人狼物語 三日月国


237 【身内R18】冬来たりなば春遠からじ

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視点:


【人】 北神 翡翠

──三日後──


今日は俺の誕生日。
そして、役所へ婚姻届けを出そうと決めている日だった。

22歳で結婚って今では相当早いかもしれないけど。
君なんて、21歳だしね。
でも結婚出来る年齢だし成人もしているし、本人たちや周りに不都合がなければ、何ら問題はないはず。

今日は日曜日だけど、婚姻届けの受付は24時間365日
いつでも可能だ。
俺たちは普段着だけどちょっとだけいい恰好をして、
一緒に区役所まで出かける。


「よろしくお願いします」


夜間休日受付に回って、守衛さんに婚姻届けを
渡して預かってもらう。
二人で同時に頭を下げて、一緒に区役所の門を出た処で


「イエーイ」


君を促して、勢いでハイタッチをした。
君の左手薬指には、誕生日に贈ったダイヤモンドが輝いている。
(48) 2024/01/07(Sun) 15:16:20

【人】 北神 翡翠

婚姻届けを出した後は、二人で式場に赴いて打ち合わせ。
三か月後に控えた結婚式の段取りは着々と進んでいた。

いつもの担当の人に、届けを出してきましたと報告したら、
早速「おめでとうございます」と祝福される。
へっへっへ、なんか照れくさいな。
君と目を見合わせて、はにかみつつ頷いてみたり。

そして、今日は君の衣装合わせ。
前回選んだウェディングドレスを、今日はお試しで
着る事になっている。


「……うっわぁ……すごい……、綺麗だ……」


頭に乗せたヴェールから裾の長いドレスの先まで、
純白のレースをまとった君があんまり綺麗で、
俺の語彙は完全に喪失した。
(49) 2024/01/07(Sun) 15:19:01

【人】 北神 翡翠


似合う、似合いすぎるっ
君は世界一綺麗な花嫁さんだよ
君以上にこのドレスが似合う人なんていないよぉ



頭からピヨピヨ花を飛ばしまくってヘヴンモードの俺。
撮影許可が出たから、見境なく撮りまくった。
(50) 2024/01/07(Sun) 15:19:36

【人】 北神 翡翠

その後は二人で休日デート。
のんびり買い物したり、夜は俺のリクエストで焼肉に行ったり。
来年にはまた、君の誕生日に行ったレストランで
二人の記念日を祝福しようか。

帰り道に、隣に並んで歩く君と手を繋ぐ。
この後お別れする事もなく、同じ家に帰れることが
どんなに幸せなことかと噛みしめる。


「これからも、よろしくね」


日々を二人で重ねて行こう。
楽しい事は二人で二倍に。
悲しみや苦しみは、二人で分け合って半分に。

一緒にいる間はずっと、御神籤の結果は
大吉
だ。*
(51) 2024/01/07(Sun) 15:24:26

【人】 北神 翡翠

──6月吉日──


『あ〜〜、ハイッ、いいですよぉ〜
 それじゃ、次は新郎が新婦を抱っこしてみましょうか。
 お姫様抱っこですよ、出来ますか?

 ハイ、あ〜〜、いいですねぇ
 それじゃ、撮りま〜す!
 こちらを見て笑ってくださ〜い』


挙式の後の披露宴までの間に、プロのカメラマンによって様々なポーズを取らされる。
思い出のフォトを沢山撮って、後で少しでも多く買わせようって狙いだろう。もちろん買うけど。


さっきは薔薇のアーチの前で、二人で指を合わせて
ハートマークを作った。
で、今度は花嫁をお姫様抱っこしてポーズだ。
ウェディングドレスの裾は長いけど、方向さえ分かれば大丈夫。


「重くないよ。へーき」


君が心配そうにしてたら、そっと囁いて安心させてあげよう。
この日のために
というわけではないけれど、
年明けに
仕事復帰したのとほぼ同じ頃に、ジム通いも再開した。
以前ほどハードではないけど、
失われた体力と筋肉は概ね取り戻せたと思うよ。
来月になったら、海かプールに行けるかな。
そうしたらまた、二人で休暇を取って行こうね。*
(52) 2024/01/07(Sun) 18:47:28

【人】 北神 翡翠

今にして思い返せば、
君とはじめて会話を交わした日から、
運命的な巡り合わせを、感じていたかもしれない。

お互いに惹かれて、想いを伝え合った。
手を伸ばして、気持ちを確かめるように肌を重ねた。

心と体の距離が縮まった後でも、
相手を深く知る機会は訪れる。
(57) 2024/01/07(Sun) 22:03:34

【人】 北神 翡翠


時には俺のみっともなくて、弱い面を見せた時もあったね、
けれど、君は弱い部分も含めて、大きな愛を示してくれた。

奇怪な体験を機に、君が自信を失いかけた時もあったっけ。
けれど、君の気持ちを信じていたから、再び俺を求めてくれる日が来るのを待った。
(58) 2024/01/07(Sun) 22:03:58

【人】 北神 翡翠

時に辛い出来事が人生の試練のように訪れるけれど、
つらいきびしい季節を過ごせば、やがて春が来るように、
苦しい時期を耐え忍べば、幸せな時が必ず訪れる。

離れ離れで寂しい思いをした時期を冬と呼ぶなら、
俺たちにやっと、春が訪れたといえる。
(59) 2024/01/07(Sun) 22:04:36

【人】 北神 翡翠

間近で幸せにしますと宣言されて>>56
眩しそうに目を細める。真っ直ぐにこちらを見つめる赤い瞳は、
かつて贈った宝石のように輝いて綺麗だ。
青い4本の薔薇に込められた気持ちは、
今もなお、続いている。恐らく一生、君の想いは変わらない。

ならば俺も君に誓うよ。
翠玉色の瞳で君の誓いを受け止めたら、
今度はこちらからする番だ。


「俺も、君を守るよ
 傷ついても、癒してあげる」


甘露が発する輝きに満ちた未来が見える。
ようやく始まる二人一緒の人生、これからは共に歩いて行こう。
(60) 2024/01/07(Sun) 22:15:25

【人】 北神 翡翠

これからもし、気持ちにすれ違いが生まれた時は、
君に薔薇の花束を贈るよ。

初めて君に花を贈った時に抱いた気持ちを
思い出すために。

死ぬまで気持ちは変わらないと誓った君から
一生離れず、添い遂げるために。
21本の薔薇に想いを託して贈ろう。

花束を贈られた君に笑顔が戻りますように。
生きている限り、君だけに尽くします
心からの愛を込めて
(61) 2024/01/07(Sun) 22:16:42
北神 翡翠は、メモを貼った。
(a2) 2024/01/07(Sun) 22:27:22