人狼物語 三日月国


230 【完全RP/R18G】アダムとイヴにさよなら

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視点:


【人】 巫凪 桜花

[手を伸ばさずとも届く距離に、寄り添うように腰掛ける彼。
頬に触れる唇>>179
それが受容の証だと感じるのは、刷り込みですらなく、
只の己の願望かも知れない。

けれど、彼の仕草は、揺らぐ心をそっと揺すって。
つい、沈めていたもうひとつの本音が滑り落ちた]



  ――…ここは、いやだ。

[魅了された、確かに。

けれど此処にいると、何かが変わってしまう気がする。
ずっと変わって欲しくないものが、少しずつ。
それは雷恩だけではない。予感が、する。

種は、いつ蒔かれていたのだろう。或いは、始まりから?
この身の内にさえ、根を巡らせて巣食う何かを感じる。
それはきっと、新人類として『望ましくないもの』だ]
(220) 2023/11/22(Wed) 8:17:12

【人】 巫凪 桜花



   かえり、たい。 みんなと、

[帰りたい。還りたい。――どこに?
きっと自分はもう、大地には還れない。赦されない。
ヒトに、近づき過ぎた]


 …例えば、旧人類を殲滅したとして。
 雷恩が、種が、根差せる大地を見つけたとして、

[仮定を連ねる、色のない声。
彼の左目、蓮を象るそれに、指先だけでかすか触れる]
(221) 2023/11/22(Wed) 8:28:34

【人】 巫凪 桜花

 そこに羅生は、みんなは、いるの。
 いてくれるの、ずっと。
 それは、触って、笑って、話してくれるみんな、なの?


 そうじゃないなら、俺は…―――


[今、何を言おうとした?

思考が走るより先に、迸った言葉。
芒洋としていた身に巣食う虚が、急速に形をとろうとする。
己の思考の行き着く先は――これ以上はだめだ。絶対に]
(222) 2023/11/22(Wed) 8:31:12

【人】 巫凪 桜花



 …きもち、わるい

[呪詛を吐き出しそびれた口唇を、きつく掌で塞ぐ]


 何も、考えたくない。知りたくない。

[広い世界など、なにも>>179]


   羅生、

[縋るように、溺れるように。
空を彷徨う手が、この名をくれた彼を求めた*]
(223) 2023/11/22(Wed) 8:44:13
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a54) 2023/11/22(Wed) 8:45:15

巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a58) 2023/11/22(Wed) 12:36:07

【人】 巫凪 桜花

―いつか・植物園―


[快晴の天候に設定された植物園の一角。
探すともなく雷恩の姿を見つける。彼女は、いない。
確かめると、声を張らずとも届く程の距離で
彼が根差す地に坐す。

惜しみなく降る陽光のもと、光を弾く白衣を纏った膚が、
内側からも淡く発光する。

葉のそよぎに、鳥の声に。
感嘆の息が肩を上下させる度、陽炎めいて光の粒が躍る]
(259) 2023/11/22(Wed) 22:59:23

【人】 巫凪 桜花

[大地に憩い、戯れるように根を張る彼を目の当たりにしたのは、ここに来てからが初めてだった。

大地に息づく姿は、彼を知ってから今まで、いっとう美しい。
否応なしにそう感じさせるもので]



  雷恩は、ここに来てよかったんだね。

[ぽつり。降り出す雨のように音に変えて、自身にも聞かせる。

だから、止めはしない。干渉もしない。
きっと彼は少しずつ、変わっていく。
ずっと傍らにいた己には、知り得ないところで。

光合成を終えれば、長居はせず。
腰を上げ、白衣の土を払う僅かな合間、彼の顔を見下ろす。


もし目が合えば、笑ってみせただろう**]
(261) 2023/11/22(Wed) 23:04:23

【人】 巫凪 桜花

[こうして同じ場所に在る時、彼と視線が交わることは多くない。
時折他愛もないことを話しかけ、それに短く彼が応じる。

緩やかな、繰り返し。
大樹の木陰で流れゆく時間のように]


[目蓋の下からつと兆した黎明が、こちらを照らした>>262
そうして、問いかける、声]
(264) 2023/11/23(Thu) 0:48:59

【人】 巫凪 桜花

[今までにない響きを籠めて、呼ばれた名前。
 凪いだ声は、
 労るようで。
 慮るようで。
 慰めるようで。

どれでもあってほしくなかった。今だけは。
変わる彼が嬉しくて、かなしい。]
(265) 2023/11/23(Thu) 0:54:57

【人】 巫凪 桜花

[否定する言葉を自分の中に探して、
手の届く処には、見当たらなくて。
せめてと結んでいた笑みが、徐に解けていく]


 そんなこと、今。


   言わないでよ…


[咽喉が、朽葉のように乾いた音を立てる。

 手を、差し伸べられた。

無意識に、そちらへと伸ばした手。
目元に込み上げる熱をさっと掌で散らして、背を向けた*]
(266) 2023/11/23(Thu) 0:59:58
巫凪 桜花は、メモを貼った。
(a72) 2023/11/23(Thu) 2:18:40