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![]() | 【人】 瀬戸 海瑠[胸元や袖に白いフリルがあしらわれた黒のワンピースの裾を翻しながら、店内に足を踏み入れる。 おしゃれだけど、威圧的な雰囲気はない。 流石翡翠さんの選んだお店だな、と 感心しながら席に着いて、 シャンパンで乾杯した。 勿論自分もアルコールの入っていないもので] ありがとうございます…… [一日かけてこんなにたくさんお祝いされて、 少し恐縮してしまう様な気持ち。 嬉しくて幸せだけど、いいのかなって思うのは最早気質で、 なかなか変えられないと思うけれど、 それに見合うくらいの人間になりたい、と 仄かに芽生える今年の抱負。 素敵なのはコース料理だけじゃなくて デザートもかわいくて美しくて、 細かい文字も書かれたプレートまであって、 頼んでくれたのであろう彼にもお礼を言う。 コーヒーを飲みながら、 もうおなかいっぱい、って緩んだ顔になってしまう] (29) 2024/01/06(Sat) 21:53:47 |
![]() | 【人】 瀬戸 海瑠(―――……) [不思議に騒ぎ出した胸。 瞬きの間に、彼の手に箱があらわれていた。 この空気で、彼が持つ物が何か、 わからないではなかったけれど、 何も考えられなかった。 彼の一挙一動に五感が集中して、 瞬きも忘れて彼の顔を見つめる。 その恋しい唇が、愛おしい声が紡ぐのは、 自分も願っていた契り] (31) 2024/01/06(Sat) 21:54:06 |
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![]() | 【人】 瀬戸 海瑠[泣きそうなくらい嬉しいのに、自分はこの時、 涙の気配もないくらいきれいに笑っていただろう。 そんな笑顔で答えたら、 彼が緊張していた事にようやく気付いて、 それに、指輪のかたちもようやく認識する。 それくらいに、 彼の真摯な気持ちにしか意識が向いていなかった。 朝、幸せで堪らないと思っていたけれど、 今日はこんなに、幸せな事で溢れている。 彼に差し出した左手に指輪を嵌めてもらって、 それを引き寄せて改めて指輪を見ようとしたら、 店内の曲の雰囲気がガラッと、そして大きなものに変わる。 お祝いされている、と気付いたのは、 「ご結婚おめでとうございます!」と言われてから。 えっえっと戸惑いながらまわりを見渡して、 拍手に包まれる中で彼と目線が合って、 一緒に皆さんにお礼を述べる。>>17 自分はそれだけで精一杯だったけれど、 そんな事を言える彼>>18は、やっぱり大人だな、と 尊敬のまなざしで見つめた] (33) 2024/01/06(Sat) 21:54:14 |
![]() | 【人】 瀬戸 海瑠[冷めやらぬ熱を身体に宿したまま花束まで貰って、 「え、これは翡翠さんが頼んだんですか?」って尋ねて そうだと返ればありがとうございます……と照れながら花たちでちょっと顔を隠す。 すごいな、ドラマみたいだ……って これまでの事を思い返す。 すごかったねって笑う彼>>19に、ふふっと笑う] 幸せです、本当に…… [お店のサプライズもすごかったですけど、 翡翠さんが結婚しようって言ってくれたのが 本当に幸せだ、と。 彼の頭をそっと撫でて、 またここに来る約束もしてから、 最後の目的地へ向かう。 車が止まれば、 今日本当に沢山運転をしてくれる事に お礼と労いの言葉をかけて] (34) 2024/01/06(Sat) 21:54:18 |
![]() | 【墓】 瀬戸 海瑠[冬の気温の中なのに熱くなってしまって、 車に戻ったら誘ったのは自分の方だったかもしれない。 でも後部座席が倒せて、 そこに寝かされるのは、予想外で] ……そう、ですね [叫んでもいいなんて、普段なら受け入れられない言葉>>+45。 人気がないとはいえ絶対に誰も通りかからないかと言えば そうではない場所なのに、彼に触れられ、熱く囁かれれば、 茹だった頭で頷いてしまう。 暗くて広くはない場所で、 でも彼の吐息に、指先に反応して 声を漏らし、身を捩らせる。 彼の手を取って背中のファスナーに導いて、 彼の手で肌を暴いてもらう。 私が贈ったものだけ丁寧に身体から外して、 そして、薄明りの中に彼の屹立が浮かび上がる] (+49) 2024/01/07(Sun) 0:43:13 |
![]() | 【墓】 瀬戸 海瑠[今日は大丈夫な日じゃなくて、 確認を取ってくれた彼は見慣れた薄膜を取り出す。>>+46 最近はゴムを着けさせてもらってないなと思ったけど、 そんなに悲しむ事でもないと、 生の気持ちよさを知った身は、思う。 彼の指が秘処に触れて、 内側の滑りを拾ったら、ぴくんと震える。 掻き回されたら、車内に音が響いてしまう] んぅう、 や、ぁ、そんな、こ、と [彼の言葉は時々、酷く羞恥心を煽る。 そんな事言わないでって首を小さく振るけど、 身体は正直に、滴るほどに彼の手を濡らす。 それから、何かを言わせようとする彼に 薄っすらと眉を寄せる。うう、と口を噤むけど、 下の口はひくひくと震えて、早くと私を急かす] (+50) 2024/01/07(Sun) 0:43:29 |
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![]() | 【墓】 瀬戸 海瑠[尻すぼみになりながらちゃんと言葉にした。 彼のお気に召しただろうか…… ぴたりと入り口にゴムが当たって>>+47、 彼が挿入ってくれる、ってその首に手を伸ばしかけたところで、ぱっと車内が一瞬だけ明るくなって、びくっと手を引っ込めた] ……。 あ…… [車の外を気にして身を強張らせたけど、 彼はそれでも腰を押し進めていった。 身体に力が入ったせいで、最初だけきっと彼もキツかっただろうけど、よく知るかたちを胎内も感じて、 安心感と快感に、簡単に身が蕩ける] あぁんん ひすいさん、っ [彼の首の後ろを捕まえて、 好きって、愛してるって、言葉にする代わりに 車体と一緒に揺さぶられるまま、 ぐちゅぐちゅに蜜を溢れさせて、甘い声を車内に響かせる。 快感はきっとあの夜の方が強かったけど、 愛おしさは変わらない。 私を呼ぶ彼の声にくらりと意識を薄めながら、 指輪をした指を、彼の手に絡める。>>+48] (+52) 2024/01/07(Sun) 0:43:41 |
![]() | 【人】 瀬戸 海瑠[卒業の前の日から日付が変わる頃まで、 幼馴染の芽衣と電話で話をしていた。 ルームメイトも通話中だったから、 部屋の中で気兼ねなく。 「もう卒業だね、おめでとう、北神さんちにすぐに行ってもいい?」と愛らしい声で尋ねる彼女に、] だめ。 ……しばらくは、二人でいたいから…… 落ち着いたら招待するから。 [なんて惚気を聞かせてしまいながら、 ルームメイトと殆ど同じ時間に通話を終わらせた。 彼女とも今日でお別れだ。 少し淋しいけど、遅くなりすぎない程度に少しお喋りをして、どちらともなく眠りについた] (53) 2024/01/07(Sun) 21:00:16 |
![]() | 【人】 瀬戸 海瑠[実に多くの事を学んだ三年間だった。 一年前は鞭の様なもので魔を縛る、又は祓う事しかできなかったけれど、今はそれを剣の様に扱う、紛うことなき近接武器の使い手として、実力を認められた。 北神家に恥じない人間になれたとは思ったけど…… ここからがスタートだという気持ちで身が引き締まる。 学び舎を後にする卒業式は初心に返る様な気持ちで、 袴ではなく、男性の着る様なスーツで臨んだ。 別にサービスとかじゃなかったけど…… たくさん女の子に囲まれたりして。 お待たせしました、って彼の前>>41に立って笑ったら、 流石に女の子たちは散っていったかな] (54) 2024/01/07(Sun) 21:00:57 |
(a3) 2024/01/07(Sun) 23:23:39 |
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