人狼物語 三日月国


225 秀才ガリレオと歳星の姫

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視点:


【墓】 ユスティ



   エウロパの問いにユスティ は口を噤む。>>+1
   この学校は虎を封じる檻だなどと
   口が裂けても言えるはずがない。

   技は磨けば誰でも秀才になれる。>>+2
   しかし魔力の量は持って生まれた才能に依存し
   努力では天才にはなれない。>>+4

   蓋を開けてみればその差は大きく…
>>+7

   流れ込む魔力を捌けないのは
   なにもユスティに限った話ではなく、
   この距離が天才エウロパ凡人の間に聳え立つ絶対的な壁。

   幼い頃はまだ小さかった亀裂が
   今はもう取り返しがつかないほどに深くなっていた。


(+19) 2023/10/01(Sun) 8:52:56

【墓】 ユスティ



   どうしようもない事実に空気が淀む。

   沈黙を最初に打ち破ったのは
   一瞬だけ寂しさを滲ませたエウロパの方。

   どうしてそんな顔をするのかと
   聞いてもきっと教えてはくれないだろう。
   亀裂のその向こう側に飛び越えることさえしないなら
   こちらにはその心を聞く資格もない。



(+20) 2023/10/01(Sun) 8:53:23

【墓】 ユスティ



   質問の意図が分からないが
   エウロパに嘘をつく必要も無い。

   だから正直に答えたはずなのに
   どこか釈然としない様子で。>>+10

   仮に他の人であったとしたら
   手を繋ぐくらいでも十分解決出来るだろう。
   そういう意味での回答だということは
   エウロパもわかっていると思っていたのだが
   その真意は別のところにあるらしい。>>+12


   
(+21) 2023/10/01(Sun) 8:54:07

【墓】 ユスティ



   「勘違いか。


      仮にされてしまったら
      謝りはするけど断るよ。


           ボクもあまり暇じゃないから。
           きっと寂しい思いをさせてしまう。」


(+22) 2023/10/01(Sun) 8:54:32

【墓】 ユスティ



   本当は恋愛に興じるとして

        相手は選びたいというだけのことだが。


(+23) 2023/10/01(Sun) 8:54:50

【墓】 ユスティ



   当の本人は人の気も知らずに
   ホットドッグに思いを馳せている。>>+14

   そもそも言ってないのだから
   やや横暴ではあるけれど。

   ただその変わり身の早さには
   ユスティも困惑を隠せない>>+15>>+16
   遠慮はしなくていいけども。
けども。




(+24) 2023/10/01(Sun) 8:55:18

【墓】 ユスティ



     「………まるでブラックホールだ。」


(+25) 2023/10/01(Sun) 8:55:59

【墓】 ユスティ



   コロッケはあっという間に消えていった。

   先程までの傷心がまるで嘘かのように
   ご機嫌な様子でホットサンドを追加している。
   ここで声をかけてもらえるのは
   エウロパの人徳というべきか
   彼女が誇るべき能力ではないだろうか。

   嫉妬と感心が入り交じる中で
   不意にホットサンドを差し出される。>>+17
   その意味が分からず困惑の表情を浮かべたのだが。


(+26) 2023/10/01(Sun) 8:56:29

【墓】 ユスティ



   「お礼って…別にボクはそんな…

            まぁ……ありがとう。」


(+27) 2023/10/01(Sun) 8:56:49

【墓】 ユスティ



   その意図を知ってしまえば
   断るのも違うような気がして
   素直にホットサンドを受け取る。

   周りに誤解されるかもしれないが
   どうせ誰もいやしないだろう。

   ホットサンドの暖かな味わいが
   口の中に広がっていく。
   これを食べ終わったら今度こそ寮へと帰ろう。


   食べながら思い出したように指先を振り
   カバンの中に入っていた紙とペンを中に浮かせると
   すらすらと遠隔で文字を書き始める。

   しばらくして書き終えた紙に魔法をかけると
   まるで生きた鳥のようになって空へと飛んでいく。



(+28) 2023/10/01(Sun) 8:57:43

【墓】 ユスティ



   「キミがちゃんと宿題を頑張ったことは
        あの子がちゃんと伝えてくれるよ。」


(+29) 2023/10/01(Sun) 8:59:10

【墓】 ユスティ



   こればっかりは分からないが
   扱いが問題児ということもあって

   他人の宿題を丸写ししたとか
   そういう中傷を受けても不思議じゃない。
   しかし今回に関しては彼女の努力は本物だ。

   努力は笑われずに報われるべき
   彼は己の信条にいつも従っていた。*



(+30) 2023/10/01(Sun) 8:59:48

【墓】 ユスティ



   エウロパは抜けているところもあるが
   実際そこまで馬鹿なわけではない。

   だからこそ不思議だ。
   何故彼女は一向に制御する術を覚えられないのか。

   それは魔法を扱えないのと同じ
   心の問題を疑うべきなのかもしれない。>>+32


(+41) 2023/10/03(Tue) 1:03:26

【墓】 ユスティ



   いつか聞いてみてもいいかもしれない。
   なにか魔法を扱うことに抵抗があるのか

   それともなにか心残りがあるのか。
   やや踏み込んだことかもしれないけれど
   エウロパのために必要かもしれないから。



(+42) 2023/10/03(Tue) 1:03:54

【墓】 ユスティ



   だがそれを聞けたとしても
   心を都合よく動かすのが至難だからこそ

      魔法とは面白可笑しい代物なのだ。



(+43) 2023/10/03(Tue) 1:04:24

【墓】 ユスティ



   「別にボクは優しくしたつもりは無い。>>+37
    宿題だってキミがやっただけのこと。>>+36

      ボクがキミに向けた優しさなんて
      コロッケくらいだろう?大したことじゃない。」


(+44) 2023/10/03(Tue) 1:05:01

【墓】 ユスティ



   飛んでいく鳥を眺めながら
   ユスティはエウロパに答える。

   意図して彼女に優しくするなど
   とうの昔に過去の氷花として砕け散った。


   エウロパにとっては今も優しさに見えるのだろうか
   自分の信条に従っただけで自分の為でしかないが
   解釈の違いを正すことに意味などない事は知っている。


    「ただボクは正しくあろうと
     努力した人は報われるべきだと思う。

               それだけのことだ。」


   ユスティはホットサンドを食べる傍ら
   汚すまいホットサンドを持っていなかった手を
   エウロパへと伸ばすと、優しく頭を撫でた。


(+45) 2023/10/03(Tue) 1:06:50