人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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【人】 光の尾 マンユゥ

......あ、もうついたんですね。
はい、それじゃ......って、え?

[改めてレモンの礼を言い
別れようとしたところで
彼がそのまま新居に入っていく。

家を間違えたのかと思ったが、
周囲を見渡せば確かに自分の荷も運び込まれている。
では間違えているのは彼の方?......いや。]

......若......???

[家の中から声が聞こえて中を覗き込んだ。
若、と呼ばれているのは先ほどの青年でーーー。
思わず彼の背を追い、その服の裾を掴んだ。]
(194) 2021/12/03(Fri) 23:30:52

【人】 光の尾 マンユゥ


あ、あのっ。
......もしかして、ジャヤートさん、ですか?


[聞かされていた婚姻相手の名前。
そうだ、よくよく考えてみれば
婚礼衣装を着たリルの男性は二人しかいないのだから、
彼が自分の夫である可能性は決して低くないのだ。
不安で頭が一杯で(あとこわいひとのイメージが強すぎて)そんなことにも考えが至らなかった。]


わ、わたし。マンユゥです。ヴィス族の。
......なまえ、族長から聞いてませんか?


[様子を伺うようにじっと見つめる。**]
(195) 2021/12/03(Fri) 23:33:34

【人】 翠眼 ユンチェ

― 新居前 ー


 えっと。
 あの、はい……ごめんなさい


[窘められるように、しかし優しく諭されればしゅんと頭を垂れさせて。]


 はい……
 リル族の女の人と番って子供を作るために来ました……


[目的を復唱するだけなのに、何か顔が熱い。
 これ自体は何ら恥ずかしいことはないのに。]
(196) 2021/12/03(Fri) 23:45:43

【人】 翠眼 ユンチェ


 かもしれないじゃなくて……
 あ、あの、ありがとうございます……

 …っ!


[勘違いはまだ続いているので、恥ずかしいのは当然と思っている。
 ただそれでもささやかな哀願を聞いてくれたことに感謝の念が募ってしまう――大半は横暴を呑まされているのに(と思い込んでいる)

 それなのに――

>>185 陰に誘おうと引っ張ってくる際に、わざわざ袖に埋もれた手をとってくれたことに確かなぬくもりを感じてしまって。
 家具搬入中の作業がしばらくこのタンスに及ばないことを願いつつ共にカーテンに閉じられ、やがて衣擦れの音が微かに鳴った。*]
(197) 2021/12/03(Fri) 23:46:32

【人】 狐娘 レイ

 
 異国の読み物を知らない?
 白馬に乗ったり、口づけでお姫様の目を覚ましたりするの。


[「おうじさま」は彼には伝わらないらしい。>>186

男の子だから絵物語は読まないのだろうか。
一族は王政ではないから馴染みがないのかもしれない。
リル族がそうだからおそらくヴィス族もそうなのだろう。

懇切丁寧に教えることは今は後にして。]
(198) 2021/12/03(Fri) 23:54:55

【人】 狐娘 レイ

[獣耳をぴこぴこと動かして反応を返す。
彼の目の前で生えた耳はゆらゆら揺れて、しゅんと再び萎れた。]


 お、驚くと飛び出ちゃうの。
 狐には、なれなくて。
 耳と、尻尾だけなんだけど……、

 先祖還りっていうもので、
 家族の中でも、私だけ……


[説明をするつもりがなんだか言い訳がましくなってしまった。
ぱたぱたと尻尾が忙しなく揺れる。
それは腕の中という至近距離であることも十分に理由の一つ。
一度も男に抱かれたことのないレイとっては、離して欲しいなんていう言葉すらも思い浮かばずに、かぁぁ、と熱を持ち始める顔を俯かせることだけに必死だった。] 
(199) 2021/12/03(Fri) 23:55:14

【人】 狐娘 レイ

[とにかく誤解は解けたようで、彼の腕が離れればほっと息を吐き出す。>>188
緊張に固まった身体は、まだばくばくと音を立てていたけれど、これだけ離れていれば伝わることもないだろう。]

 
 そ、それは……、
 結婚する前に……見つけておきたいと思って……、


[確かに服装までは頭が回らなかった。
思いつくと即実行に移してしまう性質のレイは、後先考えず走り出す傾向にある。
今回もその一例だ。

見つめていたら、ふい、と逸らされた視線に流石に反省の色を浮かべた。]
(200) 2021/12/03(Fri) 23:55:45

【人】 狐娘 レイ

[突然現れた、旦那様を名乗る男にぱちぱちと瞬く。
呼ばれた名に>>189、どこか懐かしさを覚えたのは気のせいだろうか。
一瞬、ロンと彼が重なった気がした。]


  ……あ、……


[思わず声にならない言葉が漏れた。

でも、名前が違う。
髪の色も違う。
同じなのはその赤い瞳だけ。

人であるときの耳よりも聴覚が良くなった獣耳がぴるぴると喜ぶように、跳ねた。]
(201) 2021/12/03(Fri) 23:56:54

【人】 狐娘 レイ

[旦那様にどんな顔をしていいのか分からなくて、戸惑う。
これから一緒になる人の前で、ロンの話をしていいのかも躊躇った。
だって、自分が同じような状況ならきっと悲しくなってしまう。]


 うう……、それはそう、なんだけど。
 

[泉の中を覗き込むことなら何度だってした。
だが、飛び込むまでに至ったのは今日が初めてだ。
それくらい思い悩んでいたのだといえば、そうなのだろう。
泉の深さも知らずに飛び込もうとしたことを、少し恥じながら両手で顔を覆う。]


 ……笑わないで、恥ずかしい……。


[軽率な行動に今更居た堪れなくなりながら、ぽつりと呟いた。*]
(202) 2021/12/03(Fri) 23:57:22

【人】 末っ子長女 シャーレン

─ 新居への道すがら─

[ヴィス族の一行から離れ、新居のある方へと向かう。
荷物は兄たちが運んでくれたが、儀式が終われば両親の待つ家へ帰る。
歴史ある家と言っても、使用人は数人のみで基本的には自分たちの力で生活をしている。
シャーレンは田畑の作物や花壇の世話もするし、食事の用意も日常的にしていた。
シャーレンの家の事をよく知らない者が、シャーレンが家事や作物の世話を出来る事を知ると驚く。
見た目からしてお嬢様だから無理もないが]

お兄様、荷解きしてくださったのですか?

[荷解きが終わったのか、新居のある方から歩いてくる見知った姿たちに駆け寄った。
随分先に着いていたようで、荷解きもリル族の方が来る前に終わったらしい]

ありがとうございます、お手数お掛けしました。
あの…お父様とお母様のこと、よろしくお願いしますね。

[儀式が終われば、今までのように会えなくなる。
それが寂しいと思えど、我儘は言わないし言えない。
それぞれに頭を撫でられ、その手に擦り寄って元気をもらえば兄たちとわかれ、新居へと]
(203) 2021/12/04(Sat) 0:00:25

【人】 末っ子長女 シャーレン

[そして新居へ辿り着き、旦那様になる方と互いの顔が認識出来る距離まで近づいたシャーレンは思わず足を止めてしまった。
ずっと知らぬ顔が待っていると思っていたのだ。
けれど、シャーレンを待っていたのは>>192]

もしかして、リー…?


[驚きすぎて声は出なかったけれど、唇は彼の仮の名を紡ごうと動いた。
シャーレンの知る彼が旦那様になるのであれば、散らすしかないと思っていた華は散らすことなく美しく咲き誇るだろう*]
(204) 2021/12/04(Sat) 0:03:02
末っ子長女 シャーレンは、メモを貼った。
(a23) 2021/12/04(Sat) 0:08:52

狐娘 レイは、メモを貼った。
(a24) 2021/12/04(Sat) 0:11:17

【人】   リー   

──数年前: 運命を恨むまでの幸せな時間


   海に馴染みがないと、興味が湧くんだろうか。
   ……果物は好きか?海水を舐めたままでは
   口の中が違和感だらけになるだろうから、
   何かもぎたてを渡そう。


[ 彼女の様子を見ながら、ふと思った。>>136
  口の中をさっぱりさせてあげたいと。
  だから、リーは近くの蜜柑を風の力を使い
  ひとつ収穫すると、皮を剥いて半分を彼女へ、
  そしてもう半分はリー自身が。

  甘酸っぱいその味は暫く忘れられなかった。
  約束の日は毎月訪れ、彼女との距離感も
  徐々に近づき半年くらい経った頃、
  手を重ねて、密着するようになった。    ]



(205) 2021/12/04(Sat) 0:12:04

【人】   リー   




    なら、いいんだ。
    ……敵対している部族の男と
    会っているなんて、親もいい気はしない。
    それは分かりきっているから、
    何も起きないことしか俺は願えない。


[ 海の見えるリルのほうへ彼女が来ることは
  とても危ない行為であり、
  逆のことが出来ない分気にかけることしかできない。
  惹かれると、彼女のすべてが欲しくなる。
  だから、彼女と別れることがわかった日、
  初めて唇を重ねた。でもその先に進むことはなく
  彼女が好きだと、ぬくもりで伝えて、
  悲しみを滲み出さないようにグッと堪えた。  ]*



(206) 2021/12/04(Sat) 0:12:34

【人】   シオン

[叱ったわけではないのに、怖がられてしまったらしいことに、ちくりと胸が痛む。

 余った袖の中に差し込んで取った手は柔らかく、暖かく。細い指は、女のそれよりも長そうだと感じた。手を合わせて比べてはいないから、確かかはわからないけど。

 タンスもいずれ新居に運び込まなければいけないし、衣装の身幅を狭くする暇はなさそうだけど、袖も短くしたほうが良さそうだ。身幅は広くても、帯で締めればそれほど問題はないだろう。]
(207) 2021/12/04(Sat) 0:24:39

【人】 怪力 シャオロン

[残念ながら教養はない。
村の手習い所には通えなかったから、最低限の読み書きと計算ぐらいしか出来ない。
彼女は異国の読み物を読める家庭で育ったらしいから、話が噛み合わなくても仕方がないだろう。

人を起こすのにキスをするらしい。
本当にそんなので人が起きるのか?
揺さぶった方が効率的ではないか。
どうにも「おうじさま」に魅力を感じないが、それは小龍が男だからなのだろうか。

詳しく聞くことよりも、彼女に現れた獣耳の方に興味がある。
感情と連動するようにぴるぴると動くさまを観察し。]


 ああ、狐が化けて人型になったって訳でもないのか。
 そうだよな、ヒトが本来じゃなきゃ、ヒトと子作りなんかできないか。


[では獣型になって逃げるという案は却下だろう。
彼女が逃げたいならば、別の方法を考えないといけない。]
(208) 2021/12/04(Sat) 0:26:33

【人】 怪力 シャオロン

[身体を離したのに鼓動は落ち着いてくれなくて。
それは彼女も同じなのか、驚くと出るという耳も尻尾もまだ消えていない。

「探し物」は何かはわからないが、婚礼衣装にも関わらず飛び込もうとした理由はわかった。

両手で顔を覆う様子に、笑ってしまったのを反省する。>>202]


 ……悪かったよ。

 事情はわかった。
 ケジメをつけたい、みたいなもんだろ。

 お詫びに、俺が探してやるから、何を探してるのか言ってくれ。

 
(209) 2021/12/04(Sat) 0:26:59

【人】 怪力 シャオロン

[近くの木の枝を折った。
力を使う一瞬だけ、髪が赤く光る。
瞬発的なものだから、すぐに消えたが。]
(210) 2021/12/04(Sat) 0:27:12

【人】 怪力 シャオロン



 顔あげてろよ。化粧が崩れるぞ。
 落ち着かないなら花の数でも数えてろ。


[枝の先を指で研磨し、釣り針のように先端を曲げる。
彼女が顔を上げたなら、先程作った子供用の花冠を輪投げのように放って彼女の尻尾に引っ掛けた。**]
(211) 2021/12/04(Sat) 0:28:42
怪力 シャオロンは、メモを貼った。
(a25) 2021/12/04(Sat) 0:30:12

【人】   シオン

[彼の婚礼衣装を受け取り、彼を物陰に置き去りにして出て来ると、近くの箱に衣装を置いて真ん中辺りをたたんで縫い、丈を詰めたあと、袖も折りたたんで短く縫った。

 作業が終われば、カーテンの隙間から衣装を持った手を差し入れた。]

 応急処置だけど、さっきよりは不格好じゃないと思う。

[中が見えないように目線を逸らして*]
(212) 2021/12/04(Sat) 0:30:15

【人】 翠眼 ユンチェ

― 新居前 ―

[袖の中繋いだ手は、とてもあたたかくて柔らかくて。
 自分よりも背が高いひとだけど、その指は自分のよりも弱々しい感じで。

 ……と思ったら。
 物陰の薄暗い中で衣装を脱げば、その人は自分に何かして来るのではなく……なんとその衣装を持って出て行ってしまった。>>212]


 え?

 え、あの……僕、どうなるのこれ……


 うぅ……


[薄衣一枚でこんなところに置き去りにされて。
 何か酷いことが起こる恐怖よりも、何が起こるかわからない不安のほうがずっと強くて。
 こんなことをするひとがいなくなったことよりも、こんなことをするひとでもいてほしいと思いが募ったりで――こういう上級者向けプレイがあるとかいう話を文献で読んだことがあったかもしれないが頭には思い浮かばず。]
(213) 2021/12/04(Sat) 0:58:12

【人】 翠眼 ユンチェ

[小さな物音と共にカーテンが微かに開けば、丸まった体がびくりと震えるけれど――とても意外な結果が入って来て。
 差し込まれた手にある衣装を受け取ってみれば――明らかに様相が異なっている。

 翡翠の瞳を丸くしてから纏ってみれば。
 その腕は、ユンチェの手が衣装に埋もれるのではなく、自分の手が袖から顔を出した。
 その脚はユンチェの裾が地面について靴で踏んでしまうのでやむなく腰元で引っ張り上げなければならないこともなく、華奢な自分の足首が微かに顕になっている。]


 わ…っ

 すごい…!


[その場でくるりと一回転。
 自分の体が完成したかのような感覚。]


 ありがとうございます…っ!

[もしカーテンの隙間に、あるいはすぐ外にこのひとの手があったなら、迷わず両手でとったことだろう。*]
(214) 2021/12/04(Sat) 0:58:47

【人】 狐娘 レイ

[獣耳にシャオロンの視線が行く。
あまり注目されると恥ずかしい。
両手で早く消えてほしいと願いながら耳を抑えた。]


 こ、子作り……っ、
 
……は、したことがないから……分からない、けど……



[改めて子作りの話をされて顔を真っ赤にした。>>208
なぜそうもしれっと言えるのか。
男の人からすれば大したことないのだろうか。
確かに、その為の婚儀ではあるものの経験のないレイからすれば、それは言葉にするのも恥ずかしいものだ。

彼が真剣に逃げ出す方法を考えてくれているとは気づかずに、レイは耳まで赤くして俯いた。]
(215) 2021/12/04(Sat) 1:19:43

【人】 狐娘 レイ

[耳も尻尾も感情の揺れ動きで飛び出すもので。
驚いたり、酷く感情を乱されれば意図せず現れる。
飛び出してしまえば、一定の時間が経たなければ消えることはなかった。
だから耳を抑えても、なかなか消えることはないのだけれど。
感情を表すように揺れる耳は、少し恥ずかしく隠したくなってしまう。

笑われたことに素直に謝罪を返されれば、あまつさえ代わりに探してくれるという。

けじめ、というのならそうなのだろう。
ロンとの最後の繋がりを望んだのかもしれない。

一族のためを思う婚儀と、自身の強い願いである思いに揺れ動きながら、結局は一族のためを取った。
これはロンとの別れの儀式なのかもしれない。]


 ……指輪、なの。
 透明な石に白い花が嵌め込まれた、子供の指輪。


[それを付けたのは一度きり。
でも鮮明に覚えている、彼が作ってくれた大切なものだから。]
(216) 2021/12/04(Sat) 1:20:07

【人】 狐娘 レイ

[木の枝が折れる音に顔を上げてシャオロンを見つめた。
その一瞬だけ見えた光に目を瞬かせる。

見覚えのある鮮やかな赤。>>210


 ……っ、……!?


[見えたのは一瞬だけ。でも忘れられない。
見つめていた眼がみるみると見開かれていった。]
(217) 2021/12/04(Sat) 1:20:45

【人】 狐娘 レイ

 
 まっ……、


[思わず手を伸ばした。
赤が消えない内にと。
その一瞬の光はすぐに掻き消えて、今は黒髪が揺れる。

まるでロンを望んだわたしが見せた幻かと思う程の間。]


 ひゃんッ……!!


[言葉にならずに戸惑っていれば、尻尾に違和感を覚えてピンと背筋が伸びた。
びっくりして変な声が上がる。
振り返って、揺れた尻尾を見ればそこには花冠が掛けられていて、――ロンと花冠を作った記憶が鮮明に蘇る。]
(218) 2021/12/04(Sat) 1:21:32

【人】 狐娘 レイ

[伸ばした手は今度こそ、彼の腕を掴んだ。]


 
……待って!


 この花冠、シャオロンが作ったのっ?
 髪、髪は……っ、赤い髪……

 名前……っ、そう、名前っ……ロンって……
 シャオロンって……


[掴んだ手の力がぎゅうと強くなる。
確かに捕まえかけた記憶の端。
消えかけてしまいそうで離したくなかった。

自分でも説明がつかず、戸惑いに脈絡のない言葉が紡がれる。
ヴィス族にいるはずのロンの代わりにいたのはシャオロンで。

でも、だったら、どうして。

私のことを覚えていないの?
という考えまでには至らずに―――。**] 
(219) 2021/12/04(Sat) 1:22:40

【人】   シオン

[物陰からゴソゴソと服を着る気配と衣擦れの音と感激の声の後、彼は飛び出して来て、女がお腹辺りで組んでいた手を取って暖かな両手で包み込む。]

 よかった、問題なさそうで。きっと、君の花嫁も気に入ってくれるはず。

[未だに彼をレイの婚姻相手だと勘違いしたままだから、素敵とかかっこいいの褒め言葉は言わないでおく。

 万が一にも、向けてはならない感情が芽生えないように。]
(220) 2021/12/04(Sat) 1:45:38

【人】   シオン

[少し屈んで彼の耳元で囁く。

 遠くの方から女の名を呼ばわる声が聴こえた。後から出発した両親がこちらに着いたらしい。]

 呼ばれちゃったから、行くね。

[またね、と、手が包まれたままなら離すように促して、両親の元へ。]

[彼の名前を聞いてないし、女も名乗っていないことに気づくのは後の事。**]
(221) 2021/12/04(Sat) 1:49:34

【人】 御曹司 ジャヤート

>>193朗らかに笑うところもまたまぶい。
森で獲れる果実と聞こえたがヴィス族以外にも森を生活圏にしている一族がいるのかと初見の知識に世界の広さを覚えた。
可愛らしく食べる姿などいつまでも見ていたくなる程であったが目的地に到着したのだから別れぬわけにはいかない。
何せ此処にはこれからジャヤートの嫁も来るのだ。
どの様な芋娘であっても人妻と二人で居るのは流石に不貞であろうし筋ではない。

 幸いにも中は既に粗方準備が整っているようであった。
家具に装飾品とジャヤートが住むに相応なものを用意してある。
ヴィス族は質素と言うがこの程度であれば贅とは言えまい]


 オレも名残惜しいよ、本当に。
 ではな。


>>194誰かが年貢の納め時だと言っていたが誰がなんだと言おうとしたところで後ろ裾を引かれる。
振り返ると最高にまぶい可愛い子が裾を握っており小さな手可愛いなと思いながら振り返る]
(222) 2021/12/04(Sat) 2:10:28

【人】 御曹司 ジャヤート

 いかにも、オレはジャヤートだ。
 リル族きっての豪商の跡取りにして次期頭領とはオレのことだ。
 よく知っているな。
 誰か商人に聞いたのか?


>>195偉い子だと砂糖漬けの干しレモンをもう一つ差し出す。

 然しながら花嫁衣裳で新しく夫となる者がいるであろうに他の男を捕まえるのは体がよろしくない。
だから早くお行きと背を押すつもりであったが間近で聞えた言葉に流石に耳を疑う]


 ん、マンユゥ? ヴィス族?
 いや、君がヴィス族なわけないだろ。
 ヴィス族っていうのはこうな。
 皆芋のようにコロコロしていると聞いている。
 君はどう見ても白桃だ。とても可愛い。
 オレ好みの女だ。


[だから違うだろう。
小首を傾げ記憶を辿る]
(223) 2021/12/04(Sat) 2:10:45