人狼物語 三日月国


124 【身内P村】二十四節気の灯守り【R15RP村】

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視点:


【人】 灯守り 芒種

[ >>1:105いつもわたしを信じきって体重を預けてくる。
  この子のことすら微塵も信じられないわたしには
  決して真似できないその振る舞いは心にずっしりと重たい。

  裏切りたくない、期待されるまま、或いはそれ以上に
  彼女の望む立派な姉でありたい。出来もしないくせに。

  願望と現実の差なんてもう嫌と言うくらい
  理解しきっているはずなのに、
  何度でも新たに絶望する。 ]


  長い移動だったからお着物が着崩れてしまっていないか
  少し鏡を見ていただけよ。
  ああ、けれど……ふふっ、今また崩れてしまったかも。

  暫く見ない間に、あなたがすっかり大人になっていたら
  どうしようかと少しだけ期待と……
  たくさん心配をしていたのだけれど。

  相変わらず茉莉は甘えん坊さんのままね。

  
(14) 2022/01/21(Fri) 5:30:03

【人】 灯守り 芒種

[ 無邪気な笑顔は子犬みたいな愛らしさがあって
  悩んでいること全部が一瞬なにもかもどうでもよくなる。

  守りたいこの笑顔。
  可愛さの化身か。かわいいがすぎる。
  今日も妹が尊い。もはや世界遺産。

  妹しか勝たん。

  限界オタクと化し死んだ語彙と情緒を立て直す作業だけは
  プロ級なので、天使かな?とか余韻で考えつつも
  一瞬たりとも表情筋が崩れることはない。

  供給過多な脳内麻薬でちょっと逝ってる頭のまま
  推しに蕩かされてうっとりと溢す熱っぽい吐息を、
 「安心したわ」なんて取って付けた言葉で
  安堵の溜息に非常に雑に擬態させておいた。 ]
(15) 2022/01/21(Fri) 5:30:31

【人】 灯守り 芒種

[ 姉の挙動がいつでもだいたいおかしいことには
  一切動じることがないくせに
  ふと、体調ばかりを慮ろうとする心配性の気配を察した。

 『助けること』が出来るようになってからは
  特に顕著な気がするその癖を矯正してやりたい。
  そんな自分勝手な昏い願望を胸の内に押し込めて
  確かめるように重ねられた手のひらに指を絡め
  指の間の温い体温を此方から奪い取りに行く。

  過ぎたものを与えようかと彼女が悩むより先に
  必要で充分な分だけを譲り受けるために。 ]


  あら、冷たかったかしら。
  そうね……ここはいつでも少し肌寒いかも。
  普段が普段だから、どうしても、ね。

  茉莉はいつでも暖かいわね。
  幾つまでこのままでいてくれるのかしら。
(16) 2022/01/21(Fri) 5:32:36

【人】 灯守り 芒種

[ 彼女には自由を。
  彼女のしたいことの邪魔はしない。

  今頃立春ではなく芒種になっていたかもしれない未来を
  自分が望んで、毟り取った時に決めたことだ。
  今更違えるわけには行かない。

  自己犠牲なんて一番選んで欲しくない能力だった。
  それでも刷り込まれ押し付けられた感性でなく
  体験から見つけた望みを選び取った結果なのだから
  否定はしたくない。物分りのいい顔をしたい。
  理解者であるような、いい顔をしていたい。
  彼女のためではなく自分自身のために。

  けれどそれが正解なのか、わからなくて。

  どうするのが正解なのか、
  幾ら悩んでも未だ答えは出ないままだった。 ]
(17) 2022/01/21(Fri) 5:33:59

【人】 灯守り 芒種


  あら、もうそんな時間?
  呼びにきてくれて助かったわ。

  あら……こんなことで良ければ、幾らでも。
  もし、誰かになにか言われたら
  わたしの手が冷たかったから温めていたって言えばいいわ。
  本当のことだもの。


[ 時間に死ぬほどルーズな姉を意識せずフォローする
  神対応に圧倒的感謝しかない。
  顔がいい上に性格もよくて軽率に推せる。
  しかも甘え方が可愛くてしんどい。最高オブ最高。

  姉の顔は崩さずに頭の中だけで静かに発狂する。
  元より離す気のない手をぎゅっと握り締められて
  変な呻き声が溢れそうになったがギリギリで喘ぐのは堪えた。
  手を引かれるまま歩き出す。

  昔は逆だったのに頼もしくな……ったとか言いたいが
  何時だって引かれる側だ。
  歩幅で勝てるうちに手ぐらい引いて歩けば良かった。
  実に惜しいことをした。

  そんな阿呆なことを考えているなんて
  なぜだか妹には特に不思議と伝わらない。 ]
(18) 2022/01/21(Fri) 5:34:50

【人】 灯守り 芒種


  いいわね。
  一緒にお風呂に入るなんて何時振りかしら。


[ 度々軽率に暴かれ、毎度それを雑に隠すものだから。
  帯を解くと家で待っている猫の機嫌を損ねるのだけれど。
  推しの裸及び成長の成果を合法的に拝み
  推しの浸かったお湯を浴びる魅力の前には
  その程度の面倒、無力でしかなかった。

 「断られるかも」なんて懸念を
  妹が抱いているかもしれないと、姉は考えることがない。
  彼女はいつだってわたしにならなんでも叶えて貰えると
  信じきっているはずだと疑っていなかったし
  当たり前にそういう思考になるくらいに
  いつだってなんでも望まれるまま
  叶えられる限り叶えてきたつもりでいたから。 *]
(19) 2022/01/21(Fri) 5:37:21