人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 夕方/魔術師の家 ――


  無理なお願いなのはわかっています


[ 魔術が絡む呪術には、曲がりなりにも魔術が関わる。
 どれだけ注意したとしても、そこには魔力が必要なのだ。

 魔力を使わずに呪いを解くと言う行為は、
 絡まっり強く結んだことでぐちゃぐちゃになった糸を、
 ピンセットだけを使い解くような物。

 そんな呪いが存在しない訳ではない。
 けれど僕の場合は少し事情が違って。 ]
(40) 2021/12/14(Tue) 23:52:47

【人】 箱庭の雛 フェレス



  僕は、長く魔法に触れることができないんです
  ……魔力が僕にとっては毒らしくって


[ 少しだけ耐性がついたんですけれどね。
 なんて零す。

 幼い頃はそのせいで外に出ることもできず、
 魔力を吸う魔道具にずっと繋がっていて。
 耐性ができてよかったな、なんて。

 もっとも、今もきついけれど。
 薬で誤魔化しているから、ばれないように。
 笑った。 ]
(41) 2021/12/14(Tue) 23:53:08

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ 薬屋のお兄さんにお茶のお礼を言って、
 本気で心配して、
 けれど、お願いをしに来たのだと本筋に戻ろうと。 ]


  そうですね、全てを話すことはしたくないんですけど
  協力してもらうのに隠したままなのもダメですよね……


[ 何故、呪われたかの理由を問われる>>7
 それに対して真剣に答えないとと考えていたから、
 ラヴァンドラさんの様子には気が付いていなくて。

 震える手を押さえつけるように、覚悟を決めた。 ]
(42) 2021/12/14(Tue) 23:53:20

【人】 箱庭の雛 フェレス



  僕の……いえ、私の名前は" テテル "・ブラキウム
  一応貴族の長女ってことになっています

  ――いないことになってはいるんですけどね


[ ブラキウム家はこの街のある国の隣国の貴族。
 そこまで大きい訳じゃないから知らないだろうが、
 僕は――当主の愛人の子供として生まれた。 ]
(43) 2021/12/14(Tue) 23:53:36

【人】 箱庭の雛 フェレス



  呪いをかけたは私の義理の母親です


[ 古き魔女の家系だった、
 あの人の最後の恨みだった。 ]
(44) 2021/12/14(Tue) 23:53:54

【人】 箱庭の雛 フェレス

  その昔、とある街に魔女がいた。
  彼女は平和な街を愛し、街の人々は魔女に感謝していた。

  ある時、戦争があった。
  人は死に、身寄りのない子供達が街を荒らした。
  平和で人々の笑顔溢れた街は消えてしまった。

  魔女は許せなかった。
  街を無茶苦茶にした子供達を。

  だからとある呪いを作ったのだ。
  身寄りのない孤独な子供には解くことができず、
  街に住む繋がりのある者達は解くことのできる呪いを。

  
誰も知らないなら生きる意味もないでしょう?
(45) 2021/12/14(Tue) 23:54:11

【人】 箱庭の雛 フェレス



死神
が立っていた。


 
(46) 2021/12/14(Tue) 23:54:48

【人】 箱庭の雛 フェレス


  The Grim Reaper死神が笑う。
  けらけら、と。

  
mors死神
が笑う。
  からから、と。

  そして言った。
  赤く染まるモノの頭を取れと。
  そして若い物モノから並べるのだ。

  謎を解く鍵、答えはある。*
(47) 2021/12/14(Tue) 23:55:06

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 夕方/魔術師の家 ――


  そう、ですか……


[ 呪いの解き方はわからない>>71と、
 それは仕方のないことだから諦めることはできる。

 けれど、思ったよりも僕の覚悟は弱っちくて、
 落ち込んだってわかってしまう声を出してしまって。

 でも、それはいけないこと。 ]


  仕方ないですよね、古い呪術らしいですから


[ できるだけ明るい声で。 ]
(89) 2021/12/15(Wed) 19:51:54

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ きっとそれ>>74は希望の光のように思えて、
 同時に不安な気持ちでいっぱいで。 ]


  本当……ですか……?


[ 何も考えずに縋ってしまいたくなる蜘蛛の糸だったのに。
 その話>>75を聞いて即座に答えることなんて、
 僕にはできなくて。 ]


  でも、それだと……
  ラヴァンドラさんはどうなるんですか?


[ 誰かの助けがなければ人は生きることはできない。
 誰かの犠牲がないと生きていいけない。
 それを知らない方がいいのだろうけれど、
 僕は――。]
(90) 2021/12/15(Wed) 19:52:12

【人】 箱庭の雛 フェレス



  私は、誰かを傷つけて生きたいと思いません
  だから、私のせいでラヴァンドラさんが傷つくくらいなら

  
  
私は他の方法を探したいです


[ その方法でラヴァンドラさんに何かがあったら、
 僕はその罪の重さに耐えきれる気がしない。 ]
(91) 2021/12/15(Wed) 19:52:45

【人】 箱庭の雛 フェレス

人は生きて行く上で何かを犠牲にしている。
けれど大抵それを知らないままである。  


人はそれを知ることを望まない。
それこそ「知りたくもなかった」ことになる程に。
(92) 2021/12/15(Wed) 19:53:00

【人】 箱庭の雛 フェレス

I know
私は知っている

The Grim Reaper is coming.
死神がもうすぐやって来ることを

But it's not over yet.
しかし、まだ終われない

I haven't proven that I'm alive.
生きていることを証明できてないから
(93) 2021/12/15(Wed) 19:53:28

【人】 箱庭の雛 フェレス

さてはて、存在の証明とは何か


それは人と関わりあい支えることか?

誰かを呪い恨むことか?

人に覚えてもらって記憶に残ることか?


それは
  
(94) 2021/12/15(Wed) 19:54:40

【人】 箱庭の雛 フェレス

  
どうしたの?


[ 優しそうな声。
 そこにいるだけで嬉しくて、
 そこにいないだけで酷く寂しい。

 その人の笑う顔も、悲しむ顔も、
 怒った顔も、喜んだ顔も、

 全部知っていて、
 全部わからない。 ]

  これあげるっ!
  
まぁ、花飾り?

  頑張って作ったんだよ!
  
ふふっ、ありがとう……大切にするわ、■■■

  やった♪
  花畑すごいすてきだったから次は一緒に行こうね、

  
お母さん!
(95) 2021/12/15(Wed) 19:55:13

【人】 箱庭の雛 フェレス


  いつも何かが足りない、               
何か大切だったはずの物が、       
     忘れてはいけない物のはずなのに、     
    たった一つ残された宝物だから。


僕は
  
、私は
   
、■■■は
  



Who am I ... ?*
誰なの?
(96) 2021/12/15(Wed) 19:55:33

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 夕方/魔術師の家 ――


  それでも、私は
  



[ 安心させるような、その言葉。
  その言葉の真偽なんて僕にはわからない。

  救いの手がそこにあるかもしれないのに、
  どうしても手が伸ばせない、助けてと言えない。

 
  
諦める方が楽だから。
  慣れてしまった考えに思いが固まって。

  なのに、
   
。 ]
(140) 2021/12/16(Thu) 0:43:26

【人】 箱庭の雛 フェレス

 



私は……僕は……



[ " どうしたい "かなんて、そんなもの
  決まってる、
  


  僕は、誰にも迷惑をかけないで生きたい。私は、生きていたことを誰かに覚えていて欲しい。
  私は、生きていたことを誰かに覚えていて欲しい。僕は、誰にも迷惑をかけないで生きたい。

――
あれ? ]
(141) 2021/12/16(Thu) 0:44:19

【人】 箱庭の雛 フェレス

―― 記憶/少女はただ[死にたかった] ――


[ 少女が初めて" 演技 "をしたのは母の死の日だった。
  他の人からどう見られていたとしても少女は母が好きだった。
  病弱な自分を唯一" 悪魔 "から守ってくれた母が。 ]

  お母さん、■■■は大丈夫だよ
  だから早く病気を治してね?

[ 心配そうな母に大丈夫だと、自分は強いのだと、
  泣いてしまいそうな本心を隠して、言葉にした。

  けれど結果は大失敗、
  少女は騙ることができなかった。 ]
(142) 2021/12/16(Thu) 0:44:36

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ それ以来少女は学んだ。
  いい子でいる方法、誰からも嫌われない方法。

  笑って騙って泣いて騙って
  怒って騙って嫌って騙って
  気が付けば、自分は何者なのだろうか、 ]


  お母様、大丈夫ですか?
  
ええ、大丈夫よ
  それより――いいえ、なんでもないわ



[ 境界線もあやふや。
  何もかも本当の体と心。
  少女は自分を失った。 ]
(143) 2021/12/16(Thu) 0:45:09

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ 悪魔は言った。
  お前はこのために生かしていたのだと。

  ならばと少女は言いました。
  あなたのために役立ち騙りましょう。

  少女は酷く喜びました傷付きました
  こんなにもあなたに求められているなんて!■■■は何のために生きているの?

  男の瞳が見つめていたのは少女ではありませんでした。
  けれど少女は言うのです。
  幼いあの日に見た踊りと、あの言葉を。 ]

  ワルツを踊りましょ!

[ 白く濁った、夜の夢。
  悪魔は満足げに笑ったのだ。
  少女は未来を失った。 ]
(144) 2021/12/16(Thu) 0:45:26

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ そのことがバレたのは何度目か、
  善人の女は心配そうに問いかける。
  大丈夫ですか?

  少女はその人物の望むように答えた。
  大丈夫だと、か弱く、怯えたように。

  善人の女は可哀そう、守らなきゃなんて、
  英雄思考のような感情を思い出して。

  少女は、安全を願い彼女に縋った。
  彼女の感情を刷り込まれて、正義を刷り込まれて、
  それでも、と。]

  大丈夫だよ、クレア
  信用して?

[ 深い繋がりを求めた。
  遠く、彼方、一人は寂しいと凍えるのだ。
  少女は母親を失った。 ]
(145) 2021/12/16(Thu) 0:45:40

【人】 箱庭の雛 フェレス



[ 少女は失い続ける、けれど辞めることはない。    
  何故なのかと問われれば少女は語る騙る
     ――――綺麗に死ぬためだと■■に■■■ためだと。 ]


(146) 2021/12/16(Thu) 0:46:02

【人】 箱庭の雛 フェレス

[ 少女はそのためならなんだってやった。

  母のいない生活に慣れて来た時。
  魔女の機嫌を損ねないように、
  魔女の娘になった。
  ■■■は、
   
少女だった。

  少しずつ本当にも慣れて来た時。
  悪魔に捨てられないように、
  悪魔の神になったを演じた
  私は、天真爛漫な女だった。

  普通にも慣れて来た時。
  正義感の強い善人が夢を叶えるように、
  健気な娘になったを演じた
  僕は、か弱い少女だった。

  気が付けば何者でもない少女にも癖がついた。
  嘘の中でついた嘘がわかる仕草。
  その時には決定的に何かが壊れていた。 ]
(147) 2021/12/16(Thu) 0:46:22

【人】 箱庭の雛 フェレス


   (だから諦めていた、)    




(きっとその夢は叶わないって、)       



      (願うだけ無駄なこと、)


(そう思って心の奥底を守る、)            


    (なのに、)

(なのに、)    
(148) 2021/12/16(Thu) 0:46:35

【人】 箱庭の雛 フェレス



  私、僕、……いや、違う


[ 零れるのは宝石のような涙。
  そして、大切な言葉達。 ]


  ずっと苦しかった、けど


[ 演じることも、騙ることもない。
  願いを。

  あの頃に叶えたかった夢を。 ]
(149) 2021/12/16(Thu) 0:48:30

【人】 箱庭の雛 フェレス

 


  人といっぱいお話して友達たくさん作って、
  見たこともないような綺麗なとこにいって、
  幸せだって、自由だって笑いたい


[ 諦めてたこと、
  それがたくさん溢れて、流れ出て。 ]


  だからっ!


[ あの日に言葉にしなかった、叫びを。 ]
(150) 2021/12/16(Thu) 0:48:54

【人】 箱庭の雛 フェレス

 


  
■■■は優しすぎなの

  
もっと自分を大切にして欲しいわ?


  
私はいつも神様に願ってるのよ?

  
私の愛する■■■が自由に生きて、

  
誰よりも幸せになりますように、って


 
(151) 2021/12/16(Thu) 0:49:25

【人】 箱庭の雛 フェレス

 

  記憶/少女は[ただ死にたかった]  


塗りつぶされた嘘を、  
本当の言葉でかき消した。
(152) 2021/12/16(Thu) 0:50:33

【人】 箱庭の雛 フェレス

 



―― 記憶/少女はただ幸せに生きたかった ――



 
(153) 2021/12/16(Thu) 0:51:00