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【人】 “観測者” 処暑――――――…… [ もし誰かが今、私の姿を“観測”出来たならば、私はとても痛々しい表情をしているのだと思う。 普段の私からは、想像も付かぬ程。 但、灯守りになった当時の私を知っていれば、重なるのかもしれないが。 ] (12) 2022/01/25(Tue) 4:40:11 |
【人】 “観測者” 処暑[ 嫌なことを思い出した。 ……否 彼に会いたいがために、私は幾度もそれを思い出し、そして彼はその度に息絶える。 そんな自傷行為にも似ることを、延々と繰り返している。 ] [ だけど、これでも随分と、思い返すことは減った。これは、本当の話。 それだけ、今の状況を楽しめるようにはなったし、 領域に置かれた私の灯りは、穏やかに灯っている。 ] (13) 2022/01/25(Tue) 4:41:34 |
【人】 “観測者” 処暑―― 小満の彼 ―― [ さて、意識を今に戻すが、 この灯守りの交流の場において、一際目に留まる存在と言えば、小満の灯守りたる彼であろう。 どこにでも現れ、笑い掛けては、輪の中へと馴染んでいき、或いは人を呼び寄せて輪を作る。 そんな彼は多数の灯守りや蛍に声を掛けては、友好的に接している。 会合では私と同じく興味が薄そうであるし、蛍に全てを任せているようだけれど、人々との交流自体は好きなのだろう、という事は“見て”いれば判るし、この場においても観察し甲斐のある人物だと言える。 但、彼と私の接点はあまり多くない。 彼は私に構いに来る訳でもなければ、積極的に呼ぶ訳でもなく、話す機も限られている。 違和感を覚えているのは、何より本人である私であったけれど、私はそれをあまり気にしてはいなかった。>3:*69 むしろ、誰にでも声を掛けそうな彼が私には無理に関わってこない、というのが、面倒ではない距離感であると思っている。 嫌われる何かがあったのかもしれない、とも思うのだけど、そういう訳ではなさそうだとも思う。 判別は付かないけれど、私から聞くことも、なかった。 ] (15) 2022/01/25(Tue) 5:21:08 |
【人】 “観測者” 処暑[ 天真爛漫な彼が、何か楽しいイベント事を企画しているらしいのを、私は唯、“観測”するだけだった。 その集まりは興味があると思いながらも、 常のように上機嫌な彼を見て、華のある姿を、眩しいと思うだけ。** ] (16) 2022/01/25(Tue) 5:23:10 |
“観測者” 処暑は、メモを貼った。 (a7) 2022/01/25(Tue) 5:39:05 |
(a24) 2022/01/26(Wed) 5:26:12 |
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