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【人】 終焉の獣 リヴァイ(後悔なんてしていない。 これは私が決めた道。これは私が抱えた決心。 無限に分れた道の中から敢えて修羅を選択し、 望んで自分を追い込んだ──全部わかり切っていたこと。 なのにどうして身体が震えてしまうのだろう。 自分が変わってしまうような感覚に恐怖を覚えるのだろう。 凍えそうな寒さしか感じない世界は嫌だと泣き叫ぶのだろう。 ……狂い果てて消えてしまえば、 それさえも感じなくなってしまうのだろうか。 血と本能に飢えた獣になってしまえば─────いっそ。) (43) 2020/12/02(Wed) 16:14:36 |
【人】 終焉の獣 リヴァイ[そうなっていた筈だったのだ。 花の散り際、握りしめられた 約束 が無ければ、もっと早くに。歩く屍のように虚空を見つめる彼女の元に いつかの渡り鴉がやってくるのはきっと─── 偶然なんかじゃないのだろうから。**] (44) 2020/12/02(Wed) 16:14:39 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 背筋にぞくりとしたものが走る。 二匹がこちらに襲い掛かってくる。 成す術もなく着衣が引き千切られ、 一匹のオークに床へと押さえつけられる] くっ……なめるなっ! [ 股間の盛り上がった部分を 渾身の力を込め蹴り上げる。 そうしてオークが怯んだ、その瞬間。 腕を伸ばし両目に指を突き刺した。 ぐちゅり、と球状の物体に指先が刺さり ゼリー状の生温かい感触が伝わってくる。 目を潰した後、すぐに指を抜いて 腹を思い切り蹴っては突き飛ばして。 腕を床に突いてはバク転。 実験台まで後退するのであった] (+16) 2020/12/02(Wed) 17:48:12 |
【墓】 盗人 アシュレイっ……く、くそ……。 [ 扉近くに目を向ければ 全部で四匹いるのが確認できた。 一匹は視界を潰したとて、残り三体は健在。 片脚が自由に動かせない今 どう考えでも分が悪い。 脂汗が全身に湧き出す。 段々片脚の感覚がなくなってきた。 せめて短剣か、 武器になるものさえあればと思うものの、 残念ながら周囲に目を走らせても 見つかりそうにはなく。 最早万事休すか] (+17) 2020/12/02(Wed) 17:48:19 |
【墓】 盗人 アシュレイ( これは罰なのだろうか ) [ 一瞬頭に過るのは、ある少女の姿。 次いで、その顔が絶望に染まる光景。 頭を横に振り、浮かんだものを掻き消す。 何にせよ、他に手はない以上 選ぶ手は一つだけか。 そう悩んでいる間にも オークたちは此方に距離を詰めてくる。 もう迷ってる暇はない] (+18) 2020/12/02(Wed) 17:48:23 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 一瞬目を閉じ、くそっと毒吐く。 それから実験台の上に腰を下ろした男に 視線を向けて、台に手を突き頭を下げながら] た……何でも言う事聞くから…… 助けて、ください、……ご主人様。 [ そう言って、彼の靴に口を寄せただろう]* (+19) 2020/12/02(Wed) 17:48:29 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[>>+15そんなこんなの後に よばれてとびでたオークちゃん達。 目の前に匂い立つような雌が転がってりゃ、 そりゃあ、奴らにとっちゃいただきますってなもんだよなぁ。 >>+16そんでアシュレイちゃんといえば 片脚も負傷した状態で、多勢に無勢。 はー…… せっかくの初物が豚の餌食かって、 ちぃとばかし勿体ねぇなぁと見てたんだが] ……うっあ、痛そ…… [伸縮性のある黒のインナーが オークの指の形に引き千切れ。 肌色の面積を大幅に増やした肢体が 冷たい床になすすべもなく貼り付けにされた──── と、思いきやだ。 大事な部分を蹴り飛ばされ、 オークの濁声が地下研究室に響き渡る] (+21) 2020/12/02(Wed) 23:16:01 |
【墓】 魔王 バルトロメオそんじゃ、ご主人様の偉業をとくとご覧あれっと。 [革靴の爪先を アシュレイちゃんの口元に押し付けながら。 実験台に下ろした両掌に魔力を込める] ……帰し返し、現せ姿を。 [呟く様に唱えれば、 オーク達の丁度真下の床が、波打ち。 真ん中よりばくりと。 巨大な口となって四匹を飲み込んだ。 一瞬の後に、研究室は再び静寂を取り戻し。 >>1:32ちなこの生きた罠。 談話室にいた人食い宝箱と同じ種である。 上手い事育て上げるとこんな事もできるってゆーな。 なおオーク達は丸呑みにされただけなんで、 消化される前に後で出してやろうと思う。 使える物は骨まで使い倒さんとなー] (+24) 2020/12/02(Wed) 23:52:31 |
【墓】 魔王 バルトロメオさって、じゃあ、オシゴトの話をしよう。 やる事ぁ簡単。 とあるダンジョンに潜って、 最奥の悪魔をぶん殴って、とあるブツを取り返す。 そんだけだ。 [説明しながら、俺は再び両手から魔力を操作し。 この屋敷を覆う蔦の一部を呼び込んだ。 そいつらはアシュレイちゃんの折れた脚に絡み付き、 ぺろぺろと舐めはじめて。 昨日の胸の傷が無くなっていた事を思い出せば、 蔦の行うそれが回復行為だと判るだろう。 故に、説明もそこそこに俺は話の続きを口にした] (+25) 2020/12/03(Thu) 0:00:32 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 赤黒く死が積み重なる峠。 処理の追い付かない死体が 敵味方問わず一絡げに燃やされる。 ] ( 通った後には築かれる炭の山か、 焔が嘗め尽くした灰の原のみ。 どう歩いたのかも、どう生き抜いたのかも、 ある時を境に覚えていられなくなった。 ) (45) 2020/12/03(Thu) 0:05:38 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 山脈の冷気が裾を広げるかの様に、 焼け爛れた平原の戦場に新雪が降り注いで行く。 その中に立てられた軍幕の一つに仄かな光が灯り、 中央に横たえられた寝台の傍に立つ影が一人。 ] サー・アルベルタ=フォン=アイゼナハ。 誓を守り、王の意に添い、逆境にて闘い抜く。 彼女の務めは此処に終わった。 [ 別れの言葉を読み上げれば一度だけ振り返り、 遺体の安置された其の場を後にする。 爆発と崩落に巻き込まれた彼女の亡骸は、 戦い続きの兵士達に死に物狂いで捜させたのだった。 ] (48) 2020/12/03(Thu) 0:10:01 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 軍幕の外では大勢の臣下や各家の当主が控えていた。 同じ歳に生まれ、同じ王宮で育った騎士団長が 皇帝にとってどんな存在であったのかは 彼等の殆どが理解している。 おくびにも出さぬ様に振舞ったとしても、 心情もある程度は窺い知れるもの。 誰もが彼の言葉を待った。 ] 生まれた家へ送り届けてやれ。 その際、戦から退きたい者はそうして構わん。 隊列に加わり、安全に帝都までの路を往くが良い。 [ そうして軍議は明日に回された。 ] (49) 2020/12/03(Thu) 0:10:25 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ 散っていった名も知らぬ駒を幾つ掻き集めても、 その名と生まれと家族の有無を一つ一つ聞かされても、 到底将たる其れには及ばない。 『価値』がではない。意義の有り様がだ。 陽動の為に割いた二千の兵の命より、 バルバロスの森に斃れた戦士達より、 この峠を超える際に失った臣民より、 彼女は 心の中で 重い存在だった。 ][ 彼自身が知る喪失の痛みとは 彼の瞳が初めて開く前に産褥の床に亡くなった実母、 既に定められた運命の中で手に掛けた父帝…… 判断を誤って身近な人間を喪う事はなかった。 故にこそ訃報は失態を確実に物語る。 そうして男は冬季の撤退を取り止めた。 ] (50) 2020/12/03(Thu) 0:10:48 |
【人】 『ブラバント戦記』722年 火の月2日 バルジ峠唯一の陸路を雪が覆い隠していく。 昨年秋のダンメルス家による決死の抵抗を受け、 大損害を受けた帝国軍は反撃の機会を窺っていた。 掃討部隊の空挺が丘陵を飛び交う中、 深い雪原に潜んでは近付く冬に耐え忍ぶ。 餓死者が出る様な行軍ではなかったが、 気温が下がれば傷が癒えずに力尽きる者が増える。 隊列から無念ながらに離脱する者も現れ、 帝国軍は縮小の一途を辿っていたが──── 年も明けて間もない頃、彼等は攻勢に出る。 其れは吹雪に紛れて四部隊に組み分けた布陣での 挟撃作戦だった。 (51) 2020/12/03(Thu) 0:11:28 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム( 若き騎士団長を屠ったのは、 我々の恩師でもある魔術学園の老教師だった。 本来の領分は名家お抱えの研究者だったからか、 戦争を機にダンメルス家に戻って来たらしい。 ) [ 憎かったのは彼そのものではない。 奪われた物を取り返す事だけが目的だったのに、 雪を踏み締める脚は次第に感覚を失くし…… 暫しの間、 悪 (52) 2020/12/03(Thu) 0:12:00 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ この深紅の鎧も、ベルベットの外套も、 眩いまでの炎を宿す宝剣も、 その悉くを血に染めながら立ち尽くしていた。 眼前には見知った顔の男。 膝をつき、擦り切れた魔導書を手に、 最後の悪足掻きに置き土産を残そうとしている。 何を思ったのか、王はつい手を止めた。 携えた剣を振りあげようとした格好の儘。 ] ( ……どう闘っていた? どうやってこのホールキープまで来た? そう思った時、足が動かなくなった。 得体の知れぬモノから自我を取り戻し、 宿ったのは躊躇だったのだろう。 ) (53) 2020/12/03(Thu) 0:12:37 |
【人】 『ブラバント戦記』────対し、死の間際に立つ者の激憤は 血に連なって流れ落ちる事など有り得ず。 男は言った。正確には諭す様な声色で嗤った。 制圧された居城、今にも降ろされようとする梟の御旗、 帝国兵の掃討を受けた残り僅かな同胞の断末魔。 戦乱の喧騒が少しずつ過去のものと変わる中、 余りにも穏やかな声は確実に居合わせた者達の耳に入る。 (54) 2020/12/03(Thu) 0:13:28 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム[ その掌の雷が爆ぜる前に、 剣を墓標の如く 突 き 立 て た ゜ 鮮血が足許を濡らし、耳障りな音を立てる。 動かなくなった其れを兵に運ばせた。 ────何も、返す言葉がなかった。 つい先程まで何かに身を任せていた者には。 ] ( だからこそ決めた。 この闘いは自分独りになろうとも続けると。 ) (56) 2020/12/03(Thu) 0:14:34 |
【人】 燎原の獅子 ヴィルヘルム( 足が、身体が重い。 二度目の遠征に出て既に一年近くが経過している。 数の有利を覆す為にどれだけ力を使っただろう。 契約は確実にこの身を蝕んでいる。 此処で国に戻れば、間違いなく次はない。 そうなれば誰がこの恥を雪ぐのだ? ) (57) 2020/12/03(Thu) 0:14:51 |
【人】 『ブラバント戦記』722年 土の月16日 『724年中にはこの戦争を終える』──── 主君の言葉の元、数を減らした帝国軍は 軍隊を複数に割いて暫しの休戦期間に入る。 とは言え、制圧圏よりそう離れていない砦では 変わらない厳戒態勢が敷かれていた。 ダンメルス家滅亡より数ヶ月を経て 残るアングレール、ロイス、ベストラの三家へ 侵攻を開始する。 最も社会的地位が低く、地理的にも北方に位置する アングレール家が真っ先に矢面に立つこととなった。 (58) 2020/12/03(Thu) 0:15:31 |