人狼物語 三日月国


65 【ペアRP】記憶の鍵はどこ?【R18】

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【人】 エン

[目の前に出されたたまごやきは焼きたてで、ほわほわと湯気がたっててたまごやき特有の美味しそうな匂いもしていて。リクエストしたのはたまごやきだけだけどごはんと他にもついてきた。料理するなら本来は関係ないはずの錬金部屋を覗きにいってたけど、まぁいつものこと。最初は抵抗があったけれど作ってもらっている身だし、食べてみると案外いける。だから腹壊すものは入れるなよ、とだけ注意して原料は見ないことにしてる]


 ……いただきます。


[小さく手を合わせて、ちいさい声。作ってくれた人に対する感謝の言葉だってクルスで教わったから、未だに続けている習慣。

最初に手を伸ばすのはやっぱりたまごやき。俺は好きなものは最後に残すタイプだけど、最初の一口は好きなものから入りたい。よく混ぜて作ったたまごやきは綺麗な黄色。くるくると器用に巻かれて、ちょっとだけ焦げ目のついたそれをお箸で小さく切り分けて口に運ぶと、程よく甘くて俺好みの柔らかさだ。


よく味わおうとゆっくりしっかり噛んでいたら、無意識に笑みを浮かべていたらしい。正面に座るハチヤがにこにここっち見てたから、慌てて顔を引き締めて味噌マンドラゴラを口にしよう]
(140) 2021/04/02(Fri) 3:35:46

【人】 エン

[一度たまごやきを頼んだら、違うのが出てきたことがあった。ふわふわしていてこれはこれで美味しかった。文句はない。美味かったし。


ただ俺にとってたまごやきはだしまき卵って決まってる。一度ノアさんが作ってくれたのがだし巻き卵で、清次郎さんの好物なんだって教えてくれた。ノアさんと清次郎さんは結婚して50年はたってる筈だけど、清次郎さんの話をこっそり教えてくれるノアさんはとても幸せそうで。幸せのおすそ分けというか。俺にとって甘いたまごやきはしあわせ味、なのである]


 ……あー。


[マンドラ味噌をごくりと飲み込んで、俺は言葉を探す。美味い、とかはできるだけ口に出すようにしてるけど俺は本来口下手だし自覚もある。だからどう言っていいのか分からない。そのままなんか甘く煮られた根っこっぽいのとマンドラゴラを一口ずつ。

この沈黙をいつものことと取られたか、なんか言いたいことがあると取られたか。どちらにしてもどう言っていいのか分からなかったから、今日も何も言えなかったのである*]
(141) 2021/04/02(Fri) 3:39:19

【人】 アマミ

──回想:クラヴィーアの過去を辿って──

[どうして人間という生き物は自分が大切だと思う相手を
傍に置き、あるいは自身が傍に居ようとするのか。

その答えに近く在るのは、どちらかと言えば彼女の方なのかもしれない。>>118

己はまだ答えにたどり着くには時間がかかりそうだと、それはアマミ自身が1番理解していたことだが。
彼女はこちらの言葉の真意を掴みかねているようだったので。>>119


   君の身内は罪を犯したかもしれないが
   君自身は何もしていないだろう?

   それなら君に対する蔑如は不要じゃないかと
   俺は思うんだけどね。


[そう付け加えることになっただろう。
元々こちらは家族や地位を全て捨てた政略の外側の住民なのだから、経歴などその人物を知るための図鑑の役割しか果たさない。

類は友を呼ぶとはこういうことなのか。
異色の貴族と交友を深める男もまた、異色なのだ。]**

(142) 2021/04/02(Fri) 5:31:16

【人】 アマミ

──現在──

[紙に字を連ねながらアマミは幾度となく問い掛け続けたが、彼女の方が答えに近いというのは往々にしてあるものだ。

彼女の好意を受け入れるきっかけは、募り始めた敬愛もまた在るのだろう。
己が持たないものを持っているクラヴィーアだからこそ敬愛も生まれてくるのだ。]


   そうさ。俺は嘘をつくのが苦手でね。

   もしかしたら君の気分を害することが
   あったりしたのかな?


[アマミに自覚があるとすれば彼女にあの島で突っかかられた時だが。>>120
それ以外にも、もしかしたらクラヴィーアの地雷を踏んでやしないかと心配するようになったのはここだけの話。

なんにしても人の顔色を伺うというのは慣れていないが、彼女の顔色を気にしたいと思う自分がいることがアマミにとっては最大の衝撃だ。

食事に栄養を得る以外の役割を求めたのは彼女と居る時が初めてだったのだから。]

(143) 2021/04/02(Fri) 5:34:57

【人】 アマミ


[幸福を感じる時間はあっという間に過ぎたという錯覚を与え感じさせられるものだ。
ティータイムだけでは物足りなかったのか、彼女の提案はまるで時間の延長を求めているようだった。>>121


   いや、何も用意していない。
   せっかくだからお願いしよう。


[彼女の申し出を受け入れると一度視線を窓の外にやった。
見てみると段々と雲行きが怪しくなっていたし、恐らくは夕方を過ぎた頃には雨が降るだろう。
その前に買い出しは済ませておく必要がある事は、彼女にも伝わっているだろうか?

アマミは立ち上がると一度カップと食器を片付け始めて。]


   君が良ければだが、一緒に買い出しに行こう。

   天気が悪くなる前の方が都合がいい。


[そう彼女に提案するのだが彼女は受け入れてくれたか。
とはいえ結局アマミは買い出しに行くことになるのだから、2人かアマミ1人かの違いでしかないのだが。]

(144) 2021/04/02(Fri) 5:38:09

【人】 アマミ


[雨風は身体を冷やし病気を呼び込むきっかけにもなってしまうだろう。

天候が悪くなる前に彼女を家に返す。それが本来の正しい選択のはずだった。

彼女がどんな雨具を持っていたかは分からないが、この時代の主な雨具はシュールコーだったせいでたとえ羽織ろうとも少なからず彼女を寒さに晒してしまう。

そして何よりシュールコーはある宗教においては著しくその者の価値を引き下げる
娼婦や奴隷の正装
だった。
己が認めたこの高貴な女性に、そんな代物を羽織らせたくはない。

それでも彼女を家に返す選択肢を取らなかったのは、彼女の願い>>121とアマミの願いが重なったからなのだ。]


(145) 2021/04/02(Fri) 5:39:14

【人】 アマミ


[だからこそ、共に買い物にいく途中か、あるいは家で見送られた時か。
アマミはそっと彼女の手に自分の手を重ねた。

彼女を見失わないように。
彼女が見失わないように。

お面に隠した素顔は隣に立つクラヴィーアにだけ見えるようになっている為、アマミが小さく微笑んでみせたことは彼女にだけは伝わっていても不思議じゃないだろう。]


   君が帰る前に雨が降って
   君に風邪を引かせてしまうかもしれない。

   流石にそれは俺もごめんだ。


[空を仰ぎながらアマミはクラヴィーアを前に苦笑する。
彼女がどんな反応をしてくれたか。
我ながら、らしくないことばかりしていると思っているのは内緒だ。]*

(146) 2021/04/02(Fri) 5:46:56

【人】 クラヴィーア

 ― 回想:記憶を伝えて ―

[血縁というのは切っても切れない縁だ。
 家族という枠は本気になれば切ることも出来るのだろう。ただ血の繋がりだけはどうにも出来ない。

 家族というのは似たりするもの。一番傍にいて影響を与え合い、血のつながりがそうさせるものもある。
 貴族だけでなく、庶民だって誰だって
 罪を犯した人間の血縁を疎む感情があったって仕方ない。どれだけ別の人間でも他人でない存在と同じ枠で見られたとしてそれを責める事は出来ない。

 それなのに、意味がわからなかった言葉の返答は……>>142

 ……うん。

 そっか。アマミさんはそう思ってくれるんだな。

[変わってるなぁ。そう思っても心の奥の不安が一気に溶かされたのも事実で。
 涙がこぼれるのを止めることは出来なかった。
 それでも笑いかける。この涙は悲しい涙じゃないと伝わってくれるといい。]
(147) 2021/04/02(Fri) 8:42:36

【人】 クラヴィーア

 
 ありがとう。
 
好きだよ。


[変わり者同士、私たちは相性は悪くないんじゃないかって思うんだ。]
 
(148) 2021/04/02(Fri) 8:43:16

【人】 クラヴィーア

 ― 現在 ―

 そっか。私もだから同じですわね。

>>143 貴族出身同士がそれでいいのか。
 なんて思わなくもないけど、そんな変な部分が同じなのがただ嬉しくてくすくす笑う。
 続いた言葉にきょとん、となった。]

 いいや、別に?
 ただ島の時の言葉をふっと思い出しただけだよ。

[ほんの冗談交じりの言葉が心配に繋がるなんて思いもよらなかった。
 確かに私は嘘は苦手だけど誤魔化すのは慣れている。
 別の人間同士が一緒に居続ければ隠しているだけで不満が出るのでは、と思う発想は自然なものかもしれない。]

 本当に大丈夫だよ。
 そっちも、何か私にあったら言って大丈夫だからな。

[……もしかして、図々しく押しかけ続けて何を今更だったりするのか? そこはほら、うん。
相手も許可を出しているし……。
うん。

 
(149) 2021/04/02(Fri) 8:45:46

【人】 クラヴィーア

[提案が受け入れられてぱぁっ、とわかりやすく嬉しい、という感情が顔に出る。>>144
 離れがたい。もっと傍に、近くにいたい。

 その感情は日々募って、段々抑えがきかなくなり始めている。わかっていてもどうにも出来ない。]

 うん、任せてくれ。

[窓の外へ向いた目線を追いかければ、空模様はご機嫌が悪くなっていきそうな色をしていた。
 
─────……これだと作ったら帰らないといけなくなるのかな。


 そう思うと少し、
寂しい。

 ほんの少しでも時間が削れる可能性だけでこの始末。

 食器を片付けるのを手伝おうか迷ったが、あくまで自分は客人。ここはお任せするのが筋だろうとやめておく。

 続いた言葉は、まさに自分が望んだことで。
 なんだ? これ以心伝心でもしたのか? なんて顔が熱くなった。]

 行く!
 そうですわね。天気がもってる内に済まさないと

[ぬれないよう気遣うのはお互い様。
 雨衣はあっても家だ。でも濡れて帰ったところであまり私の方は気にしないんだがな。]
 
(150) 2021/04/02(Fri) 8:48:32

【人】 クラヴィーア

[買い物に外に出て隣を歩く。
 お面をつけ続ける奇人の隣を幸せそうに歩く私もさぞ変わった人間に見える事だろう。
 それでも、そんな事は一切気にせず音楽の溢れる都市を幸せな気分で歩く。

 私たちは今、どんな関係に見えるだろうか。

 恋人か、それとも年齢的に夫婦なのか。
 そんな事を考えていたら手が重ねられた。>>146

 私には見える素顔。その顔は笑っていた。
 ……なんか、この人は
ずるい。

 好いてほしいと頑張っている私より、相手の方がずっとずっと簡単に人の心を掴んでしまうのだから。]

 ちょっと濡れたくらいで風邪ひくほど弱くはないよ。

[うーん、可愛げが足りないな。
 だが実際唐突にサバイバル生活してもなんとかなってたくらいだしなぁ。]
 
(151) 2021/04/02(Fri) 8:50:38

【人】 クラヴィーア

 何が食べたいです?
 雨が降るなら……温まる物がいいですわよね。

[聞いておいてレポートリーはまだまだ豊富とはいえないのだがな。色々相談しながら食材を選んで購入する。
 自分の財布からも金銭は出させて貰う。その辺は私も頑固なもので。ただ頼って甘えるのは関係性を思えば違うと思うんだ。

 戻る途中、一回私の家の人に遅くなる伝言がしたいと言って家に寄らせてもらった。
 因みに私の側にいる使用人は、
 私の恋に対して理解が高すぎる。

 むしろ泊まって来て大丈夫ですよ、なんて背を無駄に押された。
 真っ赤な顔してとりあえずショールの一枚だけ持って家を出た。帰る事になった時にはこれを頭にかけるだけでも違うだろう。

 そこからまた再び歩き出す時、今度は私の方から手を繋ぐ。

 ……こうやって、ずっと一緒に歩いていけたらいいのに。
 最近は期待する言動が多く感じる。
 そろそろ、返答を貰えるのだろうか。
 それが良いものであったらいい。そう願った。]
 
(152) 2021/04/02(Fri) 8:57:24

【人】 クラヴィーア

 
 お邪魔致しますわ。

[家に入る時私が言うのはこの言葉。
 そうだ、と相手に向かって笑顔で。]

 
おかえり



[なんて、な。と笑う。

 何かリクエストされていたのならその料理を、なかったのなら煮込み料理になるだろう。それを仕込むべく私は調理場に足を向ける事になるんだ。]**
 
(153) 2021/04/02(Fri) 8:59:30
村の設定が変更されました。

【人】 ハチヤ

[
エン君のいただきます>>140にあわせるように、おれは顔の前で手を組んできゅっと目を閉じるんだ。

ごはんの前にこうしなきゃいけないって教えてくれたヤツは、その時に口にする言葉も根気よくおれに教えてくれたけど、
そいつがごはんになってからは、おれはそいつのかみさまに感謝する気がなくなったから。
だからこれはポーズだけ。
]
(154) 2021/04/02(Fri) 13:55:13

【人】 ハチヤ

[
エン君のたまごやきを食べるとエン君が笑うから、おれも嬉しくなっちゃって、
エン君がおれに気付いて笑顔をやめるまで、ぽかぽかした気持ちでいっぱいになるんだ。


そういえば、この話をした錬金術クラスの先輩に「いつでもお嫁に行けるんじゃない?」って言われたことがあったっけ。
おれはもうお嫁さんだからって答えたら、あらあらって言われて話が終わっちゃったけど……
旦那さんがおれの作ったもの食べて笑ってくれたら、やっぱりおれはぽかぽかした気持ちになってたのかな?

「味・改・良! よりエグみを減らした抗魔力薬ゼリーの完成だ!待ってろ嫁!今俺が──…」って、授業中に教室から飛び出そうとして先生に頭を握られてた先輩もいたから、
おれはお嫁さんにはなれないけど、エン君がお嫁さんになればいいのかなって思ったこともあったんだ。
]
(155) 2021/04/02(Fri) 13:57:16

【人】 ハチヤ

[だけど。

おれがお嫁さんになったときは大変だったし、
お嫁さんになって鱗が生えたら今度はエン君がかわいそうって言われるのかなって思うとそれはなんだかいやだった。

旦那さんが旦那さんになったとき、おれにいっぱい謝ってたのはこういうことだったんだなあって、ちゃんと考えるようになったおれにはわかっちゃったから。

ぽかぽか気分はぽかぽか気分のままで、この話には蓋をすることにしたんだ。
*]
(156) 2021/04/02(Fri) 13:58:46

【人】 ハチヤ

[
二年目のパーティーは会場の隅っこへ。


出されたものが食べられないおれは、錬金術上級クラスのやつらが集まっているところに向かうんだ。
パーティーなんてそっちのけ、出された料理もそっちのけ、欲望最優先の思い思いの成果物を見せびらかすところなら、作った弁当広げてても問題にならなさそうだ。

質感に拘るに拘った胸部を模したゼラチン菓子を囲んでわいわいやってる数名や、
より副作用のない造血剤ができたから早く彼にあげたいのなんて、顔が緩んじゃってる女の子とそれを囲んできゃあきゃあ言ってる数名を筆頭に、
なんだかここだけまわりの雰囲気から浮いてる気がするけど、このクラスはこれがいつものことだから仕方ない気がしてる。
]
(157) 2021/04/02(Fri) 16:44:46

【人】 ハチヤ

[
場所が違うだけの見慣れた様子を眺めながら弁当を突いてたら、新作はあるのかなんて、先生がおれに声をかけてきた。

先生はおれの作ったものを覗き込んでは頭を抱えているけれど、いつも覗き込むくらいにはおれの弁当は興味深いみたい。

なんで、おれは先生に新作があればそれの紹介をするし、そうすると先生はやっぱり頭を抱えるし、
さらにレポートを追加で提出する羽目になったり、いろんな書類を書く羽目になったりする。

まあ、書類の確認を手伝ってくれたエン君いわく、おれの得になってるって話だったから、おれは今回も先生の興味に付き合うんだけどね。
]
(158) 2021/04/02(Fri) 16:45:29

【人】 ハチヤ

[今回はレポート提出しなくていいって話になったから、おれは先生と別れてそろそろエン君を探しにいこうと会場をぐるっと見回して。
ここから少し離れた場所にいるってことがわかったから、そっちに行こうと弁当をしまっていたとこに──…


 
ふと、嗅ぎ覚えのある匂いがした。



その匂いに覚えがあったから、おれは思わず先生のほうを見たんだけど、どうやら先生はまだその匂いに気づいていないみたいだ]
(159) 2021/04/02(Fri) 16:46:12

【人】 ハチヤ

[
食えそうなら口に入れることが多いおれは、その果実を口に入れようとして先生に怒られた記憶がきちんとある。


落とされた拳骨とともに聞いたのは

『この話を聞いて尚口に入れるつもりなら、まあ死なない程度の処置はできるから止めんがな。

それの正しい使い方は茹で溢しの後、水を変えて一晩放置、薬効をある程度抜いたら乾燥させて粉末にする。

その上で容量はひとつまみまでだ。


薬効と過剰摂取に必要な処置は──…』


と、とんでもない話だったから。


処理してないその果実の匂いがしちゃってたから、おれはエン君より先にその匂いのもとを探すことにしたんだ。
どこにあるかわからないから、先生にもヤバいものの持ち込みがあるって伝えて、探すのを手伝ってもらうのも忘れない。

*誰かの口に入ったら、パーティーどころじゃなくなっちゃうからね!*

]
(160) 2021/04/02(Fri) 16:50:01
ハチヤは、メモを貼った。
(a8) 2021/04/02(Fri) 16:53:09

アマミは、メモを貼った。
(a9) 2021/04/02(Fri) 17:16:35

【人】 クラヴィーア

  ― 閑話:願い ―

[  
い月への願いは 必ず 叶う
 
              
記憶
を対価に 


 私は当時願いの対価を知らなかった。>>20
 気づいたのは、島から帰った後だった。
 親戚が昔よく母とピアノを弾いていたのを覚えてない? と聞いてくれた。その記憶が全くなかった。
 それだけじゃない。まだ幸せだった頃の父の記憶も不自然な位思い出せなかった。

 自分の力では気づくことも出来なかった。
 失うというのはそういう事だ。何もかもを、手放すという事。



 私が願ったのは二つ。
 怪我を治す事。
 もう一度、アマミさんに会いたい。

 そのどちらも願った事を後悔してない。
 ただで叶う願いなんて怖いだけだ。対価として納得している。

 自分で選んだ自分の為の願いだから。
 そう思えれる────── ]
 
(161) 2021/04/02(Fri) 19:53:17

【人】 クラヴィーア

 

[ じゃあ、私に願ったアマミさんは? ]


 
(162) 2021/04/02(Fri) 19:55:17

【人】 クラヴィーア

[それを考えた時、受け取ったものが……いかに大きなものなのか理解が追い付いた。

 『彼女の未来が平穏で明るいものになるように』

 それもは期限すらない。月は必ず願いを叶える。
 平穏になるよう私の知らない、気づかないところでどれだけ守って貰っているのだろう。

 ──────私は、失った物に対して十分だと言えるだけの存在でいれているだろうか。……その自信がない。だから踏み込むのを躊躇している。>>59

 私はそれだけのものを受け取って何をするべきなのか考えた。
 後悔させないよう恥じない人生を生きる事。
 願いに甘えず生きる事。
 今の私は願いに相応しい人間であれているか。それを繰り返し考えている。


 
 私は願う。

 アマミさんに幸せになってほしい。>>57

 それは私にとって一番大事な願い。
 そして、出来るのならその幸せを私が与えたい。

 その願いは、相手にとっての優しいものであれているだろうか。>>19 ……そうだったらいいな。]
 
(163) 2021/04/02(Fri) 19:56:58

【人】 クラヴィーア

 
[ポケットの中にしまい込んだままの一つの白い封筒。
 誕生日祝いの夜会の招待状。誰のだって? 
……私のだ。

 まだ少し先だけどな。

 アマミさんは貴族、人が嫌いだと知っている。
 それにこんなパーティーに連れていくというのは外堀を埋める行為だ。

 だから渡せない。

 それはわずかな未練と共にポケットの奥深くに隠しておく。]

 
(164) 2021/04/02(Fri) 19:59:14

【人】 クラヴィーア

 ― 現在 ― 

[雨が降り出すまでに料理が終わる気はしない。
 というか自分の食べる分も食材を調達した時点で
今更だ。

 濡れて帰るか、ずっといるか。
……いたい、と願う願いを上手く抑えれない。


 牛のもも肉を香味野菜と煮込む。
 これはアクをとる作業が大事なんだよな。
 食べやすいよう野菜の切り方も、肉の下ごしらえから丁寧にやるようしている。
 隠し味とかは入れない。料理の失敗というのは余計なことをせずレシピ通りにやるに限るからな。

 パンは少し水を吹きかけ温めるとしっとり美味しくなる。
 レタスをお湯にくぐらせパンにサーモンと挟む。食感は大事だからな。

 前菜の野菜もジャガイモはちゃんと油を通しておいたり見目を美しく盛り付けるのも忘れない。

 うん、こんなものだろうか。
 リクエストがあったのならその食材を使ったものも追加されている。

 おやつを食べたからデザートは流石にやめておくかな。
 甘いのは食べ過ぎもよくないからな。アマミさんは動く職種じゃないからな。太らせたら責任問題だ。

 雨の音が耳に届く。
 結局その前に帰る、という選択肢は自ら断った。]
 
(165) 2021/04/02(Fri) 20:05:12

【人】 クラヴィーア

 
[なるべく静かに食事を持っていけばアマミさんは何をしていただろうか。お仕事だったのならきりがよくなるのをきちんと待つ。

 共に食卓を囲めばまた様子を見てしまう。
 手間暇と味は本当に比例するとは限らないからな……。

 そうだ、と買い物行った時に偶々教会での知り合いに会って、いつもお世話になっているからって貰ったワインを出す。
 私は酒類全般をあまり好んでない。
 でも貰い物を開けないのも失礼だろう。

 アマミさんにどうぞ、と勧めてみる。遠慮されれば無理に勧めないがな。
 ……この状況で酔うのは流石に失礼だ。だが一口くらいなら流石にどうこうならないだろう。

 
なんて思った時もあった。

 
(166) 2021/04/02(Fri) 20:07:30

【人】 クラヴィーア

 
 
……あふ……。


[泥酔はしてない。
決してしてない。

 だが頬はわずかに染まっている。今日はそういえば掃除とか体力使う事していたな……。なんて思い返す。
 
……そっか。わりと疲れていたのか。
料理も気合いを大分いれてしまっていたし。
 椅子に深く座り直す。この場で寝るのは失礼だとわかっている。ああわかっているさ。好きな人を目の前に寝かかってるとかどんなだ自分……。
 何を話しかけられても生返事しか出来ない。耳にろくにはいってこない。
 うつらうつらして閉じていく瞼を止める事は出来なかった……。

 起きたら謝ろう。全力で。
 お酒はとりあえず、次からはやめよう。
絶対に。
]**
 
(167) 2021/04/02(Fri) 20:09:32
クラヴィーアは、メモを貼った。
(a10) 2021/04/02(Fri) 20:15:44

天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。
2021/04/02(Fri) 20:50:25

クラヴィーアは、メモを貼った。
(a11) 2021/04/02(Fri) 21:20:16

【人】 エン

[
 いつだったか、結構前だった気がする。ハチヤが料理に使いたいからコカトリスの卵が手に入らないかな、と言い出した。俺は普通の卵でいいと思うのだけど、料理をするのはハチヤである。けどそんなルートは知らない、だから知ってる人に聞いたのだ。簡単な事情と一緒に手紙に書いて。


 けどたぶん、聞いた相手を間違えた。すぐさまどういうことかという手紙が届き、また返事を書き。結果その相手、アルフィーさんからコカトリスの卵、バジリスクの卵、ダチョウの卵の食べ比べセットが届いて俺は頭を抱えた。毒や石化するといけないからってアルフィーさん特性万能薬までついてた。そこまでしてこの卵を食べる意味が分からない、けどアルフィーさんからハチヤへってことだから、俺はそのままハチヤに渡した。


 この後度々アルフィーさんからハチヤに食材???が届く。大量の蛇かと思ったらゴルゴンだったり。殴ったのか。殴り殺したのか、アルフィーさん。あなた魔法治療師ですよね?毎回丁寧に万能薬までついてくる。この人はこれで教科書に名前が載るほど優秀なので、授業で名前が出てくるたびにどんな人?と聞かれてどういっていいのか悩む。

 心配になって清次郎さんに手紙で聞いてみたら、アンジュにいいとこ見せちゃうぞー!って連れ出してはフレヤさんに大目玉くらっているらしい。何をやってるんだ…まぁ、楽しそうで何よりである。


 そんなわけでクルスの家でハチヤの名前は知れているし、家長であるアルフィーさんはハチヤに興味を持っている。だからアルフィーさんに、今度の長期休みに帰る時にはハチヤを連れて帰ってもいいかと聞いてみたところ……思った以上の熱意で、いいよ!!という返事がきた。寮の部屋にハチヤ一人置いていくのも気になることだし。なので最近ハチヤにどう切り出そうかとそんなことばかりを考えているのだが、未だに誘えていない。幸い長期休暇はまだ先だ、それまでに誘えるといいな、とは思っている**]
(168) 2021/04/02(Fri) 21:56:00