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【人】 魔術師 ラヴァンドラ…… なんて、沢山の手土産を持参してくれた彼女へ いたずらっぽく囁いてみせれば。 あの時のように可愛い反応を見せてくれるのか、 或いは受け流されてしまったか。 「 リル、こっちきて! 一緒にご飯食べよっ 」 どちらにせよ女は、彼女の腕を逃がさないように抱き締め 家の中へと招き入れた。 …… やや過剰に思えるスキンシップの理由は、 いつの間にか彼女が傍へ置き始めたホムンクルスなのだが。 そんな子供じみた嫉妬心は隠してしまって。 (288) 2021/12/17(Fri) 21:43:56 |
【人】 魔術師 ラヴァンドラ「 …… ねえ、その子の名前は? 甘いもの用意してるんだけど、好きかなぁ。 」 ―― 兎は出来る兎なので。 そんな風に、可愛いばかりの友人へ尋ねてみては 恐る恐る交流を計ることも、あっただろう。* (289) 2021/12/17(Fri) 21:44:00 |
【人】 薬屋 テレベルム……家族とは、こういうものだろう。 [朝目覚めて、食事が既にあり、暖かな空気が流れる。 彼女の探していた『居場所』は此処にあるのだ。 むず痒そうに揺らした口端は、不格好だが。] これからは毎日共に起きて、 一緒に飯を食おう。 [ささやかで、ごく平凡で、――けれど、ひとりでは無い。 何処にも行かないで欲しいと願った彼女の望み通り。 同時に、男にとっても、願い通りなのだ。] (292) 2021/12/17(Fri) 21:48:24 |
【人】 星集め サダル「アールグレイです。苦手なら別のを用意しましょう。 アールグレイの花言葉は安らぎだそうですね。 私は存じませんが、私なりの餞として。」 そして、アールグレイをもう一人分。 それは、ここにいないルイージの分。 そうして自分の分をいれて。 「そう言えばお名前をお伺いしても良いでしょうか。 サーシャもお礼の手紙を書きたいと思うことでしょう。 私自身、貴方にお礼を言いたいのです。」 (297) 2021/12/17(Fri) 22:29:49 |
【置】 星集め サダル「ここまで来てくれてありがとうございました。 ぜひ、また来てくださいね。」 頬をほんのわずかに緩ませて。 彼にそう告げてカップを持ち上げる。 ミルクも入れず飲んだアールグレイは、ほんの少し、苦かった。* (L7) 2021/12/17(Fri) 22:30:06 公開: 2021/12/17(Fri) 22:30:00 |
【人】 坊っちゃん バラニ――後日談/とある行商人との会話―― [君と結ばれて少し後、僕はある人と会っていた。 ポルクスが親方と呼ぶ、行商人の彼。 忙しい合間にどうにか時間を作ってくれたであろうその人に こうしてあらためて会うのはやっぱり緊張した。 それでも、一商人として、そして一人の男として 今回のことに筋を通さなければならない。 彼の弟子であるポルクスを愛していること、 真剣に交際と、結婚を考えていること。 このことを彼もとい彼女の両親と家族にも報告すること。 そして先程告げたことについての了承を求めてから。 彼に、深く頭を下げた] (299) 2021/12/17(Fri) 23:08:36 |
【人】 坊っちゃん バラニ『未来』というのは少し語弊があるかもしれません。 でも、そうとしか言いようがない。 ……彼女と、一緒に生きていたいと思いました。 他の誰でもない、彼女と幸せになりたいと思いました。 臆病者の僕が、勇気を貰いました。 非力で虚弱で情けない自分が、変わりたいと思いました。 何もかもを自分の運命のせいにしていた自分が、 自分が望む未来を生きるために、 ……そのために前を向こうと、そう思いました。 全部、ポルクスのおかげなんです。 彼が僕に向けてくれる、その想いが、 僕にたくさんのものを与えてくれた。 [運命は確かに変わった。 それを確信しているのは、きっと今は自分だけだけど] (301) 2021/12/17(Fri) 23:10:39 |
【人】 坊っちゃん バラニだから、今度は僕が。 僕の意志で、僕の心で、僕らが共に歩む未来を贖いたい。 たとえ反対されたとしても、 僕は自分の望みを違えないし、 ポルクスと共に在ることをやめるつもりもない。 ―――…それが、僕の答えです。* (302) 2021/12/17(Fri) 23:11:23 |
【人】 箱庭の雛 フェレス―― 後日談/そして、 ―― [ 言葉は繰り返し、音と成る。 言葉は綴れば、世界と成る。 ] [ 風の音色の響く部屋。 主の到着を今でもかと待ち続ける。 ] もうっ!叔父様は心配性すぎるよ! [ 声が扉の前までやってきて、 怒ったのを表すように扉が大きい音を立てた。 ] (304) 2021/12/17(Fri) 23:12:18 |
【人】 箱庭の雛 フェレス[ 未だ少女という身を脱せない少女。 月日が経ってもそれは変わらず。 ] はぁ、ほんと叔父様は…… [ 怒った表情の裏。 顔に映った笑みは、隠されることもなく。 ] わたしももう子供じゃ…… あ゛ [ 視線の先、開かれた窓と風の音。 開かれたページと、擦れる紙の音。 ] (305) 2021/12/17(Fri) 23:12:31 |
【人】 箱庭の雛 フェレス[ 慌てて、見つからないように、 文字の書かれた本が閉じられる。 ] うぅ、窓閉め忘れるなんて…… [ 屋敷の者が入らなくてよかった。 そう胸をなでおろす少女。 ] よしっ、書こう [ 机の上。 本と、ペンと、インクの匂い。 そこで世界が生まれる。 ] (306) 2021/12/17(Fri) 23:12:45 |
【人】 箱庭の雛 フェレス[ やがて時間は経ち、 綴られた言葉も乾いた。 ] ふぅ…… [ 一息つこうと少女が閉めた窓を開ける。 そして突然の風。 ] んっ…… って、まっ [ 学びもせずに窓を開ける物だから。 風と共に、一枚の手紙が空を翔ける。 ] ……取りに行かないと! (308) 2021/12/17(Fri) 23:13:39 |
【置】 箱庭の雛 フェレス お母さんへ 今はどこにいるのかな? わたしはまた歩きだしてみることにしたよ お母さんの願いの通り、幸せに生きるために 少しだけ勇気を出して だから、きっと見守っててね お空の上、お星さまになって あなたの大好きなメミニより (L8) 2021/12/17(Fri) 23:14:08 公開: 2021/12/17(Fri) 23:20:00 |
【人】 箱庭の雛 フェレス[ 慌てたように飛び出した少女。 窓は未だに開けたまま。 ひらり、 また、ひらり、 少しずつ繰り返して、 一番最初のページ。 ] (309) 2021/12/17(Fri) 23:14:21 |
【人】 星集め サダル―マスターと: sideベリル ―愛して、愛されて、抱かれて、抱いて。 マスターの晩年には、頭を撫でてもらいながら彼に奉仕することが増えた。 マスターがもし勃たなくても、キスして触れ合って、穏やかに過ごしていく。 そしてとうとうその日を迎えた。 (313) 2021/12/17(Fri) 23:17:24 |
【人】 星集め サダル私は貴方に出会えて幸せでした、マスター。 きっとどのホムンクルスよりも幸せだったでしょう。 だって貴方に愛された。貴方を愛した。 それだけで素晴らしい奇跡ではありませんか。 貴方の旅にお供できてよかったです。 貴方の隣にいられてよかったです。 (314) 2021/12/17(Fri) 23:17:45 |
【人】 星集め サダルどうしても、ホムンクルスはマスターよりほんの少しだけ長生きになってしまう。 涙を流しながら、彼と共に眠りについた。 ただキスをしたくて、キスをして。 私は契約から解き放たれてしまうけれど。 このキスももう契約の意味を成さないけれど。 私は貴方と共に棺の中。 魔法を使い、地中に埋まろう。 瞳を閉じて。体を重ねて。貴方を感じて。 「今度マスターの隣に立つのなら。 同じ種族になりたいです、マスター。 愛しています、永遠に…。」 こうして、ベリルと名付けられたホムンクルスの生涯は幕を閉じる。 深い闇の中でも。マスターと共にあるのなら、それだけで幸せでいられたのだった。** (315) 2021/12/17(Fri) 23:17:59 |
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