人狼物語 三日月国


137 【身内】No one knows【R18】

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【人】 旅人 J

 
[こういうもの、と聞こえてはっとする。>>20
 いけない、余り高価でなければ……と
 手持ち資金から算用をしてしまうところだった。]


  そう、なのね……
  ジュダス様は、詳しいのね


[木を叩くような音が聴こえた。
 仔狼はふくよかな男性の元へ行くのが決まったらしい。
 その人が良い親代わりになってくれることを祈る。
 飼われると限らないが、そう思うより他なかった。]
 
(26) 2022/03/17(Thu) 21:36:50

【人】 旅人 J

 
[こういうもの、とは
 他にどういうものがあるのだろう。]


  ……
流石に人は、ないわよね
……


[それはまさかと思いながら、
 仔狼の檻が下げられ次の準備をする舞台を見つめた。*]
 
(27) 2022/03/17(Thu) 21:37:39

【人】 商人 J

[ 感傷的と男は女の反応を腹の中で笑う。
希少動物の取引は闇取引の中でも割と多い方で、決して珍しいものではなかった。]


 まさか繁殖用、ではないでしょうね。
 可愛がって貰える≠アとを祈るしかありません。


[ 飼う目的とは限らない。
皮を剥ぎ、あるいは肉を取ることもあるし、剥製にしてかざることだってある。そもそも禁猟対象を大っぴらに飼うことは考えにくい。]


 …………


[ 続く呟きには無言で応えた。
その意味を女はすぐに知ることになる。]
(28) 2022/03/17(Thu) 23:22:42

【人】 商人 J

[ いくつかの出品の後、オークショニアは目玉商品のひとつだと紹介した。

それはやはり檻に入れられていた。
一糸纏わぬ姿には手枷をかけられ、脚には重りをつけられていて、首にかけれた首輪には鎖が繋がれていた。

まだ年若い女。

借金にかたに売られたか、それとも捕獲されたのか。]


 これが、裏社会の闇市です。


[ 男の声は冷たかった。
商品として紹介された女は薬か或いは魔法によって意識が朦朧としている様だった。]
(29) 2022/03/17(Thu) 23:22:59

【人】 商人 J

[ そして、商品の顔にジャンヌには見覚えがあるはずだった。

かつて、アンペール家に使用人として仕えていた女。
彼女は悲劇の夜にたまたま所用を言いつけられ、所領を離れていたおかげで難を逃れたはずだった。

それを見つけ出しこの場に引き立てたのは、無論ケリオス商会であり、即ちジュダスの仕業であった。]


 ここでは何でも¥、品になる。


[ 競り合いが始まれば、ジャンヌに下卑た視線を向けていた者たちがこぞって値をつりあげていた。]
(30) 2022/03/17(Thu) 23:24:07

【人】 商人 J

 
 彼女は……さっきの狼よりも不幸になるでしょう。
 大金を払って女を買う様な者たちです。
 少なくとも幸せな未来は待っていない。


[ 性奴として扱われるか、或いはもっと悍ましい行為に晒されるのか。まさか養女や使用人として扱うために大金を払う者などここにはにいないのだから。]*
(31) 2022/03/17(Thu) 23:24:33

【人】 旅人 J

 
[可愛がって貰えることを祈るしかない。>>28
 彼がそのように敢えて言うのはつまり
 そうならないことが多い、ということだ。
 手慣れた彼が言うなら事実に違いない。]


  ……。


[相変わらず自分は
 哀しみも憤りも感じることが出来ない。
 しかし本来ならばそれらを感じた筈だと
 考える事はできる。]


  ……。


[取り戻さなければ。
 自分にはアレが必要なのだ。
 アレを手にした時、私はきっと。]
 
(32) 2022/03/18(Fri) 6:58:22

【人】 旅人 J

 
[希少動物の出品には目を瞑り続け、
 その後何番目かの商品は、人間の女性だった。>>29

 まず人であることに驚いた。
 そして裸に拘束を受けた状態に驚いた。
 そして見覚えのある顔に驚いた。
 両親と同じかそれ以上に見てきた顔。>>30


  ……マリエル……どうして、こんな……


[口元を手で押さえる。
 一番若い使用人で、姉のようでもあった。
 淹れてくれた紅茶はとても美味しかった。
 ……だけどそれを見ても女の心は痛みを感じない。
 感じていた筈だと考える事ならできる。
 そして人間は。
 自分以外の人間は、すべて、幽鬼の自分より価値がある。]
 
(33) 2022/03/18(Fri) 6:59:24

【人】 旅人 J

 
[ええ。……ええ。と気のない返事をする。>>31
 表情は相変わらず。顔色だけを悪くして
 舞台に目を向けたまま隣席の彼に頼み事をする。]


  ……お願いジュダス様
  彼女を必ず競り落として
  一秒でも早く終わるように
  高額をつけて構わないわ……


[男たちの目から少しでも早く隠してあげなければ。
 女性ならきっと、そうされたい筈だから。*]
 
(34) 2022/03/18(Fri) 7:01:38

【人】 商人 J

[ 少しだけ驚いた。
助けようとする、それを想像しなかったわけではなかった。だが、どんな反応を示すのか、それを試すつもりだったのに、本当に助けると言ったのだ。]


 いいのですか?


[ 値を吊り上げる。
この瞬間にも落札されてしまわぬように。]


 あれ≠競り落として。
 そのあとどうするおつもりで?


[ 男の一言ごとに競り上がる。
囚われた女の身柄を、今ここで救い出したとしてその後は?]
(35) 2022/03/18(Fri) 13:59:18

【人】 商人 J

 
 いいのですね?


[ 吊り上げた値は一気に倍近くまで。
決して降りない≠ニいう意思を示すやりかた。]


 『落札はJ様です!』


[ ハンマーが振り下ろされ、落札を告げる。
主取りではあるがそれ自体はアナウンスされることはない。
領地も家も失って、それでもかつての使用人を手に入れて、一体どうしようというのだろうか。]
(36) 2022/03/18(Fri) 13:59:32

【人】 商人 J

[ 檻ごと舞台奥へと商品が引っ込んでいく。]


 おぉ怖い怖い。
 ご覧なさい。
 ブルーノがこちらを睨んでおりますよ。


[ あの虜囚がそれほど欲しかったわけではないだろう。
ただ、自分が目をつけたものを横取りされた気分なのだ。
オークションでヒートアップした客にはよくあること。特にあのような成金の男には特に。]*
(37) 2022/03/18(Fri) 14:00:03

【人】 旅人 J

 
[決定に変更はない。
 確認に頷き、意思を示した。>>35


  ……身体を回復させて。
  その後は彼女の自由よ。
  価値ある人はそうあるべきだわ。


[どうするつもりかの問いに機械的な声が回答する。
 検討済みの事項をそのまま読み上げていた。
 自分より価値のあるものが目の前で困難にあっている。
 そして自分に救う術がある。
 ならば自ずと行動は決定する。
 自らの生命は省みる必要がなく
 向かう先が破滅だとて女の中では筋が通っている。

 破綻した理性が女を動かしているのだから。]
 
(38) 2022/03/18(Fri) 16:24:45

【人】 旅人 J

 

  ええ、早く。


[変わらぬ語気で彼を急かした。>>36
 領地を出た時は未成年で、
 とても出来る状態ではなかったから、
 元婚約者に文を送り領地の管理を一時的に託している。]
 
(39) 2022/03/18(Fri) 16:25:14

【人】 旅人 J

 
[ハンマーが鳴り響き、マリエルの権利が自分に移る。
 それでも喜ぶ様子を見せることはない。
 やるべきことをしたという
 遂行の達成感も女を喜ばすことはない。

 感情が揺れ動くことがあるとすれば
 同じソファに座す彼に関わることだけだ。

 今はまだ、彼は一参加者である認識。]
 
(40) 2022/03/18(Fri) 16:26:06

【人】 旅人 J

 
[舞台の奥に消える檻を見送った。>>37
 促されれば、他の客席を見た。
 誰がどこに座っているか覚えていなかったが
 自分をとりわけ強く睨む一人がブルーノで、
 目が合えば座ったまま、一礼した。
 小馬鹿にするつもりは一切なく、
 知った者と顔を合わせれば挨拶をする、
 そんな機械的なものだった。]
 
(41) 2022/03/18(Fri) 16:26:42

【人】 旅人 J

 

  もしも彼がマリエルを真に気に入っていて
  妻に迎えることを望んでいるというなら
  後で私の所に来て貰えば良いわ


[無言で片手を挙げ、係を呼ぶ。
 配膳が専門かもしれないが声が届けば良い。]


  今落札した女性と体面できるのは閉会のあとよね
  彼女を介抱して暖かい服か毛布をあげて頂戴
  摂れるようなら水と食事も与えて。お願いよ


[淡々と言い、充分なチップを押し付けた。
 その者が隣席の顔色を伺ってしまうようなことがあれば
 何か気づくこともあるかもしれないが
 そんなことはなかっただろうか。]
 
(42) 2022/03/18(Fri) 16:27:07

【人】 旅人 J

 
[資金を記載し持参していた紙に
 マリエルの落札額、
 彼女の再出発にかかりそうな額、
 それからいまのチップ代を記載し、
 残りの資金を算出した。

 短い時間の中でかなり減ってしまった。
 しかし構いはしない。
 後悔できるほど女の心は働いてない。]
 
(43) 2022/03/18(Fri) 16:27:37

【人】 旅人 J

 

  ジュダス様。どうかなさった?


[隣を見て訊ねる声に咎める響きはなく
 純粋な疑問。]


  貴方は私に優しくして下さり
  守ると仰ったわ
  ……どうして先程は、怖がらせるようなことを?


[ご覧なさい、と言われたことについて>>37
 無垢な瞳を向けた。]
 
(44) 2022/03/18(Fri) 16:27:56

【人】 旅人 J

 
[まだ、最後の出品ではない。
 だけど人が出されたなら自分は
 マリエルのような知人でなくても
 きっと入札してしまう。

 見なければ良い。]


  ……少々失礼するわ


[一声かけて席を立った。
 地下内にあるなら手洗いか、
 或いは一度外の空気を吸おうと。
 隻眼では平衡感覚を保ちにくい。
 この薄暗さではなおさら。
 人にぶつからぬよう壁に手をついて進む。
 全身真白な姿は周りからは捉えやすい。
 出入りが禁止なら戻ってくることになる。*]
 
(45) 2022/03/18(Fri) 16:41:39

【人】 商人 J

[ 思わず笑いが込み上げた。
オークションで売り買いされる様な女を金も地位もあるような男が妻に娶るなど何の冗談だろうか。]


 それはいい、あの男に教えてやろうか。


[ 競りに負けただけでなく、そのようなことを言われれば虚仮にされたと腹を立てるのが関の山。いくらジャンヌに小馬鹿にするつもりがなくても。それはそれで見物かもしれないが。]
(46) 2022/03/18(Fri) 19:49:52

【人】 商人 J

[ 女が係を呼んでに告げた言葉を視線だけで肯定してみせる。
『彼女の言うとおりにしろ、と。]


 怖がらせる?……まさか。
 それに貴方は怖がらない、そうでしょう?


[ たとえブルーノが暴力に訴えたとしても、この女は怖がるようなことはしないのではないだろうか。]


 貴方があまりにも人の敵意に無頓着なもので。
 あのような事は貴方の目的には決してプラスにはならない。


[ 狙ったものを横から取られ面子を潰され虚仮にされた。
間違いなくあの男は女の本命に対して仕返しを考えているはずだ。そうなるよう誘導したのはこの男だが。]
(47) 2022/03/18(Fri) 19:51:48

【人】 商人 J

[ 女が席を立つと同時に、係のものがジュダスへと視線を送る。監視したほうがいいか、と。]


 構わない。
 自分が馬鹿であるというこがわからないほど、
 愚かではないということだ。


[ どうせ何処にも行くところなどない。
そして何もできはしない。]


 もう……お前は檻の中だ。


[ グラスに残ったスパークリングを喉に流すと、クツクツと可笑しそうに嗤った。]*
(48) 2022/03/18(Fri) 19:52:34

【人】 旅人 J

 

  ……私にだって、怖いものはあるわ


[やや震える声で否定する。>>47
 それは例えば、旅の末にブローチが見つからないこと。
 野宿の闇夜、自分と世界の輪郭が酷く曖昧になること。
 それと、……]
 
(49) 2022/03/18(Fri) 21:54:57

【人】 旅人 J

 
[4日前は優しく紳士的だった。
 だけどいまは別人のよう。]


  今日のジュダス様……、少し怖いわ……っ


[それから、席を立った。]
 
(50) 2022/03/18(Fri) 21:56:21

【人】 旅人 J



(51) 2022/03/18(Fri) 21:57:06

【人】 旅人 J

 
[洗面所で手を洗い、拭こうとし、思い出す。
 この街で買った真白なハンカチを、渡し損ねていた。
 彼のは破いて包帯にしてくれたから、そのお返し。
 食堂のアルバイト代で買ったもの。]


  ……。こんなの要らないわよね


[少し悩んで、それで手を拭いた。
 こんなつまらないもの渡したところで、
 喜んでくれないだろう。
 だからもう良いのだ。
 携行品が傷んでいたから、これは自分のにしよう。]
 
(52) 2022/03/18(Fri) 21:57:45

【人】 旅人 J

 
[ステージからの声は、微かに聞こえる。
 自分の目的ではない商品を
 幾つか見送って──聞き送って。

 それからまた壁に手をつきながら
 元の席へ向かった。]


  ……
ごめんなさい



[ソファに腰を下ろし、謝罪した。
 あれも忠告で優しさだったんだわ。>>47
 曇った目で、また女は間違いを重ねた。*]
 
(53) 2022/03/18(Fri) 22:01:33

【人】 商人 J

[ ──── 少し怖い。
自分は今もしかして高揚しているのだろうか。
付けた仮面が剥がれそうになるほどに?]


 ……この私が?


[ 浮かべた薄笑みが色濃くなっていく。
小娘ひとり罠にかけることがそれほどまでに楽しみだというのか。]


 そうかも……知れないな。


[ アンペールの魔女。
どうしてやろうか、今から楽しみで仕方ない。]
(54) 2022/03/19(Sat) 8:51:53

【人】 商人 J

[ 女が戻る。
男はそれを静かに迎える。
女が口にした『ごめんなさい』の意味はわからなかったが、特に興味もなかった。]


 そろそろですよ。


[ ステージの上に運ばれてきたのは小汚い胸像。
まるでミイラのように干からびた、まさしくそれはミイラなのだ。
その胸には翼に抱かれた青の宝石が輝いている。]


 『本日最後の商品でございます。』


[ 提示された最低価格は市場価値のおよそ倍以上。
だが、一声目で例のブルーノはその価格をさらに倍に引き上げた。]
(55) 2022/03/19(Sat) 8:52:04