人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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視点:


【人】 寡黙 エミール

「…………案外光らないものなんだな」

お触れだけは一応毎回見に来ている。
周りの気の毒そうな視線に億劫さを感じながら。
(0) 2024/02/11(Sun) 21:16:54

【人】 寡黙 エミール

>>3 ディルク(5日目続き)

「俺も外に興味がなかったと言えば嘘になるがな……。
 ……、そうだな……老人とガキどもの相手なら慣れたが」

確かに今の状況は慣れないし居心地は悪い。
それでも見知った孤児院の人間が居たりしたから、案外のんびり過ごせていたけれど。

「……孤児院は、たまたま買い出しに来た時に迷子になってるヤツを見つけてな。
 孤児院に送り届けたのが縁で……小動物で宥めてたら、妙に懐かれた」

子供は怖いもの知らずでもあり、得てして小さい生き物を好むもの。
そうやって次もまた来てねとせがまれ、今に至る。
自分らしからぬつなぎ続けた縁だった。
(4) 2024/02/11(Sun) 22:38:36

【人】 寡黙 エミール

>>5 ディルク

「……俺は無愛想で好かれるタイプではないと思うが……」

ただ、子供には好かれやすかった。
小動物という興味を引くものがいたというのも大きいだろうが、遊んでやるのは苦ではなかったから。

見えるものが違う……か。
確かにそうかもしれない。
実際、自分はその時の今をきちんと見れてなかったようにも思う。

「……これから、か」

難しい質問だなと思う。
少し前ならYESと頷いていたことが、今ははっきりと答えることが出来ない。
それくらいはあの孤児院が気に入っていたらしい。

「どちらを選んでも、――少なからず後悔することになりそうだ。……俺は」
(6) 2024/02/12(Mon) 2:36:42

【人】 寡黙 エミール

>>7 ディルク

「それはまぁ……そうかもしれないが……。
 アンタは人に好かれて生きてるのだと思っていたんだ」

好かれるにしたって対象がまるで違うだろう。
そもそも動物と孤児院の子供と村の老人としか関わってこなかったので、世間一般的な好感度の得やすさというのがいまいちわかってないかもしれず。
世間知らずと言われても仕方ない。

「答えを見つける約束をしてしまったからな……」

誰と、とは言わず。
どうするべきなのか、それは最終的に直面してしまわなければ、きっと答えなど出ないに違いない。

「……アンタも、いつか何かしら決断は下さないといけないんだろ。
 お互い様、だな」

事情はわからずとも。
この痣を得てしまった時点で、この憂いで……何となく、そう思ったのだ。
(9) 2024/02/13(Tue) 2:25:47

【人】 寡黙 エミール

>>10 ディルク

「そうだな。……………」

いつでもいいと、ずっと待っていると告げられた約束の答えを語る日は、そう遠くはないだろうけれど。
そのためにはいくつかやらなければならない事、考えなければならない事があるのは事実。

この痣が、光らない限りついて回る選択肢があるがゆえ。

「……後悔少なめ、ね」
「アンタは……、いっそ選択肢を潰してしまいたいと思うことはあるか……?」

もしかすると。
自分はそれが出来るかもしれない。
興味があるなら、夜にまた会おうと仄暗い笑みを浮かべた。
(11) 2024/02/14(Wed) 3:05:48