人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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【人】 雅楽 雅

 ― ホテル 廊下 ―

 [小さい子相手のことだから、リア充イベントと
 いうよりかは微笑ましい感じのものだったと
 思っているけど。
 私自身が熱を出したからって、
 心配されるということがなかったから、
 そういう憧れもあったのかもしれない。

 妹さんと一緒に来ていると知ったら、
 そのこともきっと眩しく思うだろうな。]  


  お節介な時見ユエさん……
  あ、私は雅、雅樂雅で す…
 

 [聞かれて視線を向けて、改めて距離を実感して、
 恥ずかしさに目を伏せる。>>2:496
 時見さんはそういうのないのかなと思った。]
(53) 2020/08/01(Sat) 12:08:52

【人】 雅楽 雅


   ……時見さん?  


 [だからその彼が、私の言葉に微妙に笑っているのが
 わかったのも距離が近かったからかもしれない。
 フリでも偽善でも、それが出来るのは凄いよ。
 私はいつも最初はそうあろうってしても
 途中で苦しくなって結局、破綻してたから。


 
  星もよく見えると思う……し。


 [屋上庭園の情報を追加しつつ、時見さんの判断を待つ。
 そうして、了承を得られたなら、 ]


  ───はい!


 [熱で赤みのさした顔を
 嬉しそうに綻ばせたのだった。]
(54) 2020/08/01(Sat) 12:08:55

【人】 雅楽 雅

  ― 屋上庭園 ―

  
  …あ、ありがとう。

  大丈夫です……、時見さんのほうこそ、
 疲れてないですか?


 [ベンチに降ろして貰って、差し出された
 コーンスープを受け取る。>>2:525
 こちらを伺う時見さんの視線を感じながら、
 温かい缶を口に運んだ。]

  
  ───…うん、


 [目を閉じる時見さんの隣、
 飲みかけの缶を傍らに置く。]
(55) 2020/08/01(Sat) 12:09:14

【人】 雅楽 雅


  
  …ちょっとこれ、外しますね。
 


 [特に何とは言わず、そっとウィッグを外す。
 自由に解放された白い髪が風に揺れる。
 
 淡くライトアップされた庭園。  
 夜闇と静寂と、顔を上げれば、東の方角に空を
 横に切り裂く光帯のような銀河が見えた。*]
(56) 2020/08/01(Sat) 12:09:17

【人】 雅楽 雅

 [意識して、顔が見れなくなった私の気持ちが
 伝染したのか、同じように時見さんも私から
 視線を逸らすような気配を俯きながらも
 感じていた。>>67
 
 妹さんの話を聞けば、仲が良いんですねと、
 目を細めて、けれど、微笑を浮かべながらも
 その表情に悲しみが滲むのを
 抑えることが出来ずに。]

 
  …わかった。
  じゃあ、ユエさんって呼びます。


 [申し出に頷いて、庭園へと連れて行って貰う。]
(84) 2020/08/01(Sat) 19:41:51

【人】 雅楽 雅

 
   本当に?


 [体力を使わなきゃというユエさんを見つめる。>>70
 口調のことを指摘されれば、あ、と今更
 気付いたように瞬いて、短い逡巡の後、
 静かに頷いた。]
  
  
  …うん、見てると、吸い込まれそうになる


 [ユエさんも同じように宇宙を見上げていると
 思って話す。>>72
 目を開けたのなら、今の私の姿も見ただろうけれど、
 不思議と、どう思われるかとかいう不安を彼には
 抱かなかった。]

  
   ───…あの星達と一緒になれたらいいのに
  …でも、どんなに手を伸ばしても届かない
  遥か遠い、過去の残光

  
 [お昼の雨で空気が澄んだのか、
 銀砂は空に無数に広がっていた。*]
(85) 2020/08/01(Sat) 19:41:54

【人】 雅楽 雅

 [届かない光に手を伸ばして。
 伸ばして伸ばして、伸ばし続けて、
 ある日その光はフッと消えた。 
 遥か昔に、とうに燃え尽きて消えていた星の残光を
 そうと知らずに求め続けた。

 とっくにもう無かったもの。
 あるいは初めから無かったのかもしれない。

 けれどあると信じた。
 頑張っていれば届くと願った。

 いつか、私も一緒になれると。]



  ……困る?

   
 [隣で息を吐くユエさんをゆっくり振り向く。>>105
 植えられた木々や花々の呼吸が聞こえそうな程に
 静かな庭園に彼の声が溶ける。]
(119) 2020/08/01(Sat) 23:33:19

【人】 雅楽 雅


  ───


 [瞬き。]

   
  …ユエさん、流石にお世辞が過ぎる。


 [柔らかく解いた表情が淡いライトにゆらめく。
 白髪を照らすのは夜天の月。]
   
  
  この髪を見るとみんな驚くもの。
  “普通”じゃないって、今日もそうだった。


 [ホテルのひとは丁寧に対応してくれたけれど。
 花畑から帰った時、私を見て、
 ロビーがざわめいていた。>>2:400

  
   でも……

 
 [だから。] 
 
(120) 2020/08/01(Sat) 23:33:22

【人】 雅楽 雅


 

   ───ありがとう、嘘でも嬉しい。
    
 

 
 [その気持ちに、感謝を伝えよう。*]
(121) 2020/08/01(Sat) 23:33:25

【人】 雅楽 雅

 
  それは、そうだけど……

 
 [お世辞でもよかった。
 嘘でも嬉しいと思った。

 だから、少し怒ったように言葉を重ねるユエさんが
 不思議だった。>>130

 彼の何を知っているわけでもないけど、なんとなく
 彼は些細なことでムキになったりしなさそうで。
 もちろん、怒ったみたいだといっても十分、
 穏やかなのだけれど。]

 
  …そんな、拘らなくても。


 [嘘じゃないと繰り返す彼に思わず笑みが零れる。]


   変なの、ユエさん。      


 [彼の目には私は、どんな風に見えているのだろう。]
 
(145) 2020/08/02(Sun) 6:29:33

【人】 雅楽 雅

 [ゆっくりゆっくり流れる時間。
 飲みかけのコーンスープに手を伸ばす前に私は
 巾着からショコラオランジュのキャンディを
 ひとつ取り出した。]

 
  …今は持ち合わせ、これしかなくて。
   
  
 [良かったら、とユエさんに差し出す。
 緊急おやつとして、甘いものは何かしら
 いつも持ち歩いていた。*]   
(146) 2020/08/02(Sun) 6:29:36
雅楽 雅は、メモを貼った。
(a14) 2020/08/02(Sun) 15:05:30

【人】 雅楽 雅


  そういう、いい加減なひとと思ってる訳じゃ、、、

  ……それに、

 [ユエさんの拘る理由に僅かに戸惑いつつも、>>353]  

  
  私が、ユエさんのことをどんな風に
  思ったって、ただの通りすがり、

  他人だよ。  


 [そう付け加えたなら、彼はまた言葉を返してきた
  だろうか。
  あくまで笑みを崩さず話したつもりだけど。
 
  だって、そんな相手の些細な心証に拘る必要なんてない。
  短い間だけなら、適当に合わせて。
  本心だとしても軽く流して、あくまでその場限りの、
  通りすがりの良いひとを演じればいいのだから。]
(401) 2020/08/03(Mon) 21:54:29

【人】 雅楽 雅

 
  そうなんだ?


  [冗談にして笑っていたかった。
  この場だけの言葉と聞き流して。
  心に響かせたくなかった。
  誰のことも、誰にも、執着しないように。
  
言い聞かせて。

  だって、私には誰も、

            
  ───居ないから。]  
(402) 2020/08/03(Mon) 21:54:31

【人】 雅楽 雅


  ショコラオランジュ、この味好きなの。
  コーンスープのお礼にもならないものだけど…


 [キャンディを受け取ってもらえれば、
 手に取った缶を傾けて、喉を潤した。>>354


  …うん、コレ外して、随分楽になりました。 

  
 [ウィッグに視線を送る。]
(403) 2020/08/03(Mon) 21:54:34

【人】 雅楽 雅



  嫌なことはもうしない…
  我慢ももう止める…

  
  これからは、そういうことからはとことん逃げて、
  好きなこと、楽しいことをしようって。

 
 [表情を隠すように細い白髪が顔にかかる。]
 
(404) 2020/08/03(Mon) 21:54:36

【人】 雅楽 雅

 

  …そう決めて、ここにも。
  せっかくだから、非日常を思いっきり
  満喫しようって。


  誰に何を思われたっていい…


 [以前の仕事は、病気を機に退職。
 違法な解雇だったから弁護士に依頼、程なくして
 慰謝料が振り込まれた。
 贅沢をしなければ、10年は食べていける蓄えもある。

 50%の未来、けれど、その日は、
 いつ訪れてもおかしくない。
 1年先でも3年先でも。

 だからもう、
 あらゆることを頑張るのを止めようと思った。]
(405) 2020/08/03(Mon) 21:54:38

【人】 雅楽 雅

  
  でも、コレ付けてる時点で出来てないね……


 [辛いのに無理して。
  彼に迷惑をかけて。

  静かな声が青白い月のように静寂の庭園に流れる。]


  花火大会…、ユエさんは妹さんと行くの?
     
   
 [意識して話を切り替えるため、
 聞かなくてもわかることを尋ねた。*]
(406) 2020/08/03(Mon) 21:54:40

【人】 雅楽 雅

  ………うん、そうだよ。
  (そんな顔しないでよ)
 
 [しょんぼりしたようなユエさんに微笑みかけながらも
  ジンと胸に痛みが滲むのを自覚していた。>>428
  “今”はたまたま、線と線が繋がった点。
  時が過ぎれば、別々に伸びて交わることがないと
  わかっているから。



         
わかっているなら、私のほうこそ、

              
聞き流せばいいのにね。
] 
(474) 2020/08/04(Tue) 3:49:46

【人】 雅楽 雅

 [当たり前のような明日が当たり前じゃないって、 
 頭で理解しているのと、実感するのは全然違った。
 もちろん、ずっとそれを意識しているわけじゃない。
 多少の不自由はあっても、酷い痛みがあるわけじゃ
 ないから、曲りなりにも生活していると忘れてしまう。]


  ───…そういう、誰かの目を気にするの、
  やめたいのに。
  
 
(私は弱いから、)


  気づくとすぐそれに惑わされて。
  わかっているのに……


 [こうでなければ不幸だと蔑む声に洗脳されて、
 どう生きるかの選択も、誰かに認めてもらうために、
 多数決に従って決めたくないと思った。]    


  後世に名前を残したいわけでもないのに、
  承認欲求って厄介だよね。

   
 [パレートの法則の派生と言われる262の法則。
 2割は何をしたって好きになってくれるひとがいる
 というけれど本当かな。]
(475) 2020/08/04(Tue) 3:49:50

【人】 雅楽 雅

 
  …くす、妹さんと仲良しなんだね、羨ましい。
  

 [妹さんのことを話すユエさんに目を細める。>>429
 優しいお兄さんなんだろうな。
 一緒に旅行するくらいだから、妹さんもきっと。]



  私?……は、特に何もないけれど、
  部屋からも見えるとは思う。


 [富裕層は部屋から花火を楽しみそうなイメージ。
 人混みの中に行かなさそう。

 コーンスープを飲み終え、巾着から薬を取り出す。]


  (お水……
  自販機のお水は大丈夫だよね……?)


 [今朝のボトルウォーターのことを思い出しながら、
 自販機へと目を泳がせていると、]
(476) 2020/08/04(Tue) 3:49:56

【人】 雅楽 雅

  
   ──え。


 [聞こえた提案に隣の彼をじっと見た。]


   
…………本当にお節介なんだね。




 [小さく小さく告げる。]


  妹さんはいいの?
  
     
 [兄妹水いらずの邪魔はしたくない。
 けれど、すぐに断ることも出来きず、
 そう問い返した。*]
(477) 2020/08/04(Tue) 3:50:00

【人】 雅楽 雅

 ― 花火大会の朝 ―


  …いつの間に。


 [朝食にとロビーを通り過ぎた時だった。
 椅子に掛けていた一人が私のほうへかけてきた。
 そのひとが持っていたのは一枚の写真で。
 昨日の夜、私が花畑で星空を仰いでいるもの
 だった。>>2:399


  覚えてないですけど。


 [カメラマンだと言う。
 正確には本業はデザイナーだがあまり上手くいかず、
 カメラのほうの腕で生計を立てているらしい。
 あの夜、私を見て、目を奪われたのだという。
 あまりに見惚れて?(信じられない)すれ違う時は
 声を掛けられなかったけれど、呼んだハイヤーから
 ホテルを割り出し、ロビーで待っていたという。
 (もしかして、ストーカーじゃないの?)]
(478) 2020/08/04(Tue) 4:59:59

【人】 雅楽 雅



  
は?!


  
 [そして、あろうことか自分のブランドの専属モデルに
 なって欲しいと言ってきた。]
(479) 2020/08/04(Tue) 5:00:01

【人】 雅楽 雅

 [もういいかな、と今朝はウィッグをしていなかった。
 周囲の好奇の視線も、気にしない。
 体調優先。
 ウィッグも長時間でなければ、それほど負担ではないの
 だけれどね。   
 色々な髪形を試せるし。] 


  ……そういうの、私、
  私はもう、働く気ないので。
  
  (モデルとか競争激しそうなうえ、
  人の目重視の人気商売。普通にあり得ない。)

 [断って、通り過ぎようとした瞬間、]


  
ち、ちょっとっ!



 [いきなりの土下座に声をあげる。
 これが素なのか作戦なのか、わからないけれど、
 不要な注目を集めるのは本意ではなかったから、
 私は、そのひとの話を聞くことにした。]
(480) 2020/08/04(Tue) 5:00:04

【人】 雅楽 雅

[まさか、このことがきっかけで、
 後に写真集が出されるとは思いもしない。
 
 私をイメージして作られる服やアクセサリーの
 ブランドは「雪月 snow moon」として
 世間では知られ、メディア露出のない、
 写真の中だけの私の存在は、実在するのかしないのか
 という関心と共に、性別問わず、
 幅広い支持を集めるようになるのだった。**]
(481) 2020/08/04(Tue) 5:00:06

【人】 雅楽 雅


  ……む。


 [笑顔のブーメラン返しを受けて、
 露骨に眉をあげた。>>498

 
  ここで、それ言う?


 (なんだかユエさんの印象、変わってきたぞ。
 もしかして、案外とっても意地悪なんじゃ?)


 [ここで目を逸らしたら負けとばかりに
 じっと見つめ返しながら、
 私自身がどうしたいかを考える。>>499
(502) 2020/08/04(Tue) 20:21:18

【人】 雅楽 雅

 [一人でなら、態々、人混みの会場に行く気なんて
 起きない。
 家族連れとかカップルとか多いだろうし……。
 って、あーあーあー、ここでも私、
 人の目を気にして…
 馬鹿みたい!馬鹿みたい!!馬鹿みたい!!!
 
 せっかく、兄妹水入らずで過ごせるようにって
 思ったのにさ。
 そんなこと言うなら、]
(503) 2020/08/04(Tue) 20:21:20

【人】 雅楽 雅



 
  ………………行く。




 [意地になったように不貞腐れて伝えた後、
 ぷいっと顔を背け、]

  
  ユエさんだって行きたいんでしょ、私と。
  誘うってことはさ。
  
  
 [私が気になってるのじゃないの?なんて、
 彼とその想い人の経緯を知らないまま、
 勢いに任せて言って、ふーっと息を吐いた。]
(504) 2020/08/04(Tue) 20:21:22

【人】 雅楽 雅

 




  ───行く。   

   
 [もう一度告げる。
 そうして、遥か銀河より近く、陽の光を纏って輝く月を
 見上げながら、最初とは違う、柔らかさを響かせれば、]


  ありがとう。

              
 [お節介で意地悪な他人を振り返り、
 ふわりと微笑みかけたのだった。*]
(505) 2020/08/04(Tue) 20:21:25

【人】 雅楽 雅

 ― 後日:喫茶店 ―


  …写真って凄い。


 [献本された自分の写真集の頁を捲りながら、
 感嘆の息を漏らす。
 カフェオレのグラスには水滴。
 氷が溶けて、カランと音を立てた。]


  このさ、

  『夏。この場所で、貴方に出会った。』

   っていうの。
  
  私、貴方のこと覚えてないし。
  いい思い出も……特にないんだけどな。


 [キャッチコピーっていうのだっけ?
 それに触れながら、私は思う。

 心の中で消せなかった蝋燭の火。
 あの場所で過去と別れた。

 “今”と“これから”だけを見るために。]
(550) 2020/08/05(Wed) 14:29:09
 




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