人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】   タカノ

―― 帰り際 ――

[ お手洗いに寄り、
 ジャケットを脱ぎ、ネクタイを外し
 スカジャンを羽織る。

 伊達眼鏡は外し、店を出たら
 サングラスをかけるつもりで。

 作戦通り誰かと伴って店を出られたかは
 分からないが、少なくとも、
 玲羅先輩が一人で帰るようなら、
 駅まで送ろうと声はかけたはず。

 一度は会計を終えて、出口へ向かったが、 ]

 ――……、ごめんちょっと
 三分で戻る。

[ 同行者や見送りの誰かが居たら
 一言声を掛け、店内へ戻っていく。 ]
(3) 2023/03/07(Tue) 1:30:37

【人】   タカノ

 
瑞野さん、
 ……お兄さん

[ 名字で呼び掛けて開いた口を一度閉じ、
 お兄さん、と呼び直す。

 どこまでこのまま行くのかは君次第だが、
 意地になってしまっているのは否めない。 ]
(4) 2023/03/07(Tue) 1:31:03

【人】   タカノ

 ……、


 『この間は行けなくてごめん』
 『今日はあまり話せなかったね』
 『デザートの約束、覚えていてくれただけで
  嬉しかった』

[ 掛けたい言葉はいくつもあったのに、
 そのどれも、音は伴っていなかった。 ]
(5) 2023/03/07(Tue) 1:31:24

【人】   タカノ

 また来るけど、それまで我慢できそうにない。
 今日こそ、名前を教えて。

[ 教えてもらっても?聞いていいか?
 そんな疑問符は、伴わない。

 生きてる音が、こんなにも騒がしい。* ]
(6) 2023/03/07(Tue) 1:31:46
  タカノは、メモを貼った。
(a2) 2023/03/07(Tue) 1:38:32

【人】   タカノ




    ――……ナギ。
(29) 2023/03/07(Tue) 2:46:52

【人】   タカノ

[ ほとんど無意識で、
 彼の言葉>>26をなぞっていた。

 伏せた視線が、上がる。

 ――……そしてまた、一つ、
 燻る思いの名に近づいていく。 ]
(30) 2023/03/07(Tue) 2:47:13

【人】   タカノ

 那岐くん

 ――……ありがとう、あの、

 また、来る。またね、
 ごちそうさまでした。

[ イザナギノミコトの那岐、文字がはまって、
 漸く、君の輪郭>>27がはっきり見えた気がした。* ]
(31) 2023/03/07(Tue) 2:47:23

【人】   タカノ

[ さいしょの約束は、果たされた――。 ]

 いや、まさか。

[ それは自室での呟きだ。
 
 皆が知っている名前ひとつ、
 漸く手に入れたという有様なのに、

 音が、止まない。
 あれだけいつも冷えている指先が、
 熱を失わない。

 でもその正体を、知ってはいけないという
 警告音も確かに聞こえるのに、 
 冷静な判断力を失っていたのかもしれない。 ]
(34) 2023/03/07(Tue) 3:07:25

【人】   タカノ

[ 意識的に行っていたわけではない。
 という言い訳を、させてほしい。 ]

 顔、見に来た。

[ そして決して仕事を疎かにしては
 いないとも。

 知りたかった。訪れるたび、
 なにか一つでも、那岐を。

 自然と、週に一度か二度だった
 来店は、二日とおかず、という頻度に変わった。 ]
(35) 2023/03/07(Tue) 3:08:01

【人】   タカノ

 こういうの、好き?

[ そして、会話もまた。増やしたというか
 気づいたら増えていたかな。
 聞き役に徹することの多い彼から、
 いくつでも、引き出さんと、饒舌に。

 スマホの画面を見せながら問うた。
 画面上には、地方へ赴いた際の景色や
 ついでに訪れた観光地のマスコット等。

 実家の犬まで多岐に渡り。 ]

 ここ、気に入ってるんだ。小さな湖の近く。
 夜は特に静かで、なーんもしないを
 やりにいく。

 一時間ちょっと、バイク走らせて。
 夏に行くと、ちょっと賑やかだけどね虫の音が。

[ 数少ないオフの日の事も、思いつくままに
 ――言うなれば、後先考えず
 話した。 ]
(36) 2023/03/07(Tue) 3:09:26

【人】   タカノ

[ そうしていくつかの日を過ごした後。

 トークアプリでの会話も、
 いくつかあった。そのうちの一つ。

 『休みの日、いつ?』

 迷った後にやはり、追伸を。

 『これは、どこか遊びに行かないかっていう
  下心のある、質問です。』

 送ったその日はそこそこ後悔したし
 もっと言葉の選びようがあったと
 頭を抱える羽目になった。

 普通に考えれば――。 ]
(37) 2023/03/07(Tue) 3:09:55

【人】   タカノ

[ そう、普通に考えれば
 同性の友人の言葉としてなら
 なんの問題も、ないその言葉の先に ]

 ………俺 ヤバい奴だったのか

[ あの日、燻って消えかけそうになっていた
 思いの名を、知った。 ]

 キモいとか言われても、
 ごめんねで済ませられないな もう。

[ だけれどどうしても、
 知らないままのほうが良かったとは思えなくて。 ]

 これっきり、返事来なくなったら
 どうしよ

[ ――その時は素知らぬ振りを、できるだろうか。
 気さくな、よく来る常連客の顔なんか、

 もう、覚えちゃいないってのに。
 判断力、今頃戻ってきても、もう遅い。** ]
(38) 2023/03/07(Tue) 3:10:41
  タカノは、メモを貼った。
(a8) 2023/03/07(Tue) 3:13:26

【人】   タカノ

[ いつだって、誰かのおすすめを。
 そんな注文の仕方をしていた。
 それは、通う頻度が変わっても、
 多分変わらなかったと思う。ただ、 ]

 この前食べたピザ、美味しかったんだ
 誰が作ったんだろう?

[ 事前に『今から行きます』とか、
 『20時頃に、行くね』とか。送れる日は送ったし
 仕事の内容的に今なら寄れる、だとか思えば
 ふらりと、寄る日もあった。

 君の手が空いていれば、なにか作ってと
 ごく自然に頼むこともあったけど、
 近くにいたのが他の誰かでも、同じように
 注文はしたし、迷惑になるほど長居はせずに
 さくっと帰宅することもあった。 ]
(116) 2023/03/07(Tue) 17:07:32

【人】   タカノ

 そう、贅沢なんだよ。
 その日何があったとかも、明日何があるとかも
 何も考えないで、ぼんやりするんだ。

 時々、ああ、鳥が飛び立っていったな
 水が跳ねたな、魚かな とか
 その場で起きたことだけ、目の前を通り過ぎて
 行く感じで。

[ 人のざわめきのない世界の良さを語る。
 話している相手の後ろに、その景色を夢想しながら。
 バイク、いいですね。>>55と彼が言う。 ]

 乗ってみる?後ろ。
 機会があれば。

[ それこそ、夢みたいなことを口にすることもあった。
 二つ返事で了承されるようなことは、
 ないだろう、と思ったゆえに、冗談の延長のように。
 だからこそ、気軽にそう言えた。 ]
(117) 2023/03/07(Tue) 17:07:48

【人】   タカノ

[ 一日中、連絡を取り合わないと不安になる
 そんな人もいるらしい。話でしか聞いたことはないが。

 彼とのやり取りは、増えたとしても、
 一日一回程度じゃないだろうか。

 今までも気づけば返事が来ている、
 こちらも気づけば返事をする、負担にならない程度に。

 会いたくなれば、行けば良いのだから。

 送った後で、やっちまったと頭を抱え
 現実を受け入れるため、もう一度
 そのメッセージを読み直そうとしてスマホを手に取り ]
(118) 2023/03/07(Tue) 17:08:03

【人】   タカノ

 ぅわっ

[ 落とした。拾った。
 メッセージの後方、相手がそれを確認したことが
 読み取れる、既読の文字。 ]

 ごめんなさい。

[ その謝罪は、スマホに向けて。

 ――ベッドサイドのチェスト上に、スマホを置き
 床に正座し、という他人が見たら、
 面白すぎる姿にて。

 どれくらいそうしていたか。 ]

 ……え

[ 答え、ぽひゅん、とちょっとマヌケな音が、
 耳に届くまで。 ]
(119) 2023/03/07(Tue) 17:08:34

【人】   タカノ

 えっ

[ 慣れた動作で画面に流れる文字を追って、
 一言 ]

 現実?

[ 『合わせられそうですか?>>58

 どう取るのが、正解なのか。
 少なくとも、はぐらかされるようなことも
 なければ、よく見れば、
 この日、この日と、候補が挙げられている。

 いつ、という問いへの答えとしては
 一つもおかしいことはないのだけれど。 ]
(120) 2023/03/07(Tue) 17:09:01

【人】   タカノ

 えぇぇ………、いいの

[ そのいくつかの候補、噛み合ったら
 どうするのだ。そんな気軽に、教えてしまって
 全日抑えられたらどうするの。

 迷いに迷って、そこから一時間くらいして ]

 『ありがとう、調整する。』

[ とだけ返した。一時間も経てばリアルタイムな
 やり取りとは言えないだろうが、
 それでも今までよりはずっと
 早いレスポンスになっただろう。* ]
(121) 2023/03/07(Tue) 17:09:26

【人】   タカノ

―― 過日、玲羅先輩と ――

[ 指南してくださる先輩方の反応は様々。
 笑う先輩、呆れる先輩、苦笑いを浮かべる先輩。
 そんな感じだっただろうか。

 真面目な顔して、

 "ものすごく真剣に取り組んでいるのですが、向いてないですね"
 と言った事もあった。 ]

 そーね、リメイクされる程根強い人気の
 ある作品もあるしね。

[ 熱々のピザを頬張り>>2:486
 カクテルを傾ける彼女の姿は、まさに
 ふくふくとした顔で笑う女性の理想像、そのもの
 だったように思える。

 微笑ましい、愛らしい、そう思うのは嘘じゃない。
 そういう姿を見るのは好きだ。 ]
(122) 2023/03/07(Tue) 17:10:19

【人】   タカノ

 ふっふふ、なんだよ、どうせって
 すっごい偏見

[ その姿から、経験豊富>>60という言葉が
 飛び出たら、笑いながら否定を示した。

 ――……見るのが好きというのは、
 見える場所から、見るのが好き、と同義であり

 ああ、と妙に納得した。
 いつも口にしている言葉は、隣や近い場所ではなく
 遠くから眺めるのが好きだったのかもしれない、と。

 そういう好みのタイプ、を、
 隣に置いて考えないのが、妙に自分らしい考え方だと。

 愛らしい女性を隣に、気づきを得るところまで含めて。 ]
(123) 2023/03/07(Tue) 17:10:51

【人】   タカノ

 うん、俺が持っててもなかなか行けないし
 出来たものは貰えるらしいし、
 材料もあっちで用意してくれるみたいだから

[ 半笑いに何かしらの反応があれば ]

 や、人に言うのは出来るくせになって
 言うは易く行うは難し、を実感して
(124) 2023/03/07(Tue) 17:11:10

【人】   タカノ

 出来るといーね、デート。

[ そう返した。
 自分と彼女の、この"多少"気心知れた友人の距離では
 彼女の転機になった恋>>69の話や、
 心無い自分勝手な欲望の塊から受けた仕打ち>>71
 浴びた言葉>>73までは、知ることは出来なかったし
 聞くこともきっとなかっただろう。

 ただ十七歳、まだまだアイドルとしては
 成長期。下世話なことを言えば、売り時であった
 彼女がふつうの女の子>>0:11を選んだこと 

 また今彼女はそのふつうの女の子として
 彼女たちと同じように悩み、恋をしていること。

 それらは知れる。知ればほんの少し、
 声援ではなく、背を押せるなら、嬉しかった。 ]
(125) 2023/03/07(Tue) 17:12:14

【人】   タカノ


 
[ だって俺たちは、
 押し付けられた都合の良い偶像じゃなくて
 今を必死に生きてるだけの、人間だからね。 ]
 
 
(126) 2023/03/07(Tue) 17:12:35

【人】   タカノ

 お礼されるようなこと、ではないけど
 そうだね、悩んだら頼るかも。

[ いつでも聞く>>62と彼女は言う。
 頼るかも、と俺が答える。

 それらが近い未来、
 "例えば先輩ならデート、どこだったら嬉しい?"
 というメッセージと共に、有言実行されたなら
 彼女どんな顔をしただろう。メッセージ故、
 表情までは見えないけれど。 ]
(127) 2023/03/07(Tue) 17:12:47

【人】   タカノ

[ おすそ分け>>65されたクッキーを食べ
 駅まで送ると揃って席を立ち、
 帰り際、ほんの三分程、姿を消して
 戻った後、いいことあった?>>66
 とにまにました顔で聞かれたとしても、 ]

 うん。

[ そう答えるくらいには、
 浮かれていたんだと思う。

 今夜もまた、愛しい夜だった。

 がんばれ、恋するふつうの女の子。
 がんばれ、    ふつうの男の子。* ]
(128) 2023/03/07(Tue) 17:13:04

【人】   タカノ

―― 事務所にて ――

 良い仕事しすぎなんだよな。

[ 謎は謎だから、良いものなのだ。
 この謎が解き明かされる日が来るとしたら

 そうだな、十年後とか。
 もしくは件のアーティストが何某かの
 アニバーサリーを迎える日に、
 話題作りとして、話す分にはこちらは
 一向に構わない、と伝えてある。

 社員の一人が、いい出来ですよ、
 実力のあるライターさんにも
 見つけて貰えましたね

 そう言って見せてきた画面>>19を見ての一言がこれ ]
(134) 2023/03/07(Tue) 17:57:17

【人】   タカノ

 良い人なんだよ、実際

[ 知り合い?と問われ、そうだけど
 あの日来るのは知らなかったと答える。
 ゲラはもしかしたら事務所宛に届けられて
 いたかもしれないが、その記事を目にしたのは
 今日が初めてだった。卒のない仕事に見えるが
 その実、古参ファンに対する接し方や、
 新規ファンのため入る補足説明など、
 卒のないでは片付かない、それこそ
 期待以上の仕事>>21と言わざるをえず。
 
 そっと白旗を掲げた。
 今度あったら、一杯くらいご馳走したいね
 と思うくらい。 ]
(135) 2023/03/07(Tue) 17:57:37

【人】   タカノ

 ええ、その方向で。
 なにせもう脱げないし、俺。え?もう半裸求められてない?

[ 反響は留まるところを知らない、が
 徹底して事務所の側から「俳優 高野景斗」の名を
 出さなかったため、一つまた一つと舞い込む
 オファーの宛名は「無名のヒーロー様」
 「○○の永遠のヒーロー様」
 「蘇った漆黒様」などと、
 大喜利大会が行われているような然様だった。

 ――余談だが、我が社の社長。
 あのオーディションで幅を利かせ、
 新人採用を決めた彼は、現状の俺に
 責任を感じているらしい。飲むと必ず、
 休む時間を持たせてやれば、と零すので。
 本人は隠しているつもりらしいが、バレバレです。
 でも俺別に自殺願望あったわけじゃないんだけど。
 あの日向かっていた場所、今でもよく行くし。

 なもので此度舞い込んだオファーの数々
 自由にしろ、と仰せつかった。 ]
(136) 2023/03/07(Tue) 17:58:28

【人】   タカノ

[ ので雑誌の取材も、ドラマも、映画も、
 大体すべて、断った。一番多い朝や昼の、
 ワイドショーなんて封すら開けずに。
 彼らの、大型量販店で渡されるレシートのように
 長ったらしい賛辞の言葉の裏側には、
 「復帰第一作目という話題をうちで」
 「話題性があるうちに使えるだけ使う」
 と、書いてあるのだろうから。


 ――当時出演した戦隊シリーズの最新作に
 ゲスト出演しませんか、というオファーには
 だいぶ、心が揺れたが。いや揺れた故に
 保留にしてあるが。

 後進の育成にも慣れてきたし、やりがいってやつも
 感じてきた。
 ラジオの仕事も、言わずもがな。

 今の生活、気に入っているものだから。 ]
(137) 2023/03/07(Tue) 17:59:49

【人】   タカノ

 マジで……マジでありがとう………助かる
 命が。俺の命が。
 今度奢る、寿司でも、鉄板焼でも。

[ そんな中、休みの日を調整するため
 声がけをしていた一人から、実に軽い、
 いいっすよ!が聞こえてきたので、
 拝み倒した。

 やった〜!高くて美味しいお肉〜〜!!
 
 と彼が言うので、思い出した顔がある。
 少し、似てる気もする。
 彼は今日も、お肉食べてるだろうか。 ]
(138) 2023/03/07(Tue) 18:00:11