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【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[ここは、地球とは別の惑星……にある、一つの国…………の中の………………一つの街にある野球場] [明けたばかりの冬の空気を残した春の日差しの下、今日も人々は野球に明け暮れていた] [彼らは冬の間お預けされていた野球をめいいっぱい楽しんでいるようで、プレーする人間は皆、真剣な表情の下に笑顔を隠しきれていない] [そう、野球の季節が訪れたのである] (15) 2019/04/07(Sun) 23:54:51 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー……あとひとつだ。2点差、ツーアウト満塁。なんでもいい、アウトさえ取れれば…… [そう呟いた瞬間、白球がバットに当たる。高く上がった打球はレフトの方向へ。なんでもない平凡なフライだが、打球を見た瞬間にセスの表情は凍りつく、そして] レフト行ったぞー!取れ、取ってくれぇー!! [悲痛な叫びが、ベンチ内外に響く**] (16) 2019/04/08(Mon) 0:01:40 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[レフトに上がったフライを追い、ラッセルは後進していく。しかし走り出して数歩、フライの上がった方向とラッセルの走る方向が違うことに気がついてしまった] レフトそっちじゃない!もっと右!右だー!! [経験上、ベンチからのこういった指示は実際にボールを追う野手には伝わらない。特に野球初心者といってもいいラッセルには、だ。それでも、なんとかなってくれと言わんばかりにベンチから大声を張り上げる、が] (166) 2019/04/08(Mon) 21:56:09 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガーあー、ダメか!センターカバーだ!ショート……とサード!カット入れ! [無情にもラッセルのグラブではなく、そこからしばらく離れた芝生にボールが収まったのを見て、素早く他の野手に指示を飛ばす。他の野手はセスの指示を聞いてか聞かずか、素早く適切な行動をとる] 4つだ!ランナー突っ込んできた!!バックホーム!!! [サヨナラのランナーが三塁を回り、ホームに突入する。外野を転々としていたボールがやっと内野に帰ってきたとき、三塁ランナーはホームに滑り込んでいた……いわゆる、サヨナラ負けである] (173) 2019/04/08(Mon) 22:03:33 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[試合後、ベンチ内] ……ドンマイ。ま、今日は練習試合だ。 最初は誰だってそうだった。今の外野のレギュラーだって、俺だってそうだったさ。 [ベンチ内のゴミを片付ける背中がしょぼくれていたような気がして、つい声をかけてしまう] ……諦めるなよ。諦めなければ、いずれ上手くなる。 [今彼女にかけられる言葉は、これまでの野球人生で自分が学んだこと。自分とどこか似ている彼女に、諦めて欲しくない。そんな思いは、彼女に通ずるか否か**] (174) 2019/04/08(Mon) 22:04:19 |
監督兼キャプテン セス・グライシンガーは、メモを貼った。 (a20) 2019/04/08(Mon) 22:16:48 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[幾許か軽い気持ちで話しかけたのだが、帰ってきたのは真面目な返答。年が離れているからなのか、それともまだ壁を感じているのだろうか、などと考えつつ] まあまあ、楽しんでくれればいいんだよ。楽しくなけりゃ、意味がないんだから。 ……そうだな。最初から上手く出来る奴なんて、本当に一握りだ。そうでないなら、ひたすら練習だよ。特に守備はね。 [他愛のないアドバイスを送りながら、しばらくすると] んじゃ、帰ってストレッチでもするかな。ラッセルも、翌日に残さないようしっかりケアしておけよ! [荷物をまとめ、ベンチを後にした*] (212) 2019/04/08(Mon) 23:09:09 |
監督兼キャプテン セス・グライシンガーは、メモを貼った。 (a24) 2019/04/08(Mon) 23:15:38 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[20:00「球追荘」セスの部屋] ……よし、見つかった。まったく、旗揚げ当初のボツビデオが今になって役に立つとはねえ。 [そう呟いたセスの右手には、1枚のDVD。カットバース創成期の練習風景を収めた一枚である] 初心者には、俺が守備を教えたっけ。みーんな、すぐ俺より上手くなっていったけどな。……さて、始めるか。 [懐かしそうに呟いたのち、DVDをノートパソコンにつないだプレイヤーに挿入する。中身が目的通りか、改め始めた] (376) 2019/04/09(Tue) 23:22:49 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガーさてさて、初心者外野陣の守備練習だ。これで、ラッセルの活路を開くようなものができれば…… [パソコンから流れる動画を見ながら一言。今日のエラー(実際はエラーにならないが)を克服できそうな、そんな動きをDVDの中身から探すという、気の遠い作業] 最初は誰だって下手くそだ、でも絶対上手くなる…… [動画を眺めながら、メモを取る。そうしていつしか使えそうなポイントをまとめた1枚のメモが完成した。後はこれをもとに一つの動画を作るだけだ、が……] (396) 2019/04/10(Wed) 0:06:27 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[ヤカンの笛吹きからけたたましい音が鳴り響く。それと同時に、彼の腹からも低い音がなる] ……腹ごしらえが先か。よし、食べたら編集開始だ。 [台所に向かい、カップ麺の封を開く。お湯を入れて蓋を閉じ、出来上がるまで考え事**] (405) 2019/04/10(Wed) 0:25:51 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[18:30 市営の室内練習場内] よーし、みんな一旦休憩!寒い時こそ水分ちゃんと取ってくれよー!! [平日の寒い夜に集まってくれたメンバーに声をかける。市営の室内練習場ではやれることも限られるので、テーマが違う練習ブースを複数設け、各自したい練習をする、というものだった] ……ふう。おっ、危ない危ない。忘れないうちにこれ、渡しておかないとな。 おーい、ラッセル!ちょっとこっち来てくれ!良いものがある! [休憩している彼女を見つけ、大声で呼び寄せる。渡すものは当然、あの試合の後に編集していた動画だ] (547) 2019/04/11(Thu) 0:01:14 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガーこの前の試合の後な、カットバースを旗揚げしたときの映像が見つかったんだ。そこからラッセルのためになりそうなポイントをまとめてみた、また部屋で見ておいてくれ。 [そう言いつつ、ケースに入ったDVDを渡した。そしてニヤッと笑い] ……知っての通り、我が球追カットバースはプロ野球選手を5人輩出している。映像を見ればわかるが、そのうち4人が初心者だった。バットを握ったこともなく、ボールを捕ったこともない、な。 そんな奴らがプロだ、どうだ、面白い話だろう? [そう言いつつ、ラッセルを見つめた。その目は年相応とはいえない、まるで宝物を見つけたかのような少年の目であった] (548) 2019/04/11(Thu) 0:01:36 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー実はな、俺はお前にも彼らと似た、なんというか……スケールの大きさを感じることがあるんだ。打撃は良い意味で、守備も……ある意味良い意味で。 [プロ入りした仲間たちとラッセルを重ね合わせ、偽らざる本音を告げる。実際、バッティングは初めて一年も経たないとは思えないほど、強い打球を放つのだ。あまり確実性が高いとはいえないが、数年後が楽しみなバッティングをするのも事実である。守備は……] 前も言ったけど、最初は誰だって下手だった。そこからどう上手くなるかは、その人次第なんだ。……お前はきっと、上手くなる。だから、頑張ろうぜ。 [そう言い終え、ラッセルの頭を軽く撫でた。そして号令をかけ、練習を再開する*] (549) 2019/04/11(Thu) 0:02:04 |
監督兼キャプテン セス・グライシンガーは、メモを貼った。 (a58) 2019/04/11(Thu) 0:24:13 |
監督兼キャプテン セス・グライシンガーは、メモを貼った。 (a60) 2019/04/11(Thu) 12:08:50 |
監督兼キャプテン セス・グライシンガーは、メモを貼った。 (a61) 2019/04/11(Thu) 12:19:02 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[球場ベンチ内 シーズン開幕前、最後の練習試合] ……よーし、全員揃ったな。今日はシーズン開幕前、最後の練習試合だ。今日はここまで見つかった各自の課題を克服できるようなプレーに勤めてくれ。それじゃあスターティングメンバーの発表だ。1番 センター…… [集合の合図を受け、全員がベンチ前に集まる。誰とも言わずにセスを中心に円を描き、陣を組んだ。シーズン前最後の試合ということで、メンバーに気持ちを締めるよう伝え、スタメンを発表していく。そして、] ……7番 レフト ラッセル。 [ラッセルの名前が出る。レフトに置くかどうかは直前まで悩んだが、慣れてもらわないと困ると強行した。渡したDVDの効果が、今日の試合で発揮されるか、試してみたくなったのも大いに関係している] (639) 2019/04/11(Thu) 21:25:14 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー[スターティングメンバーを言い終えると、場が静寂に包まれる。そのシンと静まった空気を取り払うように、再び口を開いた。後はいつも自分が務めている声出しだが……] さて、今日の声出しだが……ラッセル。頼んでいいか? [その日、その場にいたメンバーの中で1番若く、野球歴も浅いラッセルに任せることにした。ラッセルは驚愕とも困惑ともつかない表情で、セスの替わりに円陣の中央に立った] (640) 2019/04/11(Thu) 21:25:43 |
【人】 監督兼キャプテン セス・グライシンガー……ありがとう、いい声出しだった。よっしゃあ!整列だ!! [ラッセルの、素晴らしいというほかない声出しを受け、改めて気合いを入れ直した。その様子はほかのメンバーにも伝播し、開幕前にもかかわらずその表情はまるで、プレーオフの決勝戦のようだ] ……この試合、絶対勝つ!!行くぞ!! [気負う必要のない試合のはずなのに、ベンチからの声もひときわ厳しい。相手メンバーがその様子に気圧される中、異様な雰囲気で試合が始まった*] (641) 2019/04/11(Thu) 21:26:04 |
(a69) 2019/04/11(Thu) 21:32:40 |
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