人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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【人】 英 羽凪

─ 遊技室 ─


[へーそんな顔でも笑うんだ。>>2:522
最後の黄色いボールがポケットに入ったのを、面白くなさそうな顔で見送って。]


  ……あーあ。

  そこでまたはぐらかしたら、
  左肩ぶっ叩いてやるつもりだったのに。


[残念、と肩を竦めた。

そして俺は、俺の中の僅かな変化に気づく。
いつかのような空虚感をもう覚えないことに、不思議な心地で目を細めながら。]
(0) 2020/08/01(Sat) 0:05:05

【人】 英 羽凪


  フられないといいね、羽井さん。
  ……勝負は俺の負け。悔しいけど楽しかったっす。

  で。何賭けたんすか?


[笑いながら。
羽井さんへすたすたと近づけば、右手を差し出そうか。*]
(1) 2020/08/01(Sat) 0:05:12

【人】 英 羽凪

─ 遊技室 ─



  どっちかっていうと
  愛想尽かされないといいね、の方だったんすけど。

  へーその言い方だと、
  付き合ってないっての、ほんとなんだ。


[墓穴掘ったね、羽井さん。>>9]
(24) 2020/08/01(Sat) 2:27:26

【人】 英 羽凪

[なんて笑ってたら、賭けの要求に真顔になった。]


  うわー前言撤回。
  見た目通りガラ悪いっすね。
  真由美さんに言いつけてやろうかな。


[しないけど。
それはそれで見た目通り過ぎてインパクト薄いっす、とか言いたい放題言いながら。
右手を引っ込めて、諭吉をぺしり。

ちなみに勝負に真由美さんを賭けてとか、まったく考えてなかったし。仮に持ち出されたら、勝敗関係なく却下したよね。
モノじゃないし。]
(25) 2020/08/01(Sat) 2:27:45

【人】 英 羽凪



  なら、羽井さんの連絡先ちょうだい。
  また勝負したくなったら、連絡するんで。

  気が向いたら他にも面白い遊び、教えてよ。


[もう一度右手を出してみようか。>>10

ちょっと本気で練習してみようかな、ビリヤード。
趣味もなかったし、ちょうどいいかも。
ダーツもやってみたいな。
そっちはすぐに羽井さん追い越しちゃったりして。]
(26) 2020/08/01(Sat) 2:29:22

【人】 英 羽凪

[そして。
教えてくれたもう一つの答えには満足気に笑い。>>11



  ──── 上手くいくといいっすね。



[片づけを終えた遊戯室を後にした。**]
(27) 2020/08/01(Sat) 2:31:06

【人】 英 羽凪

─ 幕間・遊技室のあと ─



[遊技室を出た後。
思ったよりもかいた汗の分、水分補給に自販機コーナーへ。
取り出し口から拾い上げたペットボトルを開けながら。]


  ちぇー。見透かされた感じ。


[拗ねた顔で呟いて、冷えたライチ水を一口。

まあダメ元だったけどね。
あれ、勝ったらねだろうと思ってたものだし。>>42

さて次は何の勝負を仕掛けてやろうか。]
(122) 2020/08/01(Sat) 23:40:21

【人】 英 羽凪

[ごくごくと半分くらい飲み干して。
大分乾いた汗を、シャツでぬぐう。]


  ……”運”次第、ねぇ。


[まあ大丈夫なんじゃないかな。>>43
真由美さんは、羽井さんを放っておけない気がする。
なんとなくだけどね。

弟の勘ってやつ。
結構よく当たるんだよ、これが。*]
(123) 2020/08/01(Sat) 23:40:32

【人】 英 羽凪

─ 花火大会 ─


[約束通り向かった河川敷の祭会場にて。]


  ……うわ。
  めちゃくちゃ混んでる。


[俺は、思い切り顔を顰めた。

ひしめく屋台と人混みの熱気に、早くも帰りたくなる。
けど、約束は約束だ。取り立てる前からめげてどうする。

大体、そもそも瑛が悪いんだ。
何も言わずにいなくなろうとしやがって。
なんか、思い出したらまたムカついてきたぞ。

眉間に皺を寄せた俺の今の格好は、借りた細縞が入った渋い紺色の浴衣と、白の角帯。
はぁ、と小さく息をついて気合を入れたなら。
慣れない下駄を鳴らして、祭会場を歩き出した。]
(124) 2020/08/01(Sat) 23:40:47

【人】 英 羽凪

[──そうして探すこと、数十分後。]


  あー……見つからねぇ。


[というか、浮かれた空気に乗じた客引きや逆ナンが地味にうざい。
連れがいるんで、といい加減断るのも疲れきて逃げ出したのは、祭会場から少し外れた橋の上。
遠く聞こえる祭囃子と減った人混みに、ホッと息をつき。
欄干に寄りかかって、しばし休憩を。]
(125) 2020/08/01(Sat) 23:41:37

【人】 英 羽凪

[見つけられんのか、この中から。
それこそ運次第だろ。

考えるだけでげんなりする。でも諦めるつもりはない。
小休憩を終えれば、よし、と再び祭会場へ戻ろうとして。
ふと見下ろした川辺に人影が見えた。

そういえば出会った時も、水の近くだったっけ。>>0:385


  …………、まさかな。


[ひんやりした水辺の空気が、誘うように汗ばんだ頬をなぜていく。]
(126) 2020/08/01(Sat) 23:42:02

【人】 英 羽凪

[カラン、と下駄を慣らし。
橋を渡って、河川敷に降りる。]


  ……そこで何してんの?


[薄暗がりに浮かぶ、浴衣姿の女の子。>>38
いつかのように声を掛けながら、俺も隣にしゃがみこめばその顔を覗きこんで。]
(127) 2020/08/01(Sat) 23:42:28

【人】 英 羽凪



  見つけたぞ。瑛。


[どうだ、と得意気に笑った。**]
(128) 2020/08/01(Sat) 23:42:40

【人】 英 羽凪

[ぽつん、と水辺にいた瑛。
それは初めて見つけたあの時と同じなのに。>>0:454
あの時とまったく違った、苦しそうな顔で笑うから。>>138

俺は、むっとした顔になって。]


  ……だろうな。

  そのつもりなら尚更、
  絶対見つけるつもりで探してやった。
  ざまぁみろだ。


[取り立て屋の意地を思い知ったか。>>139

汗で濡れて重くなった前髪を、風が撫でて。
川面を渡っていく。]
(208) 2020/08/02(Sun) 12:10:23

【人】 英 羽凪

[視線を水面に移せば、水滴が落ちて広がる波紋。>>140


  …………
  なりたくなかった、理由は?

  どうしてか聞く権利が、俺にはあると思うけど。
  だって俺はもう、瑛を好きになってる。


[小さな揺らぎは、すぐに消えてなくなり。
何事もなかったように戻っていく水面を見つめながら。]
(209) 2020/08/02(Sun) 12:10:42

【人】 英 羽凪

[濡れて冷えた指先を捕まえようと、隣に手を伸ばした。]


  へらへらしてて、
  何しでかすかわかんなくて。
  一言も言わずにいなくなろうとするような
  薄情なやつだけど。

  どうでもいいやつを
  こんな汗だくになって探したりするほど、
  俺はやさしくないからな。


[誰にでもやさしくできるほど。
俺はできた人間じゃない。>>2:255*]
(210) 2020/08/02(Sun) 12:10:51

【人】 英 羽凪



  自分で言うのかよ、それ。


[否定はしない。>>241
一方的に裏切られたような怒りで、意地になってるだけかもしれないし。
初めて遭遇した未知の生物じみたやつに、興味を引かれてるだけかもしれない。

そうだとしても。
俺が探すくらい特別なことに代わりはない。]
(274) 2020/08/02(Sun) 18:58:20

【人】 英 羽凪

[捕まえ、掴んだ指先が。声が。
少し震えていて、水面を睨んだまま眉根を寄せた。>>244

ひんやりとした風が止む。>>247
湿気を含んだ生温かい空気に、肌が汗ばんで。

夏の時間が、動き出す。]


  ……終わりにして、どうすんの。

  仕事に集中して、
  そのうち、おいしかったご飯も
  綺麗な景色も、楽しい時間も全部忘れて──


[違う。これは俺の話だ。
瑛の話じゃないし、同じ道を辿るとは限らない。けど。]
(275) 2020/08/02(Sun) 18:58:29

【人】 英 羽凪

[もし、時間が戻るなら。]


  ──…自分から、
  大事なもん手放すようなことするんじゃねぇよ。


[俺は俺に、そう言ってやりたい。
倒れた時、駆けつけてくれた姉の顔。

未だに、どうすればよかったかなんてわからないけど。
情けなくてやるせなくて後悔したことだけは、鮮明に覚えてるから。
掴んだままの指先をぎゅっと握った。]
(276) 2020/08/02(Sun) 18:58:39

【人】 英 羽凪


  そういう仕事の話したら、
  俺が傷つくとでも思ってんの。
  なら残念だったな、まだそこまで好きじゃないし。


[化けた瑛の姿なら、昨日今日で知ったけど。
想像力の乏しい俺はイマイチ、彼女のフリしてる瑛にピンとこないってのが、一番大きな理由なのは横に置いておく。
でも面白くない話って意味なら、まあ認める。]


  生憎俺は、瑛が思うほど
  やさしくないし素敵な人でもなんでもないし。
  美化されんのも、忘れられんのも、真っ平だ。

  俺がここにいるのは、瑛と一緒にいたいからで。
  もっと知りたいからで。
  そんでもし……俺が瑛の役に立つって言うなら、
  もっと必要としてほしい。


[役に立つって言ったあれも。
慰めるための社交辞令だったのかもしれないけど。>>1:353
(277) 2020/08/02(Sun) 18:59:36

【人】 英 羽凪

[風はまだ、止まったまま。
握った手が汗ばむのも、声が震えるのも、喉が渇くのも。
きっと全部、暑いせいだ。]


  
……勝手に終わりにすんなよ。ばか。



[しゃがみこんだ膝に顔を伏せて隠し。
握った手の力をゆるめた。
このまま手放すつもりなら、そうできるように。*]
(279) 2020/08/02(Sun) 19:00:03

【人】 英 羽凪

[”他人”だなんて、言われなくたってわかってる。>>310
でも俺はもう手放したくないし。
ちょっとでも忘れたくないと思うなら、瑛にも手放さないでほしい。なんて。

慣れない緊張で喉がからからになりながら。]


  ……瑛?


[手をほどかれ、ゆっくり顔を上げて瑛を見た。>>312
そして。]


  …………
はぁ?



[住所。なんで住所?

ぽかんと呆気にとられていたら。
手がほどかれ、今度は逆に捕まりぎょっとする。
あれ、もしかして俺なんか早まったか?]
(334) 2020/08/03(Mon) 1:14:52

【人】 英 羽凪


  あ、なんだ書類上……
  
ってそういう問題じゃねぇよ。



[空いてる方の手で痛む額を押さえ。
はぁ、と大きく息をついた。

そういえば事務所に住み込みとか言ってたな。
住所が欲しいってことは、事務所を出るってことで。
つまり、今の仕事を辞めるつもりなんだよな?>>313

にしてもこの頼り方はどうなんだ。
本当に、何をしでかすかまったくわからない。]
(335) 2020/08/03(Mon) 1:15:43

【人】 英 羽凪

[なんか一周回って、おかしくなってきて。
ふ、と吹き出したなら。]


  ……貸してもいいぞ。

  ただし、ネカフェとか俺が心配だから却下。
  どうせなら、実際俺んち住んじゃえば。

  空き部屋はないけど、
  もう一人寝られるくらいのスペースならあるし。
  仕事と住む場所決まるまでいたら。


[姉が結婚する時に、独り暮らしのために借りた部屋。
ほとんど寝る為に帰ってたような、1DKだ。]
(336) 2020/08/03(Mon) 1:20:10

【人】 英 羽凪


  言っとくけどただの間借りで、家主は俺。
  そして俺も、帰ったら就活するつもりだから
  当分バタつくかもしれないけどな。


[びし、と付け足して。
そういえば聞くばかりで、ほとんど俺自身の話をしてなかったことに気づく。]


  そういや言ってなかったよな。
  俺の仕事は広告代理店の下請け会社だったけど。
  忙しすぎて倒れて、療養でここに滞在してたって話。

  今の会社には医者の診断書つきつけて、
  休暇ぶんどったって形にはなってるはずだけど。
  そんなに余裕あるとこでもないし、まあクビだろうなー。


[そんなわけで、俺は今無職でなんにもない状態だけど。
それでも心配してくれる人はいるし。
食べて、寝て、生きてたらなんとかなるってわかったし。

それに。]
(337) 2020/08/03(Mon) 1:21:45

【人】 英 羽凪

[掴まれた彼女の手を、握り返しながら。]


  一緒に、も一度スタートだな?


[一人じゃないって、それだけでも。
結構心強いもんだろう?**]
(338) 2020/08/03(Mon) 1:22:00

【人】 英 羽凪

[実際問題、一緒に暮らすとなれば。
これから色々と問題はあるかもしれないけども。>>347
とりあえずは。]


  ……そうだな。
  食べやすくても、三食カップ麺とか
  コンビニ飯とかはやめたほうがいいよな。


[神妙に頷いた。>>348
一人だと面倒くさがってやってしまう気がするし。
俺らの場合、そこにも二人でいる意味があるのかもしれない。

瑛が料理できるかは知らないけど。
一緒なら、仮に失敗してもきっと楽しい。]
(411) 2020/08/03(Mon) 21:59:11

【人】 英 羽凪



  これから、よろしくな。


[すごい先の未来なんて、まだわからないけど。
ひとまず俺は、今重なっているこの細い手を。
大事なものをもう手放さないように努力しよう。

まずは、そこからだ。]
(412) 2020/08/03(Mon) 21:59:19

【人】 英 羽凪

[一息ついて。
ふと、横からの視線に気づき。>>349
振り向けば、浴衣を着た彼女と目があった。]


  …………ふーん。
  そりゃどうも。


[それも社交辞令? なんて聞くのは野暮だろうけど。
でも俺はまだ根に持ってるから。]


  褒めても家賃は下がんないぞ。
  出世払いにしてもいいけど。


[ふい、と拗ねた顔で視線を逸らした。
別に怒ってないし。
単に先に言われて悔しいのと。照れ隠しなだけだ。]


  …………。


[ちら、と視線を戻す。
何かを期待して待つような瑛の目に対して。
俺は、盛大に眉根を寄せた仏頂面で。]
(413) 2020/08/03(Mon) 21:59:34

【人】 英 羽凪



  これでいいかよ。


[ああもう、顔熱い。]
(414) 2020/08/03(Mon) 22:00:56