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【墓】 7734 迷彩 リョウ>>闇谷 「ツッキー」 泣き腫らした目元を擦りながら、廊下をとぼとぼと歩いていく。 共に記載のあった少年の背中を呼び止める。 「……いこ?」 背後から近付き、服の裾を軽く摘む。 自分たちにはこれからやることがある。 (+2) 2021/09/20(Mon) 22:48:07 |
【墓】 7734 迷彩 リョウこれは闇谷と別れた後のこと。 カメラを手に、少年はゴム製のグラウンドに座り込んでいた。 その背中は明らかに落ち込んでいたが、 原因は課せられた課題ではない。 新しいオモチャが欲しい、程度の軽い気持ちで自身に票を入れた程なのだから。 しかし今、そのオモチャで遊ぶ気力はすっかり萎えてしまった。 「……。」 視界の隅に、小さな蛾が二匹飛んできた。 顔を向ける。 (+7) 2021/09/21(Tue) 11:11:42 |
迷彩 リョウは、カメラの電源を入れた。 (c1) 2021/09/21(Tue) 11:12:11 |
迷彩 リョウは、蛾の交尾を撮影し始めた。 (c2) 2021/09/21(Tue) 11:12:23 |
迷彩 リョウは、駆けつけた色んな大人に怒られた。 (c3) 2021/09/21(Tue) 11:12:37 |
迷彩 リョウは、叫んだ。「うるせーんだよハゲ!」 (c4) 2021/09/21(Tue) 11:12:56 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+7 こちらを見下ろす大人達を睨む。 企画中で無ければ、ここから長い説教が始まっただろう。 結局画面の外へ向かった大人達を一瞥すると、 グラウンドに寝転がり、電源を切ったカメラを胸元に置いた。 顔を横に向ける。 視線の先では、相変わらず蛾が交尾に勤しんでいた。 少年の収容当時を知る者ならば、懐かしさを覚えるかもしれない。 ここに来たばかりの頃は集団行動が碌にできず、 周囲に暴言を吐き、物に人に当たり散らしていた。 尤もそれは、非行少年として何も珍しくない。 後に改心し素行を改めるのも、よくあることだ。 (+8) 2021/09/21(Tue) 11:13:38 |
迷彩 リョウは、ドア開ける音うるさいなぁと思った。 (c6) 2021/09/21(Tue) 14:23:57 |
迷彩 リョウは、ぎこちない手付きで普川の頭を撫でた。 (c10) 2021/09/22(Wed) 9:59:10 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ少し明るさを取り戻したらしい。 少年は湿気ったポップコーンを片手に廊下を歩いていた。 小腹が空いたものの、どうせなら美味しく頂きたいという魂胆だ。 食堂にいけば誰かしらいるだろう。彼らなら、このポップコーンを復活させる術を知っているかもしれない。 「……案外食えたりして」 カラメルの絡まったひとつを、歩きながら口に放った。 62% (+12) 2021/09/22(Wed) 10:19:33 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+12 少年は異能の影響で、効く薬と効かない薬がある。毒などは殆どが効かない。 それ故に、傷んだ食べ物も平気で口にする慢心が常にあった。 「……ぇ、あ?」 手から皿が滑り落ちる。遠くで皿の割れる音を聞いた。 「なん、……ッ、はぁ」 衣擦れさえ気持ち良い。足から、腰から力が抜ける。 薬を盛られたとすれば、偶々効く方の薬であったというだけ。 誰かの異能であるとすれば、偶々効く方の異能であったというだけ。 その場に蹲り、床に爪を立てる。がりがりと引っ掻けば、指先から甘い痺れが伝わった。 (+13) 2021/09/22(Wed) 10:20:56 |
迷彩 リョウは、コーヒー粉をフィルターから全て零した。どうして? (c11) 2021/09/22(Wed) 10:58:23 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+14 闇谷 「ッ、あ、?」 手を添えられれば、びくりと肩が跳ねる。 熱を孕んだ虚ろな瞳が貴方に向けられた。 喉が鳴る。 以前ならば何もわからず狼狽えていただろう。 今はもう、燻る熱の燃やし方を知ってしまった。 「……にげ、て」 考えるよりも身体が先に動いた。 言葉とは裏腹に貴方の肩口を掴み、壁に押し付けた。 そのまま這って近付く。ズボン越しに、貴方の足に硬くなった性器が当たった。 (+15) 2021/09/22(Wed) 11:21:22 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c12) 2021/09/22(Wed) 11:33:54 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+16 闇谷 優しく頭を撫でられた途端、ぼろぼろと涙が溢れてしまう。 こんな『お客さん』みたいなこと、誰にもしたくなかったのに。 古傷ひとつない肌が、ボタンを外す度に晒されていく。 朦朧とした意識の下でベルトに手を伸ばす。震える手の上から熱い自分の手を重ね、乱雑にベルトを外した。 「……、取って」 貴方のズボンへ手を伸ばす。軽くベルトの革を爪で掻いた。 脱いでほしいのだろう。 (+17) 2021/09/22(Wed) 12:40:04 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+18 >>+19 >>+20 闇谷 貴方がベルトを外し、ファスナーを下ろす間。 少年は落ちていた鞄から、潤滑剤を引っ張り出していた。鞄の中から冷たいレンズが顔を出す。元々電源を入れたままだったのか、それとも落とした拍子に入ったのかはわからない。 「ぜんぶ、」 少しでも早く昂りを収めたい。ここが廊下であることなど、忘れていた。 潤滑剤の蓋を開ければ、貴方の下着とズボンの上に中身を垂らした。蓋を開けたままの容器が床に落ちる。 液体が衣服に染みていく様子を、数秒眺めていた。 ……こうすれば自ら脱ぐのではないだろうかと、熱に浮かされた頭で考えた。 自分の力では貴方の腰を持ち上げ、服を脱がすことは難しいから。 「脱いで」 「……ねぇ、」 身体を乗り出し、耳元で囁いた。抑揚には苛立ちと焦燥がはっきりと滲んでいる。 粘つく貴方の下腹部をなぞり、指で僅かに押した。 この内側に、早く入りたい。 (+21) 2021/09/22(Wed) 17:08:57 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+22 闇谷 ……少年はおねがい≠フ仕方を知った。 貴方の片脚を膝裏から抱えると、折りたたむように押し付ける。抱き締めるように距離を詰め、やはり先程と同じ場所へ。 辿り着けば柔く耳を喰み、縁を舌先で擽った。 「……怒って、いい」 再び下腹に触れ、性器を通過し、指は後孔へ真っ直ぐに向かう。 潤滑剤で湿るそこに、つぷ、と水音を立てて指先が侵入した。 慣らすような動きには程遠い。 「ゅ、ゆるさ、……ッ、ないで、ね」 肉の壁に締め付けられる度に、指先からじわりと快楽が滲む。 性急な、前戯ですらない行為が続いた。 ……このまま少年が挿入すれば、相応の痛みが伴う筈だ。 (+24) 2021/09/22(Wed) 21:08:25 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+26 闇谷 頬に手を伸ばされれば、甘えるように涙を擦り付ける。 同じ孔を共に弄り、水音と荒い吐息だけを鼓膜に入れた。 指を引き抜く感覚に気付き、上体を起こす。 自分と同じ、熱を孕む視線を覗き込む。 自分がそうさせた。させてしまった。 知っているくせに! 「……はぁ、」 ズボンと下着を中途半端に下ろし、とっくに勃ち上がっていた性器を露にする。 先日遊び道具にしていた避妊具のことなど、すっかり忘れていた。 濡れそぼった孔に先端を当てがう。 衝動を必死に堪え、震える唇で言葉を作る。 「────、ごめん」 言うが早いか、一気に最奥を穿った。 (+27) 2021/09/23(Thu) 0:59:27 |
迷彩 リョウは、普川と内緒話をした。 (c13) 2021/09/23(Thu) 1:30:29 |
迷彩 リョウは、結局普川が咽せた理由を知らぬまま席を立った。 (c14) 2021/09/23(Thu) 1:31:39 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+29 闇谷 奥に辿り着く。 気持ちいい。 腰を引く。 気持ちいい。 また奥を目掛けて、打ち付ける。 気持ちいい。 「は、……ァ、ふ、」 身体ごと壁に押し付けるように、何度も穿つ。 律動の度に涙が溢れ、貴方の腹を汚す。 これまでに教わったことなど、少しも頭になかった。 けれど、腹側の一点に触れれば締め付けが返ってくる。 只それだけの理由で、そこを目掛けて何度も突き上げた。 「……っ!ごめ、んッ、もう、」 駄目だとわかっているのに、我慢が効かない。 貴方の背中に手を回し、きつく抱き寄せる。胸元に額を擦り付け、きつく目を瞑る。 吐精の気配が、背後まで近付いている。 意識の外で鳴った靴音など、気付きもしなかった。 (+30) 2021/09/23(Thu) 11:54:13 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+31 闇谷 「────ッ!」 一部だけを切り取れば、甘えるような仕草だ。その実、腹の中に欲を放っていた。 ふう、と貴方の胸に息を吹き込んだ。その吐息はまだ熱い。 「ん、……」 吐精したにも関わらず、自身は未だ硬いままだった。 抜かないと。 そんな意思とは裏腹に、腰が揺れた。奥で吐き出した精を擦り込むように。 するとようやく少し収まった気がして、腰を引き始める。 結合部から水音が響く。引き抜こうとする度に、温かい内壁が敏感な箇所を撫でた。 「……、」 あと少しで抜けてしまう。 そう思うと、どうしても消えない寂しさが背中を押した。 「ごめ、……っ!」 霞む視界の中。 ──再び、貴方を貫いた。 自身の快楽だけを追い求める、思い遣りなどほんの少しもない、獣のような交わりは終わらない。 (+32) 2021/09/23(Thu) 15:57:34 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>+33 闇谷 揺れる視界の中で拒絶を聞いた。 当たり前だ。 彼には想い人がいるのだから。 自分はそれを知っていて、 応援する気持ちさえあるのに。 どうしてこんな、人の気持ちを踏み躙るようなことをしているのだろう? 「……っ、ごめん、ぁ、ごめん、ごめんなさ、」 謝罪を繰り返す間も、責め立てる動きは緩まない。 押し返そうとする腕を掴み、自重で押さえ込む。 どうすれば抵抗する人間を組み敷けるのかは知っていた。かつて、襖の隙間から何度も見たのだから。 「ぅう、ぁ、……ッふ、うぇ……」 顔をぐしゃぐしゃにして、大粒の涙を零して、ひたすらに欲を追い求める。 早く、早く、終わってしまえ。 意図的に抽出を強め、残る熱を焚き付けた。 肉壁が収縮する箇所を、何度だって無遠慮に穿つ。 「…………ッあ!」 全身が大きく脈打った。 自分が再び達したことを、すぐには気付けなかった。 (+34) 2021/09/23(Thu) 18:00:41 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>29 廊下 「ぁ、……」 脇の下に腕を滑り込まされた瞬間、僅かに肩が跳ねる。 しかし背後から引き剥がされれば、素直に身体を委ねた。 ようやく顔を上げる。 最もいてほしくなかった姿が、目の前にある。 「うああぁ……、ぅぐ、えぇ……」 かけられた上着を手繰り寄せた。膝を抱え、白い生地で目元を覆う。 自分が泣く立場でないことくらいは理解できる。 それでも溢れる涙を隠そうと、歯を食いしばった。 (+35) 2021/09/23(Thu) 19:41:17 |
7734 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (c15) 2021/09/23(Thu) 20:36:54 |
【墓】 7734 迷彩 リョウ>>31 廊下 名前を呼ばれ頭に手を置かれれば、びくりと体が震えた。 恐る恐る、赤く腫れた目を見せる。 しかし、視線は合う前に下へ戻ってしまう。 「……」 俯きながら、穏やかな音を耳に入れる。 貴方の言葉は、少年には少し難しかった。 「……うん」 だから、咀嚼したのは最後の一言だけ。 叱られるのは怖いけれど、 このまま許されるのはもっともっと恐ろしい。 少年は膝を抱えたまま、貴方が戻って来るまで待ち続けるだろう。 (+37) 2021/09/23(Thu) 20:51:59 |
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