人狼物語 三日月国


159 【身内RP】旧三途国民学校の怪【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a19) 2022/07/07(Thu) 21:39:15

【置】 いつかの ユメカワ


────追想。



自室。散らかった机の上。
出しっぱなしのラジオペンチ、細かな金具、様々なパーツ。

「…………」

君とお揃いにするならどんなのが良いだろう、と思って。
幾つか作ってみていたピアスの内の、まだ作りかけのもの。
それらを纏めて全部、乱雑に引き出しに入れてしまって。
だってもう必要なくなったから。

渡せもしないものを作ったって意味がない。
楽しかったはずの趣味はどれもこれもつまらない。

だから夜更かしをする理由もなくなったのに、
一度習慣になった就寝の遅さはすぐには変わらなくて。

だから今日も、無意味に液晶を眺めて時間を浪費する。
この頃はずっとそんな空虚な夜を過ごしている。



あんなに何をしていても楽しかったのに。
あんなに明日が来るのが楽しみだったのに。
今じゃ全部全部、嘘みたいだ。
(L1) 2022/07/07(Thu) 21:43:21
公開: 2022/07/07(Thu) 22:00:00

【人】 長女 カナイ

>>a19

「こ こら…」
(覇気ゼロ)

傍にしゃがんで、ねこパンチする腕白を抱える。
ひょいっ。にょーん。猫、伸びる。

やや不安定な膝の上に抱き上げて、ぽしょぽしょ。
毛並みにもうほとんど、顔を埋めるみたいな感じで。


「………ろ、ひと………ろ――ちゃ」
「……、―――て…って、……ぞ。 く…」
(22) 2022/07/07(Thu) 22:02:20

【人】 憂愁 ライカ



「う………、」

ぱっ、と離される手。
大丈夫だ、自分の足で歩かないと。分かってる。

「変わらない、としても、
 深雪の答えを聞いちゃうと、ハッキリW別れ話Wになるでしょ。
 それが………うん、怖くて。」

──そうか、怖いんだ。
自分のことなのに、全然分からなかった。

「結果は変わらない……か。
 それなら、気持ち伝えた方が……良い、の、かな……。」

君の真隣。連れ添って歩く。

「いや………
 でも、今更、だし………、」



──────
カシャン


「え、なに、なに……」

はっ、と貴方と共に足を止めれば
向けられる視線にひとつ頷いて、そっと顔を伸ばして昇降口を覗いた。
(23) 2022/07/07(Thu) 22:06:27
ライカは、カナイと猫が居るなあ、と思った。
(a20) 2022/07/07(Thu) 22:07:54

ライカは、アレ撮ったらダメですか?とシロマへアイコンタクト。
(a21) 2022/07/07(Thu) 22:08:38

シロマは、頷きを一つ返した。撮っちゃえ。
(a22) 2022/07/07(Thu) 22:15:22

ライカは、フラッシュをオフにしてから、シャッターを切った。
(a23) 2022/07/07(Thu) 22:18:07

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a24) 2022/07/07(Thu) 22:19:49

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a25) 2022/07/07(Thu) 22:39:37

【人】 長女 カナイ

>>a24

 スーーーーッ

これはついつい猫吸いしちゃうカナイ。
ちょっとのあいだ堪能させていただいて……いけね。

「……んぇ」


もたもた、にゃんこを掲げた(?)。
月光を背負いし猫になったりしたと思う。
(24) 2022/07/07(Thu) 22:44:44
カナイは、にゃんこを掲げている。にょーん。
(a26) 2022/07/07(Thu) 22:45:41

ライカは、再びシャッターを切った。パシャ
(a27) 2022/07/07(Thu) 22:59:00

【人】 長女 カナイ

【昇降口】>>a27
ひとけのない……はずだった、昇降口。
ぱしゃ、と紛れもない人工の音が耳に届く。
その方角が、猫パンチを受けた蚊取り線香の行き先だということ。
もうすっかり、カナイの頭からは抜けていた。


「な 
なん……


ゆるゆると転がっていた円盤は、恐らくとっくに倒れている。
はじめに目に入ったのは手前のそれで、
その次に、

月明かりをぬらりと反射する―――


……ひぅ





カメラのレンズ。

(ここで1カメ、2カメ、3カメ)

(25) 2022/07/07(Thu) 23:11:57

【人】 長女 カナイ

【昇降口】>>a27 >>25

―――カメラを構えたライカ。
―――の、隣に佇んでいるシロマ。

―――にゃんこを掲げるカナイ。


「あぇあぇああぁ…」



情けない、よわよわしい悲鳴が昇降口に響いた。らしい。
(26) 2022/07/07(Thu) 23:14:39
カナイは、にゃんこを取り落とし
(a28) 2022/07/07(Thu) 23:15:15

友達 ネコジマは、メモを貼った。
(a29) 2022/07/07(Thu) 23:21:53

【人】 陽葉 シロマ

【昇降口】 カナイ/ライカ

転がって来た蚊取り線香を拾い、こちらに気付いた貴方へ近寄って片膝をつく。

「これ、カナ姉のだよね」

はい、と先程まで猫を抱えていた手に蚊取り線香を乗せて、悪戯っぽく笑った。

「ふふ……この写真をバラ撒かれたくなければ、私達に従うのだ!」

冗談を言うその抑揚は、今は後輩に見せない顔のひとつ。
幼い頃は、外で男の子達とごっこ遊びをする様な子供だった。

「カナ姉、多分教室に引き篭もってあまり出歩いてないだろう?
 ちょっとそこまで行ってみない?」

そこ、と昇降口近くの教室を指差した。
(27) 2022/07/07(Thu) 23:29:55

【人】 憂愁 ライカ

昇降口 >>26 >>27 >>a29 カナイ/シロマ


「安心してくださいよ。
 ちゃんと可愛く撮れてまーす。」

ちょっと暗いけれど、しっかり撮れている2枚のデータを確認しながら
シロマと共に君の元へ歩み寄る。

「……従うのだ〜」

こんな元気なシロマを見るのは初めてかもしれない。
ぱち、ぱち、瞬きしながらもノっておいた。
(28) 2022/07/07(Thu) 23:46:47
ネコジマは、屋根裏の方の倉庫を探索。いい感じ度が1くらいのものを見つけたよ。
(a30) 2022/07/07(Thu) 23:47:46

【人】 長女 カナイ

【昇降口】>>27 >>28

かわ……ぁう。
 ! そ、そぉ」

手渡された、ほんのりあたたかい円盤。
腰に巻くための紐がてろんと垂れ下がる。

「んん、ぃ。いいよ……」

悪戯っぽい……芝居がかった抑揚に、きょとん、として。
それが誘い文句に繋がれば、簡単に頷く。
カナイねーちゃんは昔からけっこう、そんな感じ。

とろとろ立ち上がる。
王子然とした彼女の手を借りて、かもしれない。
(29) 2022/07/07(Thu) 23:54:56
カナイは、……というわけで、後輩たち と探検する に従う  こととなった。
(a31) 2022/07/07(Thu) 23:59:37

【人】 陽葉 シロマ

【昇降口】>>28 >>29

勿論、立ち上がる時は王子の様に手を貸した。
こうした所作が自然に出るくらい、白間は昔から世話焼きで。

「ふふ、まあ軽く一階の教室を見て回るだけだから。すぐ戻るよ」

同時に、お転婆娘でもあった。

まずは小手調べと言わんばかりに、隣の教室へのんびりとした足取りで向かう。
雰囲気などあったものではない。
ゲームで言えば最初の町であって、重要なイベントなど起こりうる筈がないのだから。
だから無警戒に、気軽に軋む扉を開けたのだ。

(30) 2022/07/08(Fri) 0:24:05

【人】 陽葉 シロマ

【???】>>28 >>29

立ち止まる。

「…………」

動かない。

「……、……」

先頭に立つ少女は、貴方達より一回り以上背が高く。
故に教室の中は、彼女の背中で見えにくい。

その表情は、ともすればわざとらしく見える程に苦々しかった。
(31) 2022/07/08(Fri) 0:25:29

【人】 憂愁 ライカ

【???】>>29 >>31



歩く、歩く。足跡は三人分。
先導する先輩と、一歩後ろをゆっくり着いてくる先輩。

この先にあるものが、普遍的な日常であると
疑うことすら知らずに歩く。

「司馬センパイ、猫好きなんですね。
 僕も猫結構好きで───、」


──ぎし、がら。 ……きぃ。
開くドア。足を止める貴方。

「………白間センパイ?」
(32) 2022/07/08(Fri) 0:47:05

【人】 憂愁 ライカ


さて。その瞳に何を映すのかと見上げ、
そっと背伸びして、視線の向かう先を覗けば
我々が探していた張本人が居るではないか。

「アー、お前こんなとこに、
 居……た、の……………、」

夜の闇。長身の貴方。
それらが遮る光景を、目を凝らしてよぉく見れば。

「………───ッ、!?」



 地に伏す麦藁帽子。
 机に項垂れる男。

 それが異常であることは、遠目でもわかる。

がたん!ぱき。
大きく後退れば、床が激しく鳴いた。

「なんッ…………、
 う、嘘………………!!」

動揺。混乱。
頭はすっかりパニック状態だと言うのに
その体は。手指は。そうするのが当然だとでも言わんばかりに
肌身離さず持ち歩く、大事なカメラを構えた。
(33) 2022/07/08(Fri) 0:49:01
ライカは、─────パシャ、
(a32) 2022/07/08(Fri) 0:49:40

友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/08(Fri) 0:51:40

友達 ネコジマ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/08(Fri) 0:55:15

ライカは、「う、あ、わああぁあ……ッ!!!?」
(a33) 2022/07/08(Fri) 0:58:09

【人】 長女 カナイ

【???】

後ろをついていきながら、「にゃんこ、かいらし」なんて。
辿々しくも和やかに、相槌を打っていたところ。
ガララ、と扉が開かれて。

「んぇ。こずちゃん、なんしたと……」

足を止めた少女を、後ろの後ろから見上げる。
笑みの消えた顔を捉えて、視線の先にのろのろと目を遣って。


 」、 
「ぇう?」



(34) 2022/07/08(Fri) 1:20:39

【人】 長女 カナイ

【???】>>34
─────パシャ、
  


「ぁ ぁ、ぅ」


はく、はく、と唇が開閉したのが二度。
隣の後輩があげた悲鳴で、ひぅ、と。
引き潰れるような音が喉から細く漏れた。

「……まき、お」


カメラのレンズとすらりとした長身の横を抜け、
……こちらへ伸びる、足跡を。
うえから踏みつぶして、よろよろと逆に辿ろうとして。




 
ガタタッ
 
――――ガタン!!!!




足がもつれて、思い切り転んだ。
ついでに机と椅子もいくつか、巻き込んで。
(35) 2022/07/08(Fri) 1:29:56

【人】 かれがれ ユメカワ


自転車が停められた校庭の一角を後にして。
今度は生徒用の昇降口から、
再び校舎の中へと戻ろうとした、その時だった。

「────、」

そう遠くない場所から。がらんとした校舎に響く音。
聞き慣れた声の、聞き慣れない叫び。大きな物音。
不意に誰かに脅かされたとか、何かにびっくりしただとか、
そういった、日常の中で聞くものとは明確に異なる音。

暫しの逡巡の後。
誰かが玄関口に立て掛けた金属の棒を片手に、
少し早足に、音のした方向へと向かった。

全て杞憂であればそれでいい。
それでも。軽率に廃墟に立ち入ってはいけないとされる本当の理由が、
その実幽霊などではなく、生きた人間なのだと、知っているから。
(36) 2022/07/08(Fri) 1:41:41
ユメカワは、「──どうしたの」。
(a34) 2022/07/08(Fri) 1:42:18

ユメカワは、廊下に見える人影に、少し離れた所から声を掛ける。
(a35) 2022/07/08(Fri) 1:42:33

【人】 陽葉 シロマ

【???】

その大きな物音で、はっと我に帰った様に。
そうっと見慣れた麦わら帽子の元に近付いた。
口元に手をかざして、暫く。

「……ごめんね、見つけるのが遅くなって」

麦わら帽子を拾い、顔を隠すように頭へ被せた。
スマートフォンを取り出して、すい、と少し操作をする。

「寝かせておきたい所だけど……現場保存、しておいた方が良いだろうし」

帽子越しに、遺体を撫でた。
(37) 2022/07/08(Fri) 1:45:46
シロマは、廊下から聞こえた声にひょっこり、顔を出す。
(a36) 2022/07/08(Fri) 1:48:45

シロマは、「牧夫、いたよ」
(a37) 2022/07/08(Fri) 1:49:06

シロマは、ただそれだけ。
(a38) 2022/07/08(Fri) 1:49:21

ユメカワは、疎らに鳴り続ける通知音を聴いて。
(a39) 2022/07/08(Fri) 2:14:44

ユメカワは、それから、顔を出した少女の様子と、その場に漂う雰囲気に。
(a40) 2022/07/08(Fri) 2:14:52

ユメカワは、楽しい時間は、終わってしまったのだとわかった。
(a41) 2022/07/08(Fri) 2:15:01

【人】 元弓道 マユミ

>>【一日目・防空壕】>>17

「いいじゃないですか。つまり拙と梢は現実派だったということです。幼い頃から現実を見つめられると考えれば実にくーるですよ」

悪びれもなくそう答えた。誇ってはいないが、恥じてもいない。己の選択を堂々と正しいものだと思っているようだ。

「はい梢、今行きますよ。
 ……何か踏みましたね?枯れ枝……にしては何とも言えない軽い音がしたような……」

続いて降りて行き、言われるや否やすぐさま懐中電灯を持ったままずいずいと貴方に近付いた。

無遠慮に、二人の周囲の輪郭が暴かれていく……。
(38) 2022/07/08(Fri) 7:15:58

【置】 元弓道 マユミ

『永瀬さん! 永瀬さん!』

その日は先生の荷物運びを手伝っていたから、部室へ行くのが少し遅れて。
先に行っているねと笑いながら向かった同じ弓道部のクラスメイトが転がるように走ってしがみついてきたのは部室の少し手前のほうだった。

彼女は酷く浅い呼吸を繰り返していて、まともに息が吸えているのか見ているこちらが心配になるほどだった。
どうしたんですかと尋ねても彼女は体も唇も震わせてずっと「ぁ」だの「うぅ」だのしか言わない。

仕方がないから彼女を置いて部室に行けば、漸く『待って』とか『部室に』とか意味のある音の連なりを発し始めた。それでも足りない。分からない。

扉の前に来た。やはりクラスメイトは先に来ていたのか、扉は開かれていたがどうにも半端だ。
それに隙間から何かが見える。

……人の形をしている。

『永瀬さん、待って、あの、あのね』

クラスメイトが遅れてやってきて、扉の向こうを指差した。


『××さんが』

『首を』


『吊』
(L2) 2022/07/08(Fri) 7:37:39
公開: 2022/07/08(Fri) 7:40:00
元弓道 マユミは、メモを貼った。
(a42) 2022/07/08(Fri) 7:46:00

ネコジマは、タオルの写真を送信してから、既読をつけていない。
(a43) 2022/07/08(Fri) 7:57:34

【人】 元弓道 マユミ

「栗栖!栗栖!どうしたらいいのですか!貴方は分かりますか?」
「苦しそうです、せめて床に寝かせた方がいいと思うのです」
「×××。泣いている暇があるなら動……、……いえ、拙がやります。無理する必要はありません。こう言う時は動ける人が動くべきです。拙はやれます」


「何故ですか?拙はただ、××が苦しそうだったから寝かせただけです」
「それすらも駄目ですか?拙が××に何かしたとか、証拠を隠そうとしたとか、犯人に見えるのですか?」
「顧問や××と何かあったか?拙は何もしていません」

「皆が困るかもしれない事は、何も」



「………………」

残響が脳髄を掻き毟る。
酷く冷めた息が、唇の隙間から零れ落ちた。
(39) 2022/07/08(Fri) 8:20:30

【人】 陽葉 シロマ

>>【一日目・防空壕】 >>38

照らされた周囲の中でも、一際白い物が数個地面に転がっていた。
理科室で見たことがあるだろう、人間の頭蓋骨だ。
……こちらは本物だが。

うわ!
頭踏んじゃった!
 ごめんなさ〜いっ、わざとじゃないんです!」

恐怖よりも無礼な行いをした、という認識が強いらしい。
踏んだ頭蓋骨に手を合わせて謝っている。

しかし謝った後、きっちりカメラに写した。
撮れ高の良い映像が撮れたことに満足した少女は、液晶上部の通知に気付く。

「……何かあったみたいだね。
 そろそろ校舎戻る?」
(40) 2022/07/08(Fri) 10:01:53

【人】 友達 ネコジマ

【屋根裏】 >>a30

猫がどこかへ行ってしまってから、
気まぐれで探索しようと思うくらいにはここには物があって。
そんな中、布に包まれた板を見つけた。
長い辺が身長よりも大きい四角形。

「…鏡?」

ただの板にしては重いそれを、慎重に床に置いて。
布を広げれば、想像した通りのものがそこにあった。
きっと踊り場あたりから外されて、
こんな所に仕舞い込まれていたんだろう。

鏡を覗きこむ猫島は、あの日の猫島。

「は? …………いや、ねぇでしょ」

目をこすったりしてみるけれど、
錯覚とかそういう類のものではない。
それでも、月が眩しいからだとか、そんなふうに理由をつけて、
月明りが直接当たらない場所に追いやったりだなんてして。

「……ああ、そういう」

そうしたら、鏡の中には今の猫島がいた。
納得したように呟いてはみたけれど、
べつになんにもわかっちゃいない。
(41) 2022/07/08(Fri) 10:26:04
ネコジマは、「いやどういうのすか」 自分でツッコミを入れた。
(a44) 2022/07/08(Fri) 10:26:14

【人】 陽葉 シロマ

>>【???】

永瀬の助言を受け、来家と司馬の前に片膝をつく。少女の方へ、先程の様に手を差し出して。
その表情は、きっといつも通りに見える。

「立てる?
 まずは、明日香達の方に戻ろう」

きっと自発的に動く余裕は無いだろう、そう考えたから。
少年の方にも、「どうかな」と小さく尋ねた。
(42) 2022/07/08(Fri) 10:45:56

【人】 長女 カナイ

【???】>>42

「…ぅ、ぁう…」


巻き込んで倒した机をがたがたぐらぐら鳴らしながら、
のろのろと身を起こす。
ぁえ、いつのまに帽子、被ったん。

―――視界に、差し伸べられる手がすっと割り込む。

「う
。 んぇ…?


カナイは、床にへたんと座り込んだまま。
呆けたような顔で、シロマの顔をぽけっと見上げるだけ。
(43) 2022/07/08(Fri) 12:08:08
ユメカワは、流れていくメッセージをぼんやりと眺めている。
(a45) 2022/07/08(Fri) 12:13:54

ユメカワは、頬の辺りを何度か擦った。
(a46) 2022/07/08(Fri) 12:15:17

【置】 いつかの ユメカワ


────追想。



「──どうしたの、麻弓ちゃん」

たまたま、友達に忘れ物を届けに行った日の事。
まだ自分は中学生で、少し離れた高校の校内は馴染みが薄くて新鮮で。
きょろきょろと知り合いの姿を探している内に、騒ぎの元に辿り着いた。

「何かあったの」

「先生?うん、わかった」

確か、その場から遠ざけられるように、何か頼まれごとをして。
それに素直に頷いてその場を後にしたから、
結局事の次第を知ったのは、もう少し後の事だったな。
(L3) 2022/07/08(Fri) 12:16:12
公開: 2022/07/08(Fri) 12:20:00

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】

こういう時、どうするのが正解なんだろうな。

なんてぼんやり思うけど、結局は麻弓の言う事が正しくて。
子どもにできる事なんてたかが知れているから。
事態を把握さえしていれば、現場を見に行く必要は無い。

交番でも何でも、この事を大人に伝えに行くのも
一度皆で合流してから、その後の方が良いはずで。

「…………」

だから教室前の廊下で周りの動きを待っている。
付かない既読の数が増えた事に、どこか不安を覚えながら。

教室の中を覗き込もうとはせず、物音だけで様子を窺って。
何か頼み事であったり、手を引いたり、必要があるようであれば
できるかぎり手を貸すけれど、そうでなければ。
明かりを持って、皆で一度、空き教室へ戻る道を先導するだけ。
(44) 2022/07/08(Fri) 12:17:15

【人】 陽葉 シロマ

【???】>>43

「……ちょっと失礼するよっ」

脇の下に手を入れて、ぐっ、と上に持ち上げる。体格差もあり、立たせるくらいはできるだろうか。

何にせよ、そのまま視界を覆う様に抱き寄せて──背中を優しく撫でる。

「……大丈夫、皆がいるから。
 これ以上酷いことにはならないさ」

まるで大人のように。
穏やかな声色で、そっと語りかけた。
(45) 2022/07/08(Fri) 12:24:48

【人】 憂愁 ライカ

【???】

どう、と問われれば
こくこく頷いて、肯定を示す。
元より、それ以外の選択肢なんて思い浮かばないし。


「………、みゆ、き」

早鐘を打つ心臓。
ふらりと廊下へ出れば、見知った顔に、覚える感情は安堵。

「……、」

すぐにでも縋りつきたい衝動をぐっと抑えて、立ちすくむ。
それでも、瞳は、泣き出しそうに夢色だけを映していた。
(46) 2022/07/08(Fri) 12:38:47
ユメカワは、連絡を送って、周りを見渡した。見慣れた虎柄は──今は何処に居るだろう。
(a47) 2022/07/08(Fri) 12:45:38

ユメカワは、そんな事を思った後。ふと聞こえた声。
(a48) 2022/07/08(Fri) 12:46:35

【人】 かれがれ ユメカワ

【廊下】 >>46 ライカ

教室の中から、足音ひとつ。
弱々しく名前を呼ばれて振り向いた先。

「……夏彦」

眉尻を下げて君を呼ぶ。
最後にまともに話したのが、あんな形になってしまって。
こうして顔を合わせても、互いにぎこちなくて。

だからどうにも、こんな状況である事にかこつけたように。
厚かましく言葉を吐いて、手を差し伸べるのは憚られたのだけど。

「一緒に戻ろう。きっと皆、待ってるから…」

それでも、今にも泣き出しそうな君を放っておけなくて。
片手に握っていた金属の棒を壁に立て掛けて、
その場から一歩、踏み出して。空いた片手を君に差し出した。

思えばいつも──君に水を向けるのは、自分の役目だった。
(47) 2022/07/08(Fri) 13:09:52
かれがれ ユメカワ(匿名)は、メモを貼った。
2022/07/08(Fri) 14:04:19

【人】 元弓道 マユミ

「圏外?ううん、それならどうして拙達だけは連絡が取れているのでしょう」

一度、建物の外へ駆け出す。
防空壕の中でも連絡が届いたのだから、何かの間違いだ。
そう言い聞かせながら電波が届きそうな場所を探す。

* おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません*
* おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません*
* おかけになった電話は電波の届かない場所にあるか、電源が入っていないためかかりません*

「……」

……

* おかけになった電話は……*
(48) 2022/07/08(Fri) 17:08:17