まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a6) 2018/12/10(Mon) 1:02:21 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロこれは僥倖だわ。 この子、どうやら《管理者》の素質があったみたい。 [だからこそ、生贄として選ばれたのかもしれない。 おとうさまたちが『空白《マシロ》』と呼ぶ>>38 わたしの紛い物。 名前、というものをわたしは持たない。 もし、名を名乗ることがあったなら そのときはきっとあの紛い物と同じ名を 名乗ることになるのだろう。 ――次に会う時迄に考えておくなんて、 そんなことを言っていた、あの人はもうどこにもいない。]** (44) 2018/12/10(Mon) 8:31:45 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a9) 2018/12/10(Mon) 8:48:33 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[それは、月の使徒の聲を聞く、 ほんの少し前。 かつての霊峰富嶽の山頂付近に、 わたしは独り、佇んでいた] 漸く見つけたわ。 [細く白い裸足の下には、灰の山に埋もれた 鳥の骨とも、化石ともつかないもの。 此方の瞬きと共に業火に包まれたそれを見つめながら] あなたもかわいそうな子ね。 おとうさまたちにずっと勘違いされて あのひとたちに、信仰《かいころ》されて。 でも、これであなたもおしまい。 あとは、わたしの胎内《なか》で、 ゆっくりやすみなさい。 [そして……これでわたしは正真正銘『マシロ』となる。 教団の皆が崇め奉った《真白なる金剛石》ーー《ダイヤモンド富嶽》とも呼ばれた、白き火炎烏に] [燃え尽きた灰毎、圧縮し続けること暫し。 やがて、灰の中から現れたのは 真白き輝きを放つ一粒の金剛石。 灰の中から現れてなおこのような輝きを放つのは 流石は、神子とされてきただけのことはあるか] (55) 2018/12/10(Mon) 12:53:44 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[金剛石を掌にのせて。 くっと一息に飲み干す。] ……これで、わたしが『マシロ』ね。 [火炎鳥さえ喰らう、まつろわぬ禍つ神の子]** (56) 2018/12/10(Mon) 12:54:00 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ――不死視街《ブレイズ・フェニックス・シティ》上空―― ……あれは、なにかしら? [富嶽から少し離れたとある街の上空を飛んでいれば 何やら賑やかな声>>25>>26 声のするほうに目を向ければ、 今のわたしとそれほど年の変わらない女の子が 追いかけられている] ……、なにかしら、あれ。 [上から見る限り、状況はさっぱり 読み込めないけれど。 女の子を追いかけている男たちから 「金」という単語が聞こえてきたので] …………。 (57) 2018/12/10(Mon) 15:28:47 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[少女たちの進行方向にあるビルの屋上に先回りすると、 その頭上にバサァっと紙幣の雨を降らせる。 教団から出る前に建物の中に保管されていたものなので たぶん、本物だと思う。 昔はどうしてこんなものを皆欲しがるのかわからなかった。 今でも、よくわからないけれど。 お水とか食べ物とかお金とか、人間は必要なものが多くて大変本当にだ。 それはそれとして、男たちがお金に気をとられているうちに あの少女が無事、逃げられたらいいな]** (58) 2018/12/10(Mon) 15:30:19 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a12) 2018/12/10(Mon) 15:32:40 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a13) 2018/12/10(Mon) 15:37:15 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ―回想・今は亡き霊峰の頂にて― [それは、マシロの金剛石を――教団の皆に『神』として 崇められていた白い火炎鳥を呑み込んだ頃。 不意に、視線を感じて>>66 其方へくるり、細い首を巡らせる。] ――――……。 [気のせい、ではないみたい。>>67 とはいえ、敵意のようなものは感じなかったし 此方から近づくことはなかったけれど。 この山を壊す少し前、 教団内部が何やら慌ただしかったことを思い出す。 『既に月蝕機関《マトリクス・ムーン》"委員会"が動いている』 『この世界に滅亡が迫っている』 教祖《おとうさま》の側近や教団の幹部たちが そんな話をしていたっけ。 あの視線も、そんな誰かのもの、だったのかしら?]* (100) 2018/12/10(Mon) 22:23:56 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ―現在・不死視街《ブレイズ・フェニックス・シティ》― ["黒"が一筋、わたしのほうへ向かってきた。 それは、まるで黒水晶の柱のよう。 或いは、朔の夜のようとでも言えばいいのかしら。 月も星もない、暗黒そのものといったそれを そっと半歩引いて避けると同時、その暗黒に手を翳して その動きを"凍らせ"た。 その折、身に着けていた薄衣がびり、と 音を立てて破けてしまった。 それが少し悲しくて、す、と眉が下がる。 生贄のために教団の人たちが用意したこの装束は、 この身体で目覚めてからずっと身に纏っていたもので わたしとしては、それなりに気に入っていたのだけど] 困ったわね。 あたらしい着物を探しにいかないといけなくなったわ。 (102) 2018/12/10(Mon) 22:28:26 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロねぇ、そこのあなた。 このあたりに良いお洋服を売ってるお店はないかしら? [大丈夫ですかと聞いてきた>>65階下の少女に声をかける。 ついでに、凍らせた暗黒の柱を彼女のほうへひょいと放り投げた。 とりあえず、この少女がただの人間でないことはわかる。 先程の声からは此方を傷つける意図はなさそうだったけれど。 でも、彼女のマントは、どうやらその限りではないみたい。 ……どうしようかしらね、なんて。 半裸の格好のまま口許に人差し指を当てて考える。] (103) 2018/12/10(Mon) 22:30:13 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a22) 2018/12/10(Mon) 22:32:27 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ……ううん。ちがうの。 わたしの能力を、反転させただけ。 [少女の問いかけに、ふるふると首を振って答える>>108 実際、嘘は言っていない。 あの凍結は、わたしの能力のほんの応用みたいなもので、 本来の能力の性質とは真逆のもの] (115) 2018/12/10(Mon) 23:12:07 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[マントの中にすっぽり納められた暗黒には>>109 わぁ、と小さく歓声を上げる。 この子はもしかしたら自分の敵になる子かもなんて 考えていたのをうっかり忘れてしまう] かーでぃがん? えんじふく?ちゅにっく? [生まれて初めて聞く単語に頭上にはてなが浮かぶ。 話の流れでかろうじて、洋服の種類だということがわかるくらい。 それでも、ご案内されるといわれれば>>109 にこと笑って地上に降りて、そうして彼女の後についてこようとする] (118) 2018/12/10(Mon) 23:13:39 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロおかねもち? そうかしら、おとうさまはそうかもしれないけれど。 [よく、教団の信者たちから沢山、 紙のお金や財宝の類を集めているみたいだったから] でも、そうね……。 紙やコイン以外なら、わたしにも出せるわ。 昔はよく、皆がお金をほしがっていたから。 [ぱら、と掌に大粒の砂金を取り出しながら。 いる?なんて首を傾げてみせれば、彼女の掌に ざらざらと砂金の小山を差し出そうとするだろう。 仮に彼女が受け取ったとしても、 とって食べたりはしないので、安心してほしい。 受け取らなければそのまますっと、幻のように 砂金の山は掌から消えてしまうだろう]* (119) 2018/12/10(Mon) 23:16:59 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ――…わたしが本当にほしいものは、 わたしの手の届かないところにあるの。 [ふ、と空を見上げながら。]** (121) 2018/12/10(Mon) 23:20:19 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a24) 2018/12/10(Mon) 23:23:23 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[そういえば、新しい服を手に入れるにも お金は必要なのかしら? 不意に気になって首をかしげる。 どのくらいお金を払えばいいのかしら? 手持ちのお金で間に合うといいのだけど。 昔は金銀や真珠や珊瑚を望まれることが多かったし そのほうがわたしも彼等の望みを理解しやすかったのだけど。 今は、こんな紙の束がお金として必要とされてるのだから 正直不便だな、と思う。 紙のお金は、模様が細かいし妙な細工もされているし、 望まれてもなかなか、希望に沿ったものを生み出せなくなって久しい。 時折、それがどうしようもなくもどかしくも感じる] (123) 2018/12/10(Mon) 23:28:54 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[閑話休題。 どうせなら、可愛い衣装を身に着けたい。 この姿ならきっと、愛らしい装束だって似合うだろう。 ……できれば、そんなわたしを あの人にも見て、ほしかった。 そんなことを願っても、あの人はもう この地上のどこにも居はしないのだけど。] (124) 2018/12/10(Mon) 23:29:25 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[生まれ落ちてすぐに、風穴へと投げ込まれ、 神の子としてどれほど人の願いを叶え病を癒しても、 人は、わたしを神の子だと認めてはくれなかった。 バケモノだと罵ってより一層風穴の奥へ封じられた。 そんなわたしに手を差し伸べてくれた、 優しかった、あの人。 向けられた視線が優しかったことを かけてくれた言葉が嬉しかったことを 差し伸べられて触れた手が、温かかったことを。 わたしはきっと、忘れない。……何があったとしても。 あの人は……今代の『管理者』として月に居る。まだ。] (127) 2018/12/10(Mon) 23:32:02 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[次代の『管理者』を選ぶための使者が 地上へとやってきたということは、 今、彼は弱っているか……或いは、既に] ……。 [湧き上がる不安を懸命に首を横に振って否定する。 一度浮かんだ不安が、簡単に消えることはないけれど。 賽は、とうの昔に投げられた。 もう、後に引くことはできない。 引き返すにはもう、この身はあまりにも 血に染まり過ぎている。 それでも。 たとえ、この地上にある何もかもを壊し、 命あるものの悉くを殲滅したとしても ――わたしは、ただ、あの人に会いたい。]* (128) 2018/12/10(Mon) 23:33:15 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a30) 2018/12/11(Tue) 0:12:38 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ (153) 2018/12/11(Tue) 8:52:48 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ[生まれて初めて聞く、大きな音に目を見開く。 ぐわんぐわんと、さながらそれはコップの水面に落ちた水滴が、縁に当たって波紋を打ち返すような。 そんな響きであるように、感じられた。] ……。 (154) 2018/12/11(Tue) 8:53:26 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ いたいのいたいの、とんでけー。 [おもむろに、わしゃわしゃと彼女の頭を撫でる。] 耳、痛かったし。 それに、なんだかあなたも痛そう、だったから。 [耳が、というより心が。 だけどそれをうまく伝える術を知らなくて、 そんなふうに言葉を紡ぐ。] わたしが、痛かったとき、 そうしてくれる人がいて、嬉しかったんだ。 あなたにも、そうできたらいいな、って。 [寂しくて悲しくて辛くて。 でも、どうすることもできなかったとき 差し伸べてられたあの手は、 とても温かいものだったから。>>127 暑さも寒さも痛みも、わたしとは無縁のものだけど それでもきっと、あれが『あたたかい』というもの なんだろうなと、思う。 そんなことをしながらお店に入ってそうしてはじめてのお買い物(とファッションショー)を経験するのは、この後。]** (155) 2018/12/11(Tue) 8:54:00 |
まつろわぬ白の神子 マシロは、メモを貼った。 (a35) 2018/12/11(Tue) 8:56:29 |
【人】 まつろわぬ白の神子 マシロ (179) 2018/12/11(Tue) 22:17:32 |
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