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![]() | 【人】 人造生物 ユスターシュ――フェス当日―― [陽が昇る頃、既に街には明るく活気に満ちた声が響いていた。>>n0] ―――…すごいなぁ。これが、この街のお祭りなんだ…。 [ラ・コスタに来てからお世話になっている宿屋の屋根の上。 鮮やかな橙色の屋根の上に座って日の出を迎えていた。 「宿代の安さと食事の美味さがここの売り」だという店主の言葉に確かに偽りはない。 初めてのベッドに初めての屋根の下、食事は何を食べても温かいし美味しい。 そして、二日ほど前から見つけたこの宿の新しい楽しみ方が、宿屋の屋根の上から街を眺めることだった。 この建物が街の中でも少し小高い位置にあるということもあるのだろう。 海も街もこの屋根の上からはよく見ることができた。] (39) 2022/11/24(Thu) 20:16:15 |
![]() | 【人】 人造生物 ユスターシュ……女神様。 [目を瞑って両手を合わせるとこの街の女神に祈る。] …僕をこの街に居させていただきありがとうございます。 追い出されたらどうしようって、正直不安だったから。 [神様が本当にいるのか、自分にはわからない。 でも、この街で尊ばれる『美』に程遠い自分が、今もここにいられるのは、何か目に見えない大きな存在に情けをかけてもらっているからだと、そんなふうにも思うから。 (それと同時にあのお店の店主さんにも感謝しないといけない、とも)] …。 (40) 2022/11/24(Thu) 20:17:36 |
![]() | 【人】 人造生物 ユスターシュ[屋根を降りて一階へと向かう。] すみません、出かけてきます! 夕ご飯は……戻って来たときに残ってたらお願いします! [キッチンで慌ただしく 仕込みをしている宿屋の主人たちに声をかける。 ここ数日ですっかり顔馴染になった彼は、此方を一瞥すると] 『おう、今日も観光かい? せっかくの祭りだ、楽しんできな』 はい、ご主人もいい一日になりますように! 『はは、俺たちにとっては今日明日は稼入れ時だ。 そんな余裕はなかなかないが…ほら、これを持ってけ。 しっかり食べておかないと楽しめるものも、楽しめないからな』 (41) 2022/11/24(Thu) 20:20:22 |
![]() | 【人】 人造生物 ユスターシュ[そう言って差し出されたのは、ちょうど両手に収まるくらいの包み。 開いてみるとサンドイッチが数切れ収められている。 少し強面で、この街での『美』とは少し程遠いこの宿屋の主人は、見た目に反して――と言ったら失礼だけど――優しくて、面倒見がいい。] ―――ありがとうございます! [彼らに礼を言って宿屋を後にする。 一先ずは……中央広場へ行ってみよう。 そこならきっと素敵ななにかに出逢えるような気がする。]* (42) 2022/11/24(Thu) 20:21:30 |
人造生物 ユスターシュは、メモを貼った。 ![]() (a21) 2022/11/24(Thu) 20:31:04 |
(a26) 2022/11/24(Thu) 23:10:58 |
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