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酒場のマスター(村建て人)『政府からの御布令』(本日の吊り先) ・スカリオーネ 今日の名の書かれた紙を貼った衛兵はすぐに逃げた。 ※狼の数により吊り先は後で変更の恐れがありますが、 ロール上は暫くはスカリオーネが掲示されてます。 (#0) 2021/12/15(Wed) 21:06:14 |
ペトルーシャは、張り紙に書かれた名前を見た。 (c0) 2021/12/15(Wed) 21:15:39 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「ゴミの始末をしてくれたから、〈骸狩り〉はもう、お払い箱……?」 「そろそろ廃業……なんてことにはならないのでしょうね」 (+0) 2021/12/15(Wed) 21:20:02 |
アイシャは、張り紙を見て、お花をぎゅっと握りました。 (c1) 2021/12/15(Wed) 21:25:22 |
スカリオーネは、いつものように仕事を終えて戻ってきた。 (a0) 2021/12/15(Wed) 21:26:32 |
ペトルーシャは、スカリオーネが戻ってきたのを見て、「噂をすれば」と呟いた。 (c2) 2021/12/15(Wed) 21:28:23 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「ご苦労様ね、〈骸狩り〉……今日も徒骨折りだったのかしら?」 「……政府の人間があなたを労いたいみたい。 臭い泥は落としていったほうが賢明でしょうね、きっと」 (+1) 2021/12/15(Wed) 21:31:26 |
【人】 灯屋 レイ外から戻る。御布令を目にする。 ―――また、よく知る名が刻まれている。 あと何度。 湧いた思考を振り払い、視線を外して酒場の中へ。 いつもと同じように。日常を送るように。 (1) 2021/12/15(Wed) 21:35:22 |
【人】 骸狩り スカリオーネ「山登りで急勾配に一歩踏み出す事を無駄と断ずるなら、 無駄な一日だったと言える。……次の目星がついただけいい」 「……政府連中が出来る事などたかが知れている。 そしてそうしたら、どうなるかもわかっているはずだ。 精々無駄に準備させておくとしよう」 重い足音がいつもの席へと向かっていった。 (2) 2021/12/15(Wed) 21:37:22 |
スカリオーネは、幾つかの指輪の位置を直した。酒場の布巾で拭うと赤が布に移った。 (a1) 2021/12/15(Wed) 21:38:21 |
ノアベルトは、姿を表さないまま椅子を蹴飛ばしそうになるのを抑えた。 (c3) 2021/12/15(Wed) 21:46:53 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「そう。 山の頂にたどり着く前にあなたの身体が音を上げなければいいわね。 今のうちにやめておいたほうがいいんじゃない、煙遊びは」 (+2) 2021/12/15(Wed) 21:48:37 |
シュゼットは、「あっしは死神かなにかですかぃ?」とひとりごちた。 (a2) 2021/12/15(Wed) 21:56:02 |
【人】 骸狩り スカリオーネ「忠言には感謝するが、やめる時は俺が死ぬ時だ。 音を上げようが動く限りは登り続ける。 足が駄目になったら腕で、腕も駄目なら這い、 それすら無理なら歯を地面に突き立てて」 テーブルに肘をつく。軋む音。 「……煙がないと生きていけない性分なんでな」 酒を注文する。いつもと同じ銘柄の。 ツマミを注文する。いつも通り辛口の。 いつもと変わらない男がそこにいる。 (3) 2021/12/15(Wed) 21:57:51 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「……あなたなら、例え死んだとしても登り続けそうね」 それを成し遂げるまで〈骸狩り〉の仕事は終わらないのだろう。 今まで数多の生死を見てきた術師は、どこか憐れむように口にした。 この類の霊魂が逝き着く先は、多くの場合は泥の中であるから。 〈骸狩り〉が狩られる骸に……とは口にはしなかった。 (+3) 2021/12/15(Wed) 22:07:52 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ (+4) 2021/12/15(Wed) 22:13:48 |
スカリオーネは、きっとあなたが口にせずともわかっている。 (a3) 2021/12/15(Wed) 22:17:59 |
【人】 灯屋 レイ「……もしもの時は私が送りますよ」 口にされなかった言葉に、ひとつ呟く。 守るべき場所が無くなろうと、静かな眠りに送り出す事はまだできる。 (4) 2021/12/15(Wed) 22:20:29 |
【人】 骸狩り スカリオーネ「……死後の安寧は約束されている訳だ。 寄付金集めて天国目指す連中より 余程いい世界に辿り着けそうだな」 酒をやって、ツマミを一口。 「尚更、生きている間は好き放題出来るな」 (5) 2021/12/15(Wed) 22:31:49 |
【人】 灯屋 レイ>>+4 ペトルーシャ 貴女の言葉にそちらを向く。 ……そういえばあれ以来あちらへは足を運んでいないのだったか。 用が無ければ冒険者であろうとそう行く場所ではない。それこそ酔狂な灯屋や埃運びぐらいではないだろうか? ならば、面影を失ったあの場所は知らなくても無理はない。 「すっかり大蛇に飲まれました。 今は下層市民達が住んでいますよ。墓場だったなんてその内忘れられるんじゃないですかね?」 彼の墓地はこの街ができた頃からある、アーサヘイムに行けぬ者達の終着地点だった。埋葬されるのは下層市民ばかり。 ―――そんな場所を街の中に収めきれなくなった下層市民の住処にしようなんて。呆れてしまうような案がよく通ったものだ。 「我々でも入れる一番近い墓地は、あちらの丘の方にある所でしょうか。 ほら、<黄金の海>に向かう船を見送れる丘の上の」 (6) 2021/12/15(Wed) 22:40:26 |
【人】 埃運び オーウェン「死後の運送となりゃ、俺の出る幕はないかね」 配達屋の名が廃るな、なんて笑って。 安酒は不満を癒してくれたりはしない。それでも、まとまらない感情は濁らせてくれる。 (7) 2021/12/15(Wed) 22:47:26 |
【人】 灯屋 レイ「スカリオーネの場合、自分の足で自分の好きな世界にたどり着けそうですがね。 ……うーん。死んだ後も元気に好き放題してそうですねぇ」 酒とツマミのお供えは欠かせなさそうだ。 (8) 2021/12/15(Wed) 22:49:04 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルトとても時間をかけて食べた皿をテーブルへと投げる。 カランと鳴ったそこにあるのは空席とシチュー皿だ。 やっぱり透明な男はそこにいる。顔を見せてはくれないが。 「辛気臭い話をどうしてあなた達は楽しそうにお話するんですか、それが職業病ってやつなんですかねえ」 「綺麗にするのは何処の……ああ、オーウェン。 お土産は気に入ってくれましたか」 声が小さい。 (+5) 2021/12/15(Wed) 22:51:10 |
【人】 骸狩り スカリオーネ「……生きてる本人を前に死後の予想か? 生憎死ぬつもりは当分ない。 なんならお前達よりも長生きする予定だ。 安心しろ、蘇ったら再殺してやる」 臨時収入でいい酒を飲んでいるせいか冗談も出る。 (9) 2021/12/15(Wed) 22:57:23 |
【人】 灯屋 レイ「おや。これは失礼。 ……貴方が言うと本当にそうなりそうですね。 いやはや、心強いやらおっかないやら」 普段よりするすると言葉が回る。 珍しく酒まで頼む始末だ。 (10) 2021/12/15(Wed) 23:06:36 |
アイシャは、ガーベラの花を、花瓶に挿しました。造花ですけれど。 (c4) 2021/12/15(Wed) 23:15:35 |
【墓】 哀れな役者 フランドル──曰く。 フランドル・スキアーは、折れる事ができない。 切掛一つで忽ちに自らの命を奪う首輪を着けられても。 頭が割れるかと思うほどに思い切り殴り付けられても。 視界がぐらつき崩折れかけた所を強かに蹴り飛ばされても。 前後不覚の中、身体のあちこちが床や壁に叩き付けられても。 その背や腹や手足を骨が軋むほどに踏み躙られても。 皮膚にあかあかと灼けた鉄を押し付けられても。 悪態を吐き続けた末に毒を飲まされ喉を焼かれても。 或いは胸の悪くなるような幻覚を見せられ続けても。 フランドル・スキアーは、折れる事ができない。 (+7) 2021/12/15(Wed) 23:26:57 |
フランドルは、もっと死にたくなるような事を知っている。 (c5) 2021/12/15(Wed) 23:27:08 |
【墓】 哀れな役者 フランドルフランドル・スキアーは、折れる事ができない。 これはきっと、折れないのではなく、折れる事ができない。 縋る先、生きるよすがのある限り、心折れる事などできやしない。 縋る希望は不確かで、けれど諦める事は誰よりも自分が許さない。 そんな"どっち付かず"の状態では。 最初から、最後まで。 自ら望むものは、剣を捧げる先は、望む居場所はただ一つだけ。 生かすも殺すも、自ら定める事などできやしない。 自分の意思では、生きる事も、死ぬ事もままならない。 (+8) 2021/12/15(Wed) 23:27:44 |
【墓】 哀れな役者 フランドルむかしむかし、鳥と獣の戦争があった際に。 コウモリは、獣の味方をしていました。 しかし、鳥に襲われて捕まってしまったコウモリは 「私は翼が有るので、獣ではなく鳥なのです」 と弁明しました。コウモリは鳥の軍勢に寝返りました。 やがて戦争が終わり、鳥と獣は和解しました。 しかし、双方にいい顔をしたコウモリは 鳥からも獣からも嫌われて追われることとなり、 鳥が活動する昼間も、獣が活動する夜中も活動することが出来ず、 その中間の夕暮れ時しか外を活動できなくなったということです。 これは寓話的な末路であり、そして。 どっち付かず、何処にも属さないという事は。 何処にも味方が居ないという事。 自由である事の、そのツケを払う時が、今来ただけだ。 (+9) 2021/12/15(Wed) 23:29:44 |
【墓】 哀れな役者 フランドル──御布令に名が載った翌日の事。 役者騙りは、そこかしこに乱暴狼藉の名残を残したまま。 つまりは随分と草臥れた様子で酒場に現れて。 「『人生は歩き回る影法師、哀れな役者だ──』」 いつものように、台本を諳んじようとして。 けほ、と空咳を一つ。 「……役者は廃業だ。 今日び、わざわざ演じなくたって悲劇か喜劇がやってくる。 ずけずけと、独りでに街は笑顔を取り戻す。 予定外ではあれど、"怪盗役"も演じ終えた事だしな…」 今日もこの役者騙りは丸腰も丸腰だ。 ふらりと適当な席に着き、テーブルに両肘を預けて。 喉が痛い、だとかぼやいたのち。 「ノアベルト。 張り紙と共に連れ浚われ消える事になったのは、 俺ではなく、あんたの方だったな」 未だ姿の見えない誰かに、一言だけ。 この陰は、未だ変わらずここに在る。 (+10) 2021/12/15(Wed) 23:32:59 |
【墓】 哀れな役者 フランドル「──ペトルーシャ。 "打ち捨てられた灯台の裏、鼠どもの通り道"。 お望みのものが二つ、そこにあるだろうさ…」 その後に死霊術師の姿を認めれば、もう一つだけ。 気怠げに、簡潔に、確かな"取引"の履行を告げた。 「契約は満了だ。 また何処ぞへ失せない内に回収する事だな…」 (+11) 2021/12/15(Wed) 23:33:38 |
【墓】 迷彩掃除屋 ノアベルト>>+6 「……アンゼリカ嬢、元気ですか? 先生は幻聴として生きていますよ」 「すみませんね、授業もできなくて。このクソッタレな首輪がついていると首をカッ切りたくなるほどイライラしてしまっていつもの顔でいられないんですよ。今なら反乱軍だろうが政府だろうが全部ぶち壊せる気持ちです、こんなふうになってはいけませんよ」 比較的近くから聞こえてきた。 忙しそうだがここに出てこれる体調にはなったのだろう。 (+12) 2021/12/15(Wed) 23:37:20 |
【人】 残氷 の エアハート「……フランドル」 厨房を借りていた男が、戻ってきた様子を見つめて。 暫し動きを止めた後、また厨房で動きを再開する。 新しいカップを取り出した音が響いた気がする。 「随分と声が小さいようなので。 温めてますし蜂蜜も入れてるから沁みない筈です」 「よろしければ、」と。 蜂蜜入りのホットレモネードをマグカップに入れて、 シチューのスプーンの位置から推測したノアベルトと、 戻って来たばかりのフランドルにそれを手渡す。 ちゃんとスプーンは付けてある。 言わないと「つけなさそう」と思わわれる気がするので。 (11) 2021/12/15(Wed) 23:54:50 |
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