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キューは、会議開始の時間に触れ回った。そしてどこかへ行ってしまった。 (a0) 2021/04/22(Thu) 22:31:15 |
【墓】 村人 ニア ベッド、ドレッサー、クローゼット。 小さなカーペットが敷かれた、板張りの床。 他にも多少の調度品はあるだろう。 そんなごく一般的な、とある少女の客室。 ベッドの上、乾いて一部が茶色く変色した、赤い海。 揺蕩うように、静かに横たわったふたりに朝は来ない。 少女の名前は、ニア。 高く二つに結わえられていた黒髪は下ろされ、 はらりとベッドに広がっている。 華奢な肩を晒す白いシャツと、 素足にキュロットだけを身につけた無防備な姿。 青年の名前は、シトゥラ。 括られていた長髪は解かれ、毛先を赤に浸している。 帽子も上着も取り払い、 シャツとズボンを纏った、いくらか身軽な姿。 (→) (+0) 2021/04/22(Thu) 22:31:42 |
【墓】 村人 ニア>>+0 少女の細い首に残る扼痕。 青年の胸に深々と突き立ったナイフ。 ふたりの首には『シータの痕』がふたつ。 生きている誰もが知る由もない、 とあるテストに関連した死者へ与えられる印。 それを模して刃物で刻み込まれた、もうひとつの瘢痕。 ふたりの手は絡めあうように握られている。 青年の薬指に残された噛み痕が、苛烈な恋を咲かせている。 何よりも雄弁な少女の瞳は、閉じられたまま。 滑らかに言葉を紡ぐ青年の口は、閉ざされたまま。 最期に映したものは、音にしたものは何だったのか。 死人に口無し――語る者はもう、ここにはなく。 少女の持つ、壊れた弓が直ることは無かった。 (+1) 2021/04/22(Thu) 22:33:22 |
【墓】 技術指揮 シトゥラ部屋の中に、ふたりの人影がある。 赤い血の海に浮かぶ手は繋がれていて、その双方の頸には事件の象徴が刻まれていた。 海の底のような、静かな部屋の中には音がない。 冷たい月明かりだけが、そこで起きたことを見ていた。 ふたりを繋いだ証はそこになく、ただ青年の指に残る痕だけがそこにあった熱を覚えている。→ (+2) 2021/04/22(Thu) 22:35:48 |
【人】 子役 ヘイズ「え!? 会議まだ終わって……キューさんかぁ。 えっと、みなさん、おはようございます!」 ヘイズはいつもどおり、会議室に現れた。 (3) 2021/04/22(Thu) 22:36:20 |
【墓】 技術指揮 シトゥラ青年が辿った肌は温度を失い。 少女が噛んだ指は力を失い。 ふたりの閉じた瞳は光を失い。 果たされなかった未来は約束を失った。 → (+3) 2021/04/22(Thu) 22:37:08 |
【墓】 技術指揮 シトゥラ沈黙は秘密を隠す手段になり得ない。 ここにあったすべてが、誰かの絆を語っている。 叶うはずのなかった想いは、 繋がれるはずのなかった糸は、 やがて喪失を得てはじめて、 ──ひとつの恋になった。 (+4) 2021/04/22(Thu) 22:37:20 |
【人】 パイ焼き ゲイザー「 皆さんお疲れ様です! ……皆さん、いらっしゃいますか?いらっしゃいますよね……?」 少し不安げながらも会議のために水の配膳を始める。何があろうと、この女は生きている限り仕事をきちんとこなし続ける。 ただし、連日噂の事件が起きているせいか顔には素直に不安が乗っている。 今日はこちら置いて離席するわね sorry (4) 2021/04/22(Thu) 22:37:28 |
ハマルは、壊れた竪琴を床に落とした。 (a2) 2021/04/22(Thu) 22:40:15 |
ルヘナは、居る。 (a3) 2021/04/22(Thu) 22:42:08 |
【人】 遊牧民 ハマル [ぽた、ぽた][割れた爪の先から血を滴らせて] [子供は会議場へ来た] 「……シトゥラ」 [表情を変えぬまま][会議場を見る] [探し人の姿は、ない] 「シトゥラのこえがしない」 (6) 2021/04/22(Thu) 22:42:24 |
キューは、街を駆けている。 (a4) 2021/04/22(Thu) 22:51:26 |
操り人形 ラサルハグ(匿名)は、メモを貼った。 2021/04/22(Thu) 22:55:39 |
【人】 星集め メレフ「……ニアがいない、か。 ニアの部屋に行ってくる。」 淡々と告げて席を立つ。 ニアという少女は、■■しない筈だった。 メレフは偶然にも、少女の嘘を理解できてしまった。 彼女の兄と呼ばれていた「友人」から、 ■の存在なんて聞いたことがないのだから。 メレフはもう、ニアに敬語を使っていない。 (13) 2021/04/22(Thu) 22:55:49 |
黒い羊 ハマル(匿名)は、メモを貼った。 2021/04/22(Thu) 22:56:51 |
壊れた時報 キューは、メモを貼った。 (a5) 2021/04/22(Thu) 22:57:45 |
ヘイズは、水の配膳を手伝っている。 (a6) 2021/04/22(Thu) 22:58:55 |
ハマルは、立ち尽くしている。 (a7) 2021/04/22(Thu) 23:00:10 |
天のお告げ(村建て人)は、メモを貼った。 2021/04/22(Thu) 23:02:05 |
【人】 星集め メレフ男は淡々と戻ってくる。 いつも通りの顔で、それを告げる。 否、正確にはハマルの方から僅かに目を逸らした。 「ニアの部屋でシトゥラとニアが死んでいた。」 「例の痕も両方に残っている。 来たい奴は来るといい。」 簡素にそれだけを会議室に告げて、ニアの部屋に戻る。 (18) 2021/04/22(Thu) 23:02:53 |
流星の騎士 ヌンキ(匿名)は、メモを貼った。 2021/04/22(Thu) 23:03:14 |
【人】 傾く天秤 ブラキウムブラキウムは、カウスの話を聞いても動じませんでした。 ボードに加わった名前を見ても、泣いたりしません。 ポケットには手触りの良いハンカチが入ったままでした。 (19) 2021/04/22(Thu) 23:03:27 |
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