【人】 楯山 一利行く当ては特に思いつかず、かと言って帰る気にもなれず 街中を彷徨い歩いていた時だった。 ぐぅぅ…と腹の虫が鳴り、胃がキュウっと縮こまった。 「腹、減ったなぁ……。」 そういえば、暫く何も食べていなかったな。 辺りを見回してみればコンビニが見えた。 腹を満たせるならなんだって良い。 俺はすぐに店へと入って行った。 (31) 2022/10/14(Fri) 18:57:50 |
【人】 楯山 一利─コンビニ─ 店内へ入ると、レジ横の肉まんが目に入った。 ちょっと肌寒いなと思っていたし、丁度いいな。 肉まんか、チーズまんか、ピザまんか……。 ああ、おでんも美味そうだ。 はんぺん、こんにゃく、ちくわ、がんも。 うーん…どれも捨てがたい。いっそ全部いっちゃうか? 腹が減っているってのもあるが、さっきのこともあって ちょっと自棄食いしてやりたい気分にもなった。 それに今日はダンスの練習は行かないし、他に予定もない。 沢山食べても問題ないだろう。 あとは飲み物を何にするかなぁ、と。 まぁ時間はある。のんびり考えるでも良いか。 (32) 2022/10/14(Fri) 19:35:16 |
【人】 楯山 一利「お! っと……。 すんません。」 ぶつかった相手は女性だった。 俺にとっては、本当に軽くぶつかった程度に感じたけど 体格差もあるだろうし、俺はそこそこ筋肉もあったから もしかしたら相手にとっては 強い衝撃に感じられたかもしれない。* (34) 2022/10/14(Fri) 19:45:08 |
楯山 一利は、メモを貼った。 (a7) 2022/10/14(Fri) 19:47:37 |
【人】 楯山 一利「だ、大丈夫っすか?!」 小さい悲鳴の後、相手がよろけたのが見えて>>35 俺はすかさず手を伸ばし、転ばないように支えただろう。 そこまで強くぶつかってしまった感じはなかったが 筋肉質で体格の良い俺と違って、 相手は華奢な女性だし無理もない。 相手の顔をよくよく見ると 眼鏡の下にある目元が少々腫れぼったい。 それに声も少し枯れ気味に聞こえた。 まるで大泣きしたような後のような感じだ。 (この人も、なんかあったんかな……。) 気になりはすれど、初対面の相手に そんな事は聞けるはずもなく。 「いや、こっちもボーっとしてたんで…。 ホントすみませんでした!」 申し訳ない。と軽く頭を下げて終わらせる。 もしもまだ苛立っている最中だったら、 悪絡みとまではしないが、舌打ちしたり 文句を言ってしまってたかもしれない。 だから冷静になっている時で良かった。 (37) 2022/10/14(Fri) 22:51:39 |
【人】 楯山 一利その後は二人とも 再び酒コーナーに視線を移しただろうか。 ちょっと気まずいな…。 さっさと酒を選んでこの場を後にしようか。 そう思いながら、適当な発泡酒に手を伸ばした時。 「えっ?」 不意に女性から話し掛けられて>>36 ちょっと拍子抜けした顔で振り返る。 まさか声を掛けられるなんて思ってもみなかったし、 ぶつかった以外になんか悪い事しちゃったっけ。 と、内心動揺しちゃったんだけど 相手が声を掛けて来たのは、そう言う事ではないらしい。 「それなら、無糖の缶チューハイっすかね。 レモンならスッキリしてて飲みやすいと思いますけど。」 と、提案をしてみたのだが 『酒に逃げたい』という言葉に俺はギョッとした。 やっぱり何かあったんだろうな。 さっき気になっていたけど、聞けなかったことを これを機会に聞いてみようかなって思った。 (38) 2022/10/14(Fri) 22:53:26 |
【人】 楯山 一利「あの……。 なんか、イヤな事があったんですか?」 このモヤモヤとした感情を晴らすために 暴飲暴食してやろうと思っていた俺と この人の様子が、ちょっと俺と重なるな…って。 「実は俺も……。 自棄食いとか、自棄酒しようって思ってたんですよね。 良かったら、一緒にどうです?」 くいっと猪口を煽るようなジェスチャーをしながら 一緒に酒を飲まないかと提案してみる。 言っておくが、決して自棄になって 女性をナンパをしている訳じゃない。 普段から人とはフランクに接する方ではあるけど 俺はそこまで軽い男じゃない。と、自負はしている。 …ただ、一人で自棄酒するよりも 誰かと愚痴りながら飲んだ方がスッキリするかなって。 そんな他愛のない思い付きでの提案。 勿論、今知り合ったばかりの男からの誘いだし 断られる事は承知の上で。* (39) 2022/10/14(Fri) 23:04:28 |
楯山 一利は、メモを貼った。 (a8) 2022/10/14(Fri) 23:10:41 |
【人】 楯山 一利「いえいえ。どーいたしまし…… えっ?!」 カゴに缶チューハイをどんどん放り込んでいく。>>41 その様子に俺は目を丸くした。 そんなに飲むの??って感じに。 あまり度数は高くない方だけど 安酒は悪酔いしやすいと思う。 俺の経験上 案外耐性は強いんかなぁ…? まぁ酒に逃げたがってたし、 きっと酔い潰れるくらい飲みたいのかも。 なんて思いながら見ていたら、 俺の問いによってその手がビクッと止まる。 (やっぱ聞いちゃマズかったか…?) 踏み込むのは流石に藪蛇だったか、と。 言いたくなけりゃ良いですよ!って 慌てて発言を取り止めるつもりだったんだけど 予想外にも、この人は落ち込んでいる理由を 打ち明けて来たものだから。>>42 俺は取り止めることもなく、その人の話に耳を傾ける。 (57) 2022/10/15(Sat) 13:25:25 |
【人】 楯山 一利「全然いいっすよ。 絡まれんの慣れてますし気にせず。 お互い鬱憤晴らすつもりで、飲みましょう!」 相手の前置きには、賛同を示しておいた。 流石に初対面の女性の家に ズカズカと上がり込むほど無神経ではない。 「俺も実家暮らしで…まだ帰りたくないんですよ」 って前置きを入れつつ。 「その辺の公園とか道端でどうっすか? 寒いの苦手なら、店とか。居酒屋でも良いですし。」 缶チューハイも発泡酒も、場所は選べず飲めるから 俺は何処でも良いなって感じ。 でもこの季節は夜になると冷えるから、 店で飲むことも視野に入れて、そんな提案を。 何処が良いかは、相手の希望に沿うつもり。 (59) 2022/10/15(Sat) 13:28:14 |
【人】 楯山 一利「ああ、俺は一利って言います。 気軽にカズって呼んでくれると嬉しいです。 宜しく!友紀さん。」 名乗られたなら、こちらもキッチリと名乗ろう。 差し出された手を取って、握手を交わす。>>43 なんだか好意的に受け取って貰えてる感じがして 俺も嬉しかったし、自然と笑顔になったな。 つるんでいる友達やダンサーたちとは 真逆の 悪い言い方をすると、ちょっと根暗っぽい 大人しい雰囲気の人だから、 普段絡むことはなさそうな人種だし ちょっと新鮮な感じがした。 人は何処でどう繋がるか分かんないもんだな。 今日限りの人かもしんないけど 少しでも、楽しい時間を過ごせりゃ良いなと。 飲む場所が決まれば 友紀さんとそこへ移動するだろう。* (60) 2022/10/15(Sat) 13:29:02 |
【人】 楯山 一利─公園─ カゴに入れた本数も多かっただけに、 戻すのは気が引けるのかな? 俺はどんなに入れても平気で戻しちゃうから、 なんか律義な人だなぁって思った。>>68 いつも道端で、皆と地べたに座って ワイワイと酒盛りすんのが当たり前だったから そんなに驚かれるとは思わず、小首を傾げる。 やっぱり真逆なタイプの人なんだろう。 友紀さんの希望で、俺たちは公園にやって来た。 まだ明るい時間帯だったから、 子連れの家族がチラホラいたかも。 草花にはあんまり興味ないけど 雰囲気は、THE・平和って感じで心地良かった。 空いている東屋の下、向かい合って腰を落ち着ける。>>69 この方が話しやすいだろうし。 辺りを見回し、トイレとゴミ箱が近いことに気付く。 こういうところで酒盛りも悪くないな。 今度みんなに提案してみよう。 (76) 2022/10/15(Sat) 16:03:22 |
【人】 楯山 一利二人で思い思いにつまみをテーブル広げていった。 奢られるのは好きじゃないから、 一応自分の酒と食い物分は金を出したと思う。 あと、肉まんかピザまんかチーズまんか迷ってたけど>>32 結局肉まんを買ったんだった。 おでんはメジャーな具材が一通り入ってるセットものにした。 箸は二膳貰ったから、「よかったらどうぞ」 って、友紀さんに片方の端を手渡しただろう。 さて、飲むか。 発泡酒の缶を手に取って、プルタブを引っ張る。 プシュッと小気味良い音が奏でられると じわじわっと発泡酒の泡が溢れ出て来た。 「お疲れ〜っす!」 乾杯!ってな感じのジェスチャーをした後、 俺もゴクゴクと喉を唸らせながら呑んだ。 しゅわっとした炭酸が染み渡って、気分は爽快。 満足するまで飲んだ後は、プハーっと一息吐いて。 友紀さんの良い飲みっぷりを見て 「旨いっすね〜。」なんて言いながら笑みを零した。>>70 (77) 2022/10/15(Sat) 16:04:37 |
【人】 楯山 一利「俺は〜……。 幼馴染と、つまんないことで喧嘩しちゃって。 ちょっとムシャクシャしてたんすよね。」 頬杖をつきながら小さく溜息を吐き 理由を、ポロっと零す。 まぁ今は俺の話よりも、友紀さんの愚痴を聞こう。 自分の話は一旦そこまでにして、耳を傾ける。 「浮気、かぁ……。 そりゃあ、失望もデカイでしょうね。 シンジランなくなる気持ち、分かりますよ。」 普段から砕けた言葉遣いをしてるし 信じられないってイミなのはちゃんと通じてる。 だから同じような言い方で呼応してみた。 (78) 2022/10/15(Sat) 16:05:39 |
【人】 楯山 一利それにしても……。 友紀さんの話を聞いていると 身近にいる人に対してと言うよりも、 有名人とか芸能人って感じがするな。 『幻想抱いてた』とか 『子供の頃からずっと応援』とか 『活動を追いかけて』とか 『人生のほぼ全て』とか。 俺は幼馴染のアイツに、 そういう風な感情を抱いた事はないし。 「えっと……。 芸能人かなんかっすか? ああ、違ってたら否定して下さいね。」 浮気と言えば、とある俳優のスキャンダルを思い出した。>>0:15 確か、俺がガキの頃に観てた 戦隊モノに出てた人だったような? って思ったぐらいで、あんまり関心もなかったっけ。 まぁガキの頃だし。 あんまり憶えてないから違うかもしれないけど。 それに別人かもしれないし、そも芸能人とも限らないし。 (79) 2022/10/15(Sat) 16:06:56 |
【人】 楯山 一利「俺の周りにも、平気で浮気してる サイテー野郎いっぱい居ますけど なんでそんなこと出来るんでしょうね。 好きな奴と一緒になれたら…… それだけでも幸せのはずなのに。」 好きなら、その気持ちを貫くべきだ。 付き合ったら、相手だけを見つめるべきだ。 結婚したら、最後まで添い遂げるべきだ。 割と適当に生きている方の人間だけど、 そういうところは真面目に考えてる。 だから、アイツ以外の女と付き合ったことはない。 遊びに行ったり飲んだりはするけど、 絶対深い関係にはならないって決めてる。 コクられても、「好きな奴がいる」って断るぐらい。 でも周りの男を見ていると、 一途でいる方が恥ずかしいって思ってる節あんのかなって。 友紀さんの想い人がどんな理由があって 浮気しちゃったのかは知らないけど 知ったところで、俺にゃサッパリ理解出来ないだろうな。* (80) 2022/10/15(Sat) 16:09:29 |
楯山 一利は、メモを貼った。 (a15) 2022/10/15(Sat) 16:13:44 |
【人】 楯山 一利よく女友達や、アイツともこうやって飲んだけど 一度話し始めたらマシンガントークし続けられるのって 女性特有?スゴイなぁと感心を抱きつつ。 愚痴の内容にはわかりますよーと共感して聞いて ほかほかと温かい肉まんを頬張り、酒を口にする。 俺も友紀さんが買ったチーズやらナッツやらを 「あざす!」と嬉しそうに礼を言ってから 時たまちょこちょこと、つまませて貰っただろう。>>81 俺が勧めた無糖のチューハイは、 どうやら気に入ってくれたらしい。 最近CMでも店頭でもよく目にするようになって 試しに飲んだ時に、あんまり甘くなかったなぁ って思いついたから言ってみたんだよね。 友紀さんの口に合って良かった。 (92) 2022/10/15(Sat) 22:45:42 |
【人】 楯山 一利どうやら俺の想像は当たっていたらしい。>>82 ガキの頃に観てた、戦隊モノに出てた人 ってのは、俺の記憶違いではなさそうだ。 やっぱりそうかぁ、って頷いて。 「初恋の……好きな人が、結婚しちゃっても 応援しようって思えるのは 中々出来ないことですよ。 本当にあの人の事が大好きだったんすね。 そこまで情熱を注げんの、スゲーと思いますよ。 友紀さんは、ファンの鑑っすね。」 話を聞いてるだけでも熱が伝わって来る。 限界オタクって、友紀さんも自称してるくらいだから ファンを通り越してる気もするけど こうやって誰かを想って、行動に出来る人は 素直にスゴイなぁって思うんだよね。 俺もブレイクダンスが好きで 色々調べたり、毎日練習に打ち込んだり ダンスの上手い人たちには 憧れと尊敬の念を持ってはいるけど 全てを捧げてまでとか ここまでの情熱は、俺にはないかもなぁ。 だから、本当に感心したんだよね。 上手い言葉が見つからなかったから ちょっと軽々しい言い方になっちゃったかもだけど。 (93) 2022/10/15(Sat) 22:46:18 |
【人】 楯山 一利「ん?まぁ、異性っすけど。 女の子ですよ。 同い年……なんだけど、"姉弟"みたいな関係。」 異性か同性かによって印象が変わる ってのは、どういうことなんだろと首を傾げつつ 問われたことには、素直に答える。 そういうオタク界隈特有の思考ってのは 俺には知らない世界だし、想像もつかないことだし。 「アイツは、俺のこと弟みたいに思ってて それで……ちょっとお節介焼きなんすよ。 だから、お前には関係ないだろ、って。 突き放すこと言っちまったんすよね。 俺が、つまんねー意地張っちゃっただけです。」 友紀さんにそんな話をしたら、 アイツの顔がいちいち浮かんじまうなぁ。 笑った顔も、飽きれたような顔も ちょっと不機嫌そうな顔も ……そして最後に見た、あの顔も。>>0:23 (94) 2022/10/15(Sat) 22:47:11 |
【人】 楯山 一利「まぁ……その。 俺の話は、後で良いっすよ。 友紀さんほど、深刻じゃないですから。 喧嘩なんて…いつものことです。」 俺を気遣って、話を促してくれたんだろうけど どうにもあの表情が焼き付いて離れなくて… 心残りっていうか、後悔ってのが過っちまう。 そうすると、友紀さんの話をちゃんと聞けなくなりそうだし 上手く笑えなくなりそうだったから あんまり続けたくないなぁ、って。 そんな気持ちで、後回しを希望した。 (95) 2022/10/15(Sat) 22:47:32 |
【人】 楯山 一利「うんうん、分かりますよ。 余所見なんかせず、一途でいるべきっすよね。 現代日本は自由恋愛ですけど 一夫一妻制って法律もありますし。 友紀さんの言う様に、誠実であるべきですよ。」 芸能人という立場なら、猶更 人の目に触れる機会だって多いワケで 友紀さんのように根強いファンも大勢いるはず。>>84 結婚相手には勿論だが、ファンたちのためにも 誠実に生きて、幸せな家庭を築くべきなんだと 俺も心の底から賛同する思いだった。 浮気という、一時の快楽に身を任せてしまえば 奥さんもそうだし、多くのファンを裏切り 悲しませることになるかぐらいは バカな俺にでも分かることなのになぁ。 (96) 2022/10/15(Sat) 22:48:25 |
【人】 楯山 一利友紀さんの手に持っていた缶が、 盛大な音を立てて凹む。>>85 俺も持っていたハンカチを取り出して 噴き零れたアルコールを拭くのを手伝いつつ まぁまぁ落ち着いて、と宥めよう。 「俺も浮気できる神経が分かんねーっす。 根性腐ってのかもしんないなぁ。 てか、俺思ったんすけど。 友紀さんはファンとして あの人に文句の一つぐらい言っても 良いと思うんですよね。 ファンレターでもファンメールでも。 ……ああ、出待ちもしてたんなら 直接言うことも出来ますかね?」 ここまでの大ファンだったら 俳優さんだって、友紀さんの存在を 認識しているかもしれないから 面と向かってファンの一人から「シンジランない!」 って言われた方が、グサッと来るかも? それに、友紀さんの鬱憤も不満も 少しはスッキリするんじゃないかな、って。* (97) 2022/10/15(Sat) 22:51:18 |
楯山 一利は、メモを貼った。 (a19) 2022/10/15(Sat) 23:04:49 |
【人】 楯山 一利友紀さんの話を聞きながら 肉まんを食べきり、酒を口にする。 …おっと。もう空になってしまった。 すかさず次の缶に手を出し、開けて飲んだ。 「ファンの鑑」だと俺が言った後の 友紀さんの表情は、なんだか困ったような 釈然としないような感じに見えた。>>98 あまり自覚がないのか、 それとも色々と考えすぎる性格故に 模範的と言えるような存在ではないと思っているのか。 そこは分からなかったけど……。 芸能人ってのは、自分の努力だけじゃなく 友紀さんのようなファンの支えもあるからこそ 輝き続けることが出来るんじゃないかなって。 だから、その人からすれば "ファンの皆様"って立場になると思うし。>>99 友紀さんはその中でも特に 熱意溢れる大ファンだったんだから 大事にすべきファン様だろうって思うんだよね。 (117) 2022/10/16(Sun) 13:32:46 |
【人】 楯山 一利だから、なんでそんなに 自信なさげなのかは分からなかったが こうやって話を聞いている限りでは 誰かの為にあんなに熱意を注げて、 長年ファン活動を続けられるって言うのは 並大抵のことではないよなぁって思うから ファンとして、もっと誇りや 自信を持っても良いんじゃないかって思った。 (118) 2022/10/16(Sun) 13:33:49 |
【人】 楯山 一利「文句を言う価値もない、かぁ…。 友紀さんの中で、あの人は そこまで落ちぶれちゃったんですか? もう……全部、大嫌いなんですか?」 浮気をしたから、人としてもう無理。 な領域にまで入ってるのは、聞いてて分かるけど その人の良かったところ、大好きだったところまで すべて悪で、無かった事に出来るものなのか? そこまで、相手を否定出来るものなんだろうか? 俺が同じ立場だったら、友紀さんのように 当然怒りはするし、悲しむと思うけど 価値がないと思う所まで 見放すことは出来ないかな。 相手が手の届かない太陽みたいな存在でも。>>100 長い間ずっと見つめ、応援して来た人で 恋焦がれて来た人のことを、完全に嫌いにはなれない。 (119) 2022/10/16(Sun) 13:34:35 |
【人】 楯山 一利だからこそ、思う。 その人の為にも、結婚相手の為にも ……周りの応援してくれる人たちの為にも。 ちゃんと自分の行いを悔いて改めて もう二度と繰り返さないようにしてほしい。と それに、全てを否定してしまったら 自分が今まで応援して来た行動だって 否定しちまうようなことにもなりそうで それこそ悲しいし、余計に空しくなりそうだ。 まぁ、これはあくまでも俺の考えだし 本人が考える時間を減らしたいと言ってる以上 そういう考えを、強く推す気はないけど。 (120) 2022/10/16(Sun) 13:35:17 |
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