【人】 店長 アンああ……早いところは、もうこんなのも出てるのね。 ええ、いただきます。 [魚介を専門で買い付けている店から、いいのが入ったと自慢気にされたのは、初鰹。 今日はあかあかときれいな海老を黒板に載せようと思っていたけれど、これが来てしまってはツートップにせざるを得ない。 本日は初鰹に牡丹海老、身の締まった鴨肉。 それからやわらかそうな春人参に、新じゃが。 フルーツは走りの小ぶりのメロンを添えて、本日のおすすめとしよう*] (1) 2023/03/09(Thu) 1:14:18 |
【墓】 客 タカノ[ その日、初めて俺は一言断りを入れて、 その皿に、スマホを向けた。 その時仕入れた最高の食材を使った とっておきの料理を食べる、がこの店の 最大の、目玉と思っている。 いつ頼んでも作ってもらえるかどうかは 素材の機嫌次第と、知っていたからこそ、 約束を意味するように、飾られた その皿を、今日の日という日付とともに、 残しておきたくなってしまったから。 ] ……誰かのこと、何も言えないな 泣いてしまいそうだ [ 守れた約束が在る、 守れなかった約束も在る。 これから先も、叶えたい約束がある。 叶えて欲しい、約束がある。 ] (+1) 2023/03/09(Thu) 1:26:11 |
【墓】 客 タカノ[ それを思えばこそ、写真に残したいし、 食べるのを躊躇う気持ちを払拭したかったから。 いついつまでも眺めているなんて、 作った側の本望ではないだろう。 それでも、やっぱりどうしても 最初の一口は、描かれた四葉を避けて フォークを入れた。 いつだって思えばそう、口にしていたけれど それでも今日ほどの、熱量はなかっただろう。 ] ……幸せの、味がする [ ゼラチン質の白と、瑞々しいマンゴーのオレンジ クコの実の赤がまた、彩り華やかで。 それを囲う甘い茶色が、額縁のように、 そのタルトを飾っていた。 マンゴーの香りに、さっぱりとした杏仁豆腐の 甘さが心地よく調和して、くどさを感じさせないまま 最後の一口まで、導かれていくようだった。 ] (+2) 2023/03/09(Thu) 1:27:00 |
【墓】 客 タカノ[ タルトの生地に絡むチョコレートがまた、 絶品で。胃袋だけじゃ飽き足らず、 心まで掴まれているというのに、 これ以上どうしろというのか。 名残惜しい最後の一口をゆっくり運び、 少しぬるくなったお茶を流し込む頃、 諸事情によって、席を立つことになっただろうか。 ] また。 [ 店に足を運ぶことの意味も込めて。 そして、待ち合わせの日の意味も同時に。 急になにか変わることも、変えられることもないので いつも通りに、会計へと向かっていった。* ] (+3) 2023/03/09(Thu) 1:27:33 |
【人】 店員 チエや、でも、貴重な枠はもっと有用な人材で埋めたほうがいいと思うし? 無理やり乗り込もうなんてそんな魂胆じゃないんで……えっと、ご安心ください? [本音は本音なんだけど、何言ってるんだボク。 突然槍玉に挙がって、今こそ今日イチ助けてほしいよ!*] (3) 2023/03/09(Thu) 1:34:20 |
【墓】 客 タカノ―― 約束の日まで ―― [ 仕事帰りの日、いつも世話になっている バイク用品店に顔を出した。 ――タンデムシート、持ってなかったもので。 たしか三代目の愛車を購入したときに、 勧められたのだが、 乗せる相手いないんで、とざっくり 断ったため、改めて探しに来たというところ。 一時間半は決してバイク乗りにとって 長い時間ではないけれど、初めてなら なるべく衝撃の少ない方が楽しめるだろうし ……これから何度も、使うだろうし。 メットは予備というか気分で変えてる うちのどれか、で良いだろう。 ――と、思ってたんですけどね ] (+4) 2023/03/09(Thu) 1:44:48 |
【墓】 客 タカノ これもください [ 即決だった。 ――相当浮かれてんだよ、俺。 決して現役時代のような、年収ではない。 それこそ、週に二度、好きなものを好きなように 外食できて、年に何回か愛車のメンテするのを 全く戸惑わず行える程度、それってほぼ一般の方と 変わらないと思うのだが。 反響に寄る臨時収入が、浮かれた俺を 後押ししたもので。 結局、新品のヘルメット一つ、 俺より愛車に詳しい店主に寄って選ばれた シートを購入し、その場で取り付けてもらう ことにした。 ついにお前も女乗せるのかと揶揄う店主に うっせーよ、と笑って、店を後にする。 約束の日までは、あとどれくらいだっただろうか。** ] (+6) 2023/03/09(Thu) 1:45:48 |
客 タカノは、メモを貼った。 (c0) 2023/03/09(Thu) 1:46:35 |
【墓】 厨房担当 那岐[炊き込みご飯を出した後は、少し話せたかどうか。 一皿ずつ味わうように食べていく所作を 時折視界の端に入れながら、 『お父さんごっこ』を続けていたかもしれない。 連絡先の話が出た後は、 妙に口数が少なくなったような気がするのは 気のせいだろうか? やっぱり撤回とか、言い出したら。 ああ、そうだったのか。と返す他ないけれど。 そう、考えた時。 ちくんと、どこかが針を指すような感覚。] ……――? [胃の辺りを抑えて、小さく首を傾げる。 痛みの原因は、目が充血したときのように。 何が起因か解らなくて。] (+7) 2023/03/09(Thu) 2:11:26 |
【墓】 厨房担当 那岐[泣いてしまいそうだと零した音は、 微かに震えたような気がした。 その音に、ぎゅっと心臓を掴まれたような。 そんな心地がした。 先程感じた微かな痛みよりも確かな痛み。 なのに。 それを皮切りに、――――鼓動が跳ねる。] (+9) 2023/03/09(Thu) 2:12:27 |
【人】 厨房担当 シャミ[調理スタッフの腕の話をしていると理解すれば、眉を寄せるよりない] あのね ……包丁の扱いは十分。どこに出したって恥ずかしくないよ。最近魚もずいぶん捌けるじゃないか 素材を前にしての発想も、実現力もある。何がだめなの [そもそも、うさぎと同じだ。ケータリングは会場のセッティングから提供までの包括的なものなのだから、] もしチエがまだ厨房に入れなくたって、ホールスタッフとしてだけでも折り紙付きの有能さなのに (5) 2023/03/09(Thu) 2:14:08 |
【墓】 厨房担当 那岐[そう、顔を隠したまま。呟いて。 逃げるみたいにオープンキッチンから離れた。 胸が焼けるように熱い。 急に沸騰する湯沸かし器みたいに。 店内でこんな動揺を見せたのは、初めてかもしれない。 どうして。急に。 ]こんな。知らない。 何。 纏まらない思考が落ち着かない。 さっきまで普通に話せていたはずなのに。 (+12) 2023/03/09(Thu) 2:14:22 |
【墓】 厨房担当 那岐[その後は、彼から距離を取るように。 厨房の仕事を進んで選んでいたかもしれない。 同じ頃に来店した葉月の酔いが回って 彼の対応する高野が退店間際にも。 挨拶のために待っていてくれた時も。 妙に、視線が合わなかったかもしれない。] ……また、お待ちしています。 [絞り出せたいつもの挨拶。 それが、出来ただけでも褒めて欲しい。] (+13) 2023/03/09(Thu) 2:14:45 |
【墓】 厨房担当 那岐[それから、少しだけ時間は掛かったけれど。 『約束』を交わした住所は、 無事、高野のもとに、送られることになる。**] (+14) 2023/03/09(Thu) 2:15:31 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (c1) 2023/03/09(Thu) 2:18:35 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (c2) 2023/03/09(Thu) 2:19:10 |
【人】 厨房担当 シャミ[少し怒ったような声になってしまっていたことに気付く] とにかく 手伝ってくれる人が欲しいのは 誰かそばにいてくれれば、……また気持ち的にしんどい仕事があっても負荷が軽くなりそうってだけだし 為人のわからない子じゃだめだから、外に求人かけたりはしないつもり [このMadam March Hareで推定できる募集要項より、 縁故重視の狭き門という意味では貴重な枠と言えないこともない**] (6) 2023/03/09(Thu) 2:30:28 |
【人】 店員 チエう。 ……そう、なの、 かな。 [>>5窘めるような声の響きに、声が詰まって、言葉尻が細る。 包丁の扱いは十分、と言われたって。 そりゃあ切ることはできるけど、今日だってナギさんに切り方を確認して、その通りに揃えただけ。 魚は確かに練習したが、いつかうさぎの厨房に立つなら出来るようになっておきたいと思ったまでで、鯛はまだ早いと言われてからひと月も経ってない。 千尋の谷底に落とされたからどうにか形になりつつあるけど、その底で何年も包丁振るってきた人と比べたら、力不足は事実でしょ、と思ってしまう。 外に求人かけないなら、なおさらだ。 ……なおさら、なんだけど。] (7) 2023/03/09(Thu) 2:36:48 |
【人】 客 葉月-そのお酒をひとくち飲んだらあら不思議- お、おお……! すげえ!船だ! [まるで夕焼けに染まる海のような色合いの水面に、船がぷかりと浮かんでいる。 ちょっと前までならスカしてカッコつけながら受け取っていたかもしれないけれど、今の俺はもう赤ちゃんみたいなものなのでめちゃくちゃに喜びます。 こういう遊び心、すごくうれしい。 きっと美味しいんだろうな、これ。 甘そうだし、 度数もあんま強くなさそうな気がする ] (8) 2023/03/09(Thu) 2:48:50 |
【人】 客 葉月フルーティーでめっちゃ美味しそう! ありがとね大河くん、いただきます! [そう言って、俺は彼が作ってくれた酒をぐいっとあおった。 ちなみに、マンゴーで出来た船はなるべく沈没させないように気をつけながらだ。 ……俺こういうの最後まで崩せないタイプなんだよ。 そして、結果はご存知の通り] おー甘くて美味し……あれこれ結構強いね?頭くらくらする。 いやでも俺わりと酒強い方だしいけるいける、てか美味い! フルーティーで……あれ、船二隻に増えてない?気のせい?いやでも美味いねこれすっと入ってきて、 ……あー……。 [以上、ダイジェストでお送りしました] (9) 2023/03/09(Thu) 2:49:27 |
【人】 客 葉月-そして俺の家へ- [……そのあとのことは、ずっと記憶があやふやだ] 「おら、しゃっきりしろ」>>3:508 [そんな声が聞こえた。 低くて良い声。ラジオのパーソナリティーとかやったら似合いそうだな。 ふわりと地面が遠くなる。 何これ飛んでる?俺は重力を超越したのか?(※担がれています) 住所を聞かれてふわふわした気持ちのまま答えたような気がする。 ドアの前で鍵を出したような気がする。 出て行った元ルームシェア相手が自分用にカスタムしていたクソ広キッチン……なんだっけ、フリースタイル◯ンジョン?>>3:486みたいな名前のやつの前を横切って、自室へ。 二つある部屋のうち手前側に俺のネームプレートがあるから、そのへんは分かりやすかっただろう。 ふかふかのベッドの上に転がったときには、おおよそ意識は戻っていた気がする。 多分明日はエグい二日酔いだ。ちくしょう] (10) 2023/03/09(Thu) 2:50:02 |
【人】 店員 チエうん……だよね。 ボクも、もしそれが分け合えたらいいな、って、その。 ていうか、ちょっとその負荷寄越せよ、って感じだし。 だから、そこに立てる人はいいな、って思ったん、だけど…… [>>6気分的にしんどい仕事、負荷が軽くなる。 そんなの、肩代わりできるならしたいに決まってる。 まだそれだけの力はないと思っていたから、いいな、って言葉になったんだ。 なったんだけど。 だからもっといい人置いてよ、と言うつもりが、自己評価を叱られてしまえば、そう締めくくるわけにも行かず。 かと言って自分からその立場を求めるほどの図々しさもなくって、何も言えずに口ごもる**] (11) 2023/03/09(Thu) 2:50:48 |
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