人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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【人】 厨房担当 マシロ

 

[ そうしているうちに出来上がったオニオングラタンスープは
  なかなか良い仕上がりだった。
  バゲットは一度バターを薄く塗り、軽くオーブンで焼いて
  オニオンスープの中に入れた後チーズを乗せ
  更にもう一度焼くという手間を踏んでいるおかげか、
  しっかり狐色で、よくスープを吸い込んでいる。
  塗ったバターも風味を齎してくれることだろう。 ]


  高野さん、お茶、飲み終わりました〜?
  ご注文のオニオングラタンスープお待たせです!
  たくさん食べてくださいね!


[ 焼きたて熱々のオニオングラタンスープを
  高野のカウンターへ出す頃には。
  彼はお茶を飲み終わっていたかどうか。
  ご注文通り、小さめ、なんて気遣いは取っ払って
  しっかりと厚いバゲットの通常サイズでお作りしましたよ!** ]

 
(314) 2023/03/02(Thu) 13:58:10
厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a52) 2023/03/02(Thu) 14:01:59

厨房担当 マシロは、メモを貼った。
(a53) 2023/03/02(Thu) 14:08:28

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ ──余談だが。
  大咲には「女なら」「男なら」という固定観念が無いだけで
  彼ら彼女ら、或いはどちらでもない人がいるのなら
  そういった服装やら思考の方向性を気に留めていない、
  という方が正しいかもしれない。>>310

  本人が世間にありがちな概念を気にしていないなら
  こちらが気にすることでもあるまい。
  "うさぎ"はなんというか、そんな自由な雰囲気が漂う。

  だから大咲もここを選んだのだ。
  新しい人生の出発地として、20の誕生日に。 ]

 
(315) 2023/03/02(Thu) 14:35:35

【人】 厨房担当 マシロ

 ― 三年前 ―



[ 高校を卒業してからの二年間は、正直どん底にいた。
  大学にも専門にも行かずにアルバイトでお金を稼ぎ、
  「今まで育ててくれてありがとう」と母へお礼を言って
  貯めたお金ですぐさま実家を出た。
  それ以降連絡がないから、多分、縁は切れた。

  料理をすることだけが唯一の楽しみで生き甲斐で。
  学生時代の"自分の家は人と違うのかな"なんて感情のまま
  荒れて生きているうちに、嫌だな、と思ったのだ。

  こんな腐ったまま生きていくのは、辛いな、って。

  いつか、大事な人と一緒にご飯が食べてみたい。
  欲を言うなら、作れなくなった、ケーキも。 ]

 
(316) 2023/03/02(Thu) 14:36:46

【人】 厨房担当 マシロ

 

[ でもどうやって?
  そんなふらふらした迷子は19歳の冬にうさぎの穴へ訪れ
  ランチを食べ、店内の様子を見て、
  "ここだ"と謎の確信を得た。

  自分の料理を、この店なら受け入れてくれるかもしれない
  色んな人が集まって、和やかな空気が流れるここでなら
  私自身も変われるかもしれない。
  ──憧れた家族との食卓にも似た店内の雰囲気は
  なおさら、大咲にそんな感情を抱かせた。

  20歳の誕生日。
  どうしてもこの店で生まれ変わりたくて、大咲は
  履歴書の空白の二年も志望動機も何もかも偽らず
  店長へ深々と頭を下げ、お願いをしたのだ。 ]

 
(317) 2023/03/02(Thu) 14:37:54

【人】 厨房担当 マシロ

 

  このお店に初めて来た時、思ったんです
  ──私の料理で誰かを笑顔にしたい、って。

  お菓子だけは、事情があって、作れないです……けど
  他はなんでも作れますし、頑張ります。
  だからここで働かせてください……!


[ 正直、高校を卒業して二年も空白があった人間を
  あの時雇ってくれた店長には
  感謝してもしきれない。

  だから大咲は、この三月うさぎのお店が大好きだ。
  一度だけクッキーを作れたのはこのお店のおかげ。
  ゴミ箱の苦い傷痕は、まだ、痛い儘だけれど。** ]

 
(318) 2023/03/02(Thu) 14:39:05

【人】 厨房担当 ゲイザー

[ランチタイムは満員御礼でなくとも慌ただしい!
 瑞野>>296からはデザートが遅れているとの報告が、
 大咲>>312からは現状の注文リストと謎のボロネーゼ特需が告げられる。
 戦場ともいえるこういう時こそ、職歴の長いスタッフの腕の見せ所。]


 ……誰かボロネーゼバズらせた?
 ってそれはいいや。任せたまえー!


[今日のタルトをオーブンで焼き、ブルーベリーかストロベリーかを間違えずに乗せ>>232
 パスタを茹で上げて各種ソースをかけて、ランチタイムの新おしゃれメシ・イタリアン春巻き>>129>>151をフライヤーで揚げて……。
 こうしてカウンターには色とりどりの料理が並び、サーブされ、さらに並び……―――]
(319) 2023/03/02(Thu) 14:42:23

【人】 厨房担当 ゲイザー

[流石にこれは手が回り切らない、とこのベテランは判断した。]


 店長ヘルプーーーーーー!!!!

 私ちょっとホールに回るんで
 キッチンの方おねがいしゃーす!!


[電話中だろうがメール対応中だろうが夜に向けての準備中だろうが関係ない。マダム御堂ならなんとかできる……いや、電話中なら今すぐのヘルプは流石に応えられないだろうが。
 とにかく、丁寧なのか失礼なのかはっきりしない砕けた口調でバックヤードに呼び掛けてから、速崎はホール担当の助太刀の方を優先した。]
(320) 2023/03/02(Thu) 14:43:31

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー


[ちなみに遠藤や嘉数にヘルプを頼まなかったのは、非番との認識があったから。
 流石にここで先輩や後輩に時間外労働を強いるような立場にはないし、そもそもしようと考えなかったのだ。]
 
(321) 2023/03/02(Thu) 14:48:06

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー



 そういやタカノん、なんか注文するって言ってたけど。


[バックヤードへの去り際に言われたこと>>96を思い出して高野のほうに振り向けば、丁度大咲がお茶後のオニオングラタンスープを持ってきたところ>>314
 それが判れば一先ずこちらからは注文伺いには出ず、高野には「ごゆっくり」の、大咲には「ありがと」の笑みを一つずつ向けた。]
(322) 2023/03/02(Thu) 14:55:01

【人】 客 葉月

-失敗だったデートの話-

[その日、俺は確信していた]

(今日は……イケる……!)

[隣で楽しげな表情を見せてくれる彼女は、豊満でやわらかな胸を俺の腕に惜しげもなく押し付けてくれている。

連日のLINEもマメに返し続け、
(深夜に叩き起こされ、ひたすら愚痴に共感を求められ続けても「寝てスッキリした方がいい」なんて身もふたもないことは言わなかった)

初回のデートから三回目の今まで、デート代は全奢りし続け、
(初回で手を出すのはNG、好意は伝えても性欲は見せてはいけない)

ついにここまで漕ぎ着けたのだ。

そしてその日のデートも順調だった。
順調だったのだ。

──あいつに会うまでは>>275]
(323) 2023/03/02(Thu) 14:59:45

【人】 客 葉月

「こんにちは!葉月さん!!」

[かけられた声に、一瞬フリーズする。
それは隣の彼女も同じようで、声をかけてきたやつの方をじっと見ていた。

……違うことといえば、]

「……えっ、葉月くんこのかっこいい男の人だあれ?知り合い?」

[彼女の声が、俺に対するものより遥かに甘ったるく、
彼女の目の中に、エフェクトのハートが散っている幻覚が見えたことくらいだ]

(……あー、終わったなあこれ)

[まるで完成間近だったドミノが一気に崩れたみたいだ、そう思った。
いやひょっとしたらそれすら幻覚だったのかもしれない。だってこんなあっさり、魔法は解けてしまったのだから]
(324) 2023/03/02(Thu) 15:00:33

【人】 客 葉月

[栗栖瑛斗。

愛嬌のあるやつだ、と思う。
人を惹きつける魅力があるやつだ、とも。

あのパイを食べていたときだって>>142、俺は内心、
おい何言ってんだゲイザーちゃんが傷ついちゃったらどうすんだよ!!!!
なんて思ったりもしていたけれど、
(そして全然気にしていない彼女に惚れ直したりもした。かわいい)

そのあと空気が悪くなったりしなかったのは、まず第一にゲイザーちゃんの優しさのおかげだというのは大前提として……こいつの人を不快にさせない魅力ってやつのおかげでもあるんだろうとも。

つくづく思う。──世の中には、俺より魅力的な存在なんていくらでもいる]
(325) 2023/03/02(Thu) 15:01:32

【人】 客 葉月

アー、イヤア奇遇ダネ栗栖クン。
……ソレジャ、俺ハコレデ。

[引き攣った笑顔でカタコトの言葉を返して、踵を返す。後ろをついてくる彼女は何処か名残惜しげだ。
彼はそのとき、どうしていただろうか?
言葉を交わすことはあっただろうか]

「どうしたの葉月くん、体調悪い?」
「ね、彼友達なんでしょ?三人で遊べたりしないかな、ほら私も葉月くんの友達のこと気になるし!」
「もしあれなら、葉月くんには私の友達紹介するよ。それならいいでしょ?」

[……結局、その彼女とはそれっきりだった]
(326) 2023/03/02(Thu) 15:02:15

【人】 客 葉月

-失敗のその後/店にて-

[そんなことがあった後日。
店で彼女とのLINEを見返してはため息を吐いていた。ふとドアベルが鳴った方を見るとそこには彼の姿が。

──余談だが、俺のスマホの待受は「ローレライ」だ。

ファンというわけではない。
CDもライブのチケットも買ったことがないのだから、そう名乗るのは烏滸がましいだろう。
ただ、彼女は自分にとって──“頑張れた自分”の象徴のような存在だったから。>>42
7年前、あの引退の瞬間。
ダイエットで挫けそうなとき、彼女のその笑顔にエネルギーをもらっていた。
ダイエット成功の体験は俺の数少ない拠り所で、だから未だにそのままにしている。

LINEアプリを閉じてスマホを仕舞うその一瞬、彼にもそれは見えたかもしれない。

そして、]
(327) 2023/03/02(Thu) 15:02:54

【人】 客 葉月

こんにちは、栗栖クン。
……ちょっとお話、いいかな?

[覚悟を決めてこっちから話しかけたおかげか、この前よりはカタコトじゃない。
表情はにっこりと笑顔。にっこりすぎて何処か後ろに黒いものが渦巻いているようにも見えたかもしれない。

そのままドアを指差す。──「表出ろ」の合図だ。

もし彼が断っていたなら、この話はここで終わりだ。店の中でトラブルなんて絶対起こしたくない。

もし彼が着いてきてくれたなら──店の外、「店長や店員さんたちに迷惑をかけたくない」という制約から解き放たれた俺は、そりゃもう色々とぶちまけていただろう]
(328) 2023/03/02(Thu) 15:03:42

【人】 客 葉月

「女の子連れのときに話しかけるんじゃねえ」
「あとちょっとで付き合えそうだったのにお前のせいで全部パァだわ」
「俺が何のためにここまで頑張ったと思ってんだバーカバーカ」
「オレ、オマエ、キライ」


[それはひょっとしたら、店の中ではあまり見せたことのない顔だったかもしれない。
話し始めたら止まらなくて、最後はなんかもうやっぱりカタコトになっていた気がする。

彼はそんな俺のことを、どんなふうに見ていただろうか**]
(329) 2023/03/02(Thu) 15:05:29

【人】 客 葉月

-ゲイザーちゃんと、この店に対する気持ちの話-

[突然だが、俺には夢がある。

それは、
「いつか本当に好きな人と気持ちが通じて恋人同士になれたら、このお店に連れてくる」
ことだ。

え、連れてきたらいいじゃないかって?分かってないな。
「口説きたい女の子を」じゃないんだ、
「本当に好きになった人を」なんだ。

勿論このお店なら雰囲気も料理のクオリティも女の子を口説くのにはうってつけで、足を踏み入れた瞬間にセンスのある人間だと思われて勝ち確も間違いなしだろう。

でもそうしようとは思えなかった。
つまりそれだけ、俺にとってこの店が落ち着ける場所だってことなんだろう。

だから、このお店の可愛い女の子たちを(働き者の店長含めて)可愛いな……とは思いつつも、結局がっつり口説いたことは今の今までないだろう。
イギリス料理のことをめちゃくちゃ調べたのだって>>40、可愛い子との共通の話題を探すなんてやって当たり前のことだし。

ただ、だからこそ]
(330) 2023/03/02(Thu) 15:35:20

【人】 客 葉月

へえ、お祭の料理なんだ。
……そう言われてみると、なんだか目出度いようにも見えてくるね。

[目の前でスターゲイジーパイについて語るその表情を見ていると>>277、胸にどこか温かいものが湧いてくる。
まるで汚しちゃいけない宝物みたいだ、とも]

いや、すごく美味しいな。びっくりした。
ゲイジーちゃんありがとね、こんな美味しいもの食べさせてくれて。

[自分の美味い、のたった一言でこんなに喜んでくれるなんて。>>278
思わず頬が緩んでしまう。

俺はやっぱりこの店が好きだ。
こんなふうに優しい店員さんのいる、この店が**]
(331) 2023/03/02(Thu) 15:36:14

【人】 厨房担当 シャミ

─ 厨房 ─

 ──うん、真白
 ──洗い物だけ、ね


[そう言ったはずの猫の手ならぬうさぎの手>>311も、結局仕上げ前に手が離れた。

無事につまみ食いを果たし。でもデザートを食べるにはまだお腹いっぱい。
ナギや皆の邪魔にならないように、でもどうしても、やっぱり今日は新しくコンソメを引きたいので。
作業するスペースが裏の厨房にあることを確認する]


 そっちで夜の仕込みしてるけど、野菜とかイチゴのカットはついでにやるから言ってよ


[やっぱり、厨房にいると気分が浮き立つ。
魚に水を得させるのと一緒だ]
(332) 2023/03/02(Thu) 15:38:09

【人】 厨房担当 シャミ

[奥から黒のエプロンを借り出してきて、トマトの染みがちょっとついたシャツの上から、今更のガード。

冷蔵保存のフォン・ド・ヴォライユを取り出す。
今日はトマトが良いから、トマトペーストを使おう。それに、鶏肉]


 ビーフコンソメも美味しいけどね


[わかるよ、お肉の人。
うちのコンソメスープに感動してくれたお客様>>270にニッコニコしてしまったのは、その感想の言葉に。
澄みきった鬱金色のスープはさらりと喉を流れていくのに、彼の言う通りお肉の味がするのだ。料理は魔法、と心から思う]
(333) 2023/03/02(Thu) 15:39:16

【人】 厨房担当 シャミ



 わかります? お肉、入ってるんですよ
 肉も野菜もたくさん入ってるんですけど、それを何日かかけて煮詰めて煮詰めて
 そして、たっぷり美味しくなったところで卵の白身を入れると、脂と濁りが吸い取られて透明になるんです

 私の一番好きなスープだから、気に入ってくれて嬉しいな


[キラキラした目を見て、請われれば作り方のあらましも話したのだったか。
手間だけでなく、本気になりすぎると材料費が贅沢なことになるので、提供する量を控えないとお会計に影響が及ぶのが難点だけど*]
(334) 2023/03/02(Thu) 15:40:53
客 葉月は、メモを貼った。
(a54) 2023/03/02(Thu) 15:45:08

客 葉月は、メモを貼った。
(a55) 2023/03/02(Thu) 15:46:15

【人】 厨房担当 シャミ



[鍋の中でよく捏ねた鶏ミンチに、人参、ネギ、セロリ、それにハーブはタイムとバジル、花オレガノ。
トマトペーストと共によく練って、卵白を入れる。
卵白の量が想定通りに決まれば、軽く鼻歌が漏れた。

フォンを少しずつ混ぜ合わせ出来たスープ鍋を火にかけ、65度へ。
細切れ野菜と固まりかけのミンチ肉が浮いてどろどろした鍋をゆっくり混ぜていると、大声の救助要請>>320が響き渡った]
(335) 2023/03/02(Thu) 16:04:38

【人】 厨房担当 シャミ



 あらら
 アン、ご指名頑張って? 電話番なら私がしとくよ


[奥の店長へ向けて笑い含みの声をかけた。

裏方仕事が主になっている店長だからこそ、キッチンに立つレアな姿はご褒美フィーバータイムと言っても過言ではない。
誰にとっての? 
お客様にも、スタッフにもだよ。もちろん私にも。

沙弥はオフなので店長がヘルプするなら行かないのである。ざんねんだなあ。
ちなみにコンソメ作りは趣味、もう趣味の領域なので仕事ではない、非番、非番です]
(336) 2023/03/02(Thu) 16:06:08

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー

[この店内も少し前まではまだ、手が回らない程ではなかった>>248筈だが――先ほど大咲も、店長へのヘルプ要請を瑞野に提案していたくらい>>311
 その店長が調理の助太刀に入ってくれるなら、厨房班全体の負担も幾らかでも減るか。

 そしてこのヘルプ、あのマダム御堂直々の調理光景を拝めるチャンスにもなる>>336
 繰り返す。
 
店長たるあのマダム御堂直々の調理光景を拝めるのだ。

 お客様側がそのチャンスに気づくか否かは、お客様個々人にお任せするとして――。]
(337) 2023/03/02(Thu) 16:14:46

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー

[さて、ホール担当のお仕事というのは単なるオーダー受付とサーブに留まらない。
 「お客様とのお喋り」もまた、不思議な物語を夢見るいつかの気持ちを大事にした、この『うさぎ』のコンセプトの上で大事なことなのだ。]


 カンちゃんは――…


[先ほどボロネーゼを出した先の神田は今、瑞野が応対中>>297>>300
 あの時の感想は、もう少し後にでも聞ける機会があるかもしれない。少なくとも、神田は「一期一会の一見さん」ではないのだ>>284。]
(338) 2023/03/02(Thu) 16:15:32

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー

[そしてこちらも、というより予想通りにボロネーゼを注文していた栗栖の方は――。
 それにしても今日の『うさぎ』、ボロネーゼ注文倍増のせいか、どこもかしこも良きミートソースの香りな気がする。

 一応昼間は非番ながら(コンソメ作りは非番のうちとのこと)、厨房に立っていた遠藤>>332>>333>>334が話をしていた。そして、お客様の「お隣さん」の存在もある。

 今や「ちっす」「ちっす」な挨拶を交わす間柄が定着していた栗栖>>290が、いつかスターゲイジーパイを食べた時に話してくれたこと>>288>>289
 その当時は「そうだったんだ〜」と、嬉しい笑顔ながらもただ淡々と頷いただけで――。
 込み入った言葉はその時には何とか飲み込んだ。
 そして今この時も、特にその話について、速崎は切り出さずにいる。]
(339) 2023/03/02(Thu) 16:18:37

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー

[その栗栖の「お隣さん」の席にいる貝澤は――。
 どこかで聞いた声だな、と来店する度に思いはするのだが、それを速崎がストレートに問うたことは無い。

 この『うさぎ』は、公の人が――かつて公の人「だった」人も――そうとは告げずに居場所として訪れる店でもある。
 具体的に誰がどこの誰、という話までは聞かずとも、そういう場所なのだとは店長や先輩方からも聞かされたものだった。
 それを重んじる形で、速崎からは客の素性は尋ねない。
 あくまでその人が、「ただのその人」のままでいられるように、と意識してのこと。
(それ故に高野>>93や栗花落>>179に対しても、「もしかして」を問うたことはなかった)]
(340) 2023/03/02(Thu) 16:21:04

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー


 パスタの後には本日のデザートとか、
 良かったらたくさん食べてってくださいね〜
 今日のは、フィエちが生地作ってくれたタルトに
 お好みでブルーベリーかストロベリートッピングしちゃって!


[大咲から貝澤に一言アドバイスが投げられていた>>313のは聞いていたが、彼女>>298と直接応対している店員の姿が見えなかった時に、そう本日のタルト>>232について伝えておいた。
 無論、アイドルでなくなり食べるモノの制限もなくなった>>12……と考えていた訳ではなく、単純に店員のお薦めとして。]
(341) 2023/03/02(Thu) 16:22:02

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー


[ところで速崎、ベイクドチーズタルトとチーズケーキを混同している>>341気のあるレベルの目の周りぶりである。
 無論、タルトでもケーキでも、クリームやベリーのトッピングには応じる構えだ。]
 
(342) 2023/03/02(Thu) 16:25:44

【人】 厨房担当(臨時ホール) ゲイザー

[そして勇者……もとい葉月。
 このお客様からも、今日は「おすすめ」のオーダー>>60。プラス、カプレーゼにブラックコーヒー。
 パスタを食べ終わった頃かな>>90と見計らったタイミングで、豆を挽いて淹れたコーヒーのカップを手にして持ってくる。
 白磁のマグカップの内側の底には、赤紫色の猫のシルエット(チェシャ猫のシルエットだが、特にむき出しの歯は描かれていない)が印字されている。飲み干す頃には猫の模様が見えてくるだろう。]


 ハヅキん、お待たせしました〜!
 ブラックコーヒー、ごゆっくりどうぞー。
 デザートの方もよろしければ言ってくださいね〜。


[葉月の昔の体形について、そして今の姿になるための努力について>>21>>42、速崎は知らない。
 だが仮に相手の過去を知っていたとしても、カロリー元になるデザートを薦めないでおく、ということは特にしなかっただろう。]
(343) 2023/03/02(Thu) 16:52:43