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スピカは、ご飯を食べました。 (c0) 2021/05/30(Sun) 20:03:16 |
【墓】 あなたの盾 スピカ『いない』女が、食堂に姿を表した。 もっとも食事目当てではない。 チャンスがあれば回収はするが。 守るべき対象を把握するには、食堂に顔を出すのが おそらく一番手っ取り早いと考えたからだ。 それに自分なら、心無い暴力や、大人の治療を受けた時に 一番被害が少ないと考えているからだ。 他人には言わない。怒られるから。 暫く、食堂の様子を監視していた。 (+0) 2021/05/30(Sun) 20:17:35 |
スピカは、人を探して走り回っている。 (c13) 2021/05/30(Sun) 22:31:29 |
スピカは、ここにいる。 (c15) 2021/05/30(Sun) 23:13:25 |
スピカは、結局守れていなかったことに苦しんだ。 (c19) 2021/05/31(Mon) 0:11:49 |
スピカは、ルヘナに微笑んだ。 (c21) 2021/05/31(Mon) 0:51:51 |
スピカは、少し自分を嫌悪した。 (c25) 2021/05/31(Mon) 6:43:44 |
スピカは、ルヘナの頭を撫でた。 (c27) 2021/05/31(Mon) 7:29:42 |
スピカは、これでいいと自分に言い聞かせた。 (c31) 2021/05/31(Mon) 10:16:25 |
スピカは、キノコを食べている。 (c32) 2021/05/31(Mon) 11:36:19 |
スピカは、おいしく食べた。 (c33) 2021/05/31(Mon) 11:38:24 |
【墓】 一番星じゃなくても スピカ中庭にやってきた。 シェルタンは『そうでなくなった』らしいが、 依然としていない者はいる。 まあ、私もそうなのだが。 個々人の事情なんて、わからない。 でも、動かなければ人を救えない。 だから、とりあえず中庭に来た。 昨日はここに人が集まったから。 表の担当がシェルタンならば、 私の担当はこちらだろう。 笛を吹くような風流な真似はできないので、 とりあえず食べられそうな草を物色していた。 (+14) 2021/05/31(Mon) 12:27:57 |
スピカは、みんなを支えられたらそれでいいと思おうとしている。 (c36) 2021/05/31(Mon) 12:29:43 |
スピカは、自分の本音から逃げ出した。 (c42) 2021/05/31(Mon) 14:25:56 |
【墓】 臆病者 スピカ>>+16 「こんにちは、イクリールさん」 まあ、実際のお目当てはイクリールだった。 スピカから見て、もっともわからない子、 それがイクリール。 「ねえ、私ずっと疑問だったの。 こうなった子って、多かれ少なかれ変わるものじゃない? 私だって、多少は変わってると思う。 だけど、あなたは変わらない」 「他人からの扱いなんて関係ないかのように振る舞うし、 今日もこうして、まるで『いる』ように、ここにいる」 「みんな救いたい、なんていうけど、 あなたに関してはとっかかりも、問題も掴めない」 これは詰問とか、そういう意図はないんだけど、 と前置きして。 「ねえ、あなた、一体何を抱えてるの?」 (+21) 2021/05/31(Mon) 14:48:14 |
【墓】 臆病者 スピカ>>+22 イクリール 「ああ、確かにイクリールさんの言う通り。 手を施さなくてもいい病気だってある。 それが病気かどうかすらわからない子も。 ただ、大人から見たら異常というだけで、 ここにいる子もいますものね」 自分だってそうだ。 こんなところに押し込められるという点で、 スピカはこの病気が嫌いだったが、 今はもうそうではない。 彼の盾になれるから。 「オーケー。私が間違ってるわね、確かに。 いない子と向き合うのに、 偏見を持っていたらどうしようもないわ」 「……あなたに余裕があるのなら。 イクリールさんも手伝ってくれる? 私に何ができるかなんてわからないけど、 でも、こうやって私たちが日常を過ごすだけで。 人を受け入れられると示すだけで。 助かる子たちがいるはずなのよ」 そう、ルヘナに教えてもらったから。 (+23) 2021/05/31(Mon) 15:51:41 |
スピカは、ルヘナに抱かれている。 (c43) 2021/05/31(Mon) 16:15:06 |
【墓】 臆病者 スピカ>>+24 イクリール 「そうね…… 受け入れられなかった子を、 受け入れられればいいんだけど」 スピカは裏切られても許したいと思っていて、 誰にだって隠し事はあるから、それも許したくて、 話したくないことを話さなくても 受け入れたいと思っていた。 止まり木になるべきだと言い聞かせてきたスピカには、 当然の道理だった。 「うん……やっぱり、イクリールさん、年上じゃない?」 精神的に勝てる気がしなかった。勝負するものでもないが。 「ま、毎日増える『いない』人を探すところからですかねえ」 解決すべき問題があろうとなかろうと。 孤独に完全に耐えられる子供は、きっといないだろうから。 (+28) 2021/05/31(Mon) 17:52:10 |
スピカは、スピカを鼓舞した。 (c45) 2021/05/31(Mon) 18:08:07 |
スピカは、スピカを鼓舞した。 (c46) 2021/05/31(Mon) 18:08:16 |
【墓】 乙女座 スピカ>>+29 イクリール 「っあー……駄目ね。全く。 年齢とか、病気とか、 そんなものに囚われる頭は、なかなか直らないわ」 自分の想い人だって、結構な年齢差だというのに。 ――記憶の端にいるイクリールの姿が、 ようやく理解に及ぶ範囲にやってきた気がした。 ああ、なるほど。彼女は私なんかよりも、ずっと…… なんて強くて、立派なんだ。 「あ、それはイクリールさんも知らない感じなのね。 なんとなく、なんでも知ってる感じかと思ったけど」 それじゃあ、一緒に探しましょう、 と微笑んだ。 一人より二人、そこにある意思は、 確かに何かを変えると信じているから。 (+35) 2021/05/31(Mon) 20:05:48 |
スピカは、イクリールの手を握った。未来へ、一歩ずつ進んでいこう。 (c50) 2021/05/31(Mon) 20:37:37 |
スピカは、答えに期待していない。 (c51) 2021/05/31(Mon) 20:41:19 |
スピカは、ルヘナの腕の中で泣いている。 (c60) 2021/05/31(Mon) 22:58:30 |
スピカは、決心をしたようだ。 (c63) 2021/05/31(Mon) 23:42:00 |
『一番星』 スピカは、メモを貼った。 (c64) 2021/05/31(Mon) 23:42:39 |
スピカは、ルヘナを笑顔で見送った。 (c66) 2021/06/01(Tue) 0:13:53 |
スピカは、誰もいない図書室で、もう一度泣いた。 (c68) 2021/06/01(Tue) 0:15:25 |
スピカは、図書室から立ち去った。 (c70) 2021/06/01(Tue) 0:25:48 |
スピカは、くしゃみをした。 (c77) 2021/06/01(Tue) 8:43:10 |
【墓】 『一番星』 スピカ森の近くを歩く。 「あ、看板残ってる、よかった」 わざわざ、口に出して言う。 それは彼女が考えた決まり事の一つーー口に出すこと。 そこにいる、と主張するために。 ほとんど日にちは立っていないのに、 色々あったなあと思い返す。 突然大人に呼び出されて、 殴られて、他にも色々されて。 恋をして、失恋して。 「あっ……まずいまずい」 意中の相手のことを考えてたら泣きそうになったので、 慌てて思考を切り替えた。 「いない人に目を向けようとする人も増えたもんね」 こっそりと『見る』、それでもいいのだ。 それは確実な一歩だから。 しばらく、森の近くを散策しているだろう。 (+51) 2021/06/01(Tue) 11:04:19 |
スピカは、手紙を読んだ。嫌な予感がした。 (c82) 2021/06/01(Tue) 18:03:12 |
スピカは、ブラキウムの行く末を案じた。 (c84) 2021/06/01(Tue) 19:02:24 |
スピカは、二通目の手紙を読んだ。誰も救えない、と思った。 (c86) 2021/06/01(Tue) 19:30:25 |
スピカは、心にヒビが入っていくのを感じている。 (c87) 2021/06/01(Tue) 19:52:56 |
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