【人】 春日 幸貴[家に帰った後はすぐ眠ってしまった。朱里から連絡があっても気付くことは当然無かった。 起きた後、朱里に心配かけたんじゃないかと大いに慌てた。 その後も、春休み中に数回学校に行った。 授業を受ける間ずっと学校にいられるのかが不安で、丸一日いてみたりもした。 朱里が来てくれるなら遠慮なく頼って、クラスメイト気分が味わえる最後の機会を精一杯楽しんだだろう] (96) 2021/03/18(Thu) 21:16:41 |
【人】 春日 幸貴[新学期が始まってからは、昼休みにプール脇のベンチに向かうのが日課になった。 一緒に昼飯に誘ってくれるクラスメイトもいて悩んだけれど、俺は朱里と一緒がよかった] 雨の日はどこにいるんだ……? [初日に疑問に思って尋ねた。 もちろん悪天候でも一緒がいいからなわけで。 教室で一緒にいられない分、一緒にいられる時間はなるべく傍にいたかった。 クラスメイトには俺が昼休みに教室にいない理由を不思議がられたことがあったけれど、「去年同じクラスだった人のところに行ってる」と言ったらあまり疑問は抱かれなかったようだった] (97) 2021/03/18(Thu) 21:17:04 |
【人】 春日 幸貴[心配していた学校生活は、思ったほどの負担はなかった。 俺が思っていた負担が「学校に行くたび死にかける」だったから、想定が重すぎたのはあるだろうけど。 家に帰っては即眠る、夜も早寝、とそんな感じの暮らしをしていたからか疲れを溜め込むこともなかった。 他にあまりいろいろなことはできなかったとも言う。 それでも段々と余裕は生まれ始めて、夏が近づく頃には休みの日にも朱里と会えるようになっていった。 まあ、件のラストダンジョンには未到達なんだが。 夏休みにどうだろう、といつぞやの昼休みに話してみたことがあった]* (98) 2021/03/18(Thu) 21:17:29 |
春日 幸貴は、メモを貼った。 (a6) 2021/03/18(Thu) 21:18:24 |
春日 幸貴は、メモを貼った。 (a7) 2021/03/18(Thu) 23:58:59 |
【人】 春日 幸貴[>>100新学期。 雨の日のことを言われると、素直にクラスで過ごすことにした。 クラスメイトと昼食というのも憧れてはいたから、それもできるなら嬉しいのは当然。 クラスメイトに「雨の日は2年の友達に会えないから」と言うと、すんなり一緒に食べてもらえたときはちょっと感動した。 短い休み時間にはそこそこ話していたおかげかもしれない。 梅雨の時期、雨が続いたときには朱里から様子を見に来てくれたのも嬉しかった。 「孤立してないか心配」という名目はなかなかよかったんじゃないかと思う。 そんなにひた隠しにしなければならない仲でもないとは思うんだけど。 関係が曖昧なままなのは事実である] (105) 2021/03/19(Fri) 9:05:54 |
【人】 春日 幸貴[というわけで、朱里が荷物の準備をしっかりやってくれるのに甘えて、俺は命を守る準備をしていた。 緊急時の連絡先がわかる手帳を忘れずに持って、急な出来事ですぐ母さんと病院に連絡できるようにして。 丘のてっぺんまでの車道を確認して、なるべく車道から近いルートに見当をつけた。 暑すぎても、体温の落差が激しくても負担がかかるからと、体温調節のしやすい服装にしつつ冷たすぎる飲み物は持たないようにした。 今までの人生でこんな風に注意をしながら遠出しようと思ったことはなくて、まさしく冒険に出る心境だった。 ちなみに、日程は母さんの休日かつ病院が開いてる日に合わせた] (107) 2021/03/19(Fri) 9:06:55 |
【人】 春日 幸貴[ボーダーTシャツにジーンズにスニーカー、帽子はつば広のハット。 丘の上は冷えるかもと道中暑いかもとで合革ジャケットとカーディガンがリュックの中に入っていた。 大きめの水筒にお弁当も入って、結構重たい。 主な荷物を朱里に任せて申し訳ない気はしたが、頼れるところは素直に頼ることにした] おはよう、朱里。 じゃあ母さん、ときどき連絡する。 [なんでも安否が不安とのことで、途中で休憩したらそのたびに一報を入れることになっていた。 送り出してくれる母さんに手を振って、朱里の案内で丘に向かう。 道案内は頼りにするけど、なるべく車道寄りという縛りがある。自分で調べた道のりもあるし、頼りきりにはならないはずだ]** (108) 2021/03/19(Fri) 9:07:12 |
【人】 春日 幸貴よくそんなの持ってんな……。 [>>111手持ち扇風機に感心しながら道を歩いた。 天気がいいのもあって、歩いていれば暑い。 汗をかくと後々冷えそうで、それが一番不安だった。冷えると暖まりにくい体質だからだ。>>12 昔より遥かにマシになったけど、それでもつらい。いつものことだから対策は用意してあるんだけど] 朱里は丘登っても苦しくなったりしないんだよな……。 [人並みの苦しさはあるんだろうけど、死にそうな苦しさではないはずで。 適度な苦しさというのは俺には想像しづらい。 昔と比べたら俺の死はかなり遠のいたはずなのだが、それでもHPに換算すると10ぐらいなのではという気がしてならなかった]** (114) 2021/03/19(Fri) 12:43:57 |
【人】 春日 幸貴そうだなぁ。ラストダンジョンだし……。 [そこで盛り上がらないのは確かに勿体ない。あまりテンション上げて、後で力尽きるのも困ってしまうが。 そして朱里は甘えたかったらしいと知って、なんだかめちゃくちゃ嬉しくなった] 甘えてくれるんだ? 嬉しい。 [甘えてもらえるのが嬉しいって、長男の性分だろうか。弟に甘えられたときも嬉しくなるし、たびたび甘やかしたくもなる。 朱里に甘えてもらう喜ばしさはそれとまた違うけど。 いつも頼ってばかりいたから、甘えてもらえるのは筆舌に尽くし難い嬉しさだ。表情にも思いっきり表れていそうである] (120) 2021/03/19(Fri) 16:19:56 |