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【人】 御曹司 ジャヤート いや、あんのえばりくさった婆さんからは……。 ん、待てよ。 確か雷に打たれる前に名前も聞いていた気がするな。 ……いや、マン……ボウ? [頭の惜しいところまで出かかっている感覚がする。 拳を握り額を幾度か軽く叩くがからからと軽やかな音がするわけでもない] (224) 2021/12/04(Sat) 2:10:56 |
【人】 御曹司 ジャヤート …………そう、マンユゥだな。 マンユゥだ。 それがオレの嫁になる芋のようなヴィス族の女の名だ。 ……はて? [様子を伺う眼差しを受けて柔らかく微笑みを向ける。 目の前にはマンユゥと名乗るヴィス族であると名乗るまぶい女がいる。 刷り込まれてきた知識と目の前の現実の狭間で眉間に皺を寄せていき膝を折って目線の高さを合わせるとまじまじとマンユゥを見つめた] どういうことだ? オレ好みのこんなにまぶい子がオレの嫁でヴィス族、だと? 聞いている話と全然違うんだが、どうなんだ? [そして全ての答えをマンユゥへと丸投げした。**] (225) 2021/12/04(Sat) 2:11:07 |
【人】 御曹司 ジャヤート[ジャヤートに覚えはなくとも>>228マンユゥにはあったようだ。 辛うじて思い出した名だが>>68祈りを捧げた流星は空から落ちるのではなく昇って行った後、白黄の雷に打たれ蒼と黄が混ざり合い緑色のオーロラを形成した中心地に居たものだから記憶が酷く曖昧である] おかしいな、教えられてきたヴィス族と全然違うぞ。 未知への冒険に出られぬ根暗な引きこもり。 芋っぽいやつらじゃなかったのか。 [瞼を閉じて独り言のように呟くが声が大きいので普通に聞こえるだろう。 互いの一族が互いの一族を罵りあってきた結果が露呈する中、嘘だろという心境が胸中を渦巻いていた。 瞼を開く。 開けば>>229困惑の色が浮かぶ好みの女の子がそこにいた。 それだけで胸を穿つものがある] く。] (234) 2021/12/04(Sat) 12:14:54 |
【人】 御曹司 ジャヤートしかし、しかしそうか。 未だ見ぬオレが君の心を苛み怖がらせていたか。 心労をかけてすまなかった。 [手の甲に唇で触れる。 柔らかな肌に痕が残らぬよう優しく口づけを施し顔をあげる。 涼風のような笑みを向け] リル族のジャヤート。 確かにヴィス族のマンユゥを妻とするに相違ない。 大変不安にさせてしまっていたようだが。 オレは今生の余を、君と共に出来ることを嬉しく思う。 [人前であろうと構うことはなく。 口づけた手を引き身体を寄せ抱きしめた。 嫁となるマンユゥの香りと温もりが腕の内に広がる。 その甘い香りに頬が緩んだ。**] (237) 2021/12/04(Sat) 12:15:48 |
【人】 御曹司 ジャヤート―― 日常 ―― [ジャヤートにとって話を素直に聞いてくれる>>174だけでも嬉しい相手だ。 自慢話を聞いては相槌を打ち、仮面で表情は伺えぬが楽しそうな雰囲気を感じるだけで快い。 そうした意味でもコンはダチと言うに相応な人である。 >>175出してくれたアイデアは早速家に持ち帰り協議にかける。 果実を保存できるのは有難いことだし用意してもらった品も評判は良い。 作り方に関してはジャヤートの方が少しばかり難色を示す。 知識とは宝だ。 であれば相応の対価が必要である、と。 懇意にしてくれるに値するものを渡すのが商人の在り方だ。 さて、その時は用意できるものならば可能な限り用意しようと伝えたはずだ。 生命に関わる品なので安値をつけることはない。 コンが何を望んだとしてもジャヤートに用意できるものならば揃えるつもりで。 なお――後日、嫁が砂糖漬け干しレモンを気にいってくれたようであることは至極嬉しそうに伝えにいく予定である*] (246) 2021/12/04(Sat) 17:22:13 |
【人】 御曹司 ジャヤート[過程において>>238嫁様が頬を膨らませて睨みつけてくるがそれすらも愛らしいものである。 リル族については軽薄に見えないこともない程に快活快闊さっぱりした者が多いし乱暴と言われると海の上はある意味戦場であるからして言葉遣いも荒くなる時はあるしすぐ雷を飛ばしてくるので少なくともジャヤートの一族に関しては否定はできない。 他の三人はそうでもないと思うがあんのばばあこと族長は強かで勝気であるし的を得ているのではないだろうか。 ただそれはそれとしてヴィス族に関しては彼女にとっては不本意なことであったらしい。 自分たちの誇りを傷つけられて黙っておられず啖呵を切る。 そういうところも実にまぶい。 >>239思い込みはお互い様だ。 何せ親祖父その前の代から延々と積み重ねられてきた偏見と悪口の数々である。 少なくともマンユゥは全く聞いていた話とは違うしジャヤートは自分が幸せになれると一切疑わなくなっている] (247) 2021/12/04(Sat) 17:48:02 |
【人】 御曹司 ジャヤート さて、マンユゥ。 新居の家具は此方で用意させてもらったが。 何か足りぬものや欲しいものがあれば言ってくれ。 不自由がないようしたいからな。 [抱擁する身体を離して新居の中を指差す。 荷運びもそろそろ終わる頃合いだろう。 婚姻の儀までの間、中を見てもらうのが良いだろうと誘おう。*] (249) 2021/12/04(Sat) 17:48:29 |
【人】 御曹司 ジャヤート[>>253恥ずかしがってくれるマンユゥに密かに、それでいて隠すつもりもなくジャヤートの表情には喜色しか浮かんではいなかった。 周囲の声は凡そはジャヤートを褒め称えるものであるしヴィス族の娘が聞いていた話と雰囲気が違うという辺りでも剣呑な声はないだろう。 その辺りはこれまでのジャヤートの人柄もあるのだろうが、当の本人は耳元で聞こえる甘い声に相好を崩していた] なに、……いや噂に聞いていたとはぜんっぜん違うとは言え。 例えヴィス族でありまぶくない相手であろうとオレの嫁。 不自由ないよう取り計らったつもりだが……。 ……すまん、マンユゥだと知っていたなら。 [もっと真面目に家具を選んでおくべきであった。 後悔は先に立つことはない。 過去の自身の所業に奥歯を噛みしめてしまう] (272) 2021/12/04(Sat) 22:30:14 |
【人】 御曹司 ジャヤート 化粧台や本棚も用意してある。 寝室は、同じで良かったか? 個室はそれぞれのものを用意させてあるが。 [夫婦とは言えどプライベートな空間は必要だろう。 もしかするとヴィス族は違うかもしれないが念のためにそうしてある。 不要であれば子ども部屋にすれば良いだけの話で。 袖を引かれるとその小さな手を取った。 立ち上がると軽く引きマンユゥの歩幅に合わせて中へと入る。 入ったところの場所はリビングとなっている。 机は円形で大きめのもので何人座るのかと言うものである。 壁には魔除けのオブジェや絵画が飾っており香りつけの壺も置いてある] さ、どこから見る? 気になるところがあったら言ってくれ。 [リビングから各部屋へと続いており外に出るには必ずそこを通るようになっている。 台所に整容室、風呂場も用意しておくように言ってある。 ただ装飾の多くは交易先で見つけた物が多くあまりヴィス族の家を知らないので気配というものは違うかもしれない。*] (273) 2021/12/04(Sat) 22:30:21 |
【人】 御曹司 ジャヤート そうだろう! オレが建てたわけではないが良い職人なのだろうな。 匂いは香料によるもので、置物はオレが集めたものだな。 交易で港によると珍しい物が置いている時もあるんだ。 [>>280素直に喜ばれれば上機嫌にもなろう。 いや、先ほどから機嫌は有頂天であるがそこを更に突破していきそうである] 香水も香油も一通り用意しておいた。 後で試してみてくれ。 気に入ったのがあれば良いし。 前から使ってたのがあるならそちらでもいいな。 [物珍しそうに見回る姿に小さく笑う。 建物自体はジャヤートも初めて見るが中身にあるものは自分で選んだものだから家に居る感覚に近しいものがある。 だからこそ居心地が悪くなければ良いのだがと心配したが>>281気に入ってくれているようである] (292) 2021/12/04(Sat) 23:52:57 |
【人】 御曹司 ジャヤート ん、これで十分か。 でも欲しいものがあったら遠慮しないで欲しいな。 妻のお願いを聞くのは夫の務めだ。 [マンユゥは顔を赤くしてしまったがそれこそが此度の大義である。 身ごもるのだから負担が大きかろうから生活での苦労をかけたくはないのだが――] (294) 2021/12/04(Sat) 23:53:03 |
【人】 御曹司 ジャヤート[>>286順番にと開いた扉の先はジャヤートの部屋だった。 壁には波乗り板が何枚も掛けられており、その他は書斎を思わせるように本や机、椅子と言った丁度品が置かれている。 机の上には作りかけの船の模型があり幾つもの部品が散らばっていた] こっちがオレの部屋だな。 面白味は少ないと思うが――。 隣がマンユゥの部屋で、あちらが寝室だな。 [何かしら興味があるものがあれば説明していくつもりだがジャヤート自身には説明する点が思い浮かばないものである。 それよりは隣や寝室はどうだろうかと思うのだが何かしら興味があるものはあったろうか。*] (295) 2021/12/04(Sat) 23:53:18 |
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