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【人】 看護婦 清水 花枝「…私、清水花枝。 君も、私と同じように迷い込んだ人? それとも、…かみさま?」 少し砕けた言葉遣いになったのは、同い年か年下に見えていたから。 それでもかみさまかと問いかけたのは──別に叶えて欲しい願い事があったからじゃない。 あの従業員の子は幸運だと言っていたけれどね。 「もし神様なら、何か不思議なこと起こして それを、見せていただけたらなあ…なんて。」 男の子と二人、お湯に浸かってる状況に慣れない。 頬も耳も赤くしたまま、私は静かな部屋で彼に届くくらいだけの声を出した。 お互い人間ならそれでよし。 でももし神様だと証明されたなら、私は彼への態度を改めないといけないものね?** (24) 2023/12/20(Wed) 20:44:40 |
【人】 春山宮 霞[彼女はやはり、こういった場所には慣れていないらしい。昔は人の子の世でもこういった混浴の場は珍しいものではなかったと聞くが… それはそれ。最初こそ悲鳴が上がったが、こうして視線を向けない分には構わないという感じだろうか。 慌てて胸元を隠すあたり、奥ゆかしさを感じて笑みが漏れた。 まあ、しかし相談事は真面目に聞くべきだろう。] 連絡は無理でしょう。電話の類はないし、電波というやつも届かなければね。お姉さんがいた場所とはかけ離れていますから。 けれど服のことは心配いらない。 浴衣や湯帷子ならいくらでもありますよ。宿ですし。 外も、温泉の湧く辺りは浴衣でも寒さを感じないくらい温かいです。洞穴風呂などは特にね。 滞在費のことは本当に心配無用なことですが… そんなに気になりますか? [気になって滞在を楽しめないのは考えものだ。気の収まる方法があるだろうか。少し考えた。 彼女の名前を聞いたのはその流れで。] (25) 2023/12/20(Wed) 21:52:00 |
【人】 春山宮 霞清水花枝さん、ですね。 私は春山…… いや、『霞』と。宿ではそう呼ばれています。 ここには毎年来ていますが、神様……ねえ。 [ふっと笑って、両腕を湯船の中で伸ばした。 彼女が疑うのは無理もないことだが。] (26) 2023/12/20(Wed) 21:59:03 |
【人】 春山宮 霞いや、まあそれも無理ない話か。 [ふっと息をついて花枝という彼女を伺った。勿論視線は向けていないので、声色から察するだけだが。小さな声だ。恥じらっているような] できなくはない…が、ここではあまり大したこともできないですかね。 まあ…でもこちらもただではできないわけで。あまり大層でないほうがいいか。 …なら、あれを。 [そう言って湯から上がる。腰に手拭いだけは巻いたが、体つきは見えるだろう。細身だが筋肉のついた、紛れもない青年のもの。そのまま脱衣場に衣服を入れるために置かれている蔓籠を持ってきて、彼女の側に置いてみせる。] 見ててくださいね。…ほら。 [手をかざしてニ、三度振り払い再び差し出す。蔓籠に一房、藤の花が咲いていた。] (28) 2023/12/20(Wed) 22:13:19 |
【人】 看護婦 清水 花枝「…ごめんなさい。でも、ほら。 もし霞くんが神様だったなら 私態度を改めないと…と思って…。」 だから素直にそれを口にする。 神様と人とが同じ湯を共にして、言葉遣いや態度も人同士の其れのままで良いとは思えないから。 でも、彼は一度湯から出てカゴを持ってきた。 それに手を翳すと藤の花。 パチパチ目を瞬かせてしまう。どうやったら花が咲く?そこには何もなかったし、ここまで裸なのだ。何かを隠し持つこともできないだろうし、籠は何の変哲もないものに見えた。何か仕込まれてるようには思えない。 だから私は胸元を片手で隠しつつ。 (31) 2023/12/20(Wed) 22:40:56 |
【人】 看護婦 清水 花枝「…咲いた? それとも、生えた…?」 不可思議な状況に目を瞬かせる。 霞くんが、神様? 手を伸ばして触れる藤は本物に思えた。もっと言うなら、生きてるように。 片手を伸ばして触れた藤はどんな感触だっただろう。生花のしっとりとしてただろうか。 「…えっと。 …霞様とお呼びした方が?」 だからつい問いかけてしまう。 ──神様だったのなら、人の子は態度を改めないといけないのかと不安に駆られながら。** (32) 2023/12/20(Wed) 22:41:13 |
【人】 春山宮 霞[彼女が少し言葉を詰まらせたように見えた>>30のは、自分が漏らした言の葉>>27のせいだろう。 脅かすわけでは全くなかった…という事もないが、本当に機嫌を悪くしたわけでもない。 この見た目なら、確かに人の子同士なら気安げになるのは当たり前だ。むしろ…] いや、いいですよ。霞くんで。 あまり気にせずに楽にしてください、お姉さん。 そう思うのは当然ですから。 [そう言って藤の蔓籠に藤花を咲かせれば、どうやらそれを不思議、 人知を超えた事と思ってくれたらしい。内心ほくそ笑んだ。 ああ、しかし…成り行き上とはいえ胸元を隠す姿を直に見てしまったわけだけれど。 彼女にとってはそれどころではないかもしれない。] (33) 2023/12/20(Wed) 23:06:15 |
【人】 春山宮 霞この場合は咲いた、かな。元々藤の蔓なので。 今は真冬で、生きた樹でもなければこのぐらいが精一杯。 あまり長持ちもしないのは惜しいですが。 [触れた藤の花は、しっとりとしたまさに生花の感触だっただろう。 もっとも、長く見ていれば少しずつしおれていってしまうのだけれど、それがまさに造花ではないという事だ。 彼女はどうやら私を神と認めたようだけれど] ふふふ。…いや、霞様とは呼ばずに。 さっきほどまでの通り、霞君で構いませんよ、お姉さん。 …ああ、花枝さんの方がいいのかな。 (34) 2023/12/20(Wed) 23:07:16 |
【人】 春山宮 霞別に貴女に崇めてほしいとかそんなわけではないので。 侮りは困るけれど、お姉さんがそんな人でないのはわかりますし。 それより同じ客同士、懇意にしてもらえる方が有り難いでしょうか。 お代が要らないというのはね、お姉さんのように時折迷い込む人間とこうして話をして、あるいは戯れる。そういう事が好きな客もいるからなんですよ。 [巫山の戯れとはよく言ったものだ… まあ、もちろんそればかりが目当てではないし、そんな事を口にはしないが。] (35) 2023/12/20(Wed) 23:21:57 |
【人】 春山宮 霞まあ、人間と直に話をできるというのはなかなかない事ですから。…なので、お姉さんさえよければ、ここにいる間よろしくお願いできたらと。そういう事です。 強いて言うならそれがお代でしょうか。 [滞在の、あるいは今見せた神力の…どちらにおいても。 そう伝えれば、彼女の答えになるだろうか**] (36) 2023/12/20(Wed) 23:22:08 |
【人】 看護婦 清水 花枝一応下半身はまだお湯に浸かっているから、私の中ではギリギリ許容範囲ではあった。 そもそも、いきなり混浴だった!──と言うところで一つ壁は乗り越えてしまっている。 どうやら手品のようにタネがあるわけでもなし、彼は何かしら不可思議な力を持つ存在ではあるみたい。 けど、じゃあ神様か?と言われるとまだ納得はしきれなかった。 少なくとも、神様と言っても神道のそれなのだろう。八百万の神々、その一柱。草木に関する神様が近いのかしら? でも。 「戯れ…。」 >>35その単語には少しだけ警戒を強めてしまう。 目の前の彼がそう言う事をするタイプには見えなかったけれど。 肌を晒す温泉。そして夜を明かす宿場。 そこから連想する 戯れ は、どうしても性的なものを連想させたから。それならお代が要らないのも納得がいく。 神様が人を同行するのだろうかとも思うけど、日本神話の神々は人間臭い性格が多いし、ギリシャ神話ならゼウスが娘たちどころか美少年と…なんて話もあった気がする。 私は視線を彷徨わせながら伸ばしていた腕を胸元に戻してまた深くまで湯に浸かった。 (37) 2023/12/21(Thu) 6:46:49 |
【人】 看護婦 清水 花枝経験ないし、もし本当にそう言う意味なら避妊は?なんてすぐ考えてしまうのは自分が医療関係者だからかもしれない。 神の子を孕むのは流石に遠慮したいところだった。私の勘違いでなければ、だけど。 「お話でしたら、喜んで。 でもそのう、…霞くんの他の人?かみさま?を まだ見ていないけれど 他の方が来たら皆さんとも…? それはちょっと、自信ない…ですね。」 話し方に迷うけれど、砕けた物言いはやめて。 ごにょ、と言い淀みながら伏せていた視線を彼に向ける。 眉尻を下げた困り顔になりながら。 (38) 2023/12/21(Thu) 6:47:14 |
【人】 看護婦 清水 花枝「…霞くんが親切なかみさま、と思って お願いしたいんですが。 ──基本的に霞くんの傍にいることとかは できるんでしょうか?」 ほら、流石に不特定多数と関係を持ちたくないし。 彼なら良いってわけでもないけれど。 ここでのルールを把握しきれていない私は、こちらの了承がなければお客様であっても──とは思い至っていない。 何せこの身で払わなければならないのかもと思い至ったのだから。 それならできれば優しそうな相手が良いとか。 せめて不特定多数とはお断りしたいとか。 そんな打算的な事を考えても仕方がないと思う。だって私は、打算的な人間だもの。** (39) 2023/12/21(Thu) 6:47:42 |
看護婦 清水 花枝は、メモを貼った。 (a3) 2023/12/21(Thu) 6:48:49 |
【人】 春山宮 霞[この場所についての話をして、彼女…花枝が湯に深く沈んで>>37色々と思案しているようなのを見て、察したかな、と理解する。 とはいえ、隠してもそのうち分かることだ。不慣れな現状では不安が先に立つのは無理もない。むしろ、戯れの一言で察したのだから人の子としてはかなり聡い方だろう。そのあたり、好感が持てる。 彼女が実際の所何を考えているかはもちろん完全にはわからないが…そのうち半分は杞憂で半分はまあ当たっている、というところか。] そうですか、話なら構いませんか。 それはよかった。 お姉さんみたいな方とお話できるならそれだけで楽しいでしょう。こちらの世界はどうしても変わったことが少なすぎるから、人がどんな風に過ごしているか、色々と知りたい事もあるんですよ。 他の客も、少なからずそういうものでしょうが… [そう、花枝は他の客、他の神との事を気にしているのだった。] (40) 2023/12/21(Thu) 12:47:21 |
【人】 春山宮 霞そうですね、昔よりはここも客が減りました。時代かな。 他の客はまだ見ていませんが、全く来ない事もないでしょう。 お姉さんも今は客ですから、相手が人でないからといってあまり畏まり遠慮する必要もないんですが… [同じ客同士でも、もちろん親切と思われて悪い気はしない。] そうですね。それなら。 [先程の蔓籠の端枝を折り、手にして呪詞を唱える。 と、その枝はやはり藤の花のような小さい紫の石を鈴生りに下がらせた髪留めに変化した。藤の花の芳香が微かに香るのがわかるだろうか。] (41) 2023/12/21(Thu) 12:58:00 |
【人】 春山宮 霞できました。つけてみてください。 [出来上がったそれを花枝に差し出そう。 構わなければ、こちらで彼女の髪につけてみてもいいけれど。] 私の力を込めた髪留めです。 ここに滞在する間、これを身につけていると良い。 見た者には私の験(しるし)だと分かるでしょうし、 それにもう一つ。 誰であれ、お姉さんの意に沿わない形で触れると、 ひどく痛い思いをすることになります。 強い厄除けという事ですかね。 (42) 2023/12/21(Thu) 13:44:53 |
【人】 春山宮 霞まあ、大丈夫ですよ。 こちらの世界にも規があり範があって… 漏れということなら人の子の世界より余程厳しいですから。 …どうでしょう、少しは安心して過ごせそうですか? [と、笑みを見せつつも念の為尋ねてみよう*] (43) 2023/12/21(Thu) 13:45:04 |
春山宮 霞は、メモを貼った。 (a4) 2023/12/21(Thu) 13:45:53 |
【人】 看護婦 清水 花枝ていない。ただ警戒心が強いだけだ。 その割には寒さに負けて肌を晒し湯に浸かってしまったけれど。 >>41それにしても──やっぱり彼はかみさまなのだ。若しくは、人とは違う力を持った存在。 目の前で起こり得ないはずの変化を目にして驚きに息を呑んだ。 私の髪に飾られる硬質な藤の花。 無機質だと言うのに、艶やかなそれは確かな花の香りを纏わせている。 「あ、ありがとう…うん、これで とても安心できる。」 少し強張っていた気持ちが解れて笑みが浮かんでくる。 指先で髪飾りの先に触れた。 花をかたどる細かな石がふれあいしゃらりと音を立てる。 ほう…と感嘆の息を漏らして。 (44) 2023/12/21(Thu) 21:32:16 |
【人】 看護婦 清水 花枝「…あ、では、私はそろそろ…。」 湯からあがろう。そう思い目配せする。 伝わらなければ、少し彼方を向いていて欲しいとお願いしてから湯から体を出すつもり。 やっぱりいきなり裸身を晒すのは嫌だもの。 手早く脱衣所に戻ったなら、従業員の方が用意してくれていた浴衣に袖を通す。 着慣れない為に胸元や足元が多少心許ないけれど仕方がない。 濡れた衣服をどこかで整えられないか尋ね、もしできれば霞くんの部屋の近くに部屋をとれないかを尋ねてみる。 勿論、客とはいえ無理は言えないからできればとだけ言い添えて。 (45) 2023/12/21(Thu) 21:32:37 |
【人】 看護婦 清水 花枝「…ああ。」 そして移動しながら気付く。 人ならざる姿をした存在が、密やかに通り過ぎたり、話をしていたりしていたから。 やっぱりここは自分の知る世界と違う。 ──きゅ、と自分の荷物を抱きしめながら、部屋へと向かった。** (46) 2023/12/21(Thu) 21:33:04 |
【人】 春山宮 霞[藤の花は魔除けの花。『不二』であり『不死』に通ずる花。 …まあ、花枝の意に沿わずに触れれば痛い思いをするというのは自分自身も含まれてしまうのだけれど…それはそれ。 彼女の強張った表情が解れてくるのを見るに、このぐらいはして正解だったか。少なくとも、安心したというのは嘘ではなさそうだ。 藤の花の香は湯気に混じって微かに湯殿に広がる。] うん、とても良く似合いますよ。 …あ、温もりましたか。どうぞお先に。 ……あ!!いけない、失礼しました。 [成り行きで、湯船に浸かる花枝の姿を普通に見てしまっていた。確かにこれでは上がれない。自分は湯船から上がっていて少し冷えていたから、元の場所に戻り、湯から上がる花枝を背に、湯船に浸かり直した。 湯から上がるのは、花枝が着替え終わってしまってからになっただろう。] (47) 2023/12/21(Thu) 22:25:45 |
【人】 春山宮 霞その浴衣、お姉さんに似合ってますよ。すごく。 [いつの間にか従業員が浴衣を用意していたのだろう。 あまり着慣れないのか、少しばかり崩したような場所も見えるが、それは味があり、しばし目を留めた。] 雪が止むにはしばらくかかるでしょうし、今日は部屋でゆっくり過ごして、早めにゆっくり休んだ方がいいでしょう。 もしお姉さんが良ければ、明日また伺っても構いませんか? 散歩がてら、辺りをご案内します。 ああ、私の部屋は奥の廊下から階段を少し登っていった先の離れです。なかなかの景色ですよ。 …ではお姉さん、よろしければまた。 [先程までは姿を隠していた人ならざる従業員も、気をつけてみればそこかしこにちらほら姿が見えだすだろうか。 それを見てから、花枝に軽く礼をしてその場を後にした。*] (48) 2023/12/21(Thu) 22:42:03 |
【人】 幽谷廊 従業員 百花[しばらくして、花枝の元に最初に会った従業員が再び現れるだろう。] お待たせしました。 お召しになっていたものはこちらでお預かりして綺麗にしておきますねえ。 お部屋のご用意は… 霞様のお近くですか? あらあら。ふうん。左様で…… あいえ、これは失礼。 わかりました、離れになりますがそちらにお部屋ご用意いたしますねえ。 …しばしお待ちを。 (49) 2023/12/21(Thu) 23:12:39 |
【人】 幽谷廊 従業員 百花はい、ご用意できました。 ご案内いたしましょうねえ。 どうぞこちらへ。 [人ならざる従業員の姿がちらほら見える入口側とは逆、 先程霞が歩いていった廊下の奥、外の景色が見える渡り廊下の先の離れの部屋。そこに案内する。 中は普通の和室だ。畳張りの床の間付き、火の起こされた火鉢が部屋を温め、奥には既にふかふかの布団も敷かれている。 窓の外は、湯煙の立ち込める谷間の露天風呂や古めかしい町並みが一望できる。] ひとまず今日はこちらでおやすみください。 お食事はすぐにお持ちしますねえ。 それでは、ごゆっくり。 [そう告げて、彼女から何か問われなければその場を後にした**] (50) 2023/12/21(Thu) 23:22:54 |
【人】 看護婦 清水 花枝「ええ、ありがとうございます。」 何かを気取られたか、察されたような空気を感じたけれど…気のせいかしら? まあでも仕方がないかもしれない。 優しく年若い"かみさま"のそばにいたいと申し出たのだから、予想通りの場所ならそのような予想を立てられても仕方がないとも思う。 まあ、──彼がそう言う事をするか?と問われたらわからない。若気の至りもあるだろうし、年齢と見た目が違うならそれはそれで経験を積んでいるかもしれない。その上でここにいるのかも。 そんな事を考えても仕方がない事だけれど…。 「ありがとうございます。」 こちらの申し出を快く受けてくれた従業員の方にお礼を言って一人佇む。 火鉢のそばに行き弾を撮りながら辺りを見渡しても普通の和室に見えた。それもそうか。奇抜な部屋は必要無いし、人間が使うなら何かしらの工夫も必要ない。 ただ、電気機器も無かったのだろうか。 昔ながらの作りに見えたけれどあかりくらいはあったのか。 自然とコンセントの存在を探してみたり、窓の外を眺めて見慣れぬ街並みを眺めてみたり。 (51) 2023/12/22(Fri) 21:56:48 |
【人】 看護婦 清水 花枝「…霞くん、か。」 思い出したのは彼の姿。 >>48彼の申し出には少し驚いたけれど。 『よいんですか?嬉しいです。』 笑顔でそう答えた気持ちは偽りじゃ無い。 ただ、そう言う場であると思うと、何となくその誘いも──そこに繋がるのかもしれないと勘繰ってしまったり、しなくも無いのだ。 けど、この土地のことを少しは知りたくもある。何も知らないまま終わるのは勿体無いから。 ただ、それだけ。 きっとそれだけ──。 その後は一人で食事をいただき、疲れから直ぐに眠りに落ちる。 翌朝は見慣れない天井に驚いて、浴衣に羽織を着ての至れり尽くせりに恐縮したりなんかして──。 (52) 2023/12/22(Fri) 21:57:08 |
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