人狼物語 三日月国


225 秀才ガリレオと歳星の姫

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 ユスティ



   喜ぶエウロパの横で静かにぼやく。
   ちなみに嫌味ではない。しっかりと本音だ。


   一大任務を終えて図書室を出ると
   校舎もすっかり人の気配がしなくなり、

   夕暮れに焼ける廊下を二人で歩いていると
   ふとエウロパがお礼などと口にする。
   ユスティにとってこれ程困る質問もそうはない。
   欲しい物は特にないし、手伝うと言っても
   彼女に手伝われること自体が
   ユスティからすれば自身の失敗そのものなのだ。


(112) 2023/09/27(Wed) 10:05:20

【人】 ユスティ



   「
はぁ…
……………考えとく。」


(113) 2023/09/27(Wed) 10:05:39

【人】 ユスティ



   どうせ要らないと言っても聞かないだろう。
   初めから断る選択肢など許されていない。

   返答に困ったユスティはため息混じりに
   保留という逃げの手段へと転じるしかなかった。*


(114) 2023/09/27(Wed) 10:06:14

【人】 エウロパ


   
   私たちが分かり合うには
   言葉を交わすことなのに。

   私の聞き方が悪いのか
   私の理解が足りないのか。

   言葉を交わそうとしても上手くいかない。
   君の心がわからない。
   わかりたいと思うのに。

           
わからせてほしいのに。


  
(115) 2023/09/27(Wed) 16:52:10

【人】 エウロパ



   
嫌われてないんだって思いたい。

   
でも、嫌われてるんだと思う。


   私の行動なんて全部迷惑かもしれない。
   
   本来なら怒りを買うかどうかじゃなくて
   君が今怒ってるというのなら謝らずにはいられない。
   ただ、それだけのことなんだ。


  
(116) 2023/09/27(Wed) 16:53:23

【人】 エウロパ


   
   「それ、何度も聞いたよ?

    ユスティは優しいよね、いつも。」


   
私は君のそういうところが好きなんだよ。

   微笑みながら君の言葉を流してしまう。
   もしまた、私が困ってたら
   助けてくれるはずだって、信じてるから。**

  
(117) 2023/09/27(Wed) 16:57:14

【人】 エウロパ


   ……ということがあって。
   私達は図書室にやってきた。

   私はユスティといられて楽しい。
   ……どうやら楽しいのは私だけらしいと
   ユスティの口調から伺えるけれど
   それはそれとして。
   頼みを遠慮するつもりはないんだ。

  
(118) 2023/09/27(Wed) 16:59:00

【人】 エウロパ



   「えっ、水星じゃなくて木星だったの?!」>>109

  
(119) 2023/09/27(Wed) 16:59:16

【人】 エウロパ



   自分の名前の元になった星すら怪しいなんて
   君からしたら信じられない姿かもしれないね。


  
(120) 2023/09/27(Wed) 16:59:29

【人】 エウロパ



   過労で死にかけた?
   
頭のいいユスティなら大丈夫でしょ!

   私にとってはそのくらいの感覚なもので。


   質問すれば教えてくれるし
   ノートも見せてもらったし
   ユスティは優しいね、って何度も
   教えてもらう度に口にして。
 
   時間がかかってしまったのは
   申し訳ないなって思ったけれど
   一緒に居られる時間が長くなって
   私としては願ったりかなったり。

   まあ、楽しい時間はすぐに終わってしまうんだけど。

  
(121) 2023/09/27(Wed) 17:00:13

【人】 エウロパ



   「えー、また手伝ってほしい!>>111

    ユスティの説明、
    すっごくわかりやすかったから!」


  
(122) 2023/09/27(Wed) 17:00:36

【人】 エウロパ



   心なしか、ユスティの声が
   疲れてるような気もするけど気の所為だよね!

   
   こうしてユスティに何かを教えてもらうのは
   小さい頃に戻ったみたいだな、なんて思う。

   二人で歩きながら口にしたお礼の話は
   ユスティを困らせてしまったみたい。

  
(123) 2023/09/27(Wed) 17:01:17

【人】 エウロパ


   
   「…………思いつかないの?
    本当に何でもいいのに。」


   勿論、君に断る選択肢なんてない。
   保留も本当は嫌だった。
   お礼しないまま時間が経って機会を失いそうで。


   だから、ユスティの返事に不服そうに
   唇を尖らせて、今聞きたい、と促すわけだけど。

  
(124) 2023/09/27(Wed) 17:01:46

【人】 エウロパ



   「………………。
    それとも、私が傍にいるの、嫌なの……?」


  
(125) 2023/09/27(Wed) 17:02:01

【人】 エウロパ



   ユスティの目の前に立って
   目を合わせようとする。

   これでも目を逸らされてしまうのかな。
   私、今度こそ引きたくはなかったんだけど。
 
   
…………ぐぅ、と私のお腹が鳴ってしまい。


  
(126) 2023/09/27(Wed) 17:02:25

【人】 エウロパ



   
「うぅ……。どうしてこんな時に…………。」



   困ったような顔をして目を逸らす。
   宿題も頑張ったし居残りはしていたし。
   そうじゃなくたって結構遅くなっちゃったから
   別に変ではないんだけどタイミングが悪い。

   はぁ……とため息をついてしまうのだった。*

   
(127) 2023/09/27(Wed) 17:02:52

【人】 ユスティ



     「キミ……水のある衛星は
          全部水星の群だと思ってない?」


(128) 2023/09/27(Wed) 20:25:22

【人】 ユスティ



   ユスティが言葉を失ったのは想像に難くない。
   自分のルーツくらい知っておこうとは思わないのか
   ありのまま我が道を生きる天才の感性は
   自らの常識ではやはり語れない。

   天才とは極端に興味の矛先が偏るものだと
   誰かが言っていたのだが
   エウロパにもその片鱗が見えた瞬間だった。


   思わず眉間を指で押えながら
   魔法でエウロパの持つ参考書のページを捲る。

   ページは木星群にある衛星の内容が書かれた
   場所でぴたりと止まりユスティは解説を挟む。


(129) 2023/09/27(Wed) 20:25:48

【人】 ユスティ



   「エウロパという衛星は表面が氷になっていて
    その奥にはたくさんの水があるとされるけど

    最近では生命が生き残れるだけの
    環境があるとも言われているんだ。

    遠い将来エウロパに人が移住する
    そんなことも有り得るかもしれないね。」


(130) 2023/09/27(Wed) 20:26:44

【人】 ユスティ



   試験と関係あるかも分からない
   雑学のようなものだが
   興味を引けて本人が自分で調べる気になればいい。

   後はエウロパのやる気次第だ。



   それはそれとして
   優しさにも代償があることを
   彼女は一度知るべきではないだろうか。>>121>>122



   いや、知ってるからこそのお礼なのか
   聞いてみたい反面あまり深堀もしたくない。


(131) 2023/09/27(Wed) 20:27:29

【人】 ユスティ



     ただ、それも許してはくれなさそうだ。



(132) 2023/09/27(Wed) 20:28:23

【人】 ユスティ



   「そもそも、人に頼らずして
    成し遂げるからこその成功でしょ。

    日頃やろうとしていることなのに
    キミに手伝われてたら意味が無いんだよ。」



(133) 2023/09/27(Wed) 20:29:24

【人】 ユスティ



   何もおかしなことは言っていないはず。
   だがそれで彼女を納得させられた、
   というわけでもなさそうだ。

   むしろ行くなと前に立ち塞がれるように
   物理的な逃げ場まで塞がれてしまう。


(134) 2023/09/27(Wed) 20:30:44

【人】 ユスティ




       「いや、そういうわけじゃ………………」


(135) 2023/09/27(Wed) 20:31:19

【人】 ユスティ




     それは助け舟と呼ぶには小さいけれど。
               ユスティは迷わず乗る。

(136) 2023/09/27(Wed) 20:32:37

【人】 ユスティ



   「相変わらず燃費が悪いね。
      何か食べていったらいいんじゃない?」


   そこは魔力との関係も否定できないから
   だらしないなどと言う気もなく。

   ため息をつくエウロパは流石に不憫で
   ついつい買い食いの提案をしてしまう。

   後は自分だけそそくさと帰ろうと思うのだが
   それを果たしてエウロパが許してくれるかどうか。*



(137) 2023/09/27(Wed) 20:34:28

【人】 エウロパ




   
「え、だって水星って名前だし……。」



  
(138) 2023/09/28(Thu) 21:49:54

【人】 エウロパ



   この返答では
   水星の群だと思ってました!と白状したようなもの。
   
   私の興味の矛先は君に向いている。
   勉強は正直あまり興味ない……っていうと
   君にも先生にも怒られてしまいそう。

   
   魔法で捲られるページの方へと視線を移す。
   まるでどこに何が書いてあるか覚えてるみたい。

   木製群にある衛星のページを覗き込んでいると
   ユスティが解説してくれた。

   
(139) 2023/09/28(Thu) 21:50:38

【人】 エウロパ


   
   
「……氷、かぁ。」



   何故か頭によぎるのは凍り付いた川。
   ちらつく白い雪。そして凍り付いた―――。


   
ふるふると首を振って、過去から目を逸らす。


  
(140) 2023/09/28(Thu) 21:51:03

【人】 エウロパ



   「この星以外にも、
    住めるかもしれない場所があるんだ!
    
    でも、既に誰かいるかもしれないよ?」

  
(141) 2023/09/28(Thu) 21:51:28