人狼物語 三日月国


68 【身内】空想模倣機体は駒鳥達の夢を見るか?【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【墓】 地を這う影 ヘイズ

影は以前キューが言っていたことを思い出した。

『もうひとり』は ボクより
アト

 キュー
じゃなかった
と。やっとその意味がわかった。

「お祭りですか?お祭りでも始まるんでしょうか!
 嗚呼、死の先にいて参加できないのがもったいないです!」

影はわくわくしている。そこに悪意はない。
むしろ、もうひとりのキューの思想に"共感"している。

「けれどぼくは自ら師を選び、師に着いてきた者
 そして舞台を終わらせてきた者です。
 ……今の選択に後悔はありませんけど!

 あとはぼくはみなさんがどんな"苦しみ"を
 見せてくれるのか楽しみにさせてもらいます!」

「今だ舞台にあがっている方たちは
 ……それを、乗り越えられますかね?」
(+94) 2021/04/27(Tue) 23:42:19

【墓】 絶望 カウス

……頑張ってなんかない。頑張れなかったよ、俺は


竪琴の音。少年は首を振る。

助けてくれって、聞こえたんだ。

 
俺はキューに、あの時助けを求められたのに


少年は、己の私情を優先した。
支配する者は嫌いだ。
そうして『もうひとり』に噛み付いた。

それはブラキウムに次ぐ、もう1つの後悔。


……助けてよ


それは少年が、約束できなかったこと。

誰か、俺の代わりに。

 
俺たちの知る『キュー』を解放してやってくれよ……!


少年は、舞台の外。
後悔と、掠れた声が響いている。


……ごめん。ごめんな。キュー
(+95) 2021/04/27(Tue) 23:47:38

【人】 黒い羊 ハマル

>>56 ルヘナ
「ハマルは押し付けられてなんかいない。
 ハマルはダメだと言われてもやる。
 ルヘナが前を向けないなら、ハマルが手を引っ張ろう。
 ハマルは、ルヘナを失礼だと思わないからな」

 [いいぞ][そう返してハマルも目を伏せ]

「……ハマルはだいじょうぶだ。
 ハマルはちゃんと『ハマル』で居られる。
 ハマルじゃなくなるところをルヘナに見せたりはしない」

 [空っぽのカップを目で追い]
 [ブラキウムの部屋へ行くまで、ハマルは貴方の隣にいた]
(80) 2021/04/27(Tue) 23:49:23
■■■ ブラキウム(匿名)は、メモを貼った。
2021/04/27(Tue) 23:51:11

ヌンキは、動けない。
(a119) 2021/04/27(Tue) 23:52:52

【人】 壊れた時報 キュー


「 
I, I, I, I, I, I, I, I...
 」


……皆様、独り言がお好きですね。
当方、聞き取ることが出来ません。

まぁ勿論、プライバシーは保障されるべきですから。
当方、きちんと弁えております。

……本当ですよ?
 
【駒鳥は誰?】
(81) 2021/04/27(Tue) 23:52:55
壊れた時報 キュー(匿名)は、メモを貼った。
2021/04/27(Tue) 23:56:02

【人】 人形 ラサルハグ

>>79 メレフ

 俯くしかできなかった顔をあげる。

「メレフ」

 まるで闇の中に差した光のように見えた。
 続く言葉に声を失ったけれど。
 
 纏う匂いの変化に気づかないわけなかった。
 ずっと気にしないように認識を書き換えられていた。
 『面白くするための贄』を止めることは許されない。

「俺の想いは常にあなたの傍にある」

 薬指にせがんだ『約束』は変わらない。
 あなたが過去に未来にどのようなことをしようとも。

「帰ってこい。待っているから」

 あなたを見つめる瞳は不安に揺れていた。
 強がりな言葉の裏で歯痒く思うことすら、
 あなたには見抜かれているいるのだろう。
(82) 2021/04/28(Wed) 0:05:53

【人】 不信 ルヘナ

>>78 ラサルハグ

「聞いたか……──と?
 であれば、今のは全員の……、っと」


口を開き、言葉を返す。
君に頭を下げられれば、ぎょっとしながら


「おい、
 君に頭を下げられる覚えは無いぞ。
 逆はあるかもしれないがな。

 ……………、
 しかして、そう……言われてもな。
 ぼくは情報を持たないぞ。
 頭を下げる先は、ここで間違い無かったのか?」


何かやれる事があるのだろうか、と。
困惑を浮かべながら君を見る。
決して、動きたくない訳ではないのだが。
(83) 2021/04/28(Wed) 0:06:14

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

壁に持たれたまま動かない。
思考は深く、海の底。

「……正義を掲げたところで殺せば所詮、人殺しか……」

表情は、暗い。
――歩くための足がなくなったようだ。
(84) 2021/04/28(Wed) 0:14:17

【墓】 尸解仙 キファ

>>+85 ゲイザー

 キファは、あなたがつらつらと語る
 その全てを噛み砕き、頷く。

「ではその時語れるような話の種を、
 沢山作っておかねばな。
 ハマルに、サダルとの初デートの話もしてやりたい」

 誠実。
 その言葉は、確かにキファの胸を打った。
 以前殺し合った? だから何だというのだ。
 この会話の前に、その程度のこと関係ない。

「先の台詞から──ううん、恋の話をしたときから
 薄々感じていたが、おまえはやっぱり世話焼きだな。
 敵に回すと恐ろしいが」

 ややあって、口を開く。

「おまえと仲直りをしてやる気はないが、
 ……誠実な奴だと、告げておこう。恋にも、人にも」

「ありがとう」
(+96) 2021/04/28(Wed) 0:16:12

【人】 黒い羊 ハマル

「キュー」
 [ハマルは難しい事がわからない]
 [ただ自身の知る『貴方』の名を呼ぶ]

『生きる事は苦しい』
か?」

 [それは以前貴方に問われた言葉]
 [それは貴方に問い掛け返した言葉]

「ハマルは答えよう。
 ハマルは
復讐を望まれていない。

 ハマルは
生きる事を望まれた。

 ハマルは
望まれた事を叶えたい。

 そのために
ハマルはこの事件の解決をしたい。


 [竪琴が鳴る][誰に届けるでもない音]


「名をどこで知ったかも、構わないんだ。
 ただ、ハマルは教えてくれた人々を『信頼』している。
 『裏切る』事はないと知っている。
 それだけなんだ。キュー」

【駒鳥は誰?】
(85) 2021/04/28(Wed) 0:18:59

【人】 人形 ラサルハグ

>>83 ルヘナ

 あなたの返答が悪くないものであったから。
 知る限りの情報すべてをあなたに伝えた。

 徒党を組み、殺人を犯す集団がいること。
 そのうちのひとり、『キュー』は二重人格で、
 嘘つきの『壊れた時報』と『もうひとり』がいること。
 『壊れた時報』は『もうひとり』に支配されていること。
 皆の耳に届いた声は『もうひとり』のものであること。

 『もうひとり』は死を望むが、
 『壊れた時報』は彼を止めたいと願っていること。

 『壊れた時報』は呪術ギルド『等価交換』と取引し、
 対価と引き換えに『もうひとり』への一定の干渉を
 可能にしたこと。

 それから『壊れた時報』と接触してほしい、という願いを。

 あなたに、託した。
(86) 2021/04/28(Wed) 0:20:20

【墓】 ■■■■ シトゥラ

>>+80 ニア
離れた手を掬い上げる。


「そう言う事じゃないんですか?
約束通り綺麗にアンタを殺した僕にお礼くらいあっても
罰は当たらないと思うんですけどォ」

青年は溜息を吐いた。
指先で掌を撫でて。

少女の視線を受け止める。

「本当に可愛くねえなァ」
寂しいんでしょ、と囁く。
(+97) 2021/04/28(Wed) 0:25:37

【人】 不信 ルヘナ

>>80 ハマル

「………。」

君へ、手を差し出す。
それは頭上へ伸びかけて、……肩へ。

「………分かったさ。
 君が君でなくなれば、
 今度こそ僕は───何も、
信じないぞ
。」

信じるとは、言わない。
信じさせて欲しいと、望んだ。
君がこの場を離れるまで、
ルヘナは君と過ごして居た。
(87) 2021/04/28(Wed) 0:30:22

【墓】 地を這う影 ヘイズ

「ヌンキさん、ぼくたち
"共犯者"
でしたよね?

 ねえ、キューさんは犯人なんですよ、どんな理由があろうと!
 ……殺してしまいましょう! アンタレスさんの時みたいに!

 ぼくはあの時師匠の為にやりました。
 犯人を殺せば、これ以上被害が増えないんですよ?」

届かないとわかっていながらも、死の先にいる影がやれることといえば戯言を吐き続けるしかない。
(+98) 2021/04/28(Wed) 0:30:37

【人】 黒い羊 ハマル

「それとな。
 ハマルは殺したい“気分”というものがわからない。
 殺すときは『そうしたい』ではなく、
 『そうしなくてはならない』覚悟で行うものだろう?」

 
「おまえは ちがったのか?」


[竪琴は爪弾かれる]


「ハマルはカウスやメレフ達のようにお前の全てを知らない。
 ハマルが知っているのは手先が器用で、
 動物の世話が上手で皆を助けてくれていた。
 たくさんの羊の赤ちゃんを見ようと約束をした。
 そんな『キュー』だけだ」

 [為すべき事はなにか?]
 [この事件を解決できる方法は?]

「……今それに近い者はきっとメレフなのだろう。
 それでも聞いてみようか。
 お前はハマルに何を望む?」

 [黒羊はどんな夢を望まれている?]

【駒鳥は誰?】
(88) 2021/04/28(Wed) 0:35:24
シトゥラは、判っていた。
(c87) 2021/04/28(Wed) 0:39:38

【墓】 尸解仙 キファ

 その声は、”天啓”に似ていた。

 ヌンキの痛ましい姿に、目を逸らしたくなる。
 ハマルの代わりを、担ってやりたくなる。

 ”決して目を逸らすことなく
 全てを見守ってあげる事じゃないですか?”

「吾は」

 ”あちらに伝わらずとも、
 貴方は一人ではないよって事を証明し続けてください”

0番目。愚者の正位置。

キーワードは自由、型にはまらない、無邪気、純粋、
天真爛漫、可能性、発想力、天才。

トランプのジョーカーのように、
こと特別なカード。

ピエロのような恰好をした男が、
草の生い茂る荒野を歩いている姿が描かれている。

「ココに
じゃない
でし。
 ココは
イキドマリ
じゃない でし。
 ボクは
アルけない
でし」
(+99) 2021/04/28(Wed) 0:40:55
キファは、ハマルへ。激励するように、頭を撫でた。「もう少しだ」
(c88) 2021/04/28(Wed) 0:44:10

【人】 不信 ルヘナ

>>86 ラサルハグ

君の紡ぐ言葉を、確かに受け止めた。
頷いて、しかと君を見る。

「ラサルハグ、君は……良い性格をしているな。
 これでも落ち込んでいるのだぞ、ぼくは。

 けれど………ま、君のその態度を
 無碍にするつもりもないさ。
 
『そうか分かった』
とも。そうしよう。
 ……君の事はやはり、嫌いにならなかったな。」

ふ、と笑う。
眼鏡の奥の瞳はまだ、明るくないけれど。


     「──ぼくを楽しませてくれると
              期待しているからな。」



裏切ってくれるなよ、と呟いて
君から離れ、メレフの元へ向かって行った。
(89) 2021/04/28(Wed) 0:44:48
カウスは、呟く。「たすけてくれ、ハマル」
(c89) 2021/04/28(Wed) 0:45:26

カウスは、自分にその資格がないことを、知っている。
(c90) 2021/04/28(Wed) 0:45:42

キファは、ヌンキへ。抱きしめる。「吾は全てを許容する」
(c91) 2021/04/28(Wed) 0:46:15

【人】 黒い羊 ハマル

>>87 ルヘナ
 [肩へ掛けられた手から]
 [掛けられた言葉から伝わるものは]

「ハマルはルヘナの『信頼』に応えよう」

「だからルヘナはいつでも、誰でも、なんでも。
 ルヘナが思うままに
信じていい


 [貴方を裏切る事はないとハマルは言い切る]

 [そうしてハマルは貴方と共に居た]
(90) 2021/04/28(Wed) 0:49:36
ハマルは、なにかが触れた気がして頭に手を当てた。なにもいなかった。
(a120) 2021/04/28(Wed) 0:50:56

【人】 壊れた時報 キュー


「 
No. To Live is not painful
 」


声が届きました。
はい、ハマル。お答えします。

当方、生きる事は苦しくありません。
苦しいと感じたこともありません。

『壊れた時報』は苦悩しましたが……
それでも苦しいと言い切る事はないでしょう。
苦しいと言えてしまえば良かったのに。

ハマル、貴方は目的と信念とが明確ですね。
当方、勘違いをせずに済みそうです。

ええ、当方どうにも思い込みが激しいので。
 
【駒鳥は誰?】

(91) 2021/04/28(Wed) 0:51:10
ゲイザーは、もう一度俯いた。わなわなと震えている。
(c92) 2021/04/28(Wed) 0:51:20

ゲイザーは、呟く。「ハマルさん……『キューさん』……」
(c93) 2021/04/28(Wed) 0:51:47

ハマルは、知っている。少年は自分の手で掴むためにたくさんを頑張っていた事を。
(a121) 2021/04/28(Wed) 0:51:54

ゲイザーは、音にならない声で唇を振るわせる。「あのアンチクショウ……!」
(c94) 2021/04/28(Wed) 0:52:36

【人】 壊れた時報 キュー


「 
My mind is made up.
 」


そして、ええ、そうですね。

当方は誰かに死を与える事を、
必要に迫られてはいません。

当方は、当方の思惑通りに
貴方が“キュー”を見ていた事を理解します。

『壊れた時報』は
当方に有益をもたらします。

ハマル。当方は貴方の、そして皆様の幸福を望みます。

“やりたい事を為し遂げられた”

これってハッピーですよね。違いますか?
そうでしょう。
全部は叶えられないけどね。

ソーリー
 
【駒鳥は誰?】

(92) 2021/04/28(Wed) 0:53:21

【人】 車輪銀河 メレフ

 
「 we launched a

“ Round-Table Council”」


『 “円卓会議”を始めよう。 』

そう貴方達に魔術で呼びかけた男は、
いつもの会議室で、いつものように座っていた。
(93) 2021/04/28(Wed) 1:03:49

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

五月蝿い。
たくさんの声が響いてくる。

俺に何を求めてるというのか。
生きてるものとして、何を成せというのか。

後ろ指はもう沢山だ。
何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も経験してきた。

経験して、死んで、また生きて。
何度も。
何度も何度も何度も何度も何度も経験してきた。


心の蓋はどこだ?
わからない、塞いだはずなのに、また外れてしまった。

どれだけ痛かろうと。
昨日は耐えられたのに。

終わらせるために、守るために。
戦おうとしていたのに。

――心の闇が、くすぶっている。
(94) 2021/04/28(Wed) 1:04:51
ルヴァは、死は救いだと思っていた。
(c95) 2021/04/28(Wed) 1:05:48

ルヴァは、理解してくれたのはキューとサダルくらいだと思う。
(c96) 2021/04/28(Wed) 1:06:01

ルヴァは、キューの幸福を願っている。
(c97) 2021/04/28(Wed) 1:06:13

ハマルは、ヌンキとルヘナの傍にいる。
(a122) 2021/04/28(Wed) 1:08:18

サダルは、観た、舞台を目で追った
(c98) 2021/04/28(Wed) 1:13:58

【人】 壊れた時報 キュー


「 
I'm sorry, I don't know.
 」


……おや、『誰かさん』。
漸くお出ましですか、良い御身分ですね。
冗談です。怒らないでね。

それで……“助け”ですか?
いいえ、当方は救いなんて求めていません!

“死”に触れる一環として、
当方が死を与えられることは想定していますが。

また、『壊れた時報』は、助けを求められません。
言えて、助けると言われた際に頷く程度でしょう。

「助けてほしい?」には頷く事も出来ません。
当方がそうしています。

故に、キューは助けを求めていません。誰にも。
 
【駒鳥は誰?】
/*
 『もうひとり』は、自身が声を届けると同時に
(必ずしもそうではありませんが)
届く、
 『壊れた時報』の声を認識していません。
(95) 2021/04/28(Wed) 1:14:25

【人】 壊れた時報 キュー


「 
Sorry, Meleph.
 」


「お前の言う『救い』とは、」
「この話を聞いた上で、お前達を『殺す』誰かの登場か」
「『死に触れた』にも拘らず、復讐をしない意志の強さか」
「『単純に最初から自分を死に触れさせてくれる』存在か」

当方は全てにノーと言います。
当方、救いを求めてはいませんから。

ですが、我々でなく当方を止めたいのなら、
当方を殺す事は十分に選択肢として挙がりますよ?
 
【駒鳥は誰?】
(96) 2021/04/28(Wed) 1:15:58

【人】 黒い羊 ハマル

>>94 ヌンキ
「ヌンキ」

 [ハマルは貴方の傍にいる]
 [約束をした][ハマルはそれを果たす]

「ヌンキ。ハマルがいる。
 頼りにはならないかもしれないけれど、
 ハマルはずっとお前の味方でいよう」

 [そうして会議は始まる]
(97) 2021/04/28(Wed) 1:16:15

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

【ソロール】

これは一人の男の人生だ。
       
データ

心に封じられた記憶。

男は伯爵位をもつ家に埋まれた次男だった。
父は厳格で厳しい人だった。
父に逆らうことは許されなかった。

礼儀作法、勉学、剣技、魔法

子供の頃からスケジュールはいっぱいいっぱいで空を見上げる余裕すらもなかった。

でもそれを疑問に思うこともなく。
何も思うこともなく。
淡々とこなし育ったのは一人の人形だ。
(98) 2021/04/28(Wed) 1:24:45

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>98 続き

12になった時、兄が恋人を紹介してきた。
綺麗で、優しくて、気さくで。
俺のことも弟のように可愛がってくれて。
そしてちょっとだけ意地悪で。
面白くて。

憧れになった。

いつかそれは、初恋のようになっていた……はずだ。

だけどその日は訪れた。

『あの女性はこの家には不釣り合いな方のようだ。
 お前の成すべきことをしなさい』


拷問のような命令だ。
直接的な言葉を使わないのが父らしい。

それでも明確に

”何をしてでも兄と女を別れさせろ”


と物語ってるのが男には理解できた。
(99) 2021/04/28(Wed) 1:27:08

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>99 続き

男は行動に移した。
言葉を免罪符に、少しばかりの嫉妬心を押し出して。
噂を流し、辱め、ついには――――

女は自殺していた。


噂は自分をも殺す凶器だ。
嘘は嘘を重ねる諸刃の剣だ。

男はいつしか後ろ指を刺されるようになった。
犯罪まがいのようなこともやった。

痛くて。

辛くて。

悲しくて。


いつしか殺して欲しいと願うほどになった。
父はいつの間にか俺を見なくなった。

見なくなった。

――そうして俺は断罪され、22で死ぬのだ。


それがいつもの人生。
何度も何度も訪れる人生。
何度も生き、何度も死ぬ俺の
ストーリー
だった。
(100) 2021/04/28(Wed) 1:29:22

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>100 続き

何度死んで生きたかなんて、心の奥の奥まで見たって数え切れない。
星の数を数えるようなものだ。

どうしてか外れたレールに乗って、今、俺はここに居る。
家から逃げるように騎士団に入り。
実力をつけ、騎士団のエースとまで言われるくらいになった。
後少し。
後少しがんばれば、個人で騎士以上の爵位を賜って自由になれると思っていた。

頭につけたバンダナは、兄の彼女から昔もらったものだ。
せっかく外れた人生では、同じ死に方はしたくない。
戒めのように頭につけた。
これを見れば、同じ事はすまいと思えた。

たった一度きりの逸脱した夢は。
誰かと誰かを恋で結んで、幸せにしてあげたかったのです。
誰かを守り、褒められる人生でありたかったのです。
(101) 2021/04/28(Wed) 1:36:59
ヌンキは、誰かに抱きしめられた気がした。
(a123) 2021/04/28(Wed) 1:40:08

【人】 愛を知ってしまった騎士 ヌンキ

>>97 ハマル

「……今、動かなきゃ……俺はまた死ぬのかもしれない。
 動いたら、俺はどうなるのかな」

だけど足が重いのです。
怖いのです。
動くことが。

でも、一度はもう動いた後なのだ、俺は。
ハマルとは違う、すでに俺は犯罪者だ。

守るために選んだ事が、今、なぜ選べない?

選ばなければ。
話を聞いて、それでも道が一つしか無いならば。

「……そうだね。
 ありがとう、ハマル。――
一緒に行こう


▷ヌンキは会議に参加しました。
(102) 2021/04/28(Wed) 1:47:20

【墓】 N[IA<NβP村C★]>人≪観≫θ ニア

>>+97 シトゥラ

「……うるさい」

 一度きつく睨みつけてから、
 視線を逸らす。
裏腹に、指をきゅ、と摘まむ。


「お上手だったようで何よりね」

 そっけない調子でそう言って、
すり、と指のはらを擦り合わせて。

 つけ加える声は小さなもの。

「…………後で逝くっていうのも、ちゃんと守ってくれたみたいだし」
(+100) 2021/04/28(Wed) 2:12:44