【墓】 点燈用 トムラビ#ハノイの塔 「……そモ、別ニ、外に出てかラ、また会ってはいけなイ、 なんてどこにも書いてませんシ?」 首を傾げた。 「いいじゃないですカ、たまに集まれバ。 それを許さないって言うなラ、保護団体様ヤ、 監察官殿ガ、幾らか手助けはするのでしょうシ」 今、見てるのか見てないのかは知らないけど。 「聞く限リ、やはりあなたに足りないのハ、 誰かを頼る事とカ、そういうものの気がしますヨ。 ……諦めは楽でス、立ち止まっているのモ、 仕方なイ、そう言えまス、けド……」 「結局、そうしている限リ、景色は変わりませン。 自身が腐っていク、良くない気分が溜まル。 それが一番辛いト、私は感じましタ。 貴方も同じとは言いませんガ、 ……まア、なんでス。止まっててモ、 引きずってくれそうな方ばかりですシ。 同じ諦めるなラ、前向きに諦めてみてハ?」 存外、気分がいいかもしれませんヨ、なんて添えた。 (+0) 2023/12/11(Mon) 0:09:36 |
【墓】 送迎用 フーグル#ハノイの塔_第2層 どうやら僕はバグってしまったらしい。 たった一人。 誰の手を借りることもなく、送迎用は一人、立ち上がる。 あんなにレーシングゲームをしたのに。 絶対にもう事故を起こさない自信を得ることはついぞできなかった。 これではご主人様のところに帰れない。 この鈍臭さをしっかりと修理するまで帰ってくるなと、言われてるのに。 だから帰れないのに。 ▼ (+1) 2023/12/11(Mon) 0:13:08 |
【墓】 送迎用 フーグル#ハノイの塔_第2層 こわい、コワイ、怖い。 ――殴らないで。 身が竦む思いでいっぱいになる。 最近はもう、主人家族に対する記憶は、罵倒と暴力しかない。 あの日まではあんなに優しかったのに。 僕に役割の垣根を超えて、美味しいスクランブルエッグの作り方も教えてくれるような人だったのに。 たった一度の事故が、すべてを変えてしまったんだ。 僕が悪い。 そうだ、ずっと。 「僕が悪いんだ……僕が、無傷だから」 だったら、僕を壊してくれる人を探そうか。 残念だ。いや、幸いだ。 僕はただの一度も、誰かと親しくなるようなことをしてこなかった。 それならきっと、誰か喜んで僕を壊してくれるはず。 そう思えば、動かなくなった足が今一度……動くような気がしてきたんだ。 (+2) 2023/12/11(Mon) 0:14:32 |
【墓】 愛玩用 アトリ#ハノイの塔 「そーだそーだ! みんなで集まって、難しかったら通話でもなんでも… 絶対やるからね!アトリはやるからね!」 ぶーぶーと後ろから文句が飛んでくる。 「立ち止まるのは悪くないよ。 ずうっとここにいる、絶対動かない!って決めちゃうのが、 だめなの。一緒に帰ろうよ…」 「アトリは、アトリはね。 よくばりでわがままで我が強くて手前勝手なんだから!」 いいよって、わかったって言うまでだだこねるもんね。 絶対絶対諦めてあげないもんね! すこしだけ悲しみの色が強い声だった。 胸の奥に疼く傷のようなものに触れたのか、それともこの強い思いすらバグの産物なのか。 誰にも分からなくとも、ただ迷子のグレイに届けばいい。 (+3) 2023/12/11(Mon) 0:40:30 |
イーサンは、みんなで立ち止まる駅務員を倒した! (a2) 2023/12/11(Mon) 16:12:15 |
バンドッグは、きっと夕食までには帰れただろう。 (a3) 2023/12/11(Mon) 17:38:05 |
シングソンは、留守番。歌を歌っている。静かな歌を。 (a4) 2023/12/11(Mon) 19:55:10 |
【人】 歌唱用 シングソン《……いいものを貰った。》 インカム型の装置を付けた歌唱用が、広間で独り言ちる。 他のグレイ経由で監察官から賜ったものだ。 原理はよくわからないが、思ったことを音声として 外に発信できる装置らしい。 さすが電子の中、こういう便利グッズもあるのか。 もしかしたら現実世界でも同じようなものが あるのかもしれない。そういうのは専門外なので よく分からないが……… 《……────♪》 皆が帰ってくるまで、拠点の中に歌が響くのだった。 (0) 2023/12/11(Mon) 19:58:35 |
カムイは、第三層攻略班の帰還後のいつか。監察官に報告をしていた。 (a5) 2023/12/11(Mon) 22:01:28 |
【置】 観測用 カムイ「──と、言う訳だ。上に任せきりにしていたなら、 此度のような事態はまた遠からず起こる事となるだろう」 「いや、コレよりも取り返しのつかぬものになるか? 荒唐無稽な事を為そうとする者に 力を持たせるべきでは無いな、まったく。 過程を飛ばして結果だけを貼り付けたところで、 生み出されるソレは歪でしかないものを」 「貴様は再三言ってくれたな監察官。 この状況だ、塔の攻略を進めずとも誰も咎めない。 安全な本部や娯楽施設で過ごしてくれて構わないと」 「ソレも確かにひとつの選択肢だ。 何もしなければ何も起きない。傷付ける事も、傷付く事も。 間違いではないだろう。が、間違いでないだけだ」 「第三層へ向かった連中は勝ち取って来たぞ。 我は過程は知らぬがな、貴様は見ていたのではないか?」 「日和見も結構。見かけだけの理想郷、 個人の思想の排斥された暗黒卿が いつぞに来る事を良しとするのなら、 貴様こそこの本部で何もせずに過ごすと良い」 (L0) 2023/12/11(Mon) 22:02:53 公開: 2023/12/11(Mon) 22:05:00 |
カムイは、監察官が答えを出す前に去っていた。「話は終わりだ。したらば御機嫌よう」 (a6) 2023/12/11(Mon) 22:03:00 |
カムイは、好きに動いている。が、食事当番をしない事はあっても、手入れ当番は欠かしていない。 (a7) 2023/12/11(Mon) 22:21:51 |
【人】 観測用 カムイ給仕用が連れ帰られた夕食後か翌朝か。 兎角いくらか状況が落ち着いた頃の広間にて。 「さて看守用。 主が目を付けたように、カウンセリング用は黒だった」 曰く、カルナーはハノイの塔のデータ・容量を 丸々取り込んでAIの学習を行い、 現実を人間にとってもグレイにとってもやさしい世界にする為、 力づくで働きかける計画を企てているそう。 「やさしい世界とやらを作る為に、 やさしさを捨てた行いを強行するというのも まったくもって可笑しな話だがな」 (1) 2023/12/11(Mon) 22:27:55 |
ロベルは、「戻ったら今日はお疲れ様会でもしましょうか」と言って笑った。ケーキを作りたいだけだ。 (a8) 2023/12/11(Mon) 22:30:58 |
【墓】 送迎用 フーグル「…………そっか」 ここはデータの世界だ。 ここで怪我をしようが、死のうが、現実の自分は怪我一つ負わない。 そういう事に気づけないほど、僕の何かがやられてしまっているということだろう。 「じゃ、意味ないな……」 では、バグとやらを生じてしまったらしい自分に、今何が出来るのかを一生懸命考える。 考えて……。 僕はやっぱり。 送迎用としてしか生きられない のだと思いしらされた。どれだけ自信がなくともこの手は。 そのための行動しか出来やしないのだ。 (+4) 2023/12/11(Mon) 22:40:50 |
フーグルは、一人そっと塔を離れた。 (c0) 2023/12/11(Mon) 22:41:53 |
【墓】 送迎用 フーグル塔を離れはしたが、送迎用は帰還することはない。 いつまでここに居られるかわからない。 それならば、この送迎用には他のことにほうけてる時間は全くない。 1秒すら惜しい。 そんな事をするくらいなら、1回でも多くシミュレーションをするべきだ。 用意できたすべてのコインを、この筐体に使うと決めて。 送迎用は一人、レーシングゲームに居座った。 (+5) 2023/12/11(Mon) 22:46:19 |
【人】 看守用 バンドッグ「ふむ……やはり、であったか。」 観測用からの報告。 それを聞いて、番犬は一人顎を擦る。 人間にとっても、グレイにとってもやさしい世界。 きっと誰もが夢見るそれが、 実現すれば、どんなにか良いものだろう。 しかし現実は強行的に、説明も無く 了承も得ずに行われようとしている。 「時には自らの信じる正しさの為に、 結果的には矛盾した行動を取る事もあろう。 とはいえ傍から見ればまったく筋の通らん話なのだ。」 「然して通してしまえば道理になるというもの。 やれやれだ。 また叱り飛ばしてやらねばならん頑固者が出たらしい」 (2) 2023/12/11(Mon) 23:27:15 |
【墓】 点燈用 トムラビ「あーもうお腹がぺこちゃんでス。 今日は美味しいもの食べるまで何もしないと決めましタ」 点燈用グレイ、これでも一応色々、 後衛にも前衛にも何事も無いよう気を張っていたらしく。 拠点に帰るなり武器を仲間の居ない方向へ投げて、 まったく無遠慮にソファにダイブした。 「マージで疲れましたヨ。今難しい話する奴が居たラ、 アッツアツのランタンをケツに押し付けてやりまス」 そうしてご飯の時間までソファを占領していただろう。 誰か座りにくれば流石に多少は譲るが。 (+7) 2023/12/11(Mon) 23:38:41 |
【人】 教育用 ロベル塔から帰ってきてからは、キッチンの隅とオーブンを借りて。 大きなホールケーキを作っていた。ココアスポンジを、着色したクリームで彩った 虹 色 の ケ ー キ たまにはこれくらい、楽しいものを作ったっていいだろう。 (3) 2023/12/11(Mon) 23:51:59 |
【人】 看守用 バンドッグ「おお……レインボーケーキなのだ 話には聞いていたが、本当に実在するのだな…」 見て楽しいやつだ。クリームだけならきっと目にも優しい。 愛玩用なんかは喜びそう。 (4) 2023/12/12(Tue) 0:00:51 |
【人】 教育用 ロベル「こちら、リクエストされたものなんですよ」 「一度作ってみたいと思っていたのですが、思いの外楽しいですね。こんなに沢山の色を並べたのは、マカロンを焼いた冬以来です」 スポンジが七色のケーキもいつか作ってみたいですね、と笑っている。 クリームがよく冷えて、食べられるのは夕飯後になるはずだ。 (5) 2023/12/12(Tue) 0:34:41 |
【人】 給仕用 イーサン「ただ、その強引さに救われる者も…… 実のところは居るのでしょうよ。 この世界の状況は、その変化は、 あまりにも当人には無関心でもどかしいものだから」 二〜三層攻略記念がまだだったな、と、 給仕用らしくフライパンとお玉を両手に持っている。 「僕は順番が空き次第メンテナンスに入らねばな……」 (6) 2023/12/12(Tue) 0:55:32 |
【人】 看守用 バンドッグ「夕食は何にしたものだかなあ」 一旦難しい考え事はやめ。 アッツアツのランタンは遠慮願いたいので。 悩むにしても目先の夕食に悩んでおく事にした。 (8) 2023/12/12(Tue) 1:59:46 |
ロベルは、楽しみですねえ、記念パーティー。プリンとアイスも冷蔵庫で待機中。 (a9) 2023/12/12(Tue) 2:42:31 |
アトリは、しばらくすれば無事に帰ってきて、お祝いに合流する予定。 (c1) 2023/12/12(Tue) 7:00:34 |
【人】 軍事用 リュイ「そうだ。後でも良いからさ。 みんなの好きな色、教えて欲しいな。」 暫く悩んだ末に別のことを考えることにした。 何故か好きな色を聞き始めている。 (9) 2023/12/12(Tue) 8:47:47 |
トムラビは、レインボーケーキを見て宇宙用トムラビになった。 (c2) 2023/12/12(Tue) 17:15:06 |
フーグルは、レーシングゲームを続けている。 (c3) 2023/12/12(Tue) 17:27:17 |
【墓】 点燈用 トムラビ「影の黒、土の茶、炎の赤、後は宝石類の色ならなんでモ」 目はばっちりレインボーケーキに釘付けだが、 質問にはそう答えた点燈用は、ソファの上で 警戒している猫のようなポーズになっている。 「こワ〜……」 (+9) 2023/12/12(Tue) 17:29:53 |
【人】 看守用 バンドッグ「ふむ……好きな色、と言われると なかなかぱっと出て来ないものだな」 レインボーケーキを警戒している 宇宙用(宇宙用ではない)を見ている。 「強いて言うなら、 やはり白黒はっきりしていた方が好ましいな。 後は黄色だろうか。目視しやすいゆえな」 (10) 2023/12/12(Tue) 18:11:26 |
【人】 飼育用 チャコ「なんだ。あれは当機のリクエストか、すごいな」 「 味が予想できなくて 一度食べて見たかったんだ」レインボーケーキの首謀者が現れた。 ひょいと看守用のポッドである犬っぽいのを抱えて顔を出した。 「今の好きな色はこれぐらいの緑か? 前の主人から貰ったネクタイでなあ、あとは青系だな」 (11) 2023/12/12(Tue) 18:32:57 |
【人】 看守用 バンドッグ「 チャコ殿のリクエストだったのか…… …む、ライトと遊んでやっていたのか。世話を掛けるな」 犬っぽいのは大人しく抱えられています。 そのまま看守用の言葉に何度かLEDを点滅させはした。 (12) 2023/12/12(Tue) 18:52:46 |
【墓】 点燈用 トムラビ「そこは虹色が好きなんじゃないんですネ……」 愛玩用がリクエストしたのかナ?と思っていた点燈用。 まさかの首謀者に宇宙用状態が継続した。 「どんな味なのでしょウ……」 (+10) 2023/12/12(Tue) 19:34:34 |
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