021/01/10(Sun) 14:05:34

【人】 宵闇 迅

[くるり、と回る様>>28が、
 ちいさな鉢の中で回遊する金魚のようだった。

 描かれた柄が、動きに合わせて空を泳ぐ。
 得意気な顔とあわせて、はなまるをあげよう。]

 浴衣なんて、もう何年も着てませんよ。

[寧ろ、妹はよく自分で着付けられたな、と感心した。
 小フリーズを挟んでから、ちゃんと招かれた通り、>>29
 足の間に収まった小さな頭を正面に向けて固定して、
 洗いたての髪を手繰る]
(60) 2021/01/10(Sun) 14:05:52

【人】 宵闇 迅


 うん、


[するすると指の間を滑る髪を編み込みながら、
 あのね、と呼びかける声に相槌を。]


 うん。


[――似たもの兄妹だなあ、と、吐息だけで笑って、
 編み込んだ髪をまとめて、ヘアゴムで括ってからお団子に。
 簪でもあればいいんだけれど、と少し顔を引いた時に、
 視界の隅に銀色の簪を認めて、先程の妹の話に得心する。
 そっとそれをさして、できあがりだ。*]
(61) 2021/01/10(Sun) 14:06:36

【人】 図書館長 アザレア

 

 おかしいな。
 言葉遊びはわたしも好きだったはずなんだが……
 好きこそ物の上手なれと下手の横好きの
 具体例になった気分だ。


[好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早い
下手なくせに、その物事が好きで熱心である

言葉遊びが好きだからこそ言葉選びが達者なきみと
言葉が出てこないものの言葉遊びは好きなわたしと

共通点と相違点を並べてみたらなんだか
今ごちゃごちゃ考えてる事に共通しているように思えて
ああ、べつに今のままでもいいのかもしれないと
少しだけ気が軽くなる。

もちろん全く別な問題なので。
全く同じではないけれど。

上手くとも下手でも同じだけ返せているかに拘らずに
お互いそうしたいと思う気持ちこそが大事なのかなぁなんて
ひとまずは綺麗にまとめておく。

きみと答え合わせをするのはまた今度に。
今は温泉で体を休めに来ているのだから
うじうじ悩むのは後でだっていいだろうと
上手く気持ちを切り替えた。]
(62) 2021/01/10(Sun) 14:32:42

【人】 図書館長 アザレア



 自覚は正しく持ち合わせているつもりでいるが……
 はて。足りてなかったかな?

 例えばそう、
 きみだけしか見えていない一途なところ、だとか。
 きみがいないと成り立たない類の魅力なら
 誰にも負けないくらいに持ち合わせているつもりでいる。

 きみの魅力もそうだったらあ有難かったんだが
 きみの場合はそれだけに留まらないから
 ときどき心配になる……
 

[情緒が割とぐらぐらしていたのは
寛ぐどころか慣れない場所に逆に少し緊張していたか
或いは知らぬうちに彼女だけでなく
わたしも疲れていたのかもしれないなぁなんて
割り切ってしまえば切り替えるのはそれなりに得意な方だ。
伊達に無駄に長く生きていない。

おかげで安定していると思われがちだが、
実際はそうではないと彼女にだけは
そろそろ気付かれ始めている気はしている。
割と面倒くさい思考回路をしていることも。]
(63) 2021/01/10(Sun) 14:34:35

【人】 図書館長 アザレア

[きみに惹かれてすぐのころには
知られてしまう事を恐れていた
自分でも好きになれない自分のそんなところも

きみならば、きっと
しょうがないな、と笑って抱きしめてしまうのだろう。

一片の疑いもなくそう思ってしまうことは果たして
きみへの甘えなのか
きみを正しく理解しているということなのか
判断するのは難しい。]
(64) 2021/01/10(Sun) 14:37:32

【人】 図書館長 アザレア



 ………雪を舐めてはいけない。
 腰が逝くぞ?主に、わたしの。

 ああでも、土産にできるくらいの小さいやつなら
 作る時間もあるんじゃないかな。


[雪に戯れてはしゃぐ若さは生憎と持ち合わせていない。
物理的に若い時からなかった気もするが。
雪だるまなんか作ったことがあったかな、と
古い古い記憶を漁ってみるが思い出せないだけのか、
全く一度も経験がないのか
思い出せない以上、不明なので早々に切り上げた。

そもそも雪だるまってなんだっただろう。
雪玉を二つ積むだけでは雪だるまと
定義することに躊躇いを覚える。

屋根の向こうに手を伸ばして、
湯気のせいか少し水気が多く感じる雪を
二つかみほど攫ってきて、
定義を躊躇う雪だるまもどきを建設する。

湯船の淵に積まれた少しいびつな雪玉ふたつは
すぐに溶けて片付けの手間をかけることもないだろう。]
(65) 2021/01/10(Sun) 14:39:56

【人】 図書館長 アザレア

[これはサイズの問題か、形状の問題か
かけた時間による愛着も関与するかもしれない
それとも装飾がないことが問題なのか……
雪だるまとは呼べない気がする。なぜ。]


 ……なぁ、キネレト。
 雪だるまとはなんだっただろう?


[真面目な顔をして積まれた雪玉を睨む。
拘り始めたら、時間を忘れて雪と戯れ続ける危険が有るのは
彼女よりも自分の方だなんて自覚はこれっぽっちもない。*]
(66) 2021/01/10(Sun) 14:40:22
[おいで、の破壊力に一瞬硬直した。
きみは女の子誑かすの天職だよね。しってた。
ときめいたというより怯んだほうが正しい。

少しの積極性を見せただけで恥じらっていた頃の君が
走馬灯に流れはじめて……
……おっといけない、これではギャグ路線だ。
慌ててハンドルを切り直す。

胸の中に収まる彼女の肩を押して
重なった体を少しだけ離させる。
密着したままではキスができないので
苦情は受け付けておりません。

灯りを消すか問おうとして
自分が見ていたいから、聞くのをやめた。

普段とはまるで違う顔に見える彼女を見下ろして
きれいだ、と思ったままに、おもわず言葉が溢れた]


 きみ触れるたびに、なにか、こう、
 神聖なものを穢す様な
 ……背徳感をいつも抱いている。って

 言えば笑われてしまうかな。

[きみのお義父さまもといラ神からの圧とかね。
すごいから。とっても。
でもここでなら別な神様が隠してくれるだろうか?
そんな存在知りはしないので神頼みなんてしないけれど。

触れることへの許しを与えられた気がする
くちづけを受けた手のひらで、頬を包み込むように撫でて
綺麗なだけの物語の中の手本みたいな
キスを落として、うっとりと目を細め見つめ合う。

物足りなさに焦れるのはどちらが先だったか。
二度、三度と重なるごとに
次第に水音が溢れる交わりに変わってゆく。

帯を解くより先にはだけた裾へ手のひらを差し入れて
温泉で堪能し損ねた太ももに掌を這わせた。
内側のやわい皮膚を撫で擦って
彼女から押し付けてきた場所を探る。
きみがそこで触れるのが好きなのか
そこが柔らかいからこそ押し付けてくるのか
ささやかな疑問が頭の中を通り過ぎて、きえた*]

 謝る前に、最大限できることはしておかないとな。


[浴衣だから水洗いはできるし、と続けようとして、中を動かされて、高い声をあげてしまう。
そして、目元を赤くして彼を睨む。
こんな状態で頼むようなことではないだろう?という意図を孕んだ視線で、彼を見つめるが奥をさらに突かれれば、彼に育てられた胸の粒も、赤くさらに固く凝っただろうか]

 変態的なプレイより、常識的なことをまずしなきゃだろ。
 どうせ汚れたんだから、このまま風呂で洗うぞ……っ
 風呂も洗わなきゃだし。


[足を開き、彼の逸物が自分と繋がっている部分を露わにする。
放ってなお、固さがまだ残る彼に感心しながら一度腰を回すと、ゆっくりと焦らすように彼の躰を放して、躰から剛直を引き抜いていく。
そして、見せつけるように、彼の上にのりあげるようにしたまま、座位ではだけた浴衣を重ね、そして汚れた裸の上から帯を締め直す。
裾の辺りが緩いのは、立位で着ていないせいだが、それは意図的だったかもしれない。
少しばかりいつもよりだらしなく襟の辺りを抜いているのは、わざとだが。

誘うように彼に背中を向け、そして部屋に備え付けの露天風呂の扉の方へと向かう。
扉を開け放したままにすれば、彼がその気でないとしても寒さに扉を閉じに来るだろうし。

薄い着物1枚で雪が積もる外気は冷たい。
ぶるっ、と躰を震わせれば、ほこほこと湯気を出すかけ流しの源泉の湯でそっと足先を洗う。

それから裾をからげて、足を出し、そして湯舟の縁に座れば足を湯につけて、彼を振り返る。
ちゃぷちゃぷと揺れる水面は、どうしても浴衣を裾から濡らして染みた湯が這いあがっていく]

 ほら、膝枕するんだろ?


[膝の上をおいでとばかりに叩いて。
ちょっと寝づらいかもしれないけれど、彼が湯舟に浸かりながら頭をのせればそれなりに寝心地は悪くないはずだ。
でも、先ほどのとは違い、ここの場の足湯は躰が冷えてしまうから。

桶を手に取ると、ばしゃ、と自分に向けて湯をかけるが、気化熱でもっと躰が冷えるの忘れてたとびしゃびしゃの浴衣を纏って笑おうか*]

[諭してくれるのが嬉しい。
目元を赤くして睨む姿が可愛くて、先ほどまでのギャップに心がきゅんとなった。最大限にできることをと言った彼が、常識的なことを。と促すのだから、今更では、と一瞬思ったが、彼の足が開くのを見て。そちらを凝視してしまった。胸の粒を赤く固くしながら、身体から剛直を引きぬく様に息を飲む。焦らすように引き抜いていくのに感じてしまい。


はっと息を吐いて]


 …色っぽいな。


[風呂で洗うとは何を洗うのか。
座ったまま衣を重ねていく様は、此方を誘っているように見えた。意図的だろうと内心舌を巻きつつも、背を向ける彼をおいかけ立ち上がったとき、自らの帯が解けていることに気づき、それを手にして追いかけた。扉を締めて、このまま部屋を過ごすなんて選択肢はない。

だらしなく襟の辺りを抜いている彼の姿は
赤くのる胸の飾りをちらつかせていた
自らの熱源は重く]



 …無茶を言うな。


[浴衣を濡らして、縁に座る彼に息を吐く。
白い息は、空気が冷えている証拠だ。肌に貼り付いた布が彼の身体を形どる。裸体を見るよりも色っぽく。びしゃびしゃの浴衣の襟を軽くひっぱり。そのまま、湯舟につかれば、彼の膝を一撫でをして湯をかければしみこむ湯が彼の太腿を露わにする。いや太腿だけでなく。

――彼の綺麗な熱も。]


 このままいたら、風邪をひくだろ?


[彼の申し出はとても魅力的だった。
だが、盛り上がった熱を濡れた布越しに撫で
玉を揉み、じっと見上げれば、おいでとその腕を引いた。ぱしゃりと音がなり湯舟が揺れる。そのまま抱きしめた身体は冷たく。少しの間に冷えてしまった事を感じさせ、心配するように吐いた息が彼の耳にかかるか。濡れた肩に湯をかけて、そうして先ほど、軽く結びなおした帯をといて、彼の目を隠してしまおう。]



 …煽っただろ?仕返し。


[そのまま抗議の唇をちゅとキスで奪い。
舌先を唇の中にと侵入させていく。開いた其処も冷えている気がして、暖めようと歯列をなぞり、頬肉をつつき。舌を吸い、暖かな唾液を混ぜあわせ、ちゅぽっと音を鳴らした。その間も片手は彼の身体に冷えた処がないか、と肩を濡らし、背を撫でて――離す頃には、銀糸がひくか。

ゆっくりと唇をなぞり。
駄目か、と彼の様子を伺った*]

【人】 埋火 真里花

 迷ったら、おそろいでもいーよ?

[ もう何年も着ていない>>60と兄は言う。
 そういうことではないのはわかっていたし、
 大人の男が選ぶ柄でもないけど、戯れを口にしてから、
 兄に背を向けて、座る。

 するり、するり、髪の中を自分じゃない指が滑っていく。
 髪が揺れると、シャンプーの香りがする。

 妹の髪をこうして結ってあげることはあっても
 こうして誰かにしてもらうことはない。

 交わす言葉は少ない。
 でもその一つ一つの、うん>>60という頷きが
 ちゃんと私の話を聞いてくれていると伝えてくれる。

 まとめられた髪に、つ、と冷たいものが
 髪の中へと刺される。なんだろ、と思ったまま
 振り返って、 ]
(67) 2021/01/10(Sun) 21:35:19

【人】 埋火 真里花

 かわいい?

[ そう問いかける。いつかのように。
 かみさま、かみさま、ありがとう。
 私は悪い子だけど、願いを叶えてくれて。

 返事を待つ前に、ぽすり、兄の腕の中へ
 飛び込んだ。

 抱っこして、とはさすがに、言えないからね。* ]
(68) 2021/01/10(Sun) 21:35:33

【人】 きっと教育係 キネレト



 言葉遊び好き、って点では
 本質的にはどちらも相違ないだろうし、
 君の言葉遊びは心地良いよ。好きだ。


[文脈的に、まさか君は
自分を下手の横好きと評価してるんだろうか。
好きこそ物の上手なれが僕か?
実際は逆なんじゃなかろうか?

上手い言葉がさっぱり出て来ないから
君の言葉選びに惹かれる僕と、
言葉遊びが好きだからひとつの言葉を上手く展開して
僕の世界を広げてくれる君だろう。
そう訴えようとしたところで
君本人がそう言うのだから、
君にとってはそうなんだろうなぁと口篭る。

少し前の僕なら、
君は無理して付き合ってくれているんじゃないかとか
こんな話はつまらないんじゃないだろうかとか
うじうじ延々と気にしていたと思う。

今も、もっと何か自分に出来ることはないか
何事ももっと上手く出来ないものかと
思い悩むことには変わりない。
けれど、以前よりも随分と気は楽になった。]
(69) 2021/01/10(Sun) 21:51:05

【人】 きっと教育係 キネレト

[上手かろうと下手だろうと、
楽しんでいればきっとそれで良いんだ。
二人で100%を目指すのだからまずは半分の50%を目指して、
僕がめいっぱい楽しめば良いんだと
そう教えてくれたのも君だった。]


 やっぱり自覚が足りないね。
 僕が居なくても君の魅力が成り立つのは
 いろんな人から伝え聞いているよ。

 僕も、君が居てくれて初めて成り立つ類の魅力なら
 誰にも負けないつもりでいるし、

 ……僕には本当に
 君しか見えていないのだけれど……
 ねぇアザレアくん、
 そんなに僕は信用ならないかな……?
 

[まぁ胡散臭そうな顔ではあると自分でも思う。
君みたく眼鏡でも掛けてみれば、
多少今よりかは誠実そうに見えるだろうか。

或いは僕が信用ならないというより、
君が自信を失くしかけているんだろうか。]
(70) 2021/01/10(Sun) 21:51:10

【人】 きっと教育係 キネレト

[無事に仕事を納めて開放的な気分になったからか
君と夢にまで見た温泉旅行に来ることが出来たからか、
この宿に足を踏み入れてからというもの
何故か僕はいつも以上に大胆に
積極的に働きかけようとしてしまうから……
余計に君を不安にさせてしまうんだろうか。

休日も日がな一日、
家でのんびり過ごすことの多い僕らだ。
慣れない環境で逆に落ち着かないのかもしれない。

そんな風に邪推してしまうのは、
彼と接していていつもというわけではないけれど
割と鏡を見ている気分になることが多いからだ。
自分は君を困らせたくなくて
なかなか言い出せない仄暗い醜い感情も、
君が似たような想いを抱いてくれているのだと知れば
甘く胸が震える心地がしてしまうから不思議だ。

僕が君をばかだなぁ、と笑って
抱き締めたくなってしまうように、
君もきっとこんな僕の面倒な感情ごと
抱きしめてくれるんだろうな、と自惚れてしまう。

いっそわかりやすく妬いて見せた方が
君は安心出来るんだろうか。
めんどくさいぞ。
君のとこの有能な司書さんたちや教え子にすら妬くぞ僕は。]
(71) 2021/01/10(Sun) 21:51:20

【人】 きっと教育係 キネレト



 ぶっ………
 マッサージも看病もいくらでもするけれど
 君が痛い思いをするのは嫌だなぁ。

 小さいやつか。なるほどね。
 僕も少し作ってみようかな。


[体力無さそうだもんなぁ、君。
ぎっくり腰で君がベッドに寝たきりになってしまえば
君を独占出来るし世話もし放題だな、なんて
一瞬浮かんだ物騒な思考を君に悟られる前に胸の奥に沈める。
私利私欲の為に君の不幸を望むなんて最低だ。

君に倣って湿気を含んだ雪を一掴みして
君がだるま作りに夢中になっている間に、
己を戒めるように雪塊を頬に当ててみた。ひゃっこい。
久方振りに触れる雪は想像以上に冷たくて
素手ではとてもじゃないが二つも握り固められない。

細長い小さなスイートポテトみたいな塊を作って、
体良く落ちていた葉と赤い実で飾って
雪うさぎとしようとしたがすぐに消えた。]
(72) 2021/01/10(Sun) 21:51:27

【人】 きっと教育係 キネレト



 どうかな。上手くできたかい? 雪だるま……

 …………
 ………………? うーん??


[積み重ねられた二つの雪玉のシルエットは
確かに雪だるまのそれだ。たぶん。少し歪ながら。

足りないのは大きさか、装飾か、丸さか……
その辺に落ちていた団栗や小枝で飾ることを提案してみる。
三段重ねにしてみてもいいかもしれない。]


 雪だるまとはなんだっただろうか、か。
 なかなかに哲学めいていて面白いね……


[ここが温泉でなくて君が裸でもなくて
君の手に手袋が嵌められていたなら、
時も僕も忘れて雪に夢中になる君を
少し淋しくも微笑ましい気持ちで見守りながら
僕も一緒になって雪と戯れただろう。

けれども残念ながらここは露天風呂だ。
キリのいいところですっかり冷たくなった君の手を取って
暖めるように息を吹きかけてから、
お湯の中へと引きずり込んだ。]*
(73) 2021/01/10(Sun) 21:51:40
[君に並び立てる自分になれるように、あわよくば
君を組み敷けるくらいの僕になれるように……

……と強さを意識しすぎた結果
どうも方向性を誤ったらしい。
君の反応がすべてを物語っている。失敗した。

固まってしまった君の気配に
またじわじわと恥ずかしさが込み上げてきて、
額を肩に押し付けて誤魔化そうとしたけれど
君に押されてあっさり顔を上げることになった。]


 ──ふふ。

 神聖な……そんなもの、
 僕には何も備わってはいないのにね。

 そっか。僕に触れるたびに
 君はそんなことを考えていたのかぁ……


[見上げた瞳が、淋しさの色を帯びて揺れた。
神様の加護とかそういった類のものも
僕は何も持ってはいない(はずな)のに。]

[神聖な、と言うならば
聖女様だったり司教様だったりした君の方が
きっとよっぽど神聖だろう。

あれほど喉から手が出る程欲しがっていた神力が、
今はちっとも欲しいと思わない。
好きな人に敬遠されてしまうような自分なんて要らない。
僕がもし何の変哲もない本当にただの普通の人間だったなら、
君はそんなこと考えずに済んだろうか。それとも、
それでもやっぱり背徳感を覚えてしまったろうか。]


 背徳感、なら……
 道理に背くのではないと納得出来たなら

 君は堂々と、
 安心して僕に触れられるのかな……?


[君の中で僕への神聖視が揺るがないのなら、
例えば、僕が君に
触れられることを望むのであれば。

頬を包み込んでくれる大きな手に手のひらを重ねて、
幼い日に絵本で憧れたようなキスを交わして
鼻先の擦れ合う距離で、
君と同じように目を細めて蕩けるように微笑んだ。]

[じっと見つめ合ったままで
甘えるように君の項へと両腕を伸ばす。
触れ合わせるだけの優しいキスでは
いまは、大分、物足りない。

もっと長く。
もっと深く。
息が出来なくなるくらいに。

言葉を紡ぐ代わりに唇を寄せて、
温泉の水音とは違う艶かしい水音に目眩がした。]


 ん ぁ…………っ



[温泉に浸かることでしっとりと整えられた肌を
君の掌が順に滑っていくにつれて、
少しずつ呼吸が乱れていく。
つい先程自分から君に押し付けていた場所に
その掌が触れたところで、
自然とまた甘ったるい声が喉奥から漏れた。

そこで触れるのが特別好き……
なのかどうかは正直自分でもよくわからない。
なぜならあんな大胆なことは滅多にしないからだ。
けれど、やたらと身体が反応してしまうのは
おそらくはつまりそういうことなんだろう。]



 ……アザレアくん、僕も
 君に触れても構わないかな……?


[袷の隙間からそろりと指先を差し入れる。

胸板の狭間をそっとなぞってから掌を広げて
君の鼓動をより強く感じられる場所を手探りながら滑り落ちた。]*

【人】 宵闇 迅



 真里花が可愛くないときがないからね。
 似合ってますよ。

[軽い音を立てて胸元に飛び込んできた妹を抱きとめ、>>68
 着付けを崩さないように背を撫でる。

 指先でさした簪を揺らせば、細工がしゃらりと鳴った。]

 先は丸かったけど、
 頭に刺さらないように気をつけるんですよ。

 畳に寝転んだりしたら、引っ掻いちまうかもしれんから。

[わかってはいたが、細い。
 成長途上であるということを差し引いても。

 膝に乗せて、背を撫でながら寝かしつけたことを思い出す。
 大した重さでないとはいえ、次第に痺れてくる足も、
 妹の安らかな寝顔で全く気にならなくなったことを。]
(74) 2021/01/10(Sun) 22:16:45

【人】 宵闇 迅

[徹夜明けで、寝る前にシャワー、というタイミングだったから。
 それに、女性は近しい男性親族の匂いを嫌うというけれど。
 離れるまでは好きにそうさせておくとして、
 身を起こすなり、微睡むのならそのタイミングで]

 さて、それじゃあ、おれも浴びるかな。

 ――あのマスコットのビビッドカラー浴衣しかない、なんて
 ことになったら、同じのを選ぶので。

[おそろいでもいいなんて戯れを引き継いで戯言を。*]
(75) 2021/01/10(Sun) 22:16:55

【人】 埋火 真里花

 それはほめすぎ。

[ しし、って笑う。
 だって可愛くないときがない>>74なんてさ。 ]

 うん、せっかく可愛くしてくれた頭
 まもる。

[ しゃらり、涼しい音を立てる飾りは刺さってしまう
 ものらしい。背を撫でる手は、いついつまでも
 もっともっと、こうしていて、と言いたくなる
 魔法の手。 ]

 ふ
 ふふ、

[ 小さく笑ってしまうのは、気恥ずかしさに
 耐えられなくなってしまったから。その笑いが振動を
 兄に伝えてしまうだろうな。少しの間そうして笑って。
 やがて、笑い疲れた頃に顔を上げて ]
(76) 2021/01/10(Sun) 22:35:00
[色っぽい、と彼がため息がてら呟くのが聞こえて、内心ほっとする。
常識的なことを、と言っておきながら非常識なことにいざなっていることに自覚しているのだから。
彼が内心舌を巻いていることはともかく、意図的なのは当然で。
彼が扉を越えて追いかけてきてくれてよかった。

短時間だったのなら、彼の望みを叶えてもよかったのに。
彼にかからないように、何度も湯を布に染み渡らせれば寒さをしのげただろうから。
でも、彼は自分の方を優先してくれた。

裸体に貼りついた布は透けて、自分の雄も太腿をも露わにしていたから、彼はそれを当たり前のように触れ、そして引っ張ってくる。
湯舟の落ちる前に彼の腕に落ちた躰。
そして、彼の躰で温められ、温度差に火傷しそうな気持ちになるが、ほう、と息を漏らしていたら、気付けば目を彼の帯で覆われていた]

【人】 埋火 真里花

 うん、いってらっしゃい。

 ……え、
そんな可愛いのなかった


[ あのマスコットの浴衣>>75
 あったら着たかった、けど。
 それを着こなす兄の姿を想像してしまったものだから。
 たまらず、畳を拳で叩いてしまった。とん、とんとん。
 畳、ごめんね。 ]

 ゆっくりしてきてね
 沈んだら呼んでね たすけてあげる

[ そう言って見送ったことだろう。
 尚、妹はまだあのマスコット浴衣の兄が
 「どうしました?」ってこっちを見てる
 想像に取り憑かれて畳と戯れています。* ]
(77) 2021/01/10(Sun) 22:35:41
 おい……。


[まったく、と肩をすくめるが、彼は触れているから不安はまるでない。
彼の息遣いや水の音、そして唇を犯される音がやけに響くだけで。
彼の舌の柔らかさと、彼の味、口の中でくちゅりと音を立てて混ざる二人分の唾液の音などが生々しくて。
そして、自分の躰を撫でまわす彼の手の熱さと優しさに酔ってしまいそうだった。

離れた唇を追いかけず、上がった息を整えてから口を開いた]



 煽ってはない。………だけれど誘っているだけだ。



[それなのに仕返しされてはかなわないとくすくす笑う。

いつかどこかで似たような言葉を言ったことを彼は覚えているだろうか。
あの時も浴衣を着ていた自分。
彼が贈ってくれた浴衣を全裸の上に纏い、彼が誘いかけてくれるのをただ待っていた。
でも今はもう違う。今度は自分から誘ったのだから。
それだけでも成長したと言っていいだろうか。

躰に貼りついた布地は、先ほど彼が危惧したように完全に透けているだろう。
見えないからわからないけれど。
でも、湯の中でうごめき、足にまとわりつくもの。
そして空気中で自分の肌に触れているもの、その感触はざりり、と自分の敏感な箇所ばかりを擦っているようで。

わざと膝を立てて、ゆるゆると彼の股間に当たるようにして、くいくいと押し付けるのは視界を奪われた異種返し*]

【人】 宵闇 迅


 それはない。

[褒めすぎ、を食い気味に否定した。>>76
 兄は至って真面目である。

 いつだかに、それこそ、弟を持つ友人にも、
 一番気心の知れたやつにも、声を揃えて言われたことがある。
 いい父親になるだろうな、と。

 いつまでも兄は兄なのだけれど、
 確かに、一歩踏み出したそこを、
 ひとは父性と呼ぶのかもしれない。

 なにがおかしいのか、伝わってくる振動に、
 眉尻を下げて、口角がゆるむ。]
(78) 2021/01/10(Sun) 23:27:38

【人】 宵闇 迅



 その審議はあとにしようか。
 戦争になりそうだ。

[兄曰く気の抜けるマスコット、
 妹曰くかわいいマスコット。>>77

 なんかしらんがえらいウケたので、手打ちにしておこう]


 ゆっくりしてたら間違いなく沈むね。
 流石におまえに引きずらせるわけにもいかねぇですから、
 気をつけるよ。

[畳と仲良くしている妹を残して、
 からからと小気味よく開いた扉の向こうへと]
(79) 2021/01/10(Sun) 23:27:46

【人】 宵闇 迅

 ―部屋に帰りたい(心からの叫び)―

[思わず題字になるほどには寒い。
 降り積もる雪を心底、ウワァ、という顔で見上げて、
 ただ、晴れ間でないだけ気分はいい。ひたすら寒い。

 鳥肌が立った腕をさすって、
 修行もかくやといわんばかり、勢いよく掛け湯をしてから、
 端の方にずるずると身体を滑り込ませた。
 尻の下で少しぬるついているのは泉質によるものだろうか。
 ほかほかと立ち上る湯気に蒸されている気分だった。

 室内にいるときも思っていたが、
 雪が降ると本当に静かだ。
 水面を打つ源泉と、自分の身動ぎでたつ水音しかない。

 地元では雪なんてそうそう降るものじゃない。
 降ったとして、積もることなんて稀だ。
 よくて地面に残っている程度。山間部は多少積もるようだが]
(80) 2021/01/10(Sun) 23:28:09

【人】 宵闇 迅

[だらしなく預けた首を逸らして、空を見上げる。
 切り取られた景色は十分非日常を示しているのに、
 髄まで染み渡るようなお湯の温度だけはいやにリアルだった。

 思考に暗幕を下げられたように鈍る。

 ――静かすぎるのは実際のところ、あまり得意でない。

 ただ、辺りに漂う空気感が、そっと自罰に蓋をする。

 無心で雪が踊るのを眺めながら、
 手足を投げ出して暫くそうしていた]
(81) 2021/01/10(Sun) 23:28:20

【人】 宵闇 迅

 ―長風呂(当社比)―

[烏の行水とは呼べない時間ではあったけれど、
 それでも身綺麗にして室内に戻ってくるまでの時間は、
 世間一般でいうところの長風呂には当てはまらないだろう。

 ビビッドカラーのマスコット浴衣、は、
 幸いか生憎かなかったので、
 黒地に流水柄のシンプルなものを選んで身につけた。

 芯まで温まれば、普段から血行が悪いと揶揄される顔色にも
 僅かばかり血色が戻るというものだ。
 これで肩凝りが多少マシになればいいのだけど、と、
 軽く肩を回しながら、自分のポケットに入れていた荷物を
 引きずり出して、もう一度露天にリターン。

 ――流石に妹が居る室内で、受動喫煙させるのは頂けない。

 ここが禁煙であるかどうかよりそちらのほうが重要だ。
 携帯灰皿を片手に、慣れた手付きで火を灯す。
 冷え切ってしまう前に戻るけれども、
 こればっかりはルーティンとして譲れないので。

 いつもより手早く一服を済ませてから、漸く。
 室内に戻って、片手をあげた。流石にもう畳とは決別したろう]
(82) 2021/01/10(Sun) 23:28:32

【人】 埋火 真里花

 ふ、ふふ……

[ 兄が浴室へと消えてから、私はまだ畳と戯れていた。
 ひとりで笑っている。 家族が見たら変な顔されそうだけど。

 いつぞや。
 同級生に兄の写真を見せたことがある。

 たくさんはなかったから、今よりもっと若いときの。

 似てるね、の後にかっこいいね、いいな、と
 同級生は言った。でしょ?と笑ったら

 まりーはブラコンだね?って友人は笑った。
 私もそう思う。

 けど、 ]
(83) 2021/01/11(Mon) 0:05:37

【人】 埋火 真里花

 かわいくないときがない かぁ

[ お兄ちゃんもなかなかにシスコン。
 あにばか、だと思う。

 ――私は私のことを、平均、平々凡々
 と分析している。

 同級生が持っているような華やかな顔立ちや
 ふくよかな胸はないし。

 それでも兄には、世界で一番、可愛い生き物
 に、見えているらしい。 ]
(84) 2021/01/11(Mon) 0:05:52

【人】 埋火 真里花

[ 少しずつ、おとなになっていく。
 法律上では結婚もできるようになって、
 未成年ではなくなって、お酒も飲めるようになって

 世間が大人と認めてくれるようになっても。

 あなただけが、
 "かわいいいもうと"で居させてくれるなら。

 居させてくれるから、私はただ、
 息ができる。生きていける。 ]

 あったかかった?

[ 室内に戻った兄が片手をあげる>>82
 温泉の匂いと、大人の好む煙の匂いを
 わずかに纏わせて。* ]
(85) 2021/01/11(Mon) 0:06:56
[色っぽい彼の膝に甘えるのもきっと心地よい。
けれど、彼が寒い思いをするのを見過ごせる訳がない。彼を甘やかしたいという気持ちと同時に持つ甘やかされたいという気持ちだが、それは彼自身より優先される事はない。濡れた浴衣が貼り付いた体はやはり冷たく、腕の中に招いて正解だったと確信に至る。濡れた姿は綺麗だったから今度、雪のない日にお願いするのもいいかもしれない。

仕返しと評して隠した瞳。
肩をすくめる彼に笑いかけて]


 これぐらい可愛いものだろ?


[届けた声は咎められなかった。と
唇を奪い。体内からも彼を暖めた。ぬくもりが増す程に、彼の吐息の温度が上がっていく。そんな気がしてもっとと熱を与えたがる。生々しい唾液音と彼の身体に触れる手は、意識を持って。
彼の肌を焦がすが、

上がった息ととも離れた唇が紡ぐ言葉に瞬き。
少しだけ、首を傾ければ
なつかしさに息を吐く]



 …誘っているのか。
 そうか。懐かしいな、なんだか。
 あのときとは違うけど。


[自分が投げた言葉も
其れに返された言葉もあのときと似た言葉だった。蛍を思えば、視線の先には雪粒が見えて、ああこれも輝くのだな。と一人思う。彼の目は隠され、輝く白は見えない。濡れた浴衣も秘された目も、あの頃からの延長線であり、同時に成長の証でもあった。こうやって少しずつ自分たちの関係は変わっていくのだろう。もちろんいい方向に。

纏わりつく浴衣が彼を際立たせる。]


 …っ、こら。


[敏感な処を目立たせる其れを
見つめていれば、どうやら彼の方が誘いかけてくれたようだ。足が逸物に触れて、思わず息を噛み殺せば、抗議めいた声でその体を抱きしめた。いけないことを、そんな事を告げたのち、その体にと手で触れて。

指は濡れた衣類の上から胸粒を引っ張り]



 なあ、鬼走。
 一つゲームをしないか?

 …今からお前の口に挿れるものを当てて


[彼の足を片手で押さえ、
正解したら、これを中に挿れるからと甘い声を響かせるととも、自らの熱源へと彼の足裏を導き。すでに勃ちあがったそれで彼の其処擽るように擦れば、手を離し。どうだろうと彼に尋ねるがてら、見えない彼の頬を撫で。まずはテストな。と彼の唇の中に指を滑り込ませると同時に。
彼の逸物を浴衣越しに扱きあげだし。

こんな感じでどうだ。と問いかけた。
――問題は次だ、と薄く笑う顏を彼が見なくてきっとよかった*]

[恋人に対してとことん甘くて、どこかで理性的な彼に膝枕は拒絶されてしまったから今度する時は、彼がくれた浴衣かな、と思う。
その時ももしかしたらまた、二人で抱き合った思い出がよぎるのかもしれないけれど、今度こそはちゃんと正しい浴衣の着方を教えないと、とも思ってもいて。

誘った言葉は、ちゃんと彼の記憶の中に残っていたようだ。
あの時は煽るのが精一杯で。
夏の蛍に冬の雪。
昔の人はその傍らで勉学に励んだというのに、自分達は睦みあい、お互いの肌を彩る道具にしか使ってなくて。
ただお互いを見つめるためだけの添え物になっている。
もっとも今、自分は視界を奪われているから、雪は雑音を吸い、世界が彼が放つ物音だけにするための演出装置になっているが。


そして、この自分が大胆に行動させるための道具にもなり果てていて、彼の雄を自ら触れれば、彼の慌てた声がして抱き締められた。
お返しとばかりに胸の感じる箇所を引っ張られて、甘い声をあげてしまう。
見えていないからこそ、唐突にすら感じられて、驚きの方が大きくて、悦びが大きい]

 ん………?


[なんだろう、と見えないまま彼の方に顔を向ける。
変なものは入れないだろうと信頼はしているが、足をもちあげられ彼の熱に触れられれば、湯の中とはいえ、足を開くという大胆な格好をしているというのもあって、かっと躰が熱くなる。
足の裏がくすぐったい。足裏は性感帯の1つでもあるので、そこに触れられて自分も過敏に反応してしまったことを、彼に気づかれただろうか。
彼に頬を撫でられて、了承の意を見せるように口を開けた]


 これ、指………あ、ちょっと……っ!


[左手は頬に触れているから、右手の……大きさ的に人差し指だろ、と推理を披露しようとしたら、その考えを散らかすように屹立に触れられる。
思わず、きゅっと唇を締めて、舌で指を抑えてしまう。
それは感じた時に中がそのように彼の逸物を押さえこむ時にも似ていて。
歯を立てないように、できてよかった。
危ないから舌で頬の側に彼の指を押しやって。もごもごと抗議をしようとすれば、彼からの出題はまだ続くらしくて。
見えないからこそちょっと面白くて、鼻とか耳という可能性も……と色々と思考を巡らせていた*]

[甘い時間を繰返している。
けれど繰り返しは少しずつ変化をしている。
いい方向に、前に。それが嬉しくて仕方ない。
次に浴衣を着るときは、彼の膝に甘えよう。彼を自分で着飾ることを企みつつも、今は雪に光る彼の色に夢中だった。眼隠しをした彼には雪の壁は音を閉じ込めるアクセントになっただろう。大胆に行動する彼に虚を突かれて、抱きしめて、悪戯っ子のような彼に対して仕返しをすれば、反応はよく。

甘い声が普段よりも大きい事に興奮して]

[彼に仕掛けたのはクイズという甘いゲーム。
彼の足裏にて育った肉欲が主張する。其処が感じているのだと肉棒はダイレクトに伝え、次は此処を育てるのもありかもしれないと密かに思うのだ。彼の身体は何処も魅惑の果実だ。打てば響くとはこのことで、彼に触れるたびにのめり込む。ゲームの了承の意を見せる口にとまず挿れたのは指だった。人差し指とまで気づかれているとは知らず]


 …正解。


[彼が一発で当てた事で機嫌をよくし。
ゆっくりとそのまま指で咥内を撫でようとすれば、屹立に触れたせいか、咥えられてしまった。もごもごと舌で此方の指を頬側に押し込むのは何だかいやらしい。挿入のとき、セックスをしているときのようだと思いおこせば、触れたままの熱源を軽くまた扱いて。

思考を巡らせている様子の彼から
ゆっくりと指を抜き]



 …そういえば後で大浴場にも入りたかったんだよな。
 でも、無理そうだな。


[雑談を挟みつつ、焦らすように
彼の肉体に指が触れていく。次は何を出そう。また指を入れて混乱させるのもいいかもしれない。そう考えながらも紡ぐのは、彼の羞恥を煽るためと独占欲を覗かせるため。無理な理由を知らせるようにぷっくりと腫れた胸粒を引っ張りて]


 此処、こんなになってさ。
 ――それに、何より

    俺が、お前の裸を誰にも見せたくない。


[無茶苦茶を言うと呆れられたかもしれない。
ただ自分の独占欲は伝えたくて言葉にしたかった。
そうして、彼の逸物から指を離し、身体を少し離し、大丈夫だから。と声をかけて立ち上がろう。周りが見えない状態の彼が不安に思わぬように声をかけつつも、頭を手で撫でて、彼の唇にと逸物を近づけ]



 次の問題な、これって何だと思う?


[お前の大好物。と笑気を含み。
彼の唇にと自らの逸物を押し付ければ、そのまま唇の間に亀頭を滑り込ませた。其処から先には進まぬ自制は、彼が答えられるようにするため。本当はもっと色んな問題を出したかったのだが、つい。

自制が止まらなかった*]

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 
[自分を正してくれる妹は
 何より大切な……、

 大切に しなくてはならない 存在。

 妹が居てくれたから
 独りにしてくれなかったから

 オレはいつも、いつでも、

   意識した、

    ……させられた、
 
(86) 2021/01/11(Mon) 11:27:46

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 
[ 自分が、間違った存在だということ。 ]
 
(87) 2021/01/11(Mon) 11:27:51

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 
[オレが、聴こえの良い上澄み液だけ
 掬い取って伝えるから。

 想う彼の前で良い人のフリをしてしまうから。

 優しくあたたかな評価を貰えると
 少し胸が痛くなる。

 真に真っ直ぐで美しいのは涛駕さんだ。]
 
(88) 2021/01/11(Mon) 11:27:56

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 

    ……はい、妹のお陰なんです!


[明るく肯定して卑屈な自分を隠す。>>45

 陽だまりのような貴方のことを考えて
 嫌な感情が溢れないようにする。

 そうしていれば
 他人にかける迷惑を減らせるのだから……。]
 
(89) 2021/01/11(Mon) 11:28:04

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 
[それにしても。]


   (羨ましいって、……そうか……)


[根からの善人である涛駕さんと妹。
 二人は少し似ている。
 そう思えば惹かれあうのは納得だ。
 よくお似合いだとも思う。]


   (オレより、貴方の方が想われてますから……、
             安心してください)


[胸が締め付けられつつも心の中で応援する。
 幸せになるべき、二人を。]
 
(90) 2021/01/11(Mon) 11:28:12

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 


    セーマでどう過ごしてたか、ですか


[そんなに気になるのか……。
 主語が省かれていたから、
 妹のことを知りたいのだと受け取った。>>47

 彼は、妹の心のケアを考えてくれているのだ。

 自分で妹の話題を出したから
 思考が引き摺られての勘違いだが
 こんなにも想われている妹に妬いてしまう。]
 
(91) 2021/01/11(Mon) 11:28:17

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 
[妹を奪われた兄とは情けない生き物だ。
 そんなオレの体面まで
 気遣ってくれる彼は本当に出来た人。>>48

 ならばつまらぬ嫉妬で
 閉口するわけにいかないだろう。
 元々、応援しているから、教えるつもりだが。

 ……と、勘違いは続く。]
 
(92) 2021/01/11(Mon) 11:28:23

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 

    オレが指示に従いさえすれば
    妹には何もしない約束でした

    月に何度か小さな窓越しに
    顔を合わせることが許されて
    酷い仕打ちを受けていないことは
    毎回確認していました

    不安な思いはさせてしまったけど……
          無事です、妹は


[拷問の様な事はなかったし身体は清らかなまま。
 宇宙の平和を守る貴方は背負うものが多いのだから
 少しでも安心して欲しくて微笑んだ。]
 
(93) 2021/01/11(Mon) 11:28:31

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 
[もし、自分のことを訊ねられるなら……、

 どうして自分のことを、と
 気にして貰えることに戸惑いつつ
 胸が高鳴ってしまう。]


    ……えと、オレは……


[何を話そうか迷いながら口を開き。

 地球に降りて能力によって人々の悪しき心を
 増長した上で回収させられていたことは
 彼も知っている所だろう。

 そうやってオレ達は、何度も衝突してきたのだから。]
 
(94) 2021/01/11(Mon) 11:28:42

【人】 セーマの裏切り者 ジャック

 
[彼の知らない、セーマでの活動、生活……、
 と言えば過るのは、首領との日々。>>1:&2


    ……っっ、


[ぞくぞくと甘い痺れが背筋に走り
 頬や耳まで燃える様に熱く
 卑しい雌犬の顔になってしまう。

 こんな所で、バカだ。
 慌てて目を逸らし
 「……ちょっと上せたみたいで、先上がってます」
 と話を切り上げタオルで股間を隠しながら立ち上がり
 部屋へ戻って行こうとしただろう。**]
 
(95) 2021/01/11(Mon) 11:28:57
 大浴場が大欲情になるから止めとけ……。
 ひうっ……。


[指が口から引き抜かれる。
舌先が少し寂しく感じてしまっていたら、彼が胸の飾りをいじるので、声を上げてしまう。
彼が独占欲を露わにする言葉は少し嬉しくて。
仄かに悦びを感じていたら、彼が自分から離れたが。
―――次の出題は簡単すぎた。
見なくても味でも触感でも匂いでもわかる。
曲りなりにも狼。温泉で洗い流されていたとしても、これだけ近ければそれだけでもわかる。
目を隠されていてよかったと思う。
彼のそれを間近に近づけられて、目を輝かせて受け入れるようなはしたない姿を見せなくてよかったから。
少しは冷静そうに見えただろうか]
 

 これ、中にくれるって言ってたご褒美じゃないのか?


[中ってこっちの意味だったのか?と舌先でちろちろと先端部分を舐めながら、不満げな声を漏らして。

そこでよぎったアイディアに、悪い笑みを浮かべてしまう。

ここで彼が果ててしまって、当てられたご褒美が自分にもらえないなんてことになったら、彼はどんな反応を見せるのだろうか。
こんな風に布越しに彼の手でも躰を熱くさせられて、中途半端にうずいた躰を持て余した恋人を目の前に、自分だけ気持ち良くなって。
でももう打ち止めで恋人を満足させることができないなんてなったら、自分の恋人は罪悪感を持ったりするのだろうか。

ちょっと優しい彼に意地悪をしたくなって。

がしっと、彼の腰に両腕を回してしがみつく。
この体勢なら、彼は足を動かして自分に悪戯することもできない。

喉奥まで一気に彼の剛直を飲み込むと、そのまま引き戻し。
中を吸い上げるというバキュームフェラを施して。
本当だったら袋の部分や蟻の門渡りもいじりたいけれど、腕を緩めたら彼が逃げそうだからできない。
だから口から吐き出して、頬で擦るようにして竿部分を刺激しながら、舌先で袋部分を持ち上げて口に含み。
外気で冷えてきそうな玉部分をこりこりと刺激してやった。

彼の肌がしっとりと濡れているのがわかる。
湯のせいではなく、発汗だろう。
興奮して体温があがっていることにほっとして、そのまま続けることにした。
もし彼の体が冷えているのなら、こんなことをしている場合ではないから]


 先に、答え言っておかないとな……。
 
ちんぽ
、だろ……? 


[何を言わせるんだ、と思いつつも、しれっと彼の思惑にのってやって。
彼の表情が見えないからできるような気がするバカなこと。
そのまま、おちんぽみるく、ちょうだい?と強請るように、彼の熱杭に顔を摺り寄せ、探りながらまたその先端を咥えなおす。

顔にかけられるのでも、飲まされるのも抵抗はない。
それは彼に躾けられたというより、元からそうだった気がする。
最初は違和感はあったが抵抗はなくて、イヤイヤとか渋々でもないし、慣れたというわけでもないし。
どちらかというと、徐々にはまっていったような気がする。
男の精液を口にすることを厭わないとはいえ、彼以外の他人のものを口にすることも、目にすることもないので比べようも調べようもないのだが。

裏筋や割れ目を重点的に刺激しながら、溢れる唾液が喉を、頤を潤していく。
ごくん、と溢れるそれらを飲み下しながら、彼からのご褒美を待った*]

[大浴場が大欲情に思わずボケた気持ちがあったが。
彼の唇から抜く際の寂しさが、此方の欲情を誘いだす。胸粒を弄れば上がる声も濃厚で、このまま様々なクイズを出して彼を焦らすのもよかったが、此方が先に折れた。――その結果、まさかの事態を引き起こし。

此方の声を押し殺す羽目になったのだが
唇に押し付けた熱源を彼は
瞬時に理解する]


 もちろん、正解したら
 下の口にもやるよっ ん、こらっ


[ん、とくもぐった声は、彼の行動に対しての抗議。
目を隠したままの彼に先端を舐められたのまではいい。不満げな声に大丈夫だ。と返したのも、だがその後の彼は大胆だった。熱源越しに悪い笑みが見えた。まて、と抑えようとした手が彼の行動によって止まる。

自ら腰にしがみつく彼は、浅ましい雌のよう。
雄を求める淫魔の如き行動に
声が上がった]



 っ …


[彼の目的は明確だった。
口を窄め、喉奥まで一気に飲み込むいやらしい姿。彼は今どんな顔をしているのか気づいているのだろうか。精を欲しがるいやしい雌の顔をしている。眼を隠した分、彼の唇は雄弁となり、吐き出された熱は、外気の寒さを盛ろともせず、屹立しており。彼の愛撫に熱い吐息を吐けば、彼の髪をくしゃっと撫でた。

腰の拘束は解こうと思えば解ける。
だがそれをしないのは…]


 ……はっ、
 正解だな …んっ

 ほしがり めっ ……


[汗がじわりと浮き上がり。
肌を燃やす、しれっと答えられた言葉に唇は弧を描いた。彼に対する言葉は、情熱で溢れている。叱咤めいてでも其処に興奮があるのは隠せない。隠さない。
彼はこのまま此方の絶頂を狙っているのだろう。熱源から溢れる白を欲しがる様に、大きく息を吐いた。先ほどは突然の行為に戸惑ってしまったが少しずつ快感を味わう余裕がでてきた。そして、この湯につかっていると、不思議な気持ちになることも。

此方が先に果てた結果
恋人を満足させられないなんて、それこそ
之から伴侶になる身としては失格もいいところだろう。だが
此処で応えないことこそが恥であろう。]



 っ、本当、雌だな
 ――雌の狼だ。


[番を変えない狼の。
何時もはきちんとセットされている髪はもうすっかり崩れ、幼く見えた。その背徳感を隠すように髪を掻き、耳にとかけてそれから両手で彼の頭部を持てば、そのまま、先端を咥え直した彼の頭を逸物の根本まで引き寄せた。じゅぼっといやらしい音が、口から聞こえる。

精液を求める姿はマーキングを好む獣のようで
その獣の番らしく、自分もまた

欲望に忠実だった]


 ……はっ …


[裏筋や割れ目など
彼は自分の良いところを知っている。それと同時に自分もまた彼の咥内のいいところを知っていた。唇の奥、舌腹を先ほど愛されたばかりの裏筋でこすり。頬肉を突き、喉奥へと先端を向かわせる。潤った喉を濡らす先走りは、彼の口を道具めかせて、彩らせ]

[覚悟しておけ、と不穏な言葉は彼に届くか。
彼が望むままに絶頂のときを駆け上がるのを感じれば
先ほど、彼が暖めた玉袋で顎を打ち。]


 次の問題っだ

    ―――これは、なんだっ


[彼が今から口で受け止めるものは。
彼の好きなちんぽから出る。それは何かそう問いかけながら、彼の咥内へ。そしてわざと腰を引けば、先端から溢れるものを彼の顔にもぶっかければ、視界を封じられた彼にも熱いものに染まる顔が分かっただろう。

――そして、それで終わらぬ熱も*]

【人】 図書館長 アザレア

[そもそも言葉遊びではなく屁理屈と呼ぶのが正しいが。
言葉を並べて遊ぶきみと言葉で楽しんでいるのだから
なんて屁理屈で分類を歪めておく。
正解がない以上、上手いも下手も主観でしかないのだから
重要なのは互いに楽しめるかどうかなのだろうと自己完結。

彼女は少しわたしに甘すぎるというか
全肯定BOTみたいなところがあるから
わたしが自分を否定しなければだいたいツッコミは不在だ。

きみ以外だと成り立たない気もするが
きみとの間ではあれが言葉遊びとして成り立つのなら
それでなんの問題もない]


 同じ趣味があるのは嬉しいな。
 ……ん?趣味?趣味なのかこれは。
 ともあれ、きみが好きなら、良かった。

 しかしこの先も退屈させないためには
 活字に触れて語彙を増やすべきか……

 しかし年々細かな文字を追うのが難しくなって……
 きみもね、今読みたい本は後回しにしてはだめだぞ。


[問題あるとすれば君を飽きさせないための工夫の方向性が
さっぱりわからないことくらいだろうか。]
(96) 2021/01/11(Mon) 14:20:59

【人】 図書館長 アザレア

[楽しませることが楽しい
喜んでくれると嬉しい

そんなものすごくシンプルな感情があれば十分なのに
気遣いが過ぎるきみはすぐ不安になるらしいと
聞いたときに返した言葉も多分屁理屈だったと思う。

考えすぎな彼女を言いくるめた言葉が
なんであったかなんてわたしはあまり覚えていない。
大概真面目な顔でごまかして
口から出まかせをいっているだけだからだ。

そんな軽すぎる割とふざけた適当な言葉を
きみがいつまでも後生大事に抱えているんだと
知った時には随分と驚かされたものだ。

彼女ももう少し適当に生きたらいいのに
彼女にはそれが難しいからこそ
彼女の中からは生まれない発想が価値を持つのだと思う。

適当に価値が生まれてしまうと
適当を生み出す必要性が出てくるが
真面目に考えた適当とは果たして真の適当なのか。
わからん。]
(97) 2021/01/11(Mon) 14:21:53

【人】 図書館長 アザレア



 きみが何を伝え聞いたかは知らないが。
 きみのまわりに、きみのだいすきなわたし、の
 陰口を叩いてきみを悲しませるような
 意地悪な隣人がいない事には安心したよ。

 きみにわたししか見えていないことくらい知っているとも。
 魅力的なきみを衆目に晒すことに抵抗があるだけだ。
 けれど人の輪に囲まれて過ごす君もすてがたいから
 閉じ込めておくわけにも行かなくてね。困ったものだな。

 
[きみに自分が相応しくないと思う
という意味合いでは自信がないと形容するのが正しいが
きみに相応しい相手に求める条件がクソ高すぎる
という意味合いではちょっと違うかも知れない。
わたしも相応しくないがなんなら全人類相応しくないので。

面倒くささで言えばきみに…というか
きみのラ神に、すら並べると自負している。
外野からは割れ鍋に綴じ蓋なんて言葉で片付けられそうだ。]
(98) 2021/01/11(Mon) 14:22:49

【人】 図書館長 アザレア

[体力?ないな。きみよりないかもしれない。解せぬ。
けれどまぁきみが笑ったからそんな悩みは些細なものだ。
ぎっくり腰はやったことがないがいつかやる気はしている。
紙は割と重いので。

きみを性的な意味合いで抱き潰せば一日くらいは
ベッドの上に閉じ込めて置けるかもなんて
考えたこともあるが多分そこまでの体力がわたしにはない。
断言できてしまうのが少し悲しい。
似て異なる事を彼女が望んでいたなんて知れば
五体満足のまま二人閉じこもればいいだけでは?
なんて提案もできたが、今はその時ではないらしい。

すっかりぽかぽかに温まった掌に
雪の塊は必要以上に冷たく感じるが、
温まっている分だけ指が冷え切るのに猶予があるので
そこまで苦にも感じない。
けれど真似た彼女は随分と冷たそうだった。
外気に叫んだりお湯の熱さに吠えたりしていたし
皮膚の厚さの違いなのかもしれない。

小さな手のひらに掴んだ雪の塊が
わたしの一掴みの半分くらいなことに気付けば
唐突な庇護欲が降って湧いて
心臓が変な音で鳴った気がした。
おそらく、きゅん、とかそういう類のやつだ。]
(99) 2021/01/11(Mon) 14:26:26

【人】 図書館長 アザレア

[雪だるまへの進化に飾りが必要だったとしても
湯船周りに持ち込むのは辞退しておく。
あとでうっかり素足で踏んで痛い目を見そうなので。
大浴場と時間があれば家族風呂も
一通り制覇するだろうから
もう一度ここを使うかはわからないが
何事も用心に越したことはない。

湯船の淵に放置された進化未遂の雪玉は
揺れて溢れるお湯に下から溶かされ形を失くすだろう。
そのくらいの温度差がある。
だから雪よりは高い体温に冷えた指だって
お湯に浸してしまう方が手っ取り早いと効率を
理解していても抗うことなく、お礼の言葉を口遊んで
白い吐息を手のひらに受け止める。

彼女が普段から子供たちにこうしているのを
何度も見たことがあるしある
わたし自身、してもらったこともある。

手元に視線を落としたその顔は慈しみに満ちて、暖かく
こころまでじんわりと暖かめてくれる
素敵な魔法が込められていると、知っている。*]
(100) 2021/01/11(Mon) 14:28:37

【人】 宵闇 迅


 うん、汗が出そうだ。
 ずっとシャワーで済ませてましたからね、

[雑にタオルで水気をきっただけの髪をかきあげて、
 ゆったりと畳の上に腰を下ろす。
 いつもは細身のジーンズばかりの足が、なんとなく心許ない]

 ここはずっと、雪が降ってるんですかね。
 湯に浸かるまでの間で凍死するかと思いましたよ。

[眠いと温かいと寒いと心地いいとで、
 わりと変な方向にハイになっている自覚はある]
(101) 2021/01/11(Mon) 14:50:07

【人】 埋火 真里花

 温泉だと、お風呂からあがっても
 しばらくぽかぽかしてるよね

 どらいやーは?

[ 雑に拭っただけなのだろう、髪の毛は
 未だ少し濡れている>>101

 後ろに回って、タオルで丁寧に水気を
 拭き取って ]

 今が冬だから?お兄ちゃん普段は
 あったかいところにいるから余計、かな

 真里花のとこでも雪、降るよ。
 そんなに積もらないけどね

[ よし、とタオルを畳んだ所で、ノックの音がした。
 兄と顔を見合わせてから ]
(102) 2021/01/11(Mon) 15:09:23

【人】 埋火 真里花

 はーい

[ 返事をすると、着物姿の中居さんが
 "お食事をお持ちしました。ご用意して
  よろしいですか?"とやってきた。 ]

 わぁいご飯

[ どうぞ、と襖を開けると、二人の中居さんが
 テキパキと、テーブルの上へ、食事を運んでくれる。
 食べきれるかな、って心配になるくらい色とりどりの食事が
 すべて運ばれると、中居さんはごゆっくりと残して、
 帰っていく。食事の片付けのときにお布団を敷いてくれると
 言い残して。 ]

 ………すご  えっ すご

[ 何から手を付けたらいいかわからない豪華な
 お夕食に、妹は目移りしまくっています。* ]
(103) 2021/01/11(Mon) 15:09:37
[奉仕の最中に髪を撫でられ、彼が嫌がっていないことがわかりほっとする。
彼の顔が見えないから、彼の様子は態度から推測するしかないから。
彼は自分を拒絶することなく、むしろ楽しんでいる様子だ。

ここにきてもう三度目になるはずの吐精。さすがにこれで打ち止めになるだろうと過去の経験を元に推測して彼に仕掛けている。
両手で頭を持たれて、奥へと強引めに喉を突かれて。
苦しいのに気持ちいい。苦しいからこそキモチイイ。吐きそうになるのと酸欠になりそうなのを乗り越えて、彼を受け入れる。
お互いが戦うように相手の感度を高めていれば、言葉という手段を持っている彼の方が有利でずるいことに後で気づいた]



 (狼の姿―――?)



[狼の姿を抱くと言われて、思わずむせそうになった。
彼に完全な狼の姿を見せたことはなかったはずだ。
そして、その姿で彼に抱かれることを考え、即座にダメだ、と内心で否定する。
躰が一回り小さくなるのに、それでアレを躰の中に入れるのなんて死ぬ。
なんとしても回避せねばと思っていたが、彼が果てたのは次の瞬間だった。

口の中に放たれたそれを舌の上で転がすようにして。口を開いて彼に見せる。
大分薄くなっているようだけれど、でも、そのべたついて、ぬるついたものが舌に絡む感触を楽しんで。

ああ、彼の匂いだ。
顔に、髪に、浴びせられたそれを。
うっとりとしてしまっている顔を、彼にさらけ出しているかもしれないけれど、恍惚の表情を隠せない]


 夜長の精液だ―――。


[こくん、と飲んで、頬にかかったものを手さぐりで探して指先でぬぐい、唇にいれるのを繰り返す。
そして、その際に至近距離にまだあった彼の熱にうっかりと手を触れてしまった]



 え………。



[その熱にも固さにも驚く。
目隠しされたままの帯の下の顔から血の気が引いていった。

ちょっと待て。まだできるのか!?

もしかして今までに最高三回で終わらせてくれていたのは、セーブしてくれていたからなのか?とどこか恐怖に近いものを感じてしまう。
それなら余裕で自分の愛撫に応えていたのも当然だろうし。

本気出されたら、抱きつぶされる―――?

身の危険を感じて、自分から下の口からのご褒美をと強請っていたくせに、浴衣の前をかき合わせ、逃げるようにずりずりと風呂の端まで後ずさりをした*]
 

【人】 宵闇 迅


 湯冷めしなさそうでいいね。
 ……入浴剤でも買っとこうか。

 面倒くさいので……


[知らない文明ですねと言わんばかりに首を振るが>>102
 妹に丁寧に世話を焼かれると若干面映ゆさが勝る。
 昔から、自分からも兄になにかしたい、と
 お手伝いを申し出てくる子だったけれど、
 妹に世話を焼かれるアラサーとは、と思わなくもない。]


 あったかい、っていうけどね、
 関東と大して気温は変わりませんよ。
 下手したらこっちのほうが寒いときもある。

 下の方は知らんけど。

[ノックの音が聞こえて顔を上げて、妹が返事をするのに任せて]
(104) 2021/01/11(Mon) 15:41:04

【人】 宵闇 迅

[すごく多い。
 もう一度言おう。 
す ご く 多 い 


 え、これ食いきれんばい、と思わず真顔になった。
 旅館ってこんなに出てくるのか、と思わずしみじみした。]


 ……まあ、食べましょうか、

[既に満腹である。気持ちの問題だ。
 好きなものからお食べ、と見守り姿勢になるのもやむなし。
 まあ、妹よ、兄はここまでです。*]
(105) 2021/01/11(Mon) 15:42:14
[彼の全てを愛したい。
温泉の効果か、興奮はいつもに増してあり。
昂る熱は彼の体内を暴きたがった。そしてそれは普段隠していた感情すらも露わにする。獣の姿の彼を見た事がない事が心に残っていた。そしてその姿を抱いたことがないのも。――彼が否定したと知らず、何せ声を紡ぐはずの唇は逸物を咥えていたのだから、言ったからな。と笑い。

彼の口淫によって果てた。]


 …エロイな。


[いやらしい口だ。と
口の中に放たれたそれを舌の上で転がすようにして、口を開き見せるのは戦利品を誇るよう。大分量は減ったが不思議と高揚はみちていた。顔に、髪にと白をかぶり、うっとりとしている彼は目を隠したまま。
その蕩ける瞳が見えないのは残念だが、
見えない分、いやらしく]



 …精液か、
 さっきはおちんぽみるくって言ってなかったか?
 まあ、いいが。ん?


[声を発した訳ではないけれど
口を動かして、求めた名称を聞きながら、頬にかかったものを手探りで飲む姿に興奮を覚えていれば、彼の手が逸物に触れた。なんのことはない、興奮したままのそれは、彼に触れられれば固さを主張し、ご褒美をあげたいと滾っていたが]


 …鬼走?


[彼が逃げた。
そう理解するのに時間はかからなかった。浴衣の前をかき合わせ、風呂の端まで後ずさる彼を見れば、ぱちぱちと瞬き。それから手を伸ばした。ばしゃっと湯が揺れる音がする。視界を封じられた彼には何がおこっているか分からないだろう。目隠しを外せばいいのに、と思うが。
敢えてそれは指摘せず。

距離を縮めれば
彼が湯舟から上がる前に浴衣の裾を捉え
此方へ引き寄せ、際と身体で押さえつけよう]


 ――逃げるなよ。

[尖った熱源が彼に触れる。
手が彼の太腿に触れて、大きく開かせた。ばしゃんと一際大きい音が鳴ると同時に彼の中、先ほどから強請っていたご褒美を、彼の下の口へねじ込もう。愛されなれた其処へと一気下から上へと突き上げて。

そのまま腰を振りはじめ]


 お前のっ 欲しがっていたご褒美だろ?
  お前の好きな、
ちんぽだ。



[妙な高揚感があった。
先ほどまで優位に立っていたはずの彼が怯えているのが可愛い。怯えているのに逃げ切らないのも、何処か誘ってみえるのも、愛おしく。その全てを蹂躙したいと気持ちが逸った。何処か暴力的な感情が眼を開く。彼の腰を揺さぶり、足を湯舟へとあげ、見えないとは言え恥ずかしい恰好で彼を抱いた。

逸物で突き、引くたびに彼の中に湯が入りこみ。
水流の助けで奥を苛んだ。]


 それとも
   お仕置きの方がよかったか?


[ああ、酷くしたい。
色っぽい彼をぐちゃぐちゃに抱きつぶしたい。湯舟で一度抱けば次は布団で彼を抱こう。重力の少ない湯の中での性交は動きやすいが、制限も多い。布団の中で体中を可愛がり、啼かせたい。そして、何もかも分からなくなるほどに落としたい。抱きつぶれた後すら抱いていたい。
凶悪なまでの思考に支配され。

熱源は、彼の最奥を、いいところを抉るように突いた*]

【人】 埋火 真里花

 今度真里花のお気に入り、おくってあげるね。
 良い匂いなんだよ。

[ どうもドライヤーは
 兄にとっては知らない文明だったらしい>>104
 自分ほど長くはないから、自然乾燥でも
 良いのかも知れないけど。
 妹よりもずっと大きな兄の頭を拭っているのは
 少し不思議な気分。 ]

 海が近いから、かなぁ。
 本当に寒いの苦手だね。

 じゃあやっぱりちょうどいいかも
 あっっ!なんでもない!

[ 危うくさぷらいず、にならないところだった。
  
仲居
 さんありがとう。 ]
(106) 2021/01/11(Mon) 16:02:02

【人】 埋火 真里花

 いっぱいある〜
 どれから食べよう……?

 あ、真里花ごはんよそってあげるね

[ 食事の用意を終えた仲居さんが退出した後で
 お櫃の蓋をあけると、炊きたてのご飯が顔を出した。
 お米はツヤツヤで、ふわわんと湯気が立って
 とてもおいしそう。おかずはいっぱいあるけれど。

 兄をチラ見する。
 真顔>>105だ。すごい真顔。めちゃくちゃ真顔。

 思わず吹き出してしまったけれど、ご飯を、
 子供の時の私の量くらい盛って、渡した。

 真里花?いっぱいたべます。せいちょうき。 ]
(107) 2021/01/11(Mon) 16:03:32

【人】 埋火 真里花

 お兄ちゃん、これなんだろう?
 お刺身、……おいしい……、

 これ何のお肉?……とける、とける〜〜〜〜!

[ 気持ちの上では満腹らしい兄に ]

 ね、これ食べた?おいしいよ

[ 茶碗蒸しをスプーンで ]

 あーんして はやく!おっこちる!

[ 口元へ。なんだか本当に、昔にもどったみたいに
 私ははしゃいでしまったのだった。* ]
(108) 2021/01/11(Mon) 16:03:45
 ひぃっ



[目隠しを外すことも忘れて逃走本能に任せて逃げるを優先させたら、あっさりと追いつかれた。
そして目隠しをしたままだからこそ、妄想が激しくなるという悪循環もあって。
躰で押さえこまれて、耳元で逃げるな、と囁かれてはまるで、鬼に捕らえられた人の気分になった。
きっと悪い顔をしているのだろう。
たまに彼はひどく意地悪になるから。それを想像するだけで、ぞくぞくっと彼に調教された躰が反応してしまう。
追い詰められて、ひどくされるのが好きな躰の奥が悦びの声をあげている。

怯えで縮こまったから躰も、縮みあがった急所も彼は無遠慮なまでの傲慢さで触れてくる。
同じように閉じていた蜜口なのに、彼が先端をねじ込ませた瞬間に、当たり前のように主を迎えるかのように緩ませるのが恨めしい。
奥まで太い熱杭が入り込む感触。
怯えて冷え固まった躰に強引に熱いものを打ち込まれて、溶かされて痺れるほど感じた。
頭が真っ白になったが、その余韻を味わう前に彼は腰を振り出していて]


 あんっ、あんっ……あんっ、!!あん………っ


[ばしゃっばしゃっと、リズミカルに中を押し上げられる。
足を大きく開かされ、外で男に犯されている状況で喘ぎ声が止まらない。
しかし声が漏れているとか、誰かに嬌声を聞かれるとか、そんな理性は容易に吹っ飛んでしまって。
彼の精液の匂いがする口から、飲みくださいきれない唾液が漏れる]


 
 やぁ……ッ
 おちん……ちん、痛い……っ


[ゆらゆらと水流がぶつかり揺らされる屹立が痛い。
でも、それが彼から受けているお仕置きのようで。
ご褒美でも、お仕置きでも、彼にもらうものはなんでも嬉しいと思ってしまう。
特別な効果のある湯の中で、どんどんと淫靡になっている自分に気づけてなかった。
どこかとろみのある湯のおかげで、彼の屹立が入り込んで、じゅぼじゅぼと受け入れやすくなっているのも気づけずに、あんあん啼かされていた]


 あぁ……っ
 ちんぽ、好きぃ……っ
 夜長の……っ♡


[気持ちいぃ、と一啼きした時に突かれた最奥。
まるで遠吠えのような悲鳴に近い嬌声をあげて、ばしゃりと、湯の中に躰を落ちかけて。
びくびく、と躰を震わせ、まるで痙攣しているようにだらしなく彼の腕におさまって。躰に力が入らなくて、くたり、とされるがままになっていた。

しかし夜長に抱き寄せられたら、もう気持ちいいの、やぁ、こわい、と子供のようにふるふると顔を横に振っただろうか*]

【人】 きっと教育係 キネレト



 趣味と呼んで差し支えないんじゃないかな?
 僕も同じ趣味があるのは嬉しい。
 僕はこういうやりとりが結構好きなんだが、
 付き合ってくれる人はなかなか居ないんだよね。
 だから、君と話すのはとても楽しい。

 君に退屈する僕は想像出来ないし
 君の語彙力は既に相当なもんだと思うのだけれど……

 それなら一緒に映画を観たりしてみよう。
 一番良いのはアウトプットすることだそうだから、
 君のおすすめしてくれた本を僕が読んで
 感想を君と語り合えば
 君も僕も語彙力を鍛えられるかもしれないね。

 読みづらい文字があれば、僕が君の目になるよ。
 ……そういう問題じゃない?


[そうとも。僕は君大好きBOTだ。
言葉遊びが好きな癖に冗談と本気の区別が付かない。
突っ込みの入らない天然ボケが
どこまでも滑り続けることになるのは御承知の通りだ。

話している間に連想ゲームで思考が四方八方へ飛んで、
『ところで何の話だったかな?』
なんてことになってしまうのもよくある話だ。
君は本当に良く付き合ってくれているなぁと常々思う。]
(109) 2021/01/11(Mon) 20:12:50

【人】 きっと教育係 キネレト

[僕は調子に乗りやすいし、
無自覚に人の地雷を踏み抜きやすい。
だから気を遣いすぎるくらいで丁度良いのだと思っている。

自分では適当にしているつもりでいるのに、
几帳面だとか肩肘張らなくていいんだとか
言われてしまうことがあるけれどよくわからない。

水泳で息継ぎが上手く出来ない感覚に似ている。
顔を上げれば身体が沈むし、上げなければ息が詰まる。
それでも手足を動かし続けなければ
溺れてしまうような世界の中で、
必死に泳がずとも泳ぎやすい方法で構わないのだと
浮き輪を差し出してくれるのが君なんだと思う。

君が僕に投げ掛けてくれる印象深い言葉の数々は、
君自身は憶えていないような些細なものなのかもしれない。
それでも、その言葉に僕が救われて
呼吸が楽になった事実は変わらないから
きっと僕はこれから先も、君がくれた言葉を
宝物のように大切に抱きしめながら
君の隣で生きていこうとするんだろう。]


 ふふ。君の人徳のなせる技だよ。
 まぁ万が一陰口を叩くような輩が居れば、
 悲しんで落ち込むよりも先に
 自分が陰口叩かれるより怒るだろうね、僕は。
 
 
(110) 2021/01/11(Mon) 20:12:58

【人】 きっと教育係 キネレト



 まぁ……君と僕を入れ替えて想像すれば
 君の気持ちもわからんでもないな。

 大勢の人の輪に囲まれることで君は
 また違った一面を見せてくれるかもしれないし、
 でもそうすると間違いなく
 皆が君の魅力に惹かれてしまうだろうし……

 ……いつも一緒に居れば良いのかな? 君と。
 四六時中傍に居るのは難しいだろうし
 時々は一人の時間も欲しいだろうけれど、
 第三者の入り込む隙間がなくなるくらいに。

 
[本当に自分が君に相応しいのかどうか
考えるのはもうやめた。
相応しかろうが相応しくなかろうが
僕が君と居たい、その気持ちは変えられないし
君自身が拒絶する素振りがないのに
一人でうだうだ考えても仕方ないね。
君が同衾を許してくれる限りは。

君がひび割れた僕の心を繋げて癒してくれるように、
僕も何処かで君の力になれたらと切に願う。]
(111) 2021/01/11(Mon) 20:13:06

【人】 きっと教育係 キネレト

[あまり体力のなさそうな君でも行えそうな軽いものなら、
例えばハイキングに出かけたり
星の綺麗な場所に天体観測に行ったり
牧場で一日のんびり羊を数えたり出来るだろうか。

丸一日朝から晩までベッドの中で愛し合ってみたい
……なんて考えもしたけれど、
たぶん太陽が南中を迎えるより前に
酷使されすぎて僕の心臓が逝く。

君に怪我や病気をさせて
部屋に閉じ込めようとしなくたって、
君なら健康なまま一緒にステイホームしてくれるかな。

雪が積もるのを待って極寒の外へ飛び出さなくても
パンやパスタを捏ねて遊ぶのに付き合ってくれるかな。

自分が握った雪塊よりひと回りもふた回りも大きな塊を
易々と生み出す大きな手のひらは、
きっと僕よりずっと多くのものを掴み取れる。

そんな手のひらに小さい子にするように
息を吹きかけるのは失礼なのかもしれない。
それでもわざわざそうするのは、
その方が早く暖まるだろうと思って、でも
息は『生き』を吹き込むと同義だからでもない。

少しでも、僕が君を大切に想っていることが
君に伝わってくれますように。
そんなささやかな祈りを込めた儀式みたいなものだった。]
(112) 2021/01/11(Mon) 20:13:21
[彼の悲鳴が可愛らしい。
怯えて縮こまるのに身体は色欲を反応に乗せる。はっと息を吐いて、彼を檻に閉じ込めるように抱いた。蜜壺のごとき、下の口は此方を歓迎してくれる。心の底からの拒絶がないのをいい事にその体を食らった。響く声は雪に吸われていく。外であるという意識すらないのだろう。

其れを指摘しても耳に届いているかどうか。
声を漏らす唇は唾液を溢れさせている。
其れを拭う唇は自らの精液の味に、軽く眉を潜めるが]


 ――痛いのがいいんだろ?…っ
 
な?



[彼の逸物が揺れるたびに
媚肉は締まる。此処までくればもう分かっていた。いや、今までも薄々感じていたが、彼の被虐性は中々のものだと。彼を決してモノ扱いしたい訳ではない。彼もそういった扱いは望んでいないだろう。だが、例えばこの白く綺麗な首に――青い、首輪を嵌めたらどうなるか。

悪い事を試したくなる。
あんあんと啼く、彼が落ちる声ととも
最奥を貫けば彼の果てが見えた]


 はっ く 

   …好きか、そうか


[湯の中に落ちる彼を抱けば、深く彼の身体を刺した熱が溢れだす。中に吐き出された白とともに、くたりとされるがままの彼を撫でるように肉棒は動き。髪を掬うように撫でて、やぁこわいと鳴く子の額にちゅっとキスをすれば、ゆっくりと身体から熱源を抜こう。

ドロッとした白が流れ出る。
温泉に浮かぶ其れをみて掃除を考えるが
まずは淫靡に育った彼を抱きあげて、風呂から出よう]


 怖くないさ、…大丈夫。


[そうして、両手で抱き上げた彼にちゅちゅとキスをしながら
あやし、片手で部屋の扉を開けて戻れば、おや。と気づいた。風呂場で睦み合っている間に食事の用意をしてくれていたらしい。おつくりや前菜が机の上に置かれており、鍋の準備もされていた。火をつけるものや暖かなものは、まだないところを見ると連絡するべきだろうが。

まずは、と用意された布団の上に彼を乗せ]



  鬼走、口を開けて


[くたりとしたままの彼の唇に水を含ませた唇を押し付け。
水分を取らせよう。という試みだ。その間にも此方の熱は元気を取り戻しており、布団の上ながら濡れた浴衣をゆっくりと外し落とし、漸くと彼の目隠しを取って光に慣れぬ瞳の様子を伺うように覗き込み
その頬を撫であげて、安心させるように声を落とし]


 …大丈夫。
 ―――気持ちいいの、好きだろ?


[そう告げればうつ伏せになった彼の後ろ
乱れた花に逸物を挿入して、また腰を振り始めよう。後ろからの行為を自分はあまり好まない。彼の顔が見れないからだ。けれど、今の状態の彼にはこれがいい思った。ほら、大好きなちんぽだ。と耳元で囁き、軽く髪を引っ張りながら、緩やかにだが確実に後ろから腰を振ろう。

其れは獣の交尾めいて、
白い首筋に、唇を寄せれば、先ほど考えた
ほの暗い企みを持って噛みついた*]

【人】 宵闇 迅


 それは、勿体なくて使えないね。

[タオルが擦れる音の向こうから聞こえてくる妹の声に>>106
 大仰な――しかし本音である――返しをしつつ、

 サプライズの全貌はつかめないままで、
 ゆるく首を傾げただろう。
 ちょうどいい?住んでいる場所が?
 おれは冬は沖縄に移住したい※ただし曇天に限る]
(113) 2021/01/11(Mon) 20:52:02

【人】 宵闇 迅



 健康のためには野菜から、っていうけどね。


[野菜は小鉢だ。それはいい。問題は小鉢の数である。
 いちにいさんハイもう数えるのやめましたヤメヤメ。
 刺身や、よくわからないこれはなんだ?和え……?
 やら、とう、ふ?やら、鍋やら肉やら。
 胃袋(とかいて友人かける2と読む)を召喚したい。
 切実に。
 吹き出した妹>>107に、苦笑いで返して、]

 あんまりたくさんは要らないよ。
 既にもうだいぶ満足感が凄ぇんで。

 
(114) 2021/01/11(Mon) 20:52:12

【人】 宵闇 迅



 ……食い物ですね。

[Q.これはなんだろう?>>108
 A.くいものです。
 かつてこれほどまでにひどいQ&Aがあっただろうか。

 はやく、と急かされる茶碗蒸しに、
 いや兄にも同じものがありますよという前に、
 滑り落ちそうだからぱくりと口に招き入れた。]

 妹よ、先に一声かけなさい。
 兄が口にものを含んでたらどうする気です。

[流石に妹相手にぐちゃぐちゃの口腔をみせるのは気が引ける。
 しかしほろりと口の中でほどけていった茶碗蒸しは美味で、
 仕返しとばかりに、ひとさじすくい上げてから、]

 ほら、おまえも。
 あーん。

  
(115) 2021/01/11(Mon) 20:52:23

【人】 埋火 真里花

 どれもちょっとずつで、可愛いね!

[ 数えるのをヤメた兄>>114とは対照的に
 わぁいいっぱいある、と嬉しそうな妹は、
 全部食べるぅと言いたげに皿の数を数えている。 ]

 うん、だからちょっとだけね。
 足りなかったらまだあるから。

[ 本当に三口くらいで消えてしまいそうな量のご飯を
 よそったお椀を手渡して。
 自分のは、山盛り、とはさすがにいかなかったけれど。
 普通くらいの量を。 ]
(116) 2021/01/11(Mon) 21:54:34

【人】 埋火 真里花

 ……そうだね?

[ これはなぁに、に対して、くいもの>>115
 である。しってる。知ってる。 ]

 あはは、ごめんなさい。
 次は気をつけるね?

[ 次、があるかは別として。
 ただこれだけのことが楽しくて、笑う。 ]

 わぁい!あーん

[ 互い自分のを食べればいい。
 そんなことは分かっている。ただ、ままごとみたいに
 こうしていられることが、とても幸せで。 ]
(117) 2021/01/11(Mon) 21:54:51

【人】 埋火 真里花

 おいしぃ〜……
 こっちも、……おいしい………

[ つるり、口に滑り込んできた茶碗蒸しも。
 小鉢に盛られた山菜も、お刺身も。
 お鍋でぐつぐついってるお肉も。
 少しずつ、着実に減っていく。 ]

 ……明日からダイエットだぁ……。*
(118) 2021/01/11(Mon) 21:55:02
[いつも以上に意地悪で、それが心地よくて嬉しい自分がいる。
痛いのが気持ちいいのが彼にばれていて、それを許容されているのも嬉しくて。
終わった後に全力で甘やかしてくれるその落差もたまらない。
彼が本当に自分のことを“わかっている”と思わされてこそばゆいのだ。
彼の逸物が抜かれると、その拍子に、こぽりと愛された証が外にあふれ出てしまうのを感じた。
そのまま抱き上げられ、しかし、せっかく風呂にいるのに後始末をされないのを不思議に思っていたが、冷たい外気に触れればそれも忘れて。

情交と湯で温まりきった躰に外の空気は心地よい。
彼が部屋へと続く扉を開けた時、先ほどにはなかった食べ物匂いがした
くん、と香りを嗅ぐとどうやら旅館で振舞われる夕餉のようで。
扉の向こうでの出来事に、宿の人は気づいていたのだろうかと思うと、今さら空恐ろしくなってしまうが。
先ほど交わった名残りとか残ってなかっただろうかと、記憶をフル回転させてしまった。


そのまま布団の上だろうか、柔らかい場所に躰を下ろされる。
躰を動かすのもおっくうなところに、彼から口移しで水が与えられる。
まるで親鳥が雛に餌を与えるような仕草だとは思いつつ、甘えてそれを受け入れるのも何かのプレイみたいだ。
今だ目隠しは取られてないから、自分で何もできないからというのもあって。
それからおもむろに、濡れた浴衣を脱がされるが、暖かい室内だからこそ素裸で容易に肌が渇いていき、ようやく目から目隠しが外された。


―――眩しい。

思わず目を隠そうとするが、彼が顔を覗き込んできて頬に触れてくる。
疲れた躰がようやく休めるとうつ伏せになって、躰を丸めて布団に潜り込もうかと………油断した]

 はぁああんっ!



[彼に囁かれたこととを、蕩けて疲れた頭は理解していなかった。
まるで躰を刺されたかのように侵入されて、驚きと濡れたままの中を押し開かれて、鼻にかかった声を上げてしまう。
このために、中の始末をしなかったのか!と合点がいってしまったが、後の祭り。
背筋をそらして、思わず彼を受け入れる姿勢を取ってしまうのは本能だ。

彼はあまり後ろからすることをしてくれなくて。
どちらかというと自分が誘う時に後ろから抱いてもらうことの方が多いような気がする。
だからこそ、後ろから抱かれると、まるで自分がおねだりしていなくても、自分が望んで抱かれているような気になってしまう]


 どう……して…っ
 あ、やぁ……そんなぁ……っ あんっ……っ もう……っ


[疑問符を口にすることも許されず、喘ぎの海に落とされる。
彼は確かにさっき達していたはずだ。
なのにもう復活していて、肉の刀を隠し持っているなんて。
どれくらい絶倫なんだよっ!!と抗議を申し入れたい。これはもう騙し討ちだ。

しかし、すぐに頬を紅潮させ蕩けた表情を見せる自分では説得力がないだろう。
彼のおちんぽのことしか考えられなくなっていく。
彼の囁きに、頷くしかできなくて。否定できなくて、彼に育てられた右乳首がじんじんと刺激を欲している。
彼の太いものに中を擦られているのが気持ちよくて、腹の奥がしびれて孕んでしまいそうな錯覚を覚え。

首に噛みつかれじん、と広がる痛みに、息が止まるほど感じてしまう。

ひくん、と一瞬、自分のナニが反応した。

―――しかしそれだけで]

 あ………あぁ………っ



[放つことなく達してしまった。
びくびくとうねる蜜壺は、彼をぎりぎりと強く締め付ける。
長い絶頂。口を開け放して躰を震わせるそれは雌のイキ方だ。
先ほどからずっと達するのが止まらない。
ぽたぽたと落ちる透明な潮が寝具に垂れていて。
ダメだ、と思うのに、腰が抜けてしまっている。
いつも以上に容赦ない彼に、ヘロヘロになっているのに、躰の疲れと反対に心が高揚して興奮して喜びが止まらない自分をどうにかしてほしい。

躰の主導権を取り戻すまでにどれくらいかかっただろうか。

真っ先にしたことは彼に苦情を申し立てることだったけれど]

 ……っ俺は、猫じゃないぞ……っ


  ………あ。


[首に噛みつくなんて猫の性交かと恥ずかし紛れに怒ったふりをしようとしたが、彼の告白を受け入れた時に自分が言った言葉を思いだしてしまった。

自分が猫だったら腹を触ってくるというような話をしていて、猫のように遠慮なく触れていいからという理由でお前の猫にしろとお願いをしたことがあって。
あれを逆手にとっての行為なら、彼のしたことは間違いでもないし、それで感じてイってしまった自分はもっと恥の上塗りだ。
慌てて咳払いをして、顔を背け]

 もう、こんなところに痕つけて………っ
 見られちゃうだろ……。



[どうしてくれるんだ、とひりつく箇所を撫でて、きまり悪さをごまかした*]

【人】 宵闇 迅


 可愛い、ですか。

[よくわからない。
 だがわからないなりに、ここにスマホがないことを、
 少し残念に思う。妹のこと、一緒に食べた料理のこと、
 ――きっとそれは、いい土産話にもなるのに。

 受け取った茶碗は控えめな量で、
 とりあえず自分は小鉢を消化することから始めようかと。]

 多分和え物かなにかでしょうね。

[流石に返答になってなかったので、一口食べてからの
 雑にも程がある食レポを新たなアンサーとした。>>117]
(119) 2021/01/11(Mon) 22:32:10

【人】 宵闇 迅



 零しちまったら行儀が悪いですからね。 
 ……まあ、おれ相手ならいいですが、
 あんまりよその男にもやるんじゃねぇですよ。

[あーん、を終えたあとについつい小言が出るのは、
 実父の代わりという名の兄心だ。
 そこまで危機感を失っているとは思わないが、
 そして兄だからこその空気感というのもわかってはいるが、
 言わずにはおれないものなのである。
 釘はさしておくに越したことはない。
 そのほうが、安心して友人どもにお披露目できるし、とは。
 ――若干の下心。
 無論、妹以上に、あちらには百倍くらい釘を刺すとも]
(120) 2021/01/11(Mon) 22:32:17

【人】 宵闇 迅



 おまえの年なら、よっぽど毎日食べすぎなけりゃあ充分。
 変にダイエットなんてやるのはやめなさい。

 身体を壊したら元も子もない。
 それより、運動の習慣をつけておくことです。

[ほわほわと幸せそうに平らげていく様を見ていれば、
 ついついこちらも笑顔になるというもの。
 食べる量はまあ、こちらは控えめではあるが*]
(121) 2021/01/11(Mon) 22:32:23
[雛鳥のように水を食する彼は可愛らしい。
甘えて其れを受け入れる姿は、籠の鳥のようでこのまま閉じ込めておきたくなった。最もそんな事できるはずもないのだが、隠されたままの目は何処か倒錯的な雰囲気を漂わせていた。このままもう一度と思うが、まずは風邪をひかぬように濡れた浴衣を脱がせ、目を覆う帯を解いた。彼の瞳を見るのは久しぶりのような気もする。

このまま彼を休ませるのもよかったかもしれない。
けれど、昂った熱は収まりどころを知らず、猫のように丸まる彼を背後から襲い、穿った。室内に甘い声が響き渡る。それは絶叫めいてだが、確実に快楽を拾う声だ。抱かれ慣れた身体がそり、曲線を描く。美しい其れは此方を歓迎する雌の仕草だった。]


 …はっ、どうして?

  ――好きだろ。


[抗議めいた声は嬌声に紛れ
抗議にもならない。頬を紅潮させて、喘ぐ彼の中は酷く蠢き、此方を歓迎する。坩堝めいた雌穴に絞り取られる感覚すら浮かべながら腰を振った。背後からだから、彼の胸が刺激を欲しているのには気づかない。いや、気づかないふりをした。臀部で受け止める快感だけで達してほしくて。

彼の中を、それこそ、自分で満たしたくて
ああけど噛みつきたい。]


 …っ、すご … ん


[びくびくとうねりを上げるそれは
彼が絶頂を迎えた証拠だ。だが、彼の雄は白を吐き出さず、代わり中で雌イキをしたのだと直に筒道が伝えて雄を搾りだす。此方の精液を求める動きに、ぐっとくもぐった声が溢れ、彼の中に孕みの種をまいた。

はぁ、はぁと肩で息すれば、うつ伏せになった彼を見降ろし
唇は弧を描いた。これも温泉の効果だろうか。
疲労は思った以上に少なく

アドレナリンが止まらない
彼の正気が戻るのを待ちてそれから抗議を聞けば]


 …猫?猫にしてくれと言ったのは誰だ?
 それに感じていただろ。
 なあ、鬼走。

  お前、酷くされるの好きか?


[咳払いをして顔を背ける。
そんな元気がある事にほくそ笑み。ひりつく箇所を撫でる彼から逸物を抜けば、そのまま抱き上げよう。後ろから抱きしめる形にすれば、くっきりと噛んだ痕が見えて、くすっと笑い。それから癒すように其処を嘗めた。びちゃびちゃといやらしい音を鳴らして]

[野外はそれで大丈夫だとして
室内はどうするんだと抗議を受けそうだが、でも嫌いじゃないだろ。と甘えるように頬を摺り寄せ、そのまま彼の身体を抱き込んでいると丁度、客室内の電話が鳴り響いたか。ああ、料理の事でかな。と思いつつも手を伸ばせば届く距離だったのでそのまま片手で彼を抱きしめたまま

受話器を取れば]


 ああ、はい。
 …それなら、客室の外に


[案の定、食事についての電話であり
もしよければ、客室の外に暖かな料理と火をつける為のマッチを置いておきましょうかという親切な申し出だった。ばれているな。とちらり彼の様子を伺えば、相槌を打ち、そのまま先ほど敢えて触れなかった胸の粒をきゅっと摘まみ。彼の腰に熱を押し付けよう。

――ああ、うん。収まらなかったんだ。

仲居さんが食事の用意を客室の外に置いてくれるのなら
其れを運び、彼を愛でながら、食事を食べさせよう。
もちろん、朝まで彼を離す気がないから、膝の上で食べてもらう事になるが二人っきりなのだ。何も気にする必要はない。電話の受け答えをしながら、彼を愛撫する手は止まらず。
受話器を置くその瞬間に]


 ええ、ありがとうございます。


[きゅっと強く胸粒を引っ張った*]

【人】 埋火 真里花

 小さなお皿がいっぱいで、可愛い。

[ まぁ女子とは、よくわからないものに
 可愛さを見出してしまう生き物で、
 どこがと具体的に言えと言われたら
 きっと困ってしまうけれど。 ]

 ごま!

[ 和え物かなにか、と言った先から、その小鉢に
 手を付けて、もぐ、もぐ、ごくん、して味から
 正解を引き当てようとしてみる。
 尚正解はごまじゃない ]
(122) 2021/01/11(Mon) 22:54:12

【人】 埋火 真里花


 ……はぁい

[ こぼしたら行儀が悪い>>120 わかる
 おれ相手ならいい わかる
 あんまりよその以下略 ???

 さすがに、意味はわかってる。
 変な男に引っかかったりしないように、
 心配されているのだろう。

 恋の味は、正直ほとんどわからない。
 友人たちが欲しいと騒ぐカレシについても
 あまり興味はない。

 だって ね。 ]

 やらないやらない。
 そもそも、知り合う機会がないもん。
(123) 2021/01/11(Mon) 22:54:27

【人】 埋火 真里花

[ ねぇ?
 目の前にいるこの人、兄なんですけど。

 私が欲しいと思うものが、この兄が
 ぜんぶぜんぶ、くれるんだもの。

 兄からしたら、まだまだコドモ な私の目下の心配は
 兄と比べてしまって幻滅した結果、

 行き遅れたりしないかなぁ、である。
 まったくコドモらしからぬ悩みではあるけど。 ]

( べつにきょうみないなぁ。

  今は。 )

 えぇぇ……
 お腹ぷよぷよになったらこまる

 でも、おいしぃ……止まらない。

[ そうはいいますが、女子には大敵なのです。
 贅肉は。見えないように、そっとお腹を擦る。
 ……ギリ、ギリ平気。

 やば、と思ったら。
 妹と一緒にリングフィ○トに勤しむことにしよう。 ]
(124) 2021/01/11(Mon) 22:54:48

【人】 埋火 真里花

 ……お腹いっぱい。

[ 落ち着いたら大きなお風呂に、
 そう思っていたけど、それは叶いそうにない。

 なぜなら。
 お片付けをしてくれた仲居さんが、
 敷いていってくれたお布団の誘惑が凄まじいから。 ]

 だめなやつなの、わかってるけど
 許してお兄ちゃん……

[ ふかふかのお布団を前に、
 私はまた、悪い子になります。ごろり。
 
 ああああ、幸せ。* ]
(125) 2021/01/11(Mon) 22:55:23

【人】 菊波 空

― 帰る前に ―

[温泉から上がり食事をとって、二人きりの時間を惜しむように一緒に過ごした後、旅行の記念品としてトンボ玉作り体験に参加。
楽しみは後にしておこうか。と杏音にいってお互いの品は見せないようにしていた。
そしてお披露目となる。]

 どっちからにする?なんて勿体ぶるものでもないか。

[出来栄えという意味では、そんな綺麗に作り上げられるものではない。少しだけ不格好で、講師の人の助力の賜物も当然あったが、どういう造りにするかは考えた杏音への贈り物]
(126) 2021/01/11(Mon) 23:02:14

【人】 菊波 空

[空色に灰色がかかった雪色のグラデーションと透明と赤のグラデーションのトンボ玉がパールのようにして交互に連なっているトンボ玉のバレッタ。
結婚式>>0:169はこうしたいといっていたのを覚えていたから、ついそんな願いを添えられるような色を染めて]

 結婚式にも使えるようにって思ってな。といっても普段も身に着けていてほしいから悩んだんだけども、まぁ……なんていうか、ちゃんと伝わるように…。

[実際に式で使わなくてもいいのだ、普段から使ってくれたら嬉しいのも本当であるが、少しだけ続きは照れ臭そうにしつつ]

 今は恋人だが、将来は花嫁さんになってください。ってな。

[貴女と結婚する未来を思っていますよ。という贈り物を旅行の記念に贈るのであった*]
(127) 2021/01/11(Mon) 23:02:39

【人】 宵闇 迅



 ふむ。

[ちいさいがいっぱい、は確かに。>>122
 小さい頃から、真里花のすきなもの、だった。
 白いスケッチブックに、大きいものをひとつ、ではなく、
 ちいさいすきなもの、をたくさん描く。
 ――その頃から、女児の趣味嗜好は形成されているのか、と、
 妙に納得しつつ。]

 ごま入ってましたか。

[入ってません。あいにくながら。]


 ……まあ、おまえは女子校ですしね。
 ただ、大学にでも入れば共学でしょうよ。


[機会がない、はノーだ。>>123
 気づいていないだけで、それこそそこいらにあるのだ。
 高校〜大学にかけての、男の生存本能(オブラート)は、
 凄まじいのである。そしてそこから抜け出せない輩も]
(128) 2021/01/11(Mon) 23:17:46

【人】 宵闇 迅


 ……兄が音楽やってるからって、
 変なバンドマンに引っかかるんじゃねぇですよ、マジで……。
 ファン食うようなやべーのが、
 普通の男の顔して紛れてやがりますからね。


[自分も誇れる恋愛遍歴をしているとは言い難いが、
 少なくとも連中よりはマシだ。
 あれは満腹中枢ぶっ壊れたハイエナである。]
(129) 2021/01/11(Mon) 23:18:00

【人】 宵闇 迅

[まぁ些か食事時の話題ではなかったかもしれないが、
 それ以外にも料理に対する感想であったり、
 近況だったり、ぽつぽつと会話を楽しんでいれば、
 あれほど大量に見えた料理も、ちょうどよく胃袋に収まる。]


 まったく、胃に悪いですよ。

[呆れたふうを装うのは言葉だけだ。
 声色は穏やかなまま、
 布団を引き上げてきっちりと肩までかけてやる。
 少し考えてから、土産物は枕元に置いて、
 そっと簪を引き抜いて土産の袋の上に置いた。

 並んで敷かれた布団の片方に身を横たえて、
 肘をついて半身を起こしつつ、手を伸ばしてそっと肩を叩く。
 とん、とん、と。寝かしつけるリズムで*]
(130) 2021/01/11(Mon) 23:18:07

もう慣れすぎた躰からは、彼の逸物が抜かれることが淋しくて、出ていく瞬間にきゅっと無意識に締め付けてしまう。
そうしたらなおさら喪失感に苛まれてしまって、彼と繋がっている方が自然になってしまった躰に怖くなってしまった]


 んぅ……っ なに?


[後ろから抱きしめられて噛み跡を舐められてしまっては、くすぐったくて体をよじる。

クリスマスにもらったプレゼントで、つけられた傷を隠せと言われ頭が痛くなる。
ぶつぶつ文句を言おうとすれば、懐柔するかのように抱きしめられて、それで何も言えなくなる自分は彼を甘やかしすぎていると思うが。
いい加減服を着ないと、と服をどうしようかと考えていたら、室内の電話が鳴り出した。

電話に近かった夜長が出て応対しているのを傍らで聞いていれば、食事の事についてだったようで。

その間に室内を見渡し、先ほどと微妙に位置が違う布団と、そして新しい就寝用の二人分の浴衣がきちんと畳んでおかれているのに気づいた。

―――絶対仲居さんに色々ばれてる……っ気づかれているっ!!と顔を覆って呻いたが後の祭りで。

そういえばお腹が空いたな、とセッティングされている食事に目を奪われていたら、こちらに注意しろとでもいわんばかりの夜長に先ほどから放置されてばかりの胸の粒をいじられて、ひうっと高い声を上げてしまった。

こら!と目で叱ろうとすれば、押し付けられた何か。いや、ナニか。
それの正体に気づき、ぎょっとしてから青ざめる。
え、ちょっと待って、と顔が引きつらせてしまったのは、当たり前だっただろう。

電話機を置いた彼から、温かな料理とマッチが廊下に置いてもらうことを聞き出すと、慌てて替えの浴衣に袖を通し料理を中に運び、旅行のだいご味の二人きりの食事を楽しもうか]


 ほら、夜長……あーん。



[彼の口元に、茶わん蒸しを掬った匙を寄せている。つやつやした銀杏の鶯色が美しい。
自分で自分の料理を食べればいいのだが、彼が膝の上に自分を置いて離さないのだから、こんな食べ方になってしまう。

自分は彼に食べさせているが、彼は自分に食べさせてくれる。
食事の合間に、口づけを交わすのか、口づけの合間に食事をするのかわからない。
揚げ物も膾もおつゆも、何もかもが美味しくて、なのに食べきれそうにもない。
それは量が多いというより―――確かに量自体も多いのだが、そうではなくて]

 夜長ぁ………っ もうお腹、いっぱい……だからぁ……♡

 こっちの方にも、ちょーらぃ……っ



[ずっぽりと夜長の屹立を菊門に咥えこみ、躰をよじり腰を自ら揺らしておねだりをする。
震える手で皿を置き、我慢しきれなくなって彼の首元に縋りついて、彼の膝の上に足をついて、自ら上下に動きだした。
びしゃびしゃになった雄の先端部からはまたいやらしい液がにじんで、彼の腹を汚すだろうか。

理性を飛ばして本能だけの雌になって。
確かにそれは彼によって蕩かされた後では珍しくないことではあるが、あれは異常だったと思い返して羞恥にどんよりとするのは、帰ってからのこと。

旅の恥は搔き捨てというけれど、同行者は掻き捨ててくれないことを痛感してからであった*]

【人】 埋火 真里花

 ごまはいってた、たぶん。

[ ※入ってません ]

 大学かぁ、まだあんまり考えてないけど
 ・・・うん、デート、とかなら、してみたいって
 おもうこともあるよ。

[ わかいひつじは、自分が羊であることに気づいていない。
 もしくは、ひつじだけしか居ないと思い込んでいる。

 ――例にもれず、若い雄の持つ危険さや
 危険に晒された結果大きな傷を負うことになることも、
 まだ、蚊帳の外だと思っている。

 そうして痛い目を見てしまうのだろう。

 それを知っているわけではないけれど、
 兄が、言う>>129なら。 ]
(131) 2021/01/11(Mon) 23:45:16

【人】 埋火 真里花

 バンドマン?
 うーん、…しっくりこないなぁ。

 やべーの。
 うん、よくわからないけど?
 気をつける。

[ わからずとも、気をつけることにする。

 お兄ちゃんもそういうことあるの?
 とはなんとなく、聞けなかった。
 少なくとも、大事な人が出来たり、居たら
 紹介してくれるかなぁ、とぼんやり思う程度で。 ]
(132) 2021/01/11(Mon) 23:45:26

【人】 埋火 真里花

[ 三割と少し、残ってしまった食事は
 申し訳ないけれど片付けてもらった。

 おいしいものを
 だいすきなひととたべる

 そんな夢みたいな時間は、あっという間に
 過ぎ去って。 ]

 だってぇ……
 お兄ちゃんも来てみればわかるよ
 ふっかふか

[ ぽす、ぽす、隣を叩いて兄を呼ぶ。
 せっかく可愛くしてもらった髪も、
 気に入って選び取った浴衣も、写真に残すことは
 できないままなのが、少し残念。 ]
(133) 2021/01/11(Mon) 23:46:27

【人】 埋火 真里花

 あぁぁ……それだめだよ
 ねちゃうよ

[ もっともっと。
 一緒に話していたい。一緒にいたいのに。

 あの頃みたいに、ここにいるよ
 ちゃんといるよ、ってとんとん、されたら
 あの頃感じていた安心感が、急に群れになって
 襲ってくるの。 ]

 おにいちゃん、………

 ふふ、なんでもない

[ おやすみ、は言わないまま
 私は夢の中に旅立っていく。肩を叩いていた
 その小指>>130を、確かめるようにゆるく握りしめて。* ]
(134) 2021/01/11(Mon) 23:46:52
[恥じらうならやらなければいいのに。
なんて浮かんだ意地悪な言葉は飲み込んでおく。

驚いただけで嫌だったわけでもない。
彼女と目を合わせた女性の気持ちを
少しだけ垣間見た気分にはなったが。]


 ……普段の服装のせいもあるかもしれないな。
 きみにとってはただの制服のようなものかもしれないが。

 
[本当にそう考えていたのかそれを言い訳にしていたのか
自分でも今となってはもうよくわからない。
けれどわたしが触れなければ清らかななままだったきみの体を
すこし男に慣れさせる行為に背徳を感じていたのは事実だ。

それに後ろめたさを覚えるどころかむしろ
……その先は黙っておこう。]


 ……いいや?
 例え道理や神の教えに背こうとも今日は
 もう止める気はないな。

 きみもいい加減、それを求めてくれているだろう?

[断定に近い問いかけの返事は
求められる口付けで事足りる。

粘膜で触れる口付けのやり方も
口づけの合間の息継ぎの仕方も
口の中で感じる感覚すら
わたしで覚えたんだよなぁと思えば
「純潔を散らす」なんて表現は今更な気もした。

誘うような甘い声の音も
快楽に蕩ける瞳の色も
神聖な清らかさには程遠い。

子供たちの輪の中で、
太陽の光を浴びて微笑む無垢な少女に
わるいことを、おしえているような
背徳感だけは何時までも付き纏って

……躊躇いよりも、仄暗い興奮を覚えるなんて。
きみには言えるはずもない。]

[肥ったという意味でなく。
肉付きが良くなったと感じるのは欲目だろうか。
最初に此処に挟ませた時よりも柔らかく感じる腿を
確かめるつもりで執拗に撫で回していたら
随分と紳士的な問い掛けが投げられた。

そうだね、無遠慮に撫で回す前にそれは必要な言葉だった。
女性の肉体を持ったイケメンを地で行く彼女に
ちょっと感動すると同時
変にときめきそうになる心臓を宥める]


 ああ、もちろん。
 触れてくれ、どこへなりと。


[安心できる場所を探るみたいな
随分と幼けないく感じる触れ方に
わざわざ前置きをして一体どこに触れてくれる気か
少し期待した自分の浅ましさがぐさりと刺さるが
無視して触れる手のひらに上から手のひらを重ねた]



 なんだか、恥ずかしいね。
 伝わるだろう。

 
……こうふんしているのが。わかるかい?



[少し早い鼓動の振動が彼女の手のひら越しに
自分でも感じ取れる気がする。
その理由を教えるように潜めた声で囁いて
まるできみがそれを確認しようとしたかのように
言い聞かせて、すりかえる。

すっかりはだけはじめた袷を広げるように
彼女の同じ場所に手のひらで触れれば
柔らかな肉に無骨な指が僅かに沈む。

きみの心音も少し早い気がするのは、
興奮よりは緊張だろうか。
何時もなら落ち着くまで呑気に待ってしまうけれど
今日は構わず滑らせた手のひらが
柔らかな膨らみをすっぽりと包み込んだ。]

[どこにどう触れればきみが反応するか
もうすっかり覚えてしまった掌に迷いはなく
焦らしもせずにきみの息を乱すことばかり考えて
息苦しさに喘ぐ吐息を貪るみたいに何度も唇で塞ぐ。

肌が掌に吸い付くような気がするのは
手のひらが汗ばんでいるせいかあるいは君の肌のせいか。
あるいは体中に降らせた口づけのせいかもしれない。
心地よくて何時までも触っていたいが
今日は朝までそうしているわけにも行かない。

帯を解いていないせいで引っかかったまま
乱れきった濃い色の浴衣が
ぼんやりとした明かりの下白い肌を浮き上がらせて
ひどくいやらしい装いに見えおかしな高揚感を得る。

脚を広かせたせいで晒された下着の布地だけが
彼女の肌を隠す最後の一枚みたいに張り付いているのは
その上から隠れた場所を随分としつこく虐めたせいだろう。

臀部と脚の境目の感触を楽しんでいた指先が
肌と薄い布地の間に滑り込んで
軽く引っ張るようにして喰い込ませた 
完全に楽しんでいる顔をして目を細める笑顔は
「王子様」には程遠い、わるい顔をしていた]



 ぬがせて、いいね?


[いいか、問うのではなく、いいと言えと
命じるような強引さで尋ねて、返事を乞う。
YES以外有り得ないところまで許されて
何をいまさらと自分でも思わないでもないが
聞きたい欲求に素直に従った。

貞操帯でもなんでもない、薄っぺらな布だ。
軽く引っ張っただけで無防備に隠れた場所を晒すし
ずらしてしまえば指以上の侵入も容易く許す。
なんならこの下に隠された肌に触れるのだって
べつに初めてのことではないし。

今だって薄布越しに柔らかな肉の割れ目に
無骨な指を浅く押し込んでは
執拗に可愛がってやった後だというのに、本当に今更だ。

けれど、今日はもう、途中ではやめないと告げたから。
この先を、きみにも、求められたくて。*]

【人】 高藤 杏音

── 旅の記念に ──

[旅館の美味しい朝食を食べて。
名残惜しい旅の最後に。
思い出の品を作ろうと、ガラス細工の工房へ。
互いに内緒で作るトンボ玉。
自分は彼の名前と同じ、空色のガラスに、雪の結晶を模したパーツを入れて。己には馴染みの薄い、特別な雪景色を、ガラスの中に閉じ込めた。
どっちからにする?>>126なんて、彼の言葉。
見せてくれたのは、雪の色と椿の色のバレッタ>>127
寒いからやめておけ>>0:170なんて言ってた癖に……]
(135) 2021/01/12(Tue) 0:08:55

【人】 高藤 杏音

[将来は花嫁さんになってください>>127。なんて。
言葉を聞いたら、鼻の奥がツンとして。唇が戦慄いて。
泣いたら絶対困らせるって分かってるから。必死で堪えて。
堪えて。堪え切れなくて。両手で顔を覆ったら。少しだけ、じわりと涙が滲んだ。
必死で息を吸って。吐いて。
顔を上げたら。先輩を見詰めて。]


……はい。喜んで。


[綻ぶように微笑んだ。
バレッタは。結婚式で必ず着けよう。
ドレスもヴェールも髪形も。全部これに合わせようって。
今勝手に決めました。]
(136) 2021/01/12(Tue) 0:09:19

【人】 高藤 杏音

[こんな素敵なプレゼントの後に、自分のを出すのは恥ずかしいけれど。私は作ったトンボ玉を差し出す。
組紐を通した、ストラップ。]


何時も。身に着けられるようにと思って。
ストラップ。

スマホでも、鞄でも、鍵でも。良いし。
組紐の編み方練習するから。
紐が切れたら、新しくするし。

使ってくれたら嬉しい。です。


[お守りとかに使われる組紐の編み方も、帰ったら練習するつもり。普段使いしてくれたら良いなって。
2人で作った物を交換して。
空が作ってくれたバレッタを手に取って。
またツンと苦しい鼻に手を当てた。*]
(137) 2021/01/12(Tue) 0:09:29

【人】 宵闇 迅


 寝かしつけてんですよ。
 子守唄も唄ってやろうか。

[Yes/Noを聞かないまま、>>134
 うんと小さいときにだけ唄っていた子守唄を口遊む。
 まだ変声期前のボーイソプラノは、
 もうすっかり大人の声になってしまったけれど。]


 なあに。


[なんでもない、と言った妹が、そっと指を握るのに眦が下がる。
 幼い頃からの癖だ。
 たまらなく、愛おしい気持ちになる。
 そうして規則正しい寝息を零す寝顔を見つめていれば、
 程なくして、徹夜明けの限界が来る。
 無声のおやすみ、だけが、静かな空間に滲んでいった]
(138) 2021/01/12(Tue) 0:14:46

【人】 宵闇 迅

 ―奇跡からの”おはよう”―

[瞼に刺さる光で目を覚ます。
 数度の瞬きの後、輪郭を取り戻した視界には、
 作業途中で保存されたDTMソフトの画面が映っていた。

 ゆめ、と声もなく呟いて、眉間の皺を解すように指を当てる。
 随分リアルな”夢”だった。
 ともあれ、現実でもちょうど
 シャワーを浴びようと思っていたところだったし、と
 立ち上がって、ふと足が真下にあったビニール袋を蹴る。]


 ……これ、


[蹴っ飛ばしてしまったそれからは、
 ――ちょうどはんぶんこ、された土産物が転がり落ちて。
 せんべいを踏み割ってしまわないように、丁寧に拾った。
 行きが突然なら、きっと帰りも突然だ。]
(139) 2021/01/12(Tue) 0:14:57

【人】 宵闇 迅

[時計を見る。
 鼻先を擽った温泉の香りを鑑みるに、
 今更シャワーを浴び直す必要もないだろう。

 きっともうすぐ、電話が鳴るだろうな、と。
 予測したのと、着信音が響いたのと、どちらが先だったか。

 その時は、]


  おはよう、真里花、いい夢見ましたか。


[太陽の位置なんてそっくり無視して、
 そんな言葉から始めようか*]
(140) 2021/01/12(Tue) 0:15:04


 ん?マゾヒストなのかなって


[何と問いかけられたら敢えてしれっとそう答えた。
何をされても喜ぶ身体なのだと言えないのだと答えられないと気づかずにくすぐったいと身を捩る彼の首筋を丹寧に舐めよう。暫くは痕が残りそうだとほくそ笑んだのち、掛かってきた電話に出た。傍らには彼をおいたまま、どうやら彼の方も色々ばれている事に気づいたようだが、後の祭りだしここから先は開き直ってもいいのではないか。と此方は考えていた。

少し前から開き直っていないか。と指摘されればその通りだ。と頷くが電話で食事について話し合いながら彼の胸粒に触れれば、抗議の視線が此方にと向かう。今度テレホンセックスだったか。それを試すのもいいかもしれない。もっとも直に触れるのが一番だが。

顔を青ざめさせた姿に、んと首傾げ。
熱は冷めず、それを彼に押し付けたものの
其れに怯える姿は見えても、気にしなかったのは確信犯]

[浴衣に着替え、二人っきりの食事を楽しむ時間は良いものだ。
彼を離したくないと膝の上にのせたままを許されているのも、含めて幸せな時間を過ごしている。その上、彼は此方へと匙を向け、食べさせようとしてくれるのもまた嬉しかった。口を開きて]


 ……ああ、ん
 鬼走も、ほらあーん。


[美味しいな。と銀杏を噛み。
彼の方にも、と茶碗蒸しを掬い、唇にと寄せた。そして、彼がそれを口に含めば口づけを交わし、甘く笑っただろう。鍋の火によって更に室内は暖められている。けれどそれだけではない、熱がこもっていた。先ほどの怯えが嘘のように彼は発情している。嗚呼、可愛くて堪らない。ふにゃふにゃになった身体を抱き寄せて、瞳を覗き見る。

まだ料理は残っているのに]



 …はっ、


[彼のオネダリに声が笑う。
菊門に雄を咥え込み、腰を振る姿は発情をもはや隠していない。我慢できずに上下へと動き出す彼の臀部を撫でれば、軽く一叩きしてはしたなさを窘めよう。もっとも彼の中で熱持つ逸物が興奮を伝えるから、それはただのエッセンスだと彼も気づくだろう。]


 お残しなんていけないな。


[理性を飛ばし、本能だけになった雌を舐るように
軽く腰を支えて、彼のいやらしい腰振りを楽しもう。焦らすように動かず、ほらと口を開けさせて彼の唇の中に残った天ぷらを入れれば、そのまま箸先で彼の胸粒を摘みあげよう。此処の実も美味しそうだと囁き。彼がそれに鳴いたら奥を押すように、腰を動かし。びちゃびちゃに濡れた腹で逸物を押して]



 …おもらししすぎだろ?
 ――エッチなお汁ばかり出して

  大きな 
クリトリスだな。



[箸を置けば、熱源を掴み。
そう告げてそのまま机の横に彼を押し倒そう。上で舞う彼を見るのも好きだが、こうして向かい合い、抱き合うのも好きだ。それにこれなら彼を沢山啼かせることができ、啼いている顔が見れる。髪を掻きあげさせ、腰を振れば、すっかり雌穴になった其処の良いところを突いてついて。

羞恥すら忘れた彼の身体を存分に味わった。
仲居さんが片付けにくる頃には
彼は布団の中、息も絶え絶えで気を失いかけていたかもしれない

―――片付けが終わった後、水を飲ませ
浴衣を取っ払い、また耽けて]


 全部食べるだろ
 …抱きつぶすから、覚悟しろな?


[好きだろ。と甘く囁く声は
啼く声に届いたかどうか。濃厚な温泉宿での一晩は、忘れられない一生の思い出となった。帰宅後、どんよりとした彼の身体をマッサージしたり、抱きしめたりとかいがいしくも世話を焼く顔は生き生きとしていて、温泉の効果を彼に見せつけただろうか。]

【人】 マジシャン 夜長

[そうして]


 …新居はキングサイズのベッドでどうだ。


[ちゅっと唇にキスをすれば
いや少し小さめのベッドの方が
肩を寄せ合い、睦み合えるだろうか。とたくらみながら、まず共に暮らす場所について考えたとき、大事な二人の場所について相談を持ち掛けただろう。肩を抱いて、
結婚指輪は、一緒に選びにいこうな。と囁いたのはそのすぐあと。
彼の薬指をさする指は、愛おしさを込めて、輪を作った*]
(141) 2021/01/12(Tue) 0:29:43

【人】 埋火 真里花

 うぅぅん……
 ふふ、 うん

[ 返事を待たずに紡がれる歌声>>138
 私を夢の世界へ送り出す。

 怖い夢は見ていないし
 おばけも来やしないけど。 ]

 『 だいすきだよ 』

[ 言葉にはきっとならなかった。
 とろり、とろり、瞼が重たくなって――。* ]
(142) 2021/01/12(Tue) 0:46:15

【人】 埋火 真里花

[ 絶対に離してなるものか。
 それほどの力はこめていなかっただろう ]

 ――えっ?

[ だから。私の手は、空を切る。 ]

―― コンビニ前 ――



 あ、あれっ?えっ?

[ 顔を上げた先、家の門から妹が手を降っている。
 条件反射で手を振り返しながら ]

 ………たったまま 夢?

[ そうつぶやいた。
 ぜんぶ、ぜんぶ、夢だったのかと。
 俯きかけて、 ]
(143) 2021/01/12(Tue) 0:46:56

【人】 鬼走

― 自宅 ―


 ………。


[彼と暮らす約束はしても、今はまだ自宅は一人暮らしのままで。
一晩と思えないくらい濃密な時間を過ごしていたせいか、はたまたここしばらく彼とここで暮らしたせいか、この部屋はこんなに広かったっけか、と彼が帰った後に思ってしまう。


―――淋しい。

彼がここにいないのが淋しい。
ついこないだまで、彼が忙しくて会うことすらままならなかったのに、自分はいつからこんなに強欲になったのだろうか。

早く一緒に暮らしたい。
暮らして……一緒に暮らすことで、彼が自分の新しい一面を知って嫌われないだろうか。そんな危惧もあるが。

彼には、結構言いたい放題もやりたい放題もしているから、新たな一面なんかないような気もするけれど、自分も知らないところがあるかもしれなくて、それで嫌われたりしたらと思うと怖い。

そう思いはしても]
(144) 2021/01/12(Tue) 0:47:08

【人】 鬼走


 絶対にもう離れないんだから。


[彼がくれたマフラーに顔をうずめたら、彼に抱きしめられた気がして。
そして、スマートフォンを取り出すと自分からメールを書き始める。
それと同時進行でパソコンを起動させて、新しい家を探し始めて。

今度誘うのは自分の方。自分から彼に声をかけて呼び出そう。


そして―――]
(145) 2021/01/12(Tue) 0:47:29

【人】 埋火 真里花

  
[ しゃらり しゃらり ]


 ………あ、

[ 顔をあげる。
 コンビニの入り口には、私が写っている。

 兄が可愛くしてくれた髪型。
 挿してくれた簪。

 右手には、ちいさなビニール袋。
 その中身は、食べきれなかったおまんじゅうと
 おせんべいが一つずつ。 ]
(146) 2021/01/12(Tue) 0:47:30

【人】 埋火 真里花

 ……っっ!!

[ 次の瞬間、私は弾丸になる。
 門の前にいた妹に、"寒いからお家はいるよ"と
 声をかけて、自分の部屋へ一目散に。 ]

 ……ある、……ある、

[ 旅行鞄の上には小さなパンフレットと
 "またのお越しを"そう書かれたメッセージカードが
 添えてあった。

 やっぱり、夢じゃなかったんだ。
 私は慌てて電話を取って、番号を押す。 ]
(147) 2021/01/12(Tue) 0:47:41

【人】 鬼走


 ………キングサイズのベッドは1つは買ってもいいけど、シングルのベッドも買うからな。



[>>141彼の甘い口づけを受けながらも、しっかりと釘を刺す。
彼の本来の性欲の強さを思い知らされたからこそ、一緒に暮らしたら毎晩コトに及ぶ可能性と危険性の方が高い気がするがでもプライベート空間は必要だと思うから。
喧嘩するかもしれないとそれだけは譲らず、きりり、と真面目な顔をして言い張るが]
(148) 2021/01/12(Tue) 0:48:03

【人】 埋火 真里花

『はいもしもし、スズキです』

 あっあっあっ 慌てて、て、まちがいました!!!!!

[ ごめんなさい上品そうなお声の鈴木さん。
 慌てすぎて、押し間違いしました。
 大きく深呼吸をして、
 今度こそ慎重に番号を押して、
 コール音を聞く、何から聞こう。何を言おう
 一気にまくし立ててしまいそうな私に届いた声は ]
(149) 2021/01/12(Tue) 0:48:08

【人】 埋火 真里花

『おはよう、真里花、いい夢見ましたか。>>140

 うぅぅ………、

[ あれが夢じゃないんだって、教えてくれたものだから ]

 うわぁぁぁん!!!夢じゃ なかっ 
 わぁぁぁぁ……
 
[ 電話先の兄はさぞ驚いたことだろう。
 そしてこっそりと姉の部屋を伺っていた妹も。 ]

 おたんじょ び、おめで、あぁぁぁ……

[ 泣きながらそう言う私を、笑うだろうか
 それとも困るだろうか。ともあれ、この日のことを、
 兄と過ごした日のことを、
 私は一生、忘れることはないだろう。* ]
(150) 2021/01/12(Tue) 0:48:29

【人】 鬼走

 ………お前が邪魔にならないやつがいい。



[結婚指輪について言われたら、目を伏せて幸せを噛みしめる。
仕事柄、彼は手に装飾品はきっとあまりつけられないだろうから、彼に合わせると言い置いて。
内勤な自分は指輪をつけるのは当然全然かまわないのだから。

これからそこは自分の占有席になるのだと。
彼の左手の薬指をとりあげると、そこに小さく口づけた]
(151) 2021/01/12(Tue) 0:48:32

【人】 菊波 空

── 旅の記念に ──

[正直に言うと恥ずかしさもあった。でも不誠実はしないといってお付き合いをして、そして今日までに至る。
だらだらと結論を先延ばしにしたい性質でもないし、切欠が目の前に転がってくれていたのだ。というそんな記念。]
実際バレッタを贈ることだけは最初の時から決めていた。
普段から髪留めとしても使えるし、ウェディングドレスがいい>>2:-56といったように花嫁さんにも着けられるし、そうして色は旅行中に決まったこと]

 期待に添えれたみたいでよかった。

[からかうようにいったのは、両手で顔を覆って自分を保とうとする杏音を平常に戻すために…というのもあったが恥ずかしくもあったのは否定できない。
仮に泣いてくれても、困りはしないが人目を前にぎゅっと大胆に抱きしめたりすることにはなっただろう。
ただ、微笑んで返事をくれる杏音には自分も緊張が解けたように自然と笑みが浮かんだ。]
(152) 2021/01/12(Tue) 0:51:55

【人】 菊波 空

[そうした記念品交換。今度は杏音の番、差し出されたのを受け取って眺める。
組紐に通された、空色に雪の結晶を閉じ込められたこの旅行の思い出にぴったりの品。
日常的な時間も一緒にいられたら特別といってくれている杏音>>0:-4の心遣いがたっぷりあるように思えて]

 もちろん使わせてもらうぞ。
 鍵にでもするかな…合鍵作って杏音に渡したらどっちがどっちの鍵もってるかわかりやすいしな。

[また部屋に来る。といってくれた杏音に渡すものとして、受け取ってくれるかな。なんて暗に匂わせるようなことを口にしながら、彼女の想いを遠慮なく、その場で鍵に紐を通し、旅行の思い出を家へと持ち帰るようにして]

 今は…着けれないか?

[流石に髪を整える必要もあるだろうから無理にはいわないが、バレッタを着けてくれる姿も見たくて、そんな風に強請ったがつけてもらえたかどうか。
とはいえ、バスの時間も近い。
お世話をしてもらった旅館の人にお礼をいって、バス停まで手を繋いで歩いていく。
神様が経営するなんて微塵も知らなかった温泉旅館に訪れた一組のカップルは幸せそうに帰っていくのであった*]
(153) 2021/01/12(Tue) 0:52:14
 
[特別に想う相手に注ぐのは、格別だった。

 余韻に浸る間にも
 しっかりと味を確かめながら
 精を飲み下していく様子が目に入り、

 吐息がさらに
く溶ける。]



   はぁ…… やはり、

   お前が良い。
   お前でなければ駄目だ。



おしむように頭を撫で
 もう片方の手で、耳の輪郭を辿りながら
 告げた。

 染み入るような声で。]
 

 
[たしかに、セーマには
 余に心酔し切っている者たちも居る。

 だが、彼らは理想を重ねているだけで
 その枠組から外れた瞬間、
 裏切られたと言って
 狂ったように批判し食って掛かってくる。
 歯止めが効かぬ分、厄介だ。

 だから、
 重要な仕事は任せぬし
 余の傍に侍らせたりもしない。


 欲の為に働く者は、
 適切な報酬や恩恵を与えることで
 WinーWinの関係を築ける。

 余に味方した方が利の大きい現状では
 叛逆を考える者もおらぬが、
 それも、利あっての話。
 血の効能が尽きれば、
 簡単に崩れてしまうものだ。]

 

 
[”疎まれている者、
 不当な扱いを受けている者たちの
 安住の地を作り上げよう”

 掲げた理念。


 何より欲していたのは自分だ。

 だが、組織が軌道に乗り
 腰を落ち着けられる土地が出来たというのに
 一向に心は休まらなかった。]

 

 
[そんな折だ。
 ふたりを見出したのは。

 互いに寄り添い、
 支え合って
 必死に生きる子どもたち。

 他人はおろか
 血の繋がりすら信じられぬ自分には
 不思議で、奇異で、実に興味深い生き物だった。


 特に、兄。

 身勝手な輩の唱える基準
 ”正義”などというものに合わせ
 妹のために、と
 生まれ持った資質を殺して生きていた。]

 

 
[彼を雁字搦めにしている”常識”から
 解き放ってやったら
 どんな姿を魅せてくれるだろう。

 素晴らしい能力を花開かせ
 今とは違う生き方を謳歌するだろうか?
 それとも────?

 見たかった。知りたかった。


 だから、策を講じ
 スグテガデール星人を嗾けて
 彼らを蔑ろにした大人ごと星を始末させ

 その渦中、
 助けるフリをして
 ふたりを手元に連れ帰った。]

 

 


   貴公らは自由だ。
   此処で好きなように生きれば良い。



[衣食住を与え、
 余の庇護を公言の元、
 セーマの同志たちとも交流させた。

 彼を縛りつける正義も無ければ
 蔑ろにする者も居ない。

 抑圧し続けていた頑な心を解きほぐし
 本来の自分へ戻すには、
 絶好の環境だ。

 蛹が蝶へ羽化するように
 ジャックも華麗な変貌を遂げるだろうと予想して
 今か今かと愉しみに待っていた。]

 

 
[だが、予想は外れた。

 彼は何よりも
 ”妹”のことを優先し、
 此処を離れることを選んだ。]

 

 
[これが、余の
執着
に火を点けた。

 絆などというものは
 幻想の産物だと思っていたが
 ふたりの間には、どうやらあるらしい。


 今、思えば……妬ましかったのだ。]



   さっさと服を脱ぎ、全裸で四つ這いになれ。
   どうした、
   やりたくなければ、構わぬぞ?
   妹に替わりをさせるだけだ。



[こんな風に、彼女を盾に脅せば
 どんなことにも耐えたし、
 何でもやった。

 妹への揺るぎない想いを
 見せ付けられる度に
 欲しい、と
 何が何でも手に入れたい、と
 ジャックの全てを望むようになり。]

 

 
[余のものにしようと
 躍起になって調教を繰り返すうちに
 己の方が、ジャックに溺れ切ってしまった。

 寝ても覚めても、
って……

 これが、
 セーマが地球に攻め込まなくなった
 期間の真相だとは
 銀河警察も知らぬ事実。]

 

 
[だから、

 何故?の問いに
 答える必要を感じぬほど、
 周知の事実だと思い込んでいた。

 傍に置いておきたいと望むのは
 後にも先にも
 ジャック、お前ひとりきりだ、などということは。

 

 
[反対の足まで
 ぐじぐじと湿った感触に
 なってしまっていることに気づいても
 
い奴だと思ってしまうことが止められない。]



   また達ったのか?
   本当に淫乱な犬だな、お前は。

   どうせ、口だけでは物足りないんだろう?

   奥までずっぷりくれてやるから、
   壁に手をついて
   尻穴がよく見えるように高く掲げろ。



[半勃ち状態になっていた男根も
 あまりの可愛さに
 急速に勢いを取り戻し、
 早く突き立てさせろと喚く凶刀へと変化する。

 欲に掠れた声で命じると
 淫靡な色の宿った瞳で舐めるように見下ろした。]*
 

【人】 埋火 真里花

―― 年末、空港より ――

 ……どっち?

[ からりからから。
 少し長めの旅行だからとパパが
 買ってくれたキャリーバッグを引きつつ
 スマホの画面をちらちらみながら空港の入り口を
 うろついて4、5分。迎えに来てくれた兄と ]

 ……こんにちは

[ でかい。
 めっちゃでかい。
 すごいでかい。

 兄の友人。やたらとにこやかな彼が
 兄の面倒を見てくれている 支えになってくれている
 友人、なのだろうか。 ]

 妹の真里花です

[ せめて、せめて礼儀正しい妹だと思われたい。
 その心を知ってか知らずか、ご友人は、妹の
 私にもにこやかに挨拶をしてくれた。 ]
(154) 2021/01/12(Tue) 1:40:16

【人】 埋火 真里花


 兄がいつもお世話になっています。
 楽しみにしていたんです、会えるの。
 話してみたいなって、思っていたから。

 あ、お兄ちゃん、ひさしぶり。

[ ごめんねお兄ちゃん。妹は外面を優先しました。
 ちょっぴり拗ねていそうな兄の背をつつきつつ、
 妹は、友人を値踏みします。失礼。大事なことなので。

 やがてふっと、少し大人な顔をして私は言う。 ]
(155) 2021/01/12(Tue) 1:40:35

【人】 埋火 真里花

[ どう答えたとしても次の瞬間、弾丸は飛ぶ。
 だいすきな、兄の腕めがけて。 ]

 どこ連れてってくれると?
 真里花ね、お昼ごはんまだだからお腹すいとー。
 なんかおいしいもの食べたいな♪

[ するり片手を絡ませて。
 ――ご友人を振り返り、早く早くと手招きする。

 なにせ今度はたっぷり時間があるのだから、
 ゆっくりゆっくり聞かせてもらうとしよう。

 かっこいい兄のはなしと、
 かっこよくない兄の話を。* ]
(156) 2021/01/12(Tue) 1:41:19
[花は甘い蜜を湛えて蝶を誘う。
鳥は美しい声で鳴いて番いを求める。
そのどちらも持ってはおらず
求め方さえも知らなかった僕は、
君に何もかもを教えてもらった。

君を言葉で悪戯に煽るような真似をしながら
ただただ恥ずかしさを覚えるばかりで
虚勢を張るのに必死だった僕はもう居ない。
君がそうさせた。君が、僕を変えた。]


 ……うん。そうみたい、だね……?


[君の鼓動が普段より少し早いと感じられるのは
君が頻繁に抱きしめてくれて、
通常の速度を知っているからだ。

もっとこうふんして、と皆までは言わないが
誘導されるまでもなく
君の気持ちを知りたくて手を伸ばしたのだと、
指先で円を描いて鼓動に唇を寄せる。]

[自分がしたのと同様に胸元へと触れられれば
それだけで心臓がどきりと跳ねた。
恥ずかしさより今は触れていて欲しさが勝って、
手のひらをそっと君の手に重ねた。

君の手や唇は驚くほど正確に迷いなく
僕が強く反応する箇所を撫でて触れてくる。
決して偶然ではなく憶えてくれているのだと
気恥ずかしい喜びを感じてしまう心とは裏腹に、
執拗に与えられる快楽に呼吸は苦しくなって
零れる熱い吐息もうわ言のように君を呼ぶ甘い声も
ぜんぶ君の唇に攫われていく。

心地良さと焦れったさに潤む蕩けた瞳で見上げれば
楽しそうな、悪い男の顔で微笑む君がいた。


──ずっと前にも、
同じような色を宿して笑う
楽しげな笑顔を見た覚えがある。

君があまりにも僕に甘くて優しいものだから
あれは僕の見間違いだったのじゃないかと
ずっと思っていたけれど、
やっぱり見間違いではなかったらしい。]

[君のそういう顔も僕は堪らなくすきなんだよなぁ。
そう伝えたら、君に笑われてしまうだろうか。]


 ん……
 
ぬが、して。



[尋ねずとも答えなんかわかりきっているだろうに
恥じらわせることを楽しんでいるんじゃないだろうか。

その先を期待して君を誘い招き入れるように
早々に湿り気を帯びてしまっていた薄布は、
少しも早く取り払われることを望んでいる。
仕立ての良さそうな肌触りの良い
濃い色の浴衣は濡れたら色移りして、
高額なクリーニング代を請求されてしまいそうだなぁ
なんて妙に冷静な思考が一瞬だけ浮かんで飛んだ。]



 ……どこへなりと、触れてくれと
 さっきそう言ったね……?


[君の後を追うのは得意中の得意なんだ。
焦れているのは僕だけじゃない、君もなんだろう?

君も脱いでくれるんだよね。
そう確かめるように、
熱を持った膨らみを撫でるように掌を伸ばした。]*

【人】 マジシャン 夜長

― 仕事帰り ―

[息を吐けば、寒さが白く出る日々。
彼はマフラーを気に入ってくれただろうか。
首元が寒さを訴えるたびに考える>>145寂しいと少しでも>>144思ってくれているだろうか。そんな事を考えて自虐に笑った。寂しがらせるなんてもっての他だと分かっているのに。けど、彼の事だからきっと寂しがってくれているだろう。
それを嬉しいと思ってしまう自分が居た。

嗚呼、浅ましいな――。

早く一緒に暮らしたい。
一緒に暮らすことでこんな浅ましい自分も知られる事になるとしても、もっと彼を知りたい。彼を抱きしめて過ごす時間を増やし、寂しい思いをさせる時間を減らせればいい。暮らし過ごす上で見える彼の横顔に自分はまたきっと恋をする。

彼が自分だけに赦してくれる顔が
愛おしくて堪らない。]
(157) 2021/01/12(Tue) 7:18:15

【人】 マジシャン 夜長

[携帯端末が振動を届けてくれた。
開けば愛おしく、ずっと考えているひとからのメッセージ。誘われたのだと気づけば、ほっと笑い>>145街中で目を閉じた。彼との距離がまた少し縮まったそんな気がして、嬉しかった。こうやってゆっくりとだが、確実に自分たちの関係は変わっていくのだろう。

其れが、嬉しくて幸せで]


 ……もう離さないからな。


[覚悟しておけ。と
彼の未来を予約して、呼び出しをしてくれた彼の家に向かおう。一緒に暮らすその日の為に。家具のカタログ雑誌を片手に持っていけば、まだ新居も決まっていないのに気が早すぎると怒られるだろうか。

それとも笑ってくれるだろうか――]
(158) 2021/01/12(Tue) 7:18:40

【人】 マジシャン 夜長



 …?なぜシングルが必要なんだ。


[さされた釘の意味を理解せず、
口づけを離せば、首を傾げた。>>148流石に毎晩事に及ぶ気はない。いや、毎晩できるのならやってしまいそうだが、お互いに仕事もある身自制は心掛けるつもりだったし、何より、穏やかに過ごす時間も好きなのだ。言い張る理由は分からなかったが、]


 いいよ、シングルも買おう。
 となると大き目の家がいいよな。


[真面目な顔につんつんと指をさし。
それから、笑いかけて彼の願いを聞いたのは、シングルのベッドで二人抱き合うのもありだな。>>148と思ったから。此方がこんな思考では、彼の危機管理がうまくいったかは定かではないが。

こうして一つずつ二人の未来について
考えていくのが嬉しくて]
(159) 2021/01/12(Tue) 7:19:12

【人】 マジシャン 夜長



  ………。


[目を伏せて、噛みしめる彼に
声が出なかった。本当に彼は此方を幸せにする天才だ。手に装飾品はあまり付けられないという此方の事情を考えてくれていたのだろう。いざとなれば、首からぶら下げる気だったが、同じ場所、同じ薬指に彼がつけたいと思ってくれている気がして、抱きしめる片手を向け。

左手の薬指にと落ちる小さな口づけに
此方もまた手を取り]
(160) 2021/01/12(Tue) 7:19:43

【人】 マジシャン 夜長

[そうして]


 なら、指輪に互いの名前を彫ったやつがいいな。


[シンプルだけど。
互いをくっつけると名前が浮かびあがる。
そんなものがいい。どうだろう。と彼に問いかけ、
倖せそうに微笑みながら、その手を引いて縺れ込めば唇を奪った*]
(161) 2021/01/12(Tue) 7:22:03

【人】 高藤 杏音

[笑みを浮かべてくれる空>>152に、微笑み返して。
自分のトンボ玉も気に入ってもらえた模様。
合鍵>>153って……]


えっと…………
ありがとう。

連絡くれなかったら押しかけちゃうよ?
倒れて無いかとか、確認しに行っちゃうから。
……ありがとう。


[小さく。どこか照れたように、はにかんで。
鍵にストラップを着ける空を見詰めたら。
自分はリボンを外して、バレッタを着けた。]


どう?似合う?


[似合うのは分かり切ってる。
だって空が私のために作ってくれたんだもの。
旅館の人達にお礼を言ったら、手を繋いでバス停までの道を歩こう。
特別な時間から、2人で歩いて行く、日常に戻るために。*]
(162) 2021/01/12(Tue) 7:47:09
── それから ──

[空の部屋の合鍵を受け取って。
だからと言って、勝手に部屋に上がるような事はしなかったけれど。何時でも部屋に入れるのは、くすぐったくて、心地良い。
貴方の部屋で過ごす時間も増えて。季節は巡って。
心の中に、想いは降り積もって。
その想いが、当たり前になった頃……]


ねえ、空。……
愛してる



[睦言ではない、何気ない瞬間に。
微笑んで、告げたなら。
私は溢れる思いのままに、そっと貴方にキスをした。
2人切りの、貴方の部屋で。**]

【人】 図書館長 アザレア

[きみは「わたしとはなすこと」が好きなんじゃなく
「わたし」がすきなだけのくせに。
しれりと口をついて出そうになった言葉の傲慢さに
一瞬自分で驚いて……
成程それが当たり前の思考になるくらいにきみから
愛されてるなと実感れば気恥ずかしさが優って辞めた]


 なるほど……それは……
 つまりあたらしい羞恥プレイへのお誘いかな?

 なんてな、ははっ冗談だ。
 濃いめの恋愛物の台詞を
 感情豊かに音読させてみたいものだが
 その手の本はそもそもあまり読まないからね。

 あ、いや。違うぞ。
 決して如何わしい類いではなくてだな。


[きみが普段女の子相手にやっているのを
少し大げさにしたくらいの想像をしてみたけれど
この言い回しでは少し過激なロマンス小説でも
読ませて恥ずかしがらせたいみたいだと遅れて訂正を。
そういうのが趣味だと誤解されるのは避けたい。
……いや、悪くないな?なんて一瞬思いはしたが。
]
(163) 2021/01/12(Tue) 9:30:48

【人】 図書館長 アザレア

[多分頼めばやってくれそうな気はする。
それもなかなかの完成度で。

謙遜するけれど、きみは本当になんでも出来てしまうから。
多芸は無芸と自分では思っているんだろう。
自分の興味のなかったことでもひとに乞われれば
なにごともかなりの完成度まで持っていこうとするし
それが出来てしまうから、努力しすぎてしまう事を
努力しすぎるまで今気強く努力出来てしまう熱量を
すごいことだなんて思っていない。

努力と工夫とそれを続ける根気強さはあるのに
効率を上げる適度な手の抜き方は考えもしない彼女は
わたしにとってはなんとも不思議な生き物で
己の力量を理解し諦めることで納得し如何に手を抜き
楽をするかを最初に計算し始めるわたしもまた
彼女にとっては未知の生き物なんだろう。

ときどき鏡みたいに似ていると思う部分もあるのに
そんな異文化交流めいたまるでちがう部分もある

わたしはきみを見て少しくらいは
努力する楽しさを思い出すし
きみはわたしを見てたまには
手を抜き楽しむことを覚えるといい

きみにわたしはまるで相応しくないけれど
それでもきみがわたしを選んだ理由と
わたしがきみの隣にいる言い訳は
それだけでも十分なのかもしれない。]
(164) 2021/01/12(Tue) 9:31:45

【人】 図書館長 アザレア


 人徳ならわたしの、ではなくきみのだと思うんだが……
 親しみがないと軽めの暴言も出ないのとの合わせ技で。
 わたしはそこまで人付き合いが得意ではないしね。

 社交性はきみに任せる、わたしは無理だ。
 頼りにしているよ。

 きみを閉じ込めて独り占めしたい気持ちと
 世間からきみを孤立させたくない気持ちと
 ……面倒なご近所付き合いを押し付けたい打算が
 今、絶妙にせめぎ合っているよ。どうしてこうなった。

 おかしいな、そんな話をしていただろうか。


[『ところで何の話だったかな?』は
なにもきみの専売特許ではない。
寄り道と脱線と迷子はむしろ
わたしの得意分野であるからして。

実年齢も相まって、見目がもし年相応ならば
ただのボケ老人のよくある所業だ。介護かな?
きみは本当に良く付き合ってくれているなぁと常々思う。
同じことを思われているなんて理解できるはずもない。]
(165) 2021/01/12(Tue) 9:32:01

【人】 図書館長 アザレア

[掴むより取り零すのが得意なわたしでも
当たり前に享受しているのだと理解できるくらいに
きみの気遣いは過ぎるほどで、
いつだってわたしへの思いやりに満ちている。

わたしには過ぎた相手だと、この先も何度だって思うだろう。

けれどわたしはきみよりも、
言い訳と屁理屈がとても得意なので。
きみくらいでないとわたしの相手は務まらないのだから
これは仕方のないことなんだと理解するのもきっと早い。

受け取りすぎた想いを同じだけ返すことはできないが
無限にも思えるくらい降り注ぐそれに窒息することもなく
重さを感じない程度に適度に受け取ることはできる。

重なるふたりの時間がきみにとっても
しあわせな日々であり続けるために
なにかわたしにも出来ることがあるかはまだわからないが
一緒に考えてゆくことはできるだろう。

例えばいまこの時間みたいに。
きみが望んでくれることを、ひとつずつ叶えていったり。
できることから、すこしずつ。]
(166) 2021/01/12(Tue) 9:32:29
― 後日談 ―


[二人お揃いのリングを頼む店を選ぶのは、とても大変だった。

彼の指にも邪魔にならないような細いリングに割印になるように二人の名前を彫るのは相当な技術が必要で。
それなりにお高くなってしまったのだけれど構わない。

そしてこっそりと後日、店を訪れて追加のオーダーをしたことは、彼には言わない。

細い指輪にさらに文字を入れたのだから、さらにお値段が跳ね上がったのだが。
でも、それができる技術の店だったからこそ、そこにお願いをしたのだから。


完成して指輪を受け取り、そそくさと嵌めた後は、よほどの時でないと彼の前ですら指輪を外すことはしない。

外すとしたら、どちらかというと仕事に疲れた時や、彼がいない時だけだ。


そして今日も、仕事に疲れた目を休め、指輪を回して少し浮かせる。
その隙間に現れたものを見てほほ笑んだ。


追加で字を入れてもらったのは自分の方の指輪だけ。
表からはわからない裏側に、鏡字になるように文字を入れてもらったのだ。
疲れなどで少し手がむくんだ時に、指輪の内側が食い込んで手に刻印の跡が残る。


左の薬指に現れる、彼の名前。
それを見れば自分が彼のもののような気がして嬉しくて。
肌に浮かんだ彼の名前を見て。

ああ、早く彼に会いたい。

そう思い、もう少しがんばろうと思えるのだ。



彼は知らない、誰にも言わない、自分だけの秘密。

小さな小さな秘密*]

 


    ……っ


[耳に触れられる動きに合わせて
 ぴく、ぴく、と肩を揺らした。

 降りてくる言葉は
 自分が彼にとって特別な存在だと告げている。

     泣きたいほど嬉しい。]
 

 
[ だけど、それ以上に
ましい。 ]
 

 
[やはり、ということは
 比較対象があるのだろう。

 自分の不在時
 彼がオレの替わりに抱いたのは
 あいつか、それともあいつか……。

 名前も朧げな元仲間達の顔
 それとそれらを抱く彼の姿のイメージが
 次々と湧いて……、くるしい。]
 

 
[自分から捨てた役割に
 何の執着も未練もない

 筈

 なのに、どうして胸が痛いんだろうか。]
 

 
[そんな心境でも
 奥まで……、と言われれば
 身体はぞくぞくと震えてしまう。]


    すみません……、……はい


[達したことについて謝罪してから
 立ち上がり、背を向ける。

 壁に手をつき、足を開き、尻を高く掲げた。]
 

 
[貫いて貰えれば
 けだものになって
 他の苦しみはみんな忘れられた。]
 

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
   
── 部屋の露天風呂 ──

 
[おれは、そのままの
 ジャックを受け止めたかった。

 弱音を吐いてくれるなら、
 そんなところも全部、
 包み込んでやれるような
 頼れる存在になりたかった。


 なんでも、
 どんなことでも、

 そう思っているのに
 自分がどうだったのか?ではなく
 妹がどうだったか?ばかりを
 話してくれるから>>93

 どれだけ大切に想っているのか
 その存在の大きさに
 胸がじく…と膿むような感じがした。]
 
(167) 2021/01/12(Tue) 9:54:44

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[その違和感にはフタをして

 2等身の妹君を
 ぎゅってしている2等身のジャックを
 背中側から抱え込もうとして、
 2等身のおれが、心の中で格闘している時だ。

 聞き捨てならない、助詞が耳に入り>>93


    、
   妹は? ”は”って、なんだ?
   じゃあ、お前は?
   お前はどうだったんだ…?



[食い気味に訊ねてしまった。]
 
(168) 2021/01/12(Tue) 9:55:25
 
[浴衣の裾は帯にたくし込み
 ヒクヒクと期待に戦慄く孔がよく見えるようにして
 また壁に手をつき直した。

 ――こんな感傷も、早く打ち消して欲しい。**]
 

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[指示に従わされて
 地球に幾度も派遣されてきていたことは
 おれも知っている。>>94

 憂いを帯びたクールな表情で
 淡々と職務を遂行している感じだった。

 あの頃に比べると
 本当によく笑ってくれるようになって、
 特に照れると、すごく可愛いから
 つい褒めちぎってしまうのも原因かもしれないが‥‥

 そんなことを思いながら見つめていると。]



   
!! ……ッッ、




[突然、色気ダダ漏れの顔をした
 ジャックが立ち上がった。
 タオルで隠す前の、を、目にしてしまって。>>95
 
(169) 2021/01/12(Tue) 9:56:38

【人】 宇宙刑事 サラトーガー

 
[すぐに後を追うことは出来なかった。


 もうひとりのサラトーガーが

 立ち上がれ〜
 勃ち上がれ〜♪

 別の番組の主題歌を
 熱唱し始めてしまったからだ。


 大浴場ではない大欲情で
 しばらく湯に浸かったままで居たら
 頭の芯まで、のぼせて

 それで、理解した。]
 
(170) 2021/01/12(Tue) 9:57:51
 




情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 8日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


トップページに戻る


←↓■□フィルタ

生存者 (6)

ジャック
10回 残----pt

イノセント様の犬

イノセント
0回 残----pt

愛犬にめろめろ団

高藤 杏音
4回 残----pt

空愛してる

菊波 空
4回 残----pt

杏音大好きだぞ

0回 残----pt

 

幸也
0回 残----pt

 

犠牲者 (3)

リンリー(2d)
0回 残----pt

 

迅(5d)
32回 残----pt

 

真里花(6d)
42回 残----pt

私の兄は世界一。

処刑者 (6)

ルイ(4d)
0回 残----pt

ごゆっくり〜

鬼走(5d)
4回 残----pt

 

夜長(6d)
6回 残----pt

 

サラトーガー(7d)
13回 残----pt

ジャックが眩しい

アザレア(8d)
30回 残----pt

安定の後追われ

キネレト(9d)
26回 残----pt

どこまでも後追う

突然死者 (0)

舞台 (0)

発言種別

通常発言
独り言
内緒話
囁き系
死者のうめき
舞台
置き手紙

一括操作




発言種別注目






















(0.2 CPUs)
運営 moonpupa
人狼物語 by あず/asbntby
人狼議事 by ななころび
トップバナー画像 by naomyplum
人狼物語画像 by Momoko Takatori
Schwarzwald(黒い森) by hagios
トロイカ TYPE:А / 哀愁のタタロチカ by かえるぴょこぴょこ/あさくら
ようちえんせんき かりんか / ハロリンカ / 凍れる水車 by かえるぴょこぴょこ/あさくら
霧雨降る街 / 少し大きな霧雨降る街 / 蒸気満ちる宴 by きりのれいん
メトロポリス / バビロン / ギルガメッシュ / Valhalla by すむろ水
ひなだん by hinaki
壱番街 / 壱番高校 by 壱猫[onecat]
外道大戦 by mtmt
都道府県キャラセット by kairi(企画代表)
繋<つなたま>魂 / 班帝家の一族 / H)SOCIUS(A by めいあ
もふぁんたじぃ / もふぉれすと by ほのゆる
Cathedral / 学園Cathedral / Grand Cathedral / 学園Grand Cathedral by Izuya
夜月町 by 夜月けい
南区 / 古今東西 by 南
IRO-COLORE(いろころる) by Izuya, 南
お茶会 / 演奏会 / 花見会 by ゆひろ
GNL / GNL+ by guiter-man
ジランドール / イルミネーション by may-co
シキメグリ by afinter
-汝人狼也-人物画 by 878, かんこ
closure / closure' by 閉
Emoricu / Cumorie / 黎明街 by milk_sugar
ワンダーズ言戯団 by pike
宝石箱《Jewel Box》 by 宝石箱制作委員会
文明開化 by sin
カティサーク by apricot with y_hyuga
月狼学園 / 人狼署 / 狼達の軍歌 by apricot
花一匁 / 桃酔郷 by さね
po!son / Girl's Talk by pure_g
madparty by シロクマ
rhizome by CH3COOH
曲芸会 / 曲芸会Hello! by otokasa
AtoZ by 築
瑞洋館 by ういろ
LastSunday / HeaVen by 志摩
かくりよ by plmi
桃色concerto by 桃昆布
狼兎 by クロマ
人狼ヶ谷学園の放課後 by 竜山明日佳
bAroQue / tradimento by souya
Bokuyume. by 卜部
FGOキャラセット by 有志一同
魔法少女は眠らない by 魔法少女チップ企画
Liberte by みぃな
噛志野医院 by manamiz
メギド人狼 by メギドチップ企画
absolventi by ぶんちゃん
歳時抄 by 小由流
文アルセット by 文アルセット企画
荘園パック by ARC(企画代表)
Friends by 真知
城下町の酒場 / 大神学園 by じっぷ
エッグ by 朧恩
ぐれすけ・ぷらす by 純
ニューホライズン by youden
バーバチカ / プトロレ by たべ
ユメツナギ by 天瀬春日
StarGazer / LittleStar by CONBE
御常紀学園 by HS_29
オハナシノクニ by オハナシノクニ制作委員会
Fragment of Jewels by 粉海月
花園女学院 / 他種族孤児院 by はこみ
xxxx組 by サイコ瓦
おりふし学園 by めんるい
Fairytale Syndrome by hTuT
Salute by むくっこ
Le parterre by イヌバラ
Troopers by 人類管理連合
お野菜キャラセット画像 by 無料素材倶楽部
Siuil a Run by 匈歌ハトリ
紫煙をくゆらせ by 空砂
RocketPencil by 山本羅刹
エトリエ / エトリエ・戦国 by とり
ボワボンボン by あとらそふと
古の迷宮 by とり夫
JEX Online by katarazu
煌夜の決闘 by ジュエルセイバーFREE
こだわりアイコン by fatcow
トランプ画像 by しろま空間
リンソン by moonpupa