人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【人】 路地の花 フィオレ

「…どうしたのかしら」

今日はスラムの子供たちに会いに行ってから、バーの手伝いに行こう。
そう決めて、街中で買った大量のパンを抱え歩いていた。

いつもとは違った雰囲気のざわつきに落ち着かなさを覚えながら、皆一様に新聞を手に噂話に花を咲かせているようで。
不安げな声と、嘲笑の声がそこかしこから耳に入る。

「ごめんなさい、一部もらえるかしら」

快活な青年から朝刊を一部受け取って、ありがとうと微笑み。
早足でスラムの方へ。

学のない彼女には、難しい単語は理解できない。
ただ、それでも。

「……何、で…」

同じファミリーの人間が、逮捕されたことくらいは分かって。
スラム街の入り口で、しばし立ちすくんでいた。

#街中
(1) 2023/09/14(Thu) 21:40:41
フィオレは、踵を返し、アジトの方へ駆け出した。
(a0) 2023/09/14(Thu) 21:45:23

フィオレは、抱えたままだったパンは、アジトのどこかの部屋に置いてきてしまった。
(a3) 2023/09/14(Thu) 23:55:02

フィオレは、その部屋は今頃、焼きたてのパンの香りでいっぱいになっていそうだ……
(a4) 2023/09/14(Thu) 23:55:42

【人】 路地の花 フィオレ

「みんな、元気にしてた?」

落ち着いた頃に再び外へ繰り出して。
寄付や差し入れのためによく訪れている、
院内に入るや否や。ワイワイ集まってきた子供たちの頭を慣れたように撫でている。

世間のざわつきに子供たちは気付いているのかいないのか、ほとんど変わった様子はないけれど。
この場所に何もなければいいと思うのだ。
子供たちが、社会の闇に晒される必要はない。

「……守ってあげないと」


どうしたのー?と足元から声を掛けられて。小さく笑った女は、何でもないのよと目線を合わせるようにしゃがんで。
その額にキスを送ってあげるのだ。

#養育院
(58) 2023/09/16(Sat) 15:53:17