人狼物語 三日月国


237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ

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一日目

村人:1名、霊感少年:2名、黙狼:1名

【人】 街路灯 冬の街路樹

聖夜を迎える街は、より一層明るく輝いて
(0) 2023/12/22(Fri) 0:00:00
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a0) 2023/12/22(Fri) 0:22:39

【人】 瀬戸 海瑠

― イブイブパーティー ―

[あの刺激的な内緒話から、何日経ったんだったか。
12月23日のパーティーは日中、有名ホテルの広間でおこなわれた。
モデル仲間の他、友達や彼氏っぽい人たち、スタッフさんと、
参加者は合わせて50人くらい。
自前のドレスで来る子もいれば、
衣装を貸してもらう気満々で、ジャージで来る強者もいた。
隅に仕切りが設置されていて、内側で着替えた子達が出て来る]


  あ、かわいい。


[ドレスが着れるって聞いていたけれど、
仲良くしているモデル仲間が着ているのはメイド服だった。
コスプレ衣装なんかも用意があるらしい。
その子に誘われて衣装を見繕うけど……]


  え、ま、待って、いやこれ、むりだって……


[絶対似合うって差し出された衣装に、全力で首を振る。
負けじとぐいぐい衣装を押し付ける彼女は、
そっと耳元で囁いてくる。

「彼氏もきっと喜ぶよ」

その一言で、ぴたりと動きが止まってしまう]
(1) 2023/12/22(Fri) 1:37:12

【人】 瀬戸 海瑠



  ……翡翠さんも、こんなの、好きなの……?


[ぽつと疑問を零したら、彼女が嬉しそうに頷いた。
「うん!絶対好き!」って、翡翠さんの事全然知らないくせに自信満々に押して来る。その後もうにゃうにゃ悩む自分を
色んな手で乗せて来て、結局着てみる事にする。

でも流石にこの格好で広間に戻る勇気はなくて、]


  ……写真、撮ってくれる?


[と彼女にお願いして、一枚だけ撮ってもらった。
翡翠さん宛に送ったら、すぐに着替えた。

「これで人前には出てませんから」と添えて送った写真には、
恥ずかしそうなバニーガール姿の自分が映っている。
ゆるく折れた長い耳に、胴を頼りなく包む黒のオーソドックスな衣装だけど、手首のカフスや胸元にフリルがついていて、ちょっとかわいい。
でもやっぱり、他の人に見せようという気にはならない。
翡翠さん、だけ。

喜んでくれたら嬉しいけど……どうだっただろう]
(2) 2023/12/22(Fri) 1:38:41

【人】 瀬戸 海瑠

[その後はドレスを着る気にもならず、
髪はストレートで下ろしたまま、
めちゃくちゃ仕立てのよい黒のパンツスーツを着て広間に出た。

メイクはしていたから男っぽくはなかったと思うけれど、
長身も相まってか女の子達からきゃあきゃあと喜ばれて、
写真一緒に撮ってといっぱい誘われた]


 (……なんかこういうの、久し振りだな……)


[学園で女の子達に囲まれていた事を懐かしく思い返す。
翡翠さんと付き合ってるって公言してから、
そういうのは随分減った。
モデルの仕事で着る服は女の子らしいものが多いし、
メンズライクを着る事はあっても、
こんな風にかっこいい系に振り切ったものは全然なかったから、
よく顔を合わせているモデル仲間からも新鮮だったみたいで。

こっちの写真も撮ってもらって、翡翠さんに送った。
こっちの方が枚数が多かった事から、
自信のほどが透けてしまったと思うけれど、
さっきの自分もこっちの自分も、好きでいてほしい、
なんて―――贅沢で我が儘な願いを持て余していた]
(3) 2023/12/22(Fri) 1:38:47

【人】 瀬戸 海瑠

[翡翠さんが心配していた様なナンパはなく、
寧ろ女の子からいっぱい連絡先を渡されたり、
SNSに載せていい?って聞かれたりしながら、
ビンゴ大会で服を当てたり、二次会に行かずに友達とぎりぎりまで悩んだ買い物に行ったりしながら、

イブの日を迎えたのだったと思う。**]
(4) 2023/12/22(Fri) 1:38:54
瀬戸 海瑠は、メモを貼った。
(a1) 2023/12/22(Fri) 13:39:52

【人】 北神 翡翠

[あれから数日経った12月23日。
今日はバイト先のパーティがあるって言ってたね。
有名ホテルの広間で行われて、業界人関係者が集まるんだっけ。
君が華々しい催しに参加している頃、俺はというと自宅にいて、年末に向けての大掃除の最中だった。

年の瀬が迫ると人や物の往来が増えて、裏世界に潜む魔の活動も活発になる。
本来であれば現役の退魔士たちが一斉に出払って
一年で最も忙しい時期だ。

なのに俺はというと、去年までは学生だったので免除され
今は事故後の療養中ということで引き続き、
今年ものんびりと過ごさせてもらっている。
しかも、明日からは恋人と楽しい嬉しい温泉旅行だ。

 (みんな忙しいのに、何だか悪いね)

と、多少なりとも後ろめたさはあるが、そもそも俺が負傷したのはミスをした仲間のフォローに入った(おかげで仲間は命を落とさずに済んだ)が故なので、周りはむしろ休んでくれと強く勧めてくる始末。
今後はフォローの後も無事である事が俺の課題だけど。]
(5) 2023/12/22(Fri) 14:11:28

【人】 北神 翡翠

[で、君と会った後の別の日に、服は買いに行ったし。
体力づくりに欠かせないジムは、年明けまで休む予定だし。
明日は出かけるから、今日は外出を控えようと思った次第。

というわけで、俺は自室で簡単に物の要不要の整理をしつつ、
時々ベッドに横になりながら、適当に掃除らしき事をしている。
大体ね、家中の大掃除をする面々は既に決まっていて、
彼らが仕事を全うする以上、俺がいようがいまいが変わらないわけで]
 

 ……ふぁ…


[単調作業に退屈して欠伸がでた頃、ベッドの上に伏せておいたスマホが震える。
拾って画面を確認すると、君からのメッセージ>>2]


 え〜〜、何なに?
 ドレスの写真かな……、…───って、うおっ


[パーティのドレスと聞いていたから、てっきりカクテルドレスみたいなのを想像していたのに、開けてみたら何とも愛らしいバニーちゃんの登場だ]
(6) 2023/12/22(Fri) 14:12:42

【人】 北神 翡翠



 何コレ?ええっ、コスプレパーティなの?


[人前には出てないって何のことかすぐには分からなかったけど、
数ある衣装の中から試着したって事かな。
それをわざわざ、俺に見せてくれるなんて、こんなん
……好きに決まっている!
]
(7) 2023/12/22(Fri) 14:13:07

【人】 北神 翡翠

 

 クッ、
 ……今、目の前に居ないことがこれほど悔しいだなんて


[パーカーの胸元を引き掴んで、口元を抑えながら嘆く。
泣くほど悔しい……って、涙は出ないけどさ。
すぐに服から手を離すと、まずは画像を素早く保存。
フォルダの中を確認して、誤操作で消さないようにロックを掛けて。
あ、待ち受け画面にも設定しちゃおう、ふふふ。

再びSNSのトーク画面に戻ると、ハートマークを飛ばして悶える(ただしあまり気持ち悪くのない)スタンプを……って、勢いで三回送っちゃった。まあいいか。それから続けてメッセージを作成して送信。]
(8) 2023/12/22(Fri) 14:14:34

【人】 北神 翡翠

[特大フォントで送りたいけど、生憎本文の文字サイズは
変更できない]
 

 ……それにしても、


[君のバニーガール姿をもう一度開き、写真を拡大して凝視する。
ウサ耳を付けて照れくさそうにしている顔や、剥き出しの肩。胸元のフリルや手首のカフスは可憐だし、黒のボディも細い腰のラインがあらわになってセクシーだ。
いや、でも、でもさ……]


 送ってくれるなら、……後ろの写真も欲しかった、な……


[何度か再読み込みを繰り返したけど、
バニーの写真はこれ一枚だけだ。
これ、背中はきっと大きく開いてるだろ?(見たい)
あと、お尻。ウサギの白くて丸い尻尾があるはずだろ?
そこを拡大して見たかったの、、、にっ!ギリィッッッ]


 あ、後ろ姿も送って、って今頼めばいいか


[今頃それに気付いて、あわてて一文を足して送ったけど
既読が付かない。
残念ながら、俺の願いは果たされない事が確定した。]
(9) 2023/12/22(Fri) 14:17:15

【人】 北神 翡翠

[それからしばらくして、君からもう一度メッセージが届いた。>>3
今度は先程とは打って変わった、クールでバシっと
決まった出で立ち。
隙のないパンツスーツ姿は、男装の麗人とかヅカなんて
呼び名が当てはまりそう。
かつて、学園には君のファンクラブがあったのを思い出したよ。
俺が最初に見た君の写真も、この雰囲気に近かったと思う]


 ……ふふ、か〜っこいい
 俺、君のこんな恰好も割と好きだけどね


[それでも君の女の子らしい恰好の方が好きなのは、
君が俺の隣で女の子らしくあろうと努力した成果の表れだから、
その気概も込みで、そちらに軍配が上がるのはやむなしだ。
それにね、]


 ……そもそも俺はね、君を写真で最初に見た時から、
 女の子と見ていたわけで……。


[だから好きは好きだけど、女の子たちがクールな君を
見てキャーキャーと熱を上げるのとは違う感覚。
この写真の君は、どこからどう見ても、綺麗な女の子で]
(10) 2023/12/22(Fri) 14:19:42

【人】 北神 翡翠

 

 それに、俺はもう……知ってるし。


[何枚も送られてきた写真を順番に見ながら、時折画像を
拡大して、襟元から覗く肌や服の下の姿を想像する。
いくら男のような恰好をしたところで、
その服の下には、君がいつも俺に見せてくれるレースやリボンが可愛くあしらわれた下着を着けているんじゃないか?とか。
シャープに見える体のラインも、抱き締めれば思った以上に柔らかい弾力を返してくるんだよ、とか…───、]
(11) 2023/12/22(Fri) 14:20:59

【人】 北神 翡翠

[君に聞かせられないような、嗜虐的な欲望が湧きそうになって、
慌てて頭を振る。明日には本物の君に会うのだから、ダメだぞ俺。]


 ……でも、…でもさ、


[君の事が足りないよ。
この間は別れ際に軽くキスをして>>0:77
その前にも帰りに駅へ向かう途中で路地裏に引き込んで、強引に君の唇を奪ったけれど。

一度火がついたら、衝動を押し留めるのが本当に辛くて難儀で。
明日からの温泉旅行デートは怪我の功名だけど、君に触れられない期間がこんなに長くなってしまったから、つくづく怪我をするものではないな、と思う]


 ……明日になれば、また…


[ベッドの上に仰向けに寝転がって、君の写真を表示したままのスマホを胸の上に伏せる。
今目を閉じれば、君を胸に抱いた夢が見られるかな。
会えない間もそうして君を夢に呼んでいたから、
きっと今回も出来るはず。そうして明日を迎えれば、]


 今度は生身の君を抱いて眠る事ができる、……ハズ。



[一抹の寂しさの癒しを夢の中に求めて、俺は静かに目を閉じた。**]
(12) 2023/12/22(Fri) 14:24:05
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a2) 2023/12/22(Fri) 14:30:25

【人】 北神 翡翠

──翌日──


[12月24日。
俺たちは、いつものデートで利用する駅で待ち合わせた。
時間はちょうどお昼時。
君は昨日も出かけているから、少しゆっくりめの時間に
したんだよね。
今日はここから、特急列車に乗って温泉地へと向かう]


 弁当買って行こっか。列車の中で食ってこ。


[君と合流したら、駅構内にある駅弁売り場へと向かう。
チキンピラフ弁当にサンドイッチ、有名な某シ〇マイ弁当もある。俺たちのデートもそうだし、普段よく利用する駅だけど、ここで駅弁を選ぶのは初めてだ。ここから遠出をするって事は、まずないもんな]


 幕ノ内弁当と……焼き鳥弁当も美味そうだな。
 う〜ん、……海瑠は何にする?


[駅構内はクリスマスイブの街へ繰り出す人たちで、かなりの混雑ぶりだが、この店の中は比較的ゆったりしていた。
この時期に限っていえば、都会へ向かう人たちに比べて地方へ向かう方が少ないのかもしれない。クリスマスが過ぎて一気に年越しモードに変われば、今度は地方への人の流れが一気に増えるのかもしれないが]
(13) 2023/12/23(Sat) 0:26:54

【人】 北神 翡翠

[結局俺は焼き鳥弁当にした。
ついでにお茶のペットボトルと、列車内で軽く
摘まめるスナック菓子も一緒に買う。
もちろん、お会計は君の分と一緒だよ。
だって俺、社会人だもんね。
ただし、アイスクリームを買うんだったら、
それは君のお任せにしたかもしれないけど]


 よし、それじゃ行こう。
 もう列車、来てるからさ。


[特急列車のホームに降りると、既に指定列車は
入線していて、出入り口のドアも開いていた。
切符の券面に書かれた号車に向かって、中へと乗り込む。
目当ての座席に到着したら、横並びの窓際を君に勧めて
拒否られなければ先に入ってもらう。
君から受け取った荷物と、上着も乗せるんだったら網棚へ。
隣に自分のも並べて入れて、ついでに脱いだ
ダウンジャケットも丸めて突っ込んだ。
二人で並んで座席に腰を下ろすと、シートに備え付けの
簡易テーブルを引き出して、買って来たばかりの弁当や
お茶等を並べる。]
(14) 2023/12/23(Sat) 0:29:00

【人】 北神 翡翠

 

 あ、そうだ。……これ見て


[不意にスマホを取り出して、君の方へと画面を向ける。
昨日受信したばかりのウサギちゃんの写真を、
ウサ耳ヘッドバンドから胸元までを拡大して待受画面に
設定したよ、と得意げに。]


 ふふ、かぁわいいよねぇ
 ……えっ?もちろん変えないよ。
 ロックを解除する度に、俺の指が君の上を撫でるんだ。
 たまんないよね


[君に取り上げられる前にスマホを引っ込めて]


 ね、どうしてこの服着たの?
 あとお尻にやっぱり、尻尾はついてたわけ?
 丸いポンポンみたいなやつ


[食い気味に昨日の出来事について、根掘り葉掘り聞いたかもしれない。続けてパーティは楽しかったのかと聞けば、>>4辺りの話が聞けたかな]
(15) 2023/12/23(Sat) 0:32:08

【人】 北神 翡翠

 

 それじゃ、昨日の今日で疲れてる?
 今日は温泉に入って、ゆっくりしようね。
 あ、部屋に露天風呂がついてるらしいよ。一緒に入ろうか


[なんて話をしてたら、いつの間にか列車はホームを
出発していた。
君の肩越しに見える窓の景色が動いているのに気付いたら、
空腹も一緒に思い出して、ようやく弁当に手を付ける]


 いただきます


[と両手を合わせた。**]
(16) 2023/12/23(Sat) 0:33:32
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a3) 2023/12/23(Sat) 0:41:32

【人】 北神 翡翠

[買った弁当のおかずを交換したりしながら、
ア〜ンは流石に車内じゃ少し恥ずかしいかな…!
したかもしれないけど

食べた後も列車の旅はまだ続くわけで。
並んだシートの中央にあるひじ掛けを押し上げて、
君とぴったりくっつくように腰かけると、
指を絡めて手を繋いだり、君の太腿を撫で上げたり、
いやぁ、……楽しいね()

ただ、車内には小さな子どもの声がしてたから、
万が一見られて、恥ずかしい大人の見本を示したくは
なかったから、それ以上の刺激的なアレソレは
グッと堪えて控えたよ、
たぶんね。
]
(17) 2023/12/23(Sat) 10:57:16

【人】 北神 翡翠

[そして、列車は目的地へ到着する。
車内でちゃんと着込んで降りたけど、覚悟を決めた以上に
キンと冷えた空気は、都会のものとは桁が違って寒い。
吹きっ晒しのホームを、心なしか足早に移動して
無人改札を通る。
駅舎を出ると、目の前のロータリーには既に
送迎用のマイクロバスが停まっていて待機していた]


 寒空の下で待たなくて良かったね


[運転手にお世話になります、と声を掛けながら乗り込む。
俺たちの他にも同じ列車で来た客を数名乗せて、
バスはここから30分かけて山奥へと向かった。**]
(18) 2023/12/23(Sat) 10:59:46
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a4) 2023/12/23(Sat) 11:04:32

【人】 瀬戸 海瑠

[翡翠さんがお家の大掃除をしたり
していなかったりした頃――
パーティーの雰囲気に呑まれてしまったのか、色んなかわいい衣装を見て、どれか着たいって思ってしまったのか、
いずれにせよ「翡翠さんに見てもらいたい」という気持ちに付け込まれる様に恥ずかしい格好をして、
写真を撮って、彼に送ってしまった。

……やめた方がよかったかもしれない、
はしたなかったかもとからしくなかったかもとか……。
言い様の無い後悔からすぐに着替えて、
返事があるもないのもちょっと怖くて、
次に写真を送るまでスマホを伏せておいた]


  ……え、


[スーツに着替えて、その姿を撮った写真を送る時に、スマホに届いていた通知に気付く。

何かかわいい様なかそうでない様なスタンプがみっつも並んでいて>>8、それから、それから……]


  えっと……


[スマホをぎゅうと握って文面に見入る。
「後ろ姿も送って」……?>>9

「もう着替えちゃいました」ってシンプルな返事を打ったけれど、見たいと思ってくれたのかなってどきどき騒がしい心臓が、スマホを持つ手を震えさせた。
あの衣装は確かに背中は空いていて尻尾もあった……]
(19) 2023/12/23(Sat) 16:39:45

【人】 瀬戸 海瑠

[もう服を着てしまった背に、彼の視線を感じてしまう。
彼はここにいないのだから、そんな事あり得ないのに。
尻尾をつけていたあたりも何だかむずむずと疼く様で、
はぁ、とため息と零して、
もうひとつ前のメッセージを指でなぞる]


  
…………、



[どうしたらいいんだろう。
……いや、彼が、望むなら………

「海瑠?」って後ろから声をかけられて、
はっとして我に返る。
彼氏からいい反応返って来た?とかこっちも着てみない?とか弄られながらも、スーツ姿の写真と一緒にメッセージを送って、
明日に響かない程度に、パーティーを楽しんだ。

帰りに寄った買い物に付き合ってくれたのは、
このバニーガールをすすめてきてくれた友人だった]
(20) 2023/12/23(Sat) 16:39:50

【人】 瀬戸 海瑠

― 24日 ―

[翌日の待ち合わせは、お昼頃だった。>>13
こちらが前日出かけていたからという気遣いに
頭が下がる思いだった。
疲れは全然残らなかったけれどよく寝れたから、
こちらも元気で万全の状態で逢える事は、純粋に嬉しかった。

翡翠さんも、今日は前よりもっと元気そうに見える。
きれいな色のコートが似合ってるなって、
姿を見た時はちょっと見惚れてしまって]


  お弁当……うーん……


[田舎出身だけど、駅弁を買うという経験は一人では無かったから、ラインナップを眺めて視線をきょろきょろさせる。
そこまで人の多い店内ではなかったので、
ゆっくり見れてしまうのも相まって少し悩んだ末、
選んだのは焼売のお弁当だった。

お茶やお菓子も一緒に手早くお会計をしてくれる彼にあわあわと頭を下げて、お礼を伝える。アイスクリーム、は、冷えちゃうといけないから今回は止めておこう。
今日もスカートだし]
(21) 2023/12/23(Sat) 16:40:02

【人】 瀬戸 海瑠

[増えた荷物を持って、
既に到着していた列車に気持ち急ぎ足で乗り込んだ。
窓際の席に勧められるまま>>14座って、
荷物や上着を彼に預けて、ほっと息をつく。

それからじっと彼の今日の服装を見つめて、柔らかい色と生地感の服が本当に似合うなあと、素敵ですって視線で告げる。
なに?って聞かれたら、実際に言葉にもしてしまおう。

そんなやり取りの後だったか、
不意に彼のスマホがこちらに向けられる。>>15
なんだろう?と画面に視線が行けば、]


  ―――??!


[そこに映っているのは、
自分によく似たバニーガール姿の女の子……
否、拡大されているから一瞬わからなかったけど、
その写真は、間違いなく自分で……]


  か、変えて下さ……ふ、ぇ?
  ゆ、指でって、そん、な……


[待ち受け画面から変えてほしいとの願いは秒で却下され、
何だかとんでもなく破廉恥な事を口にしている。
思わずスマホを引っ手繰りそうになったけど、
読まれていたのか、残念ながら手は空を切って]
(22) 2023/12/23(Sat) 16:40:06

【人】 瀬戸 海瑠



  
……そんなの、誰かに見られたら
どうするんですか……
変態とか言われませんか……?



[ぷつぷつと文句を呟いて]


  ……尻尾、ありましたよ。
  自分が送った写真じゃ見えなかったですね。

  どうして着たか……
  そうですね……内緒です。


[待ち受け画面変えてくれるなら教えてもいいですって
顔を赤く染まらせながら少しむくれた顔で答える]
(23) 2023/12/23(Sat) 16:40:32

【人】 瀬戸 海瑠

[そのあたり以外の事なら大抵の質問にも答えただろうし、
こちらからもパーティーでの出来事を楽しそうに語った。

「この服、ビンゴ大会で当たったんです」と
自身の腿のあたりをそっと撫でて見せる。
上半身はアイボリーの地厚のVネックで、
ウエストからはふわっと広がるピンクとモーヴから成るチェックのミモレスカートというワンピース。
チェックで有名なブランドだけどこんなかわいいピンクのチェックがあるなんて知らなかった。
開けた瞬間に一目惚れしてしまって、
これを着て、逢いに行きたいって思ってしまった。

パーティーの後にすぐにこのブランドのお店に行って
知見を深めたりもしながら……。

本当は違うの着て来る予定だったんですけど、
それは明日着ますね、と微笑みながら付け足して]
(24) 2023/12/23(Sat) 16:44:01

【人】 瀬戸 海瑠



  はい、ゆっくりしましょ……
  一緒、に…… 
はい。



[そんなに疲れてないけれど、
温泉に入ってゆっくりする事には賛成だったから頷いて、
……一緒にと言われて、それにも静かに頷いた。

変な事を想像してしまう前に、
彼に倣って、手を合わせて、割り箸を手に取った。**]
(25) 2023/12/23(Sat) 16:45:08

【人】 瀬戸 海瑠

[お裾分けできる様にお弁当を選んだ……のは、
自分だけだったかもしれないけど、
おかずを交換したらにこにこしてしまう。
ア〜ンって、夏は結局しそびれたんだったかな……
でも今ここでしようとはしなかった……筈!
でも、]


  ……ひすい、さん、



[窓側に座らせた意図を見た気がする……のは
考えすぎかもしれないけど。
二人の間を隔てていた肘掛けを取り払って
身を寄せて来た彼>>17をそっと見上げて、
手を繋ぐくらいはてれてれしながら応じたけど、
太腿を撫でられたら、ぴくっと震える。
小さく制止する声を上げて、彼の手に手を重ねて……]


  本当にげんきになったみたいで、
  よかったです……


[そんなところで確認するものじゃないと思うけど。
……あの居酒屋ではしそびれてしまった事。
少しだけ足を開いて、彼の手を内腿へ潜らせる。
自分が変な声を上げたりしなければ、
他の人に気付かれる事はない筈と、
すりすりと何度か擦らせて、彼の肩にしなだれかかった。
乗務員が見回りに来るまでの、ほんの少しの間だけ]
(26) 2023/12/23(Sat) 22:29:38

【人】 瀬戸 海瑠

[恥ずかしい大人だったのは自分だけだろうか。
やがて辿り着いた目的の駅。>>18
都会と明らかに違う空気は、
火照りの残る身体を爽やかに冷やしてくれた]


  わあ、寒いですね。


[東北生まれゆえか、
彼よりもけろっとした顔であたりを見渡す。
次に乗るバスはもうそこに来ていて、
彼の身体を冷やしてしまわない事にほっと白い息を吐く。

彼に倣って運転手に頭を下げて、
再び温かい車内で、揺られながら山道を移動する。
車内では何の話をしたかな。
どんどん腕を上げている同級生の事とか、
おしゃれを教えてくれた後輩の話とか……

薄く塗った白っぽい爪は、
彼女に教えてもらったネイルを使っている、とか、
嬉しそうに話したかもしれない。
一緒に温泉に入ったら、足の爪も同じ色になっているのが見えるだろう。*]
(27) 2023/12/23(Sat) 22:29:49